輝く星。

ちひろ

ふわりふわり

辺りは真っ暗
僕はその中をふわふわ飛んでる

赤い光が見えた

あの赤く丸い星はあの子が住んでる

「あ、あそこの青い星は」

僕がいた青い星は、左端が少し黒くなってた

「なんて綺麗なんだろう」

ふと横に目をやると、キラキラと光り輝く黄色い星が見えた

彼は迷った

あの黄色い星に行けば、もしかすると探していた宝物が手に入るかもしれない

大きな大きな夢

彼が青い星に目線を戻すと、そこには黒い星があった

間に合わなかった

それは、少しずつじわじわと近付いているように見えたけど
もっともっとずっと早く彼のいた星を侵してた

彼の右手にはスティックの先に光り輝く白い星があった

青い星を出る時父が言ったことを思い出した。

「大切なものは戻ってこない。二度とは無い。お前がこの星を救うんだ。」




(彼は星を救うために真っ暗闇を旅した。光り輝く小さな白い星を探して。暗闇には光しか勝てない。体の動かない父は息子を行かせた。「お前にしかこの星は救えない。」彼は忘れてはいけなかった。一瞬ですべてが変わることを。大切なものを。いつもどんな時も。)

輝く星。

輝く星。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-08-15

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