無言の伝言。

yuki.y

時に言葉は、
邪魔くさい、嘘くさい、薄っぺらい。

どんな語彙力をもっても、
伝わらない、伝えられない、伝えきれない。

そんな想いはある。

諦めたわけではなく、
放り投げたわけではなく、
言葉にしたくないわけではなく、

ただ身体の中で膨らんだ想いを、
そっくりそのまま渡したい。

そうだなぁ……

真四角の箱に、壊れないように、
丁寧に梱包して、赤いリボンを巻いて、
何も言わずに手渡せたらいいね。
もっともっと膨らんでしまって、
渡すまでに蓋がかたかたと音をたてるかも。
そんな風にできたら全部が伝わるね。

どうしようか? 無言のままは寂しい? ならば言葉にしてみたら? うまくいかない? 物書き始めて2年半くらい? ならば少しは上手に書けるんじゃない? じゃあ言葉にしてみようか。



「あなたに触れたい。」



ただそれだけ。無言のほうがよくない?

無言の伝言。

無言の伝言。

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
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