東方シナリオ

バンプ

◯森(昼)
霊夢、木々を避けながらAを追いかける
A、弾幕を放つも霊夢は全ていなす
霊夢、Aの前方に回り込む
A、転回し逃げるも前方の札に気づき上空へと逃げる
霊夢「甘い」
A、上空にも用意された札にかかり地面へ追突
霊夢、倒れ込んだAへと近づく
A、起き上がり霊夢を睨みつける
霊夢「何よ」
霊夢とA、見つめ合う ※目を見ると『憑かれる』状態になる
魔理沙、横から飛んでくる
魔理沙「霊夢~~~!!!」
霊夢と魔理沙、激突し倒れこむ
霊夢「何すんのよ!っていうかどの面下げてきたわけ!?」
魔理沙「あはは、その節はすまん」
A、その隙に逃げ出す
霊夢「あっ待ちなさい!あんたは左に回って」
魔理沙「よっしゃ」
※ここのシーンはおまかせします。霊夢と魔理沙の連携プレーを見せてください
A、消滅
霊夢「ふぅ。手が焼けたわね」
霊夢、振り返り歩き出す
魔理沙「強かったのか?」
霊夢「そんなわけないわよ。雑魚よ雑魚」
魔理沙「ふーん」
魔理沙、前に向き直り異変に気づく ※異変というのは木々が途中を境に枯れている、というものです。これは別次元の幻想郷が侵食しているためです。
魔理沙、気にかけるも霊夢を追いかける

偽妖夢、森の奥から歩いてくる

〇博麗神社・一室(夕)
魔理沙「はい、お詫びの品のアイス!」
魔理沙、袋からアイスを取り出す
霊夢「それだけ?」
魔理沙「……というと思って、酒も買ってきたぞ」
霊夢「……ふーん」
魔理沙「そしておつまみ達」
霊夢「……」
魔理沙、微笑む
霊夢「あぁもうわかったわよ。これでチャラ」
魔理沙「さんきゅー!」
射命丸、突然現れ写真を取る
射命丸「衝撃!博麗霊夢は餌に釣られる、っと」
霊夢「それ、記事に書いたら許さないわよ」
射命丸「確かにそんなに面白くないですもんね」
霊夢、掴みかかろうとする
魔理沙、霊夢を止める
魔理沙「まあまあまあ……。ところで何か用があんのか?」
射命丸「おおっとそうでした」
射命丸、新聞紙を取り出す
射命丸「号外ー号外ー!とびっきりの大ニュースですよー!」
霊夢「どうせまた人のプライベートを覗き見したんでしょ」
射命丸「違いますよ~。新しい異変が出てるんです」
魔理沙「異変?変な妖怪ならさっき倒したけど」
射命丸「へ?そんなんじゃないですよ。見てくださいよ」
射命丸、二人へ新聞紙を渡す
魔理沙「何々……、幻想郷の結界の異変? どこかを境に異質な空間が続いており」

〇白玉楼・庭(同時期)
幽々子、縁側に座りながら新聞を音読する
幽々子「その先へ進んだ人は帰ってこないという」
妖夢、草木を揃えながら幽々子へ耳を傾ける
妖夢「その噂本当なんですか?」
幽々子「ええ、何人かが行方不明になってることは確かよ」
妖夢「へぇ~……」
幽々子「気になる?」
妖夢「べ、別になんとも……!」
幽々子「ふふっ。これは博麗霊夢の結界の異常か」

〇紅魔館・一室(同時期)
レミリアとパチュリー、テーブルを挟み対面して座る
咲夜、傍に立っている
パチュリー、新聞を音読する
パチュリー「それとも、何者かの仕業か……。どう思う?」
レミリア「どうも何も霊夢に任せておけばいいでしょ。私たちが出る幕じゃないわ……って言いたげね、咲夜」
咲夜「い、いえ。そのようなことは……」
パチュリー「ま、実際その通りよね。どれどれ……異次元とやらを見てきた人によると夢の国が広がってるらしいわよ」
※ナズーリンのワンカットください
レミリア「……帰ってきた人はいないんじゃなかった?」
三人、沈黙
パチュリー「はぁ、やっぱりでまかせね。時間の無駄だったわ」
レミリア「同意」
フラン、テーブルの下から現れる
フラン「夢の国!?」
パチュリー「うわっ!」
フラン「ねぇねぇそれって楽しいのかな」
パチュリー「で、でたらめだから」
レミリア「フラン、落ち着きなさい」
フラン「行っちゃダメ~?」
レミリア「ダ、メ、よ」
フラン「むー」
咲夜「お嬢様、どうかお考え下さい」
フラン「む~~~」
フラン、頬を膨らませる
パチュリー「……厄介ごとにならなきゃいいけど……」

〇森(夜)
魔理沙、一人歩く
●回想 博麗神社・一室(昼)
魔理沙「これは調査しなきゃな!……っておーい」
霊夢、寝そべる
魔理沙「何かあってからじゃ遅いんだぞー」
霊夢「はいはい明日明日。今日はもう疲れたの、寝る」
魔理沙「あっそ……」
〇回想終了 森(夜)
魔理沙「何かあってもあたし一人で解決できるしな」
魔理沙、境界線を見つける
魔理沙「……よしっ」
魔理沙、周りに誰もいないのを確認し草陰から飛び出す
魔理沙と射命丸とフラン、ばったりと遭遇する
三人「うわー!!」
魔理沙「って射命丸にフランじゃねーかよ!何やってんだよ」
射命丸「何と言われましても……、魔理沙さんもあの先、見に行くのでしょう」
射命丸、前方を指さす
フラン「私も夢の国に行くんだー!」
魔理沙「夢の国……?まあ難にせよあたし達の目的は同じってこったな」
射命丸「ええ、早く行きましょ!」
魔理沙「おう!」
フラン「あ、待ってよー!」
三人、走り出す

偽妖夢、物陰から三人を見つめる

〇紅魔館(夜) ※これは別世界の過去のシーンです
紅魔館、壁や家具は破壊され、原形をとどめていない
咲夜とレミリアとフラン、傷だらけで倒れている
パチュリー「へぇ……」
パチュリー、空を見上げる ※空には霊夢が居ます
パチュリー「なんで……こうなったのかしらね」
パチュリー、光に包まれる

〇紅魔館・寝室(朝)
パチュリー、ベットで眠っている
パチュリー、飛び起きる
パチュリー「……夢」
咲夜「パチュリー様!」
咲夜、部屋に飛びいる
パチュリー「何よノックもしないで」
咲夜「フラン様がいなくなりました!」
パチュリー「ふーん……ええっ!?」
咲夜「どうやら昨夜のうちに出ていかれたようです」
パチュリー「見当は……ついてるわよね」
咲夜「ええ。おそらくあの場所に向かったのでしょう。レミリア様は先に向かわれました」
パチュリー「ならすぐに行きましょう!」
パチュリー、ベットから飛び出す
咲夜「はい!」
咲夜、ベットを不意に見る ※ベットにはパチュリーの髪の毛が落ちており、しばらくして砂に変化します。これはパチュリーが偽物であることを示します。しかしその描写はせず、匂わせ程度にしてください
咲夜、パチュリーを追いかけだす

〇森(朝)
咲夜とパチュリー、戦闘中の霊夢とレミリアを見つける
パチュリー「霊夢にレミリア!何やってるのよ」
霊夢「下がってなさい!」
偽妖夢、剣を振りかざし現れる
※ここのシーンはおまかせします。妖夢をレミリアと霊夢が協力し、倒してください
偽妖夢、倒れる
霊夢「ふう、なんてことはなかったわね」
レミリア「私の助けがあってね」
霊夢「別に助けてほしいだなんて……」
咲夜「お、落ち着いてくださいませ」
咲夜、地面を見つめる ※地面には砂があります。これは偽妖夢の残骸です。描写は匂わせ程度に。
妖夢と幽々子、駆けつける
妖夢「一体何の騒ぎだー?」
レミリア「えっ……」
霊夢、後ろから羽交い絞めにする
霊夢「おらーー!!」
妖夢「え、ええっ。何すんの!?」
霊夢「なめた真似してくれたわね!!」
パチュリー「……みんな気をつけて」
全員、緊張が走る
パチュリー「誰か来るわ!」
射命丸とフラン、森の奥から現れる
霊夢「あ、あんた達……!」
射命丸「……ぐっ」
射命丸、立ち上がり警戒する
霊夢「どうしたっていうのよ……」
射命丸「……本物、ですか?」
霊夢「えっ」
フラン「お姉さまー!」
フラン、レミリアに抱き着く
レミリア、そっと抱きしめる
幽々子「二人とも傷だらけだけど、一体何があったの?」
射命丸「それは……」
パチュリー「霊夢!ちょっとこっち来て!」
霊夢、駆けつける
霊夢「何よ」
パチュリー「調べてみなさい」
パチュリー、地面を触るよう促す
霊夢、地面に触れる
霊夢「……これは」
パチュリー「……みんなよく聞いて!」
パチュリー、振り返る
パチュリー「一旦紅魔館で話を整理しましょう」
パチュリー、全員の顔を見回す
パチュリー「幻想郷の危機よ」

●森(夜)
魔理沙とフランと射命丸、森の中を進む
魔理沙「……何か妙な雰囲気だな」
射命丸「そうですね。まるで人っ子一人いないような……」
フラン「……あれ?この道って」
魔理沙「ん?どうした」
射命丸「少し上を見てきますね」
魔理沙「あ、おい!」
射命丸、上空へ飛び立つ
射命丸「……やっぱり」
魔理沙「おい!どうしたってんだよ……仕方ねぇ、あたしも飛ぶか」
フラン「ねぇ」
フラン、魔理沙の袖を引っ張る
魔理沙「今度はなんだよ」
フラン「向こうから誰かが……」
魔理沙「何?」
偽咲夜、森の奥から現れる
魔理沙「咲夜……か?」
射命丸、地面へ降り立つ
射命丸「急いでここから離れましょう。ここは危険な匂いがプンプンします」
偽咲夜「フラン様お探ししましたよ」
偽咲夜、一歩一歩近づいてくる
フラン「……違う」
魔理沙「え?」
フラン「あれは、咲夜じゃない!!」
偽咲夜、歩幅を変え急接近してくる
射命丸「っ!みなさん逃げ」
射命丸、魔理沙とフランを抱え逃げようとする
偽咲夜「無駄です」
偽咲夜、時を止める
※ここのシーンはお任せします。射命丸が偽咲夜と対峙し、二人を逃がすようにしてください
魔理沙「くそっ」
フラン「ねぇ射命丸は!?」
魔理沙「……わからねぇ。でも今は逃げるしか――」
魔理沙、飛んできた札に弾かれた様に吹っ飛ぶ
魔理沙、フランをかばい壁に激突する
魔理沙「がっ」
フラン「魔理沙!」
魔理沙「大丈夫だ……。お前は逃げてろ」
フラン「……うん」
魔理沙「……はぁ」
魔理沙、力なく地面に座る
魔理沙「この壁は……白玉楼か?」
魔理沙、壁に手を触れる
魔理沙「一体、何で……」
偽霊夢「まさかそっちから来てくれるとはね」
魔理沙「……お前、霊夢じゃないな」
偽霊夢「まあ少なくともあなたが知ってる霊夢ではないわね」
魔理沙「お前は誰だ、ここは一体何なんだ」
偽霊夢「ああうるさいうるさい。羽虫のようね」
魔理沙「応えろ!」
偽霊夢「一度その口は閉じた方がいいみたいね」
偽霊夢、攻撃をしかける
射命丸「隙あり!」
射命丸、風を起こし霊夢を吹き飛ばす
射命丸「今の内に!」
偽霊夢「どうする気かしら」
射命丸、攻撃される
※ここのシーンはお任せします。その後フランが現れ戦おうとするも、魔理沙が前に出て人質を買って出るようにしてください

〇紅魔館(昼)
霊夢とレミリアとパチュリーとフランと射命丸と妖夢と幽々子、席に座り話す
咲夜、傍に立つ
射命丸「そうして命からがら逃げだして、みなさんに会えたというわけです」
霊夢「……じゃあなに」
霊夢、席から立ち上がる
霊夢「魔理沙は今、向こうで囚われの身ってこと!?」
射命丸「……そう、なりますね」
霊夢「……っ」
霊夢、静かに席に座る
パチュリー「……話を整理するわ。射命丸、向こうはもう一つの幻想郷があった、ってことでいいのね」
射命丸「はい、間違いありません。あそこはもう一つの幻想郷でした。……しかもその世界は、何もかもが死んでる、みたいな」
全員、息を呑む
レミリア「しかも景観だけじゃない。もう一人の霊夢や咲夜が向こうの世界にはいたと」
妖夢「もしかして私と戦ったっていうのは」
幽々子「向こうの世界の妖夢だった、っていうことでしょうね」
レミリア「でも、そんなことありえるの。もう一つの幻想郷があるなんて」
パチュリー「……信じがたい話だけど、それは確かだわ。霊夢」
霊夢「……あの場所を調べてみたの。そしたらあれは――間違いなく結界だった」
妖夢「結界?」
レミリア「……まさか!」
幽々子「博麗大結界のこと!?」
霊夢「……ええ」
※ここで結界の解説が入ります
フラン「でも、結界ってあんな位置だっけ?」
咲夜「いいえ。本来はもっと奥地に敷かれていたはずです」
霊夢「しかもそれはこの世界のじゃない。向こうの世界の結界よ」
パチュリー「あの結界はこちらの結界を侵食してきてるの。少しずつ、この世界を蝕んでるわ」
射命丸「確かに段々と枯れ木が広がってきてはいましたが、まさか世界が侵食しているだなんて……」
妖夢「な、なんとか向こうの結界を止める方法はないのか?」
紫「ないわね」
紫、壁際に現れる
妖夢「なんであんたが断言できるの」
霊夢「幻想郷の結界は二種類あるの。物質を弾く紫の結界、現実と妖を分ける私の結界。結界は私よりも紫に管理してもらっているの」
妖夢「な、なるほど」
パチュリー「それで、ないと断言できる訳は」
紫「結界は術士の強さに反映する。霊夢の結界が押し負けているということは、霊夢が単純に負けているとも言い換えられる。もう抗うすべはないわ」
霊夢「……いいえ」
紫「あら、何か言いたげね」
霊夢「打つ手はあるわ」
紫「へぇ、どんなものかしら」
霊夢「向こうの世界の博麗神社と、霊夢を倒す」
パチュリー「……なるほどね。結界を作ってるのは霊夢自身と、博麗神社。根本を壊せばこの世界が呑まれずに済む、と」
霊夢「ええ、そういうことよ」
紫「確かに悪くない手ね」
紫、白々しく相槌を打つ
紫「ところで射命丸」
射命丸「は、はい」
紫「何か言伝を預かってるんじゃなくて?」
射命丸「……!」
霊夢「そうなの?」
射命丸「……はい」

●森(夜)
偽霊夢「霊夢に伝えなさい。魔理沙はこちらで預かった。返して欲しければあなた自身がこちらに来い、と」

〇紅魔館(昼)
霊夢「なんで黙ってたのよ!」
霊夢、射命丸の襟首を掴む
フラン「待って霊夢!」
フラン、霊夢の腕を掴む
フラン「だってこれって罠なんだよ!行ったらどうなるか……!」
霊夢「そんなことわかって――」
咲夜「わかっていません!」
咲夜、霊夢を射命丸から引き離し、頬をはたく
霊夢「……なに、すんのよ」
咲夜「確かに結界は向こうの霊夢と博麗神社を何とかすれば済むでしょう。でもそれは向こうの者どもを同じこと。狙いはあなたなんですよ!」
霊夢「……っ!」
紫「咲夜の言うとおりね。あいつらの狙いは霊夢。時間をかけずとも手っ取り早く済むものね」
霊夢「私がたとえ死んでも紫の結界があるでしょ……」
紫「無理よ。幻想郷そのものはまがい物ですもの。私の結界じゃ弾けない。現に侵されてるわけだしね」
霊夢「……でも!」
咲夜「魔理沙様を大切に想うのはわかります。でもどうかお考え下さい。一人を選ぶのか、それとも――幻想郷のみんなを選ぶのか」
霊夢、周囲の顔を一瞥する
霊夢、黙って席に座る
パチュリー「向こうの霊夢の要求を呑むことはできない。でも時間はない。倒す他ないことは確かだわ」
幽々子「幻想郷総出で挑む?」
レミリア「……いえ、それは避けた方がいいわ」
幽々子「どうしてかしら?」
レミリア「向こうの――便宜上、偽としましょうか。偽妖夢と戦ったわけだけど、あれの実力は妖夢と同等かそれ以上だったわ」
射命丸「確かに偽咲夜さんも中々でした」
レミリア「総力戦で挑んだところで拮抗か、きっとかなり苦しい戦いを強いられるでしょう。混戦になれば、時間がかかる。そうこうしている内に幻想郷は呑み込まれるわ」
幽々子「難儀なことね……」
パチュリー「とすれば、方法は一つよ」
霊夢「……それは?」
パチュリー「奇襲よ。少ないメンバーで偽幻想郷へと攻め入る。敵になるべく気づかれることなく、偽霊夢を叩く」
紫「まあそれしかないでしょうね」
妖夢「メンバーっていうのはどうするんだ」
パチュリー「ここにいる全員が適当でしょう」
紫「私は断らさせてもらうわ」
妖夢「私からもすみません。幽々子様はどうか」
幽々子「妖夢……」
妖夢「これはきっと、命がけ、ですから……」
全員、沈黙
パチュリー「分かったわ。二人の除いたメンバーで仕掛ける、それと霊夢は博麗神社を守って欲しいの」
霊夢「……文句はないわよ」
パチュリー「博麗神社の守りは私も加わるわ。霊夢を監視する意味でもね。……でも、戦力的にもう一人はいるかしら」
美鈴「話は聞かせてもらったわ!」
美鈴、扉を開けて現れる
美鈴「博麗神社には私もつくわ!」
パチュリー「ふふっ、心強いわね」
パチュリー、全員を見渡す
パチュリー「決行は今日の夜。各々準備しておくこと!」

〇偽幻想郷・牢屋(夜)
魔理沙、牢屋で座り込む
偽霊夢「気分はどうかしら」
魔理沙、沈黙
偽霊夢「うーん、嫌われたかしらね」
偽霊夢、牢屋を開ける
魔理沙「えっ」
偽霊夢「出なさい」
魔理沙「……何する気だよ?」
偽霊夢「決まってるじゃない」
魔理沙、息を呑む
偽霊夢「宴会よ」

〇偽博麗神社・一室(夜)
偽霊夢「みんな、おそらく近々に敵が攻め込んでくるでしょう。その景気づけってことで、今は飲んで食べるわよ!それじゃ、カンパーイ!!」
一同「カンパーイ!!」
魔理沙「か、乾杯……」
魔理沙、偽霊夢に耳打ちする
魔理沙「な、なあ。何だよこれ」
偽霊夢「何って、みたらわかるじゃない」
魔理沙「お前平気でこんなことしてんのか。……正気じゃないぞ」
偽霊夢「どうとでもいいなさい」
偽咲夜「霊夢様」
偽霊夢「何よ」
偽咲夜「確かではありませんが、どうやら妖夢が彼らの凶刃に倒れたようです」
偽霊夢「そうみたいね。敵も一筋縄じゃないってことか」
魔理沙「……なあ、敵って誰のことなんだよ」
偽霊夢「ふふっ」
偽霊夢、口角をあげる
偽霊夢「あなたのよく知るお友達、かしらね」
魔理沙「ああ、そうかよ」
魔理沙、戦う姿勢を示す
偽霊夢「止めときなさい」
魔理沙、偽咲夜に時を止められ封じられる
偽霊夢「犬死するだけよ」
魔理沙「くそっ」
魔理沙、偽咲夜を振りほどき部屋から外へと出ていく
偽霊夢、偽咲夜を制止する
偽霊夢「追わなくていいわ」
偽咲夜「よろしいのですか?」
偽霊夢「ええ、どうせどう足掻こうと、同じことよ」

〇偽幻想郷・上空(夜)
魔理沙、空を飛ぶ
魔理沙、紅魔館や白玉楼を見る ※紅魔館も白玉楼もボロボロです。人の姿もありません。
魔理沙「あたしの家はどうなってんだ」
魔理沙、自分の家へと降り立つ
魔理沙、扉を開ける
魔理沙、廃墟のような家を一瞥する
魔理沙、机の上の日記を見つける
魔理沙「あたしが日記をつけるなんてな」
魔理沙、日記を読む
※書かれてる内容 『最後にもう一度霊夢を説得してみようと思う。失敗した時は、……まあそんときゃそんときだ。もし、もしあんたがこれを読んでいるとしたら、あたしはもう居ないってことだ。きっと知らない誰かにこんなことをお願いするのは、虫がいいのかもしれないが――』
魔理沙、背後に気配を感じ振り返る
偽紫、魔理沙をスキマへと入れる

〇森(夜)
レミリアとフランと射命丸、空中を飛ぶ

●紅魔館・図書館
全員、テーブルに座り耳を傾ける
パチュリー「チームを分けましょう。レミリアとフランと射命丸。咲夜と妖夢の二つのチームよ」

〇森(夜)
射命丸「……来ます!」
偽妹紅、飛んでくる
レミリア、偽妹紅の拳を止める
レミリアと偽妹紅、にらみ合う
偽妹紅、蹴り上げレミリアを遠ざける
偽妹紅、射命丸と向き合う
射命丸「やる気ですね」
射命丸、構える
フラン、腕を射命丸に出す
フラン「ここは私たちに任せて」
射命丸「いいんですか?」
フラン「うん、悔しいんだ。逃げるしかなかったあの時が」
射命丸「わかりました……」
射命丸、逸れて飛んでいく
レミリア、フランと合流する
レミリアとフランと偽妹紅、対立する

〇森(同時期)
妖夢、森を走る
妖夢、立ち止まる
偽アリス、森の奥から現れる
偽アリス「もう一人居たと思っていたけど」
妖夢「さぁ?私は知りません」
偽アリス「いいけど。いずれにせよあなたは、ここで死んでもらうわ」

〇博麗神社(同時期)
パチュリー「そろそろ会敵している頃かしら」
パチュリー、振り返り霊夢を見る
霊夢、階段に座っている
各所で爆発が突然起こる
霊夢、立ち上がる
霊夢「一体何が――」
パチュリー「敵が攻め込んで来たのね。きっと幻想郷全体で戦いが始まっているわ」
霊夢「そんな……」
パチュリー、顔色を変える
パチュリー「霊夢!神社で何かを感じるわ!急いで様子を確認して!」
霊夢「え?」
パチュリー「早く!」
霊夢、神社の方へ向かう
パチュリー、不敵に微笑む
霊夢、神社へと近づく
霊夢、危機を感じる
霊夢、神社が爆発し吹っ飛ばされる
偽霊夢「あらあら」
偽霊夢、燃えた神社の中から現れる
偽霊夢「しぶといのね」
霊夢「ど、どうして」
偽霊夢「紫の力を使えばここに来るのは簡単よ」
霊夢「くっ、パチュリー、美鈴!敵が――」
偽美鈴、背後から霊夢を殴ろうとする
霊夢「なっ」
霊夢、空中に避ける
偽パチュリー、追撃をする
霊夢、札で抵抗する
霊夢、地面に降り立つ
霊夢「あんた達、どういうことよ……!」
偽霊夢と偽パチュリーと偽美鈴、並び立つ
偽霊夢「まんまとかかったわね。初めから偽物を紛れ込ませた甲斐があったわ」
霊夢「まさか、作戦を練ったパチュリーは――」
偽霊夢「ええ、偽物よ。あなた達の戦力を向こうの世界へと向かわせて、あなた一人の状況にしたかったのよ」
霊夢「……」
偽霊夢「でも、どうやら虫が二匹、増えてしまったようね」
霊夢「えっ」
咲夜と幽々子、現れる
霊夢「咲夜!幽々子まで――」
咲夜「少し気になることがありましたので」※回想の演出が入ります。思考としては、偽妖夢の残骸は砂だった→パチュリーのベットに落ちていた髪の毛も砂になった→偽物がいる可能性に気付く
幽々子「まさか霊夢自身が乗り込んでくるとは予想外だったけどね」
偽霊夢「ふん。まあ手間が増えただけよ」
偽霊夢、微笑む
偽霊夢「せいぜい楽しませて頂戴」

〇スキマ世界
魔理沙「ここって」
偽紫「ようこそ。私の世界へ」
魔理沙「……お前は人形じゃないんだな」
偽紫「意外ね。彼らの正体に気付いていたなんて」
魔理沙「アリスから人形の話は度々聞いてたからな。見破り方も知ってんだ」
偽紫「どう思った?気味が悪い?」
魔理沙「まあ、な。いい気はしなかった。でも」
偽紫「気にはなるのね」
魔理沙、頷く
偽紫「どうして紅魔館や白玉楼は破壊されているのか。どうして霊夢が人形と共にいるのか。――自分はこの世界で、どうなっているのか」
魔理沙「……ああ」
偽紫「なら、教えてあげるわ。この世界のすべてを、覗かせてあげる」
魔理沙、スキマから世界を見る
魔理沙「……これは」

※レミリア&フラン対偽妹紅

妖夢体偽アリス

咲夜vs偽美鈴

幽々子vs偽パチュリー

霊夢vs偽霊夢

〇森(同時期)
魔理沙、森を走る
偽咲夜、行く手を塞ぐ
魔理沙「くそっ」
偽咲夜「始末しておけ、という命令ですので」
偽咲夜、構える
偽咲夜「ここで死んでいただきます」
射命丸「おりゃぁあああ!!」
射命丸、偽咲夜に突っ込む
魔理沙「射命丸!?」
射命丸「魔理沙さん!良かったご無事なのですね」
偽咲夜「またあなたですか……」
射命丸「私たち二人がかりなら何とかなりますよ!」
魔理沙「悪いここは任せた」
射命丸「え、ちょっと!」
偽咲夜、魔理沙を見逃す
射命丸「うわー燃える再戦ってやつですか」
偽咲夜「そのようですね」

レミリア&フラン対偽妹紅

妖夢体偽アリス

咲夜vs偽美鈴

幽々子vs偽パチュリー

霊夢&咲夜&幽々子vs偽霊夢

レミリア&フラン対偽妹紅

妖夢体偽アリス
ここまでの流れを書きました。ここはみんなで知識を共有して詰めていきましょう

〇博麗神社
※霊夢が偽霊夢に逆転勝ちします
偽霊夢「な、なんで」
偽霊夢、膝をつく
霊夢「全く、詰めが甘いのよ」
霊夢、近づく
偽霊夢、仰ぐ
偽霊夢「……いいわ。私を倒しなさい」
霊夢、手のひらを差し出す
偽霊夢「……なんのつもりよ」
霊夢「見てわからないかしら?」
偽霊夢「ふざけないで!!」
偽霊夢、手を払う
偽霊夢「私はあんたの敵よ。倒さなきゃ、この幻想郷は終わるの!分かってるの!?」
霊夢「あーもううるさいわねぇ。わかんなーい」
偽霊夢「あんたそれでも巫女なわけ!?」
霊夢「そうですけどー」
偽霊夢、立ち上がる
偽霊夢「いい加減にしてよ!あんたも、アイツみたいに……!私を救おうって言うつもりなの」
霊夢「アイツ……?」
偽霊夢「お願いだから……私を、私を終わらせてよ!」
霊夢「それが本音ってわけね」
霊夢、偽霊夢に近づく
霊夢「いやよ」
偽霊夢「……!」
霊夢「あんたここで暮らしなさいな。住み込みで雑用でもしなさい」
偽霊夢「な、何勝手に」
霊夢「救うとか救わないとか関係ないわ」
霊夢、手の平を出す
霊夢「ここでならやり直せる。罪も償える。罰はもうあなたの傷心で十分。傷はいつか癒えるわ」
偽霊夢「そ、そんなの……」
霊夢「決めるのは、あなたよ」
偽霊夢、魔理沙の姿を重ねる
偽霊夢(私はあの時、信じることができなかった。でも、でも今は……)
偽霊夢、手を伸ばす
偽霊夢、突然手が止まる
A「もうコイツは使い物にならないな」
A、偽霊夢の体から飛び出る
偽霊夢、倒れる
霊夢「な、何よあんたッ」
霊夢、倒れこむ
A「さて、そろそろお終いとしようか」

〇森
魔理沙、飛んでいる
A、行く手を塞ぐ
魔理沙「……お前が黒幕なんだな」
魔理沙、構える
A2、後ろから接近する
魔理沙、とっさにもA2を倒す
A、前から襲う
魔理沙、Aも倒す
魔理沙、辺りをAで囲まれているに気付く
魔理沙「お前らだけは、絶対に許さない!!」

●スキマ世界
魔理沙「これは……」
※ここからは魔理沙の見ている映像です
霊夢、飛んでAを追い詰める
A、霊夢に憑りつく
霊夢、魔理沙を突き放す
霊夢、周りの人々と不和になる
霊夢、白玉楼の人々を殺してしまう
霊夢、疑心暗鬼になる
霊夢、遂には魔理沙を殺してしまう
※解説。Aは人間の憎悪を餌として憑りつく妖怪です。魔理沙との些細ないざかいから直に肥大化していき、自分の仲間を信用しないようになります。いずれAは霊夢を操れるほどの力を得、人々を殺します。Aに憑りつかれていることに気付かない霊夢は、誰かが殺したとより疑心暗鬼に陥り、混乱の渦の中のまま、幻想郷を滅ぼしてしまいます。ここは断片的なシーンの連続なので、描写は口頭の方がいいと判断したため、この脚本ではシーンの箇条書きとさせていただきます。

〇上空(同時期)
レミリア「フラン気を付けなさい」
フラン「えっ」
A、辺りを囲む
フラン「味方……じゃないよね」
レミリア「ええ、厄介になったわね」

※幻想郷中をAが襲うシーンを入れてください。その数は数千を超えます

〇博麗神社(同時期)
霊夢、階下を見下ろす
霊夢「……何百、いえ何千……一体何なのよ!」
霊夢、Aが幻想郷を襲っているのを見る
A「ふはは、絶望しているな」
霊夢、Aと対面する

〇森(同時期)
魔理沙、息を切らす
A、魔理沙を囲む
魔理沙、何体かは倒すが攻撃を完全には防げない
魔理沙「ぐっ……!」
魔理沙、膝をつく
A、魔理沙に襲い掛かる
魔理沙、目をつむる
A、突然切られる
魔理沙「……え?」
妖夢「何とか間に合いましたね」
魔理沙「妖夢……!?」
魔理沙、前方からの足音に気付く
魔理沙「お、おい、あれって」
偽アリス、現れる
魔理沙「敵じゃねぇか!」
魔理沙、構える
偽アリス、襲い掛かるAを倒す
魔理沙「……へ?」
偽アリス、魔理沙を見て駆けだす
偽アリス「魔理沙ー!!」
偽アリス、魔理沙に抱き着く
魔理沙「え、え?」
妖夢「魔理沙が混乱するのもわかる。私も整理はついていないが、突然手のひらを反すように協力してくれるようになってな」
魔理沙「そ、そうだったのか」
偽アリス「霊夢の意志が変わったんだ」
魔理沙「意志が……?」
偽アリス「うん、だから私たちが戦う理由なんてもうない。私たちが戦うべきは……」
A、こいつらよ
偽アリス「でも、心強いことね」
魔理沙「何がだ?」
偽アリス「だって、私たちが協力すれば、最強じゃない?」

※ここで各所で偽物と本物がAを倒すシーンを入れます。魔理沙が博麗神社まで向かう道がどんどん開けていきます

〇博麗神社
霊夢、攻撃をするも避けられる
※最終的にこのシーンでは霊夢が倒されかけるところまで描きます
魔理沙「霊夢っー!!!」
魔理沙、駆け込み霊夢を助ける
霊夢「えっ、あ、あんたどうして」
魔理沙「色々あってな。……こいつか」
魔理沙、Aをにらむ
魔理沙「コイツが向こうの霊夢に憑りついて、世界ごと滅茶苦茶にしたんだ」
霊夢「コイツが……」
魔理沙「だからコイツを倒せば全部終わるんだ」
霊夢「そういうことみたいね。最終戦、始めましょうか!」
魔理沙「おう!」

霊夢と偽霊夢と魔理沙、協力しAを倒す

霊夢「……ふぅ、手が焼けたわね」
魔理沙「という割にはボロボロに見えるけど」
偽霊夢「何言ってんの雑魚よ雑魚」
魔理沙「お前ら似たもの同士だな……」
三人、微笑む
A「終わったと思っているのか」
三人、構える
A、霊夢と魔理沙を吹き飛ばす
Aの分離体、三人を囲む
A「私は人の憎悪から成るもの。本体など存在しない。抗おうとしたところで無駄だ」
偽霊夢、構える
A「無駄だと言っているだろう」
霊夢、起き上がり叫ぶ
霊夢「っ!逃げて!」
偽霊夢、腹を貫かれる
霊夢と魔理沙、言葉を無くす
A、偽霊夢に近づく
A「貴様はもう用済みだ」
A、偽霊夢を地面へと振り落とす
霊夢「そんな……」
A「次の宿主は、お前だ」
A、霊夢を標的とし接近する
A、自分の違和感に気付く
偽霊夢「ふふ、……かかったわね」
A「何?」
偽霊夢「私があなたに操られるままだと思っていたの?」
A「貴様何を言っている」
霊夢「向こうの幻想郷の結界が、弱まっていている」
魔理沙「え?」
霊夢「あなたもしかして!」
偽霊夢「お察しの通りよ」
Aの分離体、消え始める
偽霊夢「私の博麗神社はもう機能してないの。あれはハリボテよ。だから結界を維持しているのは私の力だけ」
A「なんだと……!?」
魔理沙「でも結界が弱まっているっていうことは、それって霊夢が……」
霊夢「……そうなるわね」
魔理沙、駆けだす
A、襲おうとするも霊夢に阻止され消える
魔理沙「霊夢!」
偽霊夢「まさか助けよう、なんて思ってないでしょうね。そんなことしたら幻想郷が滅ぼされるわよ」
魔理沙「いい、喋るな。何と言おうと助けてやる」
偽霊夢「ふふ、あなたってどこまでもお節介なのね」
魔理沙「約束したからな。向こうのあたしと。お前をを絶対に救うって!」
偽霊夢「いいのよ、私はこんな結末で。仲間を、殺したんだから」
魔理沙「あたしは納得なんてしない。お前は何も悪くなんかない」
魔理沙、偽霊夢を抱える
霊夢、魔理沙の前に立つ
魔理沙「何だよ」
霊夢「自分が何をしているか分かってるつもり?」
魔理沙「そこ、どけよ」
霊夢「……博麗の巫女としてあなたを止めさせてもらうわ」
魔理沙「じゃあ、お前はこれでいいのかよ。これで勝ったって。一件落着だって、言えんのかよ!」
霊夢「魔理沙……」
魔理沙「コイツは誰かを信じたかっただけなんだ!それなのに……こんなのってねぇよ!」
偽霊夢、魔理沙の頬を撫でる
偽霊夢「魔理沙の泣き顔、これは激レアね」
魔理沙「霊夢……」
偽霊夢「下して」
魔理沙「でも……!」
偽霊夢「いいから」
魔理沙、偽霊夢を下す
霊夢、駆け寄る
偽霊夢「あなた達に言わなきゃいけないことがあるのよ」
魔理沙「何だよ」
偽霊夢「歯車は突然狂うの。止める力も時間もなく、崩れていくわ」
魔理沙、偽霊夢の手を握る
偽霊夢「だから大事なのは、信じること。馬鹿みたいに、信じあうこと」
魔理沙「信じる……」
偽霊夢「霊夢」
霊夢「……何?」
偽霊夢「特にあなたは素直じゃないところがあるわ。たまには正直になりなさい」
霊夢「……はいはい」
偽霊夢「ふふっ。……二人とも、私が恨んで化けて出るくらいに、幸せに生きなさいな」
魔理沙「霊夢ッ!」
偽霊夢、体が消えていく
※Aの分離体は消え、人形は砂になって消えます。ナレーションとかいれて締めます

エピローグはこのシナリオがGOサインが出たら加えます。

東方シナリオ

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