この手許のために
「おはよう」
ひとが潰えないために
おはよう
僕がこの午後を閉じないために
この運命に 書き込める言葉
決して連続はなくていい
いま
この手許のために
この
手許のために
彼らは求めていないのかもしれない
本当に届ける余白は訪れるのだろうか
問いのうちに また違うさだめがやってくる
だから 今だけは
「おはよう」
そのために
この手許のために
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