よるのないくに3 〜翳ゆ月明の神巫(かんなぎ)〜 パート15

こんにちは。R. A.です


このアカウントでは株式会社コーエーテクモゲームス・ガストブランドさんによるゲーム作品『よるのないくに』シリーズの最新作をイメージした小説を公開していきます


毎日18時15分前後の時間に作品を投稿します。(パート16より、金曜日のみの更新にします) 投稿される作品は1パートあたり1300文字ほどの比較的短いものです。それを数十〜数百パート程度書いて物語を完結させる予定です。完結後、全てを一つにまとめた完全版を公開します


元はこちらのアカウント(Knights of Nights: https://slib.net/a/23712/)で途中まで公開していたものを他アカウントで続けて更新していくという形になります。元のアカウントでの更新は未定ですのでご注意ください


よければ最後までお付き合いくださいませ♪


パート1: https://slib.net/93193
パート16: https://slib.net/93472

第1章: 邪なる力、その身に宿して

「なんだ、あれ…?」
 ここから見えるのは、黒い棒状の何かだ。だが遠くてこの位置からでは何なのかがよく見えない。その両脇に、小さく灯った篝火があるのはわかったが。…というか、篝火が灯っているのはなぜだろうか。定期的に管理する人間が、ここを訪れているのだろうか?
「あれも調査する必要がありそうね、アネ」
「ああ…だけど一体なんだろう?」
 私たちは、その黒い物体にゆっくりと近づいていく。少しずつ明らかになっていく黒光りする何か。数メートルほど近づいた時に、ようやくそれが何か、私たちの目で捉えることができた。
「あれは——刀?」
 そこに刺さっていたのは…なんと一本の長い太刀。真剣だった。
「どうしてこんなところに……」
 リンが心底不思議そうに、首を傾げて真剣を見つめている。それもそうだ。こんな古びた遺跡の中に、それも新品同様のピカピカの刀があるなんて…。まだ古いのなら、誰かが遺棄したものなど可能性は考えられるが、こんな真新しい刀なら捨てた可能性は低いだろう。
「ひとまず、調査だ…」
 気になる気持ちを押しこらえて、私たち調査を続行した。まず刀に近づいて、その様子を確認してみる。
「…綺麗だな。いい刀だ」
 黒く光る刃が特徴の、上質な刀だ。実際に斬ってみないとその実はわからないが、今ここでぱっと見てみてもその良質さが目に見えてわかるほどだ。確実に、私の持っている刀よりも数段上の切れ味を誇るだろうことは、容易に想像できた。
「そしてこれは…石碑?」
 刀が刺さっているところからすぐ向かいに、一つの小さな石碑があった。その石碑には文字が書かれてあった。
 薄暗くてよく見えないが、文字は風化してかすれているわけではなさそうだ。篝火の明かりに照らされて、私はその全てを垣間見ることができた。
『災厄来たれり。よって、ここにこれを封印する。力あるものだけが、この魔剣を我がものとする』
「…災厄? 魔剣?」

よるのないくに3 〜翳ゆ月明の神巫(かんなぎ)〜 パート15

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よるのないくに3 〜翳ゆ月明の神巫(かんなぎ)〜 パート15

『よるのないくに』最新作をイメージした小説です。毎日18時15分前後の時間に作品を投稿します。(パート16より、金曜日のみの更新にします) 投稿される作品は1パートあたり1300文字ほどの比較的短いものです。それを数十〜数百パート程度書いて物語を完結させる予定です

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青春
  • アクション
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-08-08

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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