よるのないくに3 〜翳ゆ月明の神巫(かんなぎ)〜 パート13

こんにちは。R. A.です


このアカウントでは株式会社コーエーテクモゲームス・ガストブランドさんによるゲーム作品『よるのないくに』シリーズの最新作をイメージした小説を公開していきます


毎日18時15分前後の時間に作品を投稿します。(パート16より、金曜日のみの更新にします) 投稿される作品は1パートあたり1300文字ほどの比較的短いものです。それを数十〜数百パート程度書いて物語を完結させる予定です。完結後、全てを一つにまとめた完全版を公開します


元はこちらのアカウント(Knights of Nights: https://slib.net/a/23712/)で途中まで公開していたものを他アカウントで続けて更新していくという形になります。元のアカウントでの更新は未定ですのでご注意ください


よければ最後までお付き合いくださいませ♪


パート1: https://slib.net/93193
パート14: https://slib.net/93413

第1章: 邪なる力、その身に宿して

 歩みを進めていると、次第に小部屋にたどり着いた。小部屋には特に大きく目立ったモノは見当たらなかったが、奥の壁際に中央に一つだけ、何かを作動させるための、両手で押すタイプの大きめの回転式レバーがあった。
「小部屋にレバーが一つ…」
「普通に考えれば、あの真ん中の大扉を開けるためのものだろうけど…どうだろう」
 リンが少し思案顔で顎に指を当てる。
「普通に考えればそうだろう。今まで、あそこ以外に稼働しそうなところは見当たらなかったからな。だけど、罠のレバーの可能性もなきにしもあらずだ。レバーを押すときは慎重にならないとね」
 そう言いながら、私はレバーに近づいた。おもむろにに身体を預ける。そして、自分の身体ごと前に押した。
 ゴトゴトゴト…と石と石がぶつかり、擦れ合う音を立てながらレバーが前に押し込まれる。レバーを最後まで押し込めれるところまで押したが、どうやら罠が仕掛けられてはいなかったようだ。少し警戒していたので、私は内心安堵する。だが、どこかで作動音などがしたわけでもなかった。
「開いた…のかな?」
「わからない。百聞は一見にしかずだ、まあ見れば分かるさ」
 そう言って、私たちはその場を後にした。



 遺跡のロビーまで戻ってきて見てみたが、大扉は開いてはいなかった。
「開いてないね…残念」
 あのレバーは、この扉のものではなかったのだろうか。いや、それはない。ここ以外にどこか開きそうなところはない。だとすれば、もう片方の——左側の道に何か解決策がありそうだ。
「左側のほうに行ってみるか。もう一つレバーがあったりして」
「そうかもしれないね。行ってみよう」
 私たちは歩を進めた。



 左側の道に入ると、途端に邪妖が襲ってきた。だが、ここの邪妖はもう問題ない。先ほど一度戦闘を経験したので、あとは私たちの実力でもなんとか戦うことができた。
 鬼火を引きつけ倒す。そして岩人の足を狙い、頭を攻撃する。戦いにおいて場数を踏むということがどんなに大切か、改めて痛感させられた。
 迫り来る全てを倒し、私たちは進行を再開した。しばらく進んでいると、右側の道の時と同じように、四角形の小部屋にたどり着いた。
「レバーは……あ、やっぱりあったな」
 右の部屋とほぼ同じ位置どりに、同じ形のレバーが設けられているのを確認した。

よるのないくに3 〜翳ゆ月明の神巫(かんなぎ)〜 パート13

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よるのないくに3 〜翳ゆ月明の神巫(かんなぎ)〜 パート13

『よるのないくに』最新作をイメージした小説です。毎日18時15分前後の時間に作品を投稿します。(パート16より、金曜日のみの更新にします) 投稿される作品は1パートあたり1300文字ほどの比較的短いものです。それを数十〜数百パート程度書いて物語を完結させる予定です

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更新日
登録日 2019-08-06

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