夏

夏の休日の昼
空は青く日差しは強い
流れる僕の汗は
シーツに染み込み
悪臭を放つ元となる

光と暖かさへの恐怖は
冬の夜と同じだった
感じたくない感覚が
濃縮した汚泥となって
僕を溺れさすんだ

全くと言っていいほど変わらない
全くと言っていいほど終わらない

僕はどうやって変わればいいんだ
僕はどうやって終わればいいんだ

夏がこんなに眩しいなんて
初めて思った

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-07-27

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