子供の頃の楽しみ

マチミサキ

春には山に入り
ワラビを採り
子供の口には合わず
ほぼ食べない

山ほど採る
採る

採る

なぜなら
面白いから

日中でも
山は薄暗く
木漏れ日射す

そんな中に

たまに山ユリ

綺麗はキレイだけど

鮮やかな斑点が
触るのを躊躇わさせる

ので

そのまま


夏は

あれは
なんの畑だったのかな

麦なのかな

この広い畑の中に点在して

シュワルツァー

シュワルツァー

してる

スプリンクラーの逆さま雨を浴び放題

裸足のぐにゅぐにゅも新足感

飽きれば
小川へ

小さなダム的になっている滝があって

そこによくカニがいた

たまに蛇

泳ぐ姿に鳥肌

この小川に
あちこちから

お地蔵さまを運んできて

叩き込んだのは

私ではない

犯人は知っていたけど

流石に
大人にばれたら

吊るされる

と、思ったから

言わない


けど

結局つかまって

あの子

どうなったのかな

覚えてない

お地蔵さまは
子供の護りなのに

お地蔵さまは
それでも
あの子を守る気持ちだったのかな

秋はあけび

通常の通学路では
誰も通らない道

子供どころか
大人も
めったに入らない

ここが
クモの巣だらけで

クモの道と呼んでいた

しかし

あけびが鈴なり

アホほど
なってる

通常路で

いっこにこ程を真剣に取り合いをしている
アホ達には
教えない

ここは
アホ男子達が大好き

クワガタも物凄く居る

これも教えない

捕まえもしない

ちなみに
スズメバチも負けないくらい居る

刺激してはならない

マムシもたぶんいっぱいいる

さらに
刺激してはならない

冬は

なにかな

あまり
思い出せない

冬ねぇ

新しい手袋が嬉しかったかな

ああ

雪が降りだす
少し前

校庭にあるそとの蛇口から
出てくる水が

まるで
お湯のように温かく感じた

それだけ

手が冷えきっていたのかなあ

あの頃に
戻りたい気もするけど

けど

いいや。

もう

この今で良い。

子供の頃の楽しみ

かなり
久しぶりに田舎へ寄ったら
母校が廃校になっていました。

あの頃でも
ひとクラスが数人だったから

まして

今の少子化では
それも。

ああ!

焼き芋大会が楽しかった。

児童が育てた芋を
掘り出し

焼きまくるやつ

それと

七夕。

六年間の私の願いはいつも同じでしたけど
子供のうちには
結局叶わなかった。

今はその願いを追い越していますが。

思い出は廃考にはならない。

子供の頃の楽しみ

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
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