COMA

嗄鳥鳴夏 作

棘棘過ぎるこの心臓
動くだけでもう精一杯
何気に社会人ですから
終電間近にふと思っていた
年間に何人もしてるらしい
まあ少し周りに迷惑はかかる
だけど最後ぐらいねえなんて
一人ぶつぶつ呟いてたら
小さい妖精が僕に言ってきたんです
まあだだよ まあだだよ
まあだだよ まあだだよ
ああ疲れてるんだなって瞬きすると
その子はね笑っていたんです
その瞬間全てが壊れた
もういいかい まあだだよ
にこにこと まあだだよ

チグハグ過ぎる この心臓
死ぬのはやはり恐怖
何かと不条理ですから
屋上寝そべりふと思っていた
一瞬で楽になれるらしい
でも少しその前に苦しくなる
だけど最後ぐらいねえなんて
グダグダクダ巻いてたら
怪しい不審者が僕に言ってきたんです
もういいかい もういいかい
もういいかい もういいかい
ああどうしようかなんて迷っていると
そいつはね泣いていたんです
その瞬間鬼門が開いた
もういいかい まあだだよ
しくしくと まあだだよ

COMA

COMA

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-07-08

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