COMA

嗄鳥鳴夏

棘棘過ぎるこの心臓
動くだけでもう精一杯
何気に社会人ですから
終電間近にふと思っていた
年間に何人もしてるらしい
まあ少し周りに迷惑はかかる
だけど最後ぐらいねえなんて
一人ぶつぶつ呟いてたら
小さい妖精が僕に言ってきたんです
まあだだよ まあだだよ
まあだだよ まあだだよ
ああ疲れてるんだなって瞬きすると
その子はね笑っていたんです
その瞬間全てが壊れた
もういいかい まあだだよ
にこにこと まあだだよ

チグハグ過ぎる この心臓
死ぬのはやはり恐怖
何かと不条理ですから
屋上寝そべりふと思っていた
一瞬で楽になれるらしい
でも少しその前に苦しくなる
だけど最後ぐらいねえなんて
グダグダクダ巻いてたら
怪しい不審者が僕に言ってきたんです
もういいかい もういいかい
もういいかい もういいかい
ああどうしようかなんて迷っていると
そいつはね泣いていたんです
その瞬間鬼門が開いた
もういいかい まあだだよ
しくしくと まあだだよ

COMA

COMA

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
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