代行

嗄鳥鳴夏

いつか死のうとしたとき
やんわりと覚えている
止めてくれた友達を
僕はかまって欲しくて
ありもしない事を言った時
君は本当に泣いてくれた

君は今 空の向こう
何をしているか分からないけど
あの時 手を繋いでくれたことに
感謝をしてるよ
僕は結局 何もあげられなかった
気がするけれど
今なら君の手を掴めた気がするよ

君を知ろうとした時
じんわりと滲んでいる
消したかった過去を
僕は教えて欲しくて
勢い余って泣いた時
君が本当は泣きたかった

僕が今 空の向こうを
見つめたって何も変わらないけど
あの時 声をかけてくれたことに
謝罪をしたいよ
僕は結局 何と言えたか今でも
分からないけれど
今なら君を止められた気がするよ

代行

代行

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
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