雨だれ

kico

雨だれ

私は高校生の頃大好きなアイドルが居たが、同じ様にショパンが好きだった。

ある日観た映画からの影響で別れの曲が好きになりそしてレコード屋でショパンのレコードを買いに行った。

レコード屋にはテープしか置いて居らずに。
別れの曲が入っているものは一つだけ。

レコード屋のおじさん、こんな子供にショパンがどうしてこうして選ばれるのかと思われていたらはずかしいなぁ。。

家に帰ってすぐラジカセにテープを入れて聴く。
今日はなんだか良い気分と言う、私。

別れの曲の鼻歌を歌う私がいる。

テープをオンにして聴き始める。
あっ!別れの曲最後になってる。

そしてある曲が流れ出す。雨だれだ。
いきなりピアノの鍵盤を指で鳴らすピアニストの姿が見えて来そうな演奏。
とても迫力のある曲だ。
だか悲しさがいきなり被さって来るこの曲作った人なんだこれは!と私は唸る。

子犬のワルツ。
ソナタ、ポロネーズ。
幻想曲を聴いていたら真夜中に中世ヨーロッパの町にタイムスリップしているような気がした。

ショパンはとても貴婦人とお喋りしている様。
ショパンは素敵な紳士。
なんでこんな同じ人間の私は女で昭和の生まれ、勉強大嫌い本当は答え分かると嬉しいもんだなぁ。それでこんなにも違うなんて可笑しいなー。

そしてショパンに恋をした。

雨だれ

雨だれ

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-07-07

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