言い出しっぺ

限りのない回線通路の中でアナタを見付けました。
アナタは何の変わりのない表情でプロフィール写真になってました。

変わっていたのは住んでいる所と違う国の言語を使っている事と
夢を現実に傾けさす様な強い言葉でした。

あぁ…私は何をしているのだろう。
とつくづく思います。
そして,あの時アナタと石灰の粉を倉庫へ一緒に片付けに行っていたならば
どうなっていただろう。
と,ふとした時に思い出し後悔をしています。

だけど,アナタはアナタの道を。
私は私の道を進むのです。どうせ。

話したいとは思いません。
実際に会いたいとも感じません。

ただ私には眩し過ぎただけです。
その眩しさに惚れてしまったと言い出してしまっていたのは
私です。

言い出しっぺ

言い出しっぺ

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-10-19

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