滴り

渡逢 遥

放たれて いつもの時程で

鞄提げて いつもの自邸で

知らなかった ほどけなかった

きれなかった 確かめられなかった

滴りを拭うたびに

醜さが邪魔をするんだ

あしらって 煩わらしいから

寂しさを口にするんだ

もう出して 声に出して

ことばにしないとわからないことだらけ

そして こころ暴いて

研ぎ澄ますなんてしなくてもいい

ラララ ラララ ラララララララ

ラララ ラララ ララララルルル

ラララ ラララ ラララララララ

見たり 妄り ひらり こぞの祈祷を

滴り

滴り

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-06-20

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