海からの風を感じていた

海からの風を感じていた

   







海からの風を感じていた



二ヶ月ぶりの運命の

あなたと あたし


求愛の言葉を あたしからさえぎって

ひとりきりで出かけるあなたは

嘘のない脈絡にいる


あたしは

またしても

深い罪のなかで


癒されない衝動のあたしは

おろかにも あなたが生きる目的だった


完全に生きるすべのないAmour の日々のうちに

完成されたAdieuを夢見る


海からの風はひどく懺悔の匂いがした




  

海からの風を感じていた

作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

海からの風を感じていた

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-06-20

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