僕の脳裏

僕の脳は正常ではない
いつも

ひとりになった時を、想像している


誰もいない教室の中で
ただ一人佇む僕の姿は、虚像にすら思える


孤独は人を磨くと言うけれど、
いたるまでの過程は、どんな試練より、残酷じゃないか


脳は
脳の中は
脳の中の僕は

僕は
僕の周りは
僕の周りの友達や家族は


僕をどんなように見ているのだろう
僕はそんな周りを、どんなにして見ればいいのだろう


呼吸困難。


毎日の時間の狭間で
孤独を想像し

虚しさに溺れ
現実に涙を流す



それでもきっと息をし続ける

今日も明日も明後日も。


最後に
その手で僕の首を絞めるのは誰なんだろうな。

僕の脳裏

僕の脳裏

  • 自由詩
  • 掌編
  • 時代・歴史
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-10-18

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