山ほど採れたのっす

マチミサキ

日が昇る前から
山へ行ってきました。

お目当てはビワ。

みみなしのでは無く果実のほう。

本当は雨の日に採ると傷みやすい気が
しないのでも無いのですが
今日を逃すと
おそらく
もう来週ではギリギリか
鳥にやられるか
熟し過ぎるので。

もうだいぶん前に
山小屋を作ろうと計画した事があり
そのついでに
知人所有者の山林の一画を譲り受け
それなりの果樹園を作ったのです。

陽当たりの良い丘を選び
色々と植樹しました。

いわばオーチャード・ヒルってやつです。

モモ、ザクロ、フクレミカン、ビワ、カキ
ユズ、クリ、
他に何かあったかな。

ああそう
こちらに加え
同時期に植えた
バニラ、コーヒーはあっという間に枯れてしまい
根付くことはありませんでした。

残念。

まあそんな感じで。

ちなみに
固定資産税はかかりません。

そういった土地なのです。

実際
この小屋は本当に山小屋で
住むには適さず
ただの物置と化していますが。

脚立だの刈り込み挟みだの

避難所用として
私のシークレットアイテムが
幾つか置いてあるだけ。


果樹園も果樹園といいつつ
実際には
なかなか壮絶な風景。

なにひとつ
手入れなどしていないので。

今回のビワにしても
果実に袋を被せたりとかは
一切していません。

ザクロは花が落ちていたので
今年も実をつけるかな。

紅く小さなラッパのようなザクロの花が
何故だか円形状に落ちていたので
妖精さんあたりが相撲の土俵代わりにでも
していたのかもしれません。

フェアリーサークルとか
フェアリーリングってやつですな。

一説では
風等で吹き飛ばされる迄は
この輪の向こう側が
妖精界と繋がっているとか。

うっかり
軽い気持ちで行ってしまうと
浦島さんになってしまいかねないので
今回は見おくりましたが。

モモも小さくて青いのが
たくさん生っていました、
よく
岡山のほうかな?
間違っていたらごめんなさい。

『固いモモでないと嫌!』

…的なご意見も耳にしますが
私は柔らかいモモの方が好き。

本場ではまた味も違うのでしょうか。

完全無農薬
荒れ放題
草ボーボー

採りにいくのも
毎年ではなく気が向いた時のみ。

しかし

いちおう
ユンボも用いて開墾まがいの事はやったので
足を踏み入れられる程度には
なんとかなっていますが。

ショベルカー等の資格もあるにはあるのですが
ハッキリ言ってかなり下手くそなので。

ちなみに
大型も持ってますよ。

と!いうより
免許証の下の方に記載された種類欄は
ほとんど埋まっています。

二種もね。

あとはヘリコプターの免許が欲しいところ。

それは
さておき

とりあえずビワ。

ものっそい採れました。

大きなゴミ袋にめいいっぱい
まるまるふたつ。

これ
何キロあるのやら。

とりあえず
ひと袋は山オーナーへ。

軽トラも借りたし。

あともう1袋。

これは
どうしよう。

ビワは傷みやすいので
ビワ農家さんがちゃんと作って
流通に乗せたようなものならともかく

私のシミだらけ不揃いでは
誰かにあげるにしても…ね。

やっぱり
ジャムとかコンポート、タルト、ゼリー寄せ

辺りが無難かな。

幾つか現地でも
齧ってみましたが
甘味も薄いし。

ただ、食べ頃は食べ頃なので
雨の中
頑張った甲斐がありました。

果実はもちろん
ビワの種も色々とレシピがあるのは
有名な話ですが

数年前に
このビワの種は少しヤバイぞ!

というような通達がお上から公表されたので
もし
未だにそれを知らず
粉末などに加工し
ご利用されている方が居られましたら
ご注意下さい。

詳しくは
検索すればすぐ出ますので。

しかし
ビワはほとんど種なので
ただ棄てるのも勿体無い。

どうしようかな。

乾燥させて
枕の中身にしてみるのはどうかな?

とか

考えています。

ビワは古来から薬木の王とも呼ばれ
木も根も実も葉さえも
薬効が高いと認識されていた植物です。

が、

前述のような
逆転劇も。

薬は毒にもなる。

という事なのでしょうか。

昔から
ビワはサクラと共に
家の庭には植えてはいけない、と
伝えられている木です。

理由は諸説あるのですが

そのいずれも
なるほど!
と納得できるもの。

さーて
では
ビワの選別もしましたし

お風呂に入ってから
皮でも剥きますか。

剥いた実は
レモン汁を少し垂らしたお水に
漬けておくと
変色しづらいのでオススメ。

悪いのはジャムにして
上等なのは生そのままや
タルトに使おうかな。

今回のビワもそうですが
この野生果樹園のフルーツはどれも
甘味、旨味が凄く薄いのが特徴。

売っているものとは比較になりません。

しかし
それが良い。

いえ、勿論
極上の甘味を否定する訳では無いのですが
それはそれとして
こういった
ほのかに感じる山の甘味というのも
わりと
すてがたい味わいだと思いますよ。

ケーキなどにすると特に。

山ほど採れたのっす

とりあえず
帰りにスーパーが開くのを待って
安売りの菓子パンとホイップ、
それにヨーグルトを購入。

【お手軽トライフル・バージョンビワ】

こちらを作ろうと思いまして。

菓子パンは柔らかい生地系ならなんでも
良いのです。

カステラとかでも。

チーズ蒸しパンでも面白いかも。

これを適当にキューブ状にカットして
剥いたビワとホイップクリームを併せ
ステンレスのボウルで
先ずはザックリと混ぜます。

これは後でセットするので
いったん馴染ませついでに冷凍庫で保管。

ついでに
上手に剥けた上等なものを
幾つか
ゼリーにしてこれも冷やしておきます。

今回は子供も食べると思いますので
入れませんでしたが
この混ぜ込みケーキにブランデーや
コアントローを少し振ってみても
また美味しい。

そして
今回はまるで金魚鉢のようなサラダボウルを
用いましたが

この金魚鉢の
底にヨーグルトとビワ

カットしたアーモンドカステラ

前述の混ぜ込み生地

カットしたイチゴスペシャル

もういっちょホイップクリーム

剥いたビワのスライスゼリーをずらし
小型のヒマワリみたいに並べ

果樹園の近くで
雑草の如く繁茂していたアップルミント葉を
この偽物ヒマワリの真ん中に
ちょいちょいと置き

完成☆

見た目は
小学生低学年の女の子が一生懸命
父の日に作ったような見映えですが

食べるとなかなか美味しい。

ちなみに今回は
大量のビワを投下し過ぎ
全体的には
ケーキ、トライフルとしてのバランスが
おかしな事になっております。

それにビワは綺麗に剥くのがなかなか
難しい。

剥いたそばから変色しますし。

コツとしては
アボカド的にフルーツナイフを入れた後
スライドして真っ二つにし
皮を上から剥いて
その後に種を竹串で取るのが私のスタイル

ワンポイントとしては
種を先に取ると
身がぐずぐずになるので
オススメ出来ません。

フルーツナイフは百均でうっている
セラミックの小さなやつが
ビワには使いやすい。

それでも
気を抜くとすぐ崩れます。

だからこそのトライフルスタイルなのですが。

人様に差し上げる場合には
上記の飾り切りは省いたほうが
無難かも。

今回はそれを補うべく
ゼリーで固めてみましたが。

それでも
なんだかんだと言いながら
圧倒的なビワ物量作戦。

満足度は高い。

午後から
ひとんちに行くので
コレ持ってこうかな、

と。

こんなん1人で食べきれないですし。

子供用に
採ってそのまま
葉っぱつきビワ一房も。

子供はこういう葉っぱ付きの好きですからね、
ああ、ビワの種はお手玉の中身にも良いかも。

件の妖精六月場所の写真も撮影済み。

千代フェアリー
琴妖精

なんてね。

戦闘妖精 雪風ちっくな感じの
ネーミングと共に

【ちいさな妖精のおお相撲】

なんて即興のお伽噺でも創作して
ケーキを楽しみながら語りますか。

山ほど採れたのっす

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted