ガンダムNT 改変案覚書

2019年作品

出だし、幼いリタが予知能力を発動して、コロニー落としを予知するのは同じ。ミシェルのルオ商会のくだり、筮竹での八卦占いをする場面のあとモノローグ「私にはリタのような予知能力はない。できるのはただ、予想屋で確率的に状況を予想して助言できるだけ・・・。そんな私の八卦を政治家たちはありがたがってくれる。もちろん、商会の商談のおまけに過ぎないのだけど。でもお父様はその私の能力を拾い上げてくれた。私の嘘を認めてくれたのだ。」ミシェル、コールドルームで養父のコールドスリープと対面する。父の自分の脳に語り掛ける言葉を聞く。「やあミシェル。」父のテレパシーの言葉は、人工的にAIが作った模擬人格だ。ミシェルはそのことを知っていて会話する。ミシェルのモノローグ「父はもちろん死んでいて、私が今話しているのは、AIが模倣したセレモニーアバターに過ぎない。父をかたどった偽物の人格・・・・。でも、私はいつか本物のお父様をよみがえらせてみせる。そのための、ニュータイプ研究所との連携作業なのだから。人はいつか、魂だけでも不死になれる。私はそう信じるから。」 

ヨナの回想、出撃のあたりは同じ、搭乗するガンダムはユニコーンガンダムの後継機で、ニュータイプの意識拡大の増幅器が取り付けられている。コンピューターに人の意識が流れ込み、相補的相関的に出力して操縦するもので、先ほどのミシェルの父との会話と関係がある。ヨナ操縦しながらのセリフ「機械に俺の心が取り込まれる・・・・リタの能力もそうだったのか?」リタの乗ったフェニクスを追うのは同じだが、その理由が実験体の回収ということがちゃんとわかるようなセリフにする。また、ハイスピードで移動するフェニクスにより破損した艦隊などもある描写がある方がいい。ヨナ、「リタならやめろ!」と叫ぶがフェニクスを取り押さえることができない。艦隊の他の隊員のセリフ「実験体が飛行をはじめてからもう三年以上・・・・補給もなしに飛んでいるとは考えられん。中の人間は生きているとしたら亡霊だな。まさに幽霊船、いや幽霊モビルスーツだ。」「放置しておくわけにはいかないのか?」「ニュータイプ操縦者とAIの究極の融合・・・操縦系が永久機関になっているのかどうか、確かめたい研究員たちがいるのだ。もしそうなっていたとしたら、新発見だからな。」「死なない兵士か。」「いや、死なないAIだな。」

非常に簡単な整理になるが、フェニクスを補給しているのは、ゾルタンたちネオジオン軍ということにする。(本編では不明だった。)ゾルタンセリフ「なぜフェニクスが私に従うかわかるか?それは私が選ばれた人間だからだ。フェニクスは操縦者もいないのに動いている。これは永久機関だということだ。私はジオンのニュータイプ実験では不適格者と退けられた。しかし連邦のニュータイプ実験体のフェニクスとこうしてわかりあえた。それは、私も本当はニュータイプ適格者だということだろう?」女司令官「フェニクスには人としての意思はありませんよ。ただ、AIロボットが、補給ができるから我が艦隊に寄港しているだけです。あのコクピット部分はこじ開けて確かめることはできませんが、スキャン解析では生命反応はありません。つまり人としての意思は存在しないはず。」ゾルタン「それがやつの意思でないとどうして言える?フェニクスには人格はある。リタという操縦者の女の意思を私は感じた。たとえコクピットには何もなくても、あの機体はニュータイプだよ。君はどうしてそれを否定するのかね?」

ヨナたち、学園コロニーでフェニクスの出没を確認し、コロニーに降下するのは同じ。そこでゾルタンたちと遭遇する。ゾルタンたちの飛行編隊をヨナたちは目視するだけで、領空侵犯を容認せざるを得ないが、フェニクスがコロニー中心部にそのまま飛行すると激突するのを恐れて、ヨナは発砲してしまう。リタの「鳥になりたいな」というかつての意思を感じて、ヨナ「リタならなぜネオジオンにいる?」と叫ぶ。ゾルタンあざ笑い「撃っちゃうんだなあ、これが!」ヨナとゾルタンが対決するあたりは同じ。二人の対決を途中からフェニクスは阻止するように動く。ヨナを倒すために、ネオジオング改とドッキングするのをフェニクスに阻止されたゾルタンは、荒れ狂う。コロニーがついに分解をはじめて、多くの人間が宇宙に放り出される。ヨナもフェニクスと放り出され、ミシェルにフェニクスをしとめるように通信で言われるが、ヨナは情けをかけて、フェニクスを逃がしてしまう。戻ったヨナを責めるミシェル。「確かに私はあなたの言うように嘘つきだった。でもそれは、リタが危険だと思ったからよ。ああなるって予感が私にはあった。」ヨナ「それは君が彼女を見殺しにしたからだ。三人で助かるために、と言ったのは嘘だった。君は親友を売ったんだ。僕はそれが許せないから今だって。」ミシェル「感傷では人は救えない・・・。実験体が回収できなければ、意味はないのよ。それなら、なくしてしまった方がいい。」ヨナ「どうして!君は彼女を切り捨てたんだ。予知能力があったからか?自分より優れていたからか?それであんな実験で彼女を・・・。」ミシェル「人類の未来のためだったのよ。私もその研究所にあなたと居たわ。ニュータイプ能力がなければ、生きていることはできなかった。彼女は生きられたのよ、私と違ってあそこで。」ヨナ「でも君は逃げ出した。嘘をついて、優しい人たちのところへ逃げたんだ。君が彼女をフェニクスに乗せたんだ。そして君はその責任を取らない。もういいミシェル、君とはもう話したくない。」ミシェルの回想、ルオー商会の養父に「私には予知能力があります。」と面接で言う場面。養父は微笑んで聞いている。ミシェルモノローグ「この人をだませた。うまくふところに入れた。さよならリタ、あんたならうまくやるよね・・・。私もあんたもこれなら生きていける・・・・。」

そのころ学園コロニー壊滅が政治的にまずいということで、ネオジオンの女司令は政治家と秘密裡に連絡して、ゾルタンの追放をもくろむが、ゾルタンに感づかれ銃殺されてしまう。このあたりは同じ。ゾルタン「私を否定するやつらに、目にものを見せてくれる。」と言い、フェニクスによるコロニーのガスボンベの爆撃を計画する。このあたりの戦闘は同じだが、ヨナがフェニクスに接近してコクピットに乗り込む場面が違う。コクピットにはリタのぼろぼろのパイロットスーツと中の白骨化した死体がある。首に、ヨナが渡した父の形見のペンダントがある。ヨナの目から宇宙空間に涙がこぼれる。「リタ。」リタの機械と融合した意思がヨナに答える。「ごめんね、ヨナ。どうしてもあの人たちを許せなくて、敵のところに行っちゃってたの。だって私は死んじゃったから・・・・。」ヨナ「君があやまることは・・・ないよ・・・・・。僕もあの時君を救えなかったから・・・・。」リタ「ヨナはいつでも私に優しかったよ。だから・・・・・ね?」ヨナ「うん。帰ろう。みんなのところへ。」ヨナの意識にリタの意識が融合する。

ミシェルはヨナの意識が拡大しているのを感じる。ミシェル「予知能力者の、先を見通せる力がAIの数値予測の世界を突き動かしている・・・?予測からの自己修復能力か・・・。」戦闘が次々と、覆されていくのを見て、神の意思のようなものを感じるミシェル。その時、養父の幻影がミシェルを包む。「孤独だったのだな・・・。はじめて見た時からわかっていた。殺されたくないから、殺したのだ。それは誰にでも起こりうること・・・・おまえに予知能力がないことはわかっていたよ。」ミシェル「ならばなぜ、私を許して子として迎え入れたのです?」父「哀れだったからだ・・・。」ミシェル、AIの疑似人格ではない父と確信する。ミシェル「人の意思が保存されている世界がある・・・・。時を超えて・・・その世界が・・・・。魂が不死ならば、私の哀れな生も永遠に生きていられるということか・・・。」ミシェル、目を閉じて確信する。ゾルタンの猛攻に、おつきの男と特攻するミシェル。ヨナは「はやまるな!」と叫ぶが、ミシェルの艦は消滅してしまう。ゾルタン「そうやって、生きることにしがみついているから、簡単に死ぬんだよ!」などと言う。ヨナ、リタやミシェルの意思と融合して、ゾルタンをからくも倒す。最終場面。幼い日の三人、ヨナと手を取り合って予知のコロニー落としの映像を見せたあと、リタの微笑んだセリフ「驚いた?でも、これから起こることだけがすべてじゃない。あなたも私も、その先がずっとあるの。たとえ死んでも、なくなったとしても・・・・。」ED。

ガンダムNT 改変案覚書

ガンダムNTを見る機会がありまして、ちょっといろいろ付け足しを考えたので、いつものように覚書です。SF設定は素晴らしかったので、もう少しSF度が増していたら、もっとよかったのになと思ったので書きました。余計なことだったらごめんなさい。

ガンダムNT 改変案覚書

【完結作品】劇場版ガンダムNT(ナラティブ)の改変案です。覚書程度のもので、いつものように小説の体裁ではありません。あらすじ的には元のものとほとんど違いはないと思います。細部が少し変えてあります。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • アクション
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-06-09

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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