エンパス
独身時代も一度深く病んだことがあり精神科へ足を運んだ。人生初の体験。
医師は言った。
エンパスの可能性が高い。より精密な検査と投薬治療を施すことをおすすめする。と。
それを全て断り私は病院を後にした。
エンパス確定も、精神薬に依存してしまう未来も恐ろしかった。
しっかり診断を受けたわけではない。
あくまで〝疑い〟の段階だった。
それでも、以来、悩むことがあると、その時のことを思い出す。
人混みは苦手。避けれるものなら避けたいし、他人の込み入った話に無意識に感情移入していて、話してきた相手以上にしんどい気持ちになってしまったりする。
これも自分と受け止めたい。
でないときっと、創作もできなくなってしまうから。
弱みや欠点にしか思えない気質だけど、輝かせられるような生き方をしていたい。
エンパス