エンパス

独身時代も一度深く病んだことがあり精神科へ足を運んだ。人生初の体験。

医師は言った。
エンパスの可能性が高い。より精密な検査と投薬治療を施すことをおすすめする。と。
それを全て断り私は病院を後にした。

エンパス確定も、精神薬に依存してしまう未来も恐ろしかった。

しっかり診断を受けたわけではない。
あくまで〝疑い〟の段階だった。
それでも、以来、悩むことがあると、その時のことを思い出す。

人混みは苦手。避けれるものなら避けたいし、他人の込み入った話に無意識に感情移入していて、話してきた相手以上にしんどい気持ちになってしまったりする。

これも自分と受け止めたい。
でないときっと、創作もできなくなってしまうから。
弱みや欠点にしか思えない気質だけど、輝かせられるような生き方をしていたい。

エンパス

エンパス

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-06-09

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