snow-drop

恋は粉雪のように、堕ちる

愛は涙に似ていた
降る花がシナプスに似てきれいだった
君は花瓶のようだった 、
ふれたかった ふるえていた

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全身を侵すように花が咲き乱れて、あなたは泣いているように見えた、左の目からこぼれる金木犀の花が、香りが、涙に似ていた。始まって堕ちたあなたドロップ。

つつじのような少年、娼、溢れて、葉脈も、犯して、車道へ、海へ。


海へ


─────
恋も、星も、ハサミで切れなかった執着も怨嗟も愛しさも想いも甘いも詩と言いかけたラブレター、死ねない紫陽花、落花する椿も、剥き出しのバラ一輪も、すべて、すべてあなたに手渡しで渡したい。

少女墜落

snow-drop

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-06-07

Copyrighted
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