にくかい

にくかい

   








犯すように貪る

犯されるように乱れる

二つの肉塊はこの先という必然への了見を知らずに日常の穴を削ぎつつ逃げ場もなくただ凪の魂のまま虚を上手く欺いたかのような錯覚の後に悪戯に時を稼いだ後の冷えた自壊へと崩落してゆく前を酔い耽る




  

にくかい

作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

にくかい

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-06-02

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