使

 彼は私を見るや否や「天使ですか?」と言った。
 私は鉄格子先にいる彼に向かって「違う」と答えた。彼は泣いていた。それから「たった今まで祈っていたんです。そうしたら貴方が来たんです」と言った。
「私はただの人間だ」
「それじゃあ貴方は……」
 私は頷いた後、厚い本を開き、1つ読んだ。

使

使

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-05-31

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