lov

神よ、限りなく愛すべきあなたを、 心を尽くし、力を尽くして愛します。 アーメン

いつのまにか、



あなたは怪物になっていて、僕だけがそのことを知っていた。それでいて理性的で、孤独なうつくしく黒い瞳。破壊に無自覚的でいながら臆病な優しい怪物(けもの)。僕はすっかり魅了されてしまって、上位存在のなんたるかを知るようになった。
上位存在の体液を飲みたい、み国は近づくであろう、み国なんかなくても、あなたとともにあることが幸せです。(そのくもった虹彩には…?)神の肉を食べたい、啜りたい、そうすれば近づける気がする、み国、親愛なるあなた、その瞳の向こう、うつくしく、くらい海……。入水、殉死……。都市を映す影、摩擦する街のしずかなる悲鳴のように、死に絶える2つの……。

神殺し ?

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-05-28

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