それぞれの世界

マチミサキ 作

おはようございます!

昨日は久しぶりに
なかなか楽しめた1日でした。

今日はたぶん
何もないので

昨日の事を記録しておきます。

お昼過ぎころから
友達と合流

総勢3名

三人くらいが
一番動きやすい



それぞれの趣味の世界へ
順番で街ぶらを楽しむ的な。

最初に連れて行かれたのは

ジムとボルダリング
そして
キャッチボール

運動尽くしですね。

『運動着を持ってきて!着替えと
出来れば水着も!』

私は水着を持っていませんので
プールは遠慮させてもらいましたが。

知らない運動で
身体を動かすのは
なかなか面白い

という訳なのか
ボルダリングが一番おもしろかった。

運動紹介者は若い娘ですし
やはり
普段からやっているだけあって
速い速い

━━━エクソシス◯ビギニングで
こんなの出てくるよね…。

そんな事を
彼女がゴキ◯リのように
サササと
登っていく様子を眺めながら
二人で話していました。

そして
許可を得て
施設から少し離れた休工事の場所で
キャッチボール

ボルダリング女は
もともとソフト出身なので
慣れたものでしたが

もう1人は

『あ、旦那と前に少しだけ』

というタイプなので
いわゆる
まるでクソのような
女子投げであり
スローイングもキャッチも
私達には
ついてこれない様子で

当初は参加していましたが

途中からは
とりあえず今回は
壁に向かい自主練プラス見学という
孤独な世界へ向かわせました。

先ほど挙げた
プールでの私みたいなものです。

誰でも得手、不得手はありますからね。

無理にしなくても。

ボ女『そろそろ良いでしょ、本気で全力で
投げてみて!』

私『いいの?』

ボ『大丈夫ですって!』

私『じゃ、投げるけど
私には全力で返さないでね!』

キャッチボールは
相手の胸元に投げ込むのが基本

こんなの捕れないとか
言い訳はさせない

先ずは報復行為への釘を差してから

やつのハナを狙い
両方の意味合いでへし折るべく

殺すつもりで
投げてやりましたが

あっさりキャッチ

『そんなもんッスカ?』

悔しいが
いまのがほぼ全力

倒れ込んだのぼせを
上から見下ろす私の計画が。

『・・・えっ!?・・・やるじゃない。』

ニコッ


やはり
若いチカラには敵わない

しかも
運動を得意とするタイプですからね

だからといって
ショーバンや見当違いの暴投を
わざとするのは
私のプライドが許さない

あくまで
やつの顔面にぶち当ててこそ
意味がある

つもりで

その後も
息切れするほど
投げ込みましたが

その目的は叶いませんでした。

ここで
いちど壁に投げ込んでいるソロを呼び戻し
少しチカラを入れて
一番捕り易い左腕グラブ近くへ

壁女『ちょっ!!コワッ!』

私『ごめんな、やっぱり私は速いよな…』

━━するってぇとアイツが上手すぎるのか。

悔しくはなく
とても良い汗をかかせてもらいましたよ。

やはり
10以上差があると
ちがいますな。

さすが現役。

たいしたものです。

ほとんど息を乱してさえ
いませんでしたから。

それから
シャワーを浴び

今度は繁華街へ

午前早くから
集まった事もあり

お昼で込み合う前に
人気店へスッと入れました。

中華です。

高級店ではなく
リーズナブルな感じの。

しかし
それでも
とても美味しいと評判の人気店。

私は
麻婆豆腐や青椒肉絲など定番のもの

運動女はとにかく餃子が食べたいとのことで
幾つかある各種餃子を数種類とビール

ソロ女はビールだけ頼み
料理は二人で頼んだ分のオーダーでOK

足らないようなら
その時に追加しましょう、との一番
大人的な発言

それに
私は1人だけウーロン茶。

なんとなく
飲む気分でもなかったので。

そう、
好きなのを飲めば良いのです。

強要するなどもっての他。

今日は皆で楽しむ日。

車で来ている訳ではないし。

荷物になりそうなものは
貸しロッカーにぶちこんできましたし。

そして乾杯し、
満足感の高い食事を終え

それから
近くの公園のあずまやで少し
お茶をし

今度は
ソロ女オススメの場所へ移動しました。

出ましたよ…!

聞くまでもない、
ソロ女といえば釣り女。

しかも
こちらの釣具店の駐車場には
手回しよく
彼女の愛車

年季の入りすぎた
ランクルが忠犬の如く
待っていました。

お店の許可を頂き
停めておいたのだそう

それならば
最初から
ジムへランクルで来い!


二人で突っ込むと

うふふと
意味のわからない不気味な笑みを
浮かべるだけで
その真意は結局解りませんでした。

そして店内へ

ソロ女改め釣り女が
現在はまっているのはバス釣り

わたしも
やった事はありますが
正直
詳しくはありません。

どうせなら
食べられるお魚が良い。

いえ、
ブラックバスも
食べようと思えば食べられるのですが。

私は食べたいとは思わない。

立ち並ぶ
釣具の数々の値札を確認するに
なかなかのお値段のものばかり。

いずれも

スーパーに並ぶ
魚の切り身より高い。

かごを持ち次から次に
手慣れた様子で放り込んでいく
釣り女にそう伝えると

『うふふ、食べるとか可哀想じゃない
ちゃんと逃がすよ。臭いし♪』

食べたくもないのに
鋭い針を突き刺させ
魚を釣り上げようとするその気持ちが
私には理解出来ない。

笑顔の裏に隠された
なんという
サディスティックな一面。

運動女は最初だけ少し付き合い
すぐにランクルへ入り
空調を効かせ
爆睡していました。

一方、その頃
私は
釣り女の指導のもと
最新のテンカラ事情について
店内講義を受けていました。


最近はあまりやりませんが
なんだかんだいって
私も釣りは昔から
やっていました。

そうですね、

一番やったのは
鯉の吸い込みで

それから
へら鮒

伊勢海老

くらいですかね。

この釣り女とも
実は何回も同行しています。

雷魚や海釣りも行きました。

吸い込み竿やへら用の竿は
私も持っていますが
それ以外はすべて
この釣り女からの貸し出し。

ここ数年で
一番覚えているのは
この釣り女が
超巨大カエルを釣り上げたときのこと。

凄い笑顔で
カエルをぶら下げながら

『でかくない♪』

と私へと走り寄ってきた時には
本当にサイコ感が凄かった。

その時の記念写真もありますが
冗談抜きで
私の胸から足爪先くらいまで
ありましたからね。

日本にこんなん居るの?!

と本気で驚きました。

嘘だと思ってるでしょ?
でも
これは盛っていない本当の事ですよ。

その時の印象が強すぎて
思い出補正が効きすぎている訳ではなく
証拠写真がありますからね。


メディア発表していませんが
冗談抜きであれ
ギネス級だと思いますよ。

その釣り女でさえ

『ここまで大きいのは初めてだよ!』

とテンションMAX満面の笑みでしたからね。

掛かったのも凄いが
しかも
それをあんな細いロッドで
よく上げられたものです。


この釣り女は
今回のメンバーの中では唯一の既婚者ですが

旦那、その前は当然彼氏

その独身時代から
二人とも良く知っていますが

よく世間でありがちな
彼氏の影響で釣り道へ入った

訳ではなく

むしろ逆

釣り女が昔から病的に釣りが好きで
彼氏をも
その道へ引っ張り込んだのです。

釣りキチという人種は
遥か昔から居るとは聞いていますが

そんなに
人生の主軸にするほど
面白いものなのか

と、彼女を見る度に思います。


休日は勿論
旅行計画も車選びも
家の立地さえも
釣りを目的に立てますからね。

私などは
釣り糸を垂らしながらも
その実は

━━━ホントに釣れちゃったらどうしよう・・。

とか思っているヘタレなので。

私は雰囲気を味わいたいだけで
むしろ釣れないほうが嬉しい。

太公望の如く
糸の先の釣り針を外したって
良いくらいなのです。

そして
そんな昔の事を懐かしく
思い出しながら

ふと

彼女のかごを見ると

最早山盛り

この他にも
レジにいちど置いてきたとおぼしきものも
いくつか。

そして
精算。

時間がかかりそうなので
私は一足先に
玄関を出て
そのそばにある自販機で缶ジュースを
三本購入し
一息入れていました。

そこへ

『悪いけど重いのもあるから
一度こっちに車持ってきてくれない?
私、後ろ開けてサッと入れちゃうから♪
早くしないと他の人の迷惑だし
頼むよ♪』

とのことで

運動女を叩き起こし

ランクルを移動

店員さんも手伝ってくれて
次から次に
荷物がはこび込まれていきます。

むう、
なんと要領の良い

最初から
私に運転させる気マンマン

『いや、マチも飲むなら車は置かせておいて
貰うか代行で帰るつもりだったけど
飲まないから♪ごめんだけどヨロ♪』

まー、
良いですけど。

何回も運転してますし。

それから
いちど
ロッカーへ荷物を取りにいき

車へ運びました。

『今日は良い1日だったね♪』
『ホント面白かったですよ♪』

・・・

何を二人して
帰る気になっているのか。

次は
私の番ですよ。

『銃とか興味ある?』

二人にそう尋ねると
二人とも聞こえないフリをして
今日の事について盛り上がっています。

『シングルアクション派?』

ゴクリ、と釣り女の唾を呑み込む音が
ハッキリと聞こえました。

『あそこでしょ・・?
一時間くらいにしてよ?!』

そう
釣り女がようやく返答したので

行き付けのショップへGO☆

ちょうどSAKURA用にしたいホルスターが
見たかったのです。

お店に着くと
『行く?降りる?』

釣り女
『私は待ってる』

運動
『ちょっと見てみたいかも。』


『じゃ、エンジン切らないね、暑いし』

そして
年下を引き連れ
ショップ店内へ

むう、
良いですね

この特殊な客層と雰囲気

ネットリとした
濃度を感じます。

粘度が高いと言いますか。

飾られている
ハンドガンの数々を見て

運動女は
一切の空気を読まず
ハッキリとした明るい口調で

『これって
この出口の長いほうが良く飛ぶんですか?』

違います。

いえ、銃身やバレルがどうこう…
でなくて

ここは
そんな若く明るい口調で話す場ではないのです。

もっと…こう、

暗い目をして
それでいながら
爛々とした目付きで

上目遣いで
小声でボソボソと。

そんなことはないか。

もし
読んで頂いている中に
私と同好の士が
居られたとしたら
失礼しました。


別にきゃピッても良いのです。

むしろ

周りに居た
女性とはほとんど縁の無さそうな
独特の男性陣方々は

このよく通る若き
いわゆる陽キャ丸出し女性特有の声を聞き

意地でも
こちらを見ないようにしているものの

その質問に
心の内で詳細極まりなく
各自
答えていることは

とても良く判りました。

確実に
私の気のせいではないです。

『どれもたいして変わらないよ
全部おもちゃだから。』

フゥ、

とか

軽く首を横に振ったり

そういうのやめて下さい。

なぜか
私が恥ずかしい。

これが
共感性羞恥。

なぜみんなもっと
大人になれない。

このままでは
ゴルフ打ちっぱなしの如く

謎の無料指導員が現れかねないので

肝心のホルスターを
じっくり
見る事はなく

ショップをあとにしました。

釣り女
『あ!珍しく早い!』

釣り女は
軽く1時間以上は覚悟していたらしく

ランクルの中で
ハサミを片手に
先ほど購入した袋を拡げ
なにやら
仕掛けを弄っていました。


『おまたせ、それさ…さっき幾ら使った?』

釣り女
『いや、今月中に無効になっちゃう
500円クーポンがあったからさ、
まあ、全部で八万くらいかなぁ』

言葉の意味はまったく
解りませんが

わたしは

━━舟盛り何人前食えると思ってるんだ!

と、口には出さず
内心
絶叫していました。

趣味とはそういうものです。

このあと
三人で某大型スーパーに寄ってから
帰りました。

私は
釣り女邸で一泊させて
もらいましたが。

あの家
なんか綺麗は
綺麗にしていますが
生臭い気がしますよね。

ランクルも。

それぞれの世界

それぞれの世界

  • 随筆・エッセイ
  • 短編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-05-26

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted