多久さんの事件簿【テロリストの作り方】27

Shino Nishikawa

多久さんの事件簿【テロリストの作り方】27

テロリストの作り方が分かりましたので、報告します。

多久さんの事件簿【テロリストの作り方】27
多久、大ちゃん、マロ、リンチル、ノリ、伸、マージンは、カラオケ店で、令和初の会合をする事になった。
多久が言った。
「大きな事件は、霊界業者の仕業だと言いましたが、実際には、霊が事件を起こしているわけではなく、霊が人間に取り憑いて、事件を起こしているようです。」

伸が言った。
「俺もそう思っている。犯人と知り合いだった人だっている。人間の頭の中に、簡単に思い出が作られるわけがないんだ。」

大ちゃんが言った。
「そうですよね。犯人の家の家宅捜索だってあるわけですし‥。」

「はい。霊界業者が、どのようにしてテロリストを作るのか、教えてもらったので、今日はノリ君に体験してきてもらいたいと思います。」
「俺が?」
「はい。」
みんなもうなずいた。
パアア
ノリがワープして、消えた。

ザッザッ
解体業者が、全裸の膝を組んだ男の死体に土をかけていく。
男の腹と膝の間に、首が置かれた。
「はぁはぁ‥。」
解体業者は必ず数名で仕事をする。
通報される可能性があるからだ。

妻が病気になった時、医者にきちんと頭を下げたし、親の介護もして、立派な男達だ。
なぜ、この道を歩くようになったのか、理由は分からない。
きっと、日常生活に退屈していたせいだ。
解体業者は、大体、田舎出身か田舎の者が多い。

田舎が悪いわけではない。ただ、都会の奴らを仕切るためにも、近所に人が越してきても、耐えられる精神力をつけるべきなのだ。


最初の1カ月のスリルは、本当に恐ろしいが、ハマる人もいるみたいだ。
遺棄した場所も、時々、見回りに行く。
自分の身を守るためにも、立派な家庭の家主と友人になっておく。
自分の子供たちに、命の大切さを説く。
お世話になっている人に、きちんと頭を下げる。
犯人達は、他人から嫌われない行動を熟考しているが、仇が必ず出る。

世界的ヒロインは、神様に好かれる行動を熟考している。
犯人達は、神様なんか信じない。ヒロインに罵声を浴びせる奴らだ。

数か月後、遺棄された男イサクは、目覚めた。
『あれ‥?俺、首を切られたんだよなぁ‥。どうして、誰も助けてくれなかったの?』
「首、ちゃんとついているよ。」
『誰‥?』 
「イサクを助けてあげる。」
『わぁ、嬉しい。ありがとう。でも、俺、くさいね。』
「大丈夫。」

ザッザッザッ
『人がきた。こんな臭い、かがれたくないよ。』

猛烈に土を掘っている。
イサクが見ると、それは熊だった。
『クマさん‥。ごめんね、クサいでしょ。』
「俺には分からない。イサク、起きられるか?」
『うん、ちゃんと、服を着せてくれるよね。』

イサクは生き返った。
イサクは走り、テロ現場に向かう。
仲間には、今まで殺された人達が集められる。

遺族は、イサクが神の使命を果たしたと理解する。
そして、守られる。

多久達の下に、ノリが戻ってきた。
「どうでした?」
「土の中は、苦しかったよ。」
「それはそうですよね。」

みんな、心配して、ノリを見た。

多久さんの事件簿【テロリストの作り方】27

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