boku no ueno sora boku no sitano umi

今の僕がいるのは
君たちが傍にいてくれたから
今僕が生きているのは
弱い心を優しく撫でてくれたから

当たり前になっていく感情に
段々と気付けずにいた

戻りたいと青い波が返って行く
それは青い空の下帰って行く

些細なことが気になるのは
何もまだ知れていないから
最後誰かを想いだすのは
自分以外が生きていたことを知るから

何故生まれてきたかの問いに
ずっと顔を背けてきた

進みたいと白い鳥が飛んでいく
それは白い雲の下飛んでいく

広大な大海の上で泣いている
何も言えずに立ち尽くしている理由は
長い人生の上で嘆いている
何も出来ずに涙が波に飲まれる理由は
誰も探せないほど深く暗い海底に捨てよう

まだ今はただ生きていたいだけ
まだ今は誰かの後を辿るだけ
でも今をいつか思い出せるように
一瞬今を最期と脳裏に焼き付けるだけ

boku no ueno sora boku no sitano umi

boku no ueno sora boku no sitano umi

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-05-23

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