幸せ
人生で一番美しい好きというこの感情は、全くの預言通りに私のもとへと一体どこから来たのか。
誰がこの不可思議な気持ちで、青空の宙を舞い全世界が光り輝き、命を懸けて真実の愛に天を尽くした本心からの輝きで、一かけらの最も凝縮した心を幸せの中にそっと埋没させた。
夜明けが訪れて、満天の星々に溢れる究極の幸せで満足したゆとりに、人情の愛のひとひらのひとり旅で、私は今生きている事を知った。
ああ、本当に生きているのだわ。
私は一人この世界で本当にひとたびの沈黙にはたして耐えられるのでしょうか。
私は幸せを得るために死んで愛の昇天へと人生を邂逅させて人情が飽和する。一人ただこの世界に誰も知らない幸せを見つけたのです。
人には言えない、唯一少女だけが知っている。心の一欠片の恋の灯火に、泣けるくらいに、ほんの少しだけ、そっと少しだけしかない幸せに、あなたはその真実を言えない、言えた。
それに恥じらうその幻のひとすじの影の中に照れて笑う少女は、この世界で一番の幸せを見つけたのです。
そんなうわ事を私は今になって言えるその美しい御姿で、その夜に初体験の喜びに昇天する体で昇天し続けていく事を許されたのです。
そんな初潮の初恋のうつつに耽る少女。この少女としての人生の愛の実体験に許して、あなたはどうせまた一人空想に逃げていってしまう。
あなたへの初恋の想いが幸せなのか。
それともまた辛い想い出の空想へ逃げていってしまうのか。
私を心から本気にさせたのかもしれません。あなたはこの私の気持ちがなぜわからないの。私にもわからない。ああ、この世界はわからない事だらけで、夢のまた夢に満ちているわ。
もう空想に浸る初潮は愛の中に、男と女は秘密の花園でうまく愛し合う術を見つける一つの宇宙。
人間同志が結びつく事が許されて許し世界は創成していくのでしょう。
少女の青空の中に沈んでいく男への秘められた片想いなのか。自分への癒しの情熱なのか。人想いに男から殺されることへの熱情に果てていく行為なのか。
人と人は果てた後に快感の絶頂のその先に、人想いに全天に生命の模型は生きる事を許される時が来たのです。
女としての法悦を感じさせるこの気持ち、やわらかな温度の中にほんのりと生きさせた。
ああ、この私は女としてあなたから慰められた。私は女として産まれて女らしく生きていける。あの人は一体何処のどなただったのでしょう。
幸せが何処から我が身に降りかかるのか。それを知り得た時にこそ、全身全霊を懸けて神から与えられた才能を大事に手で優しく暖めなくてはならないのです。
人生は何処に向かって生きてきたのか。やっとの想いで幸せを発見したその時にこそ、情熱に満ちた男の爆発をここぞの大勝負で命を懸けて死んで散っていった、あの人間は何の為に、誰からも相手にされず死んでいったのでしょう。
人の心は移ろいゆくままに、ただそうなの、移ろいゆくままに、生きて死んでいくのでしょうか。それでいいのですか。
運命を懸けた人生には一つだけの真実があります。ああ、今ならわかります。
人が恋の気持ちに揺れ動き移ろいゆくのが、やっと今になってわかり初めた。ただ生命を懸命に尽くして人としてただ悲しく、何という悲しさなの。
悲しみのうちに、命をうっとりと散らす情熱に惚れてしまった事がいけなかったのでしょうか。
ああ、私は世界の美しさをこの手の中で取り逃してしまったというのか。何という事なのか。
いいえ、生命を懸けて求めてきたのを、情熱の元にあらんかぎりの力を尽くして夢が叶い手にした時の感動。ああ、この万物の感情を超越したのです。
この世界を超越していかせる全く新しい心とは、もうこの私のものなのか。それともあなたのものなのか。それさえ知らずに初恋の微かな初潮を感じるままにうっすら無くなっていく。
世界をまだ何も知らずに、こんなにも美しい幸せの玉手箱をずっと開けずに、時を超えて自分の人生をここまでひそやかに語ってきたのです。
私は人として初めて人の情けを知れた時、これこそ本当の初恋の情熱でした。
興奮してやる気に満ち溢れた時に、しなくてはならない事を確実にすれば、人生は得体の知れないものとなり超越していく。
何というこれまで誰もやった事のない、天に突き上げる行為をしていかなくてはならないのです。
知らなかったあなたが片想いの空想に、またひとたび逃げていたなんて。
あなたはこんなにも不思議な空想に逃げていたなんて、こんなにも不思議な世界があったなんて知りもしませんでした。
あなたは一体何処へ行ってしまうのでしょうか。
あなたの空想はこの世のものなのか。もうすでにあの世にいってしまったのか。
あの世に行かなくてはならない人生を選んでしまった。ただそれはそれで良かったのではないかと。こんな人生で実のところ、全て素晴しきかな。一人の人間がこの世界に確かにいたのです。ただ
幸せ