創造物

創造物

人間は万天の星空を見上げた時、今が人生で究極に充実した宇宙上で最もの頂点に、人間が初めて飛んだのではないでしょうか。
宇宙はこの人間が創造していない物質に溢れている。そう神が創造した物で溢れているのです。
神がどのような意志を持って宇宙をその神々しく可憐な手でお造りになったというのか。
人間が創造したものと、神が創造したもの。第三者的な評価において、どちらが素晴しい知性を備えた想像力をお持ちなのでしょう。
神が創造した美しいラインというものは、感受性を一身に背負った完全な調和に、人間の脳機能を逸脱した新しい機能で、天頂に到達した距離を持つ人類が誰も感覚した事のない超越した宇宙の箱庭なのです。
それが今になってよくわかります。神による天地創造の苦労がわかり初める。そして私の言葉で唱文を唱えて、天地を創造してみるのです。
人類が人類自身を逸脱して忘我し神の知脳を持った時、神の領域の傑作が創造されるのです。
この神に愛された人間は一体今何を創造するのでしょう。
神が天地を創造するのと、人類が生命を創造するのと、どちらが精緻で神格化した意識に調和した神の筆が精神的に感覚されるのか。
さあ、この神経が人間業を神業に変えて、神の領域へと突破した伝説を、子守り歌として聞かせる親は、その彼方に何を見たのでしょう。
神は超対称性の神蔵部に主として生きて存在して、人類を創造し神の啓示を与えて遺伝子の本領を発揮させる。
神は超越した領域の創造を人類の選民へ感覚させようとしていた。そしてもうすでに神の子だけはその真理を知っているのです。
神は宇宙を創造するように、神の愛を一身に受けた人間は、手工芸の最高傑作を創造する為に、与えられた無限の想像性を使う。まさに神そのもののコピーを作ろうとしているのです。
神にしかわからない一人の人間とは、他の人間には全く理解できない機構を持ち、この人間こそが神の創造物の仕組みを理解する脳の構造をお持ちなのでしょう。
神はこの人間の創造物を認識できるが、人間は神の創造物を認識すらできない。
人間は神にしかできない創造物をこの世界で初めて見た時、ただただ神のとてつもなく美しい心をはっと知ったのです。
神に愛されてしまったそのご本人は嬉しいのでしょうか。
神さえも見た事のない創造物の傑作が誕生したその時、神も初めてそれを造り上げた一人の人間をその気になって愛していたのです。
真実が邂逅していくこの何て素晴らしい日に、神が人間になりすまして、神聖な行事を執り行っている。来世は人間が完全に調和した預言に満ち溢れて、そっと美しく移ろいゆき、ただ人間を忘れる行為に生かして頂いたのです。
人間は人間ではない人間の創造物を見たその時、本当の人間を初めるのです。
創造物自身が生きて成長して、勉強しながら進化しているのを見た時、ああ、生命を宿した喜怒哀楽を持つ生命体の傑物は、ただただ森羅万象から愛されているのです。
この時代に一人の人間として生まれて、ここまで努力してやって来て本当に良かったと想うのです。
神が愛した人間の創造物がこの世界を初めているのです。
神の創造物と人間の創造物は意志の問い合いに、結合した神経は神の結合を行う。さあ神と人間が宇宙で唯一の合体が行われて生物の傑物が誕生した。
その合体した生物は、神と人間の両方の創造性を持ち、究極の知的生命体が集体成した人生の指針を提示した。その生物は神感の状態の中で別世界に生きて神から祝福されている。
感覚している。この創造物により地上の人々が癒されている最も美しい叙情詞に、全ての人生がこの世界もろともに邂逅していく時、この時代に生まれるべくして生まれたメシアは人々に神の啓示を与えるのです。
この世ではないような、この世の人間が作ったものではないこの世のものに、人間は全く感覚していない。すでに人間ではない事を認識するのです。
ふと創造物を眺める神の御本体を見た時、人間が人間ではなくなる。人生が人生で無くなり、生命が生命で無くなり、無に帰する時が到来しました。この創造物をこの世界に一つ残せただけでも、人生はこれまで生きてきた意味があったのです。
この人生でどのような事を感じてきて、今創造物の誕生を迎えて神との対話をしてしているのでしょう。この世界の生命体との調和を計り、これまで人間をしてきたのかと、今になってようやくわかり初めました。

創造物

創造物

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-05-21

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted