溢れて止まらない

時間ができると、考えてしまう。
あの人のことを。

私と知り合う前のこと。たまたま知る機会があった。
知って少し印象変わったけど、それでも引くことは全くなくて、むしろあの人らしいなと感じた。

写真に写る時、満面の笑みをしない人らしい。
だから? よけい魅力を感じてしまう。
会った時に見せてくれたクシャクシャの笑顔に。

分かっている。
営業スマイルだと。
表向きの作った顔だと。

会いたいけど、会えない。
好きな時に会える関係ではないから。

それでも、どこからが溢れてくる好きの気持ちが、溢れて止まらない。
気持ちを隠さなくてはいけない。
だから、会えなくて正解。

溢れて止まらない

溢れて止まらない

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-05-20

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