絶望の主人公

しゅみん

こんにちは。しゅみんです。1、2作とも書き終わっていないなか、3作目スタートです。
想像すると、残酷なところもありますが僕の小説に手を出した皆さんなら、大丈夫です。
あと、この作品はちょっとずつ書かれていくのでよろしくお願いします。

魔王vs魔王

僕は勇者。
王国の姫と王の命で、魔法使い、戦士、僧侶と、魔王を倒す、冒険に出た。
王国からすぐ近くの森、ここには魔物はいるが弱いものしかいない。
回りに生えている、薬草も弱いものだ。
王国の回りには、小さな村がたくさんある。
村々に、寄っては聖水を買い、武器を買って成長していった。
しかし、王国から離れていくほど魔物は強くなると共に、二つの問題がある。
それは、魔王の城が近くなるほど、村などは少なくなっていき、ここまで近くに来ると、一切ないので、食料がない。
だから、魔物を食わなくちゃいないんだ。
当然不味い、しかし、それしかないのだ。
二つ目の問題は、魔物の頭がよくなっていくと言うことだ。
殺そうとすると、
「やめてぇぇ!!」
等の声をあげている。
この二つの問題から、意識のある魔物を殺し、それを食べなければいけないと、わかるだろうか。
そんなのは、人間を食べてるような物だ。
とはいえ、そんな生活が続いて、冒険生活56日目
その時から、事件は始まった。
勇者「なんだ?この草...」
戦士「どうしたんだ?」
勇者「いや、これさ体力がほとんど全部回復するポーション作れるんだけど...」
僧侶「そんなものが、有るなんて、帰ったら王に報告しましょう。」
僧侶「じゃあ、私が作っておくので今夜の夕食を採ってきてください。」
この頃から、もう魔物を食うことにも慣れてきた、しかし味も食感も悪い。早く普通の飯が食いたいとみんな思っていた。
飯について、一番嫌がったのは、魔法使いだった。彼女は、冒険に出る前は、国有数の貴族の娘で、気取っていたし、野宿すら最初は不満をいっていた。
だが、今では魔物を食うことにも慣れてきたらしい。
魔法使い「火、つきましたよ!」
戦士「おっ!できるようになったか~!」
戦士「偉いな~、お前は!」
魔法使い「えー、そんなことないよー」
また始まった。俺たちは4人で1つのパーティーだ。
しかし、魔法使いと戦士が両想いだと言うことくらいすぐにわかった。
まあ、いつものことだし疲れて気にしてもいなかった。
ただの恋だと思っていたのだ。このときからすでに遅かったのかもしれない。
僧侶「あ!モンスターです!」
勇者「ほんとだ。みたところゴブリンの子供か?」
僧侶「でも逃げていきますよ?」
僧侶「どうします?追いかけます?」
戦士「少し追いかけてみようぜ。家族がいるかもしれないし。」
俺たちはあとを追いかけていった。
そして、そこで初めて知ったのだ...

魔物にも、集落があり互いに助け合い、笑いながら楽しく暮らしていることを。
魔法使い「ね、ねぇあれって村?ゴブリンが沢山いるけど...」
戦士「ま、まさか」
僧侶「魔物にも、集落のようなものがあるなんて」
俺たちはゴブリンが話す声に耳を傾けた。
ゴブリン子「ねぇ!お母さん!近くに人間がいたよ!」
ゴブリン母「まあ、ほんとなの?!急いでみんなに伝えなきゃ」
ゴブリン母「みんなー!近くに人間が来ているらしいわ。気をつけて!」
ゴブリン達「何だって?!」「どうしてこんな辺境に...」「早く家のなかに!」
ゴブリン子「僕は近くの村にも、伝えてくる!」
俺たちは、気づいた。
俺たちは、自分の都合で魔物達の生活を壊していたことに。

絶望の主人公

絶望の主人公

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 冒険
  • ホラー
  • 青年向け
更新日
登録日 2019-05-16

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted