別れの成分表

西園寺リルケゴール 作

別れの成分表

   










 別れの成分表。胎児の体制に入る。

 アイドリング時に行われるスキャンでは命は満遍なく比類されずにコントラストを帯びる。スキャンが終了次第、シャットダウンする世界の更新性とどう別離する?
 徹底された成分表。あなた方は他者の死に耐えられるかもしれない。だが自身の終われない破局の継続雨量にはどうだろうか。
 明文化された彼岸の定義をまだ持たない。スキャンは続くが定義をわれわれは警告されないまま、満遍なく命は更新される。

 継続殲滅、胎児の起動。わたしはもう一度更新させられるのだろうか。

 母は窓際で号泣していた。母は錯乱していた。窓際に更新の傷痕が未分化に濡れていた。母は偶然、あの定義を知ってしまったのだから。




  

別れの成分表

作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

別れの成分表

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-05-14

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