Engagement Ring

今日キミとの思い出を捨てた
写真や貰った物すべて
すると部屋には何もなかった
まるで自分の心の様だった
何もない部屋で独り泣いた
キミにあげる筈だったプレゼント
潰れるはずも無いのに強く握った
意味はないのは知ってるのに
泣いたって喚いたって何も変わらない
それを知ってて独り泣いた

ふとカレンダーを見た
日付にマルがついてた
2人で祝うはずだった
今年からは別の人と祝うだろう
マルなんてつけなくても忘れないのに
携帯のパスワードもそうだった
未だに変えられない
乗り越えたふりをしてもいいだろう
強がったっていいだろう
そうでもしないとやってられないんだ

世界に必要とされてないと思ってもいいだろう
俺にとってキミが世界の中心だったんだ
本当に笑えるだろう…

Engagement Ring

Engagement Ring

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-05-13

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