努力・笑顔・感謝
静堂唯我
2018年9月28日、夜10時過ぎ。いつもだったら、爆睡しているが、全くもって、眠くならない。
だって本物ですよ?
youtube でいつも見てる乃木坂46のメンバーと、握手しちゃうんですよ?
これ、最悪、心拍数が上がりすぎて、それか、発熱でもして、行けないんじゃね、と本気で不安になる。
握手会というもの自体がはじめてなので、自分がどうかしてしまいそうだ。
どうせ眠れないから、僕は何をどう言うかイメージトレーニングすることにした。
佐藤楓。最近入った3期生。ブログはチェック済み。フルーツのマスカットと彼女のツーショットがブログに載っていたから、それを話のネタに出来ればグッジョブ。
吉田綾乃クリスティー。同じく、3期生。こちらも、ブログのチェックは済んでいる。彼女は僕と同じで、ドラマが好き。何が好きか聞こうか? いやいや、ちょっと単純すぎないだろうか? ファッションのことを褒めてあげようか? 確認しているのに、揺らいでいる。やはり、アドリブで行こう。
三人目、阪口珠美。漠然としすぎていて分からない。仕方ないから明日考え直そう。
斉藤優里。彼女は韓国のアイドルtwiceが好きだからその話。
そして、山崎怜奈。彼女は慶応ガール。歴史が好きないわゆる歴女だ。僕は歴史が好きだから、その線で確定。
握手会はチケット1枚で5秒だ。佐藤楓、吉田綾乃クリスティー、斉藤優里は10秒時間がある。だが、それでも一瞬だろう。阪口珠美、山崎怜奈は、一枚当選した。
明日は楽しみ過ぎる。
僕はいつのまにか爆睡した。
人生はあっという間。楽しいこともあっという間。
いよいよ当日、2018年9月29日。まさしくそうだ。本当に、握手会その日を迎えてしまった。
そこそこぐっすり眠れた。気分は良いが、やはり相当眠い。朝食が来るまで、うとうとしていた。その間、悩みなんてどうでもいい、と思えた。
ところが、ご飯を食べている時、変な気持ちになってきた。意外と興奮してはいない。
握手会そのものも大事だが、出発する前の楽しい気持ちも、このドキドキひとつひとつも、無駄にはできない。
全然誇張ではなく、これまでの人生で一番、幸福な日だ。そんな日々が続きますように。僕は願う。
正直、休日はどうしても人手が少ない状況がほとんどなので、トイレのセッティングをしてから一時間半以上待っていなくてはいけないのだが、そんなことも気にならなかった。乃木坂46のスローガン、努力と感謝と笑顔、それを思い出しながら。そういうものはやはり、大切だ。
だいたい、10時半くらいからスマホをイジリ始めた。朝よりもテンションが上がっていて、落ち着きがなくなっている。
午前は、メンバーのブログをチェックしたり、昨日の夜のように握手会で何を言うか復習したり、(クルマ好きなので)中古車のサイトを徘徊したりして、上がっている気持ちの赴くままに、過ごしていた。
昼食はいつもより15分ほど早く食べた。食後握手で何を言うか繰り返しイメトレする。心臓が高鳴り口から飛び出て来そうだ。
車イスに乗る直前朝ドラの午後の放送を見たが、心ここにあらずで、全く内容が入って来なかった。
1時になった。介助員さんと看護師さんが来て着替えをし、いよいよ乗る準備をする。
車イスに乗ったら本当に実感が湧いてきた。
入所してはじめての外出ということもあって、今回は両親に車イスを押して連れていってもらった。
病室を出たとき、もし訪問看護を利用して自分で行くとして、お金かかるんだな、と妙にジレンマを感じて、一瞬場違いに軽く憂鬱ではあった。
制度があるだけありがたいのだろうけれど、どうにも煮え切らない。お金は何にも付いてくる。本当、世知辛いわ。
とは言うものの、やはり、楽しみだった。
一方で、思い通りいかなくとも、自分には小説を書くというライフワークもあり、乃木坂もあり、たとえ多少憂鬱を抱えてでも生きていけそうだが、何か変な風に自分に同情しているような、気持ちもあった。
障害に対しての憂鬱? 去れ!
天気は曇りだった。予報によると雨になるかもしれなかったので、少々心配になる。
「降らないといいけどなあ」
父親が車に僕を乗せるとき、呟いた。
「降りそうじゃね?」
僕は半ば捨て鉢な言い方をした。
「まあ、だいじょぶかあ」
「どっちでも」
僕は聞こえないように囁いた。どうも自分は不安に弱すぎで参ってしまう。
病院を出たとき、どちらかと言えば、プラス思考だった。やはり、握手会に行けるという幸福に感謝すべきだ、と思った。
外出が久しぶりだったので、ついつい視線が泳いでしまった。外の空気は良いものだなあ。
建物、トラック、電柱、日差し、全てが新鮮だった。
高速に乗ると、俄然実感が湧いてきた。
僕はふと、外の景色を見やった。遠くに病院と思しき建物が一瞬見えた。周りには田畑が広がっている。そんなありふれた景色が僕の地元である福島のーーいわき市を思い起こさた。
だんだんと、嬉しさの中にただそれだけではない感情が押し寄せてきて、その不思議さに思わず哀しくなりかけた。
自分は今、確かに、幸せではある。
過去の、自分よりも、惨め、ではない。
病院に、自分は、入院している。入院しているけれど、幸せを実感している。
家に居たままでは、前に進めない状況だった。そっちの方が、惨め、だっただろう。
今は幸せ。昔は惨め。
自分は、昔、性格に問題があったせいで、安定して友人がいたことが一回もなかった。見かねた母親が高校の途中で、西多賀への入院を本気で考えた時期もあった。
卒業した後も、入院を本気で考えたことがあった。親のエゴと自分のエゴがぶつかり、切羽詰まった。
そして、自分は、全てのシガラミを脱すべく、入院した。
憂鬱な気持ちの原因は、福島での自分が、ーーもし、ずいぶん早い段階で西多賀に来ていれば、高校のときのように孤独ではなかったのかもしれない、と薄々思っているから、のようなーー
はあ?
僕はなんて重いことを考えているのだろう。こんなにも身軽なのに。単に感情が豊かなだけです。
家での生活には限界があった。打開できなくはなかったが、打開する精神力が欠けていたので、どうにもならなかった。僕の方が根気がなく、まるで話し合いにならなかった。今はこれらから解放されている。厳密に言えば、先輩だが、友達は出来たし、人生で一番充実しているくらいだ。
が、僕は、また、変な考えをし始める。
僕はどう見ても、弱い割には奮闘もしたし、それらによって得た生きた教訓も少なくなかった。どう言えばいいか分からないが、精神的に変わった気もしている。
だとしても、だとしても、失敗に終わった奮闘は、くすぶっていた時間は、ただ、ーー
過ぎてしまった、時間なんて、どうでもいいのだ。それが、充実していたとしても、何でも、ただ、通過して行ったものでしかない。
僕は、あるいは、空っぽかもしれない時間を既にやり過ごしてしまった。そんな、地獄のようなもの自体、実感もない。
不思議なもので、明らかに今まで、最悪だとしか思えなかった出来事でさえ、ある意味でだが、楽しかった、と、いとおしく思っている自分が、ここにいるのだ。
なんだろう? いきなり、「ないものねだり」というワードが頭に浮かんできた。もう卒業しているが、乃木坂46の橋本奈々未のソロ曲なので、それもそうだろう。「ないものねだり」は特に好きな曲だ。はじめて聴いたときは、歌詞があまりに自分と重なっていて、今までになかったほどに感動した。自分がどうにかなってしまいそうなほどであった。
昔はよく、全てが嫌になって、「ここではないどこか」に、逃げ出したい、などと、本気で思っていたが、今はその「昔」は、「ないもの」になっている。「ねだっても」取り返しはつかない。
が、俯瞰して過去を見つめているだけに、周りと自分を憎む感情はほとんど無い。多少は「もし少しでも状況が違ったならどうだったのか? もう少しましだったかもしれない!」と思わないでもないが、地元そのものを離れている今、寂しい思いやら、「愛」のような思いが、溢れて、止まらないのだ。
自分も傷ついた。そんな自分を否定してしまいたいし、思い出しては憂鬱にもなる。大学進学を諦めたこと、ーー
が、今は、いくら過去を否定したくとも、「地元にいることができていた自分」を愛してさえいる。過去は遠くなっていき、学生時代、つまり、青春は、取り戻せない。記憶が薄れていくにしたがって、失われていく。
失われていくことを、実感してはじめて、恨んでいた過去が、ありがたい、と思えるのだ。あの頃でさえ、楽しかったし、自由もあったのだ。
嫌なものをそのまま、嫌なもの、として絶対に見なくてはいけないわけではない。想像して、好きなものを、思い出を、大げさに明るく作り直してもいい。ただ、受け入れるべき自分の罪は受け入れた上で、だが。
記憶が薄れていくにしたがって、思い出を前向きにでっち上げるのもやりやすくなっていっている。それに、いつからか、思い出すのが苦痛ではなくなっているのだ。乃木坂46を好きになってから、自分が、好きになれている。
ちなみに、ハマったのは、西多賀の先輩の影響で、だ。
そもそも、僕は、人の影響を受けやすい。クルマが好きなのは父の影響だし、小説が好きなのはかつての友人の影響だった。
自分一人だけでハマっているのではなく、共有できる相手がいるのは幸福なことなのだろう。小説は、僕の根性を叩き直すのに一役買ったし、乃木坂は、テンションを上げてくれている。
いや、乃木坂は、僕を救ってくれた、女神、なのだ。
そう、これから僕は、乃木坂の女神、五人と会えるのだ。なんて幸福なことなのだろうか?
雨は降ってきていない。天気は問題なさそうである。
会場である、夢メッセみやぎに到着した。
駐車場に入り、クルマから降りるとき、僕は、嬉しすぎて、恍惚となっていた。自分が、ここにいることが、信じられない気持ちであった。
父と母にクルマから下ろされると、「はじめて」の空気感を、一心に、感じた。この、瞬間を、焼き付けておきたかった。思わず、まじまじと建物を見上げてしまったほどだ。
例の先輩は、先に着いていたようである。入り口さえ、どこだかあまり分かっていなかったが、後を追えば間違いないだろう。先輩には、病院の生活についても、アドバイスを多くもらっている。しかも、最近ではほぼ毎日話をするほどである。乃木坂だけに、僕の人生、上り坂だ。
周りの支えのおかげで、欠点だらけの性格ではあるが、人間関係を壊すような問題は起こさずに過ごせている。そもそも、悪魔大王のような、「お年頃」丸出し野郎に、人生を楽しむ権利などありはしない。その、「お年頃」的な、「爆発」は時々あるが、まあ、学生時代とは違って、「いつまでも」キレてはいないし、「ほどほど」なので、許容範囲、ではあるだろう。
先日、(自分としては「多少」のつもりだったが)少し大声を上げてしまったことがあった。
僕としては抑えるべきは抑えるが、それが、効かなければ、打っちゃっておくだけである。僕の中に存在もしない理性を要求されても困る。
僕は、障害者だし弱い存在だ。乃木坂の握手会にも来れているし、良いこともあるが、僕は、そもそも仙台に来たくはなかった。なので、自分がしっかり親と話ができなかったことは今でも悔しい。完全に納得できていないだけに、不意に苛立つことも多いし、周りに分かって欲しい、特別扱いしろと言うわけではないけれど共感して欲しい、と過度に思っているところもあるのだ。
最近はこんなことばかり考えては、落ち込みはするが、乃木坂に救われている。好転した状況にもまた救われている。
当然、本物に会えば何か変わるだろう、と思っていたが、実際、自分がどうかしてしまいそうなほど前向きになれたのだった。
そこまでだとは思う由もなかった。
駐車場と会場の建物は近いように見えたが、多少距離があった。歩道はタイル状になっていてボコボコだったけれど、中央が道のように平になっていて通りやすくなっていた。
建物に入り、すぐにセキュリティチェックをした。僕の電動車イスを押していた父と母は金属探知機でチェックを受けたが、意外にも僕は何もされなかった。
会場に入ると、その人の多さに驚いた。流れているBGMは当然、乃木坂。ドキドキしてきた。雑念、どこへやら。
すぐ、係員の人が障害者レーンまで僕と他の人を誘導する。いよいよ、だ。
一つ前の人が乃木坂の誰かと握手している。もちろん、その一区画は何かで仕切られていて見えないが、雰囲気はかなり感じられた。
出てきたその人は、いい笑顔になっている。本当に、違うのだ。
何人かが、握手し終え、いよいよ自分の順番が回ってきた。
少し、待った。長く感じられる時間だった。
いよいよ、佐藤楓が、来た。やはり、オシャレで可愛い。白の清純な印象の女の子らしい服装に、髪は派手すぎない明るい茶髪のロング、それを綺麗に一つに結んでいた。
小顔さがすごい。眼は大きく、顎はシャープ、妖精のようだ!
見かけの印象は、ただ、最高としか言えない。優しさが、容姿がどうこうではなく、滲み出ているのだ。握手すらもまだしていないこの一瞬間でとは、すごいな。
さすがに緊張する。想像以上、だ。彼女は、握手する手をどちらにすべきか、逡巡したので、僕は左手で、と言った。それも、緊張した。
「地元は?」
「......」
僕は固まる。
「仙台?」
「その」
「ここ?」
「はい」
緊張でまともに話せていない。
「ブログ見てます!」
「来てくれてありがとう!」
「またね」
予定していた会話、できず。はじめてだしな。超キレイ。最高。
最後、ようやく薄く視線が合った。佐藤楓こと、"でんちゃん"は、すごくかわいらしい、透明感と清楚さを兼ね備えていた。が、ある意味で、親近感も相当感じられて不思議だった。最高としか言えない!
次、吉田綾乃クリスティー、が来た。つい最近までロングだった髪は、セミロングでカールがかかっている。色は栗色、前髪は半々ほどに分かれていた。服装はよく分からないが、可愛いファションだ。大人なテイストのベージュ色の服装。
笑顔がすごい。一瞬に満たない刹那でエネルギーが感じられる。圧倒された。眼を合わせられない! エクボが何気に可愛い。笑顔が特に似合う。眼には優しい印象が滲み出ている。割と大人な可愛らしさだ。
「ここが地元?」
「いやいや」
「仙台?」
「そのー、はい」
また緊張する。
「ブログ見てます!」
「見てね! 見てね!」
「はい!」
去り際、眼を緊張に負けず合わせた。そこそこ積極性はアピールできたかもしれない。やはり可愛い。
少し待ってから、阪口珠美がきた。彼女は自分より年下だが、写真などで見るよりも、大人な印象だ。眼が大きく、アイドル、すげえとしか言えない。先ほどの二人と比べれば、初々しいが、個性魅力共に凄まじいのだ。髪は黒で長めのロングヘアー、黒のワンピースっぽいファション。
笑顔がすごい。輝いている!
「乃木坂工事中見てます!」
「乃木中?」
「そうです!」
「ありがとう!」
「......いえ」
「バイバイ!」
何と言えばいいのだろう。彼女は、眼が、独特に魅惑的だった。それに、強烈な、初々しく可愛い笑顔で来るので、魅力が倍加され、最高、なのだ。
次、レーンを移動する。10分ほど待った。楽しみで仕方ない。緊張しすぎないようにしなければ。
斎藤優里、いよいよ、きた。
オーラがまずアイドルだ。彼女はそうなるべくしてなったアイドルだ。そうとしか言えない。明るさの塊、ただそれだけ、彼女自身でしか体言できぬ魅力、エネルギー、が、ガツンと伝わってくるのだ。どう形容しても、足らん。すごい。
ファションはよく分からないが、オシャレなおそらく白に柄の入った感じの服、その場に放つオーラ凄まじく、やばい。
いよいよ握手の瞬間。
「いつから好きなの?」
すごい明るいキャラクターだ。眩しいほどだ。可愛い。元気の塊だ。
「最近好きになりました!」
「好きな曲は?」
「ジコチューで行こう!」
「めっちゃ夏歌やん!」
話せば話すほど明るさが伝わる。何だこれは?
「あと、それめっちゃ乃木坂やん!」
とにかく元気、だ。これぞ、アイドル! すごい!
僕が特に意図せず、偶然持っていた紫のタオルを見つけてくれた。こう言ってくれたのは予想外中の予想外だったので、舞い上がるほど嬉しい。これはまたいきたいだろ。全ての価値観が、ひっくり返った。
彼女は、エネルギッシュで、とにかくこちらまで元気になった。その元気を他に分けたいと思えるほどだ。ただただ、可愛いかった。また、会いたい!
次の握手会では、グッズでアピール、ぜひやろう。これはいい手だな。
次、ラストは山崎怜奈。
実は現役慶應ガールだ。テレビにけっこう出ている。
見た一瞬間の印象、大人、だ。そして、同時に、フレッシュさが溢れていて、キレイで、凄い。眼が大きくキュートであり、天使のように笑いかけてくれている! 危険だ! ちなみに、ファションは上が黒、下が赤っぽいオシャレな装い、髪はショートボブで可愛い。よし、いよいよ握手の瞬間!
積極的に行ってみる。
「歴史、好きなんです!」
「誰が好きなんです?」
普通に話せているのが奇跡だ。また行くぞ、と心に決めている自分がここにいる。行かなくて、どうする。
「黒田如水」
「私は坂本竜馬が好きです。大河ドラマ見てます?」
「はい!」
「歴史に関したお仕事もあるので見てくださいねー!」
「ぜひ!」
なんて濃密な時間なのだろう。笑顔だ。エネルギー凄まじく、そして、眩しいのだ。汚れなど、微塵もなく、知的、なおかつ大人な魅力が溢れ止まらない。あらゆるものを超越している! 明日の活力源となるだろう。ありがとう! 本当にありがとう! これはハマるわな。
グッズを買いに行く。斎藤優里のマフラータオル、フォトブック、静電気吸着ポスターを購入した。ポスターは生田絵梨香、阪口珠美、斎藤優里、山崎怜奈をセレクト。もっと欲しくないこともないが、さすがにこれ以上は、無理だ。本当に。
帰るのに外に出ると、雨が降りそうだった。しばらく移動していると、雨粒が肌に感じられた。
とにかく、楽しかった。乃木坂と出会うために自分は生きていたのだ。過去など知ったことではない。いや、むしろ、過去ですら受け入れていたのだ。未来が見えすぎるほど明るく見えてくる。
まあ、それはいいのだが、他人に切れるのは、気をつけようと、思います。言い方を選んで書くが、社会に迷惑を与えるヲタクにはならないように、生きていきたい。善良な一ファンでありたい。メンバーさんの前でだけ自分を取り繕うなんて、嫌だ。
まあ、当たり前を当たり前に実践していくだけだ。無理だ、と叫び出したいくらいだが、気合いで乗り切る。前向きでさえいれば、大丈夫だろう。苦悩の底に沈もうとも、底を突き破って出てくればいい。
悩みの正体とは? ほどほどにしておくべき考え事、か? 変えられないものは考えないことだ。筋ジスだろうが、なかろうが、人生への漠然とし過ぎた虚しさは持っていて、全て上手くいくとは限らない。悩み、虚しさ、マイナスなものこそ、いい意味で小説を書くエネルギー、だ。
雨だけど青空が見える気がする。何度目の青空か。この瞬間を、無駄にはしない。
努力。
笑顔。
感謝。
教訓をありがとう!
努力・笑顔・感謝