徒然なる 短編集

ヤリクリー

この短編集を読む際の注意事項
(1)米印の箇所は、ト書きのため、読まないように。
(2)米印のないカッコの箇所は、読んでください。
(3)短編の①と②は、ほぼ同じ内容ですが、話の中身が全く異なるので、注意。
(4)この短編集は、今後、作品が増えていくかもしれません。(あくまで、予定)
(5)作品番号が21以降は、"#"の後に、数字で番号を掲載します。

徒然なる 短編集

短編①
明日は、いよいよ受験か。…緊張するなぁ。
(受験する学校数も、後2校ほどだけど…。 〈ポソッ〉)

あ、お母さん。
ん?何?明日はどこ受けるかって?わかってるってば!明日の受験先。分かってる、分かってるってば!!
お願いだから、そんなに急(せ)かさないで!余計に緊張するし、不安になるから!!

…そうよ。明日受かれば、私は、先輩と同じ大学に通えるの。…あの人に告白もしたくらいだし。
とにかく、受かるように頑張るってば!
(しつこいなぁ、さっきから。)

(※ケータイがバイブと共に鳴る。)
ん?メールが届いた?…あ!先輩からだ!
「受験勉強、お疲れ様♪そういえば、明日は、いよいよだな。それに、お前、俺と一緒にいたい、なんて言ってたよな。俺も、お前と一緒にいたいし、キャンパスライフも送りたい。
安心しろ。お前ならやれる!お前の実力ならここに合格できる!間違いねぇよ!
今日は早く寝て、明日頑張れよ。応援してるからさ♪」

はーい、わかったよ。早く寝る、早く寝るから!うんうん。了解。おやすみなさい。
(先輩が応援してくれているんだ。やるぞ!自分!!)


短編②
明日は、いよいよ面接か。…緊張するなぁ。
(受験する企業数も、後2校ほどだけど…。 〈ポソッ〉)

あ、お母さん。
ん?何?明日はどこ受けるかって?わかってるってば!明日の受験先。分かってる、分かってるってば!!
お願いだから、そんなに急(せ)かさないで!余計に緊張するし、不安になるから!!

…そうよ。明日受かれば、私は、先輩と同じ企業で働けるの。…あの人に告白もしたくらいだし。
とにかく、受かるように頑張るってば!
(しつこいなぁ、さっきから。)

(※ケータイがバイブと共に鳴る。)
ん?メールが届いた?…あ!先輩からだ!
「就職活動、お疲れ様♪そういえば、明日は、いよいよだな。それに、お前、俺と一緒にいたい、なんて言ってたよな。俺も、お前と一緒にいたいし、日常生活も送りたい。
安心しろ。お前ならやれる!お前の実力ならここに合格できる!間違いねぇよ!
今日は早く寝て、明日頑張れよ。応援してるからさ♪」

はーい、わかったよ。早く寝る、早く寝るから!うんうん。了解。おやすみなさい。
(先輩が応援してくれているんだ。やるぞ!自分!!)


短編③
母ちゃん、さっきから何なんだよ?キャーキャーキャーキャーうるせぇし踊ってるし。
親父を見ろよ。完全に呆れちまってるよ。

…確かにそうだよ。スターディライト(※架空の男性アイドルグループ)は曲がどれも良いしダンスもカッコイイ。俺たちも嫌いなわけじゃないよ。
ただね、はっちゃけすぎ。熱くなりすぎ。好きなのはいいけど、テレビで、目にした瞬間に興奮するのは、如何(いかが)なものかと思うよ。うん。

え?何?その封筒を見ろと?これ?
んで、その中を早く開けろ、だぁ?どれどれ…?

?!
…これ、スターディライトのライブチケット!しかも、4人分!!
…まさか、応募したの?親父が当てたァ?!マジか!!父ちゃん!カッコイイ!!最高!!
しかも、これ、チケット購入者の限定100人にしか貰えない、首かけ式の限定チケットホルダーも人数分!しかも、全4種全てが1つずつ…。すげぇ、すげぇよ、父ちゃん。(実は、そのホルダー、ガチで欲しかったんだよね、俺。)
姉ちゃんには…、まだ伝えてないと。(家に戻ったら、喜びを大爆発させるな、こりゃ。)
っしゃあ!家族揃って、ライブに行けるぜ!!
(ヤッフー!)

…ご、ごめん父ちゃん。お、俺も、つい母ちゃんと同じく大喜びしちゃった。あ、アハハ…。…その、ごめん。
(やべーよ、やべーよこれ。人のこと言えねぇじゃん、俺。何してんだよ…。母ちゃん以上に熱くなっちまったよ…。)


短編④
今日は、PS4の新作ゲーム、White Ops(ホワイトオプス)の発売日♪あの、人気ゲームシリーズの、最新作!注目度が高いんだよね♪
予約したものが…。
(※ピンポーン♪ チャイムが鳴る)
届いた~!キタ━(゚∀゚)━!

(※箱を開ける)
これだこれだ!今回買ったものがDX(デラックス)エディションだから、シーズンパスに、吹き替えを担当した声優のカード入り♪
…って、これ、本人からの手書きカード!!たったの10枚しか無いという、噂のやつ!しかも、俺の好きな女性声優のだ!さらにさらに、俺の名前が書かれてる?!
(※興奮しすぎて、何も言えない我)

おっとおっと。メインはそっちじゃない。これは、あとのお楽しみにするとして。
早く起動させよう。安心しろ、俺。やるべき課題も既に終えている!
読み込み完了!よし、やるぞ!

ん?『ご利用の機種は、このソフトには対応しておりません。』だと?
…あ!俺、間違って、"PS3"版を買っちまった!PS3は、俺の実家にあるんだよ…。なんでよく見ないかね?俺。常にソフトはPS3用のを買うという、いつもの癖を変なところで出しちゃったぁ~。
くっそォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!


短編⑤
あ~あ、もうつまんない!私に雑務(ざつむ)は回されるわ、お茶出しさせられるわ、清掃関係を押し付けられるわで、もう嫌になっちゃう!なによ、あのクズ上司。私が有能すぎるからと言って、使いっ走り(つかいっぱしり)にさせるなんて。私も、"Lady(レディ)"ですからね!!(`^ ´)プィッ

…何も食べたくない。休憩時間が近いけど、休むということに対しての意欲すら枯渇(こかつ)してしまったわ。周りは、整備やら納車やらで忙しいし、電話対応に追われてるし…。(;´Д`)ハァ…
(本当なら、私は電話対応をする役目なのよ。なのに、新入りの中で、私だけ雑務回し。奴隷かしら?)

…あ、大和(やまと)先輩。お疲れ様です。
…え?「私と"2人きりで"一緒に食事にでも行きませんか?」ですって?!「無能上司に振り回されて、嫌な思いをさせて申し訳ない。ストレスで殺られる(あやめられる)前に、2人で先に発散させよう。」ですって?!
喜んで!大和先輩には、いつも助けられてばかりですから。
(と言っても、今回もなんだけどね。(笑))

はい!本日の退勤後、2人で食事、行きましょうね♡
タイ料理、なのですね。わかりました♪心身共にリフレッシュしちゃいましょう♪


短編⑥
桜が綺麗だなぁ。一時は、"4月前に散って終わってしまう"なんて言ってたけど、寒い日も数日あったから、タイミングもバッチシになってよかったなぁ。

そろそろ、新学期なり新生活なりが本格化するもんなぁ。ピカピカの制服なりカバンなりに身を包む入学生。新たな地で活動を始める着任者及び新入社員。気が引き締まるねぇ。

…あ、つくしだ。やっほ~、つくしさん♪今年も、よろしくね♪食べたい気持ちもあるけど、このままにしておこう。大きく、立派に成長するんだよ。

おっとっと。こんなにのんびりとしているんじゃなかった。遅刻しちゃう遅刻しちゃう。
のほほんとするのはここまで。さぁ!気合を入れて、今年も、やりますよ!!

短編⑦
うひゃ~、やっぱり混んでるなぁ~。春祭り、盛り上がってるなぁ~。今年は、久しぶりに天気が良いし暖かいしで、文句無しのコンディションだから、そりゃ人が集まるわけだ。

お、山車(やま)だ。久しぶりに見るなぁ。いつ以来になるんだろう?少なくとも、5年以上は経過しているだろうなぁ。妹を連れて行ってたんだっけかな?懐かしいなぁ…。

いつもと変わらない山車(やま)だけど、いつ見ても新鮮に感じるんだよね。何故なんだろ?
小学生の時は、山車のからくりについても学んだっけ。実際に資料館へ足を運んで勉強もしたし。
日本古来の技術も、なかなか面白いんだよね。

…あ、"どんでん返し"だ。楽しみだなぁ!山車を、人力で勢いよく方向転換をするんだけど、大迫力で痺(しび)れるんだよね!祖父から教えてもらったけど、スポーツで主に耳にする"どんでん返し"って、これが由来らしいね。それくらいに大きな意味を持っているんだ。へぇ~


短編⑧
春。出会いの季節!私に似合う彼氏ができる季節!今年こそは、素敵なあの人に会えますように☆
そして、その恋が一日でも長く続きますように☆

…って、これ、私、言うの何度目かしら?相変わらず、彼氏が出来ないのよねぇ。何年目かしら?1度でもいいから、イケメンな、寛容な方とお付き合いしたいわ!

あぁ、周りにはカップルが沢山(たくさん)いるわぁ…。
見てられない、目を瞑(つむ)っていたいくらいだわ…(泣)。
やめて。私をそのような目で見ないで。残念な女と捉えないで、笑わないで…。
。゜(´∩ω∩`)゜。

…え?あ、はい。わ、私、ですか?
…って、貴方は、あの時の命の恩人!え?「私も、貴女に助けられたことがある。それに、貴女のその笑顔が素敵で、好きになってしまいました。どうか、私でよろしければ、お付き合いお願いできますか?」ですって?
…えぇ。喜んで!こんな私で良いのであれば!
不束者(ふつつかもの)ですが、よろしくお願いしますね♡


短編⑨
(※天気予報を見て)

明日は雨か。なんか嫌だなぁ。雨自体は悪くは無いんだよ?ダムの貯水率が上がるし、水不足も改善はするからね。
ただ、最近の晴天続きからすると、少しは嫌になるんだよね。

気温も気温だからな。20℃近くあった最高気温も、明日は10℃近くで寒くなるし。
たまったもんじゃないよ、本当に。また冬のコートや服装を出さなきゃならないのも、困るんだよね…。
(´Д`)ハァ…

傘持ちで通勤か…。できるだけ荷は軽くしたいから、余計な荷物も持ちたくないし。移動中に読む本も濡らしたくないし。
…さて、どうしたものか。

…ん?明日の雨は、午前3時ごろに止むって?!嘘でしょ?!
(やったね!折り畳み傘なら、そこまで大きな荷にもならないし。
ラッキー♪)


短編⑩
…クゥ~!終わんねぇ~。(※背伸びをしながら)
ここまで、…大体、8時間くらいかな?ぶっ続けでラップトップとにらめっこしているわけだけど、同じ姿勢をずっと続けてとっているってわけで、身体(からだ)がバッキバキ。頭も痛てぇし、肩の凝り(こり)も酷いし、歩くと足取りも重い。ふらついてばかりだから、少しの段差でも躓き(つまずき)そうで怖いんだよ…。

…え?何??"「ラップトップ」って、一体、なんの事か"って?それと、"何故そんなにラップトップってものをずっと触れてるのか"って?

後者の質問は、まだ分かる。
…だけど、前者の質問は、俺にとっちゃ、幼稚な質問にしか思わないね。だって、皆が皆、1度は触れたことがあるものについての呼び方に対して、「ねぇねぇ、あれなぁに?」っていう質問をしているのと同じだからね?何なら、それ、つまりは、ラップトップなんだけど、海外での呼び方だからね?この言い方が、ある意味、正解だからね?

…ゴホンゴホン。(※軽く咳払い)
んじゃ、質問に答えよう。
前者の質問の答えからだけど、「ラップトップ(※laptop)」とは、「ノートパソコン」のことさ。…ま、「ノートPC(ピーシー)」って呼ばないわけじゃないけど、その言い方に慣れちゃったからね。
(高校で、この言い方にしなさい!って、徹底的に、先生から叩き覚えさせられたくらいだからねぇ。大学に通っても、この言い方をしないと怒られるし、馬鹿にされる。話す言葉、一語一語の細部まで見られてるんだぜ?)

で、後者の質問。"何でそんなに、ラップトップを長時間も扱っているのか?"って問いだったね。
答えは、"卒業論文を制作している"からなんだ。制作するとは言うものの、そう易々(やすやす)とは終わらないんだよなぁ~。
俺は、多分、まだましなんだと思うよ?合計10万文字のそれを、今現在、4月半ば時点では、7万字まで埋めたわけだから。勿論、あと3万文字以上を打てば終わりなんだけど、教授に、1度目を通してもらって、手直しをしてもらわないとねぇ~。
(記入不備や、図表の見にくさ等の問題があるかもしれないからね。ここでも、細部にまでこだわらないといけないんだぞ。)

卒論を作るにあたっては、昨年の12月から、参考にする書籍を数冊も借りて、それぞれ一通り読み通し、使えそうなところは、メモ用紙等にまとめてね。制作するそれの章にあわせてまとめていくからねぇ。書籍で足りない分は、流石に、インターネットの力を使うけど。
…だって、そうでしょ?企業のデータを使う際は、最新のデータが良い訳(わけ)でしょ?書籍だと、最新の情報が載っているとは限らないし、その可能性は、低い。公式サイトなら、その企業が直々(じきじき)にデータを披露してくださっているわけだから、信憑性(しんぴょうせい)は、高い方でしょ?
他にも、具体例探しのためにネットサーフィンもするし。

…色々と大変なんだよ?大学生って人は。遊んでばかりって訳でもないんだ、これがまた。

他の理由としては、数日前から、とあるPCゲームをやり始めて、それが楽しいから、ハマっているってのもある。
…別に、ゲームで休憩をとったっていいでしょ?ぶっ続けで、書籍とインターネットとWordとExcelを行き来し続けてもいいけど、身体が持たないと思うよ?さっきの話みたいになるし。

勿論、遊び過ぎないようには気をつけているよ?毎日、そのゲームにログインをする訳ではないし、毎日、そのゲームをしている訳でもない。一日に、1時間までにしようと気をつけてはいるし、長くても90分くらいまでにはしてる。
…それでも、ゲームのやりすぎだから、長いんだけどね。(ポソッ)

以上で、さっきの質問の回答としようか。

そう言えば、お前のところのゼミ、卒論あったっけ?

…え?ない?
その代わりに、辞書サイズの分厚い本を、6人グループで一気に日本語訳を進めていくと。

…あ!思い出した!お前、ゼミの担当、モロトフ教授だろ?何時も(いつも)、あーだこーだと怒鳴り散らしては、炎上させられている、あの教授。
正直な話、どうなの?あの教授。ゼミの時も、怖くない?

…んぁ?怖くない、だぁ??「その上、むちゃくちゃ優しくて、訳の例をあげてくれるから、課題が捗る(はかどる)。」と。
…んで、何何??「今、3100ページもの洋書を翻訳しているけど、その書籍の残りは、50ページもない」だぁ?

んで、その翻訳が終われば、ゼミとしては、終わりでしょ?

…いいよなぁ、お前は。
こっちなんてよ、毎学期、誰か一人が週一で"個人プレゼン"をするからなぁ。それもしなきゃなんねぇから、冗談も何も言えねぇんだよ…。

何?「今から、飯でも食いに行こうか。」だぁ?
悪いけど、来週は、俺の個人プレゼンの担当だから。それに、先週、"ゼミの新規生の歓迎会"をしたから、金がねぇ。

…すまんな、忙しくて。


短編⑪
…あ、見~つけた♪
そんな所に隠れていただなんて、恥ずかしがり屋なんだね、キミ♡

私、ず~っと、アナタのこと、探してたんだよ?待っていたんだよ? 「早く、私のところに来ないかなぁ~?」って。一緒に、あ~んなことやこ~んなことをしたいなぁって。私も、欲求不満なんだよ?アナタにだけ、満たしてもらいたいの…。

…なのに、なのに、キミは、他の女の子とイチャイチャしていた。
私、知ってるよ。昨日、家に帰ってこなかったのは、その娘(こ)と一緒だったから。2人きりで。私、分かるんだよ?アナタやワタシとは、全く別の、第三者の匂いがするってこと。

…あぁ、泣いちゃってる♪謝っちゃってる♪許すわけがないのに。
…だって、仕方ないよね?全て、アナタのせいなんだから。あの時の、「一緒にラブラブだよ♡」なんてセリフは、上っ面(うわっつら)。

ちょっとだけ、ガマンしててね?殺したりはしないから。可愛い妹の私を置いておいて、それはないよねぇ~?
今から、私の指示に従ってもらうの。これから、一生ね。私は、アナタと結婚するし、子供もつくるの。離れたり・離したりしないから。

「アナタのことしか、考えてないんだから。」


短編⑫
今から、今日あったお話をするんだけど、先に言いたいことが1つある。俺は、変態とかストーカーとか、そんなんじゃない。それだけは頭に入れていてほしい。頼む。

それじゃ、話すよ。今日、大学行く前にさ、駅から降りた1人の女子高生を見たんだ。元々、俺の家の最寄り駅はローカル線の駅でね、単線なんだ。その、古ぼけた駅から出てきた娘(こ)がね、なんだか、哀愁(あいしゅう)を漂わせ(ただよわせ)ててね。胸にキュンって来たんだ。程よい長さのロングヘアで、白いイヤホンを耳にしてスマホを少しいじったら、周りをキョロキョロする姿。好きだったなぁ。

勿論、声なんてかけてないよ。不審者扱いされたくないからね。
…って、こんな話をしている時点で、不審者そのものなんだろうけどさ(笑)。

それで話は終わりさ。つまり、その娘(こ)を見たって話なんだけどさ。そうしたらさ、彼女と同じ学校の制服を着た、カップルと思しき(おぼしき)2人が、ほぼ同じタイミングで出てきてさ。
俺は、彼女には、彼らよりも幸せでいて欲しいって思うんだ。もし、今、彼女が寂しいと思っているんだったら、今後、彼らよりも、もっと大きな幸せを得て欲しいな、ってね。

お前も、今、彼氏と幸せなんだろ?末永く幸せでいて欲しいのは言わずもがななんだけどさ、俺の方こそ、キミよりも、もっと、幸せになってやるってね!

だって、
「俺、彼女が出来たのさ。」


短編⑬
…実はさ。俺、家族にすら伝えてない、1つの秘密があるんだ。

それは、"眼鏡っ娘(めがねっこ)"が好きなのさ。女子高校生のメガネ姿でもキュンキュンはするんだけど、40代前後くらいの、色白な女性で、眼鏡をつけていたら、俺はイチコロだね。
なんて言えばいいのかな?"大人の色気"みたいなものが感じられるんだよ。"セクシーな感じ"も無いわけじゃないけど、俺が指しているそれは、"知的な・ウィットがかった"それなんだよ。それで、そんな女性が、優しく微笑んでくれたら、どうよ?笑顔で返したくなるもんだよ、本当に。

だから、たまに、告白したくなっちゃうんだよ!クレヨンしんちゃんみたいな感じにね。
「ねぇねぇ、お姉さん!」ってさ。

わかるよ。笑っちゃうよね、そりゃ。俺だって、他の人が俺が話したようなことを話したら、流石に吹くさ。でも、いざ、その立場になってみ?他人(ひと)のことが言えなくなるから。

そうしたら、面白いようなことが続いたんだよ!
だってさ、俺、実際に、その眼鏡っ娘の人に告白してさ。そうしたら、その人、"既婚者"でさ。30代前半くらいの方なんだけどさ。勿論、全力で謝ったよ。他人(ひと)の女性に告白するって、馬鹿げた話だからね。でもさ、その方と別れる前に、連絡先を教えてくれたんだよ。『何かあれば、連絡しますから』って。そうしたら、来たんだよ。彼女から。
どうやら、その旦那さんが不倫をしていたそうで、離婚したんだと。それで、その女性と付き合い始めたんだよ。

そして、さっき、"籍を入れてきた"んだ。
さっきから、隣でニコニコしている女性がいるだろ?俺の妻さ♪


短編⑭
先輩、元気にしてるかなぁ~?

初めて会った時から、彼女に散々怒られまくってたけど、別れるその日の時には、怒られないように、色々と気をつけられるようになったものさ。

時々、ゲーセンのキャンペーンで貰えたポストカードをプレゼントしては、喜んでたっけ?ちょうど、彼女の好きなアニメのやつだったからね。

でも、今は、もう、ここにはいない。最高のパートナーと旅に出たのさ。

先輩、元気にしているのでしょうか?


短編⑮
私の後輩くん、真面目にプレゼンテーションをしてくれていて、かっこよかったわ♡

彼の初めてのプレゼンテーションはグループでのだったんだけど、オドオドしていて心配だったけど、個人になった途端、一気に才能が開花したわね。

ゼミも、私の所属しているところに来てくれて、本当に嬉しかったわ。教授も大喜び!

私も、彼に負けないくらいに、本気で取り掛からないとね♪
後輩くんには、負けてられないわ!先輩としての威厳(いげん)を、"堂々と"見せてやるんだから!


短編⑯
私は、全てを見てきた。キミが生まれたその時から。勉強し、虐められ、受験に走り、彼女と出会い、結婚。君の息子や娘が育っていくのも見てきた。

だが、キミは、突然消えた。車と共に。愛する人たちを残したまま。
その瞬間、私は止まった。二度と、動くことをしようともせずに。

…そう。それは、君との、お別れの瞬間。二度と私には会えなくなった証拠(あかし)…。


短編⑰
私は、裏切られた。

愛しのマドンナに。告白し、付き合っていたのに。恋人として、次期、良き伴侶として…。

…だが、我が教え子が彼女を奪った。アイツには縁を切られ、教え子(ヤツ)と籍を入れられた…。

…俺の周りには、誰も味方なんていない。教え子ですら、敵なんだ…。ヤツらは、俺に何か恨みでもあるのか?そうとしか思えない…。

俺は、裏切られてしまったのだ…。


短編⑱
私には、秘密にしていたことがあるの。誰にも言えない・言いたくない秘密があるの。

それは、実は、"私は人妻"なの。

どう?ショックだった?
ショックだったのね。それはそうよね…。表向きは、いいお年頃の女性。あなたの彼女として、デートに行ったり泊まったり。

…でも、本当は、既に愛する人を持っている既婚者。オンラインゲームで仲良くなり、色々と教えて貰ったり、助け合ったりしたわよね。本当に嬉しかったわ。
告白された時も、素直に嬉しかった。

泊まりの時、旦那さんにはどんなことを言っていたのか?また、子持ちなのかどうかを教えて欲しい、ですって?
いいわよ。答えてあげるわ。

まず、子供は、姉妹の2人がいるわ。夫は、単身赴任で、海外で生活をしているわ。泊まりに出かけた時は、彼に、友人と泊まりで旅行をするっていう内容の話をして、騙した(だました)。彼女たちは、もともと寮生活だから、特に気にする必要はなかった。ただ、旅行に行くっていう話だけはしたわよ。念の為(ねんのため)ね。

あなたと過ごした夜は、どれも素敵だったわよ。綺麗な星を見ながら散歩もしたし、花火も2人で見に行ったし、愛し愛されたし。
どれもこれも、今では、いい思い出ね…。

繰り返しになるけど、私は、人妻なの。他人(ひと)の女性なの。付き合い始めてから、何ヶ月か経つ(たつ)けど、彼らに、不審(ふしん)な目を向けられてき始めたの。これ以上付き合うと、私だけじゃなくて、アナタにも迷惑がかかってしまうわ。最悪、金銭解決になってしまうの…。

長々と話をしていてごめんね?もう、あなたとはこれ以上付き合えないの。

(※泣きながら)
あなたのことが嫌いとか、そういうのじゃないの。"あなたを護る(まもる)ため"なの。それだけは、どうか、勘違いしないでほしい。苦渋の決断、なの…。
…私だって、こんなことは言いたくはなかった。もしかしたら、あなたに嫌われるんじゃないのか、って。

…大丈夫♪今も、これからも、あなたの事を愛しているわ♡ 例え、もうあなたと連絡を取る余裕がなくなったとしても、あなたを応援しているから。

こんな私のことを愛してくれて、本当にありがとう♡
好きよ♡アイシテル♡♡


短編⑲
ここは、誰もいない、森の中の遊歩道。私は、ここを歩くのが好きだ。勿論、1人で。

誰の目を気にすることも無く、周りの小動物たちの自然な姿を目の当たりにする。彼らの、生き生きとした姿を目撃するのだ。

襲われそうな時も、ない訳では無い。だが、彼らは、殺しにくるような真似はしない。威嚇(いかく)はしても、どこかで、心を開いてくれるのだ。

…さて、私は戻ることにしよう。私を必要とする者たちのもとへ。自然を愛し、生き物を愛し、地球を愛するモノたちの所へ。

さぁ、私と共に行こう。


短編⑳
俺はなぁ…、俺にはなぁ…、愛すべき妻に、最高の子供がいるんだよ!一家の大黒柱として、俺は生きてるんだよ!!

何がズル休みだ!何が抜け駆け(ぬけがけ)だ!子供の命を、妻の命を護る(まもる)のが、オヤジとしての仕事なんだよ!!許可は、当たり前のようにとっているさ!家族を護るためにはな、何かしらの犠牲が伴ってしまうものさ。
少なくとも、今の俺にはわかる。結婚して、子供を持った俺にはわかる。他の既婚男性にも聞いてみるといい。俺と似た回答をする人達が多数なはずだ。

お前は、彼女すらいない独身だから、そんなことが言えるんだろう。俺だって、昔はお前と同じだった。リア充が憎かった。リア充のヤツらの補填分(ほてんぶん)は、俺がずっとカバーしていたさ。
だが、結婚をして、一気に変わった。お前も、彼女を持てば、少しは変わるはずだ。勿論、"画面越しの、二次元の彼女"ではねぇからな。"現実の彼女"に決まってるからな。

お前なら、彼女は持てるはずだ。時間になれば、お前にもできる。なぁに、心配は要(い)らん。少しだけの辛抱さ。

…って、そんなことをいちいち長く説明しているんじゃなかった!!俺の子供たちの命が!!
部長!先程、お声はかけたかと思いますが、念の為、もう一度。我が子が、体調不良を訴えており、病院へ連れていかなければならないため、本日は、これにて失礼したいと思っております。明日以降に関しては、この後の状況から判断し、夜の10時を目安に回答したいと思っております。お願いします。

…はい、はい。ありがとうございます。残りの作業に関しては、よろしくお願いします。大変、申し訳ございません。失礼します。


短編#21
悪いですけど、私、この家から出ていくので!キッパリと言わせてもらいますから!

あなた達の面倒を見ることに、耐えられませんでした。自分から洗濯やらご飯作りをしない子供たち。仕事のことだけで手一杯で、私や子供の面倒なんて全く見ていない貴方。単身赴任が多くて、ただでさえ家にいないのに、職場に泊まりっぱなしって、アンタ、どんな神経をしているのよ?!

そりゃ、そうよ。子供たちだって、他の友達みたく、遊園地やら動物園やら水族館に行きたくなるわよ。子供たちは、なれないながらも、何とか頑張っているわ。洗濯も、今は、ある程度はできるようになったし、アイロンも使いこなせて、洗い物を綺麗に畳める(たためる)し。料理も、包丁の使い方は尚更(なおさら)だけど、基本的な切り方に、火を使った調理も、様に(さまに)なってきているし。掃除も、細かなところまでできるようになったわね。

それと比べて、アンタと来たら…。共働きとはいえ、お金を稼いで、ほとんどをコッチに回してくれるのは嬉しいわよ。休憩なしで、ぶっ続けではたらかせているのは、アンタが、仕事以外は何も出来ない証拠なの。仮に、過労死とは行かなくても、働きすぎで倒れたら、それはアンタの責任。
子供以下。
…もしかしたら、赤ちゃん未満ね。古きロボット、と言ってもいいわね。AIと言ってしまっては、今後登場する彼らが心配になってくるわ。

…ということで、はい、これ。これに必要なことを"全部"書いて、印鑑を押して。
"今すぐに書け、って言ってんだろ?オラァ!!(怒)"

(※往復ビンタに、噛みつき。流血していても、気にならない。
何故なら、これは、ヤツの、然るべき報い・罰なのだから…)

よし、今から出してくるから。
…あ、そうそう。私、もう、次の旦那さん候補と付き合っているから。結婚も、視野に入れているし。

じゃあね♪
サヨ~ナラ~♪(*´罒`*)


短編#22
そう言えばだけど、俺、彼女がいるんだわ。誰にも伝えてなかったけど。これ、ガチ。
ずっと、独身貴族キャラでいたでしょ?モテないモテない、なんてさ。あれ、"演技"なんで。ぜ~んぶ、演技。

そりゃ驚いて当然だわ。お前らは、1度や2度、彼女を持ったことがあって、デートなり何なりとしてきたと思うよ。俺は、その経験が全くないから、なんとも言えねぇけどな。皆、なにかしら面白いところを持ってるんだろ?例えば、ジョークが上手かったり、ユーモアな人だったり。優しさも、あるんじゃねぇの?それは、俺にはわからん。

お前らに対して、俺なんてどうよ?真面目に、勉学一筋(べんがくひとすじ)。気になったことがあれば、教授の研究室にお邪魔したりして、舌戦(ぜっせん)を軽く繰り広げたりしたねぇ。あーでもないし、こーでもない。ベストな回答は、そうやすやすとは出ないけどね。でも、ただただ、純粋に楽しかった。

それでさ、俺、気になってた子に、MINE(マイン)をしてみたんだよ。元々、その子とはイベントで同じチームだったから、連絡先は、知ってたよ。
そうしたら、"OK"が出たんだよ!凄くね?!

んで、今、その子とは、一緒に帰宅してるし、食事や買い物も一緒に行ったりしてる。

先に言っておこう。俺の彼女は、"マドンナ"さ♪


短編#23
今の私にできること。
一体、何があるんだろう?

"人の気持ちを思いやること"、"慈善活動(じぜんかつどう)に取り組むこと"、"少子高齢社会にメスをさすこと"、"20代の社会人に、明るい未来を残すこと"、他にも沢山ある。

でも、ほとんどは、硬っ苦しい(かたっくるしい)伝統や、頑固な老人たちのルールに従わされている。いつかは、それらを崩さないと。旗揚げをして、屈服させないと。

今の私にできること?
"現状を打破"すること!


短編#24
…先輩。何故、僕のことを裏切るのですか?何故、寝返ってしまったのですか?!

僕、先輩の演技を見て、パフォーマンスに感激を受けてこの団体に所属したのに、こんな仕打ちを受けるだなんて酷すぎます!他の先輩からは、こんな話を聞いたことは無いし、逆におかしいと話をしておられました。

先輩に憧れていたのに・夢を見ていたのに…。いつか、先輩と同じ舞台で、主人公クラスのキャラで一緒にパフォーマンスをしたかったのに。

…なのに、なのに。なのに!先輩は、ここから去ってしまう。しかも、敵対勢力のメンバーとして、我々は相見える(あいまみえる)羽目になる…。

…私、もう二度と、先輩のこと尊敬しませんから。裏切り者として・反逆者として、関わりも持ちませんから。

…お疲れ様でした、過去の英雄(ヒーロー)。


短編#25
先輩♪今日も、お疲れ様です♪

これ、レモンのはちみつ漬けです。祖父の家から、たくさんレモンが届いたので、作ってみました♪どうぞ♪
はちみつレモンと聞くと、風邪の時に効果があると思いますよね?実は、その時以外でも、効果があるんですって!

実は今回、これだけではなくて、"自家製ヨーグルト"と"自家製パン"も用意してみました♪明日、いよいよ大会だということで、消化に良いものを用意して、気合いを入れてみました♡
このふたつは、このレモン漬けと一緒に食べてもらうと、さらに美味しくなりますよ♪

「美味しい」、ですって?!ありがとうございます♡
(先輩のために、腕を振るえてよかったぁ~♡こんなにも喜んでもらえるだなんて、幸せ♡)

はい、先輩。「明日の大会のとき、試合の合間にちょくちょく食べられるように、おにぎり弁当を用意して欲しい。」と。そして、「チームのメンバー用に、はちみつレモンをよろしく」と。
はい!先輩のために、私、頑張ります!大会に優勝できるよう、頑張ってくださいね♡応援しています♡


短編#26
あぁ、キミか。あの時、思いっきり、水の中でもがき苦しんでいたのは。

残念ながら、キミは、そのまま溺死(できし)してしまった。助からなかった。
…しかし、キミは転生(てんせい)に成功し、第2の人生を、今から歩き始めるワケだ。私のおかげでね。感謝をしてもらえると、私は嬉しい。

ようこそ、"サヴァイヴァーワールド"へ。私は、この世界の住人の"アレアル=ジョスバーノ"だ。アースワールドにおける、"国境警備観測隊"のような仕事をしているのさ。
ここの世界を一言で言い表すなら、"ファンタジーRPGの世界"かな。キミの、元いた世界と似たような場所もあれば、アースワールドにさえ存在しないような場所もある。

さぁ、役職を1つ選んでくれ。途中で変更はできるが、それができるようになるまでは、ジョブチェンジは不可能だから、気をつけるように。

…選んだね?よし。
さぁ、私と一緒に、冒険を始めよう!


短編#27
"今は昔、竹取の翁といふ者有りけり。野山にまじりて、竹を取りつつ、よろづのことにつかひけり。名をば讃岐造(さぬきのみやつこ)となむいひける。
その竹の中に、もと光る竹なむ一筋(ひとすぢ)ありける。あやしがりて寄りて見るに、筒の中光りたり。それを見れば、3寸ばかりなる人、いと美しうて居たり。
翁言ふやう、「われ朝ごと夕ごとに見る竹の中におはするにて知りぬ。子になり給ふべき人なめり」とて、手にうち入れて家へ持ちて来ぬ(きぬ)。妻(め)の嫗(おうな)に預けて養はす。
美しきことかぎりなし。いと幼ければ籠(こ)に入れて養ふ。"

竹取物語の冒頭の、出だしの部分である。中学時代に、徹底的に冒頭部分を暗記させられたのは、今では、笑い草である。

私は、幼い頃から日本の童謡や昔話を、原文のまま、つまり、古語のまま読んできた。古典的な物語が好きだった両親の影響もあっての事だが、我が妹にまで、その影響は及んでいる。

ん?どうした?「何故、急に竹取物語の冒頭部分を読み始めたのか?」だって?
ちょうど、私の所属している声優事務所で、原文のまま、これを演じることが決まったのさ。それで、私は、物語に出てくる5人の王子の1人、大伴御行(おおとものみゆき)役を演じることになったのさ。何に挑戦したかは、そっちで調べておいてくれ。
…ま、ネタバレも何も無いんだけどさ(笑)。

…あ、そうそう。その、竹取物語をやるイベントに、キミを招待するよ。何か、実際に、その時のキャラの衣装を着るらしいけど、お願いだから、笑ったりしないでね?
ほら、これ。イベントのチケット。俺名義で書いておいたから、入る際に、招待客用のゲートが、通常ゲートとは別で用意してあるから、そこから入場してほしい。もし、到着したら、俺を呼んでくれ。スタッフが、すぐに俺を召喚するからさ♪

それじゃ、イベントでな♪


〔※注意事項
竹取物語の部分は、角川文庫の"ビキナーズ・クラッシックス 竹取物語(全) 青木誠一郎 発行" (平成13年9月25日 初版発行/平成18年4月30日 十版発行) 15頁3行目より〕


短編#28
お兄ちゃん♡今日も一日、お疲れ様でした♡

最近、夜遅くまで起きて、パソコンとにらめっこしてるけど、あまり遅くまでやるのはよくないからね。休みつつ、頑張ってね。

勉強とパソコンと、アルバイトにサークルと、4方向から忙しいけど、それでも頑張っているお兄ちゃんが、私は好きだよ♪

ほら、これ♪私が作った、ホットレモネード♪これを飲みながら、ファイトだよ♪

だ~いすきだよ♡お兄ちゃん♡


短編#29
今日は本当に疲れたわ。本当は、今日は早く上がれたはずだったんだけど、周りが初心者ばかりだったから、唯一の経験者である私が残らなきゃいけなかったわけ。

私ばかり遣わ(つかわ)されるだなんて、何か嫌になるわ。相変わらず、奴隷のような扱い。もう、嫌になるわ。

私だって、健康のため・美のために、早く帰りたいのですわ!乙女として、輝かしくいたいのですわ!乙女の心、理解してくださいよね!


#短編30
あ、あの、先輩…。

…私、先輩に、1つ言いたいことがあるのです。少しだけ、お時間、よろしいですか?
…よかったぁ。ありがとうございます。

実はですね。前々(まえまえ)から、貴方の事が気になっていたのです。初めて知った、その時から。ほどよくて、時に鋭いツッコミが、私にはとても嬉しくて面白かったのです。
二人きりで電話をした時も、怖い感じがなくて、話も理解してくれて、もっともっと話したくなるくらいでした。

先輩と、もっと一緒にいたいし、お話もしたいのです。
…こんな私ですが、一緒にいてもいいですか?付き合って貰えませんか?


短編#31
皆…、本当に、ありがとう。こんな、私のために、盛大なパーティーを開いてくれるだなんて…。

皆、私のために頑張ってくれるのはいいけど、自分のことも頑張りなさい?大会なり、試験なり、近いんでしょ?そっちに集中しないと、いけないんじゃないのかしら?うふふ♡

本当に、皆、ありがとう。私の門出(かどで)を、こんなに祝ってくれるだなんて。嬉しいわ…。
皆、行ってきます。そして、いつか会えるその日を!


短編#32
俺は特殊能力をもつ7人の片割れ。影の立役者と来たら、大抵は俺。
表(おもて)のヒーローはお前だけど、中身を初めて知った時、俺は声を失った。
あの時、離れ離れになってしまったキミと、ここで再会できたから。そして、俺達がいないと、7人が集うことは無かった。


短編#33
眠れない…。昨日の夜勤がほぼ夜明けまで続いちまったから、変なハイテンションのままで落ち着かないんだよ。

寝なきゃならないのは百も承知。分かっとる。でも、眠れない。
いくら睡眠促進剤を使っても、俺の体にはどれも合わない。

こうなりゃ、この身が果てる(はてる)まで動かして、完全に動けなくなったところで寝るとしよう。
本当は宜しくないけど、酷使した体を休ませると、案外、長く休めるもんなんだよ?


短編#34
今日は、美味しいお酒を先輩から頂いたのよね♪ワインなんだけど、リンゴの微炭酸で美味しいらしいのよね。

ワインと来ると、大抵は、ブドウでしょ?りんごのワインもあるんですって。この種のタイプのワインは未体験だから、楽しみだわ♪

そして、それに合いそうなおつまみも頂いていることだし♪
用意周到な先輩に、後で感謝のメールもしないと!

明日からは、嬉しい嬉しい3連休♪素敵なワインとともに、素敵な休日を過ごすわ♡


短編#35
あ~、あっちぃ~。暑苦しい…。えっと?今の気温は?
…なぬっ?!33.5℃、だと?!

何なんだよ?急に最高気温が30℃オーバーとかよ。昨日や一昨日までは最高気温が30℃に届かずに、まぁそこそこ気持ちよかったのに。気づいたら、もうこれだよ。

そういえば、今日はいつだっけ?えっとえっと…?"6月20日"。
…"6月20日"?!おいおい、冗談じゃねぇぞ…。

この夏、俺、生き残れるのかなぁ?


短編#36
雨が降る。空が泣いている。強く降る。大泣きをしている。雷を伴っている。酷く落ち込んでいる。

ねぇ、貴方は何故そこまで泣くの?何か悲しいことがあったの?大切な人が亡くなったの?何かを後悔しているの?嘆いて(なげいて)いるの?

私にはわからない。私でなくても分からない。空の気持ちを汲み取る(くみとる)ことは、そう簡単なことではないの。

…せめて、私の行いが正しい方向に進むように。そして、少しでも空の機嫌が良くなりますように。


短編#37
ねぇ、お兄ちゃん?これで何度目かしら?私に、かわいい女の子と腕を組んで歩いているのを見られたこと。

え?動けないって??
それはそうよ。
「もう、アナタはワタシノモノ♡」

ほら、見て?この指輪。私の名前とアナタの名前を刻んでもらったの。勿論、あなたのお金で作ったのよ♪婚姻届も、ほら♪わたしとアナタの名前♡♡後見人(こうけんにん)は、私の学校の担任とあなたの学校の担任。

「アナタ、一生ついて行きますからね♡
愛しているわ、ダーリン♡♡」


短編#38
あら、先生。お疲れ様です。さっきから私のことばかり見てますけど、何か気になるのですか?
それとも…。

…あ、安心してください。
「ワタシ、アナタのことを監視しているので。」

アナタが私のことを気にしていたのは、前々からバレバレでした。それで、ストーカーをしてみたり、軽く脅しのメールを送ってみたり。

そして、今。アナタは私の手中にある。逃げも隠れも出来ないの。

「せ・ん・せ・い♡
もう、逃げられませんの♡どこに逃げても、一生追い続けますの♡

愛しているわ♡ア・ナ・タ♡」


短編#39
何故、ここ最近の夏が暑いのかって?申し訳ないけど、私には分からないの。

地球温暖化といえば、それまで。ただ、太陽自身の回転や周期にも、何かしら関係があるようなの。詳しくは分からないわ。

それに、私自身、地学にはそこまで詳しくはないの。天候に関するものもね。でも、気になることは調べるタイプの人間よ。何か質問があれば、私に聞いたり、調べて見てほしいわ。

頼んだわよ♡未来の研究者くん♡


短編#40
私の夢は、花嫁になること。素敵な王子様がやって来るのを願って♡

周りは女の子ばかりで、男の子が来たら常に戦争。でも、私にはそんな力はないの。影で本を読む地味な女の子。

だからこそ、気にしてくれる王子様がいるの。私のことを気になってくれる、心優しきプリンスがいるの。
だから、私は付き合っている。彼のプリンセスになるために!


短編#41
星に願いを込めて。
…でも、どんな願いを込めればいいの?

恋愛?平和?平穏無事?自然環境の保護?言い出したら、キリがない。それに、その人その人に願いがあるの。私には決められない。

でも、私なら、こうお願いするわ。
"どうか、一日でも長く皆が笑顔になれる日が続きますように☆"


短編#42
私は、運動が苦手なの。走るのも遅いし、物を持ち上げられないし、体が硬いし。体力テストは大の苦手。後ろから数えた方が順位は早いわ。

…でもね、ある日、体育のバスケットボールで頑張る男の子を見て、感動したの。自分もやりたいし、応援したいな、って。

だから、私、遅いかもしれないけど、バスケをやってみる!下手なのは分かっている。
でも、やってみないとわからない。私の本当の力を試したいの。

大器晩成型でもいいでしょ?
"やることに意味があるのだから"


短編#43
下がれ!〇〇!ここは俺に任せろ!早く安全なところに離れて!

何度目のことだろう?アライアータ。ここで出会うとは。俺たちには何か縁があるらしい。貴様が果てぬ限り、この関係はどうやら続くようだ。

"いい加減、決着をつけないとな"

問答無用!行くぞ、"アイビスラッシュ"!新たに会得(えとく)したこの技は、敵を怯ませる(ひるませる)技さ。
そこから、"クラッシュ・ド・アイス"!さぞ冷たかろう、痛かろう。
そして、トドメだ!"メテオドライブ"!

"これでおしまいだ"

怪我はないか?〇〇。キミを狙っていた敵は、これで消滅した。完全にね。
辛い思いをさせて、本当にすまなかった。これからは、自由の身となって解放された気分を味わいながら、一日一日を大切に過ごしてくれ。

それじゃあな。また会えたら、よろしくな!


(※〇〇には、名前を入れてくださいませ。)


短編#44
みんな、お待たせ!"ヒロイン""の登場よ☆

ヒーローは遅れてやってくる"って、どこかの人が言ってたわよね?本当にそうなってしまったわ!

…そんなことよりも!
私だってヒロイン。ヒーローの1人。正義のために、子供たちのために、苦しんでいる人達のために戦うの。命をかけて戦うの。

喰らうがいいわ!必殺!"サンライズシャワー"!
日差しが悪を浄化し、新たな平和が訪れんことを。

…これで、敵は倒せた。悲劇の幕が降りたの。もう、苦しまなくていい。


短編#45
ねぇねぇ、兄ちゃ~ん。なんで私ばっかり冷遇されるわけ?おかしいじゃん。私、悲しいよ。

いっつもお兄ちゃんばかり優遇されてさ、私、いじいじしかしてないんだよ。こんなに可愛い妹を差し置いてさ。

お兄ちゃんなんて、大っ嫌い!私のことなんて全然考えてないもん。自分さえ良ければいいって人なんだもん。

早く出てって!私の部屋から出てって!もう声なんて聞きたくもない!!


短編#46
やぁやぁ!こ~んなところで、この俺と出くわすとはねェ~。

覚えているかい?俺のこと。「橋爪徹(はしづめとおる)」だよ。中学生の時、お前を散々貶して(けなして)いたヤツ。そいつが、俺さ♪

安心しろ。俺は、今、国家公務員として働いているんだ。今日は、特別に休暇を頂いて山のトレッキングさ。自然のことを直(じか)に触れたかったからね。

今、異常な暑さが続いているから、あまり無理をするなよ。それと、水分・塩分補給もな。

それじゃあな!


短編#47
…あの、さっきから私のことをしつこくしつこく呼んでますけど、一体どちら様ですか?

柳井敦(やないあつし)って男を知っているか、ですって?柳井さんって、あの、世界的レーサーのミスターヤナイさんのことですか?
それが、貴方と。これが、国際A級ライセンス…。

…あぁ!思い出した!天才的な頭脳で、センター試験パーフェクトの柳井さん!こんな所で出会えるだなんて…♡

私、実はあなたのファンなんです!レースもきちんと録画してますよ♪これからのレースも、優勝目指して頑張ってくださいね!
応援しています♡


短編#48
…もうさぁ、こんなくだらないことで揉めるのやめない?萎えるだけだよ。誰も得なんてしない。損しかない。

え?「じゃあこの問題をどう解決するのか」って?
申し訳ないけど、その問題はとっくに解決しているし、今後の方針も決めてある。

社内で、今から皆に通達するとか言っておきながら、今になってようやく届いたってわけだ。

皆。余計な労力を使わせて済まなかった。
"俺のせいなんだよ。"


短編#49
ねぇねぇ!このアニメ、なかなか面白くない?イケメンな5人の歌手が主人公のアニメなんだけど、本当に最高なのよ!

主人公は、何かが抜けているんだけどしっかり者のリーダーで、"悠二(ゆうじ)"っていうの。運動神経抜群のラッパーの"真孝(まさかたか)"、超インテリなビートボクサーの"吉伸(よしのぶ)"、私の推しのゆうちゃんこと、"祐平(ゆうへい)"。そして、ショタっ子な"翔吾(しょうご)"。

歌系のアニメって思うでしょ?でもこれ、"恋愛ゲーム"なの。人気アーティストとの禁断の恋。これがまた素敵なの☆

早く、続編のアニメかゲームが出ないかなぁ~♡


短編#50
おいッ!あぶねぇじゃねぇかよ!なに勝手に人の前に出てくるんだよ?!怪我するところだっだろ?!気をつけて歩けよ!(怒)

…なんだよ、しつこいぞ、お前。俺にベタベタしてくるんじゃねぇぞ。お前はストーカーか何か?
「お~い!そこの警備員さ~ん!ストーk…」

は?!"俺のこと覚えてないんすか?"、だぁ?!誰なんだよ、お前。
…てか、お前"夕朔(ゆうさく)"じゃねぇかよ。ふざけんじゃねぇ。

(´Д`)ハァ…
…お前なぁ、あれだけ散々言っておいたのに、まぁだ懲りて(こりて)なかったのか。これ以上続けるんなら、警察送りにするからな。現に、そこに警備員いるから。

…すまんが、警察送りが早かったようだ。じゃあな、"容疑者"さんよ♪


短編#51
はぁいストップー!筆記試験はここまで。後ろから前に、解答用紙と問題用紙を回してくれ。その際、下に重ねていくようにしてくれると大変助かる。

回収部隊、ありがとう。えーっと、この列にはこれだけいて、隣の列には…っと。よし、人数分の用紙を確認。皆、お疲れ様。

結果に関しては、試験から10日前後を経て(へて)、インターネットに掲載される。合格者には、それから4日ほど経って(たって)、
書類を送付する。詳しいことは、試験前に配布した"お知らせ"ってハンドアウトを確認してくれ。それでも分からなかったら、"試験の結果以外のこと"で電話をしてくれ。配布物に記載されているところで問題ない。

これにて、米沢大学の入学試験を終える。


短編#52
はぁいストップー!今日の練習はここまでよ。皆、お疲れ様♡

明日は大会の本番だから、調整を兼ねて短めにするわ。一応、このあとも練習できるようにはしておくから、続きをしたい人はそのままやってちょうだい。ただし、終えてからは、きちんとクールダウンの体操をすること。
自主練習中に怪我をされるのが、私、一番嫌いだから。いいわね?

私も、いちよ午後5時まではここにいるから。2時終わりにしてるけど、最大で3時間自主練習できるわ。

それじゃあ、明日は頑張って。期待しているわ。
解散!


短編#53
ようこそ、我が子猫ちゃん♡僕の家に来てくれたんだね。待ってたよ。さぁ、どうぞ上がって♪

こちら、カモミールティーをどうぞ。僕が手作りしたクッキーも、よろしければどうぞ♪
美味しい?!ありがとう♡

いちよ、僕は洋菓子店の息子ってわけで、作り方を徹底的に覚えさせられたんだ。その際、家で簡単に作れるように、スーパーでにらめっこしながら代替(だいたい)になりうる材料を探したものさ。

そんなに気に入ってくれるなら、レシピでも教えようか?
ふふっ♡じょ・う・だ・ん・だ・よ♡ そんなことをしたら、父さんに叱られるからね。


短編#54
姉貴(あねき)、わかってるよ。…もう、わかってるんだってば!うるせぇなぁ。

確かに、俺はサッカー部のキャプテンだよ。中学時代、クラブチームのスタメンだったよ、ベスメンだったよ。んで、綺麗に俺達は進学した高校がバラバラになった。

そりゃ、サッカーも大切だけどさ。勉強くらいしたっていいじゃん。いつも宿題なりなんなり済ませてるわけでさ。
それで今、外は落雷だろ?練習しようにも出来ないんだよ。

ついでに言うと、前、言わなかったっけ?俺の高校のテニス部のメンバーが、落雷に撃たれて亡くなったってニュース。テレビでも大きく取り上げられてたよ。

だから、今は勉強をさせて欲しい。
"大学に行かせて欲しい"


短編#55
おかえりなさい、あなた。今日も一日お疲れ様でした。
今日は暑かったでしょう?顔に塩が吹いていますよ。先に汗を流してはいかがですか?お風呂は既に沸かし(わかし)てあるので問題ありません。


あなた、乾杯♪改めて、今日も一日お疲れ様でした♡お風呂から出て、さっぱりしたようね♡
いつも無茶ばかりしているんですから、たまには控えてはどうですか?これ以上続けると、あなたの身体(からだ)が心配ですわ。
ここ最近、休暇がなかったこともそうですけど、明日からは5連休でしょ?明日は、寝てください。
多分、一日中寝てるとは思いますが(笑)。

えぇ、えぇ。大丈夫です。洗濯やゴミ出し等々(とうとう)をいつもして頂いておりますが、明日は私がします。休むことだけに集中してくださいね♪


短編#56
後輩くん♪今日も頑張っているわね~♡ お疲れ様。

あ、またキミ家に持ち帰って進めてたわね?バ・レ・バ・レ・よ♡
言い訳をしようとしても、逃げようとしても無駄よ?あなたのことは、周りのみんながよ~く知っているんだから。

キミはいつも張り切って用意してくれるわね。寝る間も惜しんで頑張っているんでしょ?担任の先生から聞いているわよ。勉強も疎かにしないように家でもやっているって。

頑張ってくれるのは大変嬉しいんだけど、無理はしないでね?身体を壊してしまっては遅すぎるから。また必要な時にお願いするから、少しはのんびりと余裕を持ってもいいのよ?


短編#57
お、おかえり!それにおつかれ、〇〇!
今日も一日、バスケットボールの練習を頑張ったな!よしよし!

そろそろ、大会か。あと、2週間くらいだっけか?早いよなぁ。
それと、勉強との両立は大変だろ?しかも、今週はテスト週間とか言ってたよな?なら、言わずもがなだな。

〇〇は、いっつも無理を押し通しているもんな。まぁ、俺の家族は子供でもよく無茶するけどさ。今は、あまり無茶はオススメしないぞ。怪我をして大会に支障をきたしたら勿体ないからな。

だから、練習に精を出すのはいいけど体に変な負荷をかけるようなマネはやめてくれ。お前は副キャプテンだから、キャプテンのフォローができるように、体調を整えておくんだぞ。お前なら、できるよな?

よし!それでいい。流石は我が子だ!


(※〇〇の所には、男の子の名前を入れてくれると嬉しいです。「ユウスケ」や「コウキ」など。)


短編#58
私たち夫婦は、子供の頃、この大きな木の下で仲良く遊んでいたの。

木の下に砂場があって、仲良く城や泥団子を作っていたわ。堀とかも作って、彼の持っていた車のおもちゃとかを走らせていたっけ?

秋になれば、その木から実がなって、それを一緒に分けっこして食べたんだっけ?
冬の、雪化粧された木も素敵だったわ。

プロポーズも、この木の下で受けたわ。その時、思わず泣いたっけ。本当に幸せだったわ。今でも覚えていますもの。


短編#59
私は、結婚をしてから1つ守っていることがある。
それは、"妻や子供との時間を確保し、家族としての時間を用意すること"である。

資格の取得とか研修、出張で家に帰れない日もある。数週間・数ヶ月も家に戻れないこともしばしば。

だからこそ、この時間だけは何としてでも確保をする。買い物に行きたいなら連れていく。遊びに行きたいなら連れて行って一緒に楽しむ。外食がしたいなら、食べたいものを決めて食べに行く。妻との予定合わせも大変だけど、それも楽しいと思える。

家事も尚更(なおさら)。洗濯にアイロンがけ、食事の用意に掃除。初めはまだオドオドとしてたけど、今はなんの躊躇い(ためらい)もなくできる。

妻が疲れた時は、私がやる。なんなら、私が率先してやるように気をつけている。

"妻に無理をさせないのが、旦那のメインミッションさ。"

短編#60
…クッ!なんでこんな嵐の日に俺は出勤せにゃならんのだよッ!
ぐぅああ!風が!

係長の野郎、勝手に今日と明日を緊急で休むって逃げちまったし、新人社員をこんな日に呼び出すし。俺達はウォーリアーかよ。命知らずかよ…。

ぐぬぬ…。滝のような大粒の雨が、竜巻が、目の前で落ちた雷撃が俺を…。こんな自然の猛威に負ける俺では、ないッ!
ズブ濡れでも構わない。早く、早く仕事場に…!

"間に合えッ!俺!最悪、俺だけで仕事場は回すからッ!"


短編#61
俺は、さすらいのギタリスト。名は"弦田 奏太郎(げんだ そうたろう)"だ。

俺が迷い込んだ街々(まちまち)は、どこもかしこも反吐(へど)が出るほど最悪だった。治安が良いと世間では言われている街でも、俺にとってはクズどもの巣窟(そうくつ)としか思えない。

特に酷かったのは、ブリリアン・アイランドの辺りだ。なにが酷いのかって?だって、あそこを歩けば、至る所で建物からお楽しみの声が丸聞こえなんだよ。日中からエンジョイなんだぜ?

しかも、美人婦警が犯人であろうそこそこカッコイイ容疑者とセックスをしてるんだ。少し隠れたところでさ。その逆パターンも見たよ、当然。見るからにエリートと思しき真面目そうな男性警察官が、めちゃくちゃ色白で可愛い、20代半ばと思われる容疑者とヤりあってたんだよ。本当さ。

崩壊しているよ、アソコは。あんなところ、2度と来たくないね。例え、友人や俺のファンに勧められたとしても、断固拒否するさ。

"ブリリアン・アイランドなんぞ、クソ喰らえ!"


短編#62
夏になる。暑くなる。御天道様(おてんとうさま)が活発に動く。

ねぇ、ここ最近暑いのは何故なの?お天道様、そこまでして元気なのは何故なの?貴方の威勢の良さで、数人もの人が犠牲になってしまっているの。幼い子でさえも召されてしまったの。

貴方からの恵(めぐみ)には心から感謝をしているわ。
でもね、なかなか元気すぎると思うの。私も貴方の威勢にやられかけたことがあるの。

元気があるのはいいけど、余計なお世話はかけないで欲しいの。余計な犠牲者はいらないの。少し元気を抑えて、落ち着いて欲しいの。

"ほどよい元気を、私たちに恵んでくだいませ。"


短編#63
静かな星空のもと、私は川沿いを歩く。清らかなる水の流れを耳にして、今日も私は足を進める。

夜のランニングマン、犬と散歩を楽しむ年配の方。優しく微笑んでくれて、なんだか心が温まる。

何もあてはない。ただただ、夜のここを歩く。一日の反省をしながら、明日のことを考えながら。

"今日も一日、お疲れ様。"


短編#64
帰宅中、私はいつも楽しみにしているものがある。
それは、"美味しい匂い"を嗅ぐことさ。

味噌汁や炊き込みご飯といった、和食の優しい匂い。カレーやシチューといった、子供が大好きそうな匂い。お魚の独特な匂いでさえも、私には幸せに感じる。

さぁ、家に帰ろう。今日も、美味しい美味しい食事にありつこう。


短編#65
あなた、今日も一日お疲れ様。

最近、あなた働きすぎじゃないかしら?1週間毎日出勤続きだし、休みの日でも、電話1本ですぐに会社へ。他の人が急用で休まなきゃならないと、決まってあなたが職場へGO。

こんな日が、もう1年も続いているのよ?無理はしなくていいの。
子供も、あなたが父であるってこと、忘れていると思うわ。
今度、2泊3日の旅行にでも行きましょ?ちょうど、旅行券が当たったの。

"2人きりの時間も、楽しみましょ?"


短編#66
空を飛ぶ鳥。人々は、彼らに憧れを持つ時がある。空を自由に滑空する姿は、注目の的である。

"いつかは、自分たちもあの大空へ!"

それを求め、偉人たちは努力した。それが、飛行機となり、スペースシャトルとなった。鳥よりも更なる高みへと進めるようになった。

"私も、いつかはあの無限の宇宙へ(そらへ)"


短編#67
(※ボスキャラになりきって読んでください)

ようこそ、我が生み出したアンリミテッドラビリンスへ。1度足を踏み込んだら、君は最期だ。連続で襲いかかるモンスターたち。途中途中で襲いかかるドラゴン。果てのない戦いに時間感覚も狂い始める。人間として・戦士としての存在意義を自問自答していくだろう。そして、君は気づくだろう。

"私との戦いに、この戦いに終わりというものは存在しない"と。

だが、実は助かる方法がたった1つだけではあるが存在する。それは生憎教えられないが、"アンリミテッド"ではないのである。キチンと、終わりは存在する。
…とは言っても、その終わりは、私との対峙。私を撃退することで、真の終わりを迎え、このラビリンスは崩壊する。

真の終わりを迎えることで、私の存在も、このラビリンスも全て忘れ去られる。"ファンタジー"と化すのだ。

さぁ、始めよう。時間は無限だ。君が果てるか私と対峙できるまではな。

"お前の実力を存分に発揮し、歴史に名を刻め!"


短編#68
(※ナレーターになりきって読んでください。ほぼフィクションですが、出てくるコース名やチーム名は実在しています。)

新たなモータースポーツの物語、今、ここに始まる!

主人公のタケルは、ラジコンが大好きな高校1年生。運動神経も頭もキレッキレ。しかし、これは彼の表の顔。

その裏の顔は、"世界をまたにかけるカートレーサー"。ドニントン・パークやモンツァ、筑波に新東京と、週末には日本のレースや海外のレースで大暴れ。

そんなある日。耐久レースではお馴染みのOAK(オーエーケー)レーシングからオファーが舞い込む。"ル・マン24時間耐久レース"への挑戦である。WEC(ウェック)へのフル参戦をも意味しているこのオファーを承諾した彼。プロトタイプカーをドライブすることになった。

シーズン開幕戦が、本格的なレース参戦がル・マンとなったタケル。たくさんの人の思いを受け、今、24時間の幕が切って落とされる!

『劇場版 カーレーサー ~ル・マンの訪れ~』まもなく公開!

同時上映『劇場版 カーレーサー ~レースクイーンショー~』もよろしく!


短編#69
"雨が降る。傘を差す。"

この行為自体は当たり前。
だけど、私は"傘"が好きなの。どんな色のものなのか、どんな柄のものなのか。単色か、模様か、アニメのキャラクターか。

空から見たい、雨限定で咲く花々。人の流れで動くから、池の蓮のような美しさがあるの。

ねぇ、あなたはどんな傘を差すの?


短編#70
梅雨が明ける、間もなく明ける。台風が、梅雨の終わりを知らせる。

強烈な風雨によって被害が及ぼされているけれど、逆に恵みをもたらすこともこれまた事実。強烈な雨でも、"塵(ちり)も積もればなんとやら"。ダムに水が溜まって、貯水ができる。

長い雨の時期も終わり、太陽が大暴れする季節。また降ってくれる雨が、我々に希望の恵みを与えてくれることを信じて。


短編#71
ここ最近、私はキャンプに行くようになった。虫や生きた魚に触れるのは苦手だが、数をこなせば意外に克服出来たりするものだ。

自分を鍛えるのにももってこいなキャンプだが、行く理由はそれではない。もっと、深い理由がある。

"日の出の朝日を拝むこと"これである。

川沿いのキャンプもしないわけではない。だが、私の個人的なイメージとして、キャンプには朝日を拝むことが鉄板であると思っているのだ。これがあるからこそ、キャンプが楽しめる。

普段、何気なく接している自然も、こんなアクティビティ1つで感じ方・捉え方は大きく変わる。もしかすると、自分自身の考えも大きく変わるのかもしれない。

刺激を求めている、自分探しをしたい、自力でなにかをやってみたい、仲間と協力して何かをなしとげたいなら、是非ともキャンプに出かけて欲しい。
そして、日の出をその目で焼き付けて欲しい。


短編#72
私は、海の安全を守る"ライフセーバー"である。この時期になると、テレビのニュースで我々の活動が紹介されている。皆さんも、1度か2度はそのニュースを見た事があるかもしれません。

今年も、8月を迎える前に猛暑をあちこちの地点で記録している。熱中症で運ばれた方々も、1日に100人を超す日もざらである。

そんな暑い日には、どうしても海に入りたくなる方が数多くいる。楽しんでもらうのは構わない。海の家で食事をする、ビーチボールでバレーをする、泳ぐ。他にもあるだろう。

しかし、そんな海辺も、時には悪魔となり、人の命を軽々と奪ってしまう。波に飲み込まれて行方不明、岸へと流され知人らと離れ離れに、身体(からだ)に異常を来たし浜辺への帰還が不可能に。どれもこれも、あるあるである。他人事(ひとごと)ではない。

どうか、海を楽しむ際は、準備運動をきちんとしてください。また、"少なくとも2人以上"で楽しんでください。いざとなった時の、重要なパートナーとなります。
そして、困ったことや気になったことがあれば、気軽に話をしてください。緊急の場合は尚更ですが、少しでも海を楽しんでほしいので、悩み解決になればと思います。

"それでは、楽しい海水浴を"


短編#73
(※妹になりきって読んでください)

お兄ちゃん♡今日も一日、お疲れ様でした。今日の夜ご飯は、私の作った、棒々鶏(バンバンジー)だよ。中華風スープも用意したよ。
しっかり食べて、しっかり休んでね♡
お兄ちゃん、だーいすき♡ちゅ♡


短編#74
初めて見た彼女の浴衣姿。祭りの提灯のほんのりとした明るさが彼女を際立たせている。おしとやかな姿も、おちゃめな姿も、優しい笑顔にしんみりとした顔。"フェスティバルマジック"にかけられた彼女が私を惑わせる。

かき氷の冷たさも、焼きそばを頬張る姿も。フルーツ飴やわたあめでニコニコすれば、金魚すくいで子供に戻る私たち。まるで、子供時代にタイムスリップしたかのよう。

花火が上がり、2人の情熱はクライマックス。大きな光の輝きの影に、優しく結ばれる2人の恋。祭囃子(まつりばやし)が2人の鼓動を伝えていく。


短編#75
さぁ、俺たちで祭りのクライマックスを決めるんだ!
日本の伝統、手筒花火で祭りを決めてやれ!

よくある打ち上げ花火よりもダイナミックで、魂をより感じられる。手筒花火の1本1本に物語が詰まっている。サイズもさることながら、インパクトなら引けを取らない。
試しに、小型の手筒花火を見てみよう。片手で楽に持ち上げられる小さいヤツだ。それを着火させたら、櫓(やぐら)の周りを走り回る。少し走れば花火が上がる。リアルなドキドキを味わえるわけだ。にこやかに走っているのは、我々、花火師からのパフォーマンスの証(あかし)。
フィナーレは、特大サイズと決めている。興奮と感動を与えるため、とびっきりのをお届けするのだ。

夏の感動は、我々の花火と共に去りぬ。


短編#76
私が海に流れ着くその時まで、自然の何たるかを見てきた。
私の元は、大きな大きな岩だった。川の流れが比較的強く早い上流で、サイズが小さくなっていき、中流に入ろうかという頃には、片手で十分に持てるほどのサイズとなった。このサイズになるまでは、水流に身を任せたり、同じ岩同士で衝突をしたりと、まさに激動。岩魚(イワナ)や山女魚(ヤマメ)といった川魚たちと一緒にいられたのは、至福のときであった。
可愛い川魚たちとの出会いを経てからは、時間の問題であった。大雨による濁流で一気に海の方へと加速。気がつけば下流。汽水域ももう目の前。

私は本当に身軽になった。形が残っている分、私はまだマシなのであろう。大抵は、跡形もなく消えてしまうのだから。


短編#77
なぁに俯いて(うつむいて)いるんだよ。何かあったのか?
俺は、お前の笑顔が見たい。笑っている姿が見たい。笑ってくれるなら、俺は力を貸そう。多少無茶してでもいいから力を貸す。

"なぁ、もう一度笑っておくれよ。君の笑顔が好きだから。"


短編#78
ちょ、なに人のカバンを勝手にいじってんだよ?!許可は出してない!
…へ?「私は警察官です。荷物検査中です。突然のところ、申し訳ありませんでした。」と。

いえいえ。こちらこそ、申し訳ありませんでした!


短編#79
ようやく手にした、ウィンターカップへの出場権。無名のチームが、突然大舞台で戦うだなんて誰も想像しないよな。
俺達のパフォーマンス、とくと見ろ!

次回、『冬の始まり』


短編#80
"悪(あ)しき一味よ、お前たちの行動は全てお見通しだ!"

ヒーロー、ただいま見参!キミたちのやっていたこと、全て把握させてもらったよ。相変わらずの暴れっぷりだけどさ♪(笑)
でも、俺が来ちまったからには白旗を上げてもらわないとな。

これでも喰らうといい!"ハイラルンサークル!"
全員まとめて、永遠の眠りにつけ!


短編#81
いらっしゃい、○○さん♡ようこそ、私の家へ。あまりこれといったものは無いけど、ゆっくりしていってよ。外、暑かったでしょ?さぁさぁ!涼んだ涼んだ♪

ほら、これ。紫蘇(しそ)ジュースでもどうぞ♪コレが本当に美味しいんだ!飲めばわかるよ。
…ん?"甘くて美味しい"、だって??わかってくれた!ありがとう!!
元は祖母に教えてもらったんだけどね。たまたま、家の近所から沢山の赤紫蘇(あかしそ)を頂いたから作ってみたんだ。

ちなみに、この後はスイーツでも作ろうかな、なんて思っているんだけど。どう?○○さん。
"俺と一緒に、ひと時の思い出でも作らない?"


短編#82
クソ!なんでゴールが決まらねぇんだよ…。いくらシュートしても1本も決まんねぇ…。
…だあぁ!クソ!!(怒)

…何が足りない?俺には一体何が足りないというのだ??"集中力"?"走り込み"?"ボールの安定した扱い方"?"プレッシャーへの弱さ"?それ以外??

"…頼む、誰かこの俺に教えてくれ。何が俺には足りねェんだよォ~!!俺のどこがダメなんだよォ~!!"


短編#83
…やった。ついにやったぞ。"ウィンターカップ、初制覇"だ…。
成し遂げたんだ…。

あんだけ苦しみ、もがき、ヤケになったけど、それでもここまでやって来られた。チームも何とかここまで耐え忍べた。

"ありがとう、戦友。監督。マネージャー。"
そして、"親父とお袋!こんな馬鹿な俺を見守ってくれてありがとう…。"


短編#84
…はい、先生。え?急にどうしたんですか??そんなに驚いて。
どれどれ…?

"学年順位、1位。"
…嘘?!私が今回の期末テストの勝者と…?!

やったぁ…。やったぁ!!ワァ───ヽ(*゚∀゚*)ノ───イ
はい!はい!ありがとうございます!!信じられない…、私がこんな順位にいられるだなんて…!

はい。この調子でセンター試験を戦い、大学入試も合格して、飛躍できるように頑張ります!


短編#85
あら?突然の来訪者のようね。

ようこそ、来訪者さん♡お名前は存じ上げませんが、何をしにここへ来たのかしら?まさか、"私の恋人"になろうだなんて思っていませんよね?うふふ♡
あら?図星のようですね。生憎(あいにく)、私は独身貴族でいたい身なの。お気持ちはありがたいけれど、初めての顔合わせだから、ごめんなさいね。

でも、貴方のその勇気は買ったわよ。
"次は、どこかへと遊びに行けたらいいわね。
だ・れ・か・さん♡ うふふ♡"


短編#86
○○君、またテスト補習でしょ?これで何度目かしら?あれだけ私が口うるさく警k…、ゴホン。注意しても耳にしないだなんて。あなたの神経、どうかしてるわよ。

今年、大学入試なんでしょ?このままだと、どこも行けなくなるわよ?そんなに早々とあなたの人生を悪(あ)しき方向へと導きたくないわ。

先に言っておきますけど、あなたの親には電話で伝えておいたので。これ以上酷い場合、高3のやり直しか浪人生活。どちらも嫌でしょ?せめて、進学はして欲しいわ。

明日、緊急で親と一緒に三者面談をしますから。この面談で、○○君の今後が決まるからね。
"忘れずに覚えておいてちょうだい。"


短編#87
あんた、難関私立の高校に合格したんですって?!やれば出来るじゃない!
あれだけ成績が悪かったのに、何故に合格を勝ち取れたのかしら?

え?"親が常にナイフや銃を構えて私を監視していたから、怒られないようにひたすら勉強していた。"と。それでそれで?"あの面談の後、親が私を殺すと何度も恐喝しては本当に刺し殺しに・撃ち殺しにかかったから、命の危険と共に勉強した"と。それで何とか合格したんだ。

…まぁ、合格した後が本番だからね。何とか高校の勉強について行くようにね。あの高校なら、真面目に勉強をしていればそこそこの大学には通えるから。
無理するのもいいけど、身体を壊さないようにね。


短編#88
私がキミの前から消えてしまって、一体、どれくらいの時間が過ぎ去ってしまったのだろう?今、キミは何をしているのだろう?

働いているのかい?結婚して、子供にも恵まれ、幸せな家庭を築いているのかい?旗揚げをして、自分の実力試し(だめし)でもしているのかい?
…私にはわからない。

でも、これだけは覚えておいて欲しい。
"寂しくなったら、夜の空を眺めて欲しい。星が鏤められた(ちりばめられた)世界を覗き(のぞき)に来て欲しい。"

たくさんの星たちにキミの願い・思いを乗せて、私の元へと届けて欲しい。
"星降る夜に、願いを込めて。"


短編#89
私は、もうこの世にはいない。自らこの世界に別れを告げた。悔いはない。

私に悔いはなくても、キミには悔いが残るだろう。キミを悲しませて・苦しめてしまったことは本当に申し訳ない。
…だけど、キミは悪くなんてない。

私は知っていた。"キミが私のことを好きでいてくれたこと。"
私はキミの気持ちに応えてやれなかった。気づけなかった…。

もし、今でも私のことを思い続けているのであれば、どうかこの気持ちを受け取って欲しい。
"私も、あなたの事を愛しております。心の底から、愛しております。"


短編#90
○○、俺に会いに来てくれたんだ。待ってたよ。
残念ながら、ここでキミとお別れになっちまう。それと、○○にはいつも心配かけてたな。本当にスマンかった。

でも、○○のおかけで俺はここまで来られた。ありがとう。
"俺の事、忘れんなよ"


短編#91
あなた…、迎えに来てくれたのですね。待ってましたわ。ここまで愛しく思えるの、久しぶりですわ。
私、あなたにお仕えできて心から幸せだと思えます。あなたが居るからこそ、私が輝けますもの。

"これからも、お慕い(したい)続けますわ。"


誕生日#92
さぁ、始めよう。最期の死闘をな。
キミがここまで来てくれたのだから、とびきりのおもてなしで歓迎をしよう。なぁに、歓迎中にキミを脅かす(おびやかす)ような汚い手は使わない。

"おもてなしが終わってからが本番だ。
楽しませて頂こう。"


短編#93
"命を捧げし者たちよ。彼らに静寂と安らぎが与えられんことを。
そして、神の御加護(ごかご)によって彼らが道徳的な道へと導かれんことを!"

お祈りの方をさせて頂きました。本日はもう日が暮れてしまいましたので、ここで一夜を明かすことをオススメします。

"神の御加護による安らぎによって、あなた方が明日以降も活動出来ますように。"


短編#94
紅葉(もみじ)に関心が行く今日この頃。残暑にも何だか慣れてきた。

あっという間の秋になってはいるが、"秋が消えてしまったわけではない"。
過ぎ去る季節を捉え、皆(みな)で堪能(たんのう)しようではないか!


短編#95
…ふふっ。残念だったな、名探偵くん。実は、宝石泥棒の犯人はこの中にいる。
何せ、"警備員である、この私が犯人なのだからな!"

…まだ気づかないのか?警察官諸君。
私は警備員ではない。"怪盗スレッシャー"である。あの、"指名手配犯の"怪盗スレッシャーだ。

"さらばだ諸君!またどこかで会おう!"


短編#96
げッ、もうこんな時間かよ…。予定時刻から1時間も経とうとしているぞ…。

さっきから連絡をしてみても何も反応がない。「電車でそっちに行くよ♪」なんて言ってたけど、事故とかも起こってないし。

…あ、連絡が来た。どれどれ?
「ごめんね、寝坊しちゃった♪すぐに行くから、後30分待ってて!」
オイオイ、もうすぐ正午だぞ…。
「わかった。代わりに、昼飯は俺と一緒に食おう。抜けがけなんて、許さねぇぞ。」っと。

…ま、いっか。ランチデートでもして、午後のプランでも練り直すことにしますか。


短編#97
あいよ!味噌ラーメン、一丁あがり!
どうしたんだい?そこの坊ちゃん。そんなにがっついて食っちゃって。美味しいか?アハハ、ありがとう。
何何?「僕もいつかはラーメン屋さんになりたい」だって?

"修行は辛いけど、お前ならできる。俺にはわかる。"


短編#98
…え?私を助けに来てくれたの…??ありがとう…♡

うぅ…、寂しかったよォ~。1人でずっとこの部屋の中に閉じ込められていたの。窓が高い位置にあって外も見られなかったの。

"王子様。早く外の景色を見させてくださいまし♡"


短編#99
さぁ、死闘(ゲーム)を始めよう。参加料が少々お高めだったと思うが、これは"葬儀費用"に充てられる。

なぁに、"死ななきゃいいだけ"の話である。貴様が勝てば、この額を2倍にして返してあげよう。もし負けたら、"この世とはおさらば"だ。

"立つ鳥跡を濁さず"だ。今のうちに荷物を全てまとめ、死闘(ゲーム)に登録してくれたまえ。


短編#100
あら、そこの坊や。さっきからずっと私の後を追っかけてきているけど、何か私に付いているのかしら?
それとも…、

"わ・た・し・に・ほ・れ・た?♡"

うふふ♡冗談よ♪分かっているから、安心して?坊やの持っている荷物、それ、私の忘れ物なのよね。わざわざ届けに来てくれてありがとう♡

"お疲れ様、坊や♪
だ・い・す・き・よ♡"


短編#101
…日付が変わったな。作戦開始と行こう。

この作戦は、この国を。…いや、世界を大きく変える一大作戦と言えよう。我々で、この腐り果てた世界を我々の手で変えていこうではないか!
必要なものは、"勇敢であること。"ただそれだけだ。

"では、世界を大きく動かすことができる、その日まで。"

チームラボ、アウト。


短編#102
最後に、塩と胡椒で味を整えて…っと。よし、できた。
ほら、青椒肉絲(チンジャオロース)の完成だ!

みんな、お待たせ♪かきたまスープに青椒肉絲、春雨の酢の物と中華料理の夕食だよ。お腹、空かせてたでしょ?たくさん召し上がれ♪


短編#103
ヘッドピンをよく見定めて狙い…。

"いけっ!マイボール!!"

よっしゃ!ストライク!!
今日も第1フレームから調子がいいもんだ。このまま第2、第3フレームとストライクを連続で狙っていくぜ。


短編#104
…なるほどね。"私が犯人"と。

"…ンなわけねぇだろ!!ボケェ!!(大激怒)"

誰なんだよ?!俺を犯人に仕立て上げたやつはよ?!おかげで俺は"8年"も無駄に獄中生活を送っちまったじゃねぇか!!んで、
真犯人、見つかったんじゃねぇかよ!!証拠もしっかりあって、立件済みと来た。

"お前らのせいで8年も無駄になったんだよ!!俺の人生の一部を棒に振られちまったんだよ!!

貴様らのせいなんだよ!!"
(※壁か台を思いっきり、複数回叩いてくれたら更に良し。)

…頼むよォ。俺の人生、返してくれよォ…。失った人生、補填(ほてん)してくれよ…。(泣)

"…ま、そんなことさせてもらえないんだろうけどさ…。"
(※グッたりした感じで、力が完全に抜けきった感じ)


短編#105
あ~、腹減ったァ~。昼飯抜きで、よく12時間も耐えられたもんだ。水分補給すらままならなかったというのに、たいしたもんだよ、俺。

えっと、今日の晩御飯は何だっけ??
…あ!"冷蔵庫の中は空っぽ"だったんだ!(マジか…。)

後で帰りにスーパーかコンビニでも寄って何か調達しておきますか。


短編#106
ψ(`∇´)ψフハハ
これで貴様も終わりだ。よくここまで来られたもんだ。そこは褒めておこう。

…だが、ここに入っちまったからには、全ての記憶を抹消させないとな。"身体(からだ)ごと"だ。

"ありがとう、勇気ある戦士よ。

存在もろとも、崩れ去れ。"


短編#107
はぁ?!運動会の組み立て体操でまた事故だァ?!

…ふざけんじゃねぇよ、ったく。あれだけ市長がやめろやめろ言ってたのに、なんで?
"教育委員会が、既に練習しているところもあるからやっても問題なし"と。ほぉ~。

教育委員会も、腐ったもんだわ。市長があれだけ口酸っぱく言ってたんだから、従うべきなんだって。

"教育委員会は腐敗したわ。実際に事が起こってからじゃねぇと反応しねぇからな。"


短編#108
我々教育委員会は組み立て体操の実施に関して、来年度以降の対策を考えようと思う。

今回、3件連続で立て続けに事故が発生し、そのうちの1件では、全治4週間の重症を負うものとなってしまった。これに関して、我々は検討しなければならないと思った。

今のところだが、ピラミッドに関しては小学校では最高3段、中学校では最高4段までにする。

それ以降の具体案は今後錬(ね)る事にする。次の報告まで待って欲しい。


短編#109
(※ナレーターになりきって読んでください。チームやレース名は実在のものです)

劇場版カーレーサーに、新作が登場!ル・マン24時間耐久レースを制し、シリーズタイトルを獲得したタケル。
それと時を同じくして、アメリカでも侍がレースに挑んでいた。

主人公のヤマトは、祖父のせいでレーサーにならざるを得なかった。前々からの夢であった薬剤師を捨て、戦いの場を選んだ彼。カートレースでは入賞するのがやっとなほど。
そんな彼に目をつけたのが、ターゲット・チップガナッシュ。インディーカーシリーズでのトップチームである。そんなチームは、彼の秘めたるポテンシャルを信じてチームの一員とさせた。

シリーズのメインイベントであるインディアナポリス500で、ヤマトはどのような戦いぶりを見せるのか?

『劇場版カーレーサー2 ~インディーに参る~』

同時上映!
自動車レースと言えども、スポーツはスポーツ。実況や解説も大変なのです。
『劇場版カーレーサー ~コメンテーターボックス~』

レースの表と裏。キミはどちらを楽しむ?


短編#110
(※ナレーターになりきって読んでください)

劇場版カーレーサーシリーズ、早くも3作目!

今回は、1作目の同時上映作品のテーマであったレースクィーンにスポットをあてるわ。

"レースの華"なんて呼ばれている私たちだけど、その裏は女同士の熱くバチバチな戦争なの。表では仲良くしているようだけど、裏では仲が悪いというのは当たり前だったり。

"案外、仕事の副業としてレースクイーンなんて人もチラホラといるものなのよ?"

『劇場版カーレーサー3 ~萌える乙女の華騒ぎ~』

目の保養?それは、この映画を見てから答えて欲しいわね。


短編#111
レースクイーン物語、第2弾か第3弾!( ˶ˆ꒳ˆ˵ )エヘヘ

レースクイーンって、女性というイメージがあるでしょ?でもね、"可愛い男の娘"でもなれたりするんだよ?
見た目は可愛いけど、中身は"男"。沼にハマると大変だよ?

"男の娘レースクィーンに、みんな~♡注目だよ~♡"

『劇場版カーレーサー4 ~可愛すぎるレースクイーン?~』

キミも、ボクのことを好きになってね? ちゅ♡


短編#112
(※ニュースレポーター風に読んでください。)

こ、こちら!〇〇です!うわぁ!現在ッ、海から数キロ離れた所にありますホテルよりお届けしていま…、あ!危ないッ!!
現在、この地域には避難勧告が飛んでいます。これから数時間は猛烈な風と雨に警戒をしてください!

あ!カメラマン!伏せて!!


短編#113
(※スポーツ実況をイメージして読んでください。)

さぁ、全車2列隊列を整えました。ペースカーのライトが消え、ピットに戻ります!運命の瞬間がいよいよやってきます!天下分け目の天王山、間もなく幕が上がります。
皆さん、シグナルにご注目あれ!
2019年ツーリングカーシリーズ第15戦、日本GP。

今、スタート!


短編#114
姉ちゃん、出産おめでとう。男の子なんだ。いいなぁ~。
私も姉ちゃんみたいに元気な男の子がほしいけど、まだ旦那というか彼氏もいないし。

早く見つけないとなぁ、私のパートナー。いつかは、お姉ちゃんみたいになりたいなぁ~。


短編#115
スナイパーを確認、排除。複数の敵を補足。フラグアウト!まとめて吹き飛べ!

作戦終了、っと。
毎度毎度前線に立たされてるけど、そろそろ飽きてきたね。こう見えて、元エリートスナイパーなんだけどね。5km先の敵も1発で排除してたんだよ?

次は、何の役で振り回されることになるのやら。


短編#116
あらあら、そんなところで眠っちゃって。

目覚めたようね。おはよう、そこの若いお兄さん。結構疲れているようね。
ほら、これ。飲んでみて?
大丈夫。シソジュースだから。梅干しのシソ、分かるでしょ?それがベースのジュースだから。

喉も乾いていたようね。これで少しは良くなったかしら?
とりあえず、この川辺でも散歩しましょ?

"私、サキュバスなの。"


短編#117
はい、もしもし。うんうん。

何ィ?!今すぐガムテープに画用紙にカッターナイフを買ってこいだァ?!お金はどうするんだよ?
"お前が払え"だぁ?!嘘だろ?!

うんうん。"こっちで出せる分は出す。それでも足りなきゃそっちが払え"ね。了解。
んじゃ、そちらに向かいつつ購入しとくんで、よろしく。


短編#118
私はやるべきことをしているだけだ。邪魔者の排除、隣国の征服。美人な女子(おなご)がいればすぐに私の妃(きさき)にする。

私の指示に歯向かうのであれば、すぐにその者を潰し私の好き勝手にさせてもらう。反逆者が見つかれば、徹底的に潰す。
暇つぶしのミサイル発射も、この時が来るまで入念に演習を繰り返し実施した賜物(たまもの)と言えよう。

おやおや。異国の者が反逆者として暴れだしたようですね。
"ミサイルを発射し、その者の国を潰せ。"


短編#119
あ、はい。私に何か用ですか?

えぇ、はい。私が魔法戦士の1人なのではないかとの噂がたっていると。
…多分、それは何かの間違いだと思いますよ?私、こう見えて教職員なのです。公立中学校で英語を教えています。今日はたまたま外出をしていただけな、ん…。

キャスターさん、危ないから下がって。

"またあんた達のお遊びが始まったのね。アスカトラウス、今回は何の目的でここにやってきたのかしら?"

そんなことを尋ねるよりも、さっさと戦った方が早そうね。

"換装!レイブリックストラクチャー!

青く輝く、母なる海の偉大さを知れ。

ネクロマブルー!"


短編#120
…ということで、統語論とはノーム・チョムスキーが挙げた脳内での文生成における仮説であるということ。句構造規則の基本も覚えておくように。これが抑えられてないと今後は苦しくなるぞ。以上だ。

あ、菅山(すがやま)さん。お疲れ様です。本当に、今日もいい天気ですよね。寝起きも気持ちよかったですよ?こんなにスッキリとした目覚めはいつぶりなのか。

…ん?何か嫌な予感がする。

"なんでこんな所にまで現れるんだ!スイートポコノ!しつこいぞ!我が大切な学生たちに手を出すことは、この私が許さん!"

本当はこんな人前でやりたくは無いのだが、犠牲者を出さないためには仕方がないのだ。
…許せ。

"換装!レイブリックストラクチャー!

甘い誘惑など、私には無効だ。分別をきちんとつけてこそが正義なのだ。

皆を輝かす元となれ!ネクロマブラック!"


短編#121
そうそう。それでね、そのカップルが道端を歩いてたらヤンキー軍団に囲まれてボコボコにされたのよ。"歩きスマホ"で。
ウケるwwww

…ちょ、何よ?人が楽しく話をしているのに。邪魔しないでくれる??

"…あんたに邪魔されたんなら、追い返してあげるまでよ。本当にウザイわね、あんた。"

口でも聞かないなら、力で抑えるしかほかに方法がないようね。

"換装!レイブリックストラクチャー!

日本の美しき桜の色を身に纏(まと)い、邪悪な力が浄化されんことを。

ネクロマピンク!"


短編#122
夜の世界を生きていたならわかることだが、その世界は息苦しい。
あちらこちらで飛び交うお金にお酒。男女が乱れ狂えば警察も容赦なし。秩序とは無縁の世界で暗い時間を耐えねばならない。

だからこそ、気づき始める。"日の出ている時間のありがたさ"を。そこには夜の世界よりも多く人の目が生き通っている。ふれあいも、ふわふわとした感じのいいものになる。だから私は昼夜逆転生活からの脱出を試み成功した。

まだまだ不慣れなところもあるが、間違いなくあの世界よりは居心地がいい。今の生活が幸せに思えるほどなのだ。

"いずれはお嬢様にもわかって頂けるでしょう、陽の光が我々にもたらす効用を。"


短編#123
俺は元々幼いときから両親がいなかった。金銭的に苦しい生活をしていたからだ。大学生の時に、"過労死"で亡くなった。お金の工面の為に。
だからひっちゃきになって勉強をした。少しでも親父やお袋に恩を返すためにな。

仲の良かった知人の助けがあって今の俺がいる。お嬢様をもてなすことが俺の仕事だが、もてなされている感じも時々感じて面白かったりする。

そんな長話(ながばなし)なんてどうでもいいよな?んじゃ、ゲームでもして気分転換しますか!


短編#124
お嬢様。あれだけあの曲を歌い続けているのであれば、カラオケをしてみてはいかがでしょうか?
当屋敷では、カラオケルームも完備しております。よろしければ、執事である私もご一緒させていただきます。執事とのカラオケという通常では味わえない経験を、是非とも私と。勿論、最新の曲も収録してあるカラオケマシーンを用意してあるから、アニソンやボカロも充実しております。

"一人カラオケだなんて、寂しい思いはさせねぇよ。俺も一緒に楽しませてもらうぞ。"


短編#125
地球温暖化。それは、地球全体の平均気温が上昇する現象のこと。生態系に悪影響を及ぼし、全世界共通の問題でもある。

その問題に漬け込んで世界征服を狙う一味、"トルタロス"。お得意の"バッドサイエンス"をフル活用して侵略を企てる。

それに待ったをかけるのが、自然を愛し、自然を活かす魔法戦士"ネクロマレンジャー"である。環境を保護し、その恩恵を受けて戦う彼らを我々で応援しよう!

"自然魔戦隊ネクロマレンジャー"
乞うご期待!!

(※フィクションです)


短編#126
ついに正体を現したな、トルタロス!ラスボスのご登場、ってわけか。…面白ぇ。

お前たちの手下がやられにやられたから、最終奥義で是が非でも世界征服を成功させようとしているんだろ?そんな手荒なマネは、この俺が許さねェ!

"これが最終聖戦になるんだろう。お望み通り、戦ってやる!"

世界の皆!そして、ありとあらゆる自然の力よ!俺に力を!!

"換装!レイブリックストラクチャー!

灼熱の赤い陽(ひ)のエネルギーを背中に受け、今、お前との最後の戦いに挑む!!

ネクロマレッド!ここに見参!"


短編#127
あ、小川だ。やっぱり水の流れる音は心地いいよね♪青々とした緑も映えて、さらにリラックス♪

"次は何の用だ?クルセリオン。小川を汚し、川全体の汚染を進めるというわけか。天然素材を崩壊させるなど、この私が許さん!"

この小川の自然を、魚たちの健康はこの私がお守りする!

"換装!レイブリックストラクチャー!

自然を愛する者は、自ず(おのず)と自然を守るということ。余計な手出しをここでされてたまるか!

ネクロマグリーン!"


短編#128
みんな、お待たせ♪自家栽培した野菜を使ったバーニャカウダにトマト鍋だよ。農薬を一切使わず、自然の肥料だけを使った野菜は、味も水分も文句なし!早速召し上がれ♪

"お前は何時(いつ)になったら俺たちから離れるんだよ?!マニュポスト!あんたらの生み出した人造肥料のせいで、野菜を育てる土壌すら壊滅的なんだぞ!!"

農家達の努力の結晶を簡単に踏みにじるやつを、俺は許さねぇ…。

"換装!レイブリックストラクチャー!

自然の美味しさは体の健康にも繋がる。人工的な化学品に人体を蝕む(むしばむ)ようなマネなんぞさせねぇよ!

自然を身体(からだ)から感じ取れ!ネクロマイエロー!"


短編#129
…なぁ。お前ってさ、俺に興味でもあるのか?最近、何か俺を見る度に顔を赤らめているようだが。
何かあるなら、俺に一言素直に言えばいいのに。勿体ぶんのは、俺は嫌いだな。

なぁ、素直に言ってくれよ。俺への気持ちをよ。

"俺は、お前のことが好きだ"


短編#130
〇〇~!

…やっぱり、お前はそっちを取るんだな。これまでの幸せよりも、財や権力のほうを取っちまうんだな。
キャリアが奴とは全く異なるのは俺もわかる。他での差もよくわかる。

…だが、俺は今でも〇〇を愛してる。こんな俺だけど、それでも愛してる。

"その証拠が、これだ。"
(※結婚指輪を差し出すイメージ)

キミに、この一言だけを言わせて欲しい。

"どうか、この俺と結婚してくれ。"


短編#131
あ、貴方は!
正義のヒーロー、ネクロマブラック!助けに来てくれたのですね!

(※バトルが続き…)
…あ、ネクロマブラック!そんなぁ…、ブラックが倒されちゃう。
私、どうすれば…。

…ん?私のポケットに何か反応が。
…これって!ネクロマレンジャーになるための変身アイテム!そして、"おっと。"これは、更なる変身アイテム!しかも、"白"!

「私だって、私だって。ヒーローになれるんだから!」

"換装!レイブリックストラクチャー!

そんなに決着をつけたいなら、黒だけだと物足りないわよね。無実な、無垢(むく)な色であなたを包み込んであげる!

ネクロマホワイト、参上よ♡"


短編#132
う~、寒ぃ~。
こんな寒い中、よく外で働かせようと出来るもんだ…。しかも"俺だけ"。ふざけるのもいい加減にしてくれよ…。

あ~、帰りてぇ~。はよコーヒーかコンポタ飲みてぇよォ~。
(※ガクブル)


短編#133
よぉ、そこの坊ちゃん。ちとオレにその面を貸してくんねぇか?
なぁに、別に坊ちゃんに怖い思いをさせるわけじゃねぇ。何なら、後でジュースなりなんなり奢ってやるからよ。

ちと、出店の宣伝を頼むわ。"タピオカドリンク"のな♪


短編#134
テメェ…、今までよく俺の事をクズと呼べたもんだなぁ。トラブルを起こせば俺が仲介。
…いい度胸してんな。

"いつまでもオレに頼ってんじゃねぇよ!ボケ!!テメェは女の腐ったナニかとか言いたいんじゃねぇよな?!"
なぁに?!腐ったソレだぁ?!

"テメェはこうしてりゃいいんだよ!"
(※人を撲殺する感じ)


短編#135
その夜、私は夢を見た。"変な夢"だった。結婚式場で正装で立っていた私。そして、目の前にはウェディングドレスを身にまとった素敵な女性が2人。どちらも私の見覚えのある"マドンナ"たちだった。
立ち尽くすだけだった私。その後どうなったのかは分からない。

"何故そこに私がいたのか?"そして、"何故花嫁が2人も居るのか?"
…この私にわかるはずもない。


短編#136
アンタね、ま~た私の言う事聞かなかったのね?

見てよ、この"ザマ"。ま、何とか収拾はついたし、アンタもアンタで反省はしているようだし。
"学習能力は、あるみたいね。"

…アンタ、私と付き合ってよ?
"アンタを、よりマシな人物に育てるには私しかいないの。"

拒否権はナシよ。私の言うことには"ゼッタイ"なんだから!!


短編#137
お~い。〇〇~?いるか~??俺が来てやったぞ~。お~い!
(…いねぇのかなぁ?返事が全くない。)

お前のために、ロールケーキとココア買ってきてやったぞ~。一緒に食おうぜ~。お~い。
(…やっぱり返事がない。)

仕方ない。メモでも残しておくか。

"〇〇へ。留守のようだったから、このメモを残すぞ。お前のために、美味しいロールケーキとココアを用意した。ケーキは冷蔵庫を開けてみるといい。

んで、このメモの近くに「チケット」を用意した。今度、デートに行こう。"


短編#138
予定より、2時間も早く着いてしまったな。まだ朝日が登り始めた頃だぞ。
…ま、電車の都合上仕方ないっちゃ仕方ないのだが。

外で突っ立ってるのもアレだ。あそこの喫茶店にでも入って時間を潰そう。
ちょうど、この地域では"モーニングサービス"なるものがオススメだと上司から教えてもらったことがある。どうやら、コーヒーや紅茶、ジュース1杯で食事が付くそうだ。

朝飯もおにぎり一個だけで済ませたから、まだまだペコペコだ。コーヒーを飲んでのんびりしながらお腹を満たそう。
"腹が減っては戦ができぬ"だ。集合場所も目の前だから、直ぐに行ける。

お、このセットは美味しそうだ!
"頂きます。"


短編#139
私は今、異国の地にいる。旅で来ているわけなのだが、どうも母国とそれほど文化的な面で相違が感じられない。

食事にせよ市場にせよ、公共交通機関にせよ。どれも私にはお馴染みのような気がする。

"異国情緒溢れる"というのは、私のとんだ勘違いなのかしら??


短編#140
次のプレゼンでは、"旅行目的のインバウンド"をテーマにして取り組んで欲しい。"インバウンド"とは、ここでは"訪日外国人全般"を指すということを頭に入れておくこと。

今回扱ったテーマ、"ビジネス目的のホテルと旅行目的のホテルの違い"も次回のテーマに取り組む際の良いデータになるだろう。

発表日は、再来週の水曜日。時間は午前10時から。持ち時間が10分間のプレゼンだからな。長すぎず短すぎずのタイムコントロールも意識しておけ。


短編#141
あ、お兄ちゃん!おかえり!
何か、ビニール袋の音がするよ?何か持ってきたの??

あ、"いちごのショートケーキ"だぁ!
ケーキ!ケーキ!いちごのケーキ!!ケーキ!ケーキ!いちごのケーキ!!

今、お湯が沸いたから暖かい飲み物と一緒に食べようよ。
お兄ちゃん!早く早く!!


短編#142
今日も一日、勤務を終えて静かな夜道を運転する。周りには田んぼや畑以外は何も無い。コンビニがポツンと立っている以外は静かな地元。

車を降りれば、綺麗な星空が我々を迎えてくれる。朧月(おぼろづき)だって、何だか儚く見える。

"今宵は素敵な夜空ですね。"


短編#143
お母様って、予想していた以上に大変なのね…。ハァ…。

毎日、育児や家事に炊事をしては夫や子供を見送る。買い物もそうだし、ご近所づきあいや町内会の総会にも行かないといけない。町内会の集まりに関しては、最悪、夫に行かせればOKなのよね。寺や神社の草刈りもそうだし、小学校の運動会のお手伝いも。

私が自由になれる時間、いつになったらできるのかしら…?


短編#144
ただいま~。
さて、買ったアクエリアスを片付k…。あ!まだ飲みかけ残ってた!!しかも、未開封のやつも数本…。

またやっちった。なっちゃんでやらかし、カルピス、おーいお茶、健康ミネラル麦茶でやらかしたらお次はこれかよ…。

"清涼飲料水って、案外面倒なんだな…。"


短編#145
今夜は、少し驚かせてみようか。ちょうどあそこにダンボールの山があるから、その中の一つに隠れてビックリさせるのさ!
…さぁ、キタキタ!

"サップラーイズ!"⊂(`・ω・´)⊃

"ギャー!!社長~~!!"
お、驚かさないでくださいよ…!!
ハァ~、びっくりした…。

(´;ω;`)


短編#146
ゴホッゴホッ…。
最近、何だか喉が痛いと思えば"風邪"らしい…。ゴホッ。空気の乾燥も酷いし、潤そうと空気清浄機なり飴やトローチを試してるけれども…。

寒いし喉痛いし鼻もおかしいし…。
早く春になってくれないかなぁ?


短編#147
こちら、現場の〇〇です。本日、この会場でもセンター試験が実施されます。この時のために努力をしてきた受験生の腕が試されます。

今、続々と受験生がこの会場の中に足を運んでいきます。高校の教諭と思しき(おぼしき)方々や予備校や塾の先生方も彼らに最後のエールを送っております。

今日と明日実施されるセンター試験。何もトラブルがなく無事に終われるのでしょうか?

"受験生の皆さん、頑張ってください!"


短編#148
ニュースをお伝えします。
今朝、稲田(いなだ)市内の藤岡中学校付近で登校中の中学生のところに自動車が突撃し、巻き込まれた男子学生2人が亡くなりました。

警察によりますと、今朝の8時頃、市立藤岡中学校から50mほど離れた見通しの悪い交差点で、85歳の男性が運転していた軽自動車が同校に登校していた中学生の集団に突撃し、男子学生2人が死亡、4名が軽傷を負いました。
警察は、運転していた85歳の男性「森澤幸雄(もりさわゆきお)」容疑者を現行犯逮捕しました。森澤容疑者は「アクセルとブレーキを踏み間違え、思いっきりペダルを踏み込んだ」と容疑を認めています。

(※このニュースはフィクションです。)


短編#149
スポーツの話題をお伝えします。
来年の1月初旬に開催される「ダカール・ラリー」こちらに参戦するトヨタ自動車と日野自動車、本田技研工業の各チームがマスコミに向けて意気込みを語りました。

来年も開催される同レース。このレースに参加する日本企業でトヨタ自動車は「やってきたことをそのまま披露するだけ。トラブルが起きても迅速に対応してレースへ素早く復帰する。」とあっさり語り、日野自動車は「いつもはあと1歩の所が出せてなかったけれど、今年の準備ではその1歩が踏み込める。」と自信を見せます。本田技研工業は「我々はやる事をやったので、あとはライダーに任せます。無事に走り切ったあとにライダーの意見を聞いて直ぐに調整することぐらいしか我々にはできません。」と選手に信頼を寄せているようでした。

(※このニュースはフィクションです。)


短編#150
(※ニュースキャスターになりきって読んでみてください。)

ここからは、本日の特集です。
今年も行われた大学入試。数え切れぬほどのドラマがあった訳ですが、今回、我々は"とある女子大学"にスポットを当ててそこでのドラマを見ていこうと思います。

"果たして、彼女たちの迎えた結末とは…。"


短編#151
(※鉄道の車掌になりきって読んでみてください。)

皆様、おはようございます。本日もご利用ありがとうございます。全車特別車、特急"村川(むらかわ)"行です。担当乗務員は、運転士"〇〇"、車掌は△△と□□です。終点までご案内します。
ご利用の車両は全て指定席です。特別車両券"バウンドチケット"で座席番号を確認のうえご利用ください。

次は乃木山(のぎやま)、乃木山です。

(※〇〇と△△、□□は、それぞれ別の名前を入れてください。)


短編#152
今日も良い天気じゃのう。気温も寒くはないからすごしやすい。洗濯物も、今日なら早く乾きそうじゃのう。

おい、ばあさんや。洗濯が終わったようじゃけぇ、こっちに持ってきてくれんかのう。わしが今日は乾かすけぇなぁ。

これが終わったら、少しお茶にでも行こうかのう?孫と約束しておったけぇ、困らせたくないんじゃ。

"ばあさんや、ありがとう。これを干したら孫とお茶に行ってくるけぇ。家の事は頼んだよ。"


短編#153
それじゃ、本の断捨離でもしますか。あまりにも多すぎて入り切らないし、読まないものも数冊あるからね。要らないものは、売りにでもしますか。

えっと、どれどれ…?これはもう読まないから要らない。それと、これは1度も手をつけてないし今後もそうなるだろうから要らない。あの小説とラノベは残そう。集めている最中だからね。

…ん?何だこれ?"英英辞典"だぁ??流石にこれは捨てちゃダメでしょうよ!

この評論は要らないし、これも。あれにそれも、それも要らないや。
(結構出てくるなぁ、不要な本)

よし!これくらいでいいかな?結構スッキリしたなぁ~。後はこれらを売るだけ。そんじゃ、行くとしますか!


短編#154
なぜ私がスリを犯したのか?理由は至ってシンプルだ。

"警察の無能さを試したのさ"

世間は、もうあなた方を信用していない。つい先日あった立てこもりも同じだ。時間がかかりすぎている。こうなってしまってはオリンピックは言わずもがな、大阪での万博も不安でしかない。

"スリが日本では起こらないということは無いのだ"

今回は、たまたま私がポカをしてしまったがためにお縄となったわけだ。

"あんたらは、いつまで経(た)っても無能なのだ"


短編#155
コラ!そこの小型二輪で2人乗りをしている若い君たち!すぐに止まれ!!

小型二輪での2人乗りは禁止されているぞ!それに、ヘルメットや防具もなしに乗るのも立派な違反だぞ!!

"今すぐに止まるんだ!事故を起こしてからでは遅すぎるんだ!!"


短編#156
会場にお集まりの皆様、ご多忙の中、誠にありがとうございます。

現在、私、オモロス=ローンの逃亡のことで世間が騒がれているようですが、これは日本の有志の方の協力で可能となったものです。名指しをするようなマネは致しません。彼らにとって不利益を被る(こうむる)だけですから。まずは、彼らに感謝を。
"ありがとう。"

肝心の金銭問題ですが、悪いのは私ではありません。私はルールに従っていただけです。彼等、つまりは検察官が盛っていて虚構(きょこう)を拡げ(ひろげ)ているだけなのです。
"私は何一つ悪くありません。悪いのは、彼等なのです。その点は誤解をしないでいただきたい。"

そろそろ、私の母国であるレバノンに逃亡してからの状況を聞きたい頃合いでしょうからお話しましょう。
年が変わる前に何とか逃げきれた私は、家族と再会しニューイヤーパーティを知人らと楽しませていただきました。久しぶりに顔を合わせた方々もいたので満足いくものとなりました。
その後は、特に変装をすることもなく平凡な日常生活を送っております。買い物にも当たり前のように出かけています。家族サービスでお出かけにも。

家で私のニュースを見ていると、
"どれだけ日本の司法は甘く私に有利に働くのか?"ということが身をもって体感出来ました。こんなにも簡単に亡命することができて、今現在は何不自由ない生活を送れている。ありがたい限りです。

繰り返しますが、
"私は何一つ悪くありません。悪いのは、日本なのです。裁判を起こそうものなら、私が無罪で終わるだけです。控訴も上告も再審も無意味なのです。"

私の話は以上です。質疑応答は、時間の都合上無しとさせて頂きます。
改めて、本日はご多忙の中誠にありがとうございました。


短編#157
おぼっちゃま。こちら、どうぞ。受け取ってください。

…いえ、決しておぼっちゃまの事を愛しているとかそういうのではなく…。
本日は"バレンタインデー"ということですので、いつもは指示を聞く身が指示を聞かせる身になりたいというのです。

"どうか、私(わたくし)のきもちを受けとってください"


短編#158
私は世界中を転戦とするレーサーだ。各地の気候に慣れなければならず、マシンもそれに合わせたセットアップにしなければならない。

勿論、個人の得意・不得意なコースはあるし、合う・合わないのメーカーもある。一筋縄では行かないのだ。
それに、個人スポーツでもないのがモータースポーツ。チームスタッフとの連携は必須。

今度、君も1度見てみるといい。案外、気に入ってくれるかもな。


短編#159
俺さ、遂にマイカーを購入したんだよ。念願のマイカー!免許取得して半年近く経つのかな?いよいよだよ。

え?それまでは車は運転してたのかって??してたはしてた。でも、父のをね。時々貸してくれたんだよ、買い物手伝いとかでね。

俺が買ったのは、SUZUKIのスイフトスポーツ。車自体の大きさもいい感じだしラゲッジもよき。新車だから最高だよ♪


短編#160
私は本を読みたいわけではないし、新聞を読みたいわけでは無い。だが、とある配信者の最近のオススメで紹介された1冊がどうも気になって仕方がない。

彼女いわく、その作者は普段は恋愛ものを書かないそうで。珍しいラブストーリーで、ピュアな恋心を描いているそうだ。

そしてその本を実際に購入した。なかなかに面白かった。
もともと有名な作者だから、君たちも1度くらいは名前をどこかで聞いたことがあるだろう。


短編#161
…誰も、俺に気づいてないよな?別に、何か悪巧みをしようと画策しているわけじゃない。
ただ、学校の忘れ物をとりに来ただけさ。

じゃあ、何でこんなに隠密(おんみつ)に動いているのかって?
俺が好きな先生が近くにいるのを目撃したんだよ。多分、自分の担当している部活動を眺めているんだろうけれど。こんな恥ずかしいところ、見られたくないに決まってるよ。

…2階、クリア。忘れ物を確保し、机の中は空(から)。階段の手すり付近から偵察。担任と副担の移動を確認。GO!

あ!
"○○先生、こんにちは!!"


短編#162
ψ(`∇´)ψフハハ!!
キミも私と同じく血が好きなのか。キミの血を頂こうと思ってしまっていた自分が馬鹿らしいよ。

…おや?キミの隣のその男。彼氏なのかな?匂いから察するに、美味しい血の持ち主のようだ。きっと、想像を絶するほどの絶品なのであろう。

早速で悪いが、我々2人で頂こう。キミが右肩の方を、私は左肩の方を頂こう。
さてさて。

"私を存分に楽しませてくれたまえ…。"
ψ(`∇´)ψフハハ!!


短編#163
ふぁ~あ。(※あくび)
なんだか少し眠たいわ。ここ最近、夜遅くまで作業をしているのは事実だけどこれでも残業3日目なのよ?

出勤時間は元々遅めに設定されているけど、それでも身体が慣れないのよね。わかるかしら?私のこの思い。

ハァ…。(※ため息)
何時になったら、また朝番(あさばん)になれるのかしら?あの時の方が今よりも十分にマシだったわ。

徒然なる 短編集

訂正情報
5月16日(木) 短編⑫と短編⑬を追加。
5月18日(土) 短編作品のいくつかで、訂正。
5月29日(水) 短編⑭と短編⑮を追加。
6月4日(火) 短編⑯から短編#21を追加。また、まえがきにて、ルールの(5)を追加。
6月9日(日) 短編#22と短編#23を追加。
6月15日(土) 短編#24から短編#31を追加。
6月20日(木) 短編#32から短編#34を追加。
6月21日(金) 短編#32を訂正。また、短編#35と短編#36を追加。
6月29日(土) 短編#37から短編#44を追加。
7月16日(火) 短編#45から短編#59を追加。
7月19日(金) 権利情報を変更。
9月3日(火) 短編#53を修正。また、短編#60から短編#77を追加。
12月8日(日) 短編#78~短編#143を追加。
2020年3月7日(土) 短編#144~短編#163を追加。

徒然なる 短編集

ただただ、その時の気分とノリで作った、短い短い作品集

  • 小説
  • 中編
  • ファンタジー
  • 青春
  • コメディ
  • 青年向け
更新日
登録日

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自由に複製、改変・翻案、配布することが出来ます。

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