忘れな草

雲海 至

忘れな草 君だけのこと
心に留めておいて
忘れな草 夢の中でさえも
消えてしまわないで

全てのことから 逃げてる理由じゃない
そんなの言い訳にしか 聞こえないかもね
それでもいつも 心に描いていたものは
いつだって 目の前にはなくて

『何処に行くの』
縛られた 契約の様な言葉に
『ここで眠りたい』と

忘れな草 その名の姿に
身を寄せて何に隠れる
忘れな草 悲しみさえも
涙さえも土に埋もれて

小さな小さな花を咲かせ
夢の中でさえも
私の声に傾けて
小さな小さな花を咲かせ
夢の中だけでも
私の声に傾けて

忘れな草

忘れな草

何処にもいたくなくて、ただ ひっそり 息をしていたくて、何処かに隠れたくて、そんな思いから生まれました。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
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