「蒼い歯車と、ある時計職人の話」プロローグ

むかしから時計職人に伝わる昔話がありました。

正確な時を刻む時計には時間を守る少女
“時計の少女”が住むと。
少女は姿を見せません。
人に見られてはいけないからです。

時計には“心臓”と呼ばれる歯車があり、
時計は心臓によって永遠に時を刻みます。
少女が住む時計の心臓を作ることが職人の憧れです。

人間は見えない歯車
“心”
を持っています。

職人が心を込めて作った心臓の中には
“真の心臓”
と言われる“心”にそっくりな歯車が存在すると
信じられています。
             
これはただの昔話。
本当かもわかりません。

これは時計職人と時計の少女の“歯車”の真実。

あなたの時計は
“チクタク”
数を数えていますか?



目に見えない時間の世界。

「蒼い歯車と、ある時計職人の話」プロローグ

以前、空間プロデュース作品を作った際に制作した小説です。制作ブログよりこちらに再掲載。

「蒼い歯車と、ある時計職人の話」プロローグ

時間という概念を時計職人と時計の少女との関係で表現しました。空間プロデュース作品を作った際に制作した小説です。制作ブログよりこちらに再掲載。

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更新日
登録日
2012-10-15

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