加減の数秒

加減の数秒

   









ぼくときみが

ぼくときみをうらぎったのは

確かな数秒の消失を ほんの少しだけ願ってしまったから



ぼくときみは かんがえている

やがてぼくときみは 朝をむかえるだろう

そして 悟るのだ

「ぼくときみ」は 数秒がくれた はかない望みだったってことを




  

加減の数秒

作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

加減の数秒

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-04-28

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