女優

昭和三十年代、日本が太平洋戦争の痛手から漸く復興に向う頃から物語は始まります。
その中で国民の娯楽は映画に向い、連日の大盛況で満員御礼!大手三社に追随する京映は、青春映画を中心に配給して若い人に絶大な人気を博していた。
社長の小南は新人発掘の為に、全国で美少女コンテストを行っていた。
九州大会で優勝した町医者の娘、八木結梨は父親の反対を押し切って、憧れの有名私大に入学出来る夢を抱いて上京した。
小南社長と親交の有る文部大臣国分哲三の計らいでの入学だったが、この大臣国分は変態SEXが好きで、日頃から小南社長に今は映画の時代だが、東京オリンピックを契機にテレビの時代が訪れると断言していた。
その時映画界は家庭で観る事の出来ない成人映画のブームが到来するので、その準備を怠るなと説き、美人女優を成人映画のスターにし立て様と画策する。
その中で白羽の矢が立ったのが、芸能界五年目の早乙女雪子だった。
国分大臣は自分が有名女優に育ててから、奈落の底に落そうと考えていた。
雪子を誘拐して、SMプレーを身体に教え込む傍らで、次々と雪子の主演作映画を小南に作らせる。
表の顔は京映のトップ女優に登り詰め、裏の顔は国分大臣達に調教されるマゾ女の早乙女雪子。
東京オリンピックが終った数年後、華々しく京映の成人映画のスターとして、、、、、
「女優」「落日の夢」の二部構成で綴る長編SM作品
只今執筆中ですが、数話披露してみましょう、、、、、、、

美少女コンテスト

   
この話は昭和三十年代、日本が戦争に負け漸く落ち着きを取り戻し、世の中が明るく成り始めた頃から始まる。
娯楽を求めて映画館には長蛇の列、人気俳優、人気女優の作品を見る為に地方の映画館も満員立ち見状態に成っていた。
映画会社は大手三社を筆頭に隆盛を極めて、日の出の勢いでプロ野球の球団を持つ映画会社も多数に成っていた。
時代の寵児が球団開設当時から経営に参加し、時代の変遷で持ち主が変わる社会現象がこの後も起る。
京映映画もその大手の仲間入り間近の位置に追いつき、新人の発掘に日夜余念が無かった。
戦前は時代映画を主に制作していたが、最近は青春映画に力を入れて、その部門の責任者に泉田章二を迎えて体勢を整えていた。
泉田は舞台の制作では有名で、今回の映画界への転出は大きな話題を呼んでいた。
泉田は過去に準備していた全国のスカウト達に、高校生、中学生の美男美女集めを要請して、青春映画の一代スターを育成する事にした。
勿論全国各地でオーディションも行われて、参加者も多数に昇った。
だがこの泉田は表の顔と裏の顔を持ち、若い女優の卵を時には食い物にする。
と言っても自分が食い物にするのが全てでは無く、有力な人物に紹介して人脈を広げる事も度々だった。
そんな泉田が北海道を皮切りに、京映キャラバン美少女コンテストの実施を発表した。
全国を北海道、東北、関東、東京、中部、関西、中国四国、九州、八ブロックに別けてコンテストを行う。
各ブロックの優勝者の代表決戦で全国優勝すれば、優勝者を主役に映画の製作も同時に発表された。
尚各ブロックの優勝者の映画出演は確実で、準優勝者も出演決定の様な発表をした。

この様なコンテストの場合自薦他薦が有る事は常で、八木結梨十七歳も友人達が本人の許可無くこのコンテストに応募してしまった。
九州宮崎で内科医の娘として生まれ、兄弟は弟が一人、中学生で平和な生活を送っていた。
その結梨の元に、京映コンテストの案内が届き、父正純、母則子は仰天の表情に成った。
近所には祖父母の家が在り、長男夫婦と子供が住んでいる。
平和な田舎の医者の娘が、友人の推薦によって表舞台に出てしまう。
確かに美少女で有名だが、所詮田舎の高校生の域を出ないと思われていた。
応募の書類選考に合格の知らせが届いたのは、丁度二年生の夏休み前、一番驚いたのは結梨本人で、友人の推薦だと選考結果が記載されていたので心当たりの友人に電話で確かめるが、呼び出し電話で中々要領が掴めない。
結梨の家には電話が有るが、殆どの同級生には電話が無かった。
結局推薦の友人達を見つけたが「結梨は可愛いし、綺麗だから我が高校の誇りよ!」と煽てられて、両親には内緒で九州地区大会に出場の為、福岡に行く為に友人達のカンパも貰い出場する事に成ってしまった。

泉田はこの九州大会で初めてセーラー服の結梨を見て、この子にはオーラが感じられる。
将来大スターに成ると直感、他の審査員の評点を覆して優勝させてしまった。
翌日のスポーツ紙に大きく取り上げられて、野球好きの父正純はこの記事を目にしてしまった。
内緒の応募がこの記事を切っ掛けに、宮崎の田舎で蜂の巣を突いた様な大事件に成った。
「結梨!これは一体何だ!」正純の怒りは相当なもので、母の則子が驚く程だった。
正純に言わせると、芸能界は恐ろしい場所だ!高校生の結梨が簡単にスターに成れる場所では無いと猛反対をした。
噂で聞いている話では、宮崎の田舎では考えられない破廉恥な世界で、とても十七歳の娘を送り出す気分には成れない。

数週間後テレビでこのコンテストの話題が放映されて、祖父母が応援に廻って反対は父正純一人に成ってしまう。
次の全国大会には京映で往復の交通費と宿泊代、付き添いの人の分も現金書留で送られて来て、則子は旅行気分で行く準備を決めてしまう。
則子の台詞は「どうせ優勝なんて有りませんから、芸能人に成る事は有りませんよ!私は東京に行くのは初めてだから、是非行きたいわ?ホテルも一流だわ」そう言って上機嫌だ。
夏休みの期間に全国各地で地区優勝の面々が決まり、九月の連休に全国大会がテレビ中継も行われる。
審査は歌、私服、そして水着の審査に成る。
当日「こら!水着に成る何て聞いていないぞ!」沢山の知り合いと一緒に中継を見ながら怒る正純。
白黒の画面を食い入る様に見る町内の人々、テレビが置かれて居る家は限られていたので、八木医院は入りきれない程の人で、流石の正純もそれ以上怒る事が出来ない。
紺のスクール水着だが、テレビでは黒に見える。
最終選考で三人に選ばれてグランプリが決まるのだが、その三人に結梨が選ばれて仰天の正純。
会場に居た則子はもっと驚いて、声も出ない程だった。
しばらくして審査員長、京映の社長小南が壇上に上がってグランプリを発表した時、則子も本人も自分の声が聞き取れない程緊張していた。
「大変だよ!院長先生!娘さんが優勝したよ!」「本当だ!可愛いとは思っていたけれど、まさか優勝するなんて!」
テレビの前の人々が次々とお祝いと驚きの弁を述べて、八木医院は驚愕の渦の中に在った。

勿論結梨も鳩が豆鉄砲を食らった様に、身体が固まっていた。
インタビューの女性が「賞金の百万は何に使いますか?」の質問に「あっ、忘れました!」と言ってしまう結梨。
「会場にお母様がお見えだと思うのですが、壇上にどうぞ!」
司会者に呼ばれて則子も驚きの表情で、娘の立つステージに向かった。
これが幸せの一歩なのか、不幸の始まりなのか?その時はまだ誰も知らない。
その時美人の大女優の誕生を誰一人、予見している人は居なかった。

美少女コンテストが行われた翌日、東京の有名ホテルの大広間で、代議士国分哲三の文部大臣就任を祝うパーティが行われていた。
各界の著名人が集まる中、京映も社長の小南晃を筆頭に俳優、女優、他の映画会社も同じ様に有名俳優、女優を数人出席させていた。
勿論最近漸く増加してきたテレビ局も、社長達が出席して華やかなパーティに成っていた。
その中でまだ中堅女優の早乙女雪子が、小南社長の推薦でパーティに参加していた。
「未だ、その様な場所に行くのは私には身分が違う様に思うのですが?」と二十五歳の雪子は遠慮した。
「実は国分文部大臣からの指名なのだよ!君のファンだとおっしゃって、是非連れて来る様にと言われてね」
雪子は嬉しいやら、気恥ずかしい思いでパーティに出席した。
周りは有名俳優と女優で、年齢も高いので雪子の若さと美しさは群を抜いていた。
女性は大半が夏の着物、雪子も振り袖で夏の着物姿での出席に成っている。

朝からホテルの美容室で髪をセットして、着付けをして貰っての出席。
会場では軽く会釈をして微笑むだけで、小南社長が時々紹介をする程度だ。
パーティが始まると、長い国分文部大臣の挨拶から始まり、有名政治家の祝辞が数名続く雪子には欠伸が出る様な時間が過ぎていく。
映画界に入って五年、準主役の作品が二つ程度で中々主役の映画は無かった。
今雪子の一番の楽しみは、前回の映画で恋人役だった俳優小西伸行との私生活でのデートだった。
まだそれ程深い関係ではないが、お茶を飲んだり銀座で買い物をしたりする仲に成っていた。
映画の中ではキスシーンを演じた二人だが、プライベートではまだ少し時間が必要の様だ。
小西から「国分文部大臣の就任パーティに呼ばれるなんて、素晴らしいな!将来期待されているのだろう?」そう言って冷やかされてやって来たのだ。
途中から立食パーティに変わり、ようやく飲み物、食べ物が自由に成って雪子も動くが振り袖が邪魔をして食事もままならない。
壇上では映画会社の社長の挨拶に、お抱えの有名俳優が並んで拍手喝采に成って場は盛り上がる。
接待の人が気を利かして飲み物食べ物を雪子に運んでくれる。
宴も時間と共に酔う人も増えて来ると、雪子の側にやって来てドリンクを勧める男も増えてきた。
そこに文部大臣国分が一人の男と一緒にやって来て「小南社長!すまないね、社長の挨拶をして貰う時間が取れなかったよ!」笑顔で小南社長に言った。
「いいえ、私の様な新惨の映画会社が大手さんを差し置いて挨拶なぞ滅相もございません!」
「またこの埋め合わせは後日」そう言いながら雪子を見て「美しい女優さんだ!お名前は?」と尋ねる。
「まだ駆け出しの女優早乙女雪子と申します、また可愛がって下さい」
小南が紹介して雪子に挨拶をする様に催促した。
国分大臣は充分早乙女雪子を調べて知っているが、この場ではその様な事は言えない。
慌てた様子で雪子が「早乙女雪子です。どうぞよろしく!」そう言って深々とお辞儀をした。
国分の鼻に雪子の髪の毛先が触れると、良い臭いが国分の性的欲求を擽っていた。
「これからの女優さんだね!期待しているよ!」
続けて「小南社長!紹介して置くよ!こちらこのホテルから近い品川総合病院の院長の品川宗佑院長だ!」横に付いてきた男性を紹介した。
「小南です」「品川です、よろしく」とお互いが名刺を出して挨拶をする。
「おい!この美人女優に例の特製カクテルを差上げなさい!」秘書に命令をする国分大臣。
「品川総合病院は芸能人も多く世話に成っているのだよ!」
「そうですか?」
「特に美容整形、婦人科でね」そう言って微笑む国分大臣。
「成る程、芸能界は大変ですからね!」小南社長が答えて微笑む。
「このお嬢さんはまだ必要無いが、将来大女優に成れば、お肌が気に成るかも知れない!その時は頼むよ!品川君!」そう言って品川の肩を軽く叩く国分大臣。
その時秘書が綺麗な色のカクテルを盆に載せて持って来た。
すると国分大臣がカクテルグラスを素早く手に取って「さあ、口当たりの良いカクテルですが、アルコールは薄いので心配有りませんよ!召し上がれ!」そう言って雪子に手渡す。
「綺麗な色ですね!」そう言って一口飲んで「美味しいです」と笑顔に成った雪子。
その後は小南と映画の話しを少しして、雪子が飲み干すのを確かめると笑顔で他のテーブルに向った国分大臣。
しばらくして、雪子の身体に異変が起り始めていた。
下腹に痛みが起り始めて、少しは我慢が出来たのだが徐々に痛みが大きく成り、トイレに向う為にテーブルを離れた。
絶えずその様子を見ていたのが品川院長だ。
小南社長は既に他のテーブルに俳優を伴って挨拶で廻って、側には誰も居なかった。
会場を出るとトイレの場所を尋ねて、お腹を押さえながら歩く雪子。
「どうされましたか?」後ろから声をかけられて振り向くと、品川院長が駈け寄ってきた。
「お腹が少し痛いのです」額に脂汗を吹き出させて訴える。
「それはいけませんね、何処か部屋を借りてしばらく横に成られた方が良いですよ」近くのボーイを呼んで話す品川院長。
「頼みましたよ、休める部屋を準備してくれる様です!この薬を飲んで下さい」
ポケットから薬を取り出す品川「私も時々腹痛に成るので、常備しているのです」
「すみません」そう言う雪子の手に錠剤を三個置くと「君!水をくれー」と近くに居た女性に頼んだ。
直ぐに水が届くと雪子は貰った錠剤を飲み干して、屈めていた身体を少し戻して「ありがとうございます」御礼を言うと、ボーイがやって来て「お部屋の用意が出来ました」と品川院長に伝えた。
「君、彼女を部屋まで案内して貰えるか?私は小南社長に連絡しておきます」
「お世話に成ります」そう言ってお辞儀をすると、ボーイに身体を支えられてエレベーターの方にゆっくり歩く雪子。
最上階に行くと「このお部屋でお休み下さい」と案内された部屋は大きくて広い。
「この部屋は?」不思議そうに尋ねると「このお部屋は大臣が予約された部屋の一つでございます。お客様の為に数部屋準備されていますので、お使い下さい」
そう言われてボーイが出て行くと、睡魔が襲い腹痛が治まって来た。

「何時頃目覚める?」国分大臣が近づいた女性に尋ねた。
「二時間程度で目覚めると思います」
「そうか、判った!俳優の小西伸行と良い仲だと聞いたが、どの程度なのだ!」
「まだ、デートを楽しむ程度だと思います」
「諦めさせなければ駄目だな!その準備もする様に頼むぞ!」秘書の泉祥子とひそひそ話をする国分大臣。
「判りました!撮影の準備も整っています」
「あの子の将来はバラ色に成るだろう!目覚める前に媚薬注射を忘れるな!」そう言って微笑むと、他のテーブルに向った。

パーティが中締で終了すると、国分大臣はさっさと会場を出て雪子の眠る部屋に向う。
先に部屋で待つ泉祥子は品川総合病院の元看護婦で、秘書兼国分大臣の健康管理を担当しているが、サド気質が高く国分大臣の遊びの手伝いをしている部分が大きい。
六十歳の国分大臣は最近に成って、SMの世界に興味を持って有名作家の映画を撮影しないのか?と打診をしている程だった。
部屋に入ってお茶を飲みながら、雪子の目覚めを待つ二人。
カメラマンは振り袖姿で眠る雪子の写真を次々撮影している。
帯は既に解かれている雪子だが、まだ目覚める様子は見られない。
「俺はこの早乙女雪子を有名にしてから、SM映画に出演させる事を考えているのだよ!」
「大臣の奇抜な考えは恐いですわ!今日はそのテストの様なものですね」
「流石に勘が良いな!でも今の状態でポルノ作品に出しても、売れないので今日を境に有名女優にしてやる」
「年齢的に三十歳を超えた頃に転身させ様、京映の成人映画路線を作る予定だ!その時の目玉女優だ」
「大臣の計画は素晴らしいですね、小南社長も納得されたのですね」
「勿論だよ!今は映画が隆盛の時代だが、必ずテレビに立場が変わるので、その為の布石だよ!映画で無ければ表現出来ないポルノ作品、特にSM作品は客を呼べる」
「大臣!目覚める様です」カメラマンが向こうで呼ぶ。
「じゃあ、君達は待機してくれ!」
背広を脱ぎ棄てて寝室に向いながら、カメラマンの黒岩と入れ違いに寝室に入る。
目を薄らと開けて天井を見ていた雪子の目が、国分大臣の姿を捕えて「あっ、大臣すみません」驚いて起き上がろうとするが、ベッドの足に両手を結び付けられて、起き上がれない。
「お目覚めかな?私の部屋に来て眠るとは大した度胸だよ」
「えっ、私はお腹が痛くて、ボーイさんに案内されてこの部屋来来ました!すみません!帰らせて下さい」
「私は女性を縛って楽しむのが好きなのだよ!君の事はとても気に要ったので、ゆっくりして行きなさい」
「えっ、困ります!大臣の部屋で眠った事は謝ります。お許し下さい」
ネクタイを緩めて、ワイシャツを脱ぎ始める姿に恐怖を感じる雪子。
「大臣、私には付き合っている男性が居るのです、お許し下さい」
「この部屋に来て寝ると云う意味が判ってないのか?夜伽をするのが目的で来たのだろう?私の好みで抱いてやろう?」
上半身半袖のシャツ姿に成ると、雪子のベッドに上がって来て着物の胸を触る。
「いゃー止めて下さい!許して下さい」大きな声を出す雪子。
心得ている国分大臣は直ぐに、着物の身八つ口から手を入れて乳房を触ると「いゃー止めて」と益々声を出す。
「おお!中々良い感じのおっぱいだ」そう言いながら左右の身八つ口から手を入れて、同時に掴むと「いゃーーー」と言いながら、力が抜ける雪子。
久々に男の手で掴まれた感触に「おねがいします!お、ゆ、る、あっ、あっ」と言った。
雪子には芸能界に入る前に付き合っていた彼氏とのSEX以来の出来事だった。
「中々、感度が良い様だな!抗う力が抜けただろう?」
「お願いします、やめて、、、、」と再び言うが揉まれて、指で乳首を弾かれて身体に電気が走る程感じてしまった雪子。
眠っている間に泉に感度が上がる注射をされているとは、全く知らない雪子だ。
身体に覆い被されて乳房を弄くられて、しばらくして漸く手を抜き出して「気持ち良いだろう?もう濡れているだろう?調べてやろう」
そう言って着物の前を捲り始める国分大臣。
我に返って「本当に止めて下さい!文部大臣でしょう?」恐い顔をして睨み付けて、足を絡めて閉じて抵抗する雪子。
「着物を脱ぐと着られないだろう?どの様にして帰るのだ?」
「、、、、、、、」顔が火照って赤く頬が染まっている雪子。
「足を広げて!着物を捲り上げるから力を抜け!」
「いゃーーです!止めて下さい!訴えますよ!」
「自分から私の部屋に来たのに、何故私が訴えられるのだ!私が連れ込んだ事実は無い!お前が私を誘惑する為に来たのだ!」
「違います!お腹が痛く成って、休ませて貰ったのです」
「理由はどうでも良い、私の部屋に来た事は確かだ!だから希望を叶えてやろう」
「違います!許して下さい!帰らせて下さい」
白い足袋を持つと足首に足枷を巻付けて、床に落ちていた縄に結び付ける。
「な、何をするのですか?」
「これか?私の趣味の為に特別に取り付けて有るのだよ」縄がベッドの足に引っ掛けられて引っ張られる。
右足と一緒に左足を動かすので、身体が歪むが次に左足を引っ張られると足が閉じられないのは明白だ。
「私に抱かれると悪い様にはしない!早乙女雪子の名前は全国に広がるぞ!」
「結構です!帰らせて下さい!」
今度は再び雪子のベッドに乗ると、いきなり着物の襟を持って左右に大きく広げる。
「いゃー止めて下さい!」雪子の着物の胸元が大きく広げられて、芸名の様な白い雪の様な胸元が露出する。
腰紐を解かないとこれ以上胸元は広がらないと、直ぐに腰紐を解き始める国分の目は酒の勢いも手伝って血走っている。
「やめてー文部大臣が強姦をするのですか?」今度は問い詰める様に言う雪子。
右足と両手を縛られて居るので、全く身動きが出来ない。
身体は異常に火照るし、息も少し荒い様な気分に成っている雪子は、強姦される恐怖と同時に濡れている自分に気が付いていた。

強姦

「許して下さい!お願いします!」と懇願している間に腰紐を一本また一本と解いてしまう国分大臣。
「着物は何故こんなに紐が多いのだ!」そう言いながら着物の紐が全て解けると、ベッドから放り投げる。
一気に両襟を持って広げると、長襦袢も一緒に大きく左右に広げられて白い乳房が国分大臣の目に飛込んだ。
「中々美しい乳房だな!名前の通りだな!」
「いゃー見ないで!」両手で鷲づかみにすると、一気に唇を右の乳首に持って行った。
「いゃー、ゆるしてーあっ、あっ」敏感に成っている雪子の乳房は、僅かな刺激で隆起して直ぐに声が漏れてしまう。
「感度が良い女だな!」唇で小さな乳首を舐めながら言う国分大臣。
「あっ、あっ、ゆるしてーー」
左手が完全に着物の前を広げて、長襦袢の紐に手を持って行くとゆっくりと解く。
今度は左の乳首を吸いながら長襦袢の裾前を広げる国分の手。
「あっ、あっ、ゆ、る、し、てー」
長襦袢から裾よけを弄る国分大臣の手に、必死で左足を右足に絡めて開かない様にする雪子。
「感じているのに頭では抵抗をするのだな!」そう言うとベッドから起き上がって、国分大臣はズボンを脱ぎ始めた。
シャツを脱ぎズボン下の肌着をパンツと一緒に脱ぎ棄てて、蓑虫の巣の様に全裸に成って再びベッドに上がって来た。
大きく勃起したペニスが雪子の目に入って「彼氏が居るのです!お許し下さい!」と懇願する。
「彼氏とはまだ何も無いのだろう?肉体関係は有るのか?小西伸行だろう?もう彼に抱かれる事は無いだろう?」
「えっ、何故小西さんの事をご存じなのですか?」
「お前が私の言う事聞けば彼もスターに成れる様にしてやっても良いぞ!口を開け!」そう言って雪子の口の処に大きなペニスを持って来て、唇に押しつける。
「うぅ、いゃー、いゃー」と言う雪子の鼻を右手で摘まむ国分大臣。
「早く口を開いて生尺をするのだ!抵抗してもここからは簡単には帰られないのだ!」
苦しく成って開いた口にねじ込む様にペニスを差し込む。
「うぅ、うぅ」口に入れられたペニスに苦しむ雪子。
「歯を立てるな!歯を立てると全て抜いてしまうぞ!」
「ぅぅ、うぅ」自分でペニスを動かす国分大臣に、嘔吐きそうに成りながらも我慢して耐える雪子。
「少し上手に成ったな!徐々に教えてやろう!」ペニスを口から抜き取ると、大きく息を整える雪子は尺八その物が初めての経験だったので、驚きと興奮と苦しさの入り乱れた状況に成った。
国分大臣が左足の足首を持って、大きく左に広げる様に引っ張る。
「あっ、ゆるしてー!」裾よけが広がって白い脹ら脛が裾よけの間に見える。
男の力で引っ張られると、抵抗出来ずに足は広げられてしまうと、自分の身体を股間に入れるので足を閉じる事が出来ない。
左手で足首を持って右手で水色の裾よけを大きく捲り上げる様に広げると、一気に白い太股まで露出した。
開いた股間に身体をすり寄せる様に入れられると、益々股間が広げられてしまう。
「止めてー、許して下さい」
右手が裾よけの奥に滑り込んで、雪子の陰毛を触る国分大臣は「おい!予想通り濃い様だぞ!」急に誰かに伝える様に言う。
「あっ、やめてーー」国分大臣の言葉を聞いていない雪子。
「はい、判りました!」隣の部屋から女性の声が聞こえて、我に返る雪子は顔色を変えた。
「先生凄い姿ですね!」泉祥子が寝室に入ってきて微笑みながら言った。
「誰?見ないでーーー」急に入って来た泉を見て驚くが、気を取られている隙に一層足は広げられて、完全に裾よけは捲り上げられて白い肌に黒々とした陰毛を露呈していた。
「先生!運び入れて宜しいでしょうか?」
「こんなに生えているのだ!予定通りにしよう!」
「判りました!黒岩さんにも入って貰いましょうか?」
「当然だろう?克明に撮影して雪子にも彼氏にも見せてやろう」
「えーー撮影?やめてーーー」大きな声で叫ぶ雪子。
「諦める事だ!泉君は看護婦だ!婦人科の看護婦をしていたので安心だぞ!」
「何をなさる気ですか?私も大臣を訴えます!」気丈に言う雪子。
「本名沢田雪江、秋田県生まれ!有名な女優に成ってお金を故郷に持って帰られるか?恥ずかしい写真を田舎中にまき散らされて、両親家族が泣くか?よく考える事だ!黒岩君撮影初めてくれ、雪子が変わる姿を綺麗に撮影してやってくれ!」
黒岩が入って来てフラッシュを焚きながら、シャッターを切る。
「止めてーー写さないでーー」必死に訴えるが、国分大臣が左足を持った状態で股間から離れる。
大きく開かれた雪子の股間は、白い肌に黒々とした陰毛を蓄えて大きく開かれてレンズに捕らえられていた。
「駄目ーー写さないでーー」右足は縄で縛られ、左足は国分大臣に持たれて居るので閉じる事は出来ない。
「黒岩さん!写真が終ったら、その子の腰の下に枕を入れて!」
「はい!お手伝いしますよ!有名女優早乙女雪子の初ご開帳写真は充分写しましたよ!」
泉がワゴンに載せて持って来たのは、真鍮の洗面に湯を入れて中には指サックが浮かべられている。
横にはタオルが数枚、シェービングカップ、刷毛、日本剃刀、そして手動のバリカンが置かれているが、雪子には真鍮の洗面器だけが判った。
「何をするの?もうやめてーー」そう叫んだ時、腰が少し持ち上げられて枕が差し込まれた。
雪子の腰が突き出した様に成ると「もうこれも必要無いから解きましょう」裾よけの紐を解き始める泉。
「いゃーやめてーーーたすけてー」素早く裾よけの紐を解くと、一気に引き抜く様に腰から取り払う泉。
着物と長襦袢を着た状態で、完全に前は広げられて首から足先までが電気の光に晒された。
「写真を写します!」そう言うとシャッターを切って、数枚の写真を写す黒岩。
その横で、薬指と中指に随喜で出来たサックを装着する泉。
「これは随喜と言う野菜で作った物なのよ!これから貴女を天国に送ってあげるわね」
不気味な笑みを浮かべながら、股間に入って座る泉。
「いやーーーやめてーー」大きな声で怯える雪子。

随喜責め

「今からこのサックでお前のマンコを掻き混ぜてやるよ!そうすればお前は先生に泣きながらSEXをして欲しいと懇願する様に成る」
「その様な事には成りません!私は抱いて欲しいと思いません!その様な破廉恥な事は絶対に言いません!」
「そうか、それならもしも言わなければ、ここから直ぐに帰してやる事を約束しよう!だが私に泣いて抱いて欲しいと懇願したら、私の愛人に成って大スターへの道を駆け上がらしてやろう」黒岩がバスタオルを国分大臣に手渡して、足を持つのを交代した。
バスタオルを腰に巻付けると「始めなさい!」と指示をする国分大臣。
媚薬の注射をされて感度が異常に上昇しているのに、随喜のサックで逝かされ様としている雪子。
随喜のサックで膣内を掻き回されると、男性のペニスを入れて貰わなければ中々収まらない日本古来からの性具なのだ。
この行為をせせりと呼んで、男性経験の少ない女性も男に狂ってしまうと言われています。
泉がいきなり両手で大陰唇を押さえて、左右に大きく広げると「あっ、あっ」声が出る雪子。
黒々とした陰毛は普通の人に比べて多くて堅い。
京映の内部の人間で雪子と一緒に風呂に行った女性の情報が正しかったと思う泉。
国民の多くは町の銭湯に行くのが普通で、自宅に風呂が在る家は半分以下だった。
国分大臣はSMプレーが好きなので、剃毛プレー、緊縛、浣腸、女が恥ずかしがる事を異常に好む。
この雪子を調教して楽しんだ後は、SM映画のスターとして売り出す予定にしている。
芸では無い本当の作品を作りたいのが国分大臣の夢なのだ。
「や、め、てー」そう言いながらも股間は既に濡れている雪子。
膣口にピンクの肉片が覗き、泉のサックを着けた中指が容赦なく滑り込む。
「あぅ、うぅ」小さく声を出して、頭を少し仰け反らせると綺麗にセットされた黒髪が乱れる。
ゆっくり中指を奥まで突き刺す様に突っ込むと「ああーああー」大きく仰け反る雪子。
指が次第にピストン運動を始めると「ああーああー許してーこんな事やめてーー」
「いゃーーたすけてーーだめーー」指の動きが早く成ると「ああーああーああーだめー」息が荒く成って縛られて居る縄を手が掴んで力が入り始める。
「ああーーああーああーこれ、これ、だめーー」黒岩が躊躇わずに写真を写し始めると、もう左の足を誰も持って居ないが閉じる事は無い。
国分大臣が雪子の乳房を揉み始めて、唇を近づけて吸うと「だめーだめーいっちゃうーー」大きく仰け反っている。
「これは気持ちが良く成ってきただろう?」指を膣の中で動かしながら、側面を掻き上げる様に動かすと「ひぃーーああーー」大きな声を出す雪子。
「雪子さんは良い物を持っているわよ、感度も良いわね」泉に膣内を完全に掻き混ぜられて、愛液が滴り落ちて枕に流れ落ちて染みが出来ている。
泉の指がいつの間にか二本に成っているが、雪子は全く気が付かずに嗚咽を発している。
横の真鍮の洗面器の中には、もう一つペニス型の随喜が湯に浸かって程よく膨らんでいた。
指サックで掻き混ぜられて、国分大臣に乳房を揉まれて吸われて、完全に自分を忘れて陶酔の世界に落ち込んでいる雪子。
「ああーああーだめーーだめーいきそうーー」その声を聞いて指の動きを止めて、目で黒岩に随喜を洗面器から持って来て!と言った。
カメラを横にして、黒岩が洗面器から随喜を取り出して泉に手渡す。
指をゆっくり抜き取ると、緩んで開いている膣口に躊躇いも無く挿入する。
「うぅ、うぅ」大きく仰け反りながらペニス型の随喜を受け入れる雪子。
ペニスより細いが膣内で愛液により膨張して手を離しても抜けなく成る
随喜が膣に挿入されると国分大臣は雪子の乳房から口を離して「良い声を出していたな!もう直ぐ俺の物が欲しいと腰を振るぞ!」
我に返る雪子は火照った身体を感じながら「その様な事には成りませんわ!早く帰して下さい!充分遊んだでしょう?」
身体から離れて見下ろす国分大臣の顔を睨み付ける雪子。
両手をベッドの前方に万歳の様に縛られて、腰に枕を入れられ股間を突き出した状態。
陰部の陰毛の中に随喜が突き刺さって、既に手を添えなくても抜けない。
着物は既に背中に纏まって、着ているのが判るのは袖を通している手のみだ。
「早乙女雪子さんのヌード写真の撮影には、少し邪魔な物が残って別嬪さんが見えませんね」
「写真を写さないで下さい!」
「何を今更!これで綺麗にしてあげるわ!」泉がワゴンから手動のバリカンを持って「ギーギー」と音を出して微笑む。
雪子は髪を刈られると思って「やめてーーそんな事――」大きく首を振って言う。
「女優さんの髪を刈るなんて出来ないわ」
「そうだぞ!雪子は明日から大スターの道を歩むのだから、清楚な女優でなくては成らない!私との密会の時は破廉恥で卑猥な声を出す女優だよ!」
「変態!大臣!訴えて政界から追放よ!」
「抱いて欲しいとは中々言わないな!おまえのマンコは燃えていると思うがな?」
「絶対にいやーー」
「元気が良いわね!よがり声は何処に消えたの?沢山髭を生やして別嬪さんが台無しだわ」
股間に再び入り込んで座ると、いきなり随喜を動かして「動かないから感じないのよね!」そう言って随喜を動かすと「ああーーだめーさわらないでーー」急に大きな声を出した。
「でも髭を刈れないでしょう?」
そう言われて陰毛をバリカンで刈り取られる事が判ると「いゃーーーその様な事はいやーー」大きな声を出して騒ぎ始める雪子。
「先生!お願いします!」泉が国分大臣に頼むと、手にタオルを持って中央で結び雪子の顔の処に近づいて来る。
「少しの間静かにして貰わないと、ホテルの人に迷惑だ!」
「いゃーー」そう言った後直ぐに口を真一文字に閉じる雪子。
下腹部を泉が逆なでする様に陰毛を触ると「いゃーーゆる、うぅ」開いた口にタオルの結び目が放り込まれて、手際よく雪子の頭を持ち上げると後頭部で強く結ぶ国分大臣。
「うぅ」声が出せなく成ると、泉が直ぐにバリカンを下腹部の陰毛に刃先を入れる。
「ギーギーギー」バリカンが動き始めて「うぅ、うぅ」睨み付ける雪子を見ながら刈り取り始める。
「諦めるのだよ!つるつるの坊主にして、撮影してやるよ!」そう言いながら随喜を動かす国分大臣。
「あっ、うぅ」目が虚ろに成っているが必死で抵抗する雪子。
刈り取られた陰毛を、雪子の目に入る乳房の近くに指で摘まんで置く国分大臣。

剃毛

「将来有名女優に成るので、この撮影はお宝映像よ!」微笑みながらバリカンを「ギーギー」と動かして下腹部の陰毛を刈り取る泉。
「雪子は色が白いので、刈り取ると青白く成るぞ!」そう言いながら随喜を動かして刺激を与える。
「あっ、あっ」目が虚ろで感じているのがよく判る。
「もうそろそろ身体が疼いてきただろう?せせりをされて随喜を放り込まれて耐えられる女は居ないのよ!先生に抱いて貰う時は、マンコは燃えてここはつるつる坊主に成っているのよ」不気味な笑みを浮かべている泉はシャボンを泡立てている。
「どうだ?随喜の成分が女陰に染み込んでむずむずしているだろう?」
「うぅ、うぅ、あっ」雪子の表情が大きく変わったのは、泉がハッカの入ったシャボンを刷毛で陰部に落したからだ。
「うぅ、うぅ、うぅーーー」刺激が伝わって小陰唇に流れ込んで、強烈な刺激が身体に感じている雪子。
「どうしたの?変な感じに成ったの?」泉が刷毛を動かしながら微笑みながら尋ねた。
「うぅ、うぅーー」大きく頭を振って訴えるが、随喜を動かして刺激を与える国分大臣。
白いクリームを一杯塗られた真ん中にポールの様に、随喜が差し込まれている。
直ぐに日本剃刀を手に持つと下腹部を素早く「ジョリ、ジョリ」と剃り上げる泉は、剃り取られた陰毛を雪子の乳房の近くに置いて見せる。
「ほら、こんなに剃れて青く成っているわよ!これから微妙な部分だから動くと怪我をするわよ」
再び剃刀を手に随喜の近くの皮膚を引っ張り「ジョリ、ジョリ」と剃り始めるが、随喜が邪魔に成るので絶えず動かす。
それは雪子に刺激として伝わって、もう我慢が出来ない状況に追い込まれていた。
「剃られるのは気持ち良いでしょう?」
「うぅ、うぅーー」もう髪は大きく乱れて、整えられていた面影も無く成って、額には汗が光って目が虚ろで理性は乱れていた。
「ジョリ、ジョリ」剃り取られた黒い陰毛が沢山乳房の付近に盛り上げられている。
「大臣、下が剃れないわ!足を解いて持ち上げて貰えますか?」
国分大臣がカメラマンの黒岩に足の紐を解く様に指示をした。
右足の縄を緩めると、既に左の足首を持っている国分大臣が目で黒岩に合図をして、二人が同時に両足を大きく抱え上げた。
「うぅーうぅーーーー」大きく首を振る雪子は着物から足腰が完全に離れて、肛門が電気の光に晒される程両足を上げられてしまった。
「お尻の穴がひくひくしているわよ!これで大陰唇も肛門の周りも剃り易く成ったわ」
随喜が抜けない様に泉が持っていたので、持ち上げられた勢いで一層膣に深く食い込んでしまっていた。
愛液が随喜の液と混ざって膨張して、完璧に食い込んで雪子の膣を膨満感が襲う。
刷毛を持って、シャボンを塗り始める泉。
「気持ち良く成って、入れて欲しいでしょう?剃り終わって随喜を抜かれたら直ぐに欲しく成るわよ!」
「うぅ、うぅーーー」窮屈な姿勢にされて肛門をシャボンの刷毛で責められて、異様な感覚に身体が震える雪子。
それを見逃さない泉は、執拗に刷毛先で弄くり遊ぶ。
「うぅ、うぅーー」大きく頭を振って反応を示すと、国分大臣に目で(この子お尻も使えそうですよ!)そう訴えた。
「楽しみだ!」嬉しそうに雪子の足首を持ちながら言う。

自分の理想のマゾ女に仕立て上げて、今は隆盛の映画界だが必ず近い間に斜陽に成るので、その時の切り札がこの早乙女雪子に成ると信じ切っている国分大臣。
二ヶ月前、小南社長と銀座に出た時にその様な話しに成って、数名の候補を提示された国分大臣だったが納得せず、所属の女優で二十五歳以下限定のリストを貰い早乙女雪子に成った。
小南社長は乗り気で無かったが、国分大臣はリストの中から三人に絞り探偵を使った調査の結果、早乙女雪子に決まったのだ。
現在までは主役級の作品は無く、準助役程度の役処が最高だった。
その早乙女雪子がパーティに呼ばれたのだから、喜ぶ前に不思議に思う事が必要だったのだ。

随喜の周りをシャボンで白く染められて、日本剃刀で「ジョリ、ジョリ」剃り始める泉。
「うぅ、うぅ」虚ろな目をして天井を見ているのか、国分大臣を見ているのか判らない眼差し。
随喜を動かしながら「ジョリ、ジョリ」と次々剃り取って乳房の側に陰毛を盛り上げて置くと「もうお尻の周りだけに成ったわね!残念だわ!結構剛毛で多かったのに無く成ったわね」そう言って肛門の付近の皮膚を指で伸ばして、剃刀で剃り上げて漸く剃毛が終った。
持ち上げていた両足を降ろされて窮屈な体制が解除された。
「見えるか?雪子の陰毛が山の様に積み上がったぞ!そうだ!つるつるのマンコを鏡で見てみるか?随喜も引っこ抜いてやるから、中々見た事も無い姿だぞ!」
泉が手鏡を持って広げた股間に持って来ると、国分大臣が雪子の頭を持ち上げて角度を合わせる。
黒岩は雪子の足首を広げて持っている。
「さあ、これを抜いてあげるわよ!よく見るのよ!」
「ひぃーーあぅーーーー」の声と同時に雪子の腰が浮き上がると、随喜が膣から糸を引いて抜けていった。
「どう、大きな穴ぼこが見えた?つるつるのマンコに、涎が流れ出ているわよ」
「うぅーうぅーー」大きく首を振って何かを言いたい様な仕草。
「外してやろう」国分大臣が猿轡に成っているタオルを緩めると、黒髪に滑り落ちる様に猿轡が口から横に落ちた。
涎でべとべとに成っているタオル。
「大きく開いている部分に欲しいだろう?」国分大臣が尋ねると「先生!私変に成りそうです!お願いしますーーーー」雪子はもう我慢の限界に成っていた。
「そうか!素直に成ったな!」随喜のサックでセセリをされただけでも我慢出来ないのに、散々剃毛で遊ばれて随喜の束で弄くられ、もう腰が抜ける程突いて欲しいむずむずとした欲情が燃え上がっていた。
それは熟女の様な男を求める態度に変化をしていたのだ。

大臣の策謀

手首の縄を解くと、雪子の着物を肩から脱がせる泉。
「先生は女を恥ずかしめて犯すのが好きなのよ!今後も先生と楽しむと約束できる?もし出来なければ、先程撮影した写真が秋田の田舎に拡散して、両親は恥ずかしい事に成るのよ!もし先生の女に成るのなら、貴女には輝かしい女優の道が開けるのよ!どちらを選択するの?」
「先生の女にして下さい!早く欲しいのです」身体を起き上がらせて頼む様に言う雪子。
「じゃあ、両手を後ろに廻しなさい」
「えっ!」驚いた様な顔をする雪子。
着物がベッドから取り払われて「今俺の女に成ると言っただろう?早く手を後ろに廻しなさい!縛り上げてから抱いてやる」
「そんな、、、」でも雪子はもう我慢が出来ない程疼いていて、仕方無く背中に両手を持っていく。
泉が雪子の白い肌に縄を持って乳房の上に巻付ける。
胸に残っていた陰毛の山はいつの間にか、タオルで拭き取られて無く成っていた。
二本目の縄が乳房の下に巻付けられて、背中の両手に結び付けられている。
乳房が二本の縄で飛び出した様に成ったのは、泉が雪子の首に縄を引っ掛けて縛りあげたからだったが、白い綺麗な乳房が若干の赤みと青白い血管を浮き立たせている。
「うぅ、うぅ、い、た、い」締め上げられて声を出した雪子。
「おお!美しいぞ!」国分大臣が自分の腰に巻付けていたバスタオルを取り払って、大きく成ったペニスを左手で持つと「口を開いて俺の物を舐めろ!」そう言って右手で雪子の乱れた髪を鷲づかみに持って口を近づけさせた。
「いゃー」顔を背け様とすると「疼いているのでしょう?早く舐めなさい」泉が横から言う。
少し口を開く雪子の口にねじ込む様にペニスを入れる国分大臣。
「もっと大きく開いて、アイスキャンデーを舐める様にするのよ!」
しばらくして、滑らかに口と舌を使って舐め始める雪子。
泉の手が雪子の陰部を刺激して興奮をさせていたのだ。
「よし!入れてやろう!」の言葉に仰向けに寝かされて、国分大臣が雪子の足首を持って大きく広げて、泉が国分大臣のペニスを持って雪子の膣口に添えて角度を合わせた。
「あぅ、うぅーうぅー」の声と同時に国分大臣のペニスが雪子の膣に吸込まれて行った。
「どうだ!気持ちが良いだろう?」
「ああーああーああー」国分大臣のペニスが奥まで入って動かし始めると、小刻みに声が出てしまう雪子。
過去にこの様なSEXの体験は無かったので、刺激が強く一度一線を越えてしまって燃え尽きるまで終りそうに無い雪子。
腰の動きを早くすると「ああーーああーーそこはだめ、だめですーー」「ああーああーいっちゃうーーだめーーだめー」連続で声が出て、乳房に自分の汗と国分大臣の汗が落ちて光っている。
「SEXは良いだろう?満足しているか?」
「ああーーああーーーいくーーーいっちゃうーーーだめーー」の声で既に何度逝ったのか判らない雪子。
SEXが終ると黒岩カメラマンが放心状態の雪子の緊縛写真を次々と撮影していた。

夜に成って雪子は泉と国分大臣の関係者に連れられて、漸く自宅マンションに帰して貰えた。
バスローブ姿で部屋に着くと泉が「この薬を剃られた部分に朝と、風呂上がりに塗り込みなさい!肌荒れとかぶれを防ぐ効果が有るのよ!デリケートな部分だから、毛が伸びても続けるのよ!判った!」
そう言われて頷く雪子だったが、この薬は育毛剤で充分濃い雪子の陰毛をもっと濃く堅くしようと企んでいた。
剃る度に塗り込ませて国分大臣は自分の趣味を楽しむのと、着々と計画は遂行され始めていた。

数日後国分大臣に呼び出された小南社長は、早乙女雪子の数枚の写真を見せられて「私の目に狂いは無かっただろう?良い身体でマゾの脂質も有る。予定通り京映の看板女優に育て上げよう」
「ありがとうございます」
「手始めにこの作品のヒロインを早乙女雪子にしてくれ!」
テーブルの上に台本を置く国分大臣。
「これは文部省推薦の東京オリンピック関連の作品ですね!大手の映画会社が狙っている作品?それを我社に?」
「そうだ!この作品で彼女を一躍スターの座に押し上げる」
「ありがとうございます。この作品なら全国津々浦々の映画館での上映は確実でございます」
「だがな!オリンピックを境に映画からテレビの時代に変わる!だから私が予てから話している成人映画が伸びるのだよ!その輝かしい第一弾の主役も早乙女雪子だ!」
「はい、その様に心得ています」
「その為にも彼女を大スターに育てなければ駄目だ!次の作品も考えて準備する事」
「はい、大臣のご要望に有った作品を数点準備しています」
「君の会社が行った全国美少女コンテストで、良い娘は見つかったのか?」
「はい、グランプリには宮崎の医者の娘が決まりました!これが八木結梨です」
胸のポケットから結梨の写真を差し出す小南社長。
写真を手に持って「中々清楚で可愛い娘だな!雪子の次にこの娘か?」そう言いながら微笑む。
「はい、写真より実物はもう少し綺麗な感じです」
「青春映画のスターにするのか?」
「はい、でも宮崎ですから東京に連れて来られるか?父親が医者で結構口五月蠅い様です!」
「有名大学に通わせるのはどうだ!彼女も両親も納得する大学に行かせて、費用は全て小南君が持つ!このアイディアはどうだ?」
「でも簡単に入学出来る大学と彼女も両親も納得する大学が有りますか?」
「小南社長!君は何を考えているのだ!私を誰だと思っているのだ!」
「あっ!文部大臣でございますね!」そう言いながら微笑む小南社長。
「決まったら連絡しなさい!小娘の一人位、何処の大学にでも入れてやる!」
「ありがとうございます。これで次代の青春映画のスターが誕生します!」
「次の成人映画のヒロインにも考えられる!それから早乙女雪子だが決して髪を染めたり短く切ったり、パーマは禁止だからな!清純なイメージの女優に育てるのだ。落差が大きい方が人気は出る!そうだ!逆にもっと伸ばせ、一度切らせると面白味が出る!」意味が有りげに言った。
小南社長は大きな土産を二つも貰って、えびす顔で大臣室を出て行った。

策謀

翌週宮崎の八木医院に向った小南社長と奥田プロデュサー。
開口一番「我社と契約を頂ければ、結梨さんが望む大学に入学させて、学費も生活費も負担致しますが如何でしょう?」と切り出した。
「望む大学に入学させて頂けるのですか?国立大学でも?」驚いて尋ねる正純と則子夫婦。
「ご本人がご希望なら?」
「君!それって裏口入学って事か?」正純が驚いて尋ねる。
「映画優先に成ると勉強が出来ないと思いますが?」今度は母親の則子が尋ねた。
「勿論勉強優先で時間が空いた時に映画に出演して頂きます。夏休みとかに撮影ですね」
「そんな裏口入学が出来るのかね?」
「お嬢様が我社と契約された暁には、弟様の大学も便宜を図らせて頂きますが、お父様の医院の跡継ぎとして有名医科大学に、、、、」
「えっ、正樹は勉強が出来ないので困っていますのに?」
「入学はお手伝い出来ますが、その後はご本人の努力で、、、、、」
「何故その様な事を請け負えるのだ?私には信じられない」正純が強い口調で言う。
「私共の会社の後見人の様な方が大変な実力者で、その様な事が出来るのでございます!」
「その様な事が出来るのは総理大臣か文部大臣クラスの方でしょう?冗談が多すぎる」呆れた様に言うと「そのクラスの方でございますよ」と笑顔に成った小南社長と逆に顔が青ざめた夫妻。
小南社長は明日また来るので、それまでにお嬢様とお話頂いてご決断をと言って帰って行った。

高校二年生の秋、結梨に決断の時が近づいていた。
夜の食卓では家族四人がそれぞれの意見を言う、勿論父の正純は大反対。
則子は賛成、近所に住む祖父母が話を聞きつけて乗り込んで来て、一気に正純は不利な立場に成ってしまう。
本人は勿論有名大学に入り、映画に出演して有名に成りたい。
「だが、裏口入学は犯罪だ!それに結梨もそれ程勉強が出来る訳では無いから東大とかに入学しても付いてていけないぞ!」正純が切り札の様に言った。
「私も東大なんて考えて無いわ」
「そうよね!私立の有名大学にしなさい!東央大学にしなさい!私立でもトップクラスだわ」則子が正純の逆手を取って言った。
「凄い!じゃあ僕も東央医科大学に入れて貰おう」弟の正樹が口を挟む。
「お前の頭で付いていけるのか?」正純が怒った様に言う。
「でも総理大臣様が入学させてくれるのだろう?これは犯罪ではなく、結梨を国の宝だと考えている証拠だよ!」祖母のつね子が口を挟んだ。
「映画に出る事がお国の事に成るのですか?」正純が怒る。
「戦争に負けて日本国全体が復興機運だから、国民を楽しませる娯楽に力を入れているのだよ!だから結梨を東京に行かせてあげなさい!これは天皇陛下の命令です!」祖父の清治まで変な事を言い始める。
「お父さんは結梨が日本を癒やす程の大女優に成ると思っているのですか?」
「いゃーそこまでわしは思わんが、国が思っているのかも知れん!」
変な理屈で話す清治まで賛成に成り、正純は窮地に追い込まれた。
夜遅く寝室で、正純と則子は一時間程話をして行かせる方向で考える事で纏まる。

翌日小南社長に則子は東央大学の文学部希望と、弟の正樹も東央医科大学の内科希望だと話してしまった。
小南社長は簡単に判りましたと返事をして、東京にはどの様な住まいを希望なのか考えて、大学の寮に住むのか?一人でマンションに住むのか?家族の人と住むのか?他には友人と住むのか?誰にも裏口入学の話は禁物で、入試は一応受けて頂きますので、学校には東央大学文学部希望で申請する様にと話した。
二人は喜んで帰ったが、夜則子が弟正樹の事も頼んだと話すと、仰天の表情に成った正純だった。

十一月に成って、オリンピックに賭ける青年の映画で指導する女性教師役で、早乙女雪子が主役に抜擢された。
早速発表会の後、国分大臣に呼び出された雪子。
本当に主役に成れるとは考えてもいなかったので、大喜びに成って国分大臣の偉大さが判った。
「どうだ!私が言った事が本当に成っただろう?田舎の両親も喜んでいるだろう?」
「はい、両親も兄も大喜びです!ありがとうございました」
「ところで小南君には話して置いたのだが、今後は清楚系の作品に次々主役で出演させるので、髪を染める事、パーマ、切って短くするのは御法度だぞ!」
「はい、社長からその様に聞いています」
「そうか、今夜は久々に楽しみたい!良いな!」
「は、はい」大臣の女に成る事を承諾しているので、今更拒否は出来ない雪子。
今夜は洋服姿で、長い髪を背中までストレートに伸ばしている。
「私の別荘に行くので、帰りは明日の夕方だ!」
発表会の終った夕方ホテルで出会ってから、二人を乗せた車は国分大臣の別荘に向って走り始めた。
「君のお兄さんはどの様な方だね」
「昔から向こう見ずの性格で、何か一発って感じです!鉄工所に勤めていますが、、、、」
「そうなのか?両親には今回の映画の事は話したのか?」
「勿論です!父も母も大喜びでした!特に父は大当たりだと電話の向こうで泣いて喜んでくれました」
国分大臣は既に雪子の家族の事は詳しく調査をしていた。
それは数年後の事を充分考えての計画の一端だった。

国分大臣の別荘では泉が手下の様な女性二人と、待ち構えているのも知らずに国分大臣と二人だけで楽しむのだと考えている雪子。
「今夜はアナルを責めて使える様に調教するのよ!」
二人は泉の後輩で、現役の看護婦の間島容子と田淵淳子で同じく品川総合病院勤務だ。

再びの調教へ

結梨は嬉しく成って、高校で自分の志望校は東央大学の文学部だと宣言していた。
同級生の間では、八木結梨は勉強が出来るのだと噂が広まっていた。
学費、下宿の費用は医者の娘だから有るのは理解出来たが、勉強がそれ程出来るとは友人の間でも疑心暗鬼だった。
その様な噂を聞きつけたのが、隣のクラスの小林瑠璃子で結梨の下校時間に合わせて校門で待っていた。
結梨の学校から東京の大学に、それも有名私立大学に進学する女子学生は皆無だった。
小林瑠璃子もその数少ない学生で、両親から東京に行く事を反対されて困っていたのだ。
両親は誰かと一緒に下宿出来るなら、多少考える余地は有ると言われた矢先の結梨の宣言だった。
この時代大学に行く女子は高校全体でも数人で、お金持ちの娘で勉強が出来る事が条件に成っていた。
特に東央大学は私立でもトップクラス、国立大学に入学出来る実力も必要だった。
「八木さんですね」いきなり声をかけられて驚く結梨だったが、自分が美少女コンテストで優勝したので知っているのだと理解した。
「八木さん、東央大学に入学される予定なのですね!」眼鏡をしたインテリ風の容姿で聞かれた。
「はい、文学部を目指しています」
「私は小林瑠璃子と申します!実は私も東央大学を受験するのですが、両親が一人の下宿は駄目だと申しますので、もし受験合格したらご一緒に下宿しませんか?」
いきなり提案されて驚く結梨だったが、自分も同じ様に父正純に言われていた事を思い出した。
「失礼ですけれど、八木さんは東央大学合格の自信は有るのですか?」
「本当に失礼ね!貴女こそ合格出来るのですか?」
「私は学年で常に十番以内の成績ですわ?八木さんの成績は?聞いた事無いわね、上位なのですか?」
「わ、私ですか?勿論上位です!東大にも行けるのですが、押さえたのです!」
「えー東大に受験?すみません!驚きました!」
大袈裟に話してしまった結梨だが、小林瑠璃子の学力は素晴らしい事が翌日結梨の調査で判明して、恥ずかしい思いをした。
戦後のベビーブームで生まれた世代は生徒も多く、宮崎の高校でも十クラス在り、三百人以上の二年生が在籍している。
だがその後クラスでも中の上だった結梨の成績が、トップクラスに成るのだから世の中何が起るか判らない。
それには勿論絡繰りが有るのだが、、、、、、、

車の中で国分大臣が不意に話した。
それは新幹線開通の利権を手に入れた喜びを話したかったのだ。
「私の別荘は熱海の高台に在るのですよ!新幹線が開通したら停車駅にする予定にしているのですよ!」車の中で話す国分大臣。
「今から熱海まで行くのですか?」
「今夜は二つ目の別荘と云うか、別宅ですよ!直ぐ近く大崎の森の中に在ります。先に食事をしましょう。腹ごしらえをした方が楽しめるでしょう?」
しばらくして、品川のレストランに車は滑り込む。
「ここはね、先日私のパーティで会った品川総合病院の院長が御用達のレストランだ!今夜もご馳走をして貰える様だ」
「えっ、品川院長さんが?」
車を降りると目の前にはフランス料理店の看板が目に飛込む。
普通では中々行けない様な造りで、高級感が漂うがお忍びで要人が来店出来る様に閑静な木々に包まれて一般の人の来店は皆無に思えた。
このレストランから数百メートルで、品川総合病院が在るので院長の御用達は判る気がした。
店内に入ると黒服のボーイが個室に案内をした。
既に品川院長が部屋に居て二人を出迎えて「今日は早乙女雪子君の映画の発表会だったのですよ!」
「文部省推薦のオリンピックの映画ですね!」品川院長に言われる。
「はい!暁に駆けるって作品です」嬉しそうに答える雪子。
「早乙女さんの役どころは?まさか選手ではありませんよね」品川は笑みを浮かべながら尋ねる。
「は、はい陸上を指導する教師の役です。最近ではランニングの練習をトレーナーの方に指導して頂いて受けています」
「早乙女君もこれからは健康に気を付けて大女優を目指さなければいけないね!品川院長!彼女の専属の主治医に成ってやってもらえないか?」
いきなり頼み込む国分大臣に驚く雪子。
「大臣!それは、、、ご迷惑ですわ!」雪子が慌てて遠慮する。
「遠慮は必要無いぞ!品川君は婦人科が専門だ!元々産婦人科の病院だったが、今では総合病院に成ったのだよ!だから女性の病気は任せられる!最近流行の美容整形でも設けている!」
「最近では若い女性も子宮筋腫や癌に成るケースも増加していますので、注意が必要ですよ!そうそう名前は言えませんが、HMさんも当病院で治療を受けられましたよ!美容整形も多く成りましたよ!」
「えっ、私より少し、、、最近少し休まれて、海外に行かれたと聞いていましたが、病気だったのですか?」驚く雪子。
本当は全く関係が無いのだが、雪子を品川病院に誘導する話の絡繰りだった。
その後料理が運ばれて来て、しばらく雑談の後コーヒーを飲む三人だが、雪子のコーヒーには薬が混入されていたが、気づく筈も無く飲み干した。
トイレに向った雪子を見て「これから調教でしょう?よく燃えますよ!感度抜群の身体に成っていますよ!」品川院長が微笑む。
「先生の薬は効果抜群です!男の方もよく効きます」国分大臣は嬉しそうに笑った。
「いつ頃病院に連れ込みますか?」
「今の映画がクランクアップしてから、疲れが出る事にしましょうか?妊娠させる手も有りますな!」
「今後の映画の準備も有るでしょう?」
「大体、年に二本の映画に主演させる予定です!十本の主役をさせれば、大女優でしょう?」
「すると五年程ですね!三十歳に成りますね」
「丁度女の盛り、身体も熟して、成人映画のスターへの転身には最高の時でしょう?」
「オリンピックも終り、家庭には多くのテレビが、、、ですね」
「先生のお力も借りて、SM映画のスターを生み出しましょう?海外にも日本製のポルノ映画として売り出す予定です」日本は映倫の規制で性器は暈かしだが、海外では充分商売に成ると考えている国分大臣。

別荘へ

「その為には日本らしさを強調した美しい映画でSM作品を考えています」
「それで黒髪、清楚を求めるのですね」
「彼女は東北の生まれで、色が白いので雪子と両親が名付けた程だ!だが時代劇にすると使う小道具が限られるから、脚本家が悩んでいる様だ」
そこまで話した時トイレから戻って来る雪子。
「そろそろ、行こうか?ご馳走して下さった院長に御礼を言って失礼しよう!」
「院長先生、本日はご馳走様でした」
深々とお辞儀をすると長い髪が大きく覆い被さる様に成る雪子。
この前より少し伸びた様に思うが、以前はアップに纏めていたので、よく判らなかったのだと理解した。
国分大臣も品川院長も女性の黒髪に興味を持っている人種だった。

二人は再び車に乗り込むと「今日は暑いですね」窓を少し開ける雪子。
十一月の夜は少しひんやりとしているのに、暑いと言って窓を開けるのを見て国分大臣は薬の効果で身体が火照って来たと思う。
もう直ぐお前は泣き崩れて、その白い肌を糞で汚すのだ!と横顔を見る国分大臣。
雪子はこの前の様な事は今回無い、あれは自分を半ば自由にする為に強姦したので、今回は別荘でゆっくりSEXをするのだと思っていた。
前回のホテルで縛られて、陰毛を剃られて随喜で犯された事も刺激として残って居て、決して嫌いな事では無かった。
それ程SEXの経験が無いのだが、刺激的で燃えてしまって国分大臣の女に成ってしまった。
「小西にも良い役を与えたが、その後会ったのか?」
「はい、一度お会いしましたが、私も彼も仕事が忙しくなったので、このまま立ち消えに成ると思います」
「そうだろう!雪子はこれからトップスターの道を歩むのだからな!ご両親もさぞ自慢しているだろう?」
「はい、兄が調子に乗るタイプですから、心配です」
「もう田舎では大変な騒ぎだろう?映画は来年公開されてオリンピックは再来年の十月十日開催だ!もしかしたらオリンピックでも重要な役が来るかも知れないぞ!」
「えっ、私に?少し走れますが、それ以外は出来ませんよ!」
「聖火ランナーとか?」
「えー、大臣驚かさないで下さい」
「到着したぞ!」閑静な木々の中にひっそりと佇む木造の屋敷は不気味な感じがする。
「先生近くには一軒も在りませんね」
「静かで良いだろう?雪子の良い声も誰にも聞こえないがな!」
「大臣冗談がお上手ですね」微笑みながら車を降りると、玄関の明かりが灯った様に思えた。
「何方かいらっしゃるのですか?」
「お手伝いの叔母さんが来てくれているのだよ!朝食とか風呂の準備でな!」
そう言われてもっともな事だと思い大臣に寄り添って、玄関を入る二人。
「いらっしゃいませ」お辞儀する二人の看護婦。
「女優の早乙女雪子さんだ!間島と田淵だ!」と紹介をする国分大臣。
「お綺麗な方ですね!」
「京映の女優さんですか?」
「お世話に成ります」とお辞儀をすると「お風呂に入られますか?お手伝いを致します」
「そうだな、雪子をお風呂に案内しなさい」
「はい、判りました旦那様」
「私一人先に風呂に入るのですか?」
「汚れてしまうのでお風呂に入って頂きます」間島が意味不明の事を言うと「案内して貰いなさい」国武大臣が言うので、二人に連れられて奥の部屋に向う雪子。
泉がクロロホルムをハンカチに染み込ませて、雪子が入って来るのを待っている。
「お連れしました」と言って扉を開くと同時に後ろから、雪子の口をハンカチが覆った。
「あ、うぅ、うぅ」の声を残して意識を失う雪子。
「直ぐに気が付くわ、服を脱がせてそこに立たせるのよ」
三人で抱き上げて運ぶと、直ぐに服を脱がし始めるが「うぅ」と言い始めるので再び「もう少し寝ていて」そう言うと再びハンカチを口にあてて「今度はたっぷり吸ったから、十分は起きないわ」
洋服を脱がすとハサミを持って、シミーズの肩紐をきりブラジャーを切り裂く。
続けてショーツにもハサミを入れて切り取るので、素早い作業だ。
「色が白いわね」間島が言うと「薬を真面目に塗った様だわ、この前より濃いわ」泉が雪子の陰毛を見て言った。
「そこに立たせて、足枷と手枷を付けて」
天井から垂れ下がった縄が数本見えて、足元にもチェーンの様な物が横に置いて在る。
手枷と足枷を付けると三人で雪子を起こして、立ち上がらせると手枷に縄の先を取り付ける。
両手を万歳の様に上げて立たされる。
足枷にも鉄の鎖の先に取り付けると、少し足を開いた状態に成った。
「口にもこれを入れてあげましょうか?髪を汚れ無い様に結んで引っ張って」長い黒髪の先を結んで紐で固定すると、天井から落ちている縄に結び付けて引っ張る。
髪が汚れない様にしているのと、髪責めの方法のひとつに成る。
雪子の口にはゴムの猿轡がはめ込まれて、言葉を奪っている。
その時「どうだ?準備は整ったか?」国分大臣が部屋に入って来る。
「大臣、真面目に例の薬を塗り込んだ様です!ご覧下さい!陰毛が少し多く成って堅く成った様です」
前に回り込んで覗き込む国武大臣が「本当だ!濃く太く成った様だな!引き続き塗り込んで、もっと剛毛にすれば撮影の時には目立つ様に成る。特に大陰唇に沢山生やそう」
「はい、大臣の考えておられる身体に仕上げてみせます。院長の方にも準備は?」
「先程も頼んできた!撮影が終ると同時にしばらく入院させて、肉体改造だ!」
国武大臣が嬉しそうに言った時、雪子が目覚め始めたのか、身体を動かし始めた。
「女優さんのお目覚めね」目を開いた雪子が自分の身体の自由が無いのと、全裸で立たされている事に驚きの表情に成る。
「うぅ、うぅーうぅー」大きく首を振ろうとするが、髪の毛を縛られて動けない雪子。
「鏡を持って来て、女優の姿を見せてあげましょうか?」
姿見の鏡が運ばれて来て、目の前に置かれると「うぅ、うぅー」驚く雪子。
「素晴らしい姿だな!今夜は雪子の身体をもう一段開発して貰う為に、三人の女性に来て頂いたぞ!」
「うぅ、うぅー」
「今夜はカメラマンも居ないから、安心して身を任せれば良い!さあ初め様」
「先ずは伸びた部分の散髪から始めるわね」泉がハサミを手に雪子に近づいて来た。

媚薬

「トップ女優は身だしなみが大切だ!綺麗にしてやれ!」
丸い腰掛けを滑らせて雪子の目の前に運んで来た。
泉が櫛を左手に右手にハサミを持って椅子に腰掛けると、目の前に雪子の股間が有る。
「お嬢様?どの様なカットにしましょうか?」上を見上げると、雪子が視線を下にして「うぅ、うぅー」と言う。
「そうでございますか?取り敢えずカットでございますね」そう言うと櫛で陰毛をとかした。
「うぅ、うぅー」突然全裸にされて、天井の縄に両手と髪を縛られ両足は少し開いて閉じる事も出来ない状況。
股間には泉が入って陰毛を櫛でといている。
「気分はどうだ?恥ずかしいか?」国分大臣が近くに来て尋ねた。
「大臣!一流の女優さんがこの様に毛が乱れていてはいけませんよね」
「泉さん!少し気持ち良くしてあげなければ、雪子も不満が残るだろう」
「あっ、そうでしたわ、忘れていました外国産のクリームで少しマッサージをしてあげましょう」
間島がクリームの瓶を持って来て、蓋を開けると不気味な黄色いクリームを指に一杯取った。
「間島さん、雪子さんの後ろにも塗り込んであげて」間島が瓶を持って雪子の背中に廻った。
雪子には後ろの意味がよく判らなかったが、後ろが見えないので何をするのか心配に成っていた時、泉の指先が陰毛を掻き分けてクリトリスにクリームが塗り込まれた。
「あぅ、うぅーー」いきなりの刺激に身体が硬直する様に成った雪子。
だが次の瞬間もっと驚く事が起った。
田淵が雪子の尻肉を左右に広げる様に持つと、クリームのたっぷり付いた一指し指が肛門の肉を刺激した。
「うぅ、うぅうーーー」お尻を大きく動かして避け様とするが身体は一定以上動かせない。
間島の指先が肛門に突き刺さると「うぅ、うぅーー」顔を歪めて痛みに耐える雪子。
クリトリスに塗り込まれたクリームは一気に、雪子の陰部を暑くして敏感に成っていった。
肛門からもクリームの影響で陰部全体が熱く変わる事は確実だった。
人差し指を抜き取ってはクリームを再び浸けて、挿入するが肛門の筋肉が緩んでいるので、最初ほどの痛みは伝わらないのか、声を上げなかった。
「やはり、好きな様だな!」その様子を覗き込んで顔を綻ばした国分大臣。
「このクリームを貴女の中に入れてあげるわ、中国三千年の媚薬で姫貝の疼きって書いて有るわ」
小さなブリキの容器に入っているが、容器の蓋には大きな貝の絵が描かれている。
今度は透明の油の様なクリームを、泉が中指にすくい取る用に浸けた。
既に雪子の陰部は暑く成って、敏感に変わっている。
肛門からの吸収はもの凄く早いので、既に腰を少し動かす素振りを見せていた。
「尻振りダンスの始まりか?」国分大臣がその姿に微笑む。
泉が左手で陰毛を大きく掻き分けて、膣口に油の付いた中指を躊躇いもせずに挿入した。
「うぅ、うぅーー」目線を下に落して指が挿入された感触を知る雪子。
「中が暑いわね」指を膣の中で少し動かすと直ぐに抜き取って、再び油の様な物を浸けると同じ様に指を挿入する。
「あぅ、あぅ、うぅ」ゴムの猿轡から涎が流れ落ちている。
「中も気持ち良く成ってきたでしょう?これで散髪されるとどう成るのでしょうね」
「今夜は貴女の全てを晒すのよ!大臣にお腹の中までご覧頂いて、服従を身体で誓うのよ!判った!」指を抜き取るとタオルで指を拭き取って、再び櫛とハサミを手に持つ泉。
「うぅ、うぅーー」頬を赤く染めて、腰を振る様に動かしている雪子。
もう既に臍から下が暑く成って、むずむずしているので、腰を動かしているのだ。
櫛で再び陰毛を融かれた雪子は、先程とは比較できない程の衝撃が下半身に走った。
「あぅ、あぅーー」何が起ったのかと、目線を下に落すが櫛を持って「どうしたの?」泉が見上げる。
「とにかく綺麗にカットしましょうね」櫛で陰毛をとくと「ジョキ、ジョキ」と毛先を切った。
「間島さん!髭剃りの準備をして下さい!このお客さん少し濃いので、充分蒸らさないと髭剃り負けして、肌が荒れちゃうわ」
「はい、判りました!熱いお湯を準備致します」そう言った時、再び櫛でといて「ジョキ、ジョキ」と陰毛を切り床に短い毛が散らばった。
床はタイルが敷き詰められて、大きな洗い場の様に成っている事が今判った雪子。
タイルは冷たくは無い、まるで風呂場の様な暖かさが部屋全体には有る。
その通りで、扉の向こうは大きな浴室に成っていて、湯が一杯桧のお風呂に貯められている。
国分大臣は風呂場を改造して、この様な設備を造っている。
女を辱めて、浣腸プレーをしても直ぐに風呂に入れる仕組みなのだ。
この設備を造って初めての女がこの早乙女雪子だった。
「ジョキ、ジョキ」と三度程ハサミを入れると、雪子の陰毛は綺麗に整えられた。
そこに間島がワゴンに載せて、日本剃刀、タオル数枚、シャボン、刷毛、泡立てる瀬戸物の容器、真鍮の洗面器に湯を湛えて運んで来た。
「間島さん!泡立てて頂戴」泉が指示をする。
「雪子!お前の全裸を久しぶりに見たが、益々美しく成ったな!女として最高の歳に近づいているからな」
「大臣!最高の歳って幾つでございますか?」
「そうだな!三十歳が一番油の載りが良くて美味いのでは?」
その間も雪子は頬を赤く染めて、腰を動かして止まる時が無い状態で、殆ど二人の話は耳に入っていない。
「雪子は二十五歳だから、後五年後位が一番美味いのだろうな?」
泡立てたシャボンを泉に手渡して、自分は真鍮の洗面器にタオルを浮かべる間島。
「二ヶ月前、剃ってあげたけれど、その時とは格段に違うわよ!覚悟は良いかな?」
刷毛を右手に容器を左手に持って見上げる泉。
「うぅ、うぅーー」下を見る間も腰を振っている雪子は、陰部が暑くてむず痒いので我慢が出来ないのだ。
刷毛にシャボンをたっぷりと浸けると、雪子の下腹部に毛先を押しつける。
整えられた陰毛は白くシャボンで盛り上がると、「あっ、あっ」と声を発して天井を見上げる雪子。
シャボンが肌を伝わって陰部に流れ込んで刺激が陰部全体に広がった。
「格別でしょう?」
「うぅ、うぅーうぅーーー」大きく腰を動かして声を出している雪子。

感じる剃毛

その様子を近くで微笑みながら見ている国分大臣。
これから忙しく成るので、この様な調教を度々出来る時間が無いのも事実だ。
自分も文部大臣に成って数ヶ月、雪子はこれから(暁に駆ける)の本格的な撮影でお互い中々時間が取れない。
この後は映画の撮影の後、品川総合病院に入院させて次の調教に入る予定だ。
五年間じっくりと本人に悟られずに調教を進めて、五年後にはSM映画のスターとしてデビューさせる計画だ。
現在でも小さな映画会社が数社、質の低い成人映画を製作しているが、京映と云う大きな会社が本格的な成人映画を製作するなら、それなりの有名スターが必要だ。
国分大臣と小南社長は外国に売れる作品を作る事を最終の目的にしているので、日本女性の美しさを強調出来る作品を目指しているのだ。
その為には早乙女雪子にSM作品に対する恐怖を取除く必要が有るとの考えで、自分の趣味も交えて楽しむ国分大臣だった。
普通の女優に相当お金を出しても成人映画には出演しないだろうし、撮影初日から偽の責めしか出来ないので、迫力の無い作品に成ってしまうだろう。
国分大臣達が求めるのは本物のSM作品で、演技では無い本物の姿をスクリーンに映し出したいのだ。

その主役早乙女雪子は全裸で天井からの縄に両手と長い黒髪を縛られて、足首には鎖で左右に開かれて立たされている。
それ程歩幅は大きく開いてないが、黒々とした陰毛は今白く染められている。
「肌荒れをするから、蒸らさないとね!間島さん準備出来た?」
頷く間島に場所を譲ると、手でタオルを「パン、パン」と叩いて雪子の股間に下から押さえる様に宛がった。
「あぅ、うぅ、うぅーーー」陰部に多少熱いタオルが押し当てられて、一層天井を見上げる様に熱さを感じている雪子。
「少し熱いのか?」国分大臣が近くに来て、雪子の乳房を揉む様に触って尋ねた。
最初は熱いが慣れて来た時に指で、タオルの上から割れ目を擦る間島。
「あぅ、あぅ」声を出している雪子に「おおー感じるのか?中国の媚薬は良いだろう」
乳房を揉みながら口を近づける国分大臣。
側で見ているだけだと思っていた泉は大臣の行動に驚く。
「大臣!雪子さんのあそこは既に洪水状態でしょうね」
「そうなのか?洪水なのか?」そう言って右の乳首にしゃぶりつく国分大臣の唇。
「ああー」と上を向いて声を出している雪子は、もうどうにでもして欲しい気分で、逝かせて貰いたくてムズムズしていた。
押さえていたタオルを漸く外して、再びシャボンを塗り始める泉の刷毛に、先程以上の官能が走る雪子。
泉の刷毛は岩に貼り付いた海苔の様な部分に感じる様に、雪子の顔を見ながら動かして責める。
「あぅ、うぅ、うぅーーー」陰部を刷毛が執拗に移動して声を出す。
所謂雪子には寸止めの様ないたぶりに成っているのだ。
しばらく遊ばれて、漸く日本剃刀を持って下腹部の丸みの有る部分を剃り始める。
「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」剃刀が動く様は時々前に置かれた姿見の鏡に映っている。
乳房を触っていた国分大臣は再び少し離れて眺めていた。
急に身体を動かして雪子の身体を傷つけては大変だと自重した。
今回の剃毛で身体が覚えてしまい、剃毛されると燃える様に成ってしまうと品川院長は話して薬を提供した。
品川院長は医師の立場を利用して、世界中から色々な薬を手に入れて人体実験を繰り返しているので、面白い薬を色々持っていた。
噂だけで全く効果の無い物も沢山有るが、国分大臣が常用している勃起薬は効果が有ると自信を持っている。
女性の薬は各部分に効果が有るので、特に沢山の種類を集めているのだ。
今回雪子に使ったクリームと油の様な薬も、既に病院で実験済みで効能も高い薬と漢方薬だ。
飲ませる薬、注射で効果の有る薬と豊富、今回は意識をしっかり持たせて、身体に覚え込ませるのが目的だった。
「雪子さん!青白く剃れたわね!結構濃いから音も大きいわね」そう言いながら微笑んで剃り上げた陰毛を載せた半紙を立ち上がって、雪子の顔の前に持って行った。
「ここまではこの体制で剃れるのだけれど、ここからは剃刀が届かないのよね」
下腹部だけが剃り落されて、性器の廻りはそのままの状態で残っている。
「ほら、鏡を見れば黒いのが残っているでしょう?」
目の前の姿見の鏡の中の下腹部を指さした。
「左足を外して持ち上げて貰える?」間島に言うと「うぅぅぅーーうぅーー」意味が判ったのか首を大きく振る雪子「髪が痛いの?大臣髪を緩めても宜しいですか?」
「そうだな!一度緩めてやれ!頭が動かないのも辛くて、感じられないだろう?」意味不明の事を言う国分大臣。
間島が左足の鎖から足枷を外すと、田淵が髪を引っ張っている縄を少し緩めた。
これで自由に頭が動く様に成って、大きく首を動かして国分大臣に「たーす、、、けーーー」と聞こえる様に頼み込んでいた。
「雪子のおまんこは燃えているだろう?身体全体も暑いだろう?」
「う、う」大きく頷くと「だから今からもっと気持ちの良い事をして貰いなさい」
「うぅーうぅーーー」首を振る雪子。
「私が足を持ってあげような」そう言って左足を抱える。
「良かったわね、大臣に持たれて良い気持ちにしてあげるわ」
その言葉と同時に国分大臣が大きく左足を持ち上げてしまうと、片足立ちに成った雪子。
「ほら、一杯残っているでしょう?」
間島が直ぐにシャボンを泡立てて泉に手渡す。
泉がシャボンを刷毛に浸けると、早速雪子の陰部に塗り始める。
クリトリスから、大陰唇に刷毛が移動して「あぅ、うぅ、あぅー」刺激に声が出る雪子。
ハッカ液が少し入っているので、陰部にもの凄い刺激が伝わって、燃える様な暑さに成ってしまう雪子。
「あぅ、うぅあっ、あぅ」首を大きく振って、前を見たり天井を見たり視線が変わる。
その様子が良く見える様に、手鏡を持って来る田淵「ほら、ここには塗っても愛液で消えてしまうわね」そう言うと刷毛の先をクリトリスに押しつけて刺激した。
「わーーーーーー」大きく仰け反って反応を示す雪子。

むず痒い陰部

「あぅ、あぅ、ああーー」猿轡からこぼれ落ちる涎が床に落ちる。
刷毛で陰部、特にクリトリスを刺激されて完全に我を忘れている雪子。
たっぷりと刷毛で遊ばれてから日本剃刀を手に持って見上げると「動くと大事な部分に傷が付くわよ!剃り上げたら髭剃り負けしない様に、クリームをたっぷり塗ってあげるわね」不気味な笑みを見せた。
皮膚を引っ張って「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」残った下腹部の陰毛をクリトリスの近くまで剃り上げる泉。
指で絶えずクリトリスを触られて一層感じている雪子。
「気持ち良いでしょう?」
「、、、、、、、、」陶酔の表情なのか、目が変な感じに成っている雪子。
続けて剃刀は左の大陰唇を上から「ジョリ、ジョリ」と剃り始めると、前回よりも確実に毛は増えて堅く成っているのを実感する泉。
育毛剤を肌荒れ防止のクリームだと騙して、毎日塗らした効果が確実に表われている。
今回も同じ様に塗ると思うので、増毛するのは間違い無い。
雪子には剃ると濃く成ると教え込んでいるので、多少の濃いのは仕方が無いと思うのだ。
左側が終ると今度は指を膣に入れて皮膚を引っ張り、剃刀が再び走るがもうたまらず「ああーああーーーああーーー」と嗚咽を出し始めている雪子。
国分大臣が苦笑をしながら横で足を持ち上げて見守っている。
今度は右側の大陰唇を「ジョリ、ジョリ」と剃刀が動いて剃り上げて行く。
しばらくして、同じ様に指を膣に入れると「ああーーああーーだ、だーーめー」先程よりも大きな声と涎が上の口と下の口から流れ出た。
「大臣!もう少し足を上げて貰えませんか?肛門の廻りも剃りましょう」
「うぅ、うぅー」足を一層持ち上げられて、肛門までの間に剃刀が走って産毛より少し太い毛を剃られる雪子。
しばらくして「綺麗に成ったわ、見せてあげましょう」大きな四角い鏡で角度を合わせる間島。
「うぅ、うぅーー」自分の股間が目に入って顔を背ける雪子。
「綺麗に成ったでしょう?」濡れたタオルで拭き取りながら、笑みを浮かべて尋ねる泉。
「大臣、もう雪子さん耐えられない様ですから、逝かせてあげたら如何でしょう?」
「そうだな!私もむずむずしてきたよ!次の準備をしなさい」
そう言うと持っていた足を床に降ろして、直ぐに乳房を掴むと揉み始める。
泉が雪子の猿轡を緩めるが「何も言わずに先生の物を舐めるのよ!判った!」そう言って緩めると大きく息を吸っている雪子。
両手の縄も緩められて縄を外されるが、手枷は付けた状態だった。
右の足は鎖に繋がれた状態で「先生の服を脱がして差上げなさい!」
自分の乳房を掴んでいた国分大臣の手が離れると、ズボンのベルトに手を持って行く雪子。
身体は既に国分大臣の物を欲しがっているのは、この場の全員が判っていた。
タイルの上にマットが敷かれて、この場でSEXをする事を強要されているのは明らかだ。
ズボンを脱がすと、茶色のパッチを履いている国分大臣。
雪子は躊躇いも無くパッチをパンツと一緒に下ろした。
「大胆だな!雪子は欲しいのだろう?私の物が?」
「は、はい!」素直に言うと「そうか?それじゃあ、舐めて大きくしてくれるか?」
そう言われても経験が殆ど無いので判らない雪子。
「前回教えただろう?口を大きく開け!」そう言いながら、下着の塊から足を抜き取ると一歩前に出た国分大臣。
跪く雪子は既にマットの上に乗っていた。
後ろから足元のマットを押し込んだ様にして敷いたのだ。
恥じらいながらも大きく口を開く雪子。
「そうだ!いいぞ!手で私のマラを持て!」右手で国分大臣のペニスを怖々持つと自分の顔の目に持って行った。
「舌を出してアイスキャンデーを舐める様にするのだ!」
雪子は長い舌を出して国分大臣のペニスの先を舐めた。
「よし、もっとべろべろ舐めて大きくするのだ!」
雪子は一度舐めると恥じらいが消えたのか、ペニスが欲しいのか?積極的に舌を絡ませてアイスキャンデーを舐める様に舐め始めた。
「おおー上手だぞ!口にほおばれ!」言われるままに口に入れる雪子。
「その状態で口を前後させて、マラを動かさずに顔を動かせ!」
雪子は一生懸命生尺八をさせられて、国分大臣のペニスは大きく成り、雪子の頬が膨れる様に成った。
「そこのマットに横に成るのだ!入れてやろう」
身体が火照って陰部がむず痒い雪子は早くペニスを入れて掻き回して貰いたい。
横に成るが右足は鎖に繋がれた状態だが、左足を広げさせられて国分大臣の身体が股間に入った。
左手で大きい自分のペニスを持って、つるつるの陰部に擦りつける。
「欲しいか?」
「、、、、、、、、」肯き目を閉じて待つ雪子。
「あぅ、あぅ、ああーー」いきなり国分大臣のペニスが膣口にねじ込まれて嗚咽をあげる雪子。
「ああーああーああーーーいいーーいいわーーあついーー」腰に力を入れて押し込むと、髪を縛っていた紐が外れてマットから飛んだ。
弾力の有る黒髪が大きくマットの端からタイルに流れて広がる。
雪子はようやく、自分の身体が戻った様な気がしていた。
今まで気が変に成りそうな程むず痒い気分だったのだ。
塗り込まれた薬は男のペニスで初めて落ち着く様で、品川院長も中国の薬を塗り込まれると、処女の女でも男が欲しく成るそうですよ!と聞いていた。
流石に品川院長の薬は良く効く、自分も今朝から薬を飲んで体調を整えていたと思った。
腰を小刻みに動かす国分大臣、その度に大きく仰け反って「ああーーああーーーいくーーーいっちゃうーーーだめーー」の声が出る。
国分大臣には射精よりどれだけ持続出来るか?これが課題だった。
汗が額に浮き出て、もうそろそろ限界か?そう思うと一気に腰の動きを早くして「ああーああーいくーーーいっちゃうーーー」再び大きく仰け反る雪子。
疲れてそのまま終ってしまった国分大臣は、射精も無く疲れて雪子の身体から離れる。
「後は、頼む!風呂に入って来る」そう言うとまだ放心状態の雪子をマットに残して、その場から消えた。

恐怖の浣腸

泉と間島が再び放心状態の雪子の両手に縄を結び付ける。
急に我に返る雪子が「何をするの?」と立ち上がる。
「大臣が戻られる前に準備をするのよ!」
その時ワゴンに載せて田淵が大きな浣腸器と、真鍮の洗面器に牛乳を入れて運んで来た。
それを見て「いゃーーーー」逃げ様と走り出すが、縄に引っ張られて向こうに行く事が出来ない。
「これから、お腹の中を掃除してあげるのよ!」
「いゃーー浣腸なんて必要無いです!」
「そんなに怖がらなくても大丈夫よ!子供でも浣腸するからね」
「そうよ!私達はプロよ!綺麗なお腹に成って先生を喜ばしてあげないと」
「前も綺麗にしてあげたから、今度はお尻を綺麗にしてあげるのよ!」
「いゃーー、ゆるしてーーー浣腸は絶対にいやー」
足を鎖で繋がれているので、逃げる事は出来ない。
直ぐに左足首も捕まえられて、元の鎖に繋がれてしまった。
「お願いーー浣腸だけはゆるしてーー」
目の前に馬を繋ぐ様な低い鉄棒の様な物が組み立てられている。
雪子は一体何か判らないが、次の泉の一言で理解した。
縄が天井から降ろされて「両手を前に出して鉄棒を掴みなさい」鉄棒を掴むと身体が少し前のめり成りお尻を突き出した様に成るのだ。
「いゃー」と叫ぶが縄を引っ張られて鉄棒を握らされてしまう。
直ぐに隅の輪っかに縄が引っ張られて、手が動かない状態に成った。
「浣腸と云っても牛乳をお尻から飲ませてあげるだけだから、気にしないで上の口からは何度も飲んだでしょう?」
「そんな事いゃーー、ゆるしてーーー浣腸!牛乳なんて飲みたくない!」
「そうかも知れないわね、もう牛乳嫌いに成るかも知れないわね」
「やめてーーゆるしてーー」危機が迫り必至の雪子。
白いお尻を撫でる泉に身体を硬直させて「お願い!浣腸だけは許して下さい!」首を後ろに廻しながら訴えるが、泉の顔が見えない恐怖が有る雪子。
すると後ろに陣取って「雪子さん!後ろからでもお毛毛が無いので、割れ目が丸見えだわ」
手を伸ばして膣口から指を肛門まで、人差し指で線を書く様に触った。
「いゃーん、ゆるしてーー」肛門の筋肉に力を入れて肛門が大きく動く。
「面白いわね!喋っている様だわ!穴の廻りも綺麗に剃ってあげたから、美しい感じだわ!痔の雰囲気も無い綺麗な肛門だわよ!」
「きゃーーたすけてーーー」指で肛門の廻りを這う様に触られて益々怯える雪子。
その時国分大臣がシャワーを浴びて、バスローブ姿で戻って来た。
「大臣助けて下さい!浣腸だけはお許し下さい!お願いします!」懇願する雪子。
「雪子は浣腸初めてか?」
「勿論です!そんな事をした事も見た事も有りません!便秘では有りませんから、必要有りません!辞めさせて下さい!」
「そうか?それなら必要無いか、調べて貰おう!その前に私が調べてやろう」
雪子に近づいて下腹に手を入れて、臍から剃られた部分を右手で撫でる国分大臣。
「これは、少しお腹が張っている様な感じだが?確かめて貰えるか?」
反対側から泉が手を腹の方に入れて、剃り跡の部分から陰部、クリトリスの近くまで触ると「うぅ、うぅ」声が出てしまう雪子。
「先生のおっしゃられる通りですね、お腹が張っていますね!苦しくて声が出ていました」
「うぅ、うぅ!違います!お腹が大きいのは食事の後だからです!声が出たのは変な処を触られたからです」
「変な処?先生!変な処って何処でしょう?」
「雪子!変な処って何処の事だ?私に判る様に教えて貰えるか?」そう言いながら今度は国分大臣が触るが、完全にクリトリスを指で擦った。
「あっ、あっ、あっ」
「ここか?ここに糞が溜まっているのか?」
「ち、が、――ああーーや、め、てーー」
「間違い無い様ね、間島さん準備して!田淵さん患者さんが落ち着かれる様にしてあげて下さい」
間島がワゴンを雪子の目の前に移動させて、浣腸器に牛乳を注入する処を見せる。
「いゃーー、ゆるしてーーー浣腸!たすけてーーー」大きな声を出す雪子の口に田淵が「少し大人しくしましょうね」そう言って猿轡のゴムを口にねじ込んだ。
「うぅ、うぅううーーー」嫌がる雪子の口にねじ込むと、髪の毛を掻上げる様に持ち上げて後頭部で強く結び付ける。
恐怖で顔が引きつる雪子に「大丈夫よ!恐く無いからね、私達は看護婦の資格を持っているから、上手なのよ!」
「うぅ、うぅうぅーーー」首を大きく振る雪子だが、泉の指先にはクリームが浸けられて「間島さん、お尻を持って剝き出して貰える?」と雪子に聞こえる様に言った。
間島が牛乳を一杯に注入した浣腸器をワゴンに載せて、雪子のお尻の方に向った。
「うぅ、うぅうぅーーー」首を大きく振って後ろを見様とする雪子だ。
「うぅ、うぅーー」今度は国分大臣に涙目で訴える。
間島が雪子の白い臀部を両手で持って、左右に力を入れて開くと臀裂を剝き出す様に開いた。
雪子の肛門が大きく見えて、呼吸をしている様に動いているのが泉達の目に飛込んだ。
クリームを浸けた人差し指が、その呼吸をしている部分に塗り込む様に動いてマッサージを始めた。
「うぅ、うぅうぅーーー」首を大きく振る雪子だが、早くも額に汗が滲み出ている。
田淵がワゴンの上にこけし型の性具を持って来て置くが、二つの人形だが明らかに大きさが異なるので膣用と肛門用だろうと思われた。
その横には大きな真珠のネックレスの様な物が一緒に置かれて、国分大臣がそれを見て笑みを浮かべる。
「うぅ、うぅ」雪子の顔が歪むのと同時に人差し指が肛門に挿入された。
少し前にも入れられたが前回は考えていなかったので肛門に力が入っていなかった。
今回は浣腸の恐怖から、警戒して力が入っているので痛い様だ。
だが指に浸けられたクリームが指から、肛門の入り口に塗り込まれて吸収されていくと幾分肛門の筋肉が緩むのを泉は感じ取っている。
田淵が浣腸器を手に持って雪子のお尻の近くに持って来ると、泉が指を抜き取る間合いを計っていた。

雪子無惨

目で合図をしながら指をゆっくり抜き取る泉。
直ぐに横から注射器を緩んだ肛門に突き刺す田淵。
浣腸器は抵抗も無く差し込まれて、泉が場所を譲ると同時に浣腸器のポンプを押し込む。
「うぅ、うぅーーーー」牛乳が勢い良く流れ込むと、大きく顔を上向けて浣腸されてしまった事を感じる雪子。
「どうだ?気分は?」
「うぅ、うぅ、うぅーーーー」国分大臣の声に苦しそうな表情で答える。
牛乳がどんどん流し込まれて額に汗が滲み出る。
既に二本目を持って準備している泉は、田淵が浣腸器を抜き取る寸前に押さえるハンカチを準備している。
一本目の注入が終ると、左手で浣腸器を持って右手でハンカチを受け取ると、素早く抜き取りハンカチで肛門を押さえて逆流を防いだ。
その状態で場所を泉に代わると浣腸器の準備を終り、ハンカチの横から浣腸器の先を雪子の肛門に突き刺した。
「うぅ、うぅーーー」苦しい表情で天井を向いてしまう雪子。
再び牛乳が肛門から押し込まれるが、一本目程簡単には入っていかない。
「うぅ、うぅーー」顔の表情が痛みに歪むと、浣腸器のポンプが押し込めない泉。
「初めてですから入りません!」国分大臣に告げる泉。
「うぅ、うぅーー」雪子が苦しさに国分大臣に訴える様に顔を見る。
汗が噴き出してお腹が音を出して「ぐる、ぐる」聞こえている。
「苦しいのか?」国分大臣は下腹に手を入れて、撫でる様に雪子の陰部にまで手を伸ばす。
「あぅ、うぅーーうぅーー」気が狂う程身体を動かし首を振ると、長い黒髪が乱れている。
浣腸器は少し牛乳を残して肛門の栓の様な役割に変わっていた。
泉が常に押し込んで無ければ一気に押し戻されて、肛門から牛乳が糞謝される状態に成っていた。
「雪子、便所に行きたいか?」
「うぅー、うぅーー」大きく頷くと「ここで出せ!お前が糞を発射するのを見学してやろう」
「うぅーーいゃーーー」大きく首を振るが、徐々に我慢の限界が近づき汗の量は半端で無い。
しばらくして目で合図をする国分大臣。
泉が押し込んでいた浣腸器を一気に抜き取ると「ぶーーーー」の音と同時に「びゅーじゅー」と音を立てて牛乳が流れ出し同時に雪子の糞が肛門から飛び出して「わぁーーーーー」と尻を振りながら泣き崩れて放心状態の雪子。
「恥ずかしいか?」国分大臣が涙と汗で汚れた顔を覗き込んで言うが、もう答える気力も残っていない。
後ろではホースを手に持って、汚れたタイルを流す準備をしている間島。
洗面器に湯を入れてタオルを浮かべている田淵が、雪子の下半身に来てタオルを絞ると汚れたお尻を拭き始める。
「汚れた身体を拭いて貰って綺麗にしましょうね」泉もいつの間にかタオルを持って、下腹を拭き始める。
「だが、美人女優の糞は臭いな!」国分大臣がそう言うと、再び泣き崩れる雪子。
その雪子が急に我に返ったのは、泉がタオルで肛門を拭き終わった時だった。
いきなり肛門に再び指が挿入されて動きだして、肛門の中に再び異なった媚薬が塗り込まれ始めたのだ。
「うぅ、うぅーー」大きく再び首を振る雪子の肛門に、今度は大きな真珠のネックレスが小さな物から順に連なった最初の一個が滑り込んでいた。
「滑らかに入ったわ」続けて二個目が入ると「うぅ、うぅーー」後ろを振り返ろうと首を向ける雪子。
「滑らかだな」国分大臣がその様子を覗いて喜ぶ。
三個目が少し大きいので、泉は指で押し込む様に挿入した。
「あぅ、うぅ、うぅーーー」
「大臣このこけしを入れてやれば宜しいのでは?」
一番大きなこけしを手に持つと、国分大臣はしゃがんで下から雪子の股間を覗き込んで、指で無毛の大陰唇を横に引っ張る。
小陰唇の肉片が覗くとこけしの頭をその部分に押しつける様に挿入する。
こけしにはクリームが塗り込まれているので、スムーズに雪子の膣口に滑り込む。
「あっ、あっ」先程迄の浣腸の苦しさも忘れて、陰部に入った二つの物が薄い皮膚を挟んで擦れ合う快感に一気に愛液があふれ出してしまう雪子。
塗り込まれた媚薬とこけしに塗られた中国製の秘薬が、直ぐに効果を表わしてしまった。
元々お尻が使える女だと泉に見抜かれていた雪子。
その為今夜の責めを品川院長自らが考え出して、沢山収集した薬から選んでいた。
いつの間にか真珠は六個が挿入されて、泉はその真珠を押し込んだり、引っ張ったりして刺激を与えていた。
勿論こけしも国分大臣が動かして遊んでいるので、雪子の膣は側壁が掻き回されている状態だった。
「あぅ、あぅ、あぅ」涎が猿轡から滴り落ちて、放心状態に成っている雪子。
先程の浣腸が嘘の様に感じて、もう理性の欠片も残っていない様だ。
「真珠から、後ろもこけしに変更しますので、大臣も準備して下さい」
「判った!私の物を食べさせると、きついだろうな!」
「大臣も刺激が有りますよ!頑張って耐えて下さいよ」泉に励まされる。
雪子の肛門から次々と真珠が抜き取られるが、その刺激が身体に伝わる雪子はもう逝く事が当たり前の様に成っている。
既に何度逝ったのか判らない状態だが、真珠が抜き取られた跡に今度は小さなこけしが肛門に挿入される。
真珠と異なって凹凸が有るので、たっぷりと媚薬が塗り込まれてゆっくりの挿入に成る。
今、痛みを与えると一気にアナルプレーを嫌いに成る恐れが有るので、泉は慎重に行う。
国分大臣は膣に入れたこけしをゆっくりと抜き取ろうとしている。
それは、肛門から入るのを楽にする為で、抜き取ると今度は自分のペニスを挿入する予定だ。
既にバスローブの中で大きく勃起しているのを、完全に意識している国分大臣だった。
ゆっくり抜き取られた国分大臣のこけしは、白く粘ついた雪子の物が付着して、絵柄が判らない程だ。
泉がゆっくり肛門に挿入を終った時、バスローブを脱ぎ捨てて、国分大臣が雪子の背後に立った。
肛門に入ったこけしを国分大臣が、自分の腹で押さえている様な姿に成っていた。

刺激の無いSEX

左手でペニスを握りペニスの先を雪子の背後から、陰部に擦りつけている国分大臣。
「充分濡れているな!雪子、美味しい物を入れてやろう」
ペニスが雪子の膣口に吸込まれる様にゆっくり入って行くと、こけしの凹凸で国分大臣のペニスに大きな刺激が走る。
「おおーこれは感じるぞ!泉!中々良い!」
「あぅ、あぅああーーー」その感じ方は雪子も同じで、こけしよりも大きい国分大臣のペニスは膣が強烈に締め付けられる。
奥まで挿入すると、雪子の表情は完全に逝ってしまったと云うか、満足感が漂っている。
国分大臣がゆっくりと腰を動かすと「ああーああー」と大きな声が出ている様に思える雪子。
猿轡でかき消されているが、再三天井を見て両手に力が入って、もう何度も逝ってしまったのにペニスが動かされる度に逝く感じだ。
白い背中が汗で濡れて、長い黒髪が貼り付いている部分が増えている。
もう雪子の身体は何度も汗が出て、疲れ果てていた。
「おおーー締まるーー」の声と同時に雪子の長い黒髪の背中に倒れ込む様に成った国分大臣。
「中に出してしまった!」一言言って、黒髪と肌の感触を楽しむ様に動かない国分大臣。
「先生、珍しいですね!中出しされるのは?」
泉の言葉に漸く雪子の背中から離れて、小さく成ったペニスを抜き取る国分大臣。
「雪子さん!先生が中で逝かれましたよ!」耳元で囁く様に教えると、猿轡を外している。
間島が肛門に突き刺さったこけしをゆっくりと抜き取る。
大きく息を吸込むが「、、、、、、、、」雪子は言葉を失って疲れ切っていた。
「お風呂に入ろう?雪子も連れて行って洗ってやろう」
国分大臣はその様に言うと先に風呂場に入って行った。
足の鎖を外されて、手枷も外されたが、自分で歩けない雪子は間島と田淵の二人に支えられて風呂場に向った。
「お前達も、裸に成って雪子の身体を洗ってあげなさい」予定に無かったが、国分大臣に命令されると仕方が無いので、雪子を湯船にもたれさせて出て行った二人。
「疲れたか?」湯船に入って雪子の顔の近くで尋ねる国分大臣に「もう、ゆるしてーー」
「何度逝ったのだ!私も久々に出してしまった!お前の道具は中々良かったぞ!」そう言って濡れた手で雪子の額に垂れかかる黒髪を横にやって、顔を覗き込んだ。
「浣腸された気分はどうだった?」
「、、、、、、、、」何も答えない雪子。
そこに二人の女が全裸で入って来たが、雪子との身体の違いが歴然で、国分大臣は改めて雪子の色の白さ、若さ、形の良い乳房、腰の括れを感じる。
二人はもう抗う気力も残っていない雪子の身体を丁寧に洗い、最後は長い黒髪も洗って国分大臣に褒められて喜んだ。
勿論今夜のお手当を頂けるので、どの様な要求にも応える二人だ。

数日後から早乙女雪子は映画の撮影に没頭して、悪夢を忘れ様としていた。
映画の撮影に入ってから、専属の付き人を小南社長が送り込んで来た。
二人の女性で、一人は四十代の音羽芳美、もう一人は高校卒業一年目の戸田麻紀。
「早乙女君も我社の看板女優だ!付き人が二人は必要だ!」小南社長は早乙女雪子に対して気遣いを見せていた。
音羽芳美は国分大臣が送り込んだ女性で、監視役兼色々な指示を実行する役割だ。
戸田麻紀は完全に使い走り用の付き人だった。

もう一人乾淳子と云う家庭教師が、小南社長の計らいで宮崎の八木家に送り込まれた。
これには八木家の人々が驚いたが「勉強をして貰って、東央大学に入学して頂きたい一心です」と小南社長は言った。
裏口入学だと思っていた父親の正純は気分を良くして「これで入学出来れば、威張って娘を東京に送り出せる」そう言って喜んだ。
当の結梨は裏口入学で東央大学に入学出来るので、勉強も必要無いと思っていたのに宛てが外れて驚く。
一月の中旬からやって来た乾淳子は、三十歳の家庭教師で、眼鏡をしてインテリ風「お嬢様を東央大学に入学させるのが私の仕事です」そう言って張り切る。
早速毎日二時間の勉強を教える乾に、仕方無く勉強をする結梨。
気乗りしていない結梨が二月の初めに行われた試験を終って「あの家庭教師さん凄い!」と両親の前で食事の時に話した。
「どうしたの?テストが良く出来たの?」則子が尋ねると「あの乾さんが教えてくれた問題が沢山出題されていたのよ!だからばっちりよ!」笑顔で話した結梨。
呆れた顔で聞く両親に結梨は「何だか、勉強が好きに成りそう」そう言って喜ばせた。
それは期末試験の時も同じだった。
三学期で八木結梨の成績は飛躍的に伸びて、学年でもトップクラスに躍り出た。
文部省の高官の要請で提出した問題が、迂回して乾の元に届いている事は誰も知らない。
国分大臣と乾淳子が繋がっている事が信じられないのだ。
宮崎の田舎の公立高校で、信じられない事が起っていても誰も関知していなかった。
三年生の春、結梨は自分でも勉強が出来るのだと思い始める。
勿論乾が教える疑似問題には、目の色を変えて取り組む様に変わっていた。
この春から小林瑠璃子と同じクラスに成って、より一層ライバル心が芽生える結梨。

一方年末から撮影が始まった雪子の映画も、五月には目処が立ち時間が出来た。
そう成ると国分大臣の呼び出しが届いた。
国分大臣自身も海外に行ったり、国会開催で忙しい日々を過していた。
雪子は国分大臣の責めに或る意味期待も抱いていた。
いつの間にか身体が刺激を求めて、呼び出しを待っていたのかも知れない。
撮影に明け暮れる日々に忘れていたが、暇に成ると若い肉体はSEXの快楽を求めていたのだ。
だが、国分大臣は雪子をホテルに呼んだが、いつもの泉の姿は見えず大臣一人だった。
「久しぶりだな!」
「はい、半年ですね」
「今夜はお前を虐めないぞ!撮影で疲れているだろう?まだクランクアップしていないだろう?」そう言って全くノーマルなSEXをして、翌朝国分大臣は先に帰って行った。
まるでガスの無いサイダーの様な気分を味わい雪子も撮影現場に戻った。

淫乱病棟

結梨は三年生の一学期の中間テストで「今の成績なら、間違い無く希望の東央大学に合格出来ます!」と担任から太鼓判を押された。
不思議なもので、勉強が出来ると自然と勉強をするので一層成績が上がる。
乾の元に東央大学の入試問題が届けば直ぐに特訓を始めるので合格は確実だが、今では気分だけは実力でも合格する勢いが有った。
京映では結梨の上京と同時に映画の製作が出来る様に準備に余念が無かった。

昭和三十六年の春、世の中は徐々にオリンピックムードが高まっている。
東海道新幹線はオリンピックに合わせて、急ピッチで工事が進んでいる。
文部省推薦、オリンピック祝賀作品、(暁に駆ける)が予定より遅れて六月末にクランクアップした。
映画の発表会が国分文部大臣を招いて盛大に行われ、出演者も着飾って出席した。
この時、嬉しい筈の雪子には喜べない事情が起っていた。
それは生理が二回程飛んで、もしかして妊娠?の恐怖が心を覆っていたのだ。
付き人の音羽が品川院長に渡された薬を、雪子に疲労回復の薬だと飲ませていたのだ。
国分大臣とSEXをした翌週から飲ませて、生理を止めていた。
もうそろそろ本人も気が付いているので、今日国分大臣に報告すると考えていた。

小南社長が挨拶で、早乙女雪子の次の作品は彼女の綺麗な髪をテーマにした映画で題名は(髪)だと発表した。
内容は恋愛作品に成る予定だと話した。
その後国分大臣が挨拶で、文部省推薦の映画は全国の小、中、高校の映画鑑賞会で上映するので、全国民の半分の人がご覧に成ると挨拶した。
父兄会とか地域の公民館での上映も見当されている。
これで、早乙女雪子を知らない国民は皆無だと、笑ってパーティの時に言う国分大臣。
雪子は国分大臣に話す機会を捜していた。
勿論国分大臣も承知で、自ら秘書を通じて連絡をさせてホテルに呼び出した。

「何!私の子供が出来たのか?」驚く様に言う国分大臣。
黙って頷く雪子だが「子供は産めない状況だな!」この言葉にも頷く雪子。
「次の映画も発表された!堕胎以外に手は無いが、雪子は既に有名人で、清楚なイメージが有る。普通の病院には絶対に行けない!」しばらく考えて「品川院長に頼んでみるか?それで良いか?」
そう言われて黙って頷く雪子。
次の映画の撮影開始まで一ヶ月の休みが有るが、本当は田舎に帰って両親と過したいと思っていた雪子。
予定が全く変わってしまい品川総合病院に堕胎手術に行く事に成ってしまった。
自分自身も漸く掴んだ主役の座を棄てられる筈も無いが、国分大臣との子供も産める訳も無かった。
泉の話では、泉が付き添って秘密で入院して、翌日手術で次の日に退院の段取りに成った。
だが生理が遅れているだけで、他に妊娠の兆候は何も無い事も雪子には不安が付きまとっていた。

翌日、マスコミに見つからない様に変装をして、泉の迎えの車に乗り込み品川総合病院に向った。
まさかこれから恐怖の人体解剖が待ち構えているとは、考えてもいない雪子。
大きくて美しい私立の病院。
元々産婦人科医から大きく成った総合病院で、芸能人もお忍びでの利用が多い。
堕胎で入院する芸能人は多いので、警備も万全で報道陣は中々忍び込めない。
だが、時々インタビューも行う為に、特別に報道陣向けのホールも準備されている。
それは殆どおめでたの会見、病気の回復の時に本人自らが会見を行うのだ。

雪子は前回の浣腸プレーの後も、肌荒れ防止だと言われて育毛剤の入ったクリームを剃り跡に自分で塗っていた。
生えて来るまでは気に成らなかったが、剃られる度に剛毛に成っている気がしていた。
世間の評判では毛を剃ると濃く成ると聞くので、仕方が無いのかも知れないと思っていた。
着々と国分大臣の計画が進められているのだが、雪子が知るはずも無かった。
一度目がホテルでの強姦、二度目が別荘での浣腸強姦、そして今回が三度目だが以前の二回とは全く異なる必然の責めに成る予定だ。

「誰にも見られない様に、特別室を準備して頂きました」病院に入ると看護婦が入院病棟に案内した。
「ここから先は一般の人は、入る事が出来ませんので安心ですわ」
エレベーターが五階に止まると、雪子を案内する看護婦一人に成って、同行の泉は受付に向った。
「後で付き人の音羽さんが来ますので、部屋番号を伝えて下さい」
病室は一人部屋で、シャワーの付いた風呂とトイレが別に在る立派な部屋で、付き添いの人のベッドも隅に設置されている。
「早乙女さんの診察は、三時の予定に成っていますので、検査着に着替えてガウンを羽織ってお待ち下さい」
「手術は今日でしょうか?」
「いいえ、多分明日に成ると思いますよ!確か中絶手術と聞きましたが?」
「はい」恥ずかしそうに答える雪子。
「それなら、尚更今日の手術は無理ですよ!子宮口を広げてからの手術ですから、明日ですよ!」
「痛いのでしょうね!」
「麻酔が効きますから、痛みは有りませんよ!安心して下さい!今日の診察の時は検査着のみで下着は着けないで下さいね」
「はい、判りました」
看護婦が部屋を出る時に、扉に鍵をしているのが判った。
普通は中から鍵なのに外から鍵がされたのに違和感が有ったが、しばらくして音羽が入って来て安心する雪子。
「このVIPルームは、外から鍵をして看護婦さんが監視している様ですよ」と雪子の疑問に答えた。

検査

細々とした物を買い込んで持って来た音羽が「泉さんは入院の手続きをされて帰られました」と話した。
国分大臣が妊娠させたので、費用等は全て大臣が極秘で支払うのは当然で、その為に泉が病院まで連れて来たと思っていた雪子。
「この病院素晴らしいから、入院費用もお高いでしょうね」
「最新式の冷房装置が有りますからね」
世の中で冷房設備の完備されている場所は極めて少なく、この病室は梅雨のじめじめした感じが全く無い。
雪子は今流行のタイトスカートから着替える為に、風呂場に入ってシャワーを浴びる事にした。
一応診察を受けるので気を使っていた。
音羽は部屋のテレビを点けて見入って「病室にテレビって流石は高級病院だわね!下のロビーはカラーテレビだったわ!」雪子に話しているが、シャワーの音で雪子には聞こえていない。
少し前なら、家庭にテレビが在る事が非常に珍しいのに、オリンピックが東京で行われる事が決まるとテレビは飛ぶ様に売れていた。

東京では放送局が多い事も普及の要因だが、宮崎の田舎では放送局が殆ど無いので普及も遅れていた。
母の則子が「お父さん、結梨の成績も大きく上がりましたから、東京に行かせてやりましょう」常に反対だった父正純も結梨の成績アップと、裏口入学で無く自分の成績で東央大学に行けるのなら認めなければ仕方が無いと考え始めた。
唯心配は一人暮らしの事で、その問題が解決すれば東京行きは承諾すると宣言した正純。
その言葉を聞いた結梨は「ライバルの小林瑠璃子と共同生活なら許して貰える?」と正純に話した。
小林の家族は八木医院の患者で、昔から正純は知っていた。
結梨は去年初めて瑠璃子を知ったが、正純は「小林さんの娘さんは勉強が良く出来ると聞いていたが、東央大学に行くのか?彼女と一緒なら許してやろう」と快諾したのだ。
許しが出ると結梨は勉強に一層努力して、必ず東京に行くと意気込んでいた。

病室の電話が鳴って、看護婦が迎えに行くので準備が出来ましたか?と問われた。
電話を聞いた音羽が「はい、今髪を乾かしています、大丈夫です」と答えた。
診察室では院長の品川が看護婦三人と綿密な打ち合わせの最中。
間島と田淵は裏方に廻り、大西と角倉が加わり大泉婦長の三人が品川院長の助手を務める。
この病院での秘密の診察、手術はこの五名の女性と院長が担当する。
過去にも国分大臣が妊娠させた女性の堕胎、調教等も行った実績は有るが、今回の早乙女雪子を中心としたプロジェクトは大掛かりで、京映の未来を左右する計画だ。
国分大臣は自分の趣味が本格的な映像に成って世間に出る事が夢で、勿論京映にも儲けて貰いたい気持ちも有る。
その為には早乙女雪子をマゾ女優に育てあげる必要が有る。
五年の歳月を要した計画のまだ第一段階が始まった処だ。
先ず先日の二度のテストで、雪子がマゾの性質を持ち、SEXが好きでアナルも使える事が判明したので、次の段階に入っている。
もしも第一段階で無理なら、別の女優を捜す予定で、雪子の主演映画は一本で終りだった。
既に雪子の実家にも国分大臣の魔の手が忍び寄っていた。
その為にも、雪子を実家に近づけない事も非常に大事だった。

「お迎えに参りました」看護婦の角倉が鍵を開けて入って来た。
薄手のガウンを検査着の上に羽織って待っていた雪子。
長い髪は後ろで結んで、小さく纏めて紐で縛っていた。
「私はそろそろ帰りますね」そう言って一緒に出て行く音羽。
鍵が外からなら一度閉じ込められたら、自分も出られない。
多分これから恐怖の調教に成るから、簡単には戻らないので退散を考えた。
「また明日来ますから、看護婦さん!明日の手術は何時からですか?」
「検査で異常が無ければ、今と同じ時間から始まると思いますよ!」
「じゃあ、昼過ぎに見に来ます。何か必要な物が有れば連絡しますから、その時におっしゃって下さい」
音羽が帰ると「一般の患者さんとは異なる診察及び手術室ですから、安心して下さい」
エレベーターは音羽を降ろして地下に向う。
鉄の頑丈そうな扉を開くと、二人の看護婦の姿が見える。
「初めまして、入院中の診察、手術等の担当責任者の看護婦長大泉と申します」
「よろしくお願いします」
「看護婦の大西と先程案内をした角倉さんです!診察は院長の品川が担当します。今日はいませんが麻酔担当の北村医師が手術の時は担当致します。以上がVIPの患者さんのスタッフです」
「それでは、早速内診と検査を行って妊娠の有無を調べましょう?」
「はい!お願いします」
「一応お尋ねしますが、妊娠の場合は搔爬で宜しいのですね」
「はい、それでお願いします」
「普通は今日準備をして明日手術に成りますが、他に何か不具合が有る場合は少し長引くかもしれません」
「生理が遅れている事以外は体調の変化は有りません」
「胸の張りとか、食べ物の好みが変わりませんか?」
「別に有りません!」大泉婦長が尋ねながら「採血をしましょう?生理が遅れるのは妊娠以外に体調の変化も考えられますので、折角入院されたのですから健康診断も兼ねましょう!勿論搔爬を行う為には健康体で有る事が前提ですので」
「腕を出して、上肢台に載せて下さい」
ガウンを捲り上げて、雪子の白い腕が載せられると、白い肌に青白い血管が浮き出ている。
注射針が突き刺さる様子に目を逸らせる雪子。
そこそこ沢山の血液が抜き取られて、止血用の絆創膏が傷跡に貼られた。
「検査結果は明日に成りますので、院長に診て頂きましょう」
品川院長がマスクをして白衣で洗われると、以前に見た印象と大きく異なって、医者に見えるから不思議だった。

淫乱検査

「胸の張りは無いのかね?」品川院長が大泉婦長に尋ねた。
「未だ調べていませんが、早乙女様は張りを感じられないとおっしゃっていますが?」
「では診察してみましょうか?」
「それじゃあ、ガウンを脱いで貰えますか?」大泉が雪子に伝えると、雪子が立ち上がりガウンを脱ぎ始めて小西看護婦が背中から、ガウンを脱がせて受け取る。
腰の少し上の処に紐で結ばれている検査着は、長襦袢の半分の丈で椅子に座ると雪子の膝が完全に出ている。
横から大泉婦長が検査着の紐を横から直ぐさま解いて「院長お願いします!」と言う。
「それでは、診察致しますので、背筋を伸ばして下さい」
大泉が検査着の前を左右に広げると、白い乳房が品川院長の目に飛込む。
国分大臣から聞いてはいたが、中々形が良くて綺麗な乳房で張りも有りSM映画には理想的な乳房だと思う品川院長。
「失礼します」そう言うと両手で両方の乳房を下から揉み上げる様に触った。
雪子は院長から目を逸らして、右向こうの壁に視線を逸らせた。
品川院長はそれを承知で、手に力を入れたり緩めたりして雪子の乳房を執拗に揉む。
「うぅ」乳首を触られて思わず声が出てしまった雪子。
「もう終りますよ!院長何か?」首を傾げる品川院長に尋ねる大泉婦長。
「左の乳首から乳輪に少ししこりが有るかも知れないぞ!」
「えっ!」驚く雪子に「院長!一連の検査に乳房の精密検査を含めます!」
「そうしてくれたまえ!多分大丈夫だとは思いますが、念の為です!乳癌は手遅れに成れば切除しか無いので、早期発見が一番です」
「は、はい!お願いします」雪子にはそう言う以外術が無かった。
「妊娠による張りは全く有りませんね、生理が遅れている原因が他に有るのかも知れませんね!」
「えっ、乳癌が?」
「違いますよ!初期の乳癌では生理は遅れません!子宮に関連する病気か妊娠です!内診で詳しく調べて診ましょう」
そう言うと直ぐに席を立ち上がって、隣の部屋に向う品川院長。
「早乙女さん!詳しく診察して頂きましょう!隣の診察室へ行きましょう」
大泉婦長に言われて立ち上がる雪子の頭に、妊娠では無い病気?癌?子宮癌?乳癌?不安が増大して気分が悪く成り、検査着の前を結ばずに隣の診察室に入った。
中央に婦人科の手術台が頭上の無影灯の光に不気味な黒い光沢で光っている。
「ここの設備は最高なのですよ、金属では無い革貼りですからね!肌の事も考えて作られています」尋ねてもいないのに説明する大泉婦長だが、雪子の反応を確かめていたのだ。
「そのままで、台に仰向けに寝て下さい!早乙女様は婦人科の診察は初めてですか?」
「は、はい」戸惑いながら答える雪子。
「恥ずかしいのは最初だけですよ!女性は子供を出産するので、恥らいを感じていたらとても産めませんよ!出産は隣の部屋に分娩室が在りますよ」
関係の無い話しをする大泉婦長は、雪子の心の動揺を測っている。
「手術、診察台に横に成って下さい」
躊躇いながらスリッパを脱いで、踏み台を使って診察台に座って、横に成りながら両足を伸ばす雪子。
「緊張しないで下さいね!カーテンをしますね」
雪子の胸の少し上を白いカーテンの布で遮ると、雪子からは下半身が全く見えなく成った。
左右に二人の看護婦が陣取り、顔の横には大泉婦長が来て「枕の位置はここで良いですか?」
髪は丸めて後ろで束ねているが、弾力が有る黒髪は洗い立てでつやつやしている。
両手を胸に組む様にして、身構えている雪子。
もしも乳癌とか、子宮癌なら映画の撮影なんて関係無いと頭の中が半ばパニック状態。
その時「足を載せて下さい」と両方の膝を持ち上げられて、金具に載せられてベルトで素早く固定されてしまった。
二人の看護婦が同時に測った様に持ち上げたので、雪子には抵抗する間も無かった。
足が固定されると「診察台が上昇しますよ!」大泉婦長の言葉と同時に手術台が上昇して、両足が容赦なく開いてゆく。
検査着が自然と捲り上がって、白い太股が大きく開かれて止まった。
予想通り順調に進んでいる陰毛の量、堅さ、長さに目を細める品川院長。
自分が渡した育毛剤を剃毛の度に塗り込ませた成果だと思っている。
今回も同じ様に育毛剤を塗り込んで、完璧に仕上げて映画の撮影時には喜ばれる絵柄に成ると目論む。
一瞬映る様な作品は作らない!本物志向のSM作品でなければ人気を得られないと国分大臣は常に主張している。
その為早乙女雪子には本物のSM作品を演じて貰う必要が有る。
「妊娠検査の為に採尿を行いますね」大泉婦長が顔の横で雪子に伝えた。
「は、はい」
品川院長の横に尿道カテーテルがワゴンの上に置かれて、先には注射器が接続されている。
雪子は内診が終ってから容器を貰って、自分でトイレに行って採尿をすると思っている。
その時品川院長の手が陰毛を左右に掻き分ける様に、大陰唇を左右に広げ始めた。
小陰唇を押し広げられて、多少変な気分に成る雪子に「早乙女さんの陰核は包茎ですね!」
「包茎?陰核?」聞き直すと大泉婦長が「院長!雪子さんがよく判らない様ですよ」
「あっ、あっ」品川の指先が陰核別名クリトリスを触った。
「判りましたか?男性の包茎と同じで、女性も包茎に成るのですよ!これが原因でバイ菌が膣から子宮に入って炎症を起こして、重大な病気に成る事も有りますよ!今回の早乙女さんの生理が遅れている原因がバイ菌だと、少し大変かも知れませんね」
「は、はい!妊娠では無い場合は病気ですか?」
「そう成りますね!内診をすればバイ菌の場合は直ぐに判明しますよ」
「はい」手を胸の上で組んで診察を受けている雪子は、妊娠で無い場合はバイ菌と言われて、別の不安が台頭していた。
「じゃあ、採尿しますね」
「えっ、あっ、いた、いた、いたいーー」尿道にカテーテルが刺し込まれて、驚くのと痛みで声が出た雪子。
「我慢して下さい!もう突き刺さりましたよ!」
「あっ、あっ、いゃー、やめ、やめてーーだめーー」両手で急に顔を覆いながら耐える雪子。
「今採尿していますよ!我慢して下さい」
「あっ、うぅ、いゃーー」品川院長が今度はポンプを少し押して、尿を戻したので雪子はその痛みに驚いた。
「はい、採尿出来ましたよ!カテーテルを抜きますよ」
「うぅ、うぅ」尿道からカテーテルが抜き取られて、安堵の表情に成ったが目尻には若干の涙が滲んでいた。

始まる治療

「早乙女さん!内診しますよ!器具が入りますから力を抜いて下さい」
品川院長がクスコを持って、雪子の膣に滑り込ませる。
先が少し挿入されると、角度を動かして一気に挿入されるクスコ。
「うぅ、うぅ」
「痛いですか?少し我慢して下さい!これが痛いのは中で炎症を起こしている可能性が高いですね」
品川院長は少し大きいクスコを、痛がる様に挿入して雪子に不安を与えた。
「ライト!」ペンライトでクスコの中を覗き込む。
「膣の側面から、粘膜採取!綿棒!」
長い棒の先に綿の付いた道具をクスコの中に挿入する品川院長。
「早乙女さん!少し刺激が有りますが我慢して下さいね」大泉婦長が言う。
「あっ、あっ、あっ、あっ」綿棒が膣の中で動いて雪子は大きな刺激を感じて声が出た。
痛い訳でも無いが感じる様な綿棒の動きに、声が自然と出てしまった様だ。
「終りますよ!クスコを抜きます」ゆっくりとクスコが膣口から抜かれて、ほっとしている雪子に「粘膜を分析しますので、その間に乳癌の検査をしておきましょう!婦長後は頼んだよ」
「はい、判りました!器具を持って来て下さい」部屋の隅に置いて在った道具を雪子の顔の近くに運んで来る。
足は大きく開いた状態のまま、今度はカーテンを後ろにずらして、胸を大きく開かれた雪子。
「このお椀の様な物を被せて、ゆっくり検査をします!その間に院長の検査結果が出ると思います」
お椀の様な器具を左右の乳房に同時に被せると「検査の反応を上げる為に薬を注射しますね!」
「腕を出して下さい」大西看護師が注射器を持って、雪子の右腕を伸ばす。
躊躇わずに消毒綿で腕を拭くと、直ぐに注射針が突き刺さって注射が終った。
最初の媚薬は脳を麻痺させて、考える能力を疎外させる作用が有ると品川院長は打ち合わせと時に伝えていた。
胸に重しの様に載せられた器具に、電源が入れられるとゆっくりと温かい風が乳房を包み込む。
雪子には決して不快な物では無かった。
「しばらく時間が必要ですので、リラックスして下さい」そう言うと、手術台の上の無影灯が消された。
器具の音だけが手術室に響いて、看護婦達も雪子の下半身に布を被せて出て行った。
少しの時間で雪子は気持ちが良く成り、乳房を絶えず揉まれている感覚に「あっ、あっ」時々声が出ていたが、半分眠った様な感じに成っている。

しばらくして「どうですか?検査の結果が出ましたよ!」大泉婦長が雪子に尋ねる。
驚いた様に「気持ち良くて寝てしまいました」
機械に付いている折れ線グラフの用紙を見て「大丈夫ですね!乳癌では有りませんよ」大泉婦長は笑顔で雪子に言った。
看護婦の角倉が器具を取り外すと、乳首が天井を向いて隆起しているのがよく判る。
「早乙女さん!検査結果が判明しました」品川院長が頭の近くに来て言った。
「先ず妊娠はしていませんでした」
「そうですか?」
「だが、陰核にバイ菌が出来その菌が膣内で増殖して、子宮にまで侵入しているのではと思われます」
「えっ、どう成るのですか?」
「放置しておきますと、生理不順、不妊症、子宮癌等の原因に成りますね」
「どうすれば完治しますか?」
「陰核、即ちクリトリス包茎の手術を行って、今後バイ菌が繁殖しない様に致します」
「手術ですか?」困惑な顔の雪子。
「手術は簡単ですよ!陰核の皮を少し剝くだけですから、半時間も必要有りません!安心して下さい。普通はこの皮は無いのですが、早乙女さんは有るのです。これが無くなれば以前よりSEXの時に感じ易く成りますから、悪くは無いと思います」
「は、はい」
「唯、先に手術をしてしまいますと、治療が出来ませんので、治療の後完治してから手術を行います」
「直ぐに治りますか?」不安な雪子が尋ねるが、思考能力が落ちているので不安だけが先に成る。
「まだ、程度が判りませんので、期間は判りませんが、バイ菌が腸の方にも入っている場合は腸の洗浄と治療が必要ですね」
「腸にも同じバイ菌が入るのですね」
「陰核から膣も肛門も近いので感染の恐れは充分有ります!明日は腸の洗浄と治療も行いましょう」
「はい、お願いします」
腸の洗浄が浣腸だと直ぐには判らない雪子。
この様にして、品川総合病院での淫乱調教が始まった。

品川院長が再び雪子の股間を覗いて、陰毛が濡れる程愛液が流れ出たと指を指して大泉婦長に目で言った。
「それでは治療を始めますが、手術と治療で邪魔に成りますので、陰毛を剃りますね!良いですね」婦長が雪子の顔の近くに来て言った。
「はい、お願いします」
「先に陰核のバイ菌をこれ以上増殖しない様に、殺菌の注射をしておきましょう」
外国製の陰部が燃える様に感じる注射を準備している品川院長。
以前は中に塗り込むクリームと油だったが、今度は注射で雪子の剃毛する部分の刺激を上昇させる方法だ。
勿論膣内もそれなりに感じるが、皮膚が完全に敏感に成ってしまう。
「早乙女さん!この注射をするとバイ菌と戦うので、しばらくの間燃える様な刺激が有るかも知れませんが、我慢して下さい!それがバイ菌を殺している証拠です」
「は、はい」
「でも手が動いてしまって危ないので、両手でこの棒を掴んでいて下さい」
両手で手術台の横に有るパイプを握らせる。
雪子は胸も露わにされた状態でも、他の事を考える余裕は無かった。

切られた陰毛

嘘で固めた話で、病気にさせられた雪子。
妊娠では無かったので一安心、乳癌も認められなかったが、バイ菌に冒されているとの指摘に何度か治療の必要が有ると言われて治療が始まった。
「雪子さん、デリケートで敏感な部分に注射をしますので、痛い場合これを噛んで我慢して下さい」大泉婦長が木に布を巻付けた細い物を見せて口に咥える様に勧めた。
確かにクリトリスは普通でも敏感な部分なので、注射をされたら飛び上がる程痛いと思う雪子。
「どうする?」尋ねると小さく口を開く雪子。
「もう少し大きく開いて下さい」そう言われて口を開くと、婦長が咥えさせて「噛んで!」
そう言われて布を噛みしめる。
婦長が目で合図して、看護婦二人が雪子の左右に寄って来て、雪子の身体を押さえる準備に入った。
マゾ調教の始まりだと知るはずも無い雪子。
妊娠中絶の手術で三日間入院の後、静養して秋田の実家に帰る予定にしていた。
地元の役所主催で、早乙女雪子の凱旋パーティの段取りも準備されていた。
それをいち早く知っていた国分大臣は、自分が挨拶に行くので日程を変更させていた。
役所では文部大臣が地元のスターの主役作品で激励に来て頂けると、早々に日程を変更してしまった。
次の撮影が始まる数日前、雪子が病院での治療が終って落ち着いた時期に成っている。
雪子を実家に長く滞在させない作戦の一端だと知るはずも無い。
既に国分大臣の差し向けた数人が、罠を仕掛けて雪子の実家の町に既に事務所を置いていた。
家族を使って雪子を罠に落す作戦が実行に移される時、品川総合病院の地下手術台で右手に注射器を持って品川院長が、大陰唇の陰毛の隙間に今注射針を突き刺そうとしていた。
目が血走る品川院長「はい、我慢して下さい」の声と同時に突き立てられて「あぅーーーー」痛みで身体が硬直する雪子。
同時に両方から身体を押さえて、動きを止める三人の女達。
大泉婦長も雪子の頭を押さえて、上半身の動きを止める。
一気に雪子の額から汗が滲み出た。
右側に注射が終ると、直ぐに左側に突き刺さる注射針に「あぅーーーーーーーーーーー」口に咥えた木が折れる程噛みしめている雪子。
瞳から涙が滲み出る程の痛みが襲っていた。
「我慢して下さい!」押さえながら大泉婦長が言うが、雪子には殆ど聞こえていない。
二本の注射が終って気を抜いていた雪子に、品川院長が三本目の注射をクリトリスの近くに刺したのはその時だった。
「あーうぅーーーーー」の叫び声と同時に気を失ってしまった雪子。
「院長、気を失いました」と告げると「後二カ所に注射をしておこう」そう言うと、遠慮無く「ブス」「ブス」と注射終える品川院長。
「気が付いた時には、もうどうしようも無い程敏感に成っているよ!」
口に噛んでいた木を取除く大泉婦長が「この数日で完全なマゾ女に仕上げてあげるわね」口から涎を流して気を失っている雪子の頬を撫でる。
「若いから、化粧が落ちてもみずみずしいわね」
「婦長!この髪は異常な輝きが有りますが、生まれつきですか?」
「その様ね!艶が有るわね!シャンプーしたから尚更光っているわ」
「確か次の映画の題名が髪だったと聞いたわ!この髪を強調する映画でしょうね」
「次回作は恋人と別れる時に、髪をプレゼントする作品だと聞いたぞ!」品川院長が答える。
「えっ、この髪をバッサリ切るの?」
「違う様だ!十センチ程度だろう?清純映画だからな!今我々がしているのは別の事だ!」
「国分大臣は恐い方ですね」
「確かに恐い方だ!既に早乙女雪子の次も考えておられる様だ」
「えっ、既に次の女優候補が準備されているのですか?」
「私はその様に聞いている!まだ高校生らしいが、五年後または七年後なら充分考えられる」
「しかし、京映のトップ女優から一気に成人映画のヒロイン、それもSM作品とはよく考えていらっしゃる」
「院長!そろそろ気が付く様です」婦長が雪子の表情を見て言った。
両手両足は固定されて動けない状態の雪子。
首の少し下をカーテンで仕切られて、雪子から治療の様子は見る事が出来ない。
それは今から行われる色々な事に対して、不安と恐怖を与えるには充分だ。
「早乙女さん!大丈夫ですか?気を失われてしまったので、驚きました」
「もの凄く痛い注射で、気を失ってしまいました」
「でも注射は無事に終りました!今後はこの様な痛い注射は有りませんのでご安心下さい」
「は、本当に痛い注射でした」
「それだけ、早乙女さんが敏感な証拠なのですよ!この注射で気絶されたのは初めてです」
「本当ですか?みなさん我慢出来るのですね」
「感じるのは、人それぞれですからね、特に女性の陰部は様々です!」
「は、はい」
「注射された部分が暑く成っていますか?」
「はい、全体的に自分の身体で無い様な感覚が下腹部から、お尻までしています」
「薬がバイ菌と戦い始めたのでしょう?」
「そうだと良いのですが?」
「それでは治療の準備の為に、剃毛を始めますね」
「は、はい!お願いします」
「婦長!早乙女さんの下腹部は少しハサミで整えてから蒸しますか?」
「そうですね!肌荒れを防がなければ駄目ですから、蒸らす準備をして下さい」
股間に入るのは大泉婦長で「私が綺麗に剃ってあげますわ」と雪子に言った。
雪子は陰部の火照りが気に成っているが、治療の為には仕方が無いと思っている。
まさか、陰毛を弄くられて逝ってしまう様な事に成るとは考えてもいなかった。
右手にハサミを持って、左手で下腹部の陰毛を摘ままれると、引っ張られるだけで「うぅ」と小さく声が自然と出ていた雪子。
「ジョキ、ジョキ」と切られる陰毛の動きが、異常な程判るので驚く雪子。
再び引っ張られて「ジョキ、ジョキ」と切られると、同じ様に敏感に何本切られた迄判る様な気がしていた。

熱い陰部

「ここも長いわね!早乙女さんは何度か剃られたのですか?」
不意に尋ねられて「いいえ!その様な事は、、、、」
「ここの毛って剃る度に濃く成るのですよ!」
「は、はい」
「色が白いから、多く見えるのですね」
「あっ、あっー」思わず大陰唇の陰毛を引っ張られて声が出る雪子。
「どうされましたか?痛かったですか?」
「ジョキ、ジョキ」大陰唇の陰毛を引っ張って切った。
同じ様に右側の陰毛も引っ張ると「あっ、あっ、あっ」と声が出てハサミで「ジョキ、ジョキ」と切ると声が止まる。
大西看護婦が洗面器に湯を入れて、タオルを浮かべて蒸らす準備に入る。
角倉看護婦がシャボンを刷毛で泡立てている。
切り揃えると、角倉看護婦からシャボンの容器を受け取る大泉婦長。
首の下にカーテンが有るので、雪子には何が行われているのか判らない事が一層感じ易くしている。
「薬が効いていますか?角倉看護婦が手にハサミを持って尋ねる。
「あ、暑いです!とっても火照っています」
「そなのね、効いている様だわね、早くバイ菌を退治出来ると良いわね」
「は、ああーああーだめーーー」返事の途中で刷毛がいきなり雪子の下腹部に動き始めて、クリトリスまで一気に白く塗られて、声が出てしまった。
「どうしたの?刷毛が感じるの?」そう言って尋ねると、クリトリスを毛先で刺激して「ここからバイ菌が入ったのよ!」
「ああーああーだめーーだめーかんじちゃうーー」
「我慢して下さい!クリームも立派な殺菌効果が有るのですよ!」
「で、でもーーーーあっ、あっ、たえーーいゃーーゆるしてーーー」
刷毛はクリトリスから、膣口を下に移動して刺激を与える。
「ああーああーーそんなばしょーーあっ、いゃーん」刷毛が肛門を突く様に動かされて、雪子はもう何が何だか判らない状況に成っていた。
「塗れたわ!蒸らして頂戴!大西さん!」
「はい、婦長!少し熱いかも知れませんが!」
「熱い方がバイ菌死ぬわ!早乙女さん!少し我慢よ!」
大西看護婦がタオルを洗面器から取りだして、畳んでいるが少し熱い様な触り方に成っている。
「パン、パン」畳んで両手でタオルを叩くと、そのまま雪子の股間に押しつける。
「あついーーーーーーー!だめーーー」大きく身体を動かすと、纏めていた黒髪が解けて手術台から垂れ下がった。
「我慢しなさい!火傷をする程の温度では有りません!」
指を押しつけて割れ目を擦る様に刺激している大西看護婦。
再びシャボンを塗るために、掻き混ぜながらハッカ液を数滴混ぜ込む大泉婦長。
先程でもあれ程感じていたのに、これを塗れば燃える様な感じが一層強く成るだろう。
そして、早く剃って終らせて欲しいと思う様に成るだろう。
大泉婦長は指でクリトリスと、割れ目を弄くられて陶酔の表情に成っているだろうと思っていた。
「あぅ、うぅ」目を閉じて指の動きに陶酔の表情に変わっている雪子。
熱いと感じたのは一瞬で、程良い暖かさと指での刺激は感度の上がっている雪子には、最高のオナニーの様な気分に成っていた。
笑みを浮かべて指を動かす大西看護婦が、目で合図をしてタオルを陰部から取除いた。
白い肌に黒い陰毛が貼り付いて黒いひじきを載せた様に見える。
下腹部に刷毛でゆっくりと白く塗り込むと、婦長は直ぐに日本剃刀に持替えて「ジョリ、ジョリ」と皮膚を伸ばしながら剃り始めた。
剃り上げた陰毛は横に置かれた白いタオルに載せられた。
「濃いから、音が凄いわね」
「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」と素早く剃り上げる大泉婦長。
剃り跡が青白く成って無影灯に光る様に成っている。
「あっ、あっ」急に声が出る雪子、陰部の方にシャボンが流れて感じている声がした。
「次は剃り難い場所ですから、動かないで下さい!身体を押さえて貰えますか?」
カーテンから上を角倉看護婦が見て、カーテンから下を大西看護婦が既に押さえている。
刷毛にシャボンを浸けると、いきなり大陰唇の左側に塗りつけた。
「ああーーああーーそこは、ああーあついーーだめー」身体を動かす雪子。
二人が同時に押さえて「直ぐに終りますよ!我慢して下さい」角倉看護婦が雪子の肩を押さえて言うが「だめーーあついーーゆるしてーーー」
「バイ菌が死んで居るのですよ!我慢して下さい!」
「だめーーーかんじちゃうーーー」今度は言葉が変わってしまう。
左側の大陰唇の皮膚を大きく引っ張って「ジョリ、ジョリ」と剃り始めた大泉婦長。
指が膣口に少し入って伸ばす様にするので、今度は感じ始めている雪子。
「ジョリ、ジョリ」と剃刀は肛門の方まで移動して産毛を剃っていた。
「これは、凄い絵柄だな!」小さな声で品川院長が戻ってきて言った。
半分だけがつるつるに剃り上げられて、右半分には海苔の様に陰毛が残っていたからだ。

今回の入院中に以前と同じ責めを行って、身体に覚え込ませる。
そして、クリトリス包茎を完全に剝いて感じ易くしてしまう。
勿論アナルSEXをもう少し覚え込ませる。
もう一つ大事な手術を行う予定だが、それは雪子の身体を調べてからに成る予定だ。
国分大臣の計画は品川総合病院が存在しなければ、絶対に出来ない事だ。
その為、今日国分大臣はこの場に現われない。
ここで自分が出て行けば、自分がマゾ調教をされている事に気付く。
国分大臣は自分が行った事もこの病院で行う事も同じだが、場所と病気だと言われて調教されるのは大きく異なる。
雪子には三度目の剃毛プレーだが、過去の二回とは全く受け取り方が異なるのだ。
「ああーーああーーそこは、ああーあついーーだめー」身体を動かす雪子。
「直ぐに終りますよ!我慢して下さい」同じ事を言いながら押さえる二人。
「ああーああーだめーーだめーーもうゆるしてーー」刷毛が今度は執拗に動いて、刺激を与えるので雪子は大きく頭を振って、髪が手術台から横に揺れて後ろからでも見えている。
「もう、それ位で良い!次が有る」品川院長の言葉で刷毛を置く大泉婦長は、完璧なサド女性だ。
美しい女性が苦しむ姿に興奮するのは、品川院長が一番知っていた。

長芋責め

剃刀を持つと皮膚を引っ張り、膣に指を滑り込ませて「ジョリ、ジョリ」と剃り始めると「ああー、ああーだめーーかんじちゃうーー」もう自然体で声が出てしまう雪子。
手術室に間島と田淵がワゴンを押して入って来ると、そのワゴンの上には病院には似つかわしい物が載せられている。
それも綺麗に形が男性のペニスに整えられた長芋が二本準備されている。
一本は少し細い様だが、もう一本は立派な男性のペニスよりも太くて長い。
しかし上手に剝いて形を整えたと思う程よく似ているので、色が違えば判らないかも知れないと思う品川院長。
目の前では剃毛されてつるつるに成った雪子の陰部が目に飛込んで微笑む二人。
ここでは絶対に顔を見られては困る二人は、品川院長の前にワゴンを置くと一礼をして立ち去った。
二人が製作した様で、雪子の様子を覗き見に来ただけだ。
しばらくして綺麗に剃り上げられた陰部は、以前よりも青白く光っている。
早速育毛剤を大陰唇に塗り込み艶が出る皮膚、放心状態で身を任せている雪子に「剃毛が終りましたので治療に入りますが、膣から子宮口まで薬を満遍なく塗り込みますが、この薬は痒いかも知れません!だからと云って掻ける様な場所では無いので、また異なる道具を入れて抑制しますが、、、、」
「は、はい、お願い、、、します、、」少し放心状態の雪子の大陰唇を大泉婦長が左右に広げて、膣口を広げる。
呼吸をしている様にピンクの肉片が愛液で光っているのが見える。
不気味な笑みを漏らしながら、開かれた膣口にガラスの注射器を挿入すると、ゼリー状の薬がポンプの力で膣内に注入された。
長芋だけなら、痒いだけだがこの薬を注入する事で、SEXに飢える雌の様な状態に成る。
長芋がペニスの代わりに成り、欲しいが入れるとむず痒さが残るだが欲しい。
ガラスの注射器で注入が終ると、品川院長が作成したペニス型の長芋の先を雪子の膣に置く様に擦りつける。
「あっ、あっ」
「早乙女さん!この治療でむず痒い感じは誰でも有るので、声が出ても大丈夫ですよ!我慢しなくても良いのですよ!」
「あっ、あっ、こ、これ、これ、何か、、、、、、、ああーーああーー」長芋が奥に押し込まれて、今度は動かし始めると「ああーーああーーそこはだめ、だめですーーかんじ、、、ちゃうーーー」「たすけてーーーーうずくーーたすけてーーーー」大きく頭を振って手に力を入れて、仰け反る様な感じに変わる雪子。
「変な気分ですか?」
「むず痒いーーーもう、もう、、」
「もうどうしたのですか?」
「、、、、、、、、、、うぅーー」
「欲しいのでしょう?腰が動いていますよ!」
「、、、、、、、ああーーああーー」長芋をゆっくり抜き取る品川院長。
手術用のゴムの手袋を履いていなければ、自分が痒く成りそうな気分で雪子の反応を見る。
腰を大きく動かして「かゆいー、かゆいーーたすけてーーーーうずくーーたすけてーーーー」
「どうされましたか?痒いのですか?疼くのですか?」
「かゆいーーうずくのーーかゆいーーたすけてーーーうずくのーーー」腰を動かし方が大きく成っているが、手が動かせないのでもがきながら苦しそうな表情だ。
「次は子宮口まで届きますよ!」
大きなペニス状の長芋を緩んだ膣口に挿入し始める院長。
「ああーーああーーだめーーーーーーーー」山芋の滑りで押し込むと一気に奥まで入るが、仰け反る雪子は声も無く仰け反り動かないで気絶してしまった。
「刺激が強すぎたか?これは失敗だな!」品川院長は自分の方法が間違っていたと認めて、長芋を抜き取ろうとしたが、痙攣を起こしているのか抜けない状態に成ってしまった。
「刺激が強すぎて、膣痙攣が起った様だ!眠らせて抜き取ろう」
腕に麻酔の注射をされて、膣痙攣が治まる治療を始める。
膣は子宮頸部から続く管状になっています。
その大きさは長さおよそ8㎝、直径3㎝ほど。
上端には子宮頸部と接合されている膣円盤があります。膣内は基本的酸性に保たれ、膣内の常在菌が外部の病原菌の侵入から守っています。
膣の周囲には大きな筋力をもつ筋肉は存在せず、例えば肛門のような強い収縮は起こりません。
膣痙攣は自分の意思とは関係なく起きてしまう症状です。
過去の性行為でのなんらかのトラウマや、性的虐待、無意識の性交恐怖などが考えられます。
雪子の意志では無く、身体が自然と守る作用を発揮したと品川院長は分析した。
長芋ペニスを抜き取り、膣を洗浄して再びクリームを塗り込み、病室に運び込んで朝まで眠らせた。
翌日の治療は中止で、朝まで点滴をして昼から食事を出来る状態に成った雪子。
国分大臣に品川院長が報告すると「それ以上の調教は中止にした方が良い!陰核の手術と肛門の調教だけにして、適当な栄養剤と育毛剤でも塗り込んで日時に合わせて退院させてくれ!」と指示をした。

三日後雪子には、膣内のバイ菌は駆除出来た様ですが肛門から直腸付近にはまだ潜伏している可能性が有るので、洗浄並びに駆除を行いますと隣の手術室に連れて行った。
「取り敢えず浣腸をしますので、そこの寝台に四つん這いに成って下さい」
「排便は、、、、、」国分大臣達にその場で排便させられた経緯から、恐く成って尋ねる雪子。
「浣腸が終りましたら、右横のトイレで!」
その様に言われて安心して寝台に四つん這いに成る雪子。
今日は髪をピンで留めて動かない様に固定している雪子。
先日は汗で髪がべたべたに成っていたので、短く纏めて汗がなるべく出ない様にしていた。
四つん這いに成ると「頭を下げて、お尻を突き出して下さい」大西看護婦がその纏めた髪を押えて身体を角倉看護婦が押えると、大泉婦長が指にワセリンを浸けていきなり雪子の肛門を弄る。
「あっ、あっ」の小さな声を聞いて(好きだわね!肛門)と目で話した。
人差し指で肛門の周囲をマッサージする様に触り、薬指にはクリームを浸けて中指を肛門に突き立てる。
「あっ、うぅ」若干の痛みに頭を上げ様とするが押さえつけられている。

剝かれた陰核

二日休んで、肛門調教が始まっているが、今回は膣を責める事は中止に成っているので、面白さ半減の大泉婦長。
準備していた道具は同時にアナルと膣を責める物だったが、次回のお楽しみに成った。
「うぅ、うぅーーー」肛門に中指が入ると痛みが走った雪子も、入り口付近で指を動かされて、クリームの成分で気持ちが良く成っていた。
「あっ、あっ」
「解れた様ね!先生お願いします!」
いつの間にか後ろに品川院長が浣腸器を持って待っている。
大泉婦長が指を抜くタイミングを待って、浣腸器の先を差し込むが、痛がらずにスムーズに挿入出来た。
ポンプを押して液体が流れ込むと「あぅ、うぅ」の声が聞こえる。
大きな浣腸器の液体を全て呑み込むと、流石に下腹が少し出た様に見える。
「お尻を押えて便所に行って来て下さい」布で肛門を押えた部分を雪子に持たせる。
ゆっくりと起き上がると、お尻を絞める様に歩いて便所に向う姿は、これから日本国中で人気に成る女優の姿から大きくかけ離れていた。

便所から戻ると「そこの診察台に俯せに寝て下さい」
腹の部分が少し盛り上がった様に成っているので、肛門治療?肛門責めに作られた診察台だと判る。
「ここを両手で持って下さい」
グローブの様な物が左右に付いているので、その中に手を入れる雪子。
この時、横のレバーを角倉看護婦が降ろすと、自動的に手が抜けなく成った。
同じく足を持たれて靴の様な物を履かされると、同じく足も抜けなく成る仕組みだ。
「診察台が動きますよ!」
その言葉と同時にお腹の部分がせり出して、お尻が付きだした様に成って頭が下がって止まった。
短い検査着が自然と捲り上がって、雪子の肛門が頭上の無影灯の光に照らされた。
いきなり濡れたタオルでお尻を拭く角倉看護婦。
「あっ、あっ」驚いて声を発した雪子。
「それでは直腸のバイ菌駆除を始めます!痛くは無いと思いますが、痛みが有る時は大西看護婦に言って下さい」
「は、はい」
「拡張器!」院長が告げると横で、ローションを塗り込んだ肛門拡張器を大泉婦長が手渡した。
「力を緩めて下さい!」
拡張器の先が雪子の肛門に挿入され様とすると、力を入れてしまう雪子。
「早乙女さん、力を入れると痛みが伴いますよ!」大泉の声が飛ぶ。
「大きく息を吐いて下さい」
そう言われて「ふーーー」と息を吐いた雪子の肛門に拡張器が滑り込んで「うぅ、うぅ」
痛みに声が出る。
滑り込むと徐々に肛門は広げられて、雪子は風を肛門に感じていた。
息を吹きかけながら覗き込む品川院長。
大粒の真珠を拡張器の中に一個、二個、三個と連なって放り込んで行くと、最初の真珠が直に直腸の壁に触れた。
その時から雪子のお尻が動き始める。
品川院長が拡張器を抜き取る時には、既に八個の真珠が肛門に咥えられていた。
「少し器具が動きますよ」品川が真珠を押し込んだり、引っ張ったりし始める。
「あっ、あっ、あっ」声が出ている雪子だが、膣に刺激を与える事が出来ないので、もうひとつ盛り上がりに欠けた責めに終始した。

だが改めて雪子は後ろも好きだと国分大臣に報告すると「映画のラストシーンは決まったな!」そう言って電話の向こうで大きな声で笑った。
「明日は陰核を剝く手術を行う予定です!慣れるまで一週間程度必要です!丁度秋田に帰る頃には慣れているでしょう」
「局部麻酔で手術だな!本当は見たいが残念だ!」と言う国分大臣に「次回は手術後の感度を調べて下さい」
「そうだな!それまで待つか!」

翌日「早乙女さん!一応今日の手術で陰核にバイ菌が発生する事は無くなりますが、少し慣れるまで病院に入院して下さいね」
「一週間も?」
「慣れるまで個人差が有りますが、早乙女さんは感度が良い様なので、一週間休養期間を設けています」
「田舎のパーティには間に合いますね!文部大臣が来られるので、地元では大変な事に成っている様です」
「楽しみですね、故郷に錦を飾るって良いですね!」大西看護婦が夕食を運んで来て、話をして帰った。
付き人の音羽は毎日来るが、一時間程度で帰ってしまう。
翌日最後の陰核を剝く手術を素直に受ける雪子。
バイ菌が発生してまた同じ事に成ったら大変なのと、付き人の音羽に尋ねると他の国では子供の時に強制的に剝いてしまうと教えてくれた。
そして、音羽自身も同じ様に成って手術を受けたのだと話した事が大きい。
実は全くの嘘で、雪子は身近に同じ手術をした人が居た事が心強い。
同じ手術台に載って大きく足を広げさせられる雪子に「手術の邪魔な物が既に伸びていますね!クリトリスの近くだけ剃りますよ!」
「はい、お願いします」そう言ってカーテンの向こうで目を閉じて手を胸で組む雪子。
「あっ、あっ」刷毛がクリトリスに触れるだけで、条件反射の様に声が出て、股間が濡れている雪子。
剃毛プレーを身体が覚えてしまった証拠だと、大泉婦長は確信していた。
何故なら、今日は何も薬が入っていないのに関わらず反応しているからだった。
クリトリスの近くに刺さった麻酔の注射に大きく反応して声を出したが、二カ所目、三カ所目には麻酔が効いて反応は全く無く成った雪子。
品川院長の手で小さなピンクの豆が剝き出しに成ったのは、麻酔の注射から僅か十分程だった。
「これで全ての治療は終りました!明日からはシャワー程度なら大丈夫ですよ」
「は、はい」
「麻酔が切れると、衣服に触れても少し大変かも知れませんが、一週間程で慣れますよ」
「はい、ありがとうございました」
大股開きの状態で品川院長にカーテン越しに御礼を言う、変な会話だった。
麻酔が切れてから雪子は驚く程敏感な部分を感じていたが、次の日、次の日と徐々に慣れて退院の日に成った。

人気急上昇

退院後直ぐに飛行機で秋田の地元に向う雪子。
空港には地元役所の大きな旗、幟でお出迎えに驚く雪子。
その後雪子には信じられない様な歓迎式が町をあげて盛大に行われた。
勿論国分文部大臣が式典で挨拶をした事が大きい。
この後秋田で三日程過して、直ぐに新作映画(髪)の撮影に入る予定。
早乙女雪子の黒髪を強調した作品に成っているが、この作品も将来の布石のひとつだった。
綿密に計算されたレールの上を走っている早乙女雪子。

歓迎会の席上国分大臣が「早乙女雪子さんの次の作品も決定されて、来週から撮影が始まると聞いています!町の誇りとして、応援して下さい」と最後を締めくくる挨拶をした。
雪子は涙を流して故郷に錦を飾った事を喜んだ。
両親、兄、親戚は歓喜の声援に涙して早乙女雪子は地元の英雄に成った。
歓迎会の席上「次の映画はどの様な作品なの?」母の良子が尋ねる。
「次は髪って作品よ!」
「髪って、そのお前の長い髪の事なのかい?」
「そうよ、恋人と別れる事に成って、自分の髪を少し切って渡す恋愛映画よ!」
「オリンピックの映画で日本全国に名前と顔が売れます!もう早乙女さんは日本を代表する女優さんですよ!良かったですね!お母さん!」町長が褒め称える様に言った。
「でも次の映画の撮影が来週から始まるなら、長くは家で過ごせないわね」
「また色々お願いするわね!」
「私に出来る事なら、協力するわ!何でも言ってね」
この一言が後に雪子を窮地に追い込む事に成るとは、その時考える事も無かった。

雪子が撮影の為に東京に帰ると、国分大臣が準備している連中が早速兄の沢田恭介に投資話を持ちかけていた。
元々大きな事が大好きな恭介は自分も一儲けをして、有名に成ろうと考えた。
小銭で投資させて儲けさせる手法は、大金を出した時負ける事は決まっているが、それが判るのは未だ未だ先だ。
同じ様に両親にも別の手法で近づく連中がいた。

昭和三十六年晩秋、早乙女雪子は全国区の女優に成っていた。
順次映画が公開されて、その後は見ていない人が無い程顔が売れていく。
二作目の撮影ロケでも、行列が出来る程サイン攻めに成って嬉しい悲鳴に成る雪子。

一方宮崎の結梨も雪子の映画を見て、自分も同じ様に京映から映画に出演する日が来るのだと実感していた。
東央大学文学部の入試まで後僅かな時期、瑠璃子と結梨は成績の上でもデッドヒートを繰り広げていた。
家庭教師が出す問題が、毎回テストに何問か出題されるので、結梨は答えを暗記する事で成績が上がる。
「先生が出題される問題の多くが中間、期末のテストで出題されるので、或る意味恐いです」
「長年の勘がものを言うのよ!年が変われば私は八木さんに、東央大学の入試問題に絞って教える準備をしています」
「えっ、東央大学の入試問題の予想も出来るのですか?」
乾は「私は結梨さんを東央大学に合格させる為にここに来ているのよ!高校で良い成績を上げても私は満足出来ないのよ!」
「私が合格出来ても小林さんが合格出来なければ、東京に行けないかも知れないわ?その時はどうしたら良いでしょう?」
「小林さんは勉強が出来るのでしょう?多分大丈夫よ!」
この話は直ぐに国分大臣の秘書、泉の元に連絡されて国分大臣も知る事に成った。
国分大臣は今後の事も考えて、小林瑠璃子の調査を命じて失敗は出来ないと念を押した。
既に春休みの時期から打ち合わせから撮影の予定で、脚本も全て揃っている結梨主役の作品。
二作目は秋から翌年春に撮影で早乙女雪子と共演で師弟愛をテーマの作品が準備されている。
ダブル主演でお決まりの白血病の高校生を結梨で、教師を早乙女雪子が演じる。
京映では二人の作品で大いに興行成績を伸ばそうと考えているのだ。
その後は約束の三十歳過ぎ、早乙女雪子の大変身が待っている筋書き。

年末に雪子が自分の髪を切って恋人に渡すシーンの撮影に成った。
雪子は「本当に切るのですか?本当に良いのですか?」何度も確かめていた。
それは国分大臣との約束でも有り、小南社長からも言われていたからだ。
「十五センチ程度お願いします!社長の許可は頂いています!」監督の声に納得した雪子は長い黒髪にハサミを入れて「カット!」と監督が笑って撮影が終了した。

三十七年に成ると、雪子は時間が出来るとテレビの取材を受けて、映画の話題を話す。
「先日(髪)と云う作品で本当に髪を切ったのですよ!」
「ですから、アップにされているのですか?」
「いいえ、切ったと言いましても十五センチ程度ですよ!でも一代決心でした」
「そうですよね、髪は女性の命と申しますからね!次回作はもうお決まりですか?」
「はい、もう既に決まっている様ですわ!まだ(暁に駆ける)が上映されていない町も有るときいていますのに、気が早いですね」
「次回はどの様な作品ですか?」
「車の話の様です」
「これからは車の時代ですから、先取りって感じですね!」
「車の本場アメリカにロケで行く様です!今から楽しみにしています」
この頃は映画スターがテレビに出る事が珍しく人気に成った。

対面

年が変わって昭和三十七年、東京はオリンピックモード一色で工事の音が各地で響く。
早乙女雪子の顔を見ていない人が少なく成っている程、津々浦々の公会堂、公民館、学校まで上映の場は広がって行く。
京映は早乙女雪子の次回作(髪)のCMを雑誌、テレビ等に流す。
雪子にテレビCMの話が舞い込み、三大都市圏の民放で放送される事が決まった。
春、数社のCMの契約金百万円を田舎の両親に贈った事が、不幸に導くとは誰も考えてもいない。
元銭が出来ると、投資話に乗ってしまう両親、証券投資を始めた。
その後、当時赤いダイヤと小説にも書かれた小豆相場に目が向いてしまう事に成る両親と兄。

一方東京に受験に来た八木結梨と小林瑠璃子。
母親の則子が一緒に来て、三人は同じホテルに宿泊。
数日前最後の勉強をしていた瑠璃子の元に、郵便が届き驚いた瑠璃子は「これ昨日届いたけれど本当かな?」
結梨に見せた物は、東央大学入試問題の一部だと書かれた物で、驚いて見せたのだ。
「私もその問題は出題されると思っているのよ!誰が送ったのだろう?」
「本当なの?これには答えまで書いて有るわ!もしもこの問題が出題されたら合格間違い無いけれど、これって犯罪?」
「誰かが勝手に送ったのでしょう?正しいか判らないでしょう?」
「今なら占いか予想だよね!犯罪じゃ、無いわね」そう思ったが一応暗記していた瑠璃子。
瑠璃子の一番弱い物理の問題だったのは、国分大臣が調べて一番弱い物理の問題だけ送り付けたのだ。
受験の時、配布された問題を見て驚きの表情に成ったが、完璧な回答を書いて自分でも合格間違い無いと自信を持った瑠璃子。
この時、同じ事が結梨にも起っていたとは、とても考えが廻らなかった。
数日間、東京を中心に観光旅行を京映は三人に提供していた。
東京見物、日光東照宮、富士山まで足を伸ばす贅沢な観光に、受験も終り三人は伸び伸びと観光を楽しんで発表の日を待った。
数日後合格発表で見事二人は東央大学、文学部と社会学部に合格した。
合格が決まると同時に都内にマンションが準備されて、三人は宮崎に帰る前にマンションの見学をした。
京映の準備したマンションは大学にも近く、撮影所にもそれ程遠くない目黒に建てられた新築のマンション。
第一次マンション建設ブームで、都心には次々とマンションが建設されていた。
「宮崎の田舎では考えられないわね」
「土が無い箱の様な建物だわ」
「都会の空気よ!田舎と違うわよ!」三人は口々に感想を言って、マンションに満足をして宮崎に帰って行った。

同じ時期に国分大臣の処へも一人の若者が雇われていた。
親戚の紹介で入ったのは、今年大学を卒業する真柴喜三郎だった。
その後国分大臣は真柴喜三郎を可愛がって、地盤まで譲って後継者に仕立てる。
それだけでは無く、趣味の世界でも二人は一致してゆく事に成る。
趣味の世界で仲良く成ったのが地盤まで譲った原因なのか?それはその後も誰にも語られる事は無かった。

四月、(髪)の公開で早乙女雪子は全国の上映館に舞台挨拶で廻る。
全国の映画館は立ち見で満席状態が連日続く、そんな最中国分大臣とはお互いが有名人に成ったので、中々国内での密会の機会が少なく成っていた。
雪子の定期的な調教は、検査の名目で品川総合病院の特別病棟で行われる。
半年に一度、病状を検査する事が決められているが、忙しい雪子は一度だけ前作撮影の終りと同時に年末に行っただけで、その時は異常なしで陰核に刺激を与えられて失神する程感じた雪子。
でも頭の中では検査だとの認識が強く、感じては駄目だと必死の抵抗を見せた。
剃毛は無しに成っていたが、育毛剤の効果で以前の手術時よりも一層堅い濃い状態に成っていた。
会社では健康管理の為の人間ドックと発表して、診察に行かせる方向に成っている。
マスコミが人気スターに成ると、絶えず行動を見ているので注意が必要だった。

小林瑠璃子との共同生活を始めた結梨。
五月の時間が空いた時に、京映の本社で初出演作(蒼い春)の打ち合わせをして、撮影は結梨の時間が空いた時に撮影して、夏休みには完成予定だ。
青春映画で、結梨の可愛い感じと青春の中での恋愛模様を描く作品。
教師役にはあの小西伸行が抜擢されて、雪子の後を追ってスターの街道を走り始めていた。
勿論国分大臣の約束のひとつでも有る。

そんな二人が偶然スタジオで遭遇した。
ゴールデンウィークにスタジオ見学の結梨と、次回作(疾走)のスタジオロケでの出来事だった。
「早乙女雪子さんだわ」瑠璃子がいち早く見つけて「サイン貰えるかな?」と近づいた。
気さくにサインに応じた雪子に「京映にスカウトされた八木結梨です」と挨拶をした。
「ああ!美少女コンテストで優勝された方ね!」雪子は小西から話を聞いていたので知っていた。
全く身体の付き合いは無い二人だが、お互いがスターとして頑張ろうと時々話をする。
「八木さんは次の映画でデビューよね!」
「は、はい!よくご存じですね!」
「八木さんの二作目の作品で、私達共演するのよ!」
「えー早乙女さんと、私が共演ですか?」驚きの表情に成る結梨。
「色々有るから、まだ八木さんには伝えて無いのね!」
「えっ、色々って何ですか?」
「私と八木さんは教師と生徒役なのよ!でも八木さんの役は病気に成る役よ!」
「病人の役ですか?どの様な病気ですか?」
「言っちゃって良いのかな?」戸惑う雪子は、長い黒髪を掻上げる。
今の作品ではカーレーサーの恋人役で、服装も決まっている。
「白血病の高校生の役どころよ!」
「映画で見ました!坊主に成る役者さん、、、、ええー坊主!」驚きの表情に成る結梨。

健康診断へ

「有名な女優さんが昔何人か坊主に成られていますね!勿論鬘の方もいらっしゃったわね!京映は本物志向だから、もう直ぐ頼みに来るわね!」
「でも早乙女さんと共演って、憧れます!その時は宜しくお願いします」
今度は笑顔でお辞儀をする結梨。
雪子と別れてから瑠璃子が「役者さんって大変だね!結梨が坊主に成るの?驚きだわ」
この時結梨は肩位までの髪の長さで、雪子とは全く異なる長さだった。
「私位の長さなら直ぐに伸びるけれど、早乙女さんなら数年必要に成るわね!それに綺麗な髪よ!近くで見たらよく判ったわ」
瑠璃子が「結梨も綺麗な髪よ!私なんて天然入っているから、パーマ必要無いわ」そう言いながらスタジオを後にした二人。
京映の社員が今日のセッチングをして、雪子に話をさせたのだ。
その結果結梨の反応を見て、本人を口説く予定に成っていた。

その数日後雪子はアメリカロケに向い、約一ヶ月間撮影で過す予定に成っていた。
帰国は六月中旬の予定で、休暇と人間ドックが組み込まれている。
秋田の実家では両親と兄が小豆相場と株式で儲けて、沢田家に運が巡ってきた雪江の成功が我が家の成功に繋がったと大喜びに湧いていた。
儲けたと言っても元が少ないので、儲けも少額だった。
その頃第二作目も大ヒットで、早乙女雪子は時の人に変わっていた。
国分大臣も国会が紛糾して、解散に成る可能性が出て来た事で余裕が無く成っていた。
時間が合えばアメリカに行って雪子に会う予定も消えてしまった。
「小南君!あの宮崎の子はどの様な感じだ!」
アメリカに行けないなら、もう一人準備して雪子の後継をさせる女優がこの八木結梨だった。
共演の映画を提案したのも国分大臣で、作品の選定も大臣自ら決めていた。
「先日、早乙女君に合わせて共演の話を打診しました。早乙女と共演出来る方が本人には刺激だった様で坊主の話は気にしていない様でしたと報告が入っています」
「一作目で鮮烈デビュー、二作目で坊主に変身!話題としては最高だろう?雪子に負けない女優に成れるか?水着姿を見た泉田の話では、将来的には良い身体で雪子以上に成ると聞いたが、彼の目が正しいか?」
「私も一度会いましたが、中々可愛い娘でした」
「選挙でアメリカ行きが出来ないので、その結梨の身体でも見せて貰いたいが無理か?」
「健康診断にでも行かせましょうか?」
「品川の処だな!」
「日時が決まれば連絡を差上げます」
「当然処女だろう?」
「多分そうだと思いますよ!泉田君の調べでは彼氏の臭いは無いと聞きました」
「久々の処女の娘か?気持ちが高ぶるな」嬉しそうに電話を切る国分大臣。

日本の映画界では規制が中々厳しく、小南社長は本当に国分大臣が言う様な時代が来るのか心配だった。
キスシーンが漸く認められる世の中で、女性の裸、陰毛、SEXシーンを映像で売り出す事が出来るのか?全く未知の話だったが、小南は付いて行くしか術が無かった。
唯一月に設立された映画会社が、成人映画を製作して世に出す話が飛込んで来て、国分大臣の話が嘘では無いと確信した小南だった。
空前のヒットと成って、業界でも成人映画に力を入れる機運が高まった。
東京オリンピックを境に日本の近代化、西洋に追いつけ追い越せムードが世間に広がっていたのも事実だ。

新興の成人映画製作会社の作品は次々とヒット、大手も他人事では無く成っていた。
それは制作費が安価で、興行収入との粗利が比較できない程高い事だ。
小南社長は国分大臣の着眼点の鋭さに感服していた。
社内でも成人映画のヒットを論じ始めた重役が多数出現し、小南社長はこの時と我社も五年以内に成人映画の製作を始める為に、極秘でチームを結成すると発表した。
但し当分は重役とプロジェクトチームの人のみで、絶対に口外禁止の強い口調で言った。
新興の成人映画専門の会社と、京映が乗り出すと世間に与える影響、とりわけライバル社に先を越される可能性が有るからだ。
その為小南はその後の映画会社の集まりでも、成人映画は一時のブームで直ぐに下火になりますよ!警察も検査を厳しくする様ですと話して各社に牽制した。
準大手の京映が製作する成人映画は、製作費用も新興の会社の数十倍、数百倍、自分達が作り出したら、新興成人映画会社は飛ぶと考えていた。
勿論、国分大臣も小南社長以外には、映画界の話は全くしていない。

「五月の最終週で健康診断の日程を入れているのですが、時間有りますか?」
翌週結梨担当の京映の女性社員から連絡が入った。
「えっ、学校の健康診断書は有りますが、それでは駄目ですか?学校が忙しいので、中々休みが難しいのです」
「大丈夫ですよ!休みの日でも特別に健診して頂けますよ」
「、、、、、、、」
「映画の撮影中に病気とかで中止に成ると、莫大な損失に成りますので、撮影前に健診するのですよ!早乙女さんクラスは半年に一度人間ドックに行って頂きます」
「病院は自分で捜すのですか?」
「いいえ、品川総合病院を指定の病院にしています。芸能人も多く秘密を守って頂けるので安心です!八木さんも直ぐに大スターですから、安全な病院で無ければ、マスコミとかファンに見つかって、何を書かれるか判りませんからね」
「品川総合病院なら知っています、綺麗な病院で設備も最新だと、でも中々診察して貰えないと聞きましたが、流石は京映ですね」
「お褒め頂きありがとうございます。五月の最後の週の日曜日で如何でしょう?」
横から瑠璃子が「品川総合病院なら、私も一緒に健診受けたいな?駄目かな?」と言う。
「一緒に住んでいる友人と一緒に診て貰える?私あの様な大きな病院恐くて、父が小さな内科医をしているので、恐い気がするのです」
「そうですか、一度病院に尋ねて連絡致します」と電話が終わった。

美乳

直ぐに用件が品川総合病院に伝えられて、院長の決断で承諾した。
勿論国分大臣にその事は伝えられて、日曜日なら大丈夫だと喜びの声で言った。
結梨に連絡が届いたのは夜の八時過ぎで、女性の職員が病院の御好意で、お二人ご一緒で健診に来て下さいと話した。
瑠璃子は大喜びで「あの病院は最新の技術と設備が揃っていて綺麗よ!早乙女雪子さんも人間ドックをしているのでしょう?病気は早期発見が一番だからね!乳癌も調べて貰えるのかな?最近張るのよね」
意外と瑠璃子は病院好きの様で、気乗りしていなかった結梨が引きずられて行く事に成った。

当日国分大臣は白衣を着て大きなマスクに眼鏡、下手な変装で待ち構えていた。
品川院長は敢えて健康診断には立ち会わずに、大臣に任せた形に成った。
二人も男性が居ると変に思われるので、品川院長は国分大臣に聴診器の使い方だけ教えて、他は看護婦に任せる事にしたのだ。
「ここよ!綺麗な病院でしょう?外から見ても綺麗けれど、中も綺麗ね!流石有名人が診察に来る筈よね!」何だか嬉しそうな瑠璃子。
東京で暮らし始めてから、宮崎の面影が消えた感じで、どちらが芸能人なのか判らない感じだ。
「誰か有名人入院しているかもね?」玄関を入ってキョロキョロする瑠璃子。
結梨は逆に面倒な気分で病院に来ていた。
看護婦の間島が二人を見つけて「八木さんと小林さんですか?」笑顔で話し掛けた。
「はい、八木です」
「私は小林です!綺麗ですね!この病院」
「今日は休院ですから、こちらにどうぞ!当直の先生に来て頂いています」
「今日は何を健診ですか?」
「はい、一応レントゲン、採血、尿、心電図、内診を予定しています」
「身長とか体重では無いのね」
「学校の身体検査では無いので、、、、、」そう言って微笑む間島。
待合室に行くと、紙コップを渡されてトイレの場所を教えられて、二人が揃って向う。
間島看護婦が大泉婦長に「中々可愛い子ですよ!写真よりも数段可愛いです」と報告すると奥に待っている国分大臣が「そうなのか?楽しみだな!」呟くが、今日は胸を触って裸を見る程度で終ると決まっていた。
いきなりSM調教は出来ない事は承知している国分大臣。
成人映画に使える身体か?それが一番の目的に成ると思っている。
雪子の様な女優は中々居ないだろう?だが成人映画の第一弾は早乙女雪子で良いが、観客も初めは喜ぶだろうが、数本続くと別の女性を求める。
早乙女雪子を長持ちさせる為にも、最低二人以上のSM女優が必要だと考えている。
三流女優が脱ぐのと、一流有名女優が脱ぐのでは全く観客の入りが違うと信じている国分大臣。

一応内科医の娘なので、大体の事を知っている結梨に変な事は出来ないと看護婦達に話している品川院長。
唯、国分大臣が美少女を見て暴走してしまわないか?それが一番心配だった。
採尿が終って戻って来る二人。
半袖シャツにスラックスの瑠璃子と、タイトスカートに水色の半袖のブラウスで来ている結梨。
流行に敏感に成っているのが、女優の証しだとファッションには目を配っている結梨。
いつの間にか美少女コンテストから、女優の道を自ら選んでいる様だ。
家庭教師の乾淳子は一緒に東京に帰って来て、結梨の勉強でのサポートを再開する予定に成っている。
撮影が始まり映画の本数が増加すれば当然授業に遅れが生じるので、それをサポートする役割だ。
東央大学文学部在籍の才女女優が京映の売りで、国分大臣には才女の成人映画への出演も話題に成ると考えている。
勿論裏に手を廻して色々便宜は図られる予定に成っている。
国会は解散の雰囲気が漂い、九月総選挙の可能性が濃厚に成っていた。
自分の勝利は確実だが、大勝しなければ安定的な政権運営は出来ない。
既に当選の暁には文部大臣の継続を示唆されている国分大臣は或る意味呑気だった。
採尿、採血が終了して、レントゲン写真、内診、心電図の順に進む。
レントゲン撮影を見据えた下着を着用しているので、シミーズに金具の無いブラジャーの結梨はブラウスの前だけ広げての状態で撮影。
瑠璃子も半袖のシャツの下には、ブラジャーのみで撮影許可が出た。
「次は内診ですので、小林さんはシャツを脱いで下さい!ブラジャーは診察の時に外して頂きます。八木さんもブラウスを脱いで、診察時にはブラジャーを外して下さい。そのまま心電図室に入りますので、着けないで下さいね」
「はい」
瑠璃子の方が先に入って上半身裸で、胸を押えて国分大臣の前に座らされる。
「小林さん、手を横にして下さい」婦長の大泉が国分大臣の横で見張りの様に立っている。
顔は結梨とは比較できないが、胸は結構良い膨らみをしていると思う大泉婦長。
聴診器を胸にあてて乳房の近くを押えている国分大臣は「何処か気に成る事は有りませんか?」と尋ねてまるで医者の様に振る舞う。
気持ちは乳房に手を持って行き揉んで吸いたい気分だが押えている。
背中を聴診器が這うと「はい、終りです。心電図室に言って下さい」
瑠璃子は胸を押えて一礼をして診察室を出て行った。
続けて結梨がタイトスカートに上半身シミーズ姿で胸を押えて入って来た。
「そこに座って下さい」大泉婦長が言うと、シミーズの下には既にブラジャーは無く手で押えている。
「手を横にして下さい」結梨が手を横にすると、白のシミーズにピンクの乳首、小振りの乳房が国分大臣の目に飛込む。
(形の良い乳房だ!これは美しい!雪子の乳房をひと廻り小さくした感じだ)
心で叫ぶがシースルーの感じで色っぽい。
シミーズの方紐を大泉婦長が肩から横に落すと、片方を間島看護師が落して、乳房が国分大臣の目の前に、、、、、、
何もしないで見とれている国分大臣に「先生!診察をお願いします」婦長の声で我に返る。

弄くる

慌てて聴診器を持って結梨の胸にあてて「何処か気に成る処は有りますか?」漸く冷静さを取り戻した国分大臣。
雪子は色が白くて比較的大きな乳房だが、目の前の結梨の乳房は小さいが美しい感度も良い様な気がしている。
乳房を聴診器で押すと、少し顔を歪めて横を向いている結梨。
やっぱり感じているのだ!間違い無い!早く吸いたい!残念だ!頭の中が欲望で渦を巻く。
「八木さん、後ろを向いて下さい」不意に婦長が後ろを向かせて、国分大臣の気を反らした。
背中も素晴らしく綺麗なシミひとつ無い白い肌、今にもマスクを外して舐めたい気分を押えて、聴診器を這わせる。
「次は心電図ですから、そのまま心電図室に行きましょう」
「瑠璃子は?心電図室ですか?」
「はい、多分もう始まっていると思いますよ!半時間程度ですからもう眠られて居るかも知れませんね」婦長が微笑みながら言った。
結梨はシミーズを肩に通して、胸を押えながら国分大臣に一礼をして診察室を出た。
診察室から二つ離れた部屋に入ると、クラシック音楽が流れていて、これなら安眠してしまいそうだとカーテンで仕切られたベッドが五台程置かれているので、そのベッドのどれかに瑠璃子が眠って心電図を測っていると思った。
「このベッドに横に成って下さい!胸は出して下さいね!足首と腕、胸に電極を貼ります」
「はい」声を小さくして瑠璃子が眠っていたら、起こさない様に気を使う。
大泉婦長も何故か小さな声で喋ったので、結梨も同じ声に成っていた。
遅れて来た間島看護婦が「お友達熟睡されていますよ!」そう言って囁く様に言った。
「じゃあ、私も寝ちゃうかも」そう言いながら寝台に仰向けに寝ると、肩からシミーズを降ろして上半身裸に成った。
直ぐに足首に電極を巻付け、手首にも巻付けると「電極を貼りますね」大泉婦長が小さな電極を結梨の胸に数カ所貼付ける。
「それではスイッチを入れますので、しばらく安静にして下さいね」
頭上の証明が落されると、薄暗く成ってクラシック音楽が大きく成っている様に感じる。
しばらくすると、完全に眠ってしまった結梨。
頭上から睡眠ガスが噴射されて、完全に眠ってしまう様に成っていた。
「国分大臣!半時間程度は眠っていますが、麻酔では無いので起きてしまう可能性が有りますから、気を付けて下さい」診察室で眠るのを待っていた国分大臣に告げる大泉婦長。
「判った!だが本当に美乳で肌が綺麗な子だな!雪子とは違う美しさだった」
「大臣、涎が出ていますわ!」
大泉婦長に言われて、慌てて口に手を持って行く国分大臣。
「冗談ですよ!」そう言われて苦笑いで、一緒に診察室を出て行く二人。
「もう一人は?同じ様に眠らせて、時間を合わせる為にクロロホルムのマスクを着けています」
「あの子も同じ様にしたら駄目なのか?」
「何もしませんのに、その様な事をする必要無いでしょう?」
「そうだった!身体検査だったな!」
部屋に入るとカーテンを開けて、結梨のベッドの頭上の電気を点灯する。
「綺麗な娘だな!眠っていると尚更可愛い!」
直ぐに国分大臣が結梨の乳房を触ると「うぅー」と小さく発した。
「予想通り感度が抜群の様な身体だ!」
大泉婦長がタイトスカートのホックを外して緩めると、腰に手を廻して少し足の方に引っ張って降ろした。
国分大臣がシミーズの中に手を入れて「ショーツだけの様だ!」と白い腹を滑り込ませて結梨のショーツの中に手を差し入れた。
「うぅ、うぅー」急に声が出るが結梨は目を閉じた状態。
「駄目だ!脱がせてしまえ!タイトスカートは窮屈に成る」
「大臣!膝まで降ろすだけにしましょう!違和感が有れば駄目ですからね!二度とこの病院には来ませんよ!」
「それは困る!こんなに可愛くて美乳の子に縄目の恥ずかしさを味合わせる楽しみが無く成る」
大泉婦長と間島看護婦が、丁寧に結梨のスカートを下ろして、シミーズも降ろしてしまう。
ショーツも腰を上げて太股まで降ろすと、国分大臣が股間を見て「この子も雪子と同じ様に濃いな!生え方が綺麗な感じだ!」
「性器の感じはどうだ?」
「このままでは見えませんよ!」
「少し開かせろ!」
「無理ですよ!膝が邪魔をして広げられませんよ!」
そう言うと茂みの中に指を入れて広げ様とすると「あっ、あっ」と声が出た結梨。
驚いて指を止める国分大臣が、結梨の顔を見て安心した様に再び弄る。
「あっ、あっ」再び声が出ると「この子も包茎の様だ!」嬉しそうに言う。
「これ以上は次の楽しみにするか!」残念そうに言うと、二人が元の状態にスカートを戻し始める。
診察室に戻ると「これであの子の調教方法を品川院長に考えて貰おう!だがあの美乳を吸いたいな!処女であの可愛い、綺麗な身体!誰にも渡したく無い気分だ!」一人で言って一人で興奮している国分大臣。
しばらくして「異常は有りません!血液検査の結果はまた後日お知らせします」間島看護婦が最後に二人に話した。
二人は何事も無かった様に病院を後にした。
「良い病院は違うわね!クラシック音楽で寝ちゃったわ」
「私も同じよ!直ぐに寝てしまった様ね」
「結梨は毎回あの病院で診察受けるのね!羨ましいな」
「病院なんて、身体が悪く成らなければ行かないでしょう?嫌よ!行きたく無いわ!」
「でも健康診断なら、元気な時に行くでしょう?」
「でも好きに成れないわ!自分の家が内科だからその様に思うのかも知れないけれど!」
「あの男性の医者って、何処かで見た様な気がしたのよ!でも思い出せない」
「そうなの?私何も気が付かなかったわ!」
「何処で見たのか、思い出さない!有名な医者で雑誌に出たのかな?」
瑠璃子は編集記者志望なので、色々な新聞、雑誌を見る事が多いので、国分大臣の目を覚えていたのかも知れない。

箱根にて

翌日国分大臣は結梨の身辺を固めて男が近づかない様に小南社長に指示をした。
映画会社がボディガードを結梨に付ける異例の処置に成った。
それ程国分大臣は結梨を気に入ってしまった。
女性のボディガード二人を交代で常時付けて、男性が近づかない様にしてしまう。
京映は、東京は危険な町だから、有名人は狙われる事が多いのと撮影が始まったので、準備したと告げていた。
学校内にも出入り自由に成っている二人は、星野雅子と町田恭子で年齢は共に二十台後半で、結梨と話が合う年齢の女性を準備した。
勿論二人共国分大臣の息のかかった女性だ。

血液検査の結果で呼び出して病院で強姦しようとした矢先、国会が解散で選挙戦に突入してしまった。
「大臣!無理ですね!八木結梨を病気で呼び出して、強姦する計画は潰れましたね」
「仕方が無い!振り出しに戻るが別の方法を考え様」
「判りました!明日健康体で本人達に連絡しておきます」
全く予想外の選挙で苛々する国分大臣。
映画(蒼い春)の台本合わせ等が、結梨の時間の空く時に行われて主演の八木結梨と小西伸行が初めて対面した。
結梨自身本格的な俳優さんと近くで話す機会が無く、舞い上がりながらの初めての対面に成った。
小西も自分と交際をしていた早乙女雪子に去られて、新しい女性を捜そうと考えていた矢先に出会い口には出さないが、可愛い子だとの第一印象を持っていた。
ボディガードの二人も、小西の制限は出来ないので本読みを横目で見ていた。
本格的な撮影は七月初旬から始まる予定だが、最終的には秋には次回作早乙女雪子との共演が控えている。
この台本合わせが数回行われて、結梨の出演していない場面は他の役者で撮影が行われる。
勉学優先の約束は守らなければ成らない京映。
三回生、四回生に成れば休みも多く取れる様に成るので、撮影は増える予定だ。
勿論八木結梨が人気スターに成れる事が条件だった。

六月中旬予定通り早乙女雪子がアメリカロケから帰国。
国分代議士は衆参ダブル選挙に成って、来月の投票日に向けて選挙戦に突入していた。
「選挙戦の最中だが、君も久々の日本だろう?温泉にでも行くか?」
雪子の事務所に連絡をして、箱根温泉に一泊で行く様に強要した国分大臣。
流石に選挙運動は疲れるので、息抜きの気持ちが強かったが、最近は遊ぶ事をしていなかったので雪子の帰りを待っていた。

数日後雪子と国分大臣は別別に箱根の旅館を訪れた。
国分大臣はこの旅館を常宿として、何度か宿泊して女性と遊んでいるので、宿の女将は良く心得ている。
国分大臣は秘書に成った喜三郎一人を連れて、松浦旅館に宿泊した。
当然、階下の部屋に喜三郎は宿泊して、国分大臣は特別室に宿泊する。
有名人に成っている雪子は付き人の音羽と一緒に、大きなサングラスに帽子姿でやって来た。
音羽と雪子は同じ部屋に案内されるが、直ぐに雪子は国分大臣の部屋に向う。
「久しぶりだな!アメリカはどうだった?」
「はい、広いのと飛行機の時間が長すぎて疲れましたわ」
「良い映画が撮れたか?」
「はい!今までの私のイメージが変わる様な作品に成ったと思いますわ」
「それは良かった!また人気が上昇するな!次は学校の教師の役で美少女コンテストの優勝者との共演らしいな」
「はい、よくご存じですね」
「当然だろう?私は雪子の後見人だぞ!全てを知らずにどうする?」
「ありがとうございます。大臣へのお土産は事務所に送らせて頂きました」
「気を使わなくても良いのに、すまないね!」
「ブランデーがお好きだと思いまして、中々日本では手に入らない品物だそうです」
「汗をかいただろう?お風呂に入るか?温泉は久しぶりだろう?」
「はい!お部屋に在るのですか?」
「この部屋だけ露天風呂が付いているのだよ」
今夜は久々に温泉でSEXをするのだろう?例の女性達の姿は見えない!この様な旅館で変なプレーをすれば直ぐに噂に成るので、今夜は普通のSEXだと思う雪子。
「外を見てきなさい!大きな露天風呂が在るよ」
雪子が部屋の奥に行って扉を開くと、箱根の山が遠くに見えて桧の露天風呂が湯を蓄えて湯気が目の前に揺らめく光景が在る。
「あっ、大臣!」急に後ろから胸を揉み上げられて驚く雪子。
「早く入ろう?私が脱がせてやろう」半袖のブラウスの胸のボタンを早くも外し始める国分大臣。
「大臣!せっかちですね!」そう言うと今度はブラウスの中に手を入れて、ブラジャーの上から乳房を荒々しく揉み始める、
「あっ、あっ」急に揉まれて感じる雪子。
最近では普通のSEXより虐められる方が好きに成っている身体。
ノーマルのSEXも嫌いでは無いが、マゾの血が騒ぐ様なプレーに燃える。
「また、人間ドックか?」
「は、はい明後日から一泊二日の予定です」
「具合は良いのか?」
「はい、もうあの様な事は有りません!あの時は妊娠したと思いましたが、お騒がせしました」
「大きな手術をせずに済んで良かった」そう言った時、既にブラジャーの留め具は外されて、乳房が飛び出していた。
「少し大きく成ったか?」
「いいえ、肥えていませんわ」
「違う!外人とSEXをしたのか?」
「いいえ、大臣の女ですのに、その様な事は出来ません!」
「昔の彼氏は?」
「小西さんですか?電話で話はしますが、もう随分会っていません!最近好きな女性が出来た様です」
「そうか!雪子に代わり良い女が出来たのか?それは良かった」
その女が、八木結梨だとは国分大臣も知る筈は無かった。

快楽を

夏の薄着を素早く剥ぎ取る様に脱がせてしまうと、ショーツ一枚の雪子の股間に手を持って行く国分大臣。
薄いブルーのショーツは雪子の陰毛を隠す為に少し大きめの物を履いている。
「ここは使ってないだろうな?」
指で擦る様に触られて「あっ、あっ」再び声が出る雪子。
「先生以外誰も触りませんわ」
「そうか、それなら後でゆっくり調べてやろう」
そう言うと両手で一気にブルーのショーツを引き下ろした。
白い肌に黒々とした陰毛が下腹部に盛り上がり、股間には長い陰毛が棘の様に突き出ている。
「間違い無い様だ、先にお風呂に入りなさい!私も直ぐに入る」
そう言うと部屋に戻る国分代議士。
直ぐに内線電話で「例の物を準備してくれ!秘書の若造に取りに行かせる」と言った。
その後浴衣を脱いで露天風呂に向う国分大臣。
既に雪子は日本手拭いを持って湯船に白い身体を浮かべて、湯煙に色香を漂わせていた。
小さな桶でかけ湯をすると、直ぐに桧の風呂の角を持って足を湯の中に入れた国分大臣。
「先生!選挙はどの様な感じですか?」
「我が党の圧勝で終るだろう?対抗出来る党は居ないからな!国民は選択の余地が無い事を知っている」
そう言いながら直ぐに雪子の身体を触って、背中から手を廻して乳房を揉むと「あっ、あっ」と声を出す雪子。
「もう乳首が立っているな!」
「先生が触られるから、、、、」
直ぐに右手が股間に向うと「あっ、あっ、あっ、あっ」
「良く感じる様に成ったな!病気で手術をして貰ってから変わったな」
「あっ、せんせ、、い!ご無沙汰だから、余計にかんじちゃうーーー」
雪子の顔を自分の方に向かせると、直ぐに唇で言葉を遮る。
小さく開いた雪子の唇から、国分大臣の舌が侵入して舌先が絡み合う。
普通ならこの状態でSEXに成るのだが、その様に成らないのが国分大臣だった。
しばらく露天風呂で遊ぶと、さっさと露天風呂から出て扇風機の風に身を晒す。
長い黒髪をアップで纏めている雪子も、汗をタオルで拭きながら浴衣を着ると
扇風機の前に来た。
「先生!後で髪を洗いたいのですが?」
「そうだな!汗をたっぷりかかせてやるから、髪を洗わないと駄目だな!」そう言って不気味な笑みを見せる。
「そうだ!美味しいジュースが有るぞ!持って来てやろう」
「女将!冷やして有るジュースを持って来てくれ!」内線電話で頼む国分大臣。
しばらくしてトマトジュースの様な色をした飲み物を二つ運んで来た仲居。
国分大臣が「おお、美味しい色だ!トマトにしては少し黄色いな」そう言いながらグラスを手に取る。
残ったグラスを雪子の処に持って行く仲居。
「マンゴーと云う果物を主にしたミックスジュースだと聞きました!」
そう言って仲居が部屋を出て行くと「乾杯!」「乾杯!」二人がグラスを合わせて飲み始める。
「美味しいな!」
「本当ですわ!」と飲み干す二人だが、雪子のジュースには品川院長が渡した薬が混入されていた。
直ぐに身体が火照る雪子は、薬の影響で目眩の様な症状が襲っていた。
「せ、せんせーへん、、、」
「雪子!温泉の湯でのぼせたのか?」
横のバッグから縄を取り出して「これで遊ぼうか?」雪子に見せる国分大臣。
「こ、この様な場所で、、、できま。。せん」立ち上がろうとするがふらつく雪子。
背中から縄を乳房の上に巻付けて、両手を後ろに持って行くと結び付ける。
「せん、、せい、、やめてーーだれかきますーー」
「そうか、お前の声に驚いて誰か来るかも知れないな!口を開け!」
口を開かない雪子の鼻を摘まむ国分大臣。
小さく開いた時にハンカチをねじ込むと、持っていた日本手拭いをその上から被せて、襟足の部分で強く結び付けた。
「これで声が出ないから、誰も来ないぞ!」
「うぅ、うぅぅーーー」大きく首を振る雪子。
乳房の下にも縄を巻付けると、背中で強く結び付ける。
乳房が飛び出した様に成っているのがよく判るが、浴衣に隠れていた。
そのまま雪子を立たせて床柱に結び付けると、電話で「おーい、喜三郎!」
「はい大臣!何か後用事でございますか?」
「喜三郎!湯を洗面器に入れて貰ってこい!それと髭剃り道具も一緒にな!」
「はい、判りました!」
喜三郎は国分大臣が食事の後で髭でも剃るのか?普通は朝か風呂場で剃るのに変わった先生だと思いながら、旅館の帳場に行き伝えると「ここに準備していますよ!お持ち下さい!」そう言ってお盆に載せた道具を手渡された。
「ありがとうございます」準備の良さに驚く喜三郎。
「秘書さんはここに来るのは初めてだね!」
「はい、この春から勤めて居ます!宜しくお願いします!」
「若い秘書さんには少し刺激が強いね!」旅館の仲居が微笑みながら言った。
御礼を言いながら、大きな盆に載せられた小さな真鍮の洗面器、シャボンを泡立てる器、刷毛、タオル、日本剃刀等を溢さない様に気を付けながら持って、襖の前まで近づくと「あっ、うぅ、うぅ」と女性の呻き声が聞こえて来る。
戸惑いながら「せ、先生お持ちしました!」と部屋に入って襖越しに尋ねる。
その部屋には有名な映画スターの早乙女雪子が呼ばれて、国分代議士と居る事は知っていた。
早乙女雪子は最近主演映画も多く、映画界で輝く存在で若い喜三郎には憧れのお姉様的女優さんだった。
今回東京から早乙女雪子がこの旅館に来た事も驚きだったが、食事の後先生と一緒に部屋に入った事も驚きで、既に一時間以上が経過して呼び出された仕事が髭剃りの道具だと思っていた。

舌技

「入れ!但し気を付けて入るのだぞ!」
「判りました」そう言うと、お盆を畳に置いて座って襖を開けた喜三郎の眼差しが凍り付いた。
喜三郎の目の前に憧れの早乙女雪子の美しい乳房が、縄に縛られている姿が目に飛込んでいた。
「喜三郎!こちらに持って来い!」そう言われて我に代えると、その乳房は鏡に映った姿で雪子の生身の姿では無かった。
だが、喜三郎の目は凍り付いて、盆を持つ手が震えているのが自分でもよく判った。
「驚いたか?雪子はこの様に縛られて興奮するのだよ!」
浴衣から二つの乳房が飛び出した様に成って、縄で乳房の上下を縛られ、両手は後ろに成って、床柱に立たされて縛り上げられていた。
「うぅ、うぅ」喜三郎を見て訴える様に目で追った。
「これが早乙女雪子の裸だが、今からお前の一番恥ずかしい部分をこの若者に見せてやれ!」国分大臣は雪子の左足に結び付けた縄を引っ張って、天井に引っ張り始めた。
浴衣の前が開き始めて、白い足が浴衣の隙間から覗いて、喜三郎の下半身に電気が走った様に堅く成った。
二十過ぎの若者には刺激が強すぎた。
猿轡を填められているので声が出せない雪子。
口の中に小さなハンカチ、その上を日本手拭いで覆われて、後頭部で結ばれている姿は非常に色っぽいと思う喜三郎。
「もう直ぐ見えて来るぞ!雪子のまんこをこの男に舐めさせるから、綺麗にしてやろうと思ってな!」
「えっ」驚きの表情に成る喜三郎。
大スター早乙女雪子の裸を拝めるだけでも、喜三郎には天と地が逆さまに成る程の事件だったが、まんこを舐める????
興奮していると「シャボンを泡立てて準備をしなさい!黒いお毛毛が見えて来ただろう?」
雪子の股間が徐々に浴衣の間から覗いて、黒々とした陰毛が電気の明かりに晒された。
縄を固定すると、国分は浴衣を一気に払い除けて、雪子の股間が完全に見える様にした。
「うぅ、うぅうぅーーー」首を大きく振る雪子だが、声は出せない。
身体は火照り、陰部はむず痒い様な変な気分で若い喜三郎の視線を浴びていた。
「顔に似合わず、結構濃いだろう?何度か剃ってやったが、最近はご無沙汰だったのだよ!国会が忙しくてな!」
泡立てたシャボンの入れ物を受け取ると、刷毛でもう一度掻き回してたっぷりと刷毛に浸けると雪子の下腹部に落した。
「あぅ、うぅ」下腹部に刷毛を落すと、自然とクリトリスを経由して割れ目に流れ落ちるので、感じてしまう雪子。
下腹部からクリトリスに向けて、何度も刷毛が移動して黒い陰毛は白く盛り上がって、シャボンの泡の下に成った。
「本当は蒸らしてやるのだが、今日は人手が無いのでな!」
日本剃刀をお盆の上から持ち上げると「良く切れそうだ!動くと傷物に成って今後困るからな!喜三郎押えていろ!」
「ジョリ、ジョリ」と剃り始めると「力を持てば子の様な女も自由に成る、今では私の思いのままだ!逆らえば今度はこの髪の毛を剃ってしまうからな!女優は出来ないだろう?」そう言って立ち上がって、左手で雪子の髪を鷲掴みにした。
「うぅ、うぅ」怯えた顔をする雪子。
再び屈み込むと「ジョリ、ジョリ」と剃り続ける国分代議士。
下腹部は直ぐに青白く剃り上がり、剃り取られた陰毛は日本手拭いの上に盛り上げられた。
「ここからが剃り難いのだ!喜三郎太股を持ってもう少し上に上げてくれ!」
シャボンを泡立てながら指示をしている国分大臣。
股間が腫れ裂けそうに成っている喜三郎。
虚ろな目で下を見ている雪子の目を見て、何か変な感じだがこの様なプレーが好きな事は間違い無い様だと確信している喜三郎。
シャボンを刷毛に浸けて今度は雪子の割れ目に塗り始める、
「あっ、あっ、うぅうぅーーーー」身悶えを始める雪子に驚く喜三郎。
刷毛を再びシャボンに落すと、たっぷりとすくい取って、毛先で割れ目を攻撃する様に塗り込む。
割れ目は全くシャボンが付かない状態に成っている。
それは雪子の愛液が流れ出て、シャボンを溶かしてしまうからだ。
日本剃刀に持替えると「ジョリ、ジョリ」と音を立てて大陰唇を剃り落して、長い陰毛が剃刀の刃の上に載せられる。
「あっ、あっーー」目を閉じて完全に陶酔の表情に変わっている雪子。
足を持ち上げられた痛みよりも、剃り上げられる快感が良いのか?我慢しているのか?喜三郎には判らない。
左側が剃り終ると、右側も同じ様に「ジョリ、ジョリ」と音を立てて剃り落してしまった国分大臣。
クリトリスの上にちょぼ髭の様に少しだけ長い陰毛を残すだけに成っている。
シャボンを指に浸けて、指を擦りつける様にその部分に浸けると「ああーああーー」急に目覚めた様に声を発して天井に顔を上げる雪子。
剃刀を持つと「ジョリ、ジョリ」と剃り上げると、動こうとする雪子の身体に力を入れて押えている国分大臣。
「ああーーああーーーーー」仰け反る様な硬直を見せる雪子の身体。
そのちょぼ髭の下からピンクの陰核が顔を出して、先程の雪子の動きが理解出来た喜三郎。
「先生!これはクリトリスと呼ばれている女性の一番感じる部分ですね」
「そうだ!雪子は今剃られて、逝きおった!」
しばらくして、綺麗に剃られて、手拭いで拭き取ると「喜三郎、雪子のまんこを奥まで舐めてやれ!」そう言って場所を譲った。
喜三郎は剃り上がった割れ目を大きく広げて、これがあの早乙女雪子のまんこと思いながら舐め始めていた。
クリトリスに舌が絡むと「ああーああーー」と悶えて硬直する雪子。
自分の舌技に悶えて、国分代議士が雪子の乳房を揉み舐めて吸うと、虚ろな瞳に成って愛液が喜三郎の舌に絡みつく。
「気持ち良いだろう?若者の舌は最高か?喜三郎のマラはもうはちきれそうだろう?雪子若者のマラをぶち込んで貰うか?」
その言葉に喜三郎の下半身は一気に暴発、折角のチャンスを逸してしまった。

医療責め

結局二人の男に散々遊ばれて、数えられない程逝かされて、完全に我を忘れて疲れて眠ってしまった雪子。
勿論喜三郎は本番行為をさせて貰えず、舌技の後雪子は国分大臣に道具とペニスで執拗に犯されて気絶してそのまま眠ったのだ。
朝目覚めた時雪子の側には既に大臣の姿は無く、選挙応援の為に喜三郎と宿を発った後だった。
その交代に秘書の泉がやって来て「明日、病院に連れて行く様に言われました」
「病院には行き難いわ!」
「どうしてですか?また具合が悪く成ったら大臣も悲しまれますよ!」
「だって、昨夜、、、、、、、剃られて、、、、」恥ずかしそうに言う雪子。
「その様な事は病院では関係有りません!必ず人間ドックに行って下さい!私がお連れします」強い言葉で言われて、渋々従う事に成った。

一方八木結梨は七月最初から撮影が始まるのをわくわくしながら待っていた。
小西伸行に憧れと優しさを感じている役なのだが、自分自身本気に成ってしまいそうで、演技と現実が混同してしまう素人丸出しの心境に成っていた。
高校生が担任の教師を好きに成る物語だが、実際は結ばれずに青春を楽しむラブストーリーに成っている。
そんな結梨に次回作の白血病の高校生役の打診で京映の担当者が訪れた。
「次回の作品は秋から冬に撮影予定の作品なのですが、問題がひとつ有りまして、、、、」
「白血病で、髪が抜けてしまう役でしょう?今伸ばそうとしていて、肩より少し長く成ったのに、、、、丸坊主でしょう?」
「今回の作品で八木さんには丸坊主に成って頂きますが、髪は本当の白血病で髪を無くされた人に寄付する事に成っていますので、ボランティアの精神でお願い出来ないでしょうか?」
「でも、、、、、、共演は早乙女雪子さんでしょう?」
「はい、それと今ご一緒の小西伸行さんが医師の役で共演されます」
「えっ、小西さんと再び共演ですか?」
「はい、それとこの映画は文部省の推薦を受けますので、文部大臣自らハサミを入れられます」
「、、、、、それ程、社会の為に成るのなら、直ぐに伸びるからいいか!」
結梨は自分が断ると異なる女優が主演に成るのと、小西伸行と共演出来る事で承諾してしまった。
「ありがとうございます!本社の方には承諾頂けた事を報告して置きます。文部大臣にも連絡を、、、今誰だっけ?」
「今は解散中で次の大臣は未だ決まっていませんよ!」結梨は小西の事が本気で好きに成るかも知れないと勝手に思い始めていた。

翌日品川総合病院に一泊二日でやって来た雪子。
いつもの特別室に入院すると、大泉婦長がやって来て「今回の検査は、前回していませんが腸の検査を行います」
「えっ、完治したのでは?」
「前回検査していませんので、腸の方が完治しているかの検査を行います。それとこの病気で誘発する事が多い、子宮頸がん、大腸癌も検査を行います」
「は、はい」
「京映の大スターさんですから、健康には充分気を付けて貰いませんと、(髪)見させて頂きましたよ!早乙女さんの綺麗な髪が印象的な作品でした」
「ありがとうございます」
その日はレントゲン、採血、採尿等簡単な健康診断で夕方迄続いた。
その日の夕食には、性的な欲求が強く成る薬が混入されている。
何も知らずに食べる雪子は、早速夜オナニーをしたい欲求に迫られる程効果が出たが、直ぐに邪魔な連絡が入り気分が損なわれてしまう。
監視されている事を知らない雪子は、欲求不満のまま眠ってしまう。
翌朝も食事には同じ様な薬の強い物が混入されて、知らずに食べてしまう雪子。

世の中では早乙女雪子主演の映画が二本上映されている奇妙な光景に成っている。
オリンピックの協賛、文部省推薦(暁に駆ける)は昭和三十九年の夏まで上映予定で、全国各地学校、公民館、公会堂まで、上映されていない場所が無い程上映される。
二作目の(髪)はまだまだ上映されているので、全国的には二作品が同時に公開される。
三作目の(疾走)も人気が有る間に上映をする為に、来月から編集作業に入って盆の興行には間に合わせる予定に成っている。
その有名人が今、再び陵辱の医療調教を受ける為に白いお尻を突き出して、上半身を下にして拘束される手術台にいた。
既に浣腸が終り便所で排便をして、拘束されているのだ。
比較的簡単に浣腸を受け入れて、慣れも感じられた雪子だったが、この手術台はまだ恥ずかしさと屈辱の中で耐えていた。
身体は性的欲求が高まっているので、早く虐めて欲しい様な複雑な気分が台頭している。
短い検査着が完全に捲り上がって、後ろから見るとパックリと割れた雪子の割れ目、少し視線を下げるとピンクの小さな豆まで見えている。
勿論肛門はライトに照らされて、呼吸をしている様に動いている。
足は束縛され、腰にはベルトが巻付けられ、両方の手は前方のパイプを握らされて固定されているので、全く動く事は出来ない。
「検査を始めますよ!力を抜いて下さい!器具が入りますよ!」
肛門拡張器が雪子の肛門に近づくと、右手の一指し指でクリームを肛門に塗り込む様に浸け始めた。
「あっ、あっ」思わず声が出てしまう雪子。
それを横から見ている品川院長は(お尻の反応が良く成ったな!)大泉婦長に口を動かして伝えた。
「はい!器具が入りますよ!力を抜いて下さい!」の婦長の声と同時に、クリームが塗り込まれた拡張器の先が雪子の肛門に滑り込む。
「うぅ、うぅ」雪子の表情が変わって、痛みと変な快感が同時に身体を襲っていた。

三点責め

大粒の真珠が準備されて、拡張器で広げられた雪子の肛門に順に滑り込ませる。
「あっ、あっ、あっ」真珠が一個入る度に声を出す雪子。
長い髪を丸めてピンで留めて今日は落ちない様にしている。
外は真夏の暑さに成っていても病院内は比較的涼しいが、雪子は既に汗にまみれている。
「ああー、ああー」五個目が挿入されて、拡張器が外されると雪子の声が変わってしまった。
「どうしましたか?早乙女さん!苦しいのですか?」
顔の側に大西看護婦が来て尋ねると「いいえ、だ、ああーああーああーー」真珠を押したり引っ張ったりして刺激を与えるので、完全に感じている雪子。
薬の効果も有り、マゾ雌に変化していた。
雪子の身体も度重なる責めに、順応して喜びを感じる様に調教が進んでいる。
雪子もお尻を弄くられて、痛みと同時に感じている自分を既に知っていた。

「膣内と子宮口も今調べて置きましょう!婦人科台に載って頂くのは二度手間ですからね!院長!診察お願いします」
「えっ」と驚くのと同時に品川院長の指が大陰唇の皮膚を左右に押し広げる。
「あぅ、うぅ」直ぐに指が開いた肉片をこじ開ける様に侵入して来る。
「あっ、あっ、ああーああーだめーーだめー」と声が出る雪子。
品川院長の指が膣内から、真珠の部分を擦る様に動かすので、もう我慢が出来ない雪子。
「せ、せんせーへん、、、ああーーああーーそこはだめ、だめですーー」
「痛いのですか?」
「ああーあーーああーーーいゃー、だめーー」
「何が駄目なのですか?」
「ああーーああーーーいくーーーいっちゃうーーーだめーー」の声と同時に大きく頭を振り乱す雪子。
纏めて有った長い髪のピンが外れて飛んだ。
「痛いのですが?」そう言いながら、指を二本に増やして真珠を擦りつける。
「ああーああーーーいっち、ち、ち」と再び大きく頭を天井に向けて振ると、纏めて有った黒髪が解けて大きく広がって能の獅子の様に成って項垂れてしまった雪子。
「院長、気を失いました!」
「私が開発した例の物を挿入して下さい」
樹脂で作られた肛門と膣そしてクリトリスを同時に責める道具で、電気のコードが数本付いている。
「ここにスイッチが弱、中、強に成っているので、個別に調整してもう一度気絶するまで逝かせてやれ!」
「はい、院長判りました!」不気味な笑みを浮かべて大泉婦長が、雪子の肛門から真珠を引っ張り出す様に指示をした。
取り出し終ると、大泉婦長が雪子の緩んだ肛門に樹脂で作られた細い物を挿入する。
緩んでいるので簡単に挿入するが、最後の部分が少し膨らんでいるので、押し込む様に差し込んだ。
最後の膨らみの部分が肛門から滑り出るのを防ぐ様だ。
「うぅ」気絶していた雪子が目覚め始めた様で、角倉看護婦が雪子の頭の処に行って「早乙女さん!またバイ菌が再生している様ですので、今から特殊な器具を使って死滅させますので、頑張って下さい」
「バイ菌が?」
「はい、今度は発生させる陰核、膣内、直腸を同時に攻撃してバイ菌の同時死滅をさせます」
「どうじ、、、、」
「バイ菌も素早く生き延びる為移動するのです。その為に同時に治療殺菌します。これで死滅しますが、早乙女さんが耐えられるかが心配です。出来るだけ頑張って下さい。気絶されると効果が薄れます」
「は、はい」と返事している間に、膣を広げられて異物が挿入されて、肛門から入っている器具の影響で膨満感が有る。
それでも一気に押し込まれると、今度はクリトリスにも何か物体で押しつけられる。
「せ、先生!変な感じですが?」
「準備出来ました!」雪子の言葉は無視されて、婦長が品川院長に伝える。
器具から数本の線が一台の機械に繋がれて、その機械の前に品川院長が立ってスイッチを入れる。
「あーああーー何!ああー、ああーああー」小さな振動が膣内の器具から出て、続けて肛門から入っている器具も同じ様に振動を始めた。
「ああーああーだめーーだめー」大きな声と同時に、クリトリスの器具も振動を始める。
「ああー、ああーああーー」同じ様な声を出しながら、必死で耐えている雪子。
「大丈夫ですか?」角倉看護婦は汗が噴き出して必死に耐える雪子に言うが、何も喋る事が出来ず、唯「ああーああーああーああー」顔を上に向けて必死に耐える。
感じては駄目だと思う程感じてしまう雪子は、自分が変態なのかも知れないと思い始めていた。
これが治療なら、他の女性は自分の様には成らないのだろう?
でも自分はもう耐えられない!と思った時、出力がアップされて、大きく頭を振り乱して「ああーーああーーーいくーーーいっちゃうーーーだめーー」の声で再び身体が硬直して、痙攣を起こしている。
次の瞬間「だめーーーーーーー」と言って項垂れて気絶した。
大泉婦長が頭の処に来て、長い黒髪を鷲掴みにして、引っ張って顔を正面に向けた。
次の瞬間「まだ治療は終ってないわよ!寝たら駄目でしょう!」右手で雪子の頬を「バシ、バシ」と叩いた。
京映のトップ女優の道を駆け上がっている早乙女雪子を陵辱している楽しみに、興奮を隠せない大泉婦長。
「うぅ」頬を叩かれて目が開く雪子が「もう、駄目です!ゆるして、、、」
「今、中止したらバイ菌が死滅しませんよ!」そう言うと品川院長に目で合図をした。
「ああーああーーーいっち、ち、ち」と再び身体を大きく動かそうとするが、髪を掴まれているので頭は動かせない。
「ゆるしてーーーああーーああーーああーーだめーー」
その時、品川院長が出力を最大に上げて「わあーーーたすけてーーーーこわれるーーー」
の声と同時に一気に気を失ってしまい。
髪を持っていても関係無く完全に失神状態で、股間から小便を垂れ流して項垂れた。

接吻

雪子は失神した状態で睡眠薬を注射されて、寝台に載せられて横の手術台に運ばれると、検査着を全て脱がせて全裸にされた。
そのまま手術台は上昇して、大きく足を開いて品川院長がこれから先程の責めの状況を調べる様だ。
「クスコ!」横には大西看護婦が付いて、クスコを差し出す。
簡単に膣に挿入すると大きく広げて「傷は無い様だ!相当沢山の愛液が出た様だ!何度逝ったか本人も判ら無いだろう」
「これで益々淫乱のマゾ女優に近づきましたね!」
「この後は、我々の出番は少なく成る。これ以上治療の名目での調教は危険だ!大臣に任せ様」
雪子の身体を綺麗にタオルで拭いて、個室に運ばれて眠らされた。
夕食時に目覚めると「治療は一応終りました!今日はここで泊まられて明日退院に変更致しましたので、ゆっくりお休み下さい」大西看護婦に言われた。
確かに身体は脱力感が一杯で、食事も殆ど食べられない雪子だった。

数日後雪子は秋田の実家に帰って、地元の大歓迎を受けていた。
実家では両親も兄も上機嫌で雪子に接した。
小豆相場で儲けていたので、もう一つ大きな賭をする為に、雪子の名前を借りて資金の融通を考えていた。
いつの間にか実印が作られて「雪江もこれから実印が必要に成ると思って、象牙の上等の実印を作ったよ!」母の良子が嬉しそうに言った。
「実印なんて使わないから、要らないわ!」
「違うよ!お父さんも恭介も三人同時に作ったのよ!」
「使わないから、実家に置いておくわ」
「そう、じゃあ預かって置くから必要な時に言いなさい!」
初めから、雪江はその様に言うから大丈夫よ!と先日三人は話し合ったのだった。
先日取引業者から、これ以上大きな取引をする場合は娘さんが保証人に成って頂く必要が有りますと言われていた。
そしてその場合印鑑証明と実印が必要に成りますが、現在お持ちですか?と聞かれて作ったのだ。
国分大臣が仕掛けた罠が着々と進められていたのだ。
最初は小さな取引で始めたが、徐々に大きく賭ける様に成っていた。
毎回勝つので、自分達に相場才能が有ると思い始めていた。
来年の天候の予想で小豆の相場は大きく変わるので、三人は北海道の天候に敏感で雪子が来月札幌で舞台挨拶をすると話すと、今年の夏の北海道の気温の話を始める。
一週間の予定が僅か三日で東京に戻る事に成る雪子。
小南社長がサイン会と本の出版を行うので、帰って欲しいと連絡をして来た。
当初は一週間後の予定が急遽早く成り、二カ所でサイン会と早乙女雪子のスチール写真を本にした物が発売される。
写真集の様な物で、高級感の有る造りの本だが早乙女雪子のサインがその場で貰えるので、長蛇の列が諸点の前に出来た。
数十冊はその場で書くが、他の本は全てゴーストサインで、早乙女雪子のサインを真似した偽者のサインだった。
これはこの時代から五十年後も同じ様に行われて、世の中の人々は本人のサインだと思っている。
大手の出版社にはこの様なゴーストサイン家を数十名準備しているのだ。
地方の後援会とかサイン会にも、そのゴーストサイン家は同行して行く事も多い。

七月に成って早速結梨は撮影が始まり、小西に会うのを楽しみにして撮影所に足を運ぶ。
二週間の撮影所での撮影の後は、尾道、広島、岡山にロケに行く予定で、約一ヶ月弱の日程に成っている。
勿論星野雅子と町田恭子の二人も同行、付き人待遇だから常に一緒だ。
丁度撮影所での撮影が終った時、選挙も終り与党の圧勝で国分哲三も連日の祝勝会に引っ張り回されて、時間の空く時が無い。
あの美乳の娘の処女を自分の物にしたい気持ちは日に日に募るが、今度は大臣再任祝い等の宴席が続き時間が中々出来ない国分大臣。

ロケ旅行の最中、小西伸行は結梨を中心に付き人の二人と親しく成って、食事とか遊びに行くのも一緒の行動に変わっていた。
小西も興味を持つ結梨だが、二人の付き人が絶えず一緒で中々恋人気分には成らない。
二人も自分達が一緒だから、誰も結梨には近づけない自信を持っていた。
(蒼い春)の撮影は順調に進んだが、監督の井倉が雰囲気を見て脚本を変更して、小西と結梨のキスシーンに急遽変更してしまった。
抱き合うだけで終りの予定がキスシーンに変更に成り、驚く付き人の二人だが、何も対策は出来ない状況に成った。
「映画だから、関係無いでしょう?」
「そうだわ、私達は結梨さんに近づく男を止める役目、映画の内容には口出しは出来ないのよ!」
台本の変更を言われた結梨は、憧れの小西とのキスシーンの話に舞い上がってしまう。
そのロケ旅行の最中、映画人達に衝撃が走る事件が起った。
アメリカの女優、マリリン、モンローが八月五日に謎の死を遂げたのだ。
映画界に身を置く小西も結梨も、スタッフ関係者一同、数日間この話題に沸騰した。
その事件が結梨と小西に多少冷静に成る時間を与えた。
「八木さん!キスは経験有るでしょう?」井倉監督が尋ねると「は、はい!勿論です!」と答えたが実は全く無かった。
「映画では主人公は初めてのキスに成るので、初々しく恥じらいを持ってキスシーンを演じて下さい」
「は、はい!頑張ってみます」
撮影が始まると震えが止まらない結梨を見て監督が「良いですよ!八木さん!最高の演技です!」と褒め称える。
結梨は緊張と興奮で震えが止まらない。
「小西君!優しく!優しくだよ!」演技指導をする井倉監督。
唇を合わせる時小西が「本当に初めて?」と小声で尋ねて唇を合わせる。
それでも興奮は収まらない結梨の身体を強く抱き寄せて、軽くキスをする小西にもう結梨は蕩けてしまいそうに成っていた。

二人の気持ち

「カット!良かった!八木さん!最高の演技だったよ!」
井倉監督は上機嫌で撮影を終ったが、結梨は心臓が何処かに落ちてしまった様な変な気持ちを味わっていた。
尾道、広島と撮影が続くが、その後ラブシーンは無く、二人は別の俳優、女優との絡みが多く成っていた。

早乙女雪子は八月に成って、残りのスタジオ撮影と舞台挨拶で北海道に行き熱烈歓迎を受けて気分が良かった。
或る映画館では雪子の映画の二本立てに成っている処も在った。
雪子が廻った札幌、旭川、函館の映画館では観客の動員が異常に伸びた。
「次の作品(疾走)は十月東京、大阪、札幌、名古屋から順次封切られますので、宜しくお願い致します」と挨拶の最後には必ず入れた。

八月終りに結梨のデビュー作(蒼い春)の撮影が終り、十月下旬から全国で封切られる事が決まった。
小南社長はこの時初めて、小西と結梨のキスシーンが有る事を知った。
今更井倉監督に文句を言っても、変に思われるので小南社長は一応国分大臣に報告して置く事にした。
怒ると思っていたが国分大臣は「大女優に成るのだから、キスシーンは当然だ!気にはしていない」と怒る事は無かった。
それは星野が既に連絡をしていたので、怒る事が無かったのだ。
最初聞いた時はご立腹だった国分大臣だったが、俳優と女優の事だとそれ以上は考えていなかった。
何とか近い時期に強姦をして、楽しみたい気持ちは有るが、今は口実が見つからないのだ。
大臣の地位と相手も地方だが町医者と云う立場の有る人だから、簡単には強姦は出来る筈も無い。
早乙女雪子に続く第二の成人映画のスターにするが、未だ未だ時間は有る。
計画では早くても七年後から十年後に成るので、まだ時期としては早い。
唯、あの可愛い子が処女の間に自分の物にしたい気持ちは有った。

国分大臣の計画では、早乙女雪子の調教は進んでいるので、今後は焦らしながら教え込んで行く予定に成っている。
付き人の音羽が絶えず監視しているので、浮気は絶対に出来ない。
勿論そんなに時間に余裕が無いので、簡単には男との接触は不可能に成っている。

九月の第二週から早乙女雪子と八木結梨のダブル主演(白の旋律)の台本合わせが始まった。
監督は二宮で、この様なお涙作品を作らせたら右に出る監督は居ないと云われている。
台本を配布して自己紹介をするが、監督が「八木さんと小西君は先日まで同じ作品で共演された仲ですから、息もぴったりだと思いますが、今回は恋人では無く病院の先生ですから、間違わない様に!」と皆を笑わせた。
「早乙女雪子さんは、先生でも音楽教師で白血病の主人公を励ます役所です。この映画で八木結梨さんの役は病気で髪が抜けるので、坊主に成って頂きますが、撮影は本人が元気な部分の撮影が終った後で撮ります」
「頑張るのね!八木さん決心したのね!」雪子が結梨に笑顔で言うと、頷いて「頑張ります」と答えた。
「尚、この映画は文部省の推薦映画に指定されて、八木結梨さんの散髪は公開で行う予定です」
「えっ、本当ですか?」驚く結梨。
「本当です!八木結梨さんの髪は、本当に白血病で苦しむ若い女性に贈られる事に成ります。そのイベントには国分文部大臣も来賓として来られますので、宣伝効果は抜群です」
「白血病の患者さんに差上げるなら、公開でも我慢します!」結梨が言うと拍手が巻き起こった。
一人早乙女雪子は心に何か冷たい風を感じていたが、直ぐに否定して拍手を送った。
自分と同じ様にこの八木結梨もあの大臣に身体を狙われている?
でも髪を刈る儀式に来るだけで、何も無いのだろうと思い、その後の台本合わせに成った。
前半は殆ど小西の出演場面は無く、唯一結梨が病気の検査に病院を訪れる撮影に参加するだけだ。
結梨は小西と何度も会えると思って坊主も承知したが、実際は年末からの撮影から本格的に成るのでショックだった。
だが本読みの最後に小さな紙切れを渡されて、結梨はそれを便所で読み感激して帰って行った。
(結梨ちゃんの髪が無く成る前にデートがしたいな)と書かれて連絡の電話番号が書かれていた。
結梨は小西伸行が自分に好意を持っている事を確信した。
その日から時々、付き人の二人の隙をみて小西に電話をした。
小西は友達と同居している事を既に調べていて、連絡方法を話し合った。

数日後結梨は思い切って瑠璃子に事情を話すと、瑠璃子はこのマンションで会えば誰にも見つからないから使えば良いと話した。
日頃から結梨が小西の事をよく話すので、役者としてではなくプライベートで好きだと思っていた。
結梨の出演しない場面は次々と撮影が進み、結梨の時間が出来た時に撮影を入れる。
小間切れで撮影するので、役者も役造りが結構難しいが、次々と新作の映画が製作されるので、役者の時間制限も難しくこの様な撮影を強いられる。
当然小西と雪子の絡みの撮影も行われて、雪子が小西に「新しい彼女って、八木さんの事?」と尋ねた。
小西は苦笑いの後「判ったのか?」と尋ねた。
「可愛い子だけれど、少し歳が離れすぎでしょう?騙したら駄目よ!」
「その様な事はしないよ!誰かさんの様に、去れば仕方が無いけれどな!」
「またその話?お互いに忙しく成って、有名に成ったから仕方が無いわ!これで良かったのよ」
「もう次の作品決まっているのか?」
「話は有るわ、でも来年からの撮影に成る!それよりあの子が坊主を承諾したのは、貴方の事が好きだからよ!」
そう言われて、小西は結梨の気持ちが判って安心していた。

二人は恋人

早乙女雪子の(疾走)が封切られた舞台挨拶で、雪子の口から来年早々今の撮影が終ると、日米合作映画に出演すると発表された。
一月中旬から渡米してアメリカでの撮影、その後春には京都で撮影に成り雪子の役は京都の旧家の娘で、染色工房の息子とのラブストーリー。
着物文化をアメリカに広める作品で、雪子の着物姿が数多く画面に現われる極彩色の美しい映画に成ると説明された。
もう六月に病院で淫乱治療を受けてから半年近く何も無い寂しさが、身体を襲う時が時々起りオナニーで辛うじて押えていた。
国分大臣からの誘いも夏前から全く無く成っていた。
仕事が多い事がそれを忘れさせるが、暇な時には身体が疼く様に成る。
その様子は付き人の音羽が国分大臣に報告して、品川院長も全て把握している。
「相当溜まっている様ですよ!」国分大臣が品川院長に電話をした。
「計画通りに仕上がっていると思いますよ!次は暴漢に強姦される予定ですよね」
「そうですよ!強姦されて感じる様に成ればいよいよ本物のマゾ女の完成です。後は撮影まで持続させれば宜しいと思います」
だが、実際の映画界では中々成人映画に厳しく、特に陰毛に厳しい警察の見解が緩和される気配は無かった。
まだ充分時間は有るので、全く焦る気配の無い国分大臣の興味は、八木結梨と云う美少女の料理に興味が有る。

その八木結梨の断髪式が映画関係者を集めて、行われる日時が来年の一月十五日に決まった。
成人式の日に断髪式を行って世間の注目を浴びる計算高い作戦だった。
冬休みに成ると、結梨のシーンを中心に急ピッチで撮影が行われる。
黒髪の美しくて長い早乙女雪子と、坊主の八木結梨の撮影は断髪式の後撮影が予定されている。
このコントラストが強烈に、視聴者の心を捕らえると監督の二宮は雪子の髪をストレートにして、撮影をしているのだ。
雪子の黒い髪は背中から腰に近い位に伸びている。
次の映画では着物で日本髪を結い、京都で撮影の予定で桜吹雪の中で恋人とラブシーンが行われる。
その映画も二宮監督の予定に成っている。
八木結梨は坊主に成るので、若干期間を空ける予定で次の作品はまだ決まっていない。
十月下旬から公開の(蒼い春)も上々の滑り出しだから、この映画で早乙女雪子との共演で不動の地位の確立を目指す。

小林瑠璃子と八木結梨は一緒に宮崎には帰れず、十二月三十日に結梨は実家に帰った。
付き人の二人も密かに宮崎まで行って、故郷に男の姿が無いかまで調べて報告していた。
一月の四日には結梨は映画の撮影で東京に戻るが、坊主に成る話を両親にすると、大変喜びで人助けに成って、文部大臣まで出席するなら世間に白血病患者の苦しみが伝わると激励をした。
流石に医者だと、結梨も話して驚いた程だった。
娘が大きなスクリーンに出て、驚きと喜びが交差したと両親は話した。

波乱の昭和三十八年が幕を開け、四日の飛行機で宮崎から戻った結梨は、翌日には早速撮影が始まった。
髪が有る演技が残っているので、二宮監督も正月返上でメガホンをとっていた。
十日まで結梨は一人でマンションに住んでいたので、星野と町田が交代で泊まって監視をしていた。
名目では一人住まいはファンの人も調べている時代だから、安全の為だと話していた。
十一日の日小林瑠璃子が帰って来たので、安心して外からの監視に切り替えた二人。
だが十二日瑠璃子は密かにマンションを抜け出して、友人の下宿に泊まりに行って結梨と小西の為に密会の場所に提供したのだ。
その夜は町田恭子が監視の日、既に瑠璃子はマンションに居ないが、女性のコートを身に纏った小西伸行がやって来た。
遠くから見ているので、車で降りた赤いコートの女で完全に見間違えてしまった。
雨も降って女性用の傘に、赤いコートで完全に瑠璃子だと思ってしまったのだ。

「小西さん!変装上手ですね!」
「小林さんのコートを結梨さんが準備してくれたからですよ」
そう言うと直ぐに抱き合う二人、お互いの気持ちが通じていた。
二つの映画で、約二ヶ月程度は一緒で、特に前の映画では旅行気分で過した時間も多かった。
直ぐに唇を合わせる二人、演技では震えていたが今夜は会いたい一心で震える事も無かった。
「もう直ぐだね!この髪が無く成るのは?」
「そうよ!もう直ぐ変な感じに成っちゃうから、今の間に小西さんとお話したかったのよ!お酒用意して有るから飲みましょう」
テーブルの上にはローストビーフと赤ワインが準備されている。
「気が利くね!飲みましょう?もう飲めるの?」
「まだよ!二十歳はもう少し先、でも今夜は飲みたい気分」
二人は赤ワインを飲み始めて、ローストビーフを中心にしたオードブルを一緒に食べる。
しばらくして酔いも手伝って「今夜泊まっても良いかな?」小西が言った。
「その予定で来たのでしょう?」
結梨にそう言われて「僕達これから本気で付き合う事で良いのかな?」
「勿論です!遊びで男の人を泊める事は絶対にしません!だって、私まだ男性経験無いのですから、、、、、」酒で赤く成っているのか、恥ずかしいのか?結梨は恥ずかしそうに話した。
小西伸行は自分が予想した通り処女だった事が嬉しかった。
芸能界では遊んでいる女優が多く、中々真面目な女性が少ない。
その為、初めて早乙女雪子を見た時、初心な感じの女優さんだと付き合い始めたが、急にスター街道を爆走し始めて自分から離れて行った。
だがこの娘は違う、心もまだ芸能人に成ってない初心な女の子だと確信した。

結梨はマゾ

結梨自身も友人達の恋人の話が気に成る年頃で、一番ショックだったのは同室の小林瑠璃子に恋人が出来た事だった。
勉強しか興味が無いと思っていたのに、いつの間にか東京に恋人が出来て、今夜もそこに行ったと思っていた。
確かに去年の夏、瑠璃子一人を残して一ヶ月程、ロケ旅行に行っていたので寂しい気持ちも有ったのだろう。
大学に入学してからは眼鏡から、コンタクトに変えて高校時代のイメージとは一変しているのも事実だ。
結梨と比較は到底出来ないのだが、男性から見れば近づき易いのだろう?事実大学では結梨に声をかける学生は少ない。
特に映画が封切りされてからは、一段高い場所に位置しているのは事実だ。

酒で酔うと勇気が出て「良いのか?」と尋ねる小西の問に頷く結梨は頬が赤く成っている。
抱きしめるて再び唇を合わせると、胸の膨らみに小西の手が、、、、、
「待って!シャワーを浴びたいわ」小西の身体を押し退ける様に立ち上がると、バスルームに向う結梨。
綺麗に洗ってから小西に抱かれたいとの気持ちが表われている結梨。
追い掛ける様にバスルームに向う小西「私も一緒にシャワーを浴びよう」
「えっ」と言った時、セーターを一気に捲り上げる様に脱がせる小西。
セーターの下はシミーズとスカート、再びキスを求めて来る小西に「小西さんも脱いで」同じ様にセーターを着ている小西は自分も急いで脱ぎ棄てる。
そのままズボンを蓑虫の巣の様に床に落すと、パンツにシャツ姿に成って既に下半身が既に元気に成っている。
直ぐに結梨のスカートに手を伸ばして「君も早く脱ぎなよ!」そう言って素早く脱がせてしまう小西。
シミーズ姿の結梨を見ると、今度は小西がシャツを脱ぎ上半身裸に成った。
結梨の心臓は大きく高鳴り、恥じらいと興奮が支配しているのが自分でも判る。
「さあ、早く脱いで」シミーズの肩紐を素早く左右に外す小西。
白のブラジャーが目に飛込むともう我慢が出来ない小西は、ブラジャーの上から膨らみを掴む様に触った。
「待って、脱ぐから、、、、」結梨は小西の手を払い除けて、ブラジャーを外してシミーズと一緒に脱いで横の棚に置いた。
「綺麗なおっぱいだね!」そう言うと自分はパンツを脱いで「早くシャワーに行こう!寒いから」
酒で身体は火照るが、真冬の寒さが何処からか入って来る。
バスルームに入ると、直ぐにシャワーの湯を調整している小西。
結梨はショーツを脱いで、両手で下半身と乳房を押えながらバスルームに入って行った。
「あっ」の結梨の声と同時に身体にシャワーの湯が勢い良く当たった。
「若いな!シャワーの湯が弾いているね!でも結梨ちゃんのおっぱい本当に綺麗だね!」
「ありがとう!と言いたいけれど誰と比べてなの?」
「一杯女性の乳房見たけれど、結梨ちゃんの様な綺麗なおっぱいは初めてだ!」
「いつ見るの?」
「役者さん着替えとか結構平気でするから見えてしまうし、昔風呂屋で見ていたからね」
「えーー、覗き?」
「違うよ!お爺さんの家が銭湯していたのだよ!」
「そうなんだ!」そう言いながら、シャワーの湯が結梨の身体を流して、石鹸を使って洗い始める。
「結構濃いね!」股間を見て言う小西に「濃い女って情が深いって言わない?」
しばらく風呂場で喋って洗っているが、小西の股間の物が気に成っている結梨。
(あの様な物が私の身体に入るの?壊れてしまうかも?)と考えている。
しばらくして二人はバスルームを出て、バスタオルに身を包んでそのままベッドルームに向う。
「私本当に初めてなの、痛く無い様にしてね」
「大丈夫だよ!誰でもしている事だから、、、、、」そう言いながら唇を結梨の顔に近づける。
「ま、まって!お願いが有るの」
「何!私恐くて痛くて逃げ出してしまうかも知れないから、両手をこの紐で結んで貰えませんか?」
「えー」驚く小西に続けて「大きな声を出したら近所に聞こえるから、タオルで口を塞いで貰えませんか?」
「変な事を警戒するのですね」
「お願い!中途半端は嫌でしょう?」そう言って紐とタオルを差し出す結梨。
事前に準備していた様で、小西は驚いていたが今更辞める事は出来ない程ペニスは大きい。
結梨は昔見た春画の様な絵で、猿轡で犯されている女性を見て興奮したので、自分も同じ様にして犯されて処女を失いたい願望を持っていたのだ。
マゾ女の素質を備え持っていた。
紐でか細い手首を縛ると「駄目よ!ほら簡単に解けるでしょう?もう少し上手に縛って!」
再び縛り治させる結梨は、手が終ると口を大きく開いて「次はタオルよ!」後ろを向く。
結梨の口にタオルを咥えさせて、後頭部で結ぶと直ぐに仰向けに寝る結梨。
「電気を消そうか?」と尋ねると首を振って目を閉じる結梨。
胸に巻付けたバスタオルをゆっくり外すと、美乳と呼ぶに相応しい乳房が電気の光に照らされている。
既に乳首が隆起しているのがよく判る。
再び唇に自分の唇を押しつけキスをしたい気分だが、タオルで猿轡をしているのでいきなり乳房に唇を持って行く小西。
「うぅ」乳首を舐めるといきなり身体に電気が走った様に成った結梨が声を発した。
必死で目を閉じているのがよく判るが、小西がバスタオルを身体から払い除け、結梨の身体にペニスが触れた時「あっ、あっ」と言ってタオルの猿轡から声が漏れた。
結梨はペニスが自分のお腹に触れただけで驚いて、声が出てしまったのだ。
「足を開いて!」右膝を持って横に広げると間髪を入れずに、小西の身体が股間に入って両足が自然に広がってしまった結梨。
それは春画の犯される姿に似ていて、この後私の腰が持ち上げられて、一層大きく足が広げられてペニスが挿入されるのだと想像している結梨。

処女喪失

美乳を揉まれて舐められて目が陶酔してきた結梨。
乳房を舐められる事がこれ程気持ち良いのかと陶酔していた時小西の手が下半身に向い、濃い陰毛の中を弄られても全く身体を動かせない事に気が付く。
指がクリトリスに触れた時、結梨は身体に電気が走った様に感じて大きな声を「ああーーー」と発して仰け反っていた。
この子は感じ易いのだ!反応が凄い!身体は素晴らしく綺麗で、特に肌がもち肌で極めが細かいのがよく判る。
普通は暗くして欲しいと頼むのに、逆で明るい中でSEXがしたいと言う。
確かにこの美しい身体だから、明るい電気の下で変わりゆく姿を見られるのは自分だけの特権だと思う小西。
大陰唇を少し広げて、中央の割れ目に指を持って行くと、湿って居るのが指先に伝わり「ああーああー」と猿轡の中に反応が有る。
我慢をして目を閉じているのか?と思っていたが、結梨は春画の世界を思い出して燃えていたのだ。
既に小西は我慢の限界に近づいていて、もう少し愛撫を続けたい気持ちは有ったが、もう耐えられなかった。
腰を引き寄せると少し持ち上げてバスタオルを身体の下に敷き、汚れた場合に備えていた。
大きく足を開かせると、身体を中に入れて自分のペニスを左手で持って、右手の指で長い陰毛を掻き分ける。
「あっ、あっ」再び声が出ている結梨。
ペニスの先を小陰唇に擦りつける様に動かして様子を見る。
少し先をこじ開ける様に開いて挿入すると、自然と大きく仰け反って身体を逃がそうとする結梨。
手を縛られて、腰を持ち上げられているので逃げられない。
小西のペニスが侵入して来るのと同じに、痛みを感じたのか目を開いて「い、い、、、」と口走っている様に見えたが、構わずに腰を押しつけて狭い結梨の中に入って行くと「い、い、いた、、、」の言葉と同時に大きく仰け反って結梨の顎が上に向く。
「ゆっくり、動かすよ!」そう言いながら、腰に力を入れて一気に押し込むと、完全に痛みのピークに成っていた。
だが、その後少し動かす小西が今度は「うぅ、うぅーー」顔の表情が変わって、搾り取られる様に締め付けられて一気に射精をしてしまった。
「あっ、しまった!」と小さく口走ったが、結梨には聞こえていない。
ゴムを着けるのを完全に忘れていたのだ。
下に敷かれたバスタオルには、愛液と一緒に結梨の処女の証が付着していた。
一回だけのSEXで中出ししても、中々妊娠はしないだろう、次回から気を付け様とその時思った。
このSEXが二人の運命を大きく変えてしまうとは、この時気が付く筈も無かった。
「丸太が入った様でした」しばらくして冷静に成った結梨が風呂で小西に言った。
「結梨ちゃんの身体本当に綺麗だよ!それに素晴らしい道具を持っているよ!これから大人に成ると恐いよ!」
「道具って何?」
「ここの事だよ!」指を陰毛の上に持って行く小西。
「小西さんとしかしないから、誰にも判りません!」抱きつく結梨は、処女を小西に奪われた事に喜びを感じていた。
「もう直ぐこの髪も無く成るのか?」
濡れた手で結梨の髪を触る小西に「でも白血病患者の女性が喜ぶでしょう?」
「そうだよな!人助けに成る!僕もハサミを入れる予定だけれど、文部大臣が来るのには驚いたよ!」
「だって文部省推薦の作品でしょう?」
「普通は秘書か、副大臣が来る程度だよ!僕はそれに驚いている!」
翌日朝早く小西は、眠る結梨にお別れのキスをして五時過ぎ、誰にも見つからない時間にマンションを後にした。

京映が態々散髪屋のセットを会場に設営して、八木結梨の断髪式が十五日の成人の日に行われた。
文部省から国分哲三大臣、秘書の真柴喜三郎、他に関係者がずらり。
京映も小南社長を筆頭に、二宮監督、泉田プロデュサー、映画の関係者から代表で早乙女雪子、小西伸行、会場の外にも街頭テレビが設置されてその様子を映し出して、一大イベントに成っていた。
今公開が順次行われている映画の影響も有るので、ファンが沢山集まっていた。
「小南君!大成功だね!話題は沸騰だよ!」国分大臣が上機嫌で言う。
「大臣のご参加がございましたので、この様な大規模なイベントに成りました!ありがとうございます」
国分大臣の視線が凝視して、止まったのはその時だった。
舞台の反対側に待機する結梨の側に小西の姿を見つけ、異常な親近感が二人の仲に有る様な気がして、胸騒ぎも感じる国分大臣。
有名人の自己紹介を司会者がして、国分大臣の挨拶が始まる。
勿論、映画の宣伝と意義、そして白血病患者の為に八木結梨が公開でこの様なイベントに出演してくれた事に文部省としても感謝し、厚生省も大いに賛同!副大臣も急遽参加したと話した。
その後国分大臣は「本日、八木結梨のファンクラブ、並びに後援会を立ち上げる事を決定しました!そして初代会長にはこの私、国分哲三文部大臣が就任致しました!」と締めくくった。
結梨には驚きの発表で、国分大臣の側に呼び出されて感激の握手をした。
「芸能界には恐い男も沢山居る!充分気をつけて活躍して下さい!何か困った事が有ればいつでも私に相談しなさい!」そう言って握手をして、真柴秘書がホットラインの電話番号を書いた名刺を手渡した。
その後早乙女雪子が簡単に映画の内容と、結梨の撮影中のエピソードを話した。
中央には散髪台が設置されて、本職の散髪屋と助手が来客にお辞儀をした。
断髪式にハサミを入れる人が十人程決まっていて、最後に国分大臣がバリカンで刈り取る様だ。
国分大臣には全く筋書き通りに進んでいたが、絶えず小西の動きに目を光らせていた。
「断髪式の後は、本職の方の手で剃髪、そして眉も剃り落して明日からの撮影に入ります。ここで八木結梨さんに盛大な拍手をお願い致します!刈り取られた髪は鬘に成って、白血病患者に贈られます」その言葉に盛大な拍手が会場、会場外でも鳴り響いていた。

断髪式

全てが計画通りに進んでいると思われていたが、国分大臣の計画に大きな亀裂が生じていた。
八木結梨を自分の手で強姦して、処女を奪いマゾ女に育てて第二の早乙女雪子に、、、、、
会場の中央の散髪の椅子に一礼をして座る結梨を、目を細めて見ている小西の姿に益々危惧を感じる国分大臣。
結梨の髪を上に上げてカットクロスを巻付ける本職の女性。
本職の散髪屋は二人共女性で、四十代の比較的美しい女性が選ばれていた。
撮影に映える様に人選をしているのがよく判る。
「それでは準備も整いましたので、先ずは小南社長様からお願い致します」
小南が紅白のリボンの付いたハサミを手に持って、一礼して結梨の椅子の後ろに立って髪を数本手に持つとハサミを入れるが、髪は切れない様に成っている。
続いて二宮監督、泉田プロデュサー、厚生副大臣と次々とハサミを入れる。
そして早乙女雪子は何故か纏めていた髪を解いて、長いストレートの黒髪を靡かせてハサミを入れた。
国分大臣に言われた演出で司会者が「早乙女様の黒髪とのコントラストが、映画でも強調される予定です」と解説した。
そして、小西伸行が呼ばれてハサミを受け取り結梨に近づくと小声で「頑張れよ!」と声をかけて肩をそっと叩いた。
その光景に国分大臣はこの二人は愛し合っている可能性が高いと思う。
監視しているのでまだ関係には成ってないが、将来その可能性は大いに有ると考えていた。
「それでは最後に国分文部大臣にお願い致しますが、大臣にはバリカンを持って頂き、実際に刈り取って頂きます」
嬉しそうに紅白のリボンが付いた真新しい手動バリカンを受け取る。
結梨の頭の近くに行くと、本職の散髪屋の女性が「この部分からお願いします!」と結梨の額を指さす。
「それではお願い致します!」の声と同時に「始めるよ!」と結梨に伝える国分大臣。
「はい、お願いします」と言うと目を閉じる結梨。
バリカンの刃が額に入って「ギーギー」と音を立てて動くと、額から白い筋が少しだけ出来て終った。
大きな拍手の後、電気バリカンを持った女性が直ぐに「ガーガーがー」と音を立てて刈り始めて、長い髪が結梨の頭からカットクロスに纏まって落ちて行く。
直ぐに半分以上刈り取られると、結梨の頭を押えて襟足から刈り上げてしまうので、直ぐに坊主頭が出来上がってしまそうだ。
しばらくして「早いですね!もう殆ど坊主に成ってしまいました」司会の人がそう言った時、バリカンをワゴンの上に置いた。
助手の女性が刈り取られた髪をお盆に集めて載せると「今、刈り取られたまだ八木結梨さんの温かみが残った髪が集められました。鬘会社の方にお持ち帰り頂きます」
拍手の中、ボランティアの人の手に渡されて、断髪式が終って次の作業が始まっていた。
結梨の頭がシャボンで白く塗られて、剃刀で剃り始めるが関係者はその光景を見る事無く会場を後に退室を始めた。
残されたのは京映の関係者と散髪の係、人数は極端に減少した中で「ジョリ、ジョリ」と剃髪が進んで、半時間程で眉まで剃り落されて完璧に出来上がった。
鏡を見て「凄い!眉まで無く成ると別人みたい」結梨の第一声だった。
残った中に二宮監督が居て「これで明日から、最後の撮影を始めるぞ!八木君!食事を抜いて少し窶れた方が良いな!」と笑った。

その日の夕方から、国分大臣は小西伸行と八木結梨の関係の調査を極秘で始めた。
勿論、数十人の探偵社、暴力団関係者も使って行動を調査した。
数日後、同居の小林瑠璃子が数日前、男友達の自宅に泊まって居た事実を掴んだ。
十二日の報告では八木結梨と小林瑠璃子は、同じ部屋に居たと報告が届いている。
泉に呼び出された町田恭子は、十二日の日には小林瑠璃子は確かに、傘をさして赤いコートで自宅マンションに戻ったと言い訳をした。
「顔を確認したの?」
「いいえ、顔は確認していません!」この証言と、別の調査で小西伸行が十二日の日は夕方から留守で、翌朝六時頃朝帰りの様子を近所の散歩の人に目撃されていた事実も判った。
泉はこの複数の事実から、小西伸行と八木結梨が十二日の夜密会をしたと判断して、国分大臣に報告に向った。
「何!」顔が真っ赤に変わって怒りが伝わって来る。
「あの男が、私の大切な、、、、、、」言葉が無く成る国分大臣、その姿は憎悪を感じる。
そして「責任を取らせろ!銀竜会を使え!」としばらくして言った。
長い間側に居たが、この時程失望と怒りに満ちた大臣を見た事は無かったと、後日喜三郎に話した泉だった。

映画(白の旋律)は結梨の剃髪から二週間程度で撮影を終り、二宮監督は満足の作品が出来ましたと関係者に御礼を言った。
結梨の頭はその間にも数回剃られて、伸びると絵に成らないので散髪の女性が付き添った。
「八木君!もう撮影が終ったので、今日からはどんどん伸ばして、次の映画に備えて下さい」
「でも当分は伸びませんよ!」そう言って笑うが傍らには小西が居て励ましていた。
大きな話題を提供した(白の旋律)だったが、尚一層話題を提供する事に成るとは、この時この場の誰も考えもしなかった。

二月の頭に雪子は次の映画(京の彩り)の打ち合わせにアメリカに向った。
当初はもう少し早く来る予定だったが、撮影が延びて今日に成っていた。
アメリカで染物工房の息子と、日本の着物を広める店を出店する最後のシーンを先に撮る予定だ。
付き人の音羽と二人でアメリカに到着した雪子。
夜の空港に到着した二人は、迎えの車を捜すが見当たらない。
「連絡先を聞いていますので、電話をしてきます」
「お願いします!そこの待合室で待っています」雪子は待合室に入って、荷物は事前に送っているので、手荷物程度しか持っていない。
そこに数人の男女が入って来て「ユキコ!」と黒人の一人がいきなり言った。
知り合いでは無かったが迎えの人か?と思って頷いた。
すると女が「ムカエ!」と笑顔に成って、握手を求めるが、誘拐犯だと知る筈も無い。
この同じ時刻、日本でも大事件が発生して結梨は我が耳と目を疑っていた。

無理心中

昭和三十八年、結梨にも激動の荒波が押し寄せていた。
テレビのニュースで、俳優の小西伸行さんと八木結梨さんの付き人町田恭子さんが、睡眠薬を飲んで無理心中で死亡したと報道したのだ。
町田さんの体内には小西さんの体液が残って、性交の後無理心中を図ったと思われると発表された。
「何!これ、、、、、、、、」呆然とテレビの画面を見る結梨。
「あの二人、付き合っていたの?」
「、、、、、、、、」首を振るが「仲は良かったかも、、、、、」とぽつりと言った。
「だから芸能人は恐いよね!結梨と付き合いながら、あの人とも出来ていたね!」
「小西さんに限って、、、、無いと思ったのだけれど!」棒前の結梨。
その時電話が鳴って、もう一人の星野雅子が「大変な事に成っちゃった!八木さん小西さんと付き合っていたのですね!彼女の遺書に書いて有りました。でも映画会社が名前を伏せて欲しいと警察に頼み込んだ様です。多分国分大臣の力でしょうが、八木さんの名前は世間に出ません」
「どう言う事ですか?意味が判りません!」
「恭子と小西さんはお付き合いをしていたのです、でも最近別れ話が出て新しい恋人が、、、、、」
「それがわたし、、、、、、」絶句の結梨。
ようやく理解出来た結梨、小西と町田は以前から付き合っていたが、自分が関係を持ったので別れ様として無理心中したのだと理解した。
電話を終って、しばらく考えて「そんな男だったのね!一度だけで良かったわ!」と裁けた様に言った結梨。
「結梨、本気だったのでしょう?」
「でも相手は芸能人で遊び上手だったのよ!ほら、頭も丸めたし一から出直しだわ」そう言って鬘を外して投げつける結梨、空しさが滲み出ていた。

男女四人の集団に無理矢理車に押し込まれて「付き人が、、、、」
「ダイジヨウブ!バショヲオシエル」そう言って車が走り出した。
それでも雪子は自分が誘拐されたとは思っていない。
「ニホンジン、ウツクシイ」
半時間程走ると古ぼけた一軒家に車が到着して「ここは?違うのでは?」
「オリル!オジョウサン!」
「貴方達何者?」
そう言った時、引きずり降ろされる雪子は、自分が変な集団に誘拐された事を初めて理解した。
部屋に連れ込まれると、中にもう一人中年の女性が待っていた。
「今夜の獲物は中々の美人だね!」雪子を見て日本語で言った。
「日本語が判るのね!私は日本の映画スターよ!この様な処に連れ込んで一体何者なの?」
「日本人の女性で美人をこの家にご招待しているのよ!今夜は貴女が招待されたのよ!」
「招待?意味不明ね!私はその様な招待は受けないわ!帰して頂戴!」
「私達の招待を受けなければ帰せないのよ!」
「マダム!ジュンビデキマシタ!」女がつげると、雪子を連れて行く様に指示した。
二人の男が近づいてコートを脱がせると、コートの下はセーターとスラックスの雪子。
両腕を持たれて引きずる様に、奥の部屋に連れて入った。
天井からチェーンが二本垂れ下がり、先程の女がいきなり雪子のセーターを脱がせる為に捲り上げる。
「何をするの?止めなさい!」両腕を持たれているので身動き出来ない。
直ぐにセーターを脱がされて、ポニーテールの髪からセーターを抜き取り近くの机に置いた。
直ぐに今度は別の女が手枷を雪子の手首に巻付ける。
左腕の高級時計を外すと、自分の腕に巻付けて嬉しそうな顔をした。
「止めなさい!」と言っても全く言葉を理解しない女が、左手にも手枷を巻付ける。
その手枷にチェーンから伸びた金具にフックで固定した。
漸く男達が両腕を離したが、既にチェーンが巻き上げられて、雪子の両手は万歳の形に上に上がった。
ブラジャー一枚にスラックス、ヒール姿で怯える様に成っている雪子。
「やめなさい!」大きな声で近づいた女に怒鳴ると「バシー」と平手打ちが雪子の左頬に炸裂した。
「アキラメルノヨ!オマエハココデオカサレル!」
頬を叩かれて意気消沈に成った雪子の腰に手を持って行くとベルトを緩める女。
直ぐに後ろにもう一人の女が来ると、スラックスを引きずり降ろしてしまう。
「ハイヒール!」そう言うと前に居た女が雪子のヒールを脱がせる。
素早くヒールを脱がせると、スラックスも一気に足首から取り払ってしまった。
怯えて言葉が無く成った雪子のショーツに手を後ろから指を入れて、一気に下に降ろす女。
「いゃー止めて下さい!」と言うがもう一人がハサミを持って来て、膝まで降ろしたショーツを切り裂いて足から向こうへ放り投げると、既にぼろ切れ状態に成っている。
今度はハサミでブラジャーの紐を切る女。
もう抵抗する気力が無くなり、命だけ助かれば良いと思う様に成った雪子。
アメリカの空港の近い場所以外は全く判らない。
先程の言葉の判る女が来たら話は出来るが、この四人は全く言葉が判らない様だ。
雪子も全く英語が出来ないので、話す術が全く無かった。
ブラジャーも切り裂かれて、全裸にされて立たされている。
二人の男が何かを押して運んで来た。
中央には大きなペニスの形をした物が付けられて長い。
あれが自分の中に入れられるの?益々怯える雪子。
その時、女がスイッチを入れるとペニスが大きく動いて雪子を脅かせた。
この様な道具を今まで見た経験が無かったので、ピストン運動を自動でする器具に恐怖を覚えた。
「そのままだと気分が出ないでしょう?この薬を注射してあげるわ」
女が部屋に入って来るが右手に注射器を持っている。
「いゃーーたすけてーー」
「また平手打ちされたいの?この連中は人も殺すのは平気なのよ!諦める事ね」
上に上げた二の腕に消毒綿で消毒すると、注射針が突き刺さり液体が流れ込んでしまった。

妊娠発覚

警視庁の取り調べ状況を聞いたスポーツ紙の記者が、その日結梨の取材にやって来た。
先日断髪式で時の人に成って、話題の有る八木結梨の付き人が小西伸行と無理心中で亡く成った事は大スクープ。
学校にも行けない状況に成ると思った京映は、その日の夕方緊急の記者会見を行うと発表した。

一方アメリカでは雪子が五人のアメリカ人に拉致誘拐されて、新型のSEXマシンの餌食にされ様としていた。
「これを着けさせた方が良いだろう?」雪子に猿轡を見せる女。
「立派な毛並みだわね!マシンが毛を咥えちゃうかも知れないわね」
「何を注射したの?目が廻ってきた、、、、、、」
「天国に行ける注射だよ!」
「へん、、、、、、」
女がハサミで陰毛を少し短くして、食い込まない様にする様に指示をした。
雪子の目が完全に焦点を失った時、二人の男が片足ずつ持って持ち上げて大きく広げた。
「あっ、あっ」と言った口にゴムの猿轡がはめ込まれて、襟足の部分で留めた。
大きく広げられた陰部に女が入って、大陰唇の陰毛を引っ張ってハサミで「ジョキ、ジョキ」と切って短くする。
大きく開かれた陰部にピンクの小陰唇の肉片が見える。
陰毛の整えが終ると、持ち上げた股間を慎重に見ながら男達が雪子の身体をマシンに近づける。
女が高さを調節しながら、雪子の膣に吸込まれる様に合わせる。
その時「あっ、うぅ」大きく雪子の顔が天井を向いて、SEXマシンの先が膣に突き刺さって、そのまま両足を持って奥まで入れてしまう二人。
「あぅ、うぅ、うぅーーー」陰部に突き刺さったマシンのペニスに感じているのか、目を白黒させている雪子。
「オーケー」の言葉と同時にマシンが動き始める。
「ああーああーああーああーーー」急に声を大きく出して鼻で呼吸をする雪子。
頭はもう何も考えていない様で、SEXマシンの動きに合わせる様に声を出している。
動きを早くせずに雪子の身体に合わせる様に、調整をして長時間SEXをさせる手法の様だが、完全に膣内が掻き回されて暑く成った時一気に速度を速くすると、猿轡の横から泡を吹き出して一瞬で気絶に成った。

だが雪子が目覚めた時、横に音羽が居て「早乙女さん!魘されていましたよ!」
「音羽さん!ここは何処?」
「病院ですよ!意識を失われて運ばれた様です!気が付かれて良かった」
「私は何処で?」
救急車でこの病院に運ばれたと説明した音羽。
変な家でチェーンに繋がれて、SEXマシンにマンコを掻き混ぜられたとは言えない。
着ていた服は壁にハンガーで吊されていたが、下着は全く変わっていた。
何が何だか判らないけれど、命は助かったと思う雪子。
音羽を含む全ての人が裏で繋がっているとは思ってもいない雪子。
自分はいつでも燃えてしまう、強姦でも器具でも変態かも知れないと思っていた。

夕方緊急記者会見に臨んだ結梨は、京映の会社が作った筋書き通りに質疑応答をする。
朝の戸惑いからは完全に立ち直り、自分が小西伸行に騙された事を微塵も感じさせない強い結梨がそこには居たのだ。
理由は宮崎の両親に知られたら困るのも大きな要因だった。
芸能界は恐い処だから、小林瑠璃子と同居ならと許されて東央大学に入学したのに、僅か一年で退学に成ってしまう。
それは小林瑠璃子も同じで、今結梨が退学に成れば自分も彼氏と別れる事に成るから必死だった。
上手に記者会見を切り抜けた結梨だったが、予想もしていなかった事態に驚いたのは、二月の中旬に成ってからだ。
完全に忘れていた生理が遅れて、瑠璃子の指摘で急に我に返った様に心配に成って来た。
付き人の星野雅子に「困った時は相談しなさいと後援会の会長に言われているのだけれど、相談しても良いでしょうか?」と電話をした。
「どうしたの?」星野はどの様な事か判らないので、尋ねて腰が抜ける程驚いた。
国分大臣は結梨の処女を小西に奪われただけでも怒って、殺害をしてしまったのだから、小西の子供を妊娠していると知ったらどの様に成るか?恐くて話せない。
だが、このままお腹が大きく成れば、芸能生活も終るし八木結梨の運命も終ると思うと、怖々国分大臣に連絡をした星野だった。
小西に処女を奪われただけでも、それ以後手を付けようとしない国分大臣。
「何!今何を言ったのだ!」驚いて電話の声が裏返る国分大臣。
しばらく考えて「小西の子供を産む訳にはいかんだろう?一度私が話をしてみよう、品川のフランス料理店に明日の夜連れて来なさい」
国分大臣は怒りが頂点に達していたが、将来の成人映画のスターにするのなら、ここは我慢して育て様と唇を噛んで我慢した。
だがもしも妊娠しているのなら、早急に処理をしなければ手遅れに成ると国分大臣は考えた。

翌日品川のフランス料理店に星野に連れられて八木結梨が訪れた。
緊張した面持ちで「お世話に成ります」とお辞儀をした結梨。
「本当に妊娠しているのかね?」冷静に尋ねる国分大臣。
そこに品川院長が少し遅れてやって来て、挨拶をした。
以前健康診断の時の先生とはまるで異なると思ったが、あの時は院長が診察していなかったと理解した結梨。
身体の変調を品川院長に話す結梨に「話を聞いた感じではどうだね?」と尋ねる国分大臣。
「はい、妊娠の可能性が高いと思われますね!」
「それはいかん、直ぐに処置をしなければ、あの遊び人の子供が大きく成ってしまう」
「そうですね!八木さんも有名人ですから、妊娠とか中絶の噂が出ると大変ですね!」
「はい、実家に知れたら直ぐに退学に成ります」困り果てた声で今にも泣き出しそうな結梨だ。

手術の準備

「明日、明後日等学校は休んでも大丈夫ですか?」
「はい、今は映画の撮影も舞台挨拶も有りませんので、二三日なら休めます」
「それなら、このまま病院に入院して、明日検査をして妊娠なら早速手術をして表に出ない様にしましょう」品川院長が言う。
「私、何も準備していませんが?」
「大丈夫です!特別病棟は外部との接触は有りませんから、必要な物は星野さんに運んで貰いなさい」
「でも、、、、急に手術と言われても、、、、、」
「八木君!ここは院長の意見に従った方が良い、一日でも遅れて実家の両親とか話が漏れたら大変な事に成る」
「大丈夫です!私がお手伝いします」星野の言葉と国分大臣に説得されて、結梨は渋々承諾をした。
「本当は両親の印鑑が必要ですが、大臣が後見人に成って頂き特別に内密で手術を致しましょう」
話が纏まると三人は病院に移動して、国分大臣は用事が有るので明日の結果を聞こうと言って別れた。
三人は夜道を歩きながら病院に向った。
タクシーを利用すると顔が知られているので、勘ぐられるとの星野の意見で十五分程を歩いて病院に向った。
特別室に入ると素晴らしい環境に驚く結梨だが、不安は大きく成る。
「手術って痛いの?」
「全身麻酔ですから、何も判りませんわ!私も一度流産で手術したのよ!」
「そうですか、もう少し詳しく教えて下さい」
「検査はしていないから、知りませんが準備が結構時間がかかったわ!手術に邪魔に成るって剃られたし、浣腸もされたかも」
「えっ、浣腸とか剃られるのですか?」
「尿も抜き取られた様な気がします。麻酔で漏れてしまうらしいですよ」
昨日の打ち合わせ通りに喋る星野、手術をすると決めたら国分大臣は恐い、早速結梨の身体を弄ぶ段取りを決めていたのだ。
マゾ女にする為の第一弾の調教だと考えていたのだ。
早乙女雪子の次は八木結梨だと、規定の路線にようやく乗せる事に成った。
もう少し早く自分が強姦して処女を奪えば、もっと楽しい思いが出来たのに残念だと思っている国分大臣。
結梨はベッドで小西との将来の夢を語っていた頃を思い出す。
もしも子供が宿った事を知ったら、町田がどの様な行動に成ったのだろうと考えていると目が冴えて眠れなく成った。

数週間前、小西伸行は或る集団に誘拐されて、二人の美女に拘束された状態でフェラをされコンドームの中に射精をさせられて、その後睡眠薬で殺害された。
コンドームの精子は町田恭子の体内に注入されて、二人の無理心中を成立させていた。
監視を怠った罪で殺害の道具に使われた町田恭子と、八木結梨の処女を奪った小西伸行はこの様にして国分大臣に葬られていた。
今度は矛先が結梨に向っている事は確かで、国分大臣の復讐は未だ終っていなかった。

翌日十時過ぎに品川総合病院をお忍び姿で訪れた国分大臣。
「大臣!お早いですね」品川院長が出迎えて、院長室で打ち合わせを始めていた。
「今日の手術は出来ないのだろう?」
「はい、もし妊娠をしていた場合は、子宮口を広げる道具を挿入して明日の午後が手術に成ります。特に大臣がお望みの手術をするなら明日に成るのは確実ですね!でも本当にその様な手術をしてしまうのですか?」
「当然だ!今後も充分考えられる!雪子の後を任せるには、今後も注意をせねば成らないから、面倒だろう!」
「雪子さんにはまだその手術は行っていませんが?」
「あの子は私を裏切っていない!あれから私以外の男性とのSEXは無い!先日もアメリカでSEXマシンを使って逝かせてやったので、また暫くは持つだろう」
「着々と進めていますね」
「開腹すれば直ぐに判るが、開腹しないので本人にも判らないだろう?」
「詳しく検査をしなければ判りませんが、私には少し残酷に思えますが?」
「駄目だ!あの顔であの美肌、これからあの子は益々美しく成る!男が群がるから危険だ!第二の小西伸行が直ぐに現われる」
「大臣は今日も明日も来られるのですか?」
「明日は来ない!明日は手術を三カ所するだけだろう?」
「はい、クリトリス包茎の手術も行う予定にしています」
「本人も感じ易く成って喜ぶだろう?だが上手に話して置かないと驚くからな!」
「それはいつもの様にバイ菌が溜まり易く、病気の発症の元に成ると説明して置きます」
コーヒーを飲みながら時計を見て「そろそろ診察に行きますか?大臣は横の部屋からの観察で、薬を使って彼女が判らなく成ればお入り頂きます」
「カーテンとか、目隠しをすれば良いだろう?」
「そうすれば顔が見えませんが?宜しいのですか?」
「可愛い顔が見えないのは駄目だな!」孫の様な年齢の結梨に興味を持つ国分大臣。
事実孫の一番上は十七歳に成っている。
病室から検査着の上に厚手のガウンを着て、診察室に向う結梨は憂鬱な表情だ。
明日堕胎手術を受ける事より、自分の行った行動、人を見る目が無かった事が心に大きな傷を残していた。
診察室に入ると大泉婦長が「一応検査の順序を説明します」頷く結梨。
「先ず院長先生による触診、乳房の張りと体調を調べて手術が可能か?妊娠をしているか?を調べます。同時に血圧、採血、採尿も行います。次に実際にあちらの内診台で子宮の具合を検査して妊娠が確定しますと、明日の手術の準備に入ります」
「浣腸とかもするのですか?」
「それは明日に成りますが、具合次第に成ります。今日は、手術の為に邪魔に成る陰毛の処理と子宮口を広げる器具を挿入します」
「、、、、、、」無言で頷く結梨。
ボブの鬘が良く似合って可愛い顔に見える。

M女の資質

マジックミラーの部屋の小窓から診察室を見る国分大臣。
「やはり可愛い」小さく独り言を言う。
「お待たせしました!」とマスクをした品川院長が診察室に入って来る。
「院長がお見えに成りました。ガウンを脱いで下さい」大泉婦長が結梨に言う。
「血圧、採血は?」
「まだこれからです」
「そう、じゃあ先に血圧と採血をして下さい」
「はい、判りました」
ガウンを脱いでも部屋は暖房が効いて、それ程寒くは感じない結梨。
上肢台に右腕を置くと、血圧の計測を始める間島看護婦。
横には採血の為に大西看護婦が注射器を持って待っている。
医者の娘だから、変な事をすると直ぐに見破られると慎重な看護婦達。
「血圧、異常有りません」間島看護婦が言うと、大西看護婦が直ぐに採血を初めて終ると「胸の張りとかは感じますか?」品川院長が尋ねる。
「そう言われれば張る様な気がします」結梨が答える。
「胸を開いて!診察して診ましょう」
検査着の紐を横から素早く解く大泉婦長。
「前を開いて下さい」結梨が検査着の前を開くと、品川院長は初めて見た結梨の乳房の美しさに驚いてしまった。
間が少し空いて、聴診器を結梨の胸にあてて、まじまじと乳房を見つめていた。
国分大臣が興奮していたのは、この乳房ときめ細かい肌なのだろうと思う。
だが、別の部屋の国分大臣には全くその様子が見えない。
結梨が両手で検査着を持って開いているので、角度が異なる部屋のマジックミラーからは何も見えない。
「触診して診ましょう」
品川院長が聴診器を横に置くと、両手で結梨の乳房を同時に下から揉む様に触った。
「あっ」
「痛いですか?少し張が有る感じですね!」そう言いながら乳輪を指で撫でて、乳首を指で弾く様に触った。
「あっ」声が小さく出ると「妊娠の可能性が高いですね、乳首が反応していますので、張っていますね」
これ以上変な触り方をすると変に思われるので「内診しましょう!妊娠の可能性は七割ですね」
「やっぱり、妊娠していますか?」落胆の表情に成る結梨。
「内診台の方に行きましょうか?」
検査着の前を閉じない状態で疲れた様に手術室に入ってから、顔色が変わる結梨。
自分の家の診察室は何度も見ていたが、この様な革貼りの手術台を見た事が無くて、急に怯える表情に成る結梨。
「そのまま台に上がって仰向けに寝て下さい」
躊躇して台の側で動けない結梨。
「どうしました?大丈夫ですよ!今日は検査だけですよ!」大泉婦長の言葉にも全く反応が無く動けない。
「困ったわね!どうしたの?診察しなければ妊娠か判らないし、手術も出来ないのよ!」
「恐い!恐いのです!」急に怯えた表情で言った。
「どうしたら良いの?困ったわ?」
「私を無理矢理台に載せて、縛り付けて診察して貰えませんか?」
「えっ、何を言い出すの?その様な事をしなければ診察を受けられないの?」
「は、はい!お願いします」
話している時に品川院長が入って来て「婦長!仕方が無い八木さんの言う通りにしてあげなければ先に進まないだろう?」
「は、はあ」
意外な結梨の申し出に驚く大泉婦長だったが、結梨は子供の時に風邪で嫌がるのに注射をされた事がマゾ気質に火を付けていたのだ。
別の部屋で見ている国分大臣が「あの子、マゾなのでは?良い感じだ!」と小さくその様子に驚きながら喜んでいた。
「皆さん手伝って貰えますか?」看護婦四人が手術台の近くに集まって来て、結梨の身体を台に持ち上げる事に成った。
「いいですね!」
「いゃーー」と言う結梨を四人が抱え上げて手術台に上げる。
「手を縛って、足はその金具に載せて固定して」
「あっ、いゃー」と言いながら、直ぐに両手が固定されて、両足も金具に載せられて固定されてしまった。
カーテンを胸の上に垂れさせて、結梨の視界を遮ると「台が動きますよ!」
手術台が上がり始めると足が左右に開き始めて「あっ、恥ずかしい」と言い始める結梨。
短い検査着が捲り上がって、白い太股の付け根の黒い陰毛が無影灯に照らされて光る。
「じゃあ、検尿から行いますよ!」
「えっ、尿道カテーテルですか?」驚いた様に言う結梨。
「便所に行く手間省けますよ」
「一度経験したかったのです。入院に成ったらするでしょう?」
意味不明の言葉に驚く面々だが、次の言葉にもっと驚いた。
「誰かに見られていると思ったら、興奮してきました!」
この娘は変態か?と看護婦達は思ったが、品川院長と国分大臣はこの子はマゾの気質が有って、拘束されて見られると興奮するのだと理解した。
「これは理想の女の子だな!少し調教すれば理想のマゾ女に育つ!」そう小声で囁いたのは、品川院長の側に来た国分大臣だった。
足が大きく広げられて、手術台は止まった。
尿道カテーテルを持って大西看護婦が足の横に立つ、その直ぐ後ろに陣取る国分大臣。
股間に入って陰毛を掻き分ける様にして、大陰唇を左右に広げる品川院長。
一緒に小陰唇も左右に広げられて、ピンクの膣口が口を広げる。
「あっ、あっ、あっーい、いたいー」結梨が口走った時カテーテルが尿道に突き刺さった。
「ああーーいゃーいゃーーやめてーーーー」身体を動かしている。
注射器が先に着けられていて、吸い出し初めている結梨。
その時国分大臣が目にした物は、膣口から流れ出て来た愛液だった。

名器?

この子はマゾに間違い無い、これは非常に楽しい事に成ると喜ぶ国分大臣。
あの小西伸行の子供が宿って居る事を何度考えても悔しい!
「あっ、あっ、ああーー」注射器のポンプの部分だけを取り外すと、結梨の小便が垂れ流しの様に流れ出ている。
「検尿は終りましたので内診に入りますよ」
「は、はい」
「力を抜いて下さいね」
品川院長がカテーテルを抜き取って、結梨が「い、いたー」と反応をした。
「クスコ!」大西看護婦が手渡す。
愛液で濡れた膣口に「あっ、あっ」再び声が出る結梨。
相当感じ易い様な体質に食い入る様に見る国分大臣は、ねじ込まれるクスコの先を凝視していた。
クスコが押し広げられると「あっ、あっ、いゃーん」無意識に声が出ている様だ。
目を閉じて大きく呼吸をして、何かを自分で感じているのだろうか?
「処女膜が残っていますね!」
ライトで中を照らしながら、結梨に言っているのか、国分大臣に教えているのか判らない。
「私は、もう我慢が、、、」と耳打ちする国分大臣。
真剣に診て品川院長が「間違い無い様ですね!妊娠の初期です!」
「は、はい」
「搔爬で良いのですね」大泉婦長が結梨に尋ねる。
「はい、お願いします」急に目を開いて答える結梨。
「それでは、手術の準備に入りますね、子宮口を広げる物を挿入しますが、少し痛いので軽い麻酔をしますので、幻覚の様な具合に成るかも知れませんよ!」
「はい、判りました」
「八木さん!貴女の陰核は男性で云う包茎ですから、この機会に一緒に手術をしましょう、この状態で放置すると早乙女さんの様にバイ菌が発生しますよ」
「えっ、早乙女さんもこの病院で?」
「そうですよ!早乙女さんの場合は、バイ菌が中に入って炎症を起こしていました。八木さんはまだその様な状態では有りませんが、もう少し年齢が経過すると同じ様に成るかも知れませんので、簡単な手術ですから大丈夫ですよ!」
「お願いします!一緒に出来るのなら」
「十五分程度で終りますので、明日搔爬手術の時にしておきましょう」
結梨の頭の処に麻酔の北村医師が、器具を押しながらやって来て「麻酔担当の北村です!今から軽い麻酔をしますので、一気に吸込んで下さいね」
酸素マスクの様な物を手に持ちながら結梨の顔を覗き込む様に言った。
「はい、判りました」北村の顔を見上げて返事をすると、結梨の鼻と口をマスクが覆い「はい、吸って下さい」と言った。
一気に吸込んだ結梨の目が精気を失って虚ろに成るとマスクを外して「八木さん!判りますか?」
「、、、、は、、、、、、、はーーーい」と間の抜けた返事を返す結梨。
「院長!ガス完了です!一時間程度はこの状態です!」
「ご苦労!」
胸の上に垂らされていたカーテンを間島看護婦がゆっくりと取除く。
「私が判るか?」国分大臣が覗き込む様に横にやって来る。
「、、、、こく、、ぶだい、、じ、、、、」
直ぐに移動して「おい判るらしいぞ!」小声で品川院長に告げる国分大臣。
「大丈夫ですよ!記憶には残りません!何をされているかとか、誰とかは判る様です!それが無ければこのガスの意味が無いでしょう?」
「麻酔で眠った女を抱いても面白く無いからな!成る程!」納得する国分大臣。
「大臣準備して下さい!」
「判った!」嬉しそうに向こうの部屋でズボンを脱ぎ捨てて、下半身パンツ一枚で戻って来る。
「大臣!このゴムを着けて頂いて、油を塗りますのでお願いします」
「その子のマンコをもう一度広げて見せてくれ!美乳も大きく広げて!」
薬を飲んでいても刺激が無ければ勃起しないのか?要求が次々出る。
検査着の胸を大きく開いて乳房を無影灯に晒すと、看護婦の角倉がパンツを下げて国分大臣のペニスを左手で握る。
今度は結梨の大陰唇を左右に大きく広げる大泉婦長。
それを見ながら勃起したペニスにゴムを素早く装着する。
「大臣!元気に成りましたよ!」今度は田淵看護婦が油の様な物を瓶から指に浸けて、ゴムの上に何度も塗り込む。
「準備出来ました!」
「大臣!どうぞ!」場所を譲ると、高さを合わせた台の上に上がる国分大臣。
この男が本当に文部大臣なのか?我が目を疑う初めてその様子を見た看護婦大西は目が釘付けに成った。
陰毛を右手で分けて、左手で添える様にして油で濡れたペニスを結梨の小陰唇に擦りつける様にした。
「ああーいゃーん、だめ!こ、く、ぶ、、、、ああー」
国分大臣が擦りつけていたペニスの挿入に入って、膣口に滑り込んで行く。
「ああーああーああーーーい、た、いーーー」挿入すると痛みと同時に快感が結梨に伝わっている。
国分大臣が腰に力を入れて押し込むと、結梨の美乳に手を伸ばして鷲づかみにした。
「ああーああーああーーーいいーーーいいわーーー」
この子は先日処女を失って二度目のSEXで感じているので、驚く国分大臣。
しばらく腰を動かし始めると「ああーああーああーいっちゃうーー」と言い出した時、国分大臣の表情が変わって「うぅ、あっ、しまるーー」の言葉に次の瞬間「うぅーー」そう言うとそのまま結梨の腹に顔を伏せてしまった。
「どうされたのですか?」
「我ながら恥ずかしい!もう終ってしまった!」恥ずかしそうに力無く顔を上げた。
「えっ、大臣がもう終りですか?」品川院長が驚く。
「急に吸い取られる様に成ったよ!この子は名器かも知れないな」
「そうかも知れません!数の子天井か蛸壺って名器でしょうね」
「院長!知っていたら最初に言いなさいよ!」そう言って結梨の身体から離れる国分大臣。
いつの間にか結梨は眠った様に静かに成って、膣口から抜いたペニスと一緒に愛液と血液が少し混じった物が流れ出ていた。

間違い

「もう直ぐ陰部が暑く成って、一層感じ易く成って来ますよ!」
「そうか、私は少し離れてシャワーを浴びて来る」
間島看護婦が国分大臣の脱いだ衣服を持って、シャワールームに案内をした。
「あの子はマゾで名器の様だな!私の理想の女性に成るぞ!」嬉しそうに話す。
「大臣!良い子が見つかって良かったですね」
「世の中、成人映画専門の会社が次々出来る様だ!早くスターを育てなければ京映の立ち上げよりも先を越される」独り言の様に言う国分大臣。
事実、安いコストで製作が出来て、そこそこの興行収入が得られるので乱立の様相に成っていた。
国分大臣に言わせると、三流の役者に三流のストーリー、おまけに下手な艶演技の連続。
早く本物の成人映画を作りたいと、自分では思っている。
これが文部大臣なのだから、この国の教育はどう成るのだろうと思いたく成る。

「あっ、あっ、いゃーん!だめーー」陰部を白く塗られて次々と声を出して、五月蠅い程の手術室に変わっていた。
「こりゃー、大変だな!」品川院長も呆れる程騒ぐ結梨。
「押えて剃らなければ、動いて危険ですね」大泉婦長が言う。
「もう良いのでは?大臣も簡単に終ったし、邪魔に成る部分だけハサミで切れば、手術には支障は無いだろう」
「判りました!剃毛は中止にして、ハサミで切り揃えます!濡れたタオルで拭き取って!」
大西看護婦が白く塗られ始めた結梨の陰部をタオルで拭き取り初める。
「あっ、あっ」の声が再び出るが、綺麗に拭き取られて岩海苔の様に成った陰毛。
大泉婦長がクリトリスの近くの陰毛を指で持つと「ジョキ、ジョキ」と切って整える。
「あっ、あっ、あっ」の声が再び出る結梨。
綺麗にくり抜いた様に陰毛が切られて、クリトリスの部分が見える様にされてしまった。
「麻酔をして、眠らせて下さい」
その後、麻酔で眠った結梨の膣口を大きなクスコで広げる院長。
処女膜の残骸が一気に取除かれて、出血が伴いラミナリアと呼ばれる特殊な棒を子宮頸管に挿入し、子宮頸管を拡げていった。
無理に拡げようとすると裂傷してしまうリスクがあるため、時間をかけてゆっくりと処置を行う院長。
準備が完了した時、国分大臣が戻って来て「剃らなかったのか?」と院長に尋ねた。
「この子、凄く感じ易くって、刷毛で塗っただけで五月蠅くて困りましたので、また大臣が個別でお楽しみ下さい」
「そうなのか?それは面白い!顔は可愛い、身体はもち肌、性格はマゾ、感じ易い!最高だな!」
「明日の手術はどうされます?それ程良い女なら堕胎と包茎手術だけにされますか?」
「それ程良い女だから、直ぐに小西の子供を妊娠したのだ!本人には判らないのなら、問題は無いから予定通り不妊手術をしてしまいなさい!今後も面倒な事が有ると困る」
「は、はい!判りました」
国分大臣が指示した手術は子宮鏡不妊手術で、腟から子宮鏡(柔軟な管状の機器)を挿入し、子宮を経由して卵管内まで到達させ、コイルで電気的に焼灼し、卵管内に瘢痕組織を形成させ卵管を塞ぐ手術。
その為腹の切開は不要なのだ。
小西伸行との間を裂かれて、今度は子供の産めない身体にされ様としている結梨。
麻酔で眠らされた状態で特別室にストレッチャー運ばれて行った。

食事を与えられずに翌日、堕胎、陰核包茎、不妊の三つの手術を受ける予定の結梨は、薬も抜けてやって来た星野に「私昨日変な夢を見てしまったわ」
「変な夢?」不思議そうに尋ねる星野。
「昨日ね、今日の妊娠の検査と手術の準備をされていた時に、私、文部大臣の国分先生とSEXをしていたのよ!驚きでしょう?それがね、とっても良かったのよ!」
「えーーそれ本当なの?」
「勿論夢の中の話よ!でも私あの大臣は好みよ!だから夢を見たのかも知れないわ」
「それじゃあ、誘われたら大臣と寝ても良いと思うの?」
「現実は無いけれど、何か合う様な気がするのよ!」
「合うって何が合うのよ?」
「SEXの好みって感じかな?現実は判らないけれど、夢では合うのが判ったわ」
意味不明の話に驚きながら頷く星野だった。

しばらくして星野に見送られて手術室に向う結梨。
星野はこの話を直ぐに国分大臣に連絡をして、これからの手術の変更をした方が良いのでは?と思った。
孫程年齢の異なる結梨にあの様な事を言われて、国分大臣の怒りが消えるのでは?女性として子供の産めない身体にされてしまう事に、星野自身も後ろめたい気持ちに成っていた。
同僚の町田恭子の失敗は、もしかして自分も同じ事をしてしまったかも知れないからだ。
その後連絡をしたが、本人も秘書の泉も連絡が出来ない。
辛うじて数十分後に喜三郎に連絡が出来たが、国分大臣は一度決められた事を変更される方では有りませんと内容も聞かずに言った。
そして官邸に向われたので、連絡が中々出来ませんとも喜三郎は答えていた。

その頃結梨は手術台に上がって、腕に麻酔の注射がされて「八木さん!数を数えて下さい」と大泉婦長に言われて「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、む、、う、、、、、」で眠りに入ってしまった。
「先に陰核を剝いてしまいましょう」品川院長が大きく足を開くのを待って言った。
「これで益々感度が良く成って、国分大臣はこの子の虜に成ってしまうかも知れないぞ!」
そう言いながら、メスが皮膚を切り裂きピンクの小さな豆を剝きだし始めた。
「院長!全部剝いてしまうのですか?この子普通でも感度が良いのに大丈夫でしょうか?」
「そうか?変に残しても同じだろう」メスは全てを剝き出して縫合に入った。
貝の中のピンクの真珠の様な滑りと輝きが、品川院長の頭のライトに光った。
しばらくして「よし、終った!次クスコ!」と大きな堕胎用のクスコを受け取ると、膣口にねじ込む様に挿入する。
意識が有ればこの様な乱暴な挿入は出来ないが、意識が無いので一気に大きく広げられる膣口。
子宮口の広がりを確認して、頸管拡張器を細い物から順に挿入して、徐々に広げて行く。
金属の接触する音が手術室に不気味に響いて、小西と結梨の子供が抹殺される準備が進んでいた。

不妊手術

星野は何度も連絡して、国分大臣の耳に直接話して不妊手術だけは防ぎたいと思っていた。
まだ二十歳にも成っていない八木結梨が、女として余りにも不幸だと考えていた。

その頃手術室で広げられた股間に僅かな鮮血が流れて、頸管拡張器が次々挿入されて広げられた。
「鉗子!」品川院長の声が響く。
「残っていた処女膜が破れた様だ!」
「膣が締まる様な感じだ!自然にその様に成る様だ!これが名器なのかも知れない!」
次々と独り言の様に言いながら手術を進める品川院長。
鉗子は子宮口を広げて子宮の入口をつかむ器具で、小さなペンチのような形で子宮の入口を引っ張る。
長い金属で子宮の大きさ向きを手探りで調べる子宮ゾンデを挿入して、胎児の位置を確認すると胎盤鉗子を受け取ってクスコの中に挿入した。
胎盤鉗子は、胎児、胎盤などの付属物をつかみ出す器具で、穴の開いたしゃもじのような形をしていた。
しばらくして、結梨と小西の子供は葬られてしまった。

その頃漸く連絡が出来た星野が結梨の話を国分大臣に伝えると「信じられない」「信じられない」を連発して、星野の「大臣との子供さんの可能性も有りますよ!」の話に「まだ間に合うのか?間に合えば、、、、、、」と絶句して声が途切れていた。
国分大臣は妻に先立たれて、既に十年近い月日が流れて四人の男子が息子として存在している。
一番下の息子が国分和紀が三十歳で独身、単身海外にカメラマンとして行く事が多く、殆ど国分大臣と会う事も無い。
星野が急いで手術室に向い、息を切らせて扉を叩く。
中から驚いた表情で大西看護婦が出て来て「どうされましたか?」
「手術を中止して下さい!国分大臣からの連絡です!」大きな呼吸の中で話す星野の言葉に「堕胎ですか?」
「不妊手術を中止して欲しいのです!」
「えっ、もう間に合わないのでは?」
急いで手術室に駆け込んだ大西看護婦の様子に、大泉婦長が「どうしたの?」と尋ねた。
「国分大臣が不妊手術を中止して欲しい、、、」言葉が途中で止まる大西看護婦。
「、、、、、」大きく首を振った品川院長が目で答えた。
「切除が今終って、事後処理の途中なのよ!もう戻らないわ」大泉婦長が代わりに答えた。
しばらくして大西看護婦は星野が待つ手術室の外に行って無言で首を振った。
「間に合わなかったの?」
「、、、、、、、、、」頷くと、項垂れる星野。
直ぐに国分大臣に連絡をした星野の言葉に「、、、、、、、」しばらくの無言が有り「絶対に本人に悟られない様に全員に伝えてくれ!そしてこの事が他に漏れない様にしなさい!」
流石の国分大臣も自分の指示した事が間違いだったと後悔をしていた。

三カ所の手術を受けた結梨が目覚めたのは夕方で、星野が部屋に寄り添い「大変だったわね!」と慰めたが「私が男を見る目が無かったのよ!これを機会に慎重に成るわ」作り笑顔で悔しさを消していた。
翌日に成って「大変なの!」間島看護婦と大西看護婦に術後検査に向う時に口走った結梨。
「どうしたのですか?」
「もの凄く感じちゃうので困っています!」と小声で言った。
「それが普通ですよ!今まで八木さんは普通の人の半分しか感じていなかったと思いますよ!」微笑みながら答える。
「えーーー本当ですか?」
「今は剝かれて直ぐですから、びんびん感じるのでしょうが、直ぐに普通に成りますよ」
「そうなの?耐えられるかな?」
「私は生まれてからですから、何も感じませんよ!」大西が笑って言った。
しばらくして術後の検査を受けた結梨は、思わず声が出てしまう程感じてしまった。
「順調ですね!二三日静養すれば元に戻りますが、一週間静養の為に入院して下さい!学校の方は乾さんが上手くして下さった様ですよ」大泉婦長が品川院長に代わって結梨に話した。
その後国分大臣が見舞いの品を持って、泉秘書と訪れて「また良い男性が見つかりますよ!髪が伸びるのと同時に飛躍して下さい!」と泉が変な激励を言った。
「手術の前日、変な夢を見たのですよ!」
「ほほう、それはどの様な夢だったのだ?」国分大臣が口を挟んだ。
「それが、その恥ずかしい様な夢で、、、、、、、、」
「そんなに恥ずかしい夢だったのか?それが良かったのか?」全てを知っている国分大臣が執拗に尋ねた。
恥ずかしそうにして「、、、、、、、、、」それ以上口を閉ざしてしまう結梨。
しばらくして大きな花が窓の近くに飾られて、結梨はその花を見て「ありがとうございます」と答えただけだった。
結梨の口からは本人を前にSEXが良かった夢でしたとは言えない。
結梨には手足を束縛されて犯された経験は最高で、言葉では言い表せない興奮だった。
国分大臣は「何でも言いなさい!後援会長として出来る限りの事はする」
「ありがとうございます」
「髪の伸びる時間も有るので、ゆっくり静養して次の映画に鋭気を養って期待の作品を頼むよ!」
「は、はい」
見舞い金と花を持って来た国分大臣に喜ぶ結梨。
後援会長だとは云っても名誉職で、見舞いに来るとは考えもしていなかった結梨は完全に尊敬と憧れを持ってしまった。
そして、夢の中だったがSEXをした記憶が鮮明に残っていたので、尚更好感を持ってしまった。

一週間後結梨は無事退院して学業に当分専念する事にした。
春休みの撮影の予定が無いので、久々に宮崎に帰る予定を立てていた。

急性盲腸炎?

雪子はアメリカでの出来事がまるで何も無かった様に帰国すると映画の撮影に没頭した。
京映の中では小西の無理心中で、映画の公開を躊躇したが結局主役のスキャンダルでは無いので公開を決断した。
三月の休みに公開されると話題性も手伝って、連日の大入り満員状態でいつの間にか早乙女雪子と八木結梨は京映のドル箱スターに成っていた。
そう成ると結梨の第三弾の映画の製作を進め無ければ成らないが、問題は鬘で撮影をするか?それともボーイッシュな八木結梨で売るか、京映内部でも揉めた。
地元に帰った結梨は完全に英雄扱いで、反対の父正純も白血病の患者に良い事をしたと上機嫌で、福岡まで映画を一緒に観に行こうと行って、公開の数日後に両親と結梨は変装をして映画館に入った。
幸い変装が極端で、誰にも発見されずに三人はそれぞれの思いで映画を観ていた。
一番結梨にショックだったのは、スクリーンに元気な小西伸行の姿を見た時だった。
何度考えても小西が町田恭子と、、、、、、そう思うと涙が流れ出ていた。
久々に親子水入らずで過した二日間は、その後の良い思い出として記憶に残る事に成った。

数日後京映から次回の作品は鬘で撮影する事に成りましたと連絡が届き、既に出来上がっている台本で準備をするので、学校が始まる前に打ち合わせがしたいと呼び出しが来た。
全国から八木結梨の次回作の催促が京映に届き、嬉しい悲鳴で制作に踏み切った。
北海道の牧場がテーマで、大自然の中で競走馬を育てる話(駿馬の草原)監督は井倉で夏休みに撮影を行う事が打ち合わせで決まった。
勿論青春ドラマだが、一頭の子馬の成長を追い掛ける設定な為、公開は随分先で来年子馬の成長に合わせて撮影の予定。
その為、同時に二作品同時進行にする様で、もう一作は同じく札幌、函館での撮影作品(北の空)で恋愛作品、監督は新人の勝田に決まった。
「国会議員の秘書の男性との恋愛設定に成っているので、後援会長の国分先生がご指導して下さるそうだよ!」
「えっ、後援会長の国分大臣が私に指導を?」
「国会議事堂と周辺での撮影も大臣のお力で実現した」泉田プロデュサーは嬉しそうに話した。
勝田卓監督は先日まで井倉監督の助監督として働いていたが、この作品から独立をしたのだ。
それは勝田監督が近い将来、京映の新路線に成る成人映画の監督の予定だからだった。
現在は三十五歳だが、数年後から始まる成人映画のメガホンを撮らせたいと井倉監督が勧めたのだ。
井倉監督は勝田の性格がSM作品に向いていると小南社長に進言していた。
その日から勝田監督の私生活を極秘で調べた小南は、独身で三十五歳の勝田監督の趣味が国分大臣と似ている事を突き止めた。
SM雑誌、成人映画等、本当に趣味の一致を見た。
国分大臣に伝えると、今から二人とも近づいて置けば将来役に立つだろうと、今回の抜擢に成ったのだ。
結梨は一度に二本の映画に主演で、これから一年間はスケジュールが一杯に成った。

一方早乙女雪子は京都で、日本髪を結って艶やかな着物を着て撮影の真っ最中。
アメリカでの出来事がその後の撮影には全く影響が無くて、順調その物だった。
撮影が終ると病院送りにする様に音羽に指示が出て、四月の終りに送り込む予定に成った。
それは実家に帰らせない為の作戦で、今帰られると相場の事を喋る可能性が有るからだ。
負け始めているから、今帰られると相談する事に成る。
小豆相場で兄は負け、両親は株で負け始めているのだった。
これから負けを取り戻す為に、信用取引に引きずり込む作戦の連中。
二組に分れて、小豆相場と株取引で両親と兄が罠に填められている。
吉田商会とヤマト投資顧問が、国分大臣が送り込んだ連中の会社だ。

早乙女雪子の次の作品は、時代劇で(振り袖剣士)に大きく趣が変わっていた。
一ヶ月の休みの後、六月上旬から同じく京都の撮影所に缶詰状態での撮影の予定だ。
その為京都にマンションを借り切り、約二ヶ月で撮影を終る予定に成っていた。
秋田から遠ざけて、実家に近づけない作戦が着々と進む手筈だ。

(古都の彩り)の打ち上げパーティが、東京で四月の三十日に行われて、大きく盛り上がったが、音羽が飲ませた薬で雪子が病院に運ばれる事に成った。
勿論掛かり付けの品川総合病院に、救急車を使わずに運び込む。
汗が出て腹痛が雪子を襲って、音羽と戸田麻紀の二人が付き添って病院に入った。
「早乙女雪子が病院に運ばれた事は、絶対極秘よ!」出席者の中で雪子の異常に気が付いた人達には箝口令が出た。
「盲腸でしょうか?」音羽が雪子に聞こえる様に大泉婦長に尋ねる。
「症状としては盲腸の可能性が高い様ですね」
「院長さんは?」
「今外出中ですから、外科の部長を至急呼んでいます!」
「それなら、痛み止めをして手術の準備をして待てば如何ですか?」
音羽に言われて大泉婦長は、ストレッチャーに雪子を乗せて特別病棟に運び込む。
特別病棟の病室には入らずに、手術室の方に運び込むと「早乙女さん、痛み止めの注射をします」
「お、おねがいします!お腹が痛くて、、、」額の汗が痛みを現している。
「多分盲腸の可能性が高いので、外科医が到着するまでに、執刀の準備を始めますね」
「盲腸ですか!」そう言った時、痛み止めの注射が腕に突き刺さる。
「暫くはこの注射で痛みは和らぎますので、手術の準備に入りますね」
注射が終ると、しばらくして痛みが急に消えた雪子は「痛みが和らぎました!」と急に元気に成った。
「半時間程でまた痛みが来ますよ!盲腸なら間違い無く!今の間に執刀の準備をしますので、服を脱いで手術着に着替えて下さい」
「は、はい」痛みが急に消えて寝台に座って、服を着替え始める雪子。
先程の痛みが盲腸なのかと思うと、早く手術をして安心したい気分に成っている。
恥ずかしさよりも痛みなのか、何の抵抗も無くブラウスを脱ぎ検査着を羽織ると下着も脱ぎ始めた雪子だ。

バリカンで逝かされる!

「数人の脚本家に色々書かせているのだが、中々ぴったりの作品が出来ていない」
「大臣の意向は伝わっているのでしょう?」
「三人の脚本家に書かせているのだが、時代物、戦争前、そして現在の三種類の時代設定で数作出来たが、雪子のデビュー作なので強烈な印象の作品にしたい」
品川総合病院の院長室で話す国分大臣。
「院長!今から盲腸の手術の準備に入ります!」内線で大泉婦長の声が聞こえた。
「大臣!見学に行きますか?盲腸では無く卵巣が腫れている病気にして入院の段取りに成っています」
「色々検査をしてやってくれ!腰が抜ける程な!」
「はい、有名な女優さんに成ったので、中々密会も難しいでしょうから、楽しませてあげましょう」
不気味な笑みを見せながら、二人は院長室を出て特別治療階に向った。

「盲腸にオペに邪魔に成る毛を今から剃り落しますので、そこに横に成って下さい!その前にお尋ねしますが痛みは有りませんか?何か変調は有りませんか?」
「痛みは無くなりましたが、身体が火照る様に成りました!熱っぽい感じがしています」
「下腹部は大丈夫ですか?」
「そう云われたら、下腹部が重い様な感じです」
寝台に仰向けに寝ると「タオルを掛けますね!眩しいでしょう」
雪子の顔にタオルを畳んで被せて視界を遮ると「角倉さんと大西さん足を持って下さい!今日は電気のバリカンを使って短くしてから、剃刀を使いますね」
「は、はい!お願いします」
間島と田淵が加わった時に国分大臣と品川院長が入って来た。
「足を広げて下さい」の言葉と同時に二人が膝と足を持って勢い良く広げた。
「あっ」雪子がタオルの下に見える綺麗な口元から声を発した。
大きく行きなり広げられて驚いた言葉だったが、股間に大泉婦長が入ると電気バリカンを改造した物を持っている。
「ブーン」とモーターの廻る音がすると、検査着を少し捲りあげて下腹部が明るい光に照らされて黒々とした陰毛が剝き出しに成った。
直ぐに雪子のお腹を引っ張る様に持つと「がーがーがー」電気バリカンが動いて一気に黒い陰毛を刈り取り始めた。
直ぐに下腹部が刈り取られて、性器の廻りだけに陰毛が残る状態に成った。
「電気バリカンは早いわね!刈り易い処は一気だわね!早乙女さん大丈夫ですか?」
「は、はい」
「腰を少し上げて枕を入れて貰えますか?」
「えっ」盲腸の手術に全部剃られるのか?と一瞬思ったが、次の瞬間腰が浮いて枕が腰に入ると足が先程よりも上に上がり広げられてしまった。
覗き込む国分大臣は大陰唇を指さして「多いな!」と言葉に出さずに言った。
今から手術だと云って逝かせ続けるのに、この陰毛は不必要だと手で毟る身振りをした。

「あっ、ぁっ」大きく広げられた股間に、大泉婦長が電気バリカンを押さえる様にすると、バリカンの中央のボタンを押す。
するとバリカンの腹の部分から小さな突起物が出て来て、刈り取ると同時に振動が伝わる仕組みに成っている。
雪子の頭の処に田淵と間島が陣取って、婦長が「動くと危ないから、手を持ってあげなさい」と指示をした。
素早く田淵看護婦が雪子の両手を持つと、雪子の頭の上に持って行き押さえた。
「何、どう、、、」戸惑いを感じる雪子。
「電気バリカンは動きが速いので、大事な部分を傷つけると大変ですからね!」婦長が不安を一掃した。
間島看護婦は、暴れた時に対応する為に横に居る。
「始めろ!」国分大臣が、声に出さずに指示した。
「ガーガーガー」の音と同時に「ああーいゃーん、だめーー」雪子はクリトリスへの刺激で、大きく身体を動かして反応を始めた。
火照りも大きく成り完全に感じ易く成っていた。
頭を大きく振ると纏めていた髪が一気に解けて広がって、タオルが顔から落ちるのを間島看護婦が押さえて止めた。
顔を見られると困る国分大臣だ。
「ガー、ガーガー」陰毛を電気バリカンで刈り取られた事が無い雪子は、電気バリカンを使われるとこの様に感じてしまうのだと勘違いをしていた。
「ああーだめーか、かんじちゃうーー」身体を動かせ無いので、頭を何度も何度も動かして嗚咽が止まらない。
「我慢して下さい!もう直ぐだ終わりますからねー」
クリトリスから移動して、大陰唇の毛を刈り取ると、今度は膣に刺激がある様に二つの突起物がバリカンの腹から出て来た。
「ああーああーだめーーだめーー」
振動と同時に小陰唇を掻き回す様に刺激して、雪子の頭から完全に痛みは消えて、欲情がむき出し状態に変わった。
「ガーガーガー」悶える雪子を遊びながらバリカンを動かし、雪子は完全に痛みを忘れて愛液を垂れ流している。
「大体刈れたわ!刷毛でクリームを塗って!」
今度はシャボンの容器に泡だてて、国分大臣が持って股間に入った。
短く刈り取られた陰毛に、荒々しく刷毛を動かして塗り始めた国分大臣。
「あっ、あっ」クリトリスに刺激を与えながら塗り込まれて、小陰唇以外は白くシャボンで盛り上がった。
再び大泉婦長が股間に日本剃刀を持って代わると、直ぐに「ジョリ、ジョリ」音を立てて剃り落し始めた。
婦長の剃刀の使い方は早く、恥丘までの滑らかな部分は一瞬で青白く光り、陰毛は跡形も無く消えた。
複雑な部分に成ると今度は一転、弄くりながら剃るので雪子は感じる。
もう何度も剃られていて身体が覚えているので、自然と声が出てしまう。
その様子を二人の男が見ながら、調教が進んでいる実感を得た。

雲の中へ

「痛みの感じでは盲腸に間違い無いとは思いますが、念の為血液検査を行って、盲腸が確実か調べて頂戴!」
「はい!」
剃毛が終って漸く身体を普通に戻されて、大泉婦長が大西看護婦に指示をした。
男二人と間島と田淵達、顔を知られては困る人々の姿は雪子の視界から消えていた。
「少し検査結果が出るまでお持ち下さい!外科医ももう直ぐ到着との連絡が有りました」
採血した注射器を持って、角倉看護婦は奥に消えた。

しばらくして「盲腸炎では無いらしいが、腹痛は治まっているのですか?」慌てた様子で入って来たのは院長の品川。
「えっ、盲腸では無かったのですか?」大泉婦長が院長に尋ねた。
寝台に腰掛けて聞いていた雪子も驚いて「盲腸で無いのに、あの痛みは、、、、」心配顔に成った。
「以前の病気が有りますから、バイ菌が異なる臓器に入った可能性も有りますね」
「早乙女さん!寝台に仰向けに寝て下さい!院長に診察して貰いましょう」
雪子は不安な表情で寝台に仰向けに寝ると、品川院長が「今からお腹を押えますので、痛かった場所を教えて下さい」
「は、はい」
直ぐに検査着を捲り上げる大泉婦長。
青白い剃り跡が品川院長の目に入り「ここですか?」そう言って雪子の右の腹部を押えた。
「そこだった様な気がしますが、今は全く痛みが無いので判りません」
「よく思い出して下さい!」
大泉婦長が強い調子で言った。
「ここはどうですか?」今度は左の下腹を押える品川院長。
雪子自身何処が痛かったのか殆ど判らない状態で、盲腸だと言われて盲腸だと思っていただけで、今逆に盲腸で無いのなら何処が痛いのか判らなかった。
雪子は押えられた処が全て痛かった様な気がしていた。
それは当然でお腹が痛く成る薬を飲まされていたので、盲腸で無いのなら何処か判らない。
「ここは痛いですか?」その時品川院長が押えた部分に痛みが走った雪子は「い、いたいー」そう言って顔を歪めた。
「もしかして、卵巣が腫れている?」首を傾げて言う品川院長。
ここをこの様に押えれば誰でも痛いのだよ!そう思いながら心で笑うと「内診して見ましょう」
そう言って手術室の方に先に向う品川院長。
適当な病名を付けて入院にする事だけが決まっているが、どうせ入院させるなら適当に気持ち良くさせてやろうと考える二人。
不安な雪子は躊躇いも無く、何度も身を横たえた恐怖の手術台に身を委ねる。
「子宮から器具を入れて調べて診ますが、痛みを伴いますので麻酔をしますね!」大泉婦長が雪子に伝えると頷く雪子。
痛いと言われて麻酔も無しに診察を受ける勇気は無いのが患者の心境だ。
「北村君を呼んでくれ!」麻酔担当の北村医師を呼ぶ品川院長。

この後約三週間の治療の為に入院させて、京都のマンション住まいに成る予定だ。
実家に長期間滞在させない対策と、マゾ調教を兼ねた作戦の遂行。
だが実際の京映内部では反対勢力が根強いので、中々小南社長の計画は進まないのが事実だ。
最近次々と設立された新興の成人映画会社の検閲に、警察当局が厳しい目で見ている事も進まない原因だ。
警察では風紀が乱れるので、何処かの映画監督を逮捕して見せしめにしたら収まるのでは無いかの意見も出ていた。
その情報はいち早く国分大臣も入手して、小南社長とも協議をしていた。
先日京映の小南社長、泉秘書の三人で話して「方法としては、少し遅らせた方が良い様ですね!」小南社長が言った。
「だがな!雪子も絶頂麒を過ぎてしまえば、婆に成ってしまうので時期を逸するぞ」
「でも今の警察の動きから察しますと、万博開催までは厳しい動きに成ると思われますね」
「そうなのだよ!七年後なら雪子も三十四歳か三十五歳だろう?」
「大臣は数え歳で言われていますから、そう成りますが?世間は満年齢が主流ですよ!初めて早乙女君を強姦された時、彼女は二十三歳だったのでは?確か十八歳で入社して五年程だったと記憶していますが?」
「そうなのか?満年齢が普通か?」明治生まれの国分大臣には満年齢が理解出来ないので、自分の年齢も数え歳に成っている。
「ですから、今彼女は二十六歳ですよ!充分間に合うでしょう?」
「私は、最悪見切り発車も考えている!調教も順調に進んでいるので、彼女の絶頂麒に撮影をしたい」
「見切り発車とは?」
「撮影だけ終えてしまい、お蔵入りさせて熟した時に公開するのだよ!」
「成る程!それは良い考えですね!それなら一年か二年公開が遅れても支障は有りませんね」
「二本程度纏めて撮影すれば、次の八木君も育つだろう?」
「大臣はあの娘もSM映画に?」
「当然だろう?スターが数人は必要だから、彼女は有力な候補だ!」
三人の話は盛り上がって、どんどんエスカレートしていた。

北村医師が入って来た時、既に雪子は両足を拘束されて大きく開かれて麻酔を待っていた。
「北村君、吸引麻酔をお願いしたい!」
「はい、只今準備致します!」
器具を引っ張って雪子の頭の近くに運ぶと、酸素マスクの様な物を器具から引っ張って「早乙女さん!一気に吸込んで下さいね」
「雲の上に居る様な変な感じに成る麻酔ですね!また変な、、、、、」と言葉を濁したが、治療中に強姦される夢を見てしまうとは言えない雪子。
頬を赤くして、マスクが口を塞ぐのを待つが、既に興奮している心が恐い雪子。
「はい!息を大きく吐いて下さい!」雪子が息を吐くとマスクが鼻と口を覆う。
「はい、吸込んで!」一気に吸込む雪子は、一瞬で意識が雲の中に遠ざかる。

電気治療

胸の上に有ったカーテンを取り払うと、直ぐに検査着の紐を解いて乳房を剝き出しにする大西看護婦。
「早乙女さん!判りますか?」顔を見ながら尋ねるが、目が焦点を無くして何処を見ているのか判らない。
「どうだ!」国分大臣が白衣を着て手術室に入って来た。
「早乙女さん!」
「、、、、、、は、はーい」間の抜けた返事が少し間を開けて返って来る。
「私が久しぶりにお前のマンコに入れてやるからな」国分大臣が雪子の顔を覗き込む様に言った。
「こ、、く、、、、、」そこまでの反応しか無い雪子。
病院で強姦、SM調教されている事を悟られては、二度とこの病院には来ないので慎重に成っている。
品川院長は、この入院中電気治療を雪子に施す予定で機材を運び込んでいた。
雪子の乳首に電極を挟むと「あっ、いゃーん」と急に口走る。
軽く噛まれた様な刺激に反応した様だ。
両方の乳首を掴むと品川院長が「大臣どうぞ!」と高さを調節して、雪子の股間を国分大臣に譲った。
国分大臣は白衣の下半身は既に何も身に着けずに、全裸状態に成っている。
「大臣の挿入と同時に電流を流しますので、一気に締まると思いますのでご注意を!」
その言葉を聞いて国分大臣が頷いて、左手で自分のペニスを持つと直ぐに雪子の小陰唇に擦りつけた。
「あっ、あっ」声が自然と出ている雪子。
「以前に比べて、感じ易く成ったな!」嬉しそうに言うと、一気に濡れている膣口にペニスを押し込んだ。
「あぅ、うぅ、うぅ、ああーーーーだめーーーーああーーー」急に大きな声に変わる雪子。
品川院長が乳首に電流を送って刺激を与えたので、雪子が急に大きな声で反応した。
既に両手は手術台に拘束され動かせない。
「ああーー、ああーーー」大きく頭を振り子の様に振ると、長い黒髪が大きく乱れて広がった。
「おお!締まって良い感じで、ぴくぴくしているぞ!院長これは良い」そう言いながら腰を動かし始める国分大臣。
しばらくして仰け反り「ああーーああーーーいくーーーいっちゃうーーーだめーー」と大きな声が手術室に響き渡る。
電気による乳首への刺激が、膣の収縮に繋がり国分大臣のペニスを締め付けていた。
「おお!良く締まるぞ!」
腰を動かしながら満足そうな顔で言ったが、電圧を上げると大きく反応をする雪子が「ああーああーーーいっち、ち、ちゃうーー」
「うぅ」国分大臣が急にペニスを抜き取ると、雪子の青い剃り跡の上に射精して果てる。
国分大臣が股間をゆっくりと退くと、間島看護婦が股間に入って金属の棒を持って、クリトリスを押える。
「ああーーああーーーいくーーーいっちゃうーーーだめーー」雪子が再び大きな声を出して仰け反る。
長い黒髪が大きく乱れて手術台から大きく垂れ下がって激しく乱れる。
しばらくすると痙攣を起こして動きが無く成り、気絶してしまった雪子。
「明日から、この電極の棒を膣に入れて子宮を刺激してあげるわ!楽しみにね」
不気味な笑みを見せて、大泉婦長がペニスの形状をした物を手に持った。
「これは貴女の膣の形状に合わせた形に作って有るので、色々な壺にあたるのよ!」
今日は使わないが、雪子が目覚めるのを待っている。

しばらくして雪子が目覚めると「検査で卵巣に腫れが見られるので、電気治療が必要です」
「えっ、卵巣に問題が?」
「そうです、もしかして以前のバイ菌の影響が残っていたのかも知れませんが、二週間程度の入院で電気治療を行えば完治すると思われます」
「電気治療って先程の様に麻酔で行うのでしょうか?」
「そうですね、子宮口を広げなければ駄目ですから、痛みが有ります!唯今も痛みは治まったでしょう」
「はい、痛みは有りません」
「治療で痛みは無くなると思います」
「京都の撮影までには体調は戻りますか?」
「それは大丈夫ですよ!充分時間は有りますから完治しますよ!もう少し遅かったら開腹手術で卵巣摘出に成ったかも知れません!適切な処置が出来たので助かりましたね!」
「ありがとうございました」
手術台から降ろされて御礼を言う雪子は、そのままストレッチャーで入院病棟に運ばれて行った。
病室に音羽が一緒に入って「良かったですね!盲腸で手術されると身体に傷が出来て今後の映画に支障が出ますよね!」
「えっ、お腹を見せる様な水着は着ませんから大丈夫よ!」
音羽はその様な簡単な意味では無いのよ、貴女はもう直ぐ腹の中までスクリーンに晒すのよ!不気味な笑みを隠しながら「今夜の食事は大丈夫なのかしら?」
「私、お腹空いてきたわ」嬉しそうに言う雪子。
「電気治療は明日有りませんから、お薬だけです」
「そうですか?」
「点滴を明日は致しますので、電気治療は明後日の午後です!」
大西と角倉の二人の看護婦が説明して部屋を出て行った。
麻薬の成分が入った吸込む薬を毎日使うと危険な為、隔日にして点滴で媚薬を投与する事を計画している品川院長。
夕食は普通の食事が運ばれて、空腹の雪子は一気に食べ干して「あれから痛く成らないわ!大丈夫の様ね」そう言ってお腹を押えて「卵巣ってこの辺りでしょう?痛かったのはもう少し下だったけれどな?」
「痛みが出るとお腹全体に広がるから、中々場所の特定は出来ないですよ!」
そう言って音羽が誤魔化していた。

別荘へ

雪子は翌日媚薬の点滴を受けて、身体にSEXをしたい気分が充満して来る。
しかし病室に閉じ込められた状態で、薬によって強制的に眠らされてオナニーも中途半端な状態にされてもやもやした気分で翌日を終った。
身体は何処も悪く無く、栄養価の高い食事と媚薬の点滴で若い雪子の身体はSEXがしたい気分にされている。
二日目の午後は電気治療の日に成っているが、身体は治療が待ち遠しい気分に成っている。
先日の治療でも夢の中だったが、逝かされて満足している姿が残っていた。

そんな雪子が治療を受けている日の夕方、結梨は国分大臣の呼びかけで招待を受けて食事会が催された。
次回の映画(北の空)の相手役で国会議員の秘書役の志水達郎と一緒に、国会議事堂の近くに宴席を設けていた。
勿論付き人星野と小南社長、監督の勝田卓が招待されていた。
国分大臣の秘書の二人、喜三郎と泉も参加している。
ボブの鬘を着けている結梨、眉毛は元に戻り髪も多少は伸びているが、まだまだ鬘は手放せない結梨。
その数ヶ月後、結梨が鬘を外して撮影に臨むと、世の中に女性の間にボーイッシュ姿が続出して、ブームを巻き起こしてしまう。
町の美容院には長い髪を切って、男の子の様な姿をする若い女性が増えるのだった。

雪子は手術台に拘束されて、大きく足を広げて無毛の陰部を無影灯の光に晒しているが、躊躇う事も無く既に愛液で膣は満たされていた。
毎日点滴で媚薬を投与されて、早く治療でも何でも良いから掻き回されたい気分に成っているのだ。
「北村君!麻酔を頼む!」
「はい、早乙女さん!思い切り吸込んで下さい」
躊躇いも無くガスを吸込むと、直ぐに瞳が焦点を失う雪子。
「電気治療を始めますよ!」
「は、はーーい」ガスを吸わされて意識朦朧に成った雪子。
カーテンが直ぐに取り払われて、検査着の胸を広げて乳房を晒される。
乳房に電極で摘まむと「いゃーん」と乳首の刺激に声を発する。
「今日はこの棒を挿入して、早乙女さんの感じ易い部分に電気の振動を与えてあげるわね」大泉婦長が言うと「よ、ろしく、、おね、、、、」と礼を言う雪子。
直ぐに「ああーああーああーーーーだめーーだめーーー」両足が一気に伸び切って、両手でパイプを握り締めて大きく仰け反り、纏めて有った黒髪が一気に乱れて嗚咽が出る雪子。
「ああーああーだめーーだめーいっちゃうーーーー」
「そうよ、何度も逝かせてあげるのよ!貴女の一番感じ易い陰核裏を刺激してあげるわ」
膣に入れたペニス状の棒を動かす大泉婦長。
「ああーーああーーーいくーーーいっちゃうーーーだめーー」の声で急に声が消える。
「婦長!早くも逝ってしまいました」
「でしょう?小便が少し漏れた様だわ!京映のトップ女優もこの電気治療でいちころね!少し休ませてもう一度逝かせてあげよう!」
サドの大泉婦長が股間に入れた状態で、気が付くのを待っている。
しばらくして雪子が「うぅ」と言いながら薄目を開くと、直ぐに今度は奥に挿入して「スイッチを入れて!」の声と同時に「ああーああーだめーーだめー」と言いつま先が一気に伸びきる雪子。
「どう?少し圧を上げて!」大西看護婦に指示をする大泉婦長。
「ああーーああーーーいくーーーいっちゃうーーーだめーー」の声が大きく成って、今度は狂った様に頭を動かして仰け反る雪子。
「もう直ぐ天国行きよ!一杯に上げて!」
「ああーああーーーーああーーーーーーーーーーーーーーー」大きく仰け反って、白目を剝いて気絶してしまった雪子。
「おおー沢山垂れ流したわ!塩を吹かずに小便だらけだわ」微笑みながら膣から棒を抜き出して、白く分泌物が棒に付着して粘々に成っている。
「今日はゆっくり眠れるわよ!腰が軽いでしょう?また明後日の治療が楽しみだわ」
後の始末を看護婦達に命じると、手術室を出て行く大泉婦長。

夕方から始まった料亭での国分大臣主催の宴席盛り上がり、一次会から二次会に向う事に成って、小南社長と国分大臣は喜三郎を伴って一次会で退席した。
結梨を筆頭に星野、泉、志水、勝田の五人は二次会に向った。
「国分大臣が全て勘定を持たれますので、遠慮無く」泉が銀座のクラブに連れて行く。
有名人の結梨と志水が居るので、その辺りで一杯飲む訳には成らない。
クラブに到着すると早速ホステス達が騒がしい様子。
泉は国分大臣と連携して今夜結梨を襲う計画に成っている。
例の別荘に連れ込んでSM調教を始める準備は整っていた。
同部屋の瑠璃子には星野が酔っ払ったので、自宅まで帰らせずに近くのホテルに一緒に泊まると連絡する予定だ。
結梨にマゾの資質が有る事は充分判っていたが、体調が安定するまで時間を置いていたのだ。
今夜の調教で本当にマゾの資質が有るのなら、本格的に調教を始める予定だ。
妊娠の心配が無いのでゴムを着けずにSEX出来るので楽に成ったと、既に事件の事は忘れている国分大臣。
国分大臣は手術台でのSEXで絞り盗られる様な快感が、本当に毎回有るのだろうか?
もしもそれが本当なら、一度の小西とのSEXで妊娠したのも納得が出来ると考えていた。
今夜は体調も戻った結梨のマゾの資質と、本当に名器なのか?を確かめる予定。
勿論国分大臣にも有る程度の覚悟も有る。
クラブで飲み始めるが、結梨に勧めたのは綺麗なオレンジ色のカクテル。
一口飲んで「美味しい!」と嬉しそうに言う結梨は、先日からお酒を初めて飲んでいた。
今夜が本格デビューに成った夜の世界で、結構自分でも飲めるのだ!と思っている。
勿論泉が薬を混入して、酔っ払った様な症状に成る予定だ。
しばらくして、トイレに立った結梨が「酔っ払って目が廻る」そう言いながらよろけてトイレに向った。
慌てて星野が追い掛けて行ったが、その後は「八木さん悪酔いしたみたなので、連れて帰ります」そう言って二人はクラブを後にタクシーに乗り込んだ。

調教の館

「大丈夫?」
「あの、、カ、クテル、凄く、、、酔ったわ!」言葉が途切れながら話すと直ぐに眠ってしまった結梨。
「どちらに?」
「大崎でお願いします!」
タクシーが動き出す時には完全に眠ってしまった結梨。
大崎の別荘には国分大臣の他、品川総合病院から間島、田淵、大西、角倉看護婦が手伝いに来ている。
北村医師が麻酔ガスを使う為に呼ばれているが、大泉婦長が今夜の指揮をする様で品川院長の姿は見えない。

しばらくしてタクシーが到着すると「どうやら到着した様よ!全員念の為に仮面を準備していますので着けて下さい」大泉婦長がそう言いながら自分も目を覆う大きな仮面を着けた。
角倉と田淵はタクシーが走り去るのを待って、肩に抱き抱える星野を補助に出て行った。
「ご覧の通りの状態です」
「、、、、、、、」三人に抱き抱えられて別荘に連れ込む。
「星野さんは一緒に捕まった事に成っていますので、、、、、」大泉婦長が小声で国分大臣に伝える。
国分大臣は既にバスローブ姿で準備は整っていた。
「誘拐されて二人は強姦され、陵辱的な責めを受ける訳だな!」
「以前より感じるので、大変だと思いますよ!」
「そうだな!この前も剃毛で暴れたそうだな!今回は陰核を剝いて初めての責めだから、身に浸みるだろう?」
「自分から剃毛を強請る様に成るかも知れませんよ!」
「それは面白い!完璧なマゾ女に仕立てて早乙女雪子の次の成人映画のスターに育てなければな!」
二人が話していると結梨が運び込まれて、風呂場の前まで連れて行くと、天井から垂れ下がったチェーンの先端に手首を結び付けて固定する。
項垂れて殆ど意識が無い様な結梨を見て「起きるのか?」国分大臣が不安で尋ねる。
「もう直ぐ気が付きますよ!」大泉婦長が時計を見ながら答えた。
この場所は以前雪子が二度目の調教を受けた場所で、その後雪子はマゾの女に進んで行った。
両手を万歳させてチェーンに手枷で結び付けると、目覚めるのを待つが既に結梨の近くには浣腸器、剃毛の為の道具等が準備されている。
しばらくして目が覚める時には、結梨の目の前に星野が縛られて転がされていた。
「うぅ、、、」目を開いてゆっくりと廻りを見て星野に気づく結梨。
「星野さん!」と声が出た時、自分も天井からのチェーンに繋がれている事に気が付く。
「どうしたの?」後ろに顔を向けて、仮面の男女の異様な人達に気が付く結梨。
「貴女達は何者?ここは何処?星野さん!」
星野は眠った様子で全く動かずに背を向けて寝転んでいる。
「貴女達、私を誰だか知っていて誘拐したの?」
「勿論ですよ!女優の八木結梨さんだと知っていますよ!」間島看護婦が答える。
国分大臣と大泉婦長は声が覚えられていたら困るので、結梨が正気の間は言葉を発していない。
「私達をどうするの?」
「その付き人には用事は無いわ!向こうの部屋に運んで閉じ込めて置きなさい」
その言葉で二人の看護婦と北村医師が、星野を抱え上げて結梨の目の前から運び去った。
その後星野は二階の居間で、テレビを見て結梨の料理が終るまで過す事に成る。
「私をどうするつもりですか?」
薬が切れた結梨は言葉もはっきりとしてきて、自分の置かれた立場を認識していた。
自分と星野が正体不明の女?男が二人居る様だが、一人は全く喋らず少し離れた位置で自分の後ろ姿を見ながら椅子に座って居る。
どうやらその男がリーダーの様だが、バスローブに仮面姿だが年配に見えた。
「有名女優の身体を検査してみるのよ!」
「身体の検査?それ何よ!強姦するって意味ですか?貴女達警察が恐く無いのですか?これは誘拐ですよ!」
「横を見なさい!それが何か判るわね」
「えっ!」結梨が見た物は大きな浣腸器で、自分が何をされるのかが直ぐに理解出来た。
「私!浣腸は大嫌いなの!便秘では無いわ!」
大きな声で言う結梨の言葉を聞いて、大泉婦長が国分大臣に「一度も浣腸はしていませんが、不向きの場合も有りますが?」と耳打ちした。
「、、、、、」言葉を発せずに頷く国分大臣。
今立たせて居る場所は浣腸プレーをする為に作った物だが、結梨に浣腸を出来ないのなら殆ど意味が無いのだ。
「さて、解剖を始めるわ」
「止めて!」
「さあ、旦那様に女優の身体を見て貰いなさい!」
そう言った時、結梨の側まで国分大臣が来て背後から行きなり両方の胸を鷲づかみにした。
「うぅ、やめてーーー」
国分大臣は構わず揉み始めると、結梨のボブの鬘の襟足を舐める。
「きゃーー、やめてーーー」
大きな声が部屋に響き渡るが、既に大西と田淵二人の看護婦がスカートを床に落した。
すると今度は国分大臣の手が、ブラウスの裾から入ってブラジャーの上から右の乳房を揉み始めた。
大西看護婦が、そのブラウスを左右に引きちぎる様に大きく広げると、ボタンが弾き飛んで横のワゴンに当たる。
もう一つが浣腸器の入れて有る真鍮の洗面器に当たって「カキーン」と良い音が響いた。
結梨の両膝に大きな布のサポーターの様な物を巻付ける看護婦達。
その布には金具が付けられていて、天井から降ろされた縄に結び付けられた。
国分大臣が結梨の乳房を揉むのを止めるのと同時に、ハサミがブラウスを切り裂き始める。
「やめてー」と泣き声で訴えるが聞く耳を持たない。
ボロ布の様に切り刻まれて、結梨の身体から離れて行くブラウス。

SM好き

ブラジャーとショーツのみを身に着けて、両膝には布のサポーターの様な物が付けられて一度は全員が結梨から離れた。
「中々良い眺めだわよ!清純女優、八木結梨の下着姿!ファンが見たら涎を流すでしょうね」
「何をする気なの?強姦?」
「そうね!記念に一枚撮影しましょうか?」
「それだけは止めて、お願いします!」
「急にどうしたの?」
結梨は自分の破廉恥な姿を残したくないと思っていた。
どの様な経路で世間に出るか判らないから、一番恐いと考えていたのだ。
結梨の変なプライドと身を守る術が、普通の人とは少し変わっていた。
その後の結梨の生き様も同じで、この時の言葉が全てを物語る事に成る。
「撮影と浣腸以外なら好きにすれば良いわ!もう諦めたわ!」
その言葉にこの場の全員が呆気に取られて言葉を失ったのだ。
この前の病院でも考えられない事を口走っていた結梨。
結梨は先日の手術の後、SEXとか自分が束縛されて犯されたい願望が有ったのだが、機会が全く無く気分的に晴れない日々だったのだ。
だが浣腸は子供の時の記憶が蘇り、好きには成れない。
両親に便秘を治すと言われて、無理矢理浣腸されてから完璧に嫌いに成ってしまった。
今の状況はこの得体の知れない連中に自分は強姦されると察していたが、意外と冷静で夢が叶うのではと思う程だ。
夢の中で国分大臣に犯された気分が蘇っている。
両手両足を束縛されて強姦された気分は最高に感じていたと思い出していた。
白のショーツとブラジャーだけで、両手を万歳させられているだけでも興奮している結梨。
小さな容器を手に持って結梨の前に間島看護婦が立つと「このクリームを今から、貴女のあそこに塗り込んであげるわね」
「えっ」
「何をされても良いのでしょう?浣腸と撮影以外?」
「そ、それは何ですか?」
「中国三千年の媚薬で姫貝の疼きって書いて有るわ」
小さなブリキの容器に入っているが、容器の蓋には大きな貝の絵が描かれている。
「先ずは下着を脱いで貰わないと駄目だわ」
大西看護婦が後ろから腰に手を廻して、ショーツに指を入れていきなり降ろした。
だが、膝で止まって下には降りない。
「有名女優の八木結梨さんは、とても剛毛なのですね」
知っているのに態と大袈裟に言った。
田淵がハサミを持って近づくと、膝に止まったショーツを「ジョキ、ジョキ」と切り始めた。
真ん中から切り裂いて、両方に別れたショーツを再びハサミで切って足から外す。
「これも必要無いでしょう?」そう言いながら、ブラジャーの中央を左手で引っ張ってハサミで切り裂くと、肩紐も続けて切ってしまう。
「これは一流女優の乳房だわ、子供を産んでないから最高に美しい!」間島看護婦は今更ながらに結梨の美乳に見とれてしまった。
「足を広げなさい!これを塗り込んであげるから」
「、、、、、、」躊躇する結梨。
「お尻に浣腸して欲しいの?」
そう言われると少し足を開くが、陰毛に隠れて陰部は全く見えない。
「もっと!」そう言いながら間島看護婦が透明の油の様なクリームの蓋を開いた。
田淵と大西が左右に分れて結梨の膝を持って「もっと大きく開きなさいよ!」左右に引っ張る。
「あっ、あっ」天井のチェーンが少し緩められている事に気が付かない結梨。
「あれ?綺麗なピンクの豆が見えてきたわ」左手で膝を引っ張りながら、左右から陰毛を掻き分ける二人。
「あっ、あっ」
「さあこれを塗り込んであげるわ」
中指にすくい取る用に浸けて、小陰唇に塗り込み再び油のクリームを指に浸けると「ああーああーーーー」指が濡れている結梨の膣口に滑り込んだ。
「充分濡れているわね!小娘のマンコにしては早いわね」
「うぅ、うぅーー」目線を下に落して指が挿入された感触を知る結梨。
「中が暑いわね」指を膣の中で少し動かすと直ぐに抜き取って、再び油の様な物を浸けると同じ様に指を挿入する。
「ああーああーーだめーーー」
「中も気持ち良く成ってきたでしょう?これで散髪されるとどう成るのでしょうね!今夜は貴女の全てを晒すのよ!」
三度目の指が入れられて「ああーああーああーーあついーーー」陰部が暑く成っている結梨。
「女優八木結梨のマンコが燃えてきたでしょう?」
「もっと見える様に今から、この雑草を剃り取ってあげるわ!」
「えっ」そう言いながら微妙に腰を動かし始める結梨。
陰部が暑く成って、むず痒く疼いてきた事が判る。
「どうしたの?」
「あついの?痒いの?」
その言葉の最中に今度は胸に皮のベルトが巻付けられて、乳房の部分だけがくり抜かれている。
背中には同じ様に金具が付いて、天井からの縄が二カ所の金具にフックの様に引っ掛けられて引っ張られた。
「口を開きなさい!」角倉看護婦がゴムの猿轡を持って言う。
元々猿轡で拘束されて犯される事は好きな結梨は直ぐに口を開く。
素直な結梨に驚きながら、ゴムの猿轡をねじ込む角倉看護婦。
「うぅ」ボブの鬘の後頭部に結び付けて固定した。
「準備が出来た様だわ!これから天国に送ってあげるからね」
天井の縄が一斉に引っ張られて上昇を始めた。
その時大きな姿見鏡が運ばれて来て、結梨の目の前に置かれると「うぅ、うぅーー」結梨の表情が大きく変わった。

鏡に映る美乳

M字に吊り上げられて、大きく股間が開かれて止まった結梨の身体。
目の前には姿見の鏡、その中に映る姿は昔見た春画と同じ姿に見えた。
「驚いた様ね!今からその黒々とした陰毛を剃り落してあげるわ!すっきりしてから犯して貰いなさい!」
「うぅ、うぅうー」猿轡から漏れるが、結梨は中国の媚薬を膣に何度も塗り込まれて、燃える様な陰部に変わっている。
クリトリスを剝かれてから初めての刺激に興奮している結梨。
最近は我慢出来ずにオナニーを度々する様に成っていたが、本心はマゾ気質でこの様に自由を奪われて責められたいのが希望だった。

「良い眺めだろう?」鏡の中の陰部を指さす。
ワゴンが運ばれて来て、上には手動バリカン、ハサミ、刷毛、シャボンの入れ物、タオル数枚、洗面器が載せられていた。
「ここを剃った事は有るの?」
「うぅぅーー」大きく首を振る結梨。
前回は暴れて剃毛を中止した事を結梨は殆ど覚えて居ないが、手術の跡を見ても陰部の近くをハサミで切り揃えられていただけだ。
当初は浣腸、剃毛、強姦の順に行う予定だったが、急遽浣腸が中止に成っている。
今の状態で吊り下げられていては、身体を大きく動かしても、陰部は殆ど動かないので作業には支障が無い。
前回は暴れて危険だったのと、手術の準備が目的だったので割愛したのだ。

数週間前、、、、、
国分大臣は星野が言った事を確かめたいと話した。
本当に自分に好意を持っているのか?本当に名器なのか?結梨が本当にマゾなのか?確かに品川総合病院で強姦した時、絞り出される様に射精で果てた自分を確かめたいのだ。
手術後の経過も有るので、五月近くまでは手を出さなかったのだが、もう我慢が出来無く成って今夜の拉致に成っていた。
顔を晒して責めて、もしも間違いだったら取り返しが付かない。
綿密な計画の元拉致をしたが、浣腸プレーが嫌いだと告げられて、直ぐに変更したのは国分大臣の結梨に対する気持ちの表れだった。

「もうここが燃えているでしょう?今から気持ち良くしてあげるわね!」
「うぅ、うぅーー」指で陰毛を撫で上げられて感じてしまう結梨。
「ピンクの陰核も大きく成っているでしょう?見てあげるわね!」
そう言って長く伸びた陰毛を左右に掻き分けて、クリトリスを捜す間島看護婦。
「あっ、うぅ、うぅ」身体を動かしているのだが、全く動かない陰部を掻き分けられて、ピンクのクリトリスを剝き出しにされた。
「ほら、予想通り大きく成っているわね、あのお姉さんにここにもクリームを塗り込んで貰いなさい」
大泉婦長が小さな小瓶を持って近づくと、指にクリームを浸けて剝き出されたピンクのクリトリスに塗り始める。
触れただけで「ああーー」猿轡の中に大きな声が出て天井に顔が向いて、つま先が一気に伸びきる結梨。
「感じたのね!お姉さん!豆を摘まむ様に塗ってあげて!」
「ああーーー」再び指にクリームを浸けて、摘まむ様に塗り込まれて先程以上に仰け反り声を上げて両手でチェーンを掴んでいる結梨。
まだ若いのにこの感度の良さは、将来が恐いと思う国分大臣。
自分が考えるに、結梨とSEXをしたのは小西と自分の二回だけ、それでこれ程の感度の良さだから、もう少しSEXに慣れると恐い程だと見ていた。
事実結梨は既にSEXが好きに成っていた。
最初の小西の時は痛みの中に快楽を感じていたが、二度目の夢の中でのSEXは大変良かった。
その為国分大臣との相性が良いと思ってしまった部分も多い。
夢の中で犯された事がその後も絶えず蘇って、オナニーをしているのだから忘れる筈が無かった。

「八木さん!気持ちが良く成ったのでそろそろ始めましょうか?先ずはその剛毛をこれで刈り取ってあげるわ!お姉さんお願いします!」
ワゴンの上から手動のバリカンを持って、大泉婦長に手渡す。
丁度大泉婦長の目の高さに結梨の性器が位置する。
腹を押えると直ぐにバリカンを陰部に置いた。
冷たいバリカンが肌に触れると、結梨は初めての感触に興奮して鏡の方向を凝視していた。
刃先が陰毛に入ると「ギーギー」と音が聞こえて下腹部の茂みを動き始めた。
バリカンでそれ程上手に刈り取れない事を、大泉婦長は充分承知している。
「ギーギー」の音と同時に少しの陰毛が主を失って、バリカンの刃先に乗りやがて動くと床にひらひらと落ちた。
革で作られたブラジャーをくり抜いた様な物に乳房が締め付けられ、乳首が既に立って通常より大きく見える。
「既に立っているわね!乳首が上を向いて若いわね!」
確かに美乳で若々しい乳房が一層締め付けられて、異様に艶めかしく見える。
近くに来て眺めている国分大臣は、結梨の後ろに居て鏡に映る姿を見ている。
真正面に陣取って見たいが、見破られては元も子も無いので慎重だ。
ガスを吸わせてからは、堂々と犯す予定に成っている。
「ギーギーギー」と音を立てながら、下腹部を何度も動いて僅かに陰毛が刈り取られる。
これも辱めを与える責めのひとつだから、刈れなくても充分効果は有る。
事実結梨の性器から光る物が黒い陰毛に見受けられた。
鏡に映る自分の姿に恥ずかしさを感じて、興奮しているのがよく判る。
国分大臣は初めの予想通り、相当なマゾ気質が有るので既に流れ出て入ると見ている。
「ああーーー」急に大きな声が出た結梨。
バリカンの腹がクリトリスの上を押えながら移動したから、大きな声が出てしまった様だ。
「綺麗にしたら舐めて貰えるわよ!」
「うぅ、うぅーーーー」大きく頭を動かして言葉に反応した。

剃られた陰毛

舐められると言う言葉に既に反応した結梨。
実際は小西にも舐められた経験は無かったが、一杯小陰唇を広げられて舐められる妄想は春画で見て期待をしていたのだ。
「ギーギーギー」と音を立ててバリカンが動いていたが、大泉婦長の手が止まって陰部を指差した。
間島看護婦に愛液が陰毛に付着して、粘々に成っている事を教えた。
「相当感じているわね!バリカンではこれ以上刈れないわ!今度はこの剃刀で全て剃り落してあげるわね!その前にこの器具で中を調べてあげるわ!」クスコをワゴンの上から持ち上げて結梨の目の前で「カチャ、カチャ」と音を立てた。
「うぅ、うぅーー」先日の手術の時に使われたが、結梨は見るのが初めてで驚きの表情に成った。
「これをこの様にすると、貴女の中で大きく広がるのよ!そして子宮まで見えるのよ!判る?」
そう言って再び「カチャ、カチャ」と目の前で音を聞かせる間島看護婦。
大泉婦長からバリカンを手渡されて、クスコを代わりに手渡した。
再び大泉婦長が「カチャ、カチャ」と音を立てて、右手を上に上げて結梨に見せると、濡れて岩海苔の様に成って小陰唇に貼り付いている陰毛を指で取り分ける。
左手の指で小陰唇をこじ開ける様にして「ああーああー」の声が猿轡から漏れる。
クスコの先が膣口に滑り込むと、愛液で濡れている膣は大きなペリカンの嘴の様なクスコを難なく滑り込ませて行く。
「八木さん!もう直ぐ貴女の中が鏡に映るわよ!よく見なさい!」
結梨の顔は天井を向いていたが、徐々に慣れて来たのか鏡に目を移して自分の姿に「あぅ、うぅ」と声を出した。
その時挿入されたクスコが大きく開かれ初めて、ペンライトの光が金属に反射して鏡に映った。
「うぅ、うぅぅっーーー」大きく首を振る結梨だが、鏡の自分の陰部から目を逸らさない。
それは異常な興奮を感じていたので目を逸らせないのだが、大泉婦長は大西看護婦が持って来た少し長い注射器をその広げられたクスコの中に突き刺した。
「もっとマンコが燃える薬を注入されたのよ!直ぐに効くからこれから狂うかも知れないわね!」間島看護婦が解説をする様に結梨に教えた。
注入が終るとゆっくりとクスコが抜き取られるが、先程の言葉通り心臓が陰部に移動した様に成ってしまった。
「顔が赤く火照っている様ね!マンコも火照っているでしょう?」
角倉看護婦がシャボンを泡立てて準備に入っている。
今夜の剃毛でプレーが好きに成らねば駄目なので、色々薬が使われている。
シャボンの中にはハッカが混入されて、強烈な刺激がもう直ぐ始まる予定だ。
泡立てたカップを大泉婦長に手渡す角倉看護婦。
「バリカンでは中々刈れないわね!こんなに残っているわ」指で下腹部の陰毛を摘まんで引っ張る間島看護婦。
一切声を出さずに今は責めの主役に成っている。
国分大臣も一切声は出さないで、その責めを見学しているのだ。
確かに不妊手術をしてしまった事には星野からの報告で、一時気に成ったが今では気にも成らない様子だ。
事実他にも数人の女優が品川総合病院で、本人が知らぬ間に不妊手術を施されていた。
それは妊娠中絶手術と同時に行われるので、本人は全く知らない。

泡立てたカップを手に大泉婦長が股間に近づき、刷毛にたっぷりとクリームを浸けて下腹部に落した。
「うぅ、うぅ」の声と同時に刷毛が大きく動いて下腹部を白く盛り上げる。
その後は再びクリームを浸けて、刷毛をクルクルと廻しながら同じ場所を盛り上げる様にする。
当然クリームは結梨のお腹を伝って、クリトリスの方向に流れて「ひぃーーーーーーーーー」の声が猿轡から漏れて顔を大きく天井に向けて振った。
「どうしたの?気持ちが良いの?」間島看護婦が尋ねるが、ハッカの刺激がクリトリスに燃える様な疼きを与えていた。
「ああーーひぃーーーーーー」
刷毛が今度は大陰唇の部分に移り、下から撫で上げる様に動くと堪らず「ひぃーーーーーーーーー」の声と同時に大きく頭を振る。
ボブの鬘が外れるのではと思う程だ。
横では洗面器の湯にタオルを濡らして、蒸らす準備をしている。
「剛毛だから蒸らさないと剃り難いのよ!」
白く盛り上がった陰部を見ながら言うが、殆ど聞いていない様子で絶えず身体を動かしている。
大泉婦長が熱いタオルを受け取ると「パン、パン」と叩く。
その音に急に我を取り戻して視線を落した結梨が「わぁーーーーーあっ、、いー」と大きな声を出して仰け反る。
タオルを陰部に押しつけて蒸らし始めた大泉婦長。
だが熱さに慣れると、大泉婦長の指がタオルの上から割れ目を擦り始める。
「ああーーああーああーー」今度は感じる結梨。
マゾの女性に多いのは虐められたい気持ちが大きいので、熱いタオルを押しつけられた事は責めで、今の状態は可愛がられている気分なのだ。
今度は恍惚の表情で、弄くられている結梨。
しばらくクリトリスと小陰唇を指で刺激されて、タオルが取除かれると岩海苔の様にきめ細かい白い肌に陰毛が付着していた。
再びクリームを塗り始めるが、下腹部だけに塗ると日本剃刀を持って素早く「ジョリ、ジョリ」と音を立てて剃り始める大泉婦長。
焦点が定まらない様な瞳で鏡の中の自分の姿を追う結梨の瞳。
お腹を押えて「ジョリ、ジョリ」と素早く剃り上げると、青白い地肌が露出して徐々に陰毛が少なく成る。
剃り落した陰毛は半紙の上に置かれて、結梨に見せる為に集められていた。

舐める!

顔は幼く清楚な感じだが、身体はマゾの資質が充満している結梨。
天井からチェーンと縄で吊され、両足はM字に開脚させられて、これ以上広がらない程に成っていた。
その中心で「ジョリ、ジョリ」と下腹部の陰毛を剃り上げられて、青白い下腹部を姿見鏡に映している。
結梨には初めての刺激有る責めで、マゾ気質に火が点いてもう垂れ流している愛液を止める事は無かった。
鏡の中の結梨の姿は性器の廻りに長い陰毛を残すだけで、上部は既に青白い肌を晒している。
大泉婦長が大西看護婦に、クロロホルムを染み込ませたタオルの準備を目で指示した。
後ろに北村医師が麻酔ガスのボンベを移動させている。
国分大臣がもう我慢が出来ない状態に成ったので、段取りが早く成った様だ。
口を猿轡で息は殆ど鼻で呼吸をしているので、簡単にクロロホルムで眠る事は判る。
「八木さん!ほらこんなに剃れたわ、見てご覧なさい!貴女の陰毛が山の様でしょう?まだ半分残っているのよ!」半紙に載せた陰毛を結梨に見せる鹿島看護婦。
その半紙に目を移した時、背中に大西看護婦が近づきタオルで結梨の鼻を覆った。
口で呼吸が出来ない結梨は一気に吸込むと、直ぐに気を失ってしまった。
間島看護婦が直ぐに猿轡を緩めて外すと、涎がゴムに絡みついて糸を引いている。
猿轡が外された口と鼻を直ぐに北村が酸素マスクの様な物で覆うと、時計を見ながらガスを流す。
自然と吸込んでしまう結梨。
しばらくして、項垂れていた顔を少し動かし始めると「さあ、始めましょうか?大きな声を出すわよ!」
「大臣、準備は宜しいですか?」
「もう私は我慢が出来ない状態だよ!院長に貰った薬が効きすぎた様だ」微笑みながら近くに来て結梨の右足の親指を触る。
大泉婦長がクリームを刷毛で残った部分に塗り始める。
「ああーーいゃーん!だめーーあついーーー」急に大きな声で反応が始まるが、目は精気を失って何処を見ているのか判らない様だ。
「八木さん!今どう成っていますか?」大泉婦長が尋ねると「び、よう、、いん、、、しゅじゅつ、、、、、」
クリームが流れてクリトリスを刺激して、更に小陰唇にも流れている。
「ああーーーああーーーだめーーーあついーーーーたすけてーーー」身体を動かそうとしているが動くのは頭と足先位で、その動く足先を国分大臣が舐めている。
恥丘が白く塗られて大泉婦長が「ジョリ、ジョリ」と剃り始めると尚更感じるのか「ああーーああーーだめーーあついーーーたすけてーーー」
ハッカの刺激がクリトリスと小陰唇、尿道口に与えられて身体を動かそうと必死に成っている結梨。
「ジョリ、ジョリ」皮膚を左手で伸ばして一気にクリトリスの近くまで剃り上げる。
「この子、大陰唇にはそれ程多く生えていませんが?」
「これからどんどん育毛して、雪子と同じ様にしてしまえ!剃毛プレーが楽しく成る」
「ジョリ、ジョリ」と剃り進めると、膣口より上部は綺麗に剃り落されて青白く成った。
大陰唇の部分に刷毛が這って白く成ると、右側から剃る大泉婦長。
柔らかいので音がしないが、結梨は剃刀の刃が動く度に仰け反る様に顔を天井に向けて「ああーああーだめーーだめー」と声を出す。
「もう直ぐ終りよ!今度は左側よ」刷毛が大陰唇を動き「ああーーああーーーいいーーかんじるーー」と言い始める結梨。
「好きなの?剃られるの?」
「いいわーーーきもちがーーー」そう言いながら再び足の指を伸ばす。
その指先を舐めている国分大臣。
これが与党の文部大臣?呆れた表情でその姿を見ている北村医師。
剃刀が動いて柔らかい結梨の大陰唇の陰毛は綺麗に剃り上げられて、跡形も無く陰毛が消えてしまった。
大西看護婦が剃り上がった結梨の陰部をタオルで拭き取ると「あっ、あっ」と再び異なる感じ方をしている。
大泉婦長が股間を退くと、国分大臣が股間に入って直ぐに結梨の割れ目を両手で広げる。
「ああーああーだめーーだめー」
国分大臣の長い舌が広げられた小陰唇を一気に下から舐め上げる。
「ああーーああーーだめーーーかんじちゃうーーー」
「ペチャ、ペチャ」と音を立てながら舐められて「ああーああーだめーーだめー」
「ペチャ、ペチャ」
「ああーああーーいいーいいーーほしいーーほしいーー」
「ペチャ、ペチャ」
「だめーーーーーーいれてーーーーーーー」
先日まで処女だった清楚なお嬢様だとはとても思えない結梨の変貌に、国分大臣も続けて舐める。
「ペチャ、ペチャ」
「ああーーああーーーいくーーーいっちゃうーーーだめーー」の声が出始めて、漸く舐めるのを止めた国分大臣。
股間を出ると、直ぐにバスローブを脱ぎ捨てる。
既にペニスは大きく隆起して、六十歳とは思えない力感が見てとれた。
チェーンと縄が緩められて、高さが調節されると今度は結梨の乳房が国分大臣の顔に吸い寄せられる。
突き出した乳首に吸い付く様に唇を持って行く国分大臣。
「ああーああーーーーだめーーーはやくーーーーいれてーーー」
仰け反りながら挿入を要求している結梨。
この二ヶ月我慢をしていたのが一気に噴出した様な姿だ。
剝き出されたクリトリスを舐められ、小陰唇を広げられ尿道口から膣口まで国分大臣の舌が這って既に結梨はもう興奮の中、何度も逝っていた。
右手で自分のペニスを持って結梨の膣口に挿入を始める国分大臣。
「ああーーああーいいーーーいいーー」ペニスの先が膣口を刺激して、催促をする様に成っている結梨。
腰に力を入れて一気に押し込むと、愛液でにゅるにゅるの膣に一気に滑り込む。
「いいーーわーー国分大臣―――うれしいいーーーー」結梨の口から信じられない言葉が出た。

惚れた!

「大臣!いいわーーーきもちがーーーだいすきーーー」
「そうか?私の事が好きなのか?」
「いいわーーあうわーーーすきーーーああーああーーー」
その場に居た人々が驚きの表情に成って強ばっているのに、国分大臣は腰の動きを早めていた。
「どう成っているの?」大泉婦長が北村医師に尋ねる。
「薬は確実に効いていますよ!間違い有りません!」
「でも直ぐに国分大臣が見破られたでしょう?どうなっているの?」
二人の会話の最中突然「うぅ、しまるーーー」急に声を出す国分大臣。
「ああーーああーーーいくーーーいっちゃうーーーだめーー」の声が結梨の口から出るのが同時だった。
国分大臣の腰の動きが止まり「逝ってしまった!」と口走って結梨の身体を大きく抱き寄せていた。
「良かった!あの時と同じだ!この子は名器だ!」そう言ってから離れるが、結梨も項垂れて静かに成っていた。

「無意識で国分大臣を感じたのでしょう?」
シャワーに向った国分大臣に、大泉婦長がバスローブを持って行くとその様に伝えた。
「あの子は私が好きなのだよ!だから覚えているのだよ!次はホテルへ誘ってみるか?」上機嫌の国分大臣。
「このまま、ホテルに送りますか?」
「星野に連れて帰らせて、誘拐事件は終りだ!あの子は私が好きで、マゾだから最高だ!」
鼻歌を歌いながら風呂に入る国分大臣。
結梨は眠らされた状態で、朝まで目覚めないので後は星野に託された。
翌朝目覚めると星野が結梨を気遣ったが、全く何も無かった様に自宅マンションに戻って行った。
結梨はマゾプレーに満足したのか、当分その余韻に慕っていたのだ。
そして自分勝手に、バスローブの男性は国分大臣だと決めつけていた。

一方の雪子は隔日に電気治療を施されて、完全に性的な患者に変わっていた。
腰が抜ける程電気で刺激を受けて、楽しみに変わってしまう程に成って三週間後漸く解放されて、病院を退院して京都のマンションに向った。
毎日の様に媚薬と電気治療、育毛剤を塗り込まれて、数ヶ月後にはもっと濃い陰部に成ると思われた。

時代劇は初めてで、ヒットすればシリーズ化して二本三本、製作される予定だと京都で最初の撮影で言われた雪子。
それは三本撮影して、現在劇と交互の撮影にすれば殆ど秋田に帰る余裕が無く成るとの計画だ。
電気治療の名の下、性的な刺激を施されてマゾの性質が完全に開花してしまった雪子。
同じく、誘拐されて初めて本格的な責めを受けた結梨は、SM調教に目覚める事に成り、SEXが好きに変化していた。
星野が自分は部屋に繋がれていて、結梨がどの様に成ったのかは知らない事に成っている。
気が付いた時ホテルの部屋で二人寝ていたが、普通に服を着ていたので何事も無かった様に振る舞う結梨を見て何も追究をしなかった。

六月に成って本格的に撮影が始まった雪子。
京都のマンションに殆ど缶詰状態、その頃兄は小豆相場で大きな勝負をする為に、雪子を保証人にして吉田商会に申し出ていた。
初めから騙す予定なので、雪子の実印と別人の署名が必要だったが、その夏早乙女雪子の署名が入った保証人の用紙が実家に届いた。
勿論早乙女雪子の偽サインを書く女性に書かせた物だが、全く判別は出来ない。
沢田恭介は自分でも妹のサインと見間違うと驚いていた。
簡単に実印を押すと「最高一億まで融資出来ますので、余裕で勝負が出来ますよ!」と笑う。
恭介は「一億、もの凄い大きな額まで保証が有るのですね!一千万も有れば直ぐに稼ぎますよ!」そう言って驚愕の金額を笑っていた。
同じ様にヤマト投資顧問も、両親に担保設定を勧めて雪子を保証人に大きく相場を張る事を勧めていた。
全く同じ手法で最高二億まで勝負が出来る様な枠を設けていた。
当然最初は上手に儲けさせるので、大きく勝負をする様に成っていくのだ。
八月の盆過ぎ「大臣!もういつでも負債を作る準備が出来ました」と国分大臣の元に連絡が入った。
「もう少し先に成るので、充分遊ばせてやれ!指示は追って行う!予定の金額は三億だ!」
「はい、家族合わせて三億にして有ります」
「計画通りに進んでいる様だな!」

夏休みを待って北海道での撮影が始まり、結梨は北海道で二本の映画の撮影で殆ど過す事に成る。
国分大臣も北海道に行きたかったが、夏休みの外遊でヨーロッパ歴訪の旅に出掛けて、当初の予定が狂った。
それだけでは無く、外遊から帰ると体調を崩して休養を兼ねて生まれて初めての入院に成った。
肝臓が弱って要るとの診断だった。
約一ヶ月の入院は、国分大臣の遊び方が変わる切っ掛けに成った。
早乙女雪子はもう自分には必要が無い、これからは一人の女性にすると言い始めた。
勿論、八木結梨の事で、先日まで八木結梨は早乙女雪子の後継で成人映画のスターにすると話していたのが、大きく変わって「誰か別の女優を捜して欲しい」と言い始めた。
八木結梨が病院に見舞いに来て、国分大臣に自分は大臣の夢をよく見ますと伝えた事が原因だった。
結梨はオナニーの時に必ず国分大臣に強姦される事を想像していたので、その様な言葉が出てしまった。
ガスを吸って意識が無いのに、自分の事を覚えているのか?の疑問より夢を見る!の言葉に感動してしまった国分大臣だ。

激動

国分大臣が退院したのは九月の彼岸を過ぎてからだった。
既に雪子の時代劇(振り袖剣士)は撮影が終り、東京に戻って来ていた。
国分大臣の入院を知って驚いて自宅に見舞いに行った雪子に、国分大臣は自分がもう雪子を愛する元気が無く成ったと伝えた。
雪子は女盛りで、変態調教をされているので普通のSEXでは不満が残る様に成っていた。
その為自分から、東京に帰ると品川病院に検査入院を願い出る程だった。
次の撮影まで約二ヶ月を故郷には帰らず検査入院を最優先したのだ。
だが撮影の合間も、数々のイベント、舞台挨拶、テレビ出演、CMの依頼と目白押しのスケジュールに成っていた。

検査の名目で品川総合病院を訪れたのは、十月半ばでオリンピックまで丁度一年に成っていた。
早乙女雪子のイメージは長い黒髪で清楚なイメージ、振り袖剣士ではその長い黒髪が丁度イメージに合い。
武家の娘が髪型を変えて女剣士と成って悪者を懲らしめる物語だ。
予定通り第二作は来春撮影の予定に成っている。
十二月からは別の作品の撮影が準備されて、雪子が暇に成る時は中々無いのが実情だ。
今では京映と云うより日本映画界のスター的存在に成っている。
来年京映も映画部門とは別に京映テレビ部を新たに設立して、テレビドラマの製作を始める予定に成っていた。
まだ成人映画の話は世間には全く出ていない。
結梨は年末から鬘を外して、撮影を始める予定に成っている。
その姿がボーイッシュで話題に成り、世間でブームに成るのだ。

雪子は品川総合病院で「何か変わった事は有りませんか?」と大泉婦長に聞かれて「また陰毛が濃く成った様で、特に下の方が多いと思いますが、、、、、」と初めて陰毛の多さを話した。
世間では腋毛は処理する事が漸く始まり始めていたが、陰毛の処理は誰も語る事は無い。
「何度も剃りましたから、濃く成ったのでしょうね」
「今回の入院では?」それは剃って欲しいとの要求に近い言葉だった。
雪子には現在SEXをする相手がいない寂しさが有る。
でも既に普通のSEXでは我慢が出来ない様に成っているのも事実だ。
その為何処も悪くは無いのに、自分から入院検査にやって来たのだ。
「早乙女さん!今回の検査では特に気に成る処は有りますか?」
「五月に卵巣が腫れて電気治療の為に入院しましたが、その後の経過が知りたいです!それと他に悪い処が無いか?を調べて頂きたいです」
「そうですね!早乙女さんは過去にも女性の病気に成られていますので、その再発の心配ですね」
「はい!宜しくお願いします」
雪子は検査の名目で逝かされて、満足をして二日間の検査を終っていた。
もう殆ど身体は出来上がっているし、人気も不動の地位を築きつつ有る雪子。
問題は警察当局が過激な成人映画の製作を認めない事が、京映の成人映画部門を立ち上げない理由だった。

その様な中、翌月世界を震撼させる事件が発生した。
アメリカの大統領ケネディが、パレード中射殺されたのだ。
事件はこの日に遊説のためテキサス州ダラス市に到着したケネディ大統領夫妻が、テキサス州のコナリー知事夫妻の案内で、空港からリムジンに同乗して市内をパレードしていた最中に突然3発の銃弾が撃ち込まれたことで起こった。
現地時間12時30分にテキサス州を遊説中の第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディがダラス市内をパレード中に銃撃され、死亡した事件である。
1時間後に逮捕され犯人とされたリー・ハーヴェイ・オズワルドは2日後にダラス警察署でジャック・ルビーに銃撃されて死亡し、法廷に立つことはなかった。
白昼に多くの人々が見ている前で起こった衝撃的な銃撃による現職大統領の死、犯人がすぐに殺害される意外な展開に成った。
日米の初めてのテレビ中継が生々しく事件を報道した。

世間がアメリカ大統領の暗殺で湧いた翌月、日本でも戦後の英雄が突然悲惨な死を遂げた。
街頭テレビ全盛の頃からプロレスのヒーローだった力道山が、12月8日午後10時30分に、遊興中の赤坂のナイトクラブ「ニューラテンクォーター」で、暴力団住吉一家傘下の大日本興業構成員であった村田勝志と、足を踏んだ踏まない、で口論になり、馬乗りになって殴打したところ、村田に下から登山ナイフで腹部を刺された。
手術は無事に成功するが、術後、直ぐに暴飲暴食を繰り返し縫合箇所から食べ物が体内に漏れるなどして再び体調悪化。
この時は再手術も成功し、医師から飲食禁止のお達しを受けるが我慢できずに再び暴飲暴食し12月15日に化膿性腹膜炎で死去した。
享年39。戒名は大光院力道日源居士。
日本国中でヒーローに成っていた力道山の呆気ない死は、不死身だと思っていた国民には嘘の様な出来事だった。

波乱の昭和三十八年が終り、東京オリンピックの年が幕を明けた。
年末に続いた暗い話題から、オリンピックの開催と云う国際イベントに世間は徐々に盛り上がって行った。
「家庭用のビデオレコーダーが発売されるらしいぞ!これは小南君には朗報だな!」
国分大臣が嬉しそうに話した。
「何故でしょうか?」
「これから家庭で映画を楽しむ時代が訪れる、そう成れば個人で成人映画を楽しめる様に成る、必ず馬鹿当たりに成る!必ず禁止の作品を見たいのが人の常だ!雪子の本番映画以外に裏ビデオとしても売れるぞ!」
「大臣は闇で売るのですか?」
「勿論だよ!裏社会の連中に流してやれば喜ぶだろう?大きな資金源に成るのは間違い無い!銀竜会が喜ぶ!予定より早めに製作してお蔵入りさせて、タイミングを測って販売するのが儲ける秘訣だ」
「でも中々ビデオを買う人は少ないでしょう?」
「早乙女雪子の裸と本番映像が見られるなら、買う人も増えるだろう?メーカーに話してみるか?」国分大臣は新たな商売を思いつくのだった。

誤解

国分大臣は家庭用のビデオテープレコーダーの廉価版が、来年発売される情報をいち早く手に入れる。
早速銀竜会の会長安田銀次を極秘で呼びつけて、家電メーカーに成人映画を闇で作るので援助の要求に行かせた。
驚いたのは電気メーカーで、その様な話には表だって協力出来ませんが、ビデオレコーダーの販売には欠かせないでしょうと理解を示した。
事実八ミリ映画にもその様な物は有るのだが、大きな場所が必要でこっそりと見る事が出来ない。
ビデオテープレコーダーなら、テレビに接続するので一人で楽しめる。
大きな需要が見込める事は確実だと、村田営業部長は乗り気に成った。
安田銀次は銀座で、家電メーカーの村田営業部長と顔見知りに成っていた事が、この様な話しの実現に向ったのだ。
事実その後大きな市場に育ち、暴力団関係の資金源にも成った。

その後の雪子は自分の性癖への理解をしてくれる男性も身近に居ないので、国分大臣が病で自分を求めない性的な不満の解消に品川総合病院を使う事を常とする様に成っていた。
有名女優なので、迂闊に異性を求められない事と普通のSEXでは満足出来ないからだ。
撮影の合間を見て、二ヶ月から三ヶ月に一度、一泊二日の定期健診として電気治療を受けて、本人は再発防止だと口では言うが性的な発散だと病院では理解していた。
オリンピックに合わせて各地の地方空港が次々開港、東京モノレールも九月に開業予定で羽田空港から都心へ便利に成る予定。
山形空港と仙台空港が出来て、雪子は秋田に帰るのが近く成ったと喜んだが、それでも空港から自宅までの距離は相当有るので、中々ちょっと帰るには困難だった。
この様に東京オリンピックを境に、近代国家への道を急速に進んで行った。
六年後には大阪で万国博覧会の開催が行われるので、道路の整備、鉄道網の拡充は必至だ。

国分大臣の体調は春の声を聞いて急速に回復、漸くSEXにも興味が蘇り結梨を抱きたい気分に成った。
(北の空)の撮影は既に終り(駿馬の草原)の撮影をしながら、テレビドラマに出演の話が進んでいた。
雪子は春から再び京都に住んで、二本続けて撮影に成り半年以上マンション暮らしに成っていた。
だが合間を見て、品川総合病院には三ヶ月に一度来院する予定には成っている。
作品は(振り袖剣士Ⅱ)(戦国の女)の撮影に成っている。
秋田では昨年は少し勝っていた兄恭介が今年は負けが続き、苦しい雲行きだった。
両親は昨年のアメリカ大統領暗殺の大波乱で大きな損失を抱えて、期日を迎え様としている。
新たな借り入れは避けられない状況に成っていた。
それでも損失を取り戻そうと、再び勝負に出る準備を考える二人。
このままの状態では、雪子に莫大な借金が降り掛かるからだった。
この時の損失は僅か一千万だったが、ここから傷口が大きく広がってしまうのだ。
雪子の耳に入るまでに何とか損失を無くしたいのだ。

雪子は品川総合病院に検査入院しても、電気治療はするが剃毛処理が無く成った事が多少不満だった。
今年に成ってからは、いつ国分大臣から撮影の話が飛び出すか判らないので、陰毛には手を付けない。
元に戻るまで二ヶ月は必要な為、中止に成っている。
雪子の性的暴走を防ぐだけの処置に留まっているのだ。

以前から頼んでいた雪子の成人映画の脚本が漸く出来上がって、国分大臣が目を通して一応合格点に成った。
題名は「新妻地獄」で太平洋戦争直前1937年(昭和12年)7月7日の盧溝橋事件を発端とする支那事変しなじへんの頃。
1937年(昭和12年)に日本と中華民国(支那)の間で始まった、長期間かつ大規模な戦闘である。
鈴木庄一郎は両親の反対の中、本間幸枝と恋愛関係に成っていた。
だが、庄一郎は招集されて中国に向う事に成り、結婚を無理矢理承諾させた。
結婚式の数日後戦地に派兵される庄一郎、しかし残された幸枝は庄一郎の両親に虐待を受ける事に成るストーリー。
国分大臣が手直しは必要だが、内容的には面白い!配役の人選を行って準備に掛る様に指示をした。
庄一郎役には有名な男優で、本番に自信の有る人物を選ぶ様に付け加えた。
泉田はまだ映画の計画も発表されていない段階で、有名男優で本番が可能な人を捜すのは至難の技だと頭を悩ます事に成る。
簡単に早乙女雪子とSEXをしませんか?なら沢山候補は居るが、スクリーンに映されて衆目の中でのSEXを出来る役者は少ない。

国分大臣の病状を案じて、海外に行っていた国分和紀が日本に戻って来たのも丁度この頃で、この後東京オリンピックが終る頃まで日本に居る様だ。
国分大臣の子供の中では唯一人独身で、海外が長く久々に戻って来た和紀に、日本に落ち着いて仕事をしなさいと話した。
世界のニュースを日本に伝える報道カメラマンの様な仕事で、今回は父親の病気とオリンピックを海外に伝える為に帰って来た。
その自宅に小南社長と一緒に結梨が訪れたのだ。
後援会長として、半年近く何もしていなかったので、イベントを企画する為に相談に訪れた。
「これが一番下の息子の和紀だ!」と紹介した国分大臣。
この出会いが結梨と和紀の初めての出会いだった。
この後、二人に意外な事が訪れるとはこの時知る筈も無かった。
「大臣にこの様な若い子供さんがいらっしゃるのは意外ですね」小南社長が笑顔で話す。
「一年の間に数週間しか日本に居ない、不良息子だ!」それでも顔は笑顔の国分大臣。
自宅に料理を出前させて四人で会食の予定に成っている。
和紀は結梨を目の前に緊張して、大きな誤解をしていたのだ。

週末の告発

それは親父が自分を日本に留め置く為に、この様な可愛い嫁を準備したと解釈していた。
確かに年齢は離れているが、この子なら嫁に貰っても良い感じだと思う和紀。
食事は和やかに進み、和紀の海外の話に興味を持つ結梨。
小南社長と国分大臣の話で、東京を初め全国の会場五カ所でファンクラブの集いを行う事が決まり、結梨は歌を歌う事に成って決まった。
元々歌も上手で好きな方なので、抵抗は無いが練習が必要だと、特訓をする事に成った。
本職の歌手を呼んでデュエットの企画も検討されて、いよいよ本格的に女優八木結梨がテレビの世界に入る時が近づいていた。
国分大臣の頭の中に、SM女優八木結梨の姿は何処にも無い。
清純派の本格女優として、大成させるのが国分大臣の夢に成っていた。
近日中に別荘に連れて行って自分から告白をしても良いのでは?それで終れば仕方が無い!とまで思っている。
国分大臣は自分が病気に成った事も有って、過去には絶対にしない事をする予定だ。
「今度別荘に遊びに来ませんか?」
「えっ、軽井沢ですか?」
「いいえ、近くに在るのですよ!大崎です」
「本当に近いですね!大崎なら来週の土曜日にでも行けますわ!その別荘には何か面白い物が有るのですか?」
「有りますよ!八木さんが泣いて喜ぶかも知れない物がね」
「えっ、大臣!私が泣いて喜ぶ物が有るのですか?何だろう?気に成ります!和紀さんもいらっしゃいます?」
「僕は次の土曜、日曜はオリンピックの下見にフランスの友人と行くので、居ないのですよ!残念ですが行けません!」
意外にも結梨が和紀に声を掛けたので驚いた国分大臣と小南社長。
「星野君と一緒に遊びに行かせますがよろしいでしょうか?」
「年寄りだが、一応は男性ですから若い八木さん一人は気に成るでしょう?星野君と一緒なら知っていますので宜しいですよ」
「大臣を怖がったりしませんので、ご安心下さい!星野さんと一緒にお伺い致します!今から楽しみですわ!泣いて喜ぶって何かな?」嬉しそうに言った。
「お父さん!若い娘さんを脅かしたら駄目ですからね!」和紀が笑顔で言う。
大学三年生に成って多少時間に融通が出来る結梨。
和紀は自分の為に父が一生懸命、八木結梨のご機嫌を取っていると思っている。
「オリンピック観戦をするなら、チケット準備しますよ!」
「中々手に入らないと聞きましたが、流石に大臣さんですね!」
「京映でも行きたい人が多いので、百枚程お願い出来ませんか?」
「開会式二百枚準備しましょう」
和やかに食事が終って、それぞれ国分大臣に御礼を言って帰って行った。
国分大臣は結梨が自分に好印象を持っていると、自分で勝手に思い込み来週に全てを託す気分に成っていた。
和紀は今日自分の為に見合いの様な席を設けて貰えたと哲三に感謝をしていた。
海外に居たので、八木結梨がどの程度の女優なのか今日の時点ではそれ程気にしていなかったが、翌日友人等に尋ねて今一番売れている若手女優と聞いて驚いてしまった。
今度は和紀が逆に負い目を感じる程に成っていた。

一週間後の土曜日、結梨は星野と一緒に大崎の別荘を訪れた。
結梨は全く外観には記憶が無くて「大臣の別荘にしては都会に近いわね!品川総合病院も直ぐ近くよね」そう言いながらタクシーを降りて、チャイムを鳴らす星野。
既に撮影時以外では鬘は着けずにボーイッシュな感じで、中々可愛いお嬢様姿。
半袖のブラウスにスラックス姿、出迎えたのはお手伝いの女性。
「旦那様がお待ちです!」と応接間に通されると、見覚えの有る女性が既にソファに座って居た。
「こんにちは!何処かでお目に掛りましたね!」軽く会釈をしながら尋ねる結梨。
見覚えは有るが記憶が結び付かない。
人は服装、場所等で記憶に残るので、全く予想していない場所では記憶が蘇らない。
国分大臣が入って来て「いらっしゃい!忙しいのにようこそ!」とソファに座る様に言った。
既に二人の女性はコーヒーを飲んでいるが、全く思い出さない中年の女性で、もう一人は少し若い。
「覚えているかな?」国分大臣が尋ねる様に言った。
「今思い出そうとしているのですが?思い出せません!失礼ですけれど何方様でしたか?」
「服装が異なるので判らなかった様ですね、そこの品川総合病院の婦長さんと大西看護婦さんですよ」
「あっ、思い出しました!その節はお世話に成りました」再びお辞儀をした結梨。
「私は病気で入院してから、時々看護婦長さんに世話に成っているのですよ」
「そうでした!大臣は入院されていたのですね」
「日頃お世話に成っているので、お昼をご招待したのですよ!お二人は八木さんのファンだとおっしゃるので、ご一緒して頂きました」
「本当ですか?嬉しいです」
お手伝いがコーヒーを持って来て、テーブルに並べる。
星野は早速飲み始めるが、結梨は少し遅れて砂糖を入れてスプーンで掻き回す。
二つのコーヒーには異なる薬が混入されている。
星野は仲間だが、今日は完全に眠らせてしまい、これから起る出来事を見せないのだ。
国分大臣は今から結梨を辱めて犯して、本当に自分の事を好きなのか?それを確かめたい。
万が一の事を考えて、結梨の立場を守る為に見せない。
十一時過ぎの時計を確認する大泉婦長。
結梨のコーヒーには品川院長自慢の媚薬が混入されて、性的に興奮する様にしていた。
「このコーヒー美味しいですね」星野は何も知らずに飲んでいる。
結梨もコーヒーを飲みながら、映画の裏話を聞かれて次々と答える。
しばらくしてコーヒーを飲み干してしまった二人。
大きな欠伸が出る星野と、身体が火照り初めて来た結梨。
「素晴らしい物が奥の部屋に有るのだが見学するかな?」
「それが泣いて喜ぶ物ですか?」
「そうだよ!君達も一緒に見るかね!」看護婦達にも言う。
「私は結構です!トイレに行きたく成りました」星野は自分にはもう関係無いと思っている。
調教部屋に連れ込まれるのを知っていたから、看護婦達と一緒に行くのだと思っている。

恐怖の寝台

四人が応接間を出て行くのを見届けると同時に、星野は強烈な睡魔に襲われて一気に意識を失ってソファに身を委ねて意識を失ってしまった。
「さあ、ご覧下さい!」と部屋に結梨を誘うと扉を開いて、中に入れ電気を灯す。
「あっ、これは!」見覚えの有る景色に大きな姿見の鏡に驚いた時、結梨の後ろから大西看護婦がクロロホルムを染み込ませたハンカチで口と鼻を被った。
「うぅ、、、、」
「思い出しましたか?」と尋ねた国分大臣の顔が視界から消えて結梨は気を失って、大西看護婦の腕の中に倒れ込んだ。
「このマスクをしましょう、直ぐに目が覚めてしまいます」
クロロホルムを染み込ませたマスクを結梨の顔に着けると、新たに間島と角倉、田淵の三人の看護婦が加わって結梨を運んで中央の特殊ベッドに寝かせる。
「全裸にしなさい!」婦長の指示で看護婦達が早速結梨のブラウスとスラックスを脱がせる。
スラックスの下には、最近の下着なのか?可愛い感じの薄いピンクのパンティを履いている。
上も同じくブラウスの中はピンクの揃いのブラジャーのみだ。
丁寧に脱がせるといつ見ても美しい美乳がピンクのブラジャーから、溢れ出て既に乳首が隆起している。
「この子既に勃起しているわ、豆も同じかしら?媚薬が既に効いたの?」
薄いピンクのパンティを脱がすが、黒い陰毛がはみ出している。
「パンティに隠れない程なのに、何故この様な小さな物を最近の若い子は履くの?」
特殊なベッドは上の隅から手枷の付いた革のベルトが付けられているので、結梨の細い手首を巻付けて固定された。
ベッドの中央には腹に巻付けるベルトが二本付けられているので、それを結梨の腹から腰の上に巻付ける。
これで上半身は殆ど動かす事が出来ない。
太股から膝までが婦人科の診察台の様に膝を置く様に成っているが、太股にもベルトを巻付けて動かない様にする事が出来る。
「育毛剤の効果は殆ど無い様だわ」
「一度では難しいでしょう、今日から自分で塗る様に躾けましょう」陰部の大陰唇を見て言った。
「本当に大臣の奴隷に成るのなら、守ると思うのですがね」
話をしながら身体を寝台に固定して、動けない様にしている。
その寝台の近くにワゴンが運ばれて来て、真鍮の洗面器に随喜のサックが浮かべられていた。
「今日は気が付けばマンコが男根を欲しくて堪らない状態してから、大臣の奴隷と成る様に指示をしてみます」大泉婦長が不気味に微笑みながら言った。
「始めなさい!
結梨は数ヶ月前にこの別荘に連れ込まれて、暴漢に陵辱されて意識の無い状態で解放された経緯が有る。
縄で吊り下げられ陰毛を剃り上げられて、強姦されてしまった。
その同じ部屋で今度は特殊なベッドに眠らされて、横たえられているが意識は無い。
大きく両足を広げられて、膝から足先までは自由に動かせるが、それ以外は動く事が出来ない様に固定されている。
ベッドの上には明るい蛍光灯が点灯されて、結梨の若々し身体を浮かび上がらせている。
「いつ見ても綺麗な乳房だ!誰にも触らせたく無い!」
国分大臣がその乳房を右手で鷲掴みにして、既に揉み始める。
「大臣もお着替えをされた方が宜しいのでは?」大泉婦長に言われて「そうだった着替えて来るから、少し待っていてくれ!」
慌てて結梨の乳房から手を離すと部屋を出て行った。
「意識の無い状態で随喜責めをして、意識を戻してからこの前の様に剃り上げてしまいましょう、その時既に欲しくて我慢出来ない状況に成っていますから、奴隷を受け入れてしまうでしょう」
「本当に大臣が好きなのでしょうか?」
「私は違うと思うが、大臣が自分でその様に思われているので、逆らわない方が良い」
「この子もそれでピンク女優に成らなくて良いから、幸せだろう?子供の産めない身体にされてピンク女優では可哀想過ぎる」
「何が可哀想なのだ?」素早くバスローブ姿で戻って来た国分大臣。
「若い女の子が大臣の事を好きなのは、本当なのかと話していました」
「可愛いと言っていたのか?」
「は、はい!そうです!」
「可愛いし、この張りの有る身体!美しい乳房!最高だ!この子の裸を見た男はこの世に私一人で充分だろう?水着もヌードも絶対に見せたく無い!」
その場に居た女性達は一同に国分大臣の言葉に驚いて、次の言葉を失っていた。

大泉婦長が洗面器から随喜のサックを薬指にはめ込み、次に中指にもはめ込む。
「充分膨らんで、面白い物が見られますよ!」
「そうか!俺の男根を懇願するか?」
「確実です!元々大臣を好きなのですから、直ぐに下さいと涎を流すでしょう!」
「今日は私の男根を舐めさせ様と思っているが、大丈夫か?」
「この子は一度も経験が無いのでは?」
「そうか、それなら尚更教えよう」嬉しそうに言う国分大臣。
両足を大きく広げられて大泉婦長の指を待っている様な結梨の股間。
陰毛を間島看護婦が両手で掻き分けて、ピンクのクリトリスを剝きだした。
空かさず国分大臣が股間に入って、長い舌を出してべろりとピンクの豆を舐める。
驚いたのはその場に居た全員で、いきなり舐めるとは思ってもいなかった。
指サックをして、陰核に刺激を与えて膣を濡らせてサックを挿入しようと段取りをしていた。
「うぅ、うぅーー」顔の表情が変わって、マスクの中から声が聞こえた。
「意識が無いのに、感じているの?凄い子だわ」
ペロペロとクリトリスから、小陰唇を舐める国分大臣の動きに「あっ、あっ」再び声を発して、つま先が伸びる結梨。
「本当に感じ始めているわ?」
そう言った時「感度の良い子だ!」と陰部から口を外して言った笑顔の国分大臣の口元に、結梨の陰毛が二本咥えられていた。

芋茎責め

本来なら、成人映画のスター候補だったが国分大臣に気に入られて、八木結梨は候補から除外されている。
今日の対応次第では元の候補に逆戻りの可能性も残されていると思う婦長達。
だが既に数人の候補に成る女優を京映では泉田が中心に成って捜している様だ。
世の中ではSEXシーンを撮影したブルーフィルムが、密かにブーム成っている。
それを聞いた国分大臣は自分の考えが正しいと自信を持った。
新人の女優、中堅の女優とめぼしい候補を既に絞っていた。

「どうだ!充分濡れた様だぞ!」
「大臣がこの様な事をされるとは思いもしませんでした!」
国分大臣と場所を交代して、直ぐに指サックを挿入する大泉婦長。
「すんなり入りました!既に洪水状態に成っていますわ」
直ぐに指が二本に変わって、結梨の膣を掻き回す様に指を動かす大泉婦長。
「ああ、あっ、あっ、あっ」意識が無いのに声が次々出ている結梨。
「気が付いた時、大変な状態に成るわよ!このセセリをされたら、処女の女でも男の物を欲しがるのよ!貴女の様な好き者はもう堪らないので、自分から腰を振るわよ!」
指の動きが早く成って「ああーあっ、あっ」と小刻みな声がマスクの中から聞こえる。
しばらくして「これで充分だわ!」疲れた様にサックの指を抜き取ると、白い粘りの有る液体が纏わり付いて糸を引いている。
「大陰唇には陰毛が少ないですね!殆ど育毛剤は効果が無かった様です」
「当然だろう?一度で効く様な薬は無いだろう?今日から自分で塗り込む様に躾ければ良い!」
「もうそろそろ雌に変わる頃ですから、始めましょうか?」
剃毛の道具が側に運ばれて、シャボンを泡立て始める。
「マスクを外しますか?」
「もう外しても良いでしょう!」大泉婦長が許可した。
間島看護婦がマスクを外すと、無意識で大きく息を吸込む結梨。
刷毛にシャボンをたっぷりと浸けて、少ない陰毛の大陰唇にシャボンを落すと、一気に刷毛を動かして白く塗り始めた大泉婦長。
左右の大陰唇が白く成ると、直ぐに剃刀と持替えて陰毛を剃り始める。
「うっ、うぅ」大陰唇を引っ張りながら剃ると、先程指サックで弄くられた築港が喋っている様にピンクの肉片を垣間見せる。
「あっ、あっ」小さな声が出ていても意識は戻っていない結梨。
右側が剃り終わると、続けて左側も同じ様に剃刀が滑って大陰唇の陰毛を剃ってしまう。
同じ様に皮膚を引っ張ると「あっ、あっ」と声が出て先程よりもはっきりと聞こえる様に変わった。
「うぅ、うぅーー」顔の表情が変わって、目を開き始めると自分の手が動かない事に気づいたのか動かそうとして「あっ、貴女達は、、、、何をするの?病院の人達と大臣!」
「気が付いたのね!今の状態は判る?」
「解いて下さい!この前の犯人も貴女達ですね!訴えますよ!この様な事をして恥ずかしく無いのですか?」
「恥ずかしいのは貴女でしょう?股を広げてほら、もう既にここの毛は無くなったわよ!」
「鏡で見せてあげなさい!」国分大臣が言うと、手鏡の大きい物を股間に入れて角度を合わせる。
「見える?綺麗に成ったでしょう?これから密林も剃り上げてつるつるにしてあげるわ」
「止めて下さい!」
「そうか、それならカメラを持って来なさい!記念に撮影してあげよう!女優さんだからね!」国分大臣が言うと「止めてーーーカメラは絶対に嫌!それだけは止めて下さい!」
「それなら、大人しく剃り上げて貰いなさい!じっくり見てあげるからな!」
「いゃーー」
「嫌なら、カメラで撮影して浣腸もしてやろう」
「いやーーーー浣腸とカメラは絶対にいやーーーーー」
「じゃあ、諦めて剃って貰うか!」
「、、、、、、、」諦めた様に頷く結梨。
「私とSEXをして良かったのだろう?」
「あれは夢では無かったのですね!大臣が私を強姦したのですね!」
恐い顔で睨む結梨だが、国分大臣は微笑んで「それでも良かったのだろう?」
「良く有りません!帰して下さい!大臣があの様な変態行為が好きだったとは、、、、軽蔑します」
「それは本心か?」そう言いながら寝台の横に来て「お前のおっぱいは特別美しい」右手で乳房を鷲づかみにして言う。
「うぅ、やめてーー」
「お前はこの様に束縛されてSEXをするのが好きだろう?私の奴隷に成るのだ!これからは特別に可愛がってやるぞ!」
「いやーーーー」
「そうか?身体はその様には言ってないだろう?」
刷毛にシャボンを浸けて、陰部の密林に落されて動き始めて、白く盛り上がるクリーム。
「あっ、あっ、いゃーん」
「身体を動かすと危ないので、動かせないから成すがままだな!」
国分大臣が右手で乳房を揉みながら、反対の左の乳首に唇を持って行く。
「あっ、あっ、だめーーだめーー」
白く盛り上げると、クリームを刷毛で掻き回す様に広げて、クリトリスにも刺激を与えられると「ああーーああーーだめーーーだめーーかんじちゃうーー」
揉みながら吸われる乳房の刺激と、陰部の刺激に一気に興奮すると、結梨は子宮まで疼く状態が起り始めていた。
せせりの影響は、乳房への刺激と陰核への刺激で一気に破裂している。
「ああーーああーーだめーーーだめーーかんじちゃうーー」
大泉婦長が剃刀に持替えると「ジョリ、ジョリ」と下腹部から恥丘に剃刀を滑らせる。
青白い肌が直ぐに剝き出しに成って、一本の道の様に剃り取られた。
「ああーああーだめーーだめーかんじちゃうーー」
「そうなの?欲しいのでしょう?男根が欲しいのでしょう?ここには大臣しか男性はいらっしゃらないのよ!入れて貰うの?」
「ああーああーだめーーだめー」「ジョリ、ジョリ」「ああーああーだめーーだめー」の声が交互に聞こえる。

性奴隷の始まり

「ジョリ、ジョリ」下腹部は次第に青白く剃り上げられて、クリトリスの周辺の陰毛だけが残っている。
剃り落された陰毛を容器の上に載せて、結梨の目線に置いた。
「ほら、こんなに剃れたわ!あと少しよ」
「ああーーああーーだめーーーだめーーかんじちゃうーーほしい」
「大臣の物が欲しいの?」
「、、、、、、、、」
直ぐに大泉婦長がクリトリスを剃刀の背で刺激すると「ほしいーーーーです」
「そうか!それなら、私のマラを舐めて大きくする事だ!そして私の性奴隷に成る事を誓うのだ!」
「既に貴女は何度も大臣に犯されて、喜んでいたのよ!」
「、、、、、、、」
「今更、大臣を拒んでも良い事は無いのよ、もうむすむずしているでしょう?」
そう言いながら、残りの陰毛に刷毛でシャボンを塗られて「ひぃーーーーー」
大きな声を出すと、国分大臣が寝台の上に上がってバスローブを捲り上げる。
「口を開け!」ペニスを持って股間を結梨の顔に覆い被せる様にすると、二人の看護婦がショートヘアーの結梨の頭を持ち上げる。
「早く!口を開けて大臣のマラを咥えるのよ!」
「うぅ、うぅ、あっ、あっ」刷毛でクリトリスを刺激されて声を出すが、中々口を開かない結梨。
顔に国分大臣のペニスが擦りつけられて「早く開かないと、大臣が疲れるでしょう?」」
「可愛い八重歯だが、年齢を重ねると善し悪しかも知れないな!」結梨の口元から僅かに溢れる八重歯を見て言う国分大臣は、新たな責めを思いついていた。
「これでどう?」大泉婦長が道具で刺激した。
「ああーああーーーいっち、ち、ち」クリトリスに振動を与えられて、口が開いて押し込まれるペニス。
「うぅ、うぅ」
「歯を立てたら駄目よ!もっと口を開いてキャンデーを舐める様にするのよ!」
頭を持たれて動かし始めると、陰部の残りの陰毛を剃り始める大泉婦長。
「うぅ、うぅーーー」苦しそうな表情で国分大臣のペニスを咥えているが、剃刀はクリトリスの周辺を刺激している。
「綺麗に剃れたわ!大臣いつでもどうぞ!」
「それ程上手で無い生尺だったな、練習が必要だな!」
そう言いながら結梨の口から抜き取るペニス、をぶらぶらさせながら寝台から降りると股間に入る国分大臣。
直ぐに無毛の陰部を見て顔を近づけて長い舌を出して、ぺろりと舐めると「ああーーああー」の声が大きく室内に響き渡った。
足を固定していたベルトを左右から看護婦二人が緩め始める。
下半身を自由にして、国分大臣の自由に出来る様にしている。
だが「ペロペロ、ぴちゃ、ぴちゃ」と音を立てながら舐められる結梨は「ひぃーーーああーーああーーだめーーだめーー」
仰け反り我を完全に忘れて「もう、、もう、、、いれてーーおねがいーー」
「入れて貰いたいなら、大臣の性奴隷に成る事をお願いしなさい!」
「ああーーーかんじるーーーだめーー」
「ペチャ、ペチャ」小陰唇を左右に広げられて、国分大臣の舌が隅々まで舐め尽くすので、結梨は気が狂いそうな気分で腰が浮く。
腹に一本ベルトが巻付けられているだけで、他は全て解かれている。
「お、ねがいします!いれてーーー」
「駄目よ!性奴隷を約束しなければ大臣の物は貰えないのよ!」
「ああーーああーーだめーーーだめーーかんじちゃうーー」
そう叫んだ時、国分大臣が急に舐めるのを止めて、股間に立ち「嫌なら私は向こうに行く!」
「、、、、、、」
「じゃあな!」
「駄目―――駄目――行かないで!お願いします!狂いそうです!はやく!はやく!いれてーー」
「どうなの?性奴隷に成ると約束出来るの?」
「は、はーーい!お願いします!入れてーーー狂いそうなの!たすけてーーーーうずくーーたすけてーーーー」
「そうか!私の性奴隷に成るのだな!これからは私と婦長の言う事を素直に聞くのだぞ!」
「、、、、、」肯きながら「はやくーーー」そう言って足を一杯広げて腰を振る結梨。
既に大きく勃起しているペニスを右手に持って、股間にもう一度戻ると小陰唇にペニスの先を擦りつけた。
「あっ、あっ」その後ペニスは愛液で緩み切った膣口に滑り込む。
「ああーーああーーだめーーーだめーーかんじちゃうーーもっと奥に突っ込んでーー」
「この様にか?」腰に力を入れる国分大臣。
「ああーーああーーだめーーーだめーーい、いいわー」
満足そうな顔はまだ二十歳の娘には見えない性の欲望を剝き出しにした熟女の様だ。
腰を動かし始める国分大臣の動きに「ああーああーいいーああーいいーいいー」とリズムを持って反応する。
しばらくして「ああーああーーーああーーい、いきそうーーいっちゃうーー」の声に変わった時、急に国分大臣の顔が変わって「うぅ、うぅーーしまるーーー」そう言うと直ぐに動きが止まって、結梨の胸に倒れ込む様に果てた。
「この子は自分が逝きそうに成ると、凄く締まるのだわ!大臣中出しされましたね!」
結梨も完全に放心状態で動かない。
目が疲れ切った様に焦点が定まっていないのがよく判った。
しばらくして結梨から離れると「一緒に風呂に入るから、連れて来る様に!」
自分は先に風呂場の方に向う。
結梨は手枷を外されて腰のベルトも外されると、看護婦二人に抱き抱えられる様に立ち上がる。
風呂場に連れて行かれると「ここに座らせろ!私が洗ってやろう」
木の椅子に座ると洗面に湯を掬って、少し水を入れると湯加減を確かめて、結梨の肩から掛け流した。
「あっ!」漸く我に返った結梨に「お前は素晴らしい!顔も可愛いが身体は最高だ!」
「大臣も、、、、、、」顔を赤くして先程のSEXが良かったと答えた。

八重歯

「お前の小さな八重歯が今は可愛いが、もう少し年齢を重ねると大人の女性の美しさには似つかわしく無いかも知れないな!」同じ事を今度は結梨が理解出来る時に、浴槽の中で乳房を触りながら話す国分大臣。
「それは、治療をしなさいと云う事でしょうか?」
「一度婦長に相談しなさい!品川総合病院は美容整形も行っているからな!」
「大臣は私をどの様にしたいのですか?」
「大女優に育てたいと思っている」
「早乙女さんの様な女優さんですか?」
「もっと有名で、日本と国中に認められる女優だ!だが、お前の裸は私以外の男には今後見せない!だからスクリーンでは肌を見せる作品は完全にシャットアウトにする!小南君にも伝える」
「はい、私も人前で肌を見せるのは嫌いです!特にカメラに映されるのは絶対に嫌!」
「判った、判った!お前は私の性奴隷に成ったのだ!可愛がってやるぞ!だがこれは今居る看護婦と私達の秘密だ!」
結梨はSEXの相性が良いのと、自分が拘束されて犯される一番好きな方法で陵辱されたのでこれで良いと思い始めていた。
騙されて妊娠をした小西伸行の事を考えると、今でも腹立たしい気分だった。
風呂を上がると異なる部屋のベッドに連れて行かれて「足を開きなさい!このクリームを塗って剃り跡の肌をケアするのよ」
躊躇すると「性奴隷の約束でしょう?」大泉婦長に言われて、ベッドに横に成る結梨。
「このクリームを剃り跡に塗るけれど、明日から風呂上がりに特にここに塗り込むのよ!忘れたら次回浣腸責めをするから、必ず塗り込むのよ!」
膝を立てて股間を少し開くと、クリームを指に付けて大陰唇に塗り込む婦長。
「、、、、、、、、うぅ、うぅ」声が出てしまう結梨。
「判った!この様に塗り込むのよ!」
「先程の八重歯の話だが、今の映画の撮影が終ってからだぞ!イメージが変わってしまうからな!」
バスローブを着ながらベッドに横たわる結梨に言った。

しばらくして星野が漸く眠りから覚めると、最初のメンバーで何事も無かった様に早めの夕食に成った。
星野は自分が寝てしまった事をこっそり尋ねると、大西看護婦が「馬鹿ね!あの子が飲むコーヒーを貴女が飲んでしまったのよ!」笑いながら言われて、頭を掻きながら謝った。
クリームを貰って二人は夜暗く成ってから国分大臣の別荘から帰った。
星野に寝ている間映画の話に終始したわ、と言って誤魔化した結梨。
星野は何が起ったのかは充分に知っていたが、惚ける様に話しに納得していた。

結梨は芸能活動を職業として選択する事は決定しているが、小林瑠璃子も田舎に帰りたくないので雑誌記者の道に進むと宣言して結梨を驚かせた。
芸能人と会う事も結梨の影響か多いので、雑誌記者に成って彼氏との交際を続けたい瑠璃子。
芸能界のニュースは自分が八木結梨と友人を強調して、面接で見事合格してしまった。

夏が過ぎるといよいよオリンピックに向けて、東京モノレールが開業。
オリンピックの開会日の十日前に、漸く東海道新幹線が東京、大阪間が開通してオリンピックにぎりぎりで間に合った。
オリンピックでは日本が金メダルを十六個獲得して、世の中が大きく盛り上がって、日本国中東洋の魔女でバレーボールがブームに成った。
国分和紀はオリンピックが終っても、一向に父から結梨との縁談話が進む様な話が無いので、海外に戻ってしまった

オリンピックの余韻を残して昭和四十年が明けた。
オリンピックで景気が良かったが、年が明けると急速に不景気に向かって行く。
世の中は3C時代と云われて、車。カラーテレビ、クーラーがステイタスに成っている。
競馬で久々の三冠馬が(シンザン)が誕生して、八木結梨の(駿馬の草原)が同じ馬をテーマにしていたので、公開前から話題に成って公開が待たれた。
雪子は京都での撮影が終って東京に戻るが、秋田に帰る余裕は無くテレビドラマに初めて出演する事に成る。
映画俳優が茶の間に進出して、話題が広がるので雪子にも声が掛った。
映画で育った雪子にはテレビの出演は全く異なるので、戸惑う事も多かった。
相変わらず品川総合病院に検査には定期的に行くが、最近は忙しいのと東京に居る事が安心に成ったのか間隔が広く成っていた。
国分大臣は内閣改造で文部大臣から、農林水産大臣に交代が有った為、遊ぶ時間が極端に減少していた。
慣れて居ないので引き継ぎとか、地方廻りが増加して中々時間が無い。

結梨と瑠璃子の共同生活も今年で終る事で、お互いが納得して一人暮らしを始める事に成って五月の連休に別居に成った。
宮崎の田舎には一人で住み始めてから連絡をしたが、小林瑠璃子も就職が大手の雑誌社に決まったので苦言は無い様だ。
結梨も多くの映画、テレビに出演して宮崎での知名度も高く両親も帰れとは言えない。
春に(駿馬の草原)の撮影が終って結梨は一人暮らしが落ち着いてから、大泉婦長から呼び出された。
「大臣から久々の連絡で、八重歯の矯正をする様に言われていましたね!診察に来て頂けますか?」
「どうしても治した方が良いでしょうか?」
「大臣がお忙しいのにいらっしゃるのですよ!」
「次の映画、テレビのドラマは今無いでしょう?」
「はい、次の予定は夏休みまで有りません」
「では来週土曜日に来院して下さい」
去年の別荘での性奴隷宣言後、年末までに二度程国分大臣には抱かれていたが、毎度大泉婦長と看護婦が付いて来て、一緒に結梨を調教していた。
毎回完全に逝かされて結梨も満足を感じていたが、毎回八重歯の事を言われていた。

暴落の罠

年初から株価が大きく下がり、沢田達三と良子夫婦は絶体絶命の危機を迎えていた。
戦後最大の証券不況に見舞われて、大手の証券会社も経営危機が叫ばれる様に成っていた。
五月の連休明けから持ち直すと思い、最大限まで雪子の保証枠で買い込んでいる両親。
ヤマト投資顧問の指示通りに買い込んだが、更なる暴落が始まっていた。
兄の恭介は意外と持ち直して、損失は僅かに留まっていた。
「六月末までに多少持ち直さなければ、娘さんに報告してお金の工面をお願いしなくては成りませんね」
「一体幾ら必要に成るのだ!」
「このまま暴落が続けば、一億は軽く超えると思いますよ!」
「い、一億!娘も流石に一億は持って居ないだろう?どうにかする事は出来ないのか?」
「お金を工面して、もう一度勝負に出るのは?流石に今が底だと思いますよ!」
「でも工面する宛てが無い」
「東京の金融業者、安田ファイナンスなら私の顔で多少は融通して貰えると思いますよ!」
「幾ら程借りればこの場を乗り切れますか?山戸さんの言われる銘柄を買ったのですよ!」
「これ程相場が悪く成るとは私も思いませんでした!それはお詫びしますが、もう大底で何を買っても上昇しか無いと思います」
ヤマト投資顧問の山戸は更なる罠を仕掛けて、雪子の両親を追い込んでいた。
この株価の暴落は山戸自身も想像出来ない程の出来事だったのだ。
その為兄の恭介の方は自然体に代わり、好きな様にさせていた。
安田ファイナンスは勿論、銀竜会の会長が営業しているサラ金で予定通り三千万の融資を数日後にはしていた。

土曜日結梨は品川総合病院を訪れたが、国分大臣は急用で来られなく成り大泉婦長の指示で美容歯科の診察を受ける事に成った。
確かに結梨は八重歯が可愛いのだが、若干歯並びが悪く美しい歯並びとは言い難い。
「今は可愛くて良いのですが、大女優に成るには少し歯を治した方が良いと言われるのですが?先生がご覧に成ってご指摘下さい」
歯科医の室田は中年の医者で、これまでこの病院でも数十人の芸能人の歯を矯正してきたのだ。
「八木さんですね!今は可愛い八重歯ですが、治した方が良いでしょうね!芸能人の方も沢山治されていますよ!」
「は、はい」
診察の椅子に座ると「今日は診るだけですよ!大きく口を開いて下さい」
口を開く結梨ライトが口の中を照らして、室田医師が一本、一本丁寧に調べている。
「これは、虫歯ですね!これも虫歯かな?」と二三本の虫歯を指摘する室田医師。
「まだ少しだけですから、判らないでしょう?痛みも有りませんね!」
「、、、、、うぅ」苦しそうに返事をする結梨。
「親知らずも生えて来る様ですね!レントゲンを撮しましょう」
直ぐにレントゲン室に連れて行かれて、撮影をして元の椅子に戻る。
しばらくしてレントゲン写真を持って「これを見て下さい!親知らずがもう直ぐ生えてきますが、方向が外を向いていますよね!これは抜いた方が良いですね!頬の方向ですよ」
「は、はい」
全く別人の写真を見せて、歯を抜く事を勧める室田医師。
確かに親知らずの根が伸びてはいるが、痛みを伴うか今の時点では判らない。
「前歯ですが、八重歯の横の歯も虫歯の様ですね、この様に重なると直ぐに虫歯に成るのですよ!有名な女優の酒田順子さんも当院で八重歯を治されて居るのですよ!」
中年の有名女優の名前を教えた。
「実は彼女の前歯は全て義歯なのですよ!判らないでしょう?」
「えー本当ですか?」驚く結梨。
「八重歯の横の歯も虫歯で、歯並びを良くして白い歯に変えたのです、どうしても色が違うので揃えないと美しく見えないのでね」
「えっ、八重歯を抜くのですか?」
「勿論ですよ!抜いて歯を入れるのですが、色が異なるので目立ってしまうのですよ!その為絶対に色の変化の無い義歯にされたのですよ」
「えーー、抜くのなら八重歯の方が良いです!」
「そうですか?直ぐに虫歯に成って大変ですよ!兎に角今日は虫歯を治療しましょうか?」
「は、はい!お願いします」
八重歯を抜くと言われて驚く結梨だが「親知らずは抜かなければ駄目ですが、今日は辞めてまた考えてからお越し下さい」
「は、はい!」
虫歯が無いのに八重歯の横の歯を削り始める室田医師。
神経に届く程削らないが、虫歯を誘発するエナメル層は傷を付けて治療を終る。
「一度八重歯の事は考えてからまた来て下さい、その時奥歯も一緒に抜きましょう」
夏休み中に入れ歯にする予定を立てている国分大臣と大泉婦長。
新たな責めは恐ろしい生尺用の口を作ろうとしていたのだ。
去年初めて尺八をさせた時、国分大臣のペニスに歯が当たったのが、この様な恐ろしい事を考える切っ掛けに成っているのだが、結梨は全く知らない。
確かに俳優の中には役作りの為に実際に歯を抜いた人も沢山居るのだが、結梨の場合はフェラの為に抜かれるマゾ的な責めなのだ。
確かに一本だけ義歯を入れると色が異なって綺麗に見えないのも事実だが、八重歯一本の為に見える歯を全て抜くのは恐ろしい話だ。
結梨は憂鬱な気分で病院を後にしたが、親知らずが変な方向に生えるのは抜かなければ駄目だろうと思う。
翌日、国分大臣の秘書泉が次の映画の撮影が始まる前に、八重歯を治す約束は必ず守る様にと念押しの電話が届いた。
後援会でその様に発表をしたので、そのままでは困ると云う事だった。
一般のファンは、どの様に治すのかまで知らないので呑気だが、結梨には大きな問題だった。
だが、まだこの時結梨の悩みは八重歯を入れ歯にする事だけの悩みだった。
まさか沢山の歯を抜かれて、フェラをさせられる為だとは思ってもいない。

六月に成っても株価は全く下げ止まらず、両親の損失は膨らむ一方だった。
そして七月初め二人は、来る時が来てしまった。
「もう、駄目だ!私達は破産だ!」
破産を宣言された時、株価は大底を付けていた。

借財

雪子の両親が睡眠薬で自殺を図ったのは七月十二日の夜明けだった。
株価はその日を境に急速に切り返して、翌年に向けて上昇に転じ始めた。
東京のテレビ局に出演していた雪子の元に、両親の自殺の一報が届いて仰天する。
今は病院に運ばれて入院中だが、幸い両親は一命を取り留めると付き人の音羽が伝えた。
「何が原因なの?」
「借金苦の様です!」
「えー何故借金で自殺を?」
「以前から株式を大量に売買されていた様です」
「知らなかった!それでも自殺する程沢山ですか?私は全く知らないので判らないのですが?山形空港までのチケットお願いします!」慌てて他の仕事を全てキャンセルして自宅に向う雪子。
テレビ局からタクシーで自宅マンションに一度戻る雪子。
その時測った様に電話が鳴り響き「安田ファイナンスですが、返済が遅れていますので保証人の沢田雪江さんにお支払い頂きたいのですが?」
「幾らなのです?両親のお借りしたお金は?」
「五千万です!」
「えーー五千万!」声が裏返る雪子。
「返済が遅れますとどんどん利息が増えますので、早めにお願いしますよ!請求署お送りしますので、宜しく!」
電話は一方的に切れて、雪子の頭に五千万で何故?自殺するの?会社に頼めば何とか成ると安易に考えていた。

病院に到着したのは深夜だったが、意識は無いが病院の先生が父親は多少後遺症が残るが、母親は回復されるでしょうと言って安心させた。
有名な早乙女雪子の両親だから、病院も気を使って特別室に入院させて秘密にしていた。
翌朝母の良子が眠りから覚めて、小さな声で雪子に謝り涙を流した。
しばらくして、父親も意識が戻ったが言葉が戻るまでしばらく時間が必要だと医者が言った。
「忙しいから帰るけれど、お金は私が何とかするからもう自殺を考えないで!」
「あ、りがとう、ゆきえ!」良子は泣きながら片言で謝った。
雪子はヤマト投資顧問の電話番号を聞いて、東京に戻る事にした。
取り敢えず借金の額と返済の方法を考え無ければ、どうする事も出来ない。
秋田駅まで行くと電話でヤマト投資顧問に電話をすると、融資した額は二億に膨れ上がっていると伝えられて、雪子は放心状態に成ってしまった。
そして、雪子が保証人に成っているので、請求署を送ろうと思っていたと答えた。
信じられない金額に愕然とするが、自分がいつの間に保証人に成っていたのか?の疑問は残った。
来週東京で会う約束をして電話を終ったが、二億五千万の大金をどの様に用意すれば良いのか?呆然として東京に帰った雪子。
何処をどの様に帰ったのか?全く記憶に残って居なかった。

翌日ヤマト投資顧問の山戸と東京で会った雪子は、自分の実印が押されてサインもされている用紙を見せられて驚くが、両親が株で大きく負けた事は理解出来た。
山戸はお金の工面が出来る迄少しの時間を与えると、比較的温和な態度で話が終った。
その日の夜、安田ファイナンスから再び電話が有り期日を指定されて、月末までに支払って欲しいと言われた。
雪子は会社に相談するしか方法は無いと思うが、もう一人国分大臣にも相談して口添えをして貰おうと考えていた。

その頃小南社長、泉田プロデュサーと一緒に国分大臣を訪ねて、いよいよ早乙女雪子を罠に填めたと話していた。
「株価が大暴落で思っていた以上に上手く運びましたが、両親が自殺未遂をしたのは計算外でした」
「兄の商品取引での損失は必要無く成りました」
「しかし今回の株価の暴落は首相も困られて、緊急対策を連発された!大手の証券会社が倒産の危機に成るとは予想外だった」
「早乙女君ですが、今日にでも会いたいと言って来ましたので、どの様に対処するか打ち合わせをしたいと思いまして」
「実は私の処にも既に電話が有った様だ!」
「ただ、彼女のスケジュールは来年まで詰まっていますので例の撮影は出来ないでしょう?」
「今、まだ世の中は過激な作品が多少は増えたが、陰毛の解禁には程遠い状況だ!この時に本番シーン、SM、陰毛の描写の有る作品の公開は難しいだろう?だが昨今のブルーフィルムの盛況ぶりは素晴らしい!ビデオテープレコーダーが発売されて、近未来はそれに変わるのは必至だ!家電のメーカーから資金を得たので、裏作品を製作して販売する計画も有る」
「流石に大臣の先を見る目はいつも素晴らしい!の一語ですね」
「俳優は見つかったのか?」
「はい、一応打診は致しました!亭主役には向田敦、坊主役には兼田昌義を考えて、一応内諾は頂きました」
「責めの専門家の女性が見当たりません!」
「それなら、泉にさせ様!彼女はその様な事は好きらしい!学生時代は演劇部に居た様だ」
「それは宜しいのですが、大臣の秘書をされているのでは?」
「今年中に辞めさせれば、大丈夫だろう」
「一応カットされる場面も多いので、沢山撮影して調整したいと考えています」
「海外向け、国内向け、ビデオ向けで編集すれば良い!海外でも過激な作品が制作されている日本の作品も本物志向で売り出すのだ」
「取り敢えずは、私が彼女に会って話しましょうか?」
「そうだな!難しいと言って追い返した後で、私が会ってやるか?両親は大丈夫なのか?」
「多分大丈夫だと思います!」
「普通の生活が出来る様にしてやらねばいかんな!」微笑む国分大臣。

仕組まれた契約

雪子の両親が睡眠薬で自殺を図ったのは七月十二日の夜明けだった。
株価はその日を境に急速に切り返して、翌年に向けて上昇に転じ始めた。
東京のテレビ局に出演していた雪子の元に、両親の自殺の一報が届いて仰天する。
今は病院に運ばれて入院中だが、幸い両親は一命を取り留めると付き人の音羽が伝えた。
「何が原因なの?」
「借金苦の様です!」
「えー何故借金で自殺を?」
「以前から株式を大量に売買されていた様です」
「知らなかった!それでも自殺する程沢山ですか?私は全く知らないので判らないのですが?山形空港までのチケットお願いします!」慌てて他の仕事を全てキャンセルして自宅に向う雪子。
テレビ局からタクシーで自宅マンションに一度戻る雪子。
その時測った様に電話が鳴り響き「安田ファイナンスですが、返済が遅れていますので保証人の沢田雪江さんにお支払い頂きたいのですが?」
「幾らなのです?両親のお借りしたお金は?」
「五千万です!」
「えーー五千万!」声が裏返る雪子。
「返済が遅れますとどんどん利息が増えますので、早めにお願いしますよ!請求署お送りしますので、宜しく!」
電話は一方的に切れて、雪子の頭に五千万で何故?自殺するの?会社に頼めば何とか成ると安易に考えていた。

病院に到着したのは深夜だったが、意識は無いが病院の先生が父親は多少後遺症が残るが、母親は回復されるでしょうと言って安心させた。
有名な早乙女雪子の両親だから、病院も気を使って特別室に入院させて秘密にしていた。
翌朝母の良子が眠りから覚めて、小さな声で雪子に謝り涙を流した。
しばらくして、父親も意識が戻ったが言葉が戻るまでしばらく時間が必要だと医者が言った。
「忙しいから帰るけれど、お金は私が何とかするからもう自殺を考えないで!」
「あ、りがとう、ゆきえ!」良子は泣きながら片言で謝った。
雪子はヤマト投資顧問の電話番号を聞いて、東京に戻る事にした。
取り敢えず借金の額と返済の方法を考え無ければ、どうする事も出来ない。
秋田駅まで行くと電話でヤマト投資顧問に電話をすると、融資した額は二億に膨れ上がっていると伝えられて、雪子は放心状態に成ってしまった。
そして、雪子が保証人に成っているので、請求署を送ろうと思っていたと答えた。
信じられない金額に愕然とするが、自分がいつの間に保証人に成っていたのか?の疑問は残った。
来週東京で会う約束をして電話を終ったが、二億五千万の大金をどの様に用意すれば良いのか?呆然として東京に帰った雪子。
何処をどの様に帰ったのか?全く記憶に残って居なかった。

翌日ヤマト投資顧問の山戸と東京で会った雪子は、自分の実印が押されてサインもされている用紙を見せられて驚くが、両親が株で大きく負けた事は理解出来た。
山戸はお金の工面が出来る迄少しの時間を与えると、比較的温和な態度で話が終った。
その日の夜、安田ファイナンスから再び電話が有り期日を指定されて、月末までに支払って欲しいと言われた。
雪子は会社に相談するしか方法は無いと思うが、もう一人国分大臣にも相談して口添えをして貰おうと考えていた。

その頃小南社長、泉田プロデュサーと一緒に国分大臣を訪ねて、いよいよ早乙女雪子を罠に填めたと話していた。
「株価が大暴落で思っていた以上に上手く運びましたが、両親が自殺未遂をしたのは計算外でした」
「兄の商品取引での損失は必要無く成りました」
「しかし今回の株価の暴落は首相も困られて、緊急対策を連発された!大手の証券会社が倒産の危機に成るとは予想外だった」
「早乙女君ですが、今日にでも会いたいと言って来ましたので、どの様に対処するか打ち合わせをしたいと思いまして」
「実は私の処にも既に電話が有った様だ!」
「ただ、彼女のスケジュールは来年まで詰まっていますので例の撮影は出来ないでしょう?」
「今、まだ世の中は過激な作品が多少は増えたが、陰毛の解禁には程遠い状況だ!この時に本番シーン、SM、陰毛の描写の有る作品の公開は難しいだろう?だが昨今のブルーフィルムの盛況ぶりは素晴らしい!ビデオテープレコーダーが発売されて、近未来はそれに変わるのは必至だ!家電のメーカーから資金を得たので、裏作品を製作して販売する計画も有る」
「流石に大臣の先を見る目はいつも素晴らしい!の一語ですね」
「俳優は見つかったのか?」
「はい、一応打診は致しました!亭主役には向田敦、坊主役には兼田昌義を考えて、一応内諾は頂きました」
「責めの専門家の女性が見当たりません!」
「それなら、泉にさせ様!彼女はその様な事は好きらしい!学生時代は演劇部に居た様だ」
「それは宜しいのですが、大臣の秘書をされているのでは?」
「今年中に辞めさせれば、大丈夫だろう」
「一応カットされる場面も多いので、沢山撮影して調整したいと考えています」
「海外向け、国内向け、ビデオ向けで編集すれば良い!海外でも過激な作品が制作されている日本の作品も本物志向で売り出すのだ」
「取り敢えずは、私が彼女に会って話しましょうか?」
「そうだな!難しいと言って追い返した後で、私が会ってやるか?両親は大丈夫なのか?」
「多分大丈夫だと思います!」
「普通の生活が出来る様にしてやらねばいかんな!」微笑む国分大臣。

メイキング写真集

「写真集を二冊撮影って、勿論ヌードですよね!」
「はい、その様に成ると思います」泉田が答えた。
「この黒髪を強調するとはどの様な事でしょう?」
「これは早乙女さんのトレードマークだからです、自毛で文金高島田を結って結婚式のシーンを撮影致します。その結うシーンがオープニングなのです」
「それでは既に脚本は出来上がっているのですか?見せて頂けませんか?」
「実は何も出来ていません!国分先生からの申し出で早乙女さんが我社の成人映画の輝かしい最初の主演と決まったら、この様にしたいと私が思ったので決めたのです」
「でも何方かで撮影の予定ですから、大まかな内容はお決まりなのでは?」
泉田が「戦争前旧家の息子と恋愛をするが、兵士に召集されて戦死するかも知れないので両親を説得して結婚、式の数日後戦地に向うお話です」
「成人映画にしては地味な内容ですね」
「恋愛から結婚、初夜のシーンで観客が早乙女さんの姿に驚きますから充分でしょう!」
「はあ、そんなものでしょうか?」呆れた様に聞く雪子。
「写真集の撮影は、今のスケジュールの合間でも出来ると思いますので、早めにお願いしたいのですが、何しろこのまま何も出来ずに早乙女さんが体調を崩されたら、会社は全くの損失に成りますから、僅かでも保険の様なものです」
「変な写真では無いですよね」
「変な写真とは?」
「販売出来ない様な卑猥な写真です」
「写真集は映画の公開よりも後に成ります!ヌード写真集ですが、勿論陰毛とか写しては発売も出来ませんから、その様な写真集は絶対に作りません!」
「そうですよ!京映の成人映画の成功は早乙女さんに委ねています。先日大臣からお話を頂きお互いの悩みが消えたでしょう?早乙女さんは莫大な借金が消え、京映は成人映画の記念すべき女優が決まりました!ありがとう!」小南社長が立ち上がり手を差し出して握手を求めた。
雪子は借金から解放されるので、そのまま契約書にサインをして口座にお金を振り込んで貰う事に成った。
契約書には細かい事が書かれていたが、雪子は大まかな内容だけ読んでサインを終ってしまった。
映画の撮影と写真集の撮影に際し、監督のどの様な要求の撮影にも決して苦情は申しません!の文章が小さく記載されていた。
雪子がその文章に気が付いたのは数週間後だった。
借財を返済して一安心で、契約書を読み始めて驚いた。
電話で尋ねると「どの作品も同じ様な文章は入って居ますよ!監督の指示に従い良い作品を製作する為に努力します!とね」
そう言われて他の契約書を見ると、確かにその様な文面が有る。
「もう一つ、撮影不能の場合は告訴と有りますが?」
「病気等は先延ばしに成りますが、その文面は早乙女さんが撮影を拒否された場合を意味しますのでご安心を!」
「拒否って?」
「例えば、肝心の撮影時に脱ぐのは嫌だとかです!この様な演技は出来ませんとか!新人には時々有る様です!特に成人映画では若い子が出演するのでね!早乙女さんには必要の無い項目ですが、一応規則ですので契約書には入れました」
「成る程判りました!私も一応契約した以上覚悟を決めています!」上手に誤魔化した泉田は、胸を撫で降ろした。
「早乙女さんのスケジュールを年末まで調べたのですが、今月末から来月に少し空きが有るだけで、来年までびっしり詰まっていますね!」
「それは、病院の為に少し空けているのです」
「会社と致しましては、写真集の撮影と映画の冒頭シーンを撮影したいのですが?お願い出来ませんか?」
雪子には久々の品川総合病院での検査に成るので、借金の事も一応落ち着いたので期待していた。
「健康診断の予定をしていたのですが、、、、、」
「この機会を逃すと、当分撮影の機会は有りませんので、契約の遂行は難しく成るのです!」
無理矢理でも撮影をしてしまう予定の泉田。
雪子に一部諦めを植え付けるのが目的の撮影に成る。
国分大臣がお金の工面が撮影までに出来たら、契約は中止に出来る可能性が有ると言われた事が支えに成っていると、有名人に成った雪子に何処から応援団が現われるかも知れないからだ。
その為、雪子の頭から返済の文字が消える様に撮影を始めたい作戦だ。
撮影が我慢の出来る範疇なら、安心に成って新たな融資先を捜す事も無いと考えている。
今回の雪子への提案には、覚悟も充分していると考えているので後は迷いの部分だけだ。
「映画の監督は決まっているのですか?」
「今回の写真集も映画も勝田卓君にお願いしている」
「まだお若い監督さんで確か(北の空)を撮られた方ですね!写真集も同じって事?」
「写真集は映画のメイキング集の様な物ですから、同じ監督なのですよ!」
「じゃあ、特別に撮影では無いのですね」
ヌード写真を別の場所で撮影すると思っていたので、それなら同時に終るから時間的にも体力的にも楽だと一安心に成った。
「月末の一日で充分ですが、長時間に成ると思います。文金高島田を結ってからの撮影に成りますので、深夜まで掛ると思います」
「一日で終るなら、三十日でお願いします!」
「ありがとうございます。時間はお知らせしてお迎えに行きます」
「病院には二日に行く事にしますので、一日ゆっくり眠れますので大丈夫です」
契約書の確認の為に電話をしたのに、逆に撮影の承諾をしてしまった雪子。
確かに京都、北海道、海外と来年もスケジュールが夏過ぎまで一杯で、撮影の時間を空ける事は難しい。
世の中有名女優のヌード写真集も発売されているので、珍しい事では無いが清純派で売れていたのに、それを棄てなければ駄目だと考えていた。
映画の公開時には、もう直ぐ年齢も三十歳に成るので、いつまでも清純派では芸能界では通用しないとも思う。
良い機会だから、芸の幅を大きく広げて頑張ろうと心に決めていた。

撮影準備

数日後迎えの時間が朝の六時と連絡が有り雪子は覚悟を決めた。

付き人の音羽が三十日の早朝雪子のマンションに迎えに来た。
「昨日初めて聞いて驚きました!雪子さんがヌード写真集の撮影をされるのですね!」
「色々有ってね!仕方無いわ!これも運命よ!」
「ご両親の自殺未遂が原因ですね!」
「そうなのよ!仕方無いわ!これからは清純派から演技派と言われたいわ!」
「頑張って下さい!私も応援します!」
「今日の撮影は極秘なのよ!誰にも言わないで頂戴ね!発売は二年以上先に成るのよ!」
「えっ、そんなに先の写真集ですか?」
「実は映画のメイキング写真集なのよ!」
「えっ、雪子さんは映画でもヌードに?」
知っていたのに、知らない振りをして驚く音羽。
音羽がサンドイッチとコーヒーを持参して、車の中で朝食を食べる雪子。
コーヒーには特製の媚薬が混入されて、雪子の欲情を上昇させる事に成っていた。
昼にも同じ様に薬を飲ませて、夕方にも飲まされて夜の撮影に進む予定だ。

スタジオには既に監督の勝田卓が来て、スタッフと綿密な打ち合わせをしていた。
「おはようございます!宜しくお願いします」雪子がお辞儀をすると「今日は夜遅くまでに成ると思いますが頑張りましょう!」笑顔で挨拶をする勝田。
カメラに囲まれた椅子に座って、文金高島田を結っている姿を撮影する場所を見せる。
「これが映画の冒頭シーンの撮影場所です!これからのスタッフを紹介します。助監督の大北さん、メイクの横田さんと柳田さんです。結髪と髪担当の須藤さんと小柳さん、着付けは吉行さんと近藤さん、緊縛の坂田さん、カメラマンの横手さん、越智さん、馬場さんです、向こうは音声さんとか照明さんに裏方の方々です」向こうに数十人が軽くお辞儀をする。
「監督!何も台本は貰っていませんが?」不思議そうな顔で尋ねる雪子。
「今日の台詞は有りません!早乙女さんは髪を結って、その後写真を撮影するだけです」
「今、坂田さんがきんばくと聞きましたが、どの様な事をされる方ですか?」
「坂田清吉さんは縛り専門の緊縛師の方です」
「えっ、縛り?」
「映画は新妻地獄って題名ですが、実際は結婚を反対されていたが、戦争に出兵するので許されて結婚をするのですが、出兵後旧家の姑に虐められる新妻役が早乙女さんの役です。その中で姑に虐められて縄で縛られるシーンが有るのです」
「配役は既に決まっているのですか?」
「夫役は向田敦さんです。坊主役に兼田昌義さん、そして貴女のよくご存じの泉祥子さんも出演予定ですよ!」
「えっ、泉秘書?」
「既に秘書は辞められる事が決まっていまして、元々学生時は役者希望だった様で、国分大臣から推薦されました」
「向田さんも兼田さんも素敵な方ですが、一度もご一緒していませんわ」
「そうですか?向田さんとはラブシーンが、特に初夜のシーンが注目されるでしょう!この映画の見せ場です」雪子はこのシーンで向田相手にヌードを披露するのだと考えた。
「姑役はまだ決まって無いのですね」
「はい、脚本も出来上がっていませんので、まだまだです!」
「それでは準備しますので、シャワーを浴びて来て下さい」
「化粧に着付けで忙しいですが、宜しくお願いします」勝田は雪子より少し年上だが、丁寧にお辞儀をして雪子を見送った。

しばらくしてシャワーを浴びてバスローブ姿で風呂場から出ると、美容師が二人待ち構えて洗髪の場所に案内する。
日頃から美容室で洗髪して貰うので、雪子にはいつもと全く同じだ。
長い黒髪なので、中々自分では洗うのが面倒なのだ。
マンションの近くと撮影所の近くの美容室は、京映が全て契約している。
洗髪が終ると「白い無垢の為に背中の産毛を剃りますので、バスローブを少し降ろして下さい」
刷毛でクリームを塗られると何故か異常に感じて、ぞくっとしていた雪子は、それが媚薬の影響だと知る筈も無い。
久々に剃刀の感触に、陰部を剃られる気分が蘇っていた。
もう久しく剃られていないので、また剃られたい気分に成っている。
「はい、終りました」急に我に返る雪子。
着付けの部屋に入ると、白無垢の花嫁衣装が大きく衣桁に広げられていた。
横には角隠し、髪飾り、白足袋、長襦袢、裾よけ等が並べられていた。
「普通に比べて下に着ける物を少なくしていますので、直ぐに撮影に入れます」
「本当は小物も沢山有って、中々着物が緩まない様に腰紐も多いのですが、今日はそれでも裾よけと長襦袢に白無垢に打ちかけに成っています」
「結構暑いから、夏の着物は大変です!」
「長襦袢を着てから、髪を結いますので、裾よけから着付けします」
裾よけを広げて持つと「バスローブを脱いで貰えますか?」
部屋の中には吉行と近藤だけで誰も居ないが、いきなりバスローブを脱ぐのには多少抵抗が有ったが、ヌードを晒すのだから仕方が無いと、バスローブの腰紐を緩めてゆっくりと肩から床に落す。
空かさず胸と股間を押える雪子に「手を上に上げて下さい」下半身を押えていた左手を胸に持って行く。
聞いてはいたけれど凄い剛毛で、量も多いと黒々とした陰毛を見ながら素早く裾よけを巻付ける近藤。
安心した表情に成る雪子、女性同士でも自分だけが裸なのは少し恥ずかしい気分に成っていた。
過去に撮影所の中ではこの様な経験は初めてで顔が火照ると思っているが、特製媚薬の影響だとは思ってもいない。
これから悲惨な撮影が行われるとは雪子は考えてもいない。
「下着は、、、、」
「時代設定が三十年程前ですから、ショーツも履きませんよ!それに撮影には邪魔でしょう?」
胸を見せる程度で、それ以外は角度を合わせて陰部には前貼りを貼るのが通例だった。
男女の絡みもカメラアングルで、SEXをしている様に見せるのが常識だ。

文金高島田

前貼りとは?
映画撮影において前貼りは、主に以下の目的で使用される。
役者の性器を相手役者や現場スタッフの目から隠す(俳優にとっての主目的)。
性器がフィルムに写りこむことを未然に防ぐ。
俳優による偶然または故意の挿入を防ぐ事と挿入を拒否する意思の表示。
男性器を固定し、演技の邪魔にならないようにする(ぶらぶらしてしまうと困る)。
役者の性器の状態変化を隠し、両者の動揺による心理面への影響を抑える(有効なのは性液分泌程度で、勃起に対してはほぼ無力)。
日本においては一般映画・ピンク映画を問わずほとんどの撮影現場で使用されており、特に男性においては前貼りの使用は相手女優へのマナーでもあるという。
基本的には画面に映りこむべきものではないため、撮影においてはアングルなどに細心の注意が払われる。
一方、いわゆるヘアヌードのように陰部描写を前提にした撮影の場合は通常の前貼りの使用ができず、出演者は陰部を完全にさらけ出しての演技を迫られることになる。
しかし、場合によっては陰毛を模したカツラを貼り付けることもあるという。
このカツラは本来、陰毛が薄い女優の陰唇が直接写ってしまうのを避けるために使用するものである。
最近は、人権遵守の観点からピンク映画など性行為を経ない映画やドラマでも、着替えや入浴シーンなどの撮影時に現場スタッフや役者に見えないよう使用することが普通である。
前貼りは専用の用具というものが既製品として存在しているわけではないため、基本的に全てが現場スタッフや役者本人による手製のものである。
素材は一般にガーゼや布地、生理用ナプキンなどを適切な大きさに切ったものと粘着テープを組み合わせて使用されるが、テープの粘着力は強すぎると剥がす時に痛みが大きく、弱すぎると撮影中に剥がれてしまう。
特に陰毛が巻き込まれると激痛が走るとされ、かつては撮影前に陰毛そのものを全て剃ってしまう者も多かったというが、ヘアヌード解禁後の映画ではそれもやりにくくなっているという。
前貼りの形状はさまざまであり、陰毛の生え際から肛門までを完全に覆ってしまう大型のものもあれば、性器を覆うのに必要な最低限のサイズしかもっていないものもある。
思い切りのよい女優の場合は、絆創膏状のテープを割れ目に沿って貼り付けるだけで済ませることもある。
一方、男性においての事情は少々複雑である。
ただでさえ性器が外部に露出していることに加え、陰茎は不意の勃起によりしばしば前貼りをはがしてしまう。
実際、歴戦のベテラン俳優であってもベッドシーンで偶然勃起することは珍しくなく、前貼りを突き破ったそれが共演女優の性器に直接接触してしまい大いに顰蹙を買うこともしばしばだという。
男性用前貼りの素材にはガーゼなどだけではなく、靴下やストッキング、紙コップ、果てはヌーブラなど対象物の形状を踏まえたものも多く使われているが、現時点ではこれがベストというものは見つけ出されていない模様である。
ある映画の撮影で前貼りが使用されたか否かは通常撮影現場にいた者以外は知ることができない。
しかし女優が前貼りを使用しなかった場合は扇情的な呼び物として宣伝に使用されることが多いほか、有名俳優が後年に思い出話として前貼りを使用しなかった映画について触れることもしばしばある。

雪子はこの様な作品の経験が無かったので、前貼りその物すら理解していなかった。
この撮影スタッフは全員、その事を充分に理解している。
雪子が初めて成人映画に出演する事も、どの様な撮影をするのかも事前に綿密な打ち合わせが行われて、今日の第一回目の撮影に成っている。
全員京映の成人映画を製作するスタッフとして、引き抜かれて来た者とかその様な仕事を得意としている。
「本当は胸とかにパットを入れるのですが、邪魔に成りますから長襦袢を着せますね」
両手で押える胸、長い黒髪はタオルで包んで頭の上にターバンの様に成っている。
綺麗に産毛を剃った襟足に長襦袢を広げて着せると、安心した様に袖を通して普通に成った雪子。
長襦袢を綺麗に整えて着付けをすると隣の部屋に連れて行く。
「あそこに座って下さい、文金高島田を結います」
素肌に長襦袢一枚と裾よけのみ、それでも照明で暑いので冷房が強く成っている。
椅子の前には大きな鏡、鏡にカメラとか撮影機材が映らない様に工夫がされている。
「須藤さんと小柳さん!それでは撮影を始めますので、結い初めて下さい!」
勝田監督の声が響いて、撮影が始まった。
髪を纏めていたタオルがいつの間にか取除かれ、長襦袢の上に薄いピンクのガウンを着せられて椅子に座って居る雪子。
「前髪」…頭の前側の髪
「まげ」…頭のてっぺんでまとめて折り曲げた髪
「いち」…まげを折り曲げた後ろの髪
「たぼ」…うなじの上のまとめ髪
「びん」…丸くふくらませた両サイドの髪
「日本髪」の一つである文金高島田は、乱れのない美しい毛流れに丸いシルエットが特徴。
「早乙女さんの髪は非常に綺麗で長いので、ボリュームの有る文金高島田に結い上がりますよ」
高島田たかしまだは、根元を高く仕立てた島田髷の一種。
島田の変形のうちでは比較的早くに誕生し最も格の高いもので、基本的に特に根が高いものは武家の女性に結われたが、町娘や京阪では芸妓遊女にも好んで結われた。
現在でも最も根が高い文金高島田が花嫁に結われる。

ライトで暑いので、雪子の身体には特別にスポットの冷気を頭上から送る工夫がされて快適な様子で、日本髪が結い上がっていく。
日本髪は京の映画でも結ったが、文金高島田を結うのは初めてで、自分の結婚式もこの様な髪型にしたいと鏡の中の自分に見とれる。
洗髪と準備に一時間、七時に到着して既に三時間以上時間が過ぎて、漸く文金高島田の髪が結い上がり形を整え始めた。
「少し休憩をしましょうか?」勝田監督が休憩を指示すると、照明が落されてジュース、お茶、コーヒーが運ばれる。
「早乙女さんは何を飲まれますか?」
「ジュースお願いします。便所に行っても宜しいですか?」
「頭に気を付けて、案内します」須藤が雪子の手を持って、便所に案内する。
ゆっくりと歩くが、背丈が急に伸びた様な感覚で上の物に気を付けて歩く雪子。

美しい花嫁

意外と早い進行でも大丈夫な様に特製媚薬入りジュースを泉が、便所から戻った雪子に飲ませる為に持って来た。
美味しそうに飲み始める姿を見てもう直ぐ疼く様な気分に成るわ!楽しみ!と見ている。
品川総合病院の大泉婦長の指示で、随分検査の間隔が空き数日後に検査に来る様に成っているので、身体は相当飢えている状態なので、この媚薬を与えれば疼いてどうしようも無いと思うと聞いて居た。
それは良い作品が自然と制作出来る事を意味していた。
本物のSM作品で、ハードな作品を製作するのに条件は整いつつ有った。
しばらくの休憩の後「続けて撮影をします!もう少しで文金高島田が結い終わります。その後メイクさんの化粧、着付け打ち掛けを着て角隠し、髪飾りで完成ですので化粧の後に順次昼休みにします」
段取りが発表されて「早乙女さんは食事が難しいので、サンドイッチにしました!他の方は交代でお弁当を準備しています」
再び髪を結い上げて、しばらくして文金高島田が出来上がった。
「流石に早乙女さんは美人だから、お似合いですね!」
「本当の結婚式の様ですね」
「次は着物の着付けが終ってからの撮影に成ります」
化粧の為に場所を移動する雪子「本当に背が高く成った気分だわ」そう言いながら隣の部屋に入ると、椅子に座って「背中に白粉を塗りますね」メイクの横田と柳田が大きく背中の開いた部分に化粧筆で塗り始めると「あっ、くすぐったい」と声が出る雪子。
異常に筆の動きを感じてしまうので、薬が相当効果を表わし始めたと思う二人。
一時間以上掛って、顔から首襟足手首まで見える部分に化粧が施されて「口紅は食事の後にしましょう」そう言ってメイクが終了した。
スタッフは既に交代で食事を初めていたが、雪子は漸くサンドイッチを泉が持参して「お腹空いたわ、朝早かったから!」そう言って小さく口を開いて食べ始める。
勿論アイスコーヒーには三度目の媚薬が混入されて、益々疼き始める事に成る。
遅れて休憩をした雪子は二時過ぎから、着付けに成った。
食べて直ぐに帯は苦しいので、少し休憩を長くしていた。
長襦袢を整えて伊達巻きを巻付けると、掛け下を背中から歪みの無い様に雪子の肩に会わせて掛ける。
着物を着ると益々暑いので、冷房が益々強くされて汗の出ない様に注意をしているスタッフ。
素早く掛け下を着せると腰紐で結び整える。
着付け担当の吉行と近藤は、普通の花嫁衣装の着付けだが、直ぐに胸を出し股間が露出出来る様に着せる為紐も少ないが雪子にはそれは判らない。
背中とか腹、胸に入れる補強の為のタオルとかは少なくしている。
それでも美しく見せなければ優秀な着付け人とは言えない。
二人は一ヶ月程前にも成人映画の中で花嫁の着付けをしたが、雪子を見て数段身体も品も良いと張り切っていた。
掛け下の着付けが終ると、いよいよ帯を巻付ける。
帯の結びに時間が相当掛って、漸く完成したのは三時半に成っていた。
「打ち掛けの前に髪飾りと口紅をお願いします!」とメイクの二人を部屋に呼び入れた。
「わぁー、素晴らしいわ」
「綺麗ですね!流石に早乙女雪子さんだわ!」
「花嫁姿が素晴らしく似合いますね」二人はしばし見とれてから、口紅を引いて簪を髪に整えて行った。
当の雪子は先程から乳首が立って長襦袢との違和感が始まっていた。
その刺激で陰部もむずむずして、変な気分に成っている。
どうしたのかしら?長い間病院にも行ってないからかな?
二日には、、、、、と思うと急に検査を思い出して一層敏感に成っていた。
「はい、出来上がりました!」メイクの横田が言うと白無垢の打ち掛けに袖を通して完成に成った。
「隣の部屋で撮影を始めますが、何か飲まれますか?」
「少しジュースを頂きたいわ」
運ばれて来たジュースをストローで少しだけ飲むと、柳田に手を引かれ、裾を着付けの二人が持ち上げて部屋を移動した。
「おおー素晴らしいですね!最高です」
カメラマンがスタンバイで待っている中央に歩を進めると、扇子を手に持ち小物を帯にセットして、ポーズを作る雪子。
一斉にシャッター音が鳴り響き、映画の撮影も同時に始まる。
色々な角度からカメラは沢山の撮影を終り「次、角隠しを付けてもう一度撮ります」
メイクの二人が角隠しを持って来て、踏み台に上がって角隠しを付ける作業を始めた。
しばらくして完成すると「もう一度ポーズをお願いします!」
再びシャッター音が響き角隠しの雪子は次々ポーズを変えて撮影に応じた。
「お疲れ様!これからヌードの撮影に移ります」勝田監督の言葉に急に我に返る雪子。
そうだった!これはヌードの撮影だったのだ!完全に忘れていた。
「早乙女さん次は映画の中での幻想シーンですが、写真集には姑に虐められて折檻を受けるシーンなのですが、実際は有りません!」
「は、はい」戸惑う雪子。
「夫と結婚するのですが、反対をされている姑に虐められる夢を見るのです。台詞は有りませんので気にしないで下さい!坂田さんお願いします」
「坂田清吉です、宜しくお願いします」雪子にお辞儀をするので、雪子も軽く会釈をした。
助手の様な女がよく使われた様な縄を坂田に手渡す。
「打ち掛けを脱がせて下さい!」
雪子も先程までとは異なって緊張の表情に変わっている。
打ち掛けを着付けの二人が雪子の後ろから脱がせると、扇子とか帯の小物も次々と持って行った。
「手を後ろに廻して下さい!」清吉が雪子に命じる様に言った。
「監督!どの様な写真を撮影するのですか?」不安に成った雪子が尋ねる。
「胸を少し写すのと太股程度でしょうか?着物はそのままで大丈夫ですよ!今日はそれ程沢山写しません!次回の映画撮影の時と時間が空き過ぎなので、幻想シーンにしか使えないのと、肝心の姑役が決まっていませんので限界ですね」
「は、はい!胸と太股ですか、、、、」その言葉で自分の乳房がスクリーンに映し出されるのを想像して覚悟を再び決める雪子。

M字開脚

後ろに手を持って行くと間髪を入れずに両手が縛られてしまう。
そのまま後ろに引っ張られると、大きな床柱に結びつけられてしまった雪子。
気が付かなかったが、和室の作りに成っていて自分はその中心で撮影をしていたと思った。
沢山の人が居てスタジオの作りが判らなかったが、今床柱に自分が結びつけられて初めて判った。
カメラが床柱に縛られた雪子を写して、清吉が次のポーズを作る為に「口を開いて下さい!」雪子の前で言う。
何も判らずに口を少し開くと隠し持って居た小さなハンカチをいきなりねじ込む。
「うぅ、うぅ」驚きの表情に変わる雪子だが、直ぐにその口を日本手拭いが覆って雪子の襟足で強く結んだ。
「折檻の為に捕らえられたシーンです」撮影のカメラが廻り、カメラのシャッター音が響く。
「次、胸を開かせて下さい」勝田の言葉に清吉が雪子の掛け下の白い襟を持って、一気に左右に開いたが乳房は飛び出さない。
「もっと大きく開いて下さい」
清吉が開かれた襟を左右に引っ張ると、漸く雪子の乳房が見える様に成った。
「うぅ、うぅーー」顔の表情が歪むが、撮影が始まりカメラが雪子の身体を這う様に写す。
しばらく撮影して「乳房に少し白粉を塗って貰えますか?」
メイクの二人が道具を持って入って来ると、化粧用の刷毛に白粉を浸けて雪子の右の乳房に塗り始める。
刷毛の動きに一気に興奮して感じてしまう雪子「うぅ、うぅーー」首を振ると簪が畳に落ちた。
直ぐに拾って元の位置に付ける二人。
左の乳房と右の乳房を同時に刷毛で弄くられて、マゾの血が騒ぎ出している雪子。
完全に薬の効果が出ているのだが、雪子は気が付かない。
「綺麗に成ったぞ!再び撮影開始!」シャッター音が鳴り照明に照らされた雪子の乳房は輝く程美しい絵に成っていた。
「次、股間と同時に撮影します!陰毛は写せませんから注意して下さい!」
「はい」
「清吉さん!次のポーズお願いします」
文金高島田に角隠し、口にはハンカチをねじ込まれ日本手拭いで猿轡をされ、床柱に立たされて縛られて、胸を露わにされた雪子。
化粧筆で乳房を責められ放心状態。
特製媚薬の効果も手伝って、身体が火照り陰部が疼いている。
天井から二本の縄が垂れ下がって来て、清吉は一本の縄の先を手に持つと、雪子の放心状態の顔を見て身体を屈めると掛け下の着物の前を弄る様に手を入れた。
その動きに我に返った雪子が「うぅ、うぅー」驚いて顔の表情を変える。
「姑に責められて、身体の検査を強制的にされる幻想シーンです」勝田監督が横から雪子に伝える。
清吉の手が左足の裾よけの中に入ると、雪子の膝に素早く縄を結び付けるが、縄がゆるんでいるので清吉の手が着物から抜けると、何事も無かった様に成る。
助手の女性が異なる縄を持って、雪子の腰の位置に縄を巻き付けて柱に結び付け始めた。
何をされるのかと、不安に成りながらも身体の疼きが益々増幅している事を意識していた。
カメラマンと撮影の人達、監督は近くで、メイクと結髪、着付けの人が全員遠くで様子を見て呼ばれたら直ぐに駆け寄れる態勢に成っている。
恥ずかしいが、乳房を照明に晒した状態で隠す事も出来ない。
「姑が嫁に成る幸枝の身体を調べらるシーンです、初夜の前に他の男の形跡を調べる幻想です」と説明をしている間に腰の縄が柱に完全に結び付けられて動かない様にされた。
「うぅー」訳が解らず頭を振るだけだが、清吉がもう一本の縄先を持つと、再び掛け下の着物の前を弄り始めて顔が強張る雪子。
右足の膝の上に縄が入って、これはとんでもない姿を晒すと察した雪子。
「うぅ、うぅー」大きく首を振って訴え様とするので、簪が再び飛んで転がる。
慌ててメイク横田が拾いに行き、髪を整える。
「もう少しで終わりますので、暴れないで下さい!余計な時間がかかりますよ!髪が乱れたらもっと長引きますよ!早乙女さんも早く終わりたいでしょう?」
勝田監督に言われて、漸く大人しく成る雪子。
「今から撮影を始めますが、陰毛の撮影はNGですから、注意して下さい!」
「判りました!気を付けます」とカメラマンと撮影者が一斉に答える。
陰毛を撮影しないとの言葉に、安心感が漂う雪子。
「スタート!」の声と同時に天井の縄が巻き上げられ始めた。
着物の前が縄で乱れ始めると、清吉が素早く雪子に近づき着物の前を強引に開く。
前を捲り上げる様に広げられると、縄が雪子の足先を畳みから浮き上がらせ、一気に両膝の縄が皮膚に食い込む。
一斉にカメラのシャッター音が響いて、撮影も始まる。
撮影の合い間に清吉が再び着物の前を左右に捲り上げて、縄の動きをスムーズにした。
どんどん広げてられる股間は、M字の形に成り雪子の白い太腿が丸見えに成って来た。
前から撮影しているカメラマンが突然「監督!早乙女さんの陰毛が、カメラに映ってしまいます!前貼りを付けて頂いた方が良いと思います!」と進言した。
「入ってしまうか?」下から覗き込む勝田監督。
顔を横にして恥ずかしそうにする雪子は、縄の食い込む痛みと恥ずかしさに耐えていた。
「これは、駄目だな!横田さん、柳田さん!前貼りを付ける準備をして下さい!」
既に準備されている事なので、段取り通りに進んでいるのだが雪子には訳が判らない。
縄はその間に一杯引き上げられて、完全にM字に開脚されていた。
黒々とした陰毛を晒しているが、雪子の目では着物の前が邪魔して見えていない。
「早乙女さん、これが前貼りで、早乙女さんの陰部に貼り付けて性器と陰毛が見えない様にします!宜しいですか?」横田が雪子に見せる。
「、、、」頷く雪子は、自分の陰部が全て隠れる程の生理用品の様な物を見て安心した。
同時に浮き上がった雪子の尻の下に、小さな椅子が置かれて雪子は足の痛みが和らいでほっとした。
「前貼りを貼る作業を始めますね!」
横田が着物を一層広げて、陰部を剥き出しにすると、柳田がワゴンに載せて来た物を見て雪子の顔色が変わった。

前貼り

「前貼りを陰毛の上から、貼ると取れなく成って痛いので、今から綺麗に剃りますね」
「うぅ、うぅー」
「一本でも残っていたら、物凄く痛いのよ!早乙女さん多いから慎重にするわね」
「うぅ、うぅー」この様な場所で衆目の前で剃毛されるとは、考えてもいなかった雪子。
猿轡で話も出来ない状態で一方的に進む。
真鍮の洗面器を遅れて、着付けの小柳が運んで来て「濃いから、蒸らさないと剃り難いでしょう?」微笑みながら言った。
「そうですね、多くて硬いわ」そう言いながら雪子の陰毛を指で摘んだ。
「うぅ!」雪子が変な表情で見る。
病院で最近無くなった剃毛を、この様な場所でされる恥ずかしさと同時に、早く剃られたい気持ちも有る複雑な気分だ。
もう、完全に媚薬に侵されている神経と身体に成っている。
調教の効果が完全に媚薬で、蘇り今の自分の姿に酔い始めていた。
目の前で泡立てるクリームに、早く塗って欲しい気分に変わっていた。
映画ではもっと強烈な責めが待っているのに、雪子は「あっ、あっ」と猿轡の中で声を出してしまった。
「薬が効いていますね!」助監督の大北が小声で勝田監督に囁く。
刷毛がクリームを付けて動き始めて声が出ている。
虚ろな目になり始めているのが良くわかる。
刷毛が白く陰毛を盛り上げると、刷毛が動きをはやめて、恥丘からクリトリスに一気移動して毛先でピンクに剥き出された豆を刺激する。
「あっ、あっ」白足袋の先に力が入って伸び切り、目が完全に焦点を失い始めた。
「この部分は、特に長いですね!おしっこの時濡れちゃうはね」そう言いながら刷毛を動かす。
だが、クリームは全く塗り込めないで、愛液で消されてしまう。
撮影は今も本人に知らせずに続いていた。
カメラのシャッター音がするから、映画のカメラだけが廻っている。
早乙女雪子のM字開脚で、花嫁衣装の乳房が飛び出している絵は、貴重な作品だ。
そのうえ黒々としている陰毛も丸出しの姿、やがて剃り取られて女陰まで映す貴重映像に撮影者も興奮している。
散々刷毛で遊ばれた後に「うぅー」熱いタオルを白く盛り上がったクリームの上を覆い被された様にあてがわれて声が出た雪子。
過去にも同じ様にして、剃り上げられた時を思い出す。
「将来有名女優に成るので、この撮影はお宝映像よ!」微笑みながらバリカンを「ギーギー」と動かして下腹部の陰毛を刈り取る泉。
「雪子は色が白いので、刈り取ると青白く成るぞ!」そう言いながら随喜を動かして刺激を与える。
「あっ、あっ」目が虚ろで感じているのがよく判る。
「もうそろそろ身体が疼いてきただろう?せせりをされて随喜を放り込まれて耐えられる女は居ないのよ!先生に抱いて貰う時は、マンコは燃えてここはつるつる坊主に成っているのよ」不気味な笑みを浮かべている泉はシャボンを泡立てている。
「どうだ?随喜の成分が女陰に染み込んでむずむずしているだろう?」
「うぅ、うぅ、あっ」雪子の表情が大きく変わったのは、泉がハッカの入ったシャボンを刷毛で陰部に落したからだ。
「うぅ、うぅ、うぅーーー」刺激が伝わって小陰唇に流れ込んで、強烈な刺激が身体に感じている自分を思い出していた、、、、、

指で割れ目を再三刺激されて、完全に感じてしまった雪子は、恥ずかしさよりも逝かせて欲しく成っている。
男の物は最近一度も味わっていないので、今は欲しいと思う様に成っていた。
割れ目を執拗に刺激されてタオルを漸く取り除くと、再び刷毛が黒い陰毛を白く染めた。
柳田が剃刀を持って待っている。
直ぐに「剃りますので動かないでね」とは言われても全く動けない雪子。
「ジョリ、ジョリ」下腹部から、恥丘に向かって剃刀が動くと青白い筋が残り、剃り取られた陰毛を柳田が左手の甲に盛り上げた。
「見て!少し剃っただけでこんなに、、、」雪子の顔に近づけると、流石に恥ずかしさで顔を横に向ける。
「花嫁さんの身だしなみよ!本当はこれから初夜に成るでしょう?舐めて貰えないわよ!」
微笑みながら手の甲に乗った陰毛をタオルに摘んで広げる。
再び雪子の股間に視線が向くと「ジョリ、ジョリ」と再び下腹部から恥丘に剃刀が動く。
今度は何も言わず同じ作業を繰り返す。
白いタオルの上が剃られた陰毛で一杯に成ると「この辺りは綺麗に剃れたわ、でもこれからは複雑な部分だから、難しいのよ!」
恥丘の下から左右の大陰唇から、肛門の近く迄生えている。
特に大陰唇には、長くて濃い毛が沢山生えている。
育毛剤を騙されて自分で塗り込んでしまい、この様に伸びてしまったのだ。
シャボンを刷毛に浸けて残りの陰毛に塗るのだが、柳田はこの様な部分を剃った経験が少ないので、慎重に左の大陰唇にクリトリスから下に刷毛を動かすと塗るが、愛液で消えるのを避ける為に大きく皮膚を引っ張る。
すると小陰唇が同時に引っ張られて、ピンクの肉片が見えている。
「うぅー」の声に見ている人の中には股間を押さえる男性も数名いた。
それ程グロテスクか、男根を吸い寄せる魅力的な絵柄が始まった。
左側だけに塗り込み皮膚を引っ張られている部分に剃刀が横田の手で「ジョリ、ジョリ」更に剃刀で左に引っ張る様に剃るので、一層小陰唇が広がって膣口が喋る様に動いた。
見ている男達の生唾を飲む音が聞こえる。
「良い映像ですね、興奮します」大北が再び勝田監督に小声で言った。
二台のカメラは陰部と雪子の表情を映して、最高の被写体を捉えていた。
その雪子は顔を上に上げたり下に落としたりしているが、完全に感じてしまっている。
何度も剃刀が動くと漸く左側が剃り終わり、青白い肌がライトに光輝いている。
同じ様に右側を刷毛が動き、そして剃刀で引っ張られて剃り上げられる。
椅子に座らされているので、縄の喰い込みも無く充分耐えられるので、雪子も感じるが吊り下げられていたら痛みで感じ方も少ないと思う監督。
やがて左右の大陰唇は美しく剃り上げられて、クリトリスの近くにちょぼ髭の様に残るだけ。
肛門に続く処は届かないのと、撮影には支障が無いので敢えて剃らない。
「綺麗に成ったわ、この前貼りを貼るわね!」柳田が雪子に見せる。
ちょぼ髭の部分をハサミで短く切り揃えると、前貼りで陰部全体を覆って指で押さえた。
「うぅ、うぅ」押えられて声が出る雪子。
小柳が鏡を持って待っていると、前貼りを貼り終わって場所を譲った。
「早乙女さん!前貼りが貼れました!この様な感じです!」
雪子に見せると「うぅ、うぅー」と返事か何か判らない表情で答えた。
お待たせしました!撮影再開します!椅子を持って行って下さい!」
椅子を斜めにして雪子の尻から取り除くと、急に膝が痛く成る程の重みを感じる雪子。
カメラのシャッター音が容赦無く聞こえて、しばらくして撮影が終了した。
縄が緩められ、剥き出しに成っていた乳房が着物の中に隠れる。
足が床に降ろされているが、雪子は直ぐに自分の足で立て無い程痺れていた。

処女膜再生手術

「着替える時に、前貼りは外して下さい!」
漸く卑猥な撮影が終了したが、中途半端に燻る雪子の気分。
逝された訳でも無く、もやもやとした気分を残したまま着替えが始まった。
着物を脱ぐと、バスローブを羽織って風呂場に向かう、この頃に漸く普通に歩ける状態に戻った。
風呂場に行く前に便所に入って、前貼りを取ろうとして引っ張って「いたー!」と大きな声が出る。
便所の外で、聞き耳を立てる横田と柳田。
「苦労しているわ!」
「清楚な女優が泣き喚けば、いい気持ちだわ」
すると雪子が便所を飛び出して来て、ハサミを貰って再び便所に入る。
しばらくして、平気な顔をして出て来た。
意地悪をしたが、雪子は陰毛の部分を除いて切り取って、小さくしてから隙間にハサミを入れて陰毛を切って外したのだ。
二人の悪戯は、一度の痛みだけで上手に逃げられてしまった。
でも雪子は意外にも、品川総合病院の検査をキャンセルしてしまった。
剃毛されたので言い訳に困る事が理由だった。
その為、結梨との鉢合わせも無くなった。
その後もやもやとした気持ちはオナニーに向かい、毎日の様に没頭する様に成る。
有名人の為、変な行動が出来ないので辛い時間を過ごして、仕事に復帰する事に成った。

結梨は再三言われた歯の矯正に結論が出せず伸び伸びにしていたが、遂に国分大臣が痺れを切らして怒り始めて無理矢理でも良いから連れて来い!と言い始めた。
数ヶ月前「どうしても忘れられない!」国分大臣が品川院長に話した。
「何が忘れられないのですか?」
「あの小西と言う男に結梨の処女を奪われた事だよ!」
「えー大臣は今頃未だ恨みをお持ちなのですか?」
「当然だ!あの子を犯す度に思う!」
「処女に戻す事は出来ると思いますが、その様な事をしても、、」
「何!その様な事が出来るのかね!」言葉を遮り、身を乗り出して尋ねる国分大臣。
「処女膜再生手術と云われる整形です!」
「それは面白い!是非して欲しい!痛みに顔を歪めながら悶える姿を想像するだけでもわくわくするよ!」
「大臣の趣味は判りません!」そう言って笑った。
「あの子は尺八が上手では無いのだ!何か教える秘訣は無いか?」
暫く考えて「時間とコツを教えれば何とか成るでしょう?」
「私も先生に貰った薬で頑張れるが、年々弱く成る!悠長に待つ時間が無いのだ」
「手取り早く生尺八をさせるには、には口に咥えさせるだけで良い様にすれば良いのだが?」
「どう言う事だ?良く判らない!」
「口に咥えさせて、大臣が頭を持って動かすのです」
「その様な事で、上手に成るのか?」
「今の状態では良く成りませんが、歯が無ければ気持ちが良いと思いますが?」
「何!歯を抜いてしまうのか?」
「中国の皇帝は、女官に強要したらしいです!」
「そうか、それは面白い!」
「八重歯を治せと言って、全て抜いて仕舞えば出来ない事では有りませんが、流石に可愛そうでしょう?」
「それは面白い、入れ歯を入れている女優は多勢いるだろう?」
「勿論です、でも流石に生尺八の為に抜いた女優は居ないでしょう?」
「それなら同じ事じゃ無いのか?芸能人は歯が命だ!八重歯は治さねば駄目だろう?」
「八重歯を無くした女優は沢山居ますよ!」
「その時他の歯も治すだろう?」
「はい、最高十本入れ歯にしました」
「なら、大丈夫だ!先ずは八重歯を抜いて、他とのバランスを悪くすれば良い!」
「本当に怖い大臣だ!呆れます!」
「時間が有る時でなければ、出来ないだろう?夏休み中に全て終わらせて楽しもう!」

急かされて結梨は仕方無く品川総合病院を訪れて、親知らずの抜歯をお願いしますと告げた。
だが、この時国分大臣も病院を訪れて、結梨の手術を見学すると言い出した。
雪子が飲まされたお腹が痛く成る薬を、言葉巧みに飲まされてしまった結梨。
美容歯科の前の待合で下腹を押さえて屈み込んだ。
「どうされましたか?」大西看護婦が見つけて駆け寄る。
「お腹が、、痛い」
「ここは病院ですから、直ぐに診察して貰います」
ストレッチャーが準備されて、載せられると「痛み止めを注射しましょう」運ぶ最中に結梨の腕に注射針が突き刺さる。
直ぐに意識を失って反応が無くなる。
直ぐに特別室の在る階に運び込まれてしまった。
「今から、八木結梨の八重歯の抜歯と処女膜再生手術を行います!全裸にして手術台に乗せて下さい!」
「今は少し意識が無い状態ですが、これからする全身麻酔は約二時間です!」大泉婦長が看護婦達に説明した。
「手術は本人には、判らないのだろう?」
マスクして白衣を着る国分大臣が品川院長に尋ねる。
「大丈夫です、陰毛も剃らずに手術は出来るので判らないでしょう!」
「親知らずは?」
「抜きません!問題無いと聞いていますので、最初はゆっくりとの予定だったので考えましたが、変わりましたので必要無いと思います」
話をしている間に、結梨の衣服が脱がされてしまい全裸にされて、手術台に仰向けに寝かされた。
「清純派の代表的な女優さんも、この様な姿を晒すと哀れに見えますよね」大泉婦長が足を固定して言う。
「小西の奴が結梨を犯したので変わってしまったな!」また残念そうに言う国分大臣。

抜かれた八重歯

大臣が狂っていると思っていたが、これ以上言うと何を言うか判らないので黙って両足を固定して、台を上昇させて大きく広げて品川院長に場所を譲った。
国分は「本当に綺麗な身体だ、この美乳を見ると興奮するな!」直ぐに揉み始めて嬉しい顔に成っている。
品川院長はお構い無しにクスコでこじ開ける様に膣口を広げ始めた。
結梨の口には開口器が入れられて、口を開かせる。
直ぐ側には抜歯用の道具が並べられて準備が始まっている。
上下の口を広げられる前代未聞の手術に二人の医師が取り組み始めた。
抜歯用のペンチを持つと、八重歯を挟んで横に動かして歯茎から隙間を開ける。
脱脂綿を準備している看護婦、ガーゼと薬を準備して直ぐに対応出来る態勢。
「もう直ぐに抜ける、止血の準備!喉に血液が流れ無い様に!」
普通よりも高くされている頭だが、流れ込む危険は有る。
意識が無いので自分では吐き出さないので、細心の注意をして「抜けた!」と医師が言って止血が始まった。
その様子に興奮している国分大臣は、乳房を揉む手が止まっていた。
下半身ではクスコで大きく広げられた膣口から、道具が挿入されて処女膜再生手術が始まっていた。
「SEXの回数が少ないのと、妊娠はしましたが出産はしていませんので、何とか再生出来る様ですね」
処女膜のある膣の形状は、単なる「円形の筒」ではなく、実際の断面形状は、クローバーの葉のような形をしています。
つまり壁面から中央に向かっていくつかの「粘膜のひだ」が立ち上がっています。
このひだが処女膜で、つまり膜で膣を塞いでいるのではなく、ひだによって膣の開口部を狭めているだけなのです。
幼少時の処女膜は小さくて厚いのですが、成熟した女性になると、処女膜の直径は1~1.5cm、開口部は7mm~1cmになり、膜にもいろいろ種類があります。
このような形状の膣に男性器を挿入すると、ひだが損傷し、痛みや出血が生じます。
性交を重ねていくとひだは小さくなっていきますが、どんなに性交回数を重ねても完全に消滅することはないと言われています。
また通常のスポーツやタンポンの使用などでは損傷することはありませんが、激しい動作によって損傷するケースはあるようです。
なお出産を経験すると、新生児の通過によってひだは完全に損傷し、膣内部はツルツルの状態になります。
処女膜再生とは、このひだを再生することで、その目的は性交時に痛みと出血を生じさせることにありますが、出血だけを生じさせる場合と、出血と痛みの両方を生じさせる場合で、施術方法が異なります。
本格的な方法はまず出血のみを生じさせる場合には、ひだの谷の部分の粘膜を山側に寄せて、溶ける糸で固定します。
粘膜同士をくっつけるというイメージです。
これによって性交時にひだの損傷を起こしやすくするわけです。
出血と痛みの両方を生じさせる場合には、もう少し複雑になります。
ひだの粘膜を山側に寄せるだけではなく、ひだの谷側の皮膚を切開し、この皮膚の一部も引っ張って山側に寄せるのです。
こうすることで切開した部分に痛みを感じるようになります。

品川院長が行った方法は、破れた処女膜部分に周状に細い透明な糸を通して、性行為をした時に細い糸が粘膜を切ることで出血をさせる方法です。
出血することで処女であったことがアピールできます。
とても簡単な手術ですが、術後約2週間以内に性行為をする必要がある。
国分大臣を納得させる為の方法で、偽の処女膜再生だった。
夏休みの間に犯したい国分大臣の要望にはこの方法が最適だと、夢の有る話を作った品川院長。
比較的簡単に手術が終り、歯の止血の方は時間が掛っていた。
元々結梨の歯は白いが自然の色、義歯に準備しているのはもっと白くて輝いている。
止血が終ると、義歯を簡単に入れて装う様にして手術が全て終った。
「大臣終りました!」と品川院長が言うまで、結梨の乳房で遊んでいた国分大臣。
老人の様な仕草に品川院長も、呆れていたが口には出せない。
そのまま結梨はパジャマに着替えさせられ、病室に運ばれ目覚めるのを待つ。
痛み止めと化膿止めの入った点滴を受けて眠る結梨。

夕方目覚めて、病室に居るので急に思い出す。
急に腹痛で倒れて痛み止めの注射で意識が無く成った事を思い出した。
監視カメラで見ていた間島看護婦が直ぐに病室に向い、同じ様に星野も病室に向った。
「気が付かれましたね!」
「大変でしたね」
「あっ、星野さんが何故?」
「病院から連絡を頂いて、腹痛で倒れて意識が無く成ったと、、、、」
「私はどうしたのですか?」
「卵巣が腫れていたので、急に腹痛に成ったのですよ!でももう大丈夫ですよ!でも数日間入院が必要ですがね」
「えっ、入院?」
「抜歯も終りましたよ!痛みも無かったでしょう?」
「抜歯も終ったのですか?」
「鏡でご覧に成りますか?」
「は、はい!お願いします」
手鏡を準備していた間島看護婦がテーブルの上から持って来て手渡した。
「何――これー」急に大きな声で驚く結梨。
「どうされました?」
「何故八重歯を抜いたの?親知らずを抜きに来たのよ!それにこれって変よ!」
星野が覗き込んで「凄く綺麗な歯でキラキラして、変ですね!他の歯とのバランスが悪いわ!」
「そうでしょう?目立ち過ぎよ!頼んでもいないのに抜いて、この様な事に成るのなら責任取って下さい!私芸能人ですよ!困ります!」
「すみません!歯科医を呼んで参りますので、お待ち下さい!」
間島看護婦は平謝りで、お辞儀をしながら病室を急いで出て行った。

着々と

「おお、中々良い画像が撮影出来たな!勝田君もセンスが良いな!」
「お褒め頂きありがとうございます」
国分大臣の自宅に撮影をしたビデオを持参して、泉田と一緒に見て楽しむ三人。
「黒々と伸ばした成果が出た様だな!」
秘書の泉がコーヒーを運んで来て「本当ですね!花嫁衣装の純白と、陰毛の黒が映えていますね!海外向けと裏ビデオでは大ヒット間違い無いですね!」
「彼女に見せる台本と他の出演者の台本は変更するのだったな!」
「はい!猿轡の時には台詞は有りません!それと責められて台詞も無いでしょう?」
「そうだったな!縛り、浣腸、剃毛、本番SEXと忙しいので台詞は必要無いな!」
「新人女優を数人出演させますが、それ以外に例の早乙女雪子に続く女優の人選が終りましたので、写真と一緒に経歴をお持ちしました」
「全員SM作品用か?」
「いいえ、三人がSM作品候補で、それ以外は成人映画向きでと考えています」
ファイルに目を通し始めて国分大臣が「全て承諾済みか?」と尋ねた。
「いいえ、村木元子は成人映画の出演は嫌々ながら承諾しましたが、他の吉永祐子と今井聡はその様な映画に出るなら引退すると拒否しました」
「二人共まだ若いな!村木元子はもう三十五歳だな!後はギャラ次第だろう?それでも駄目なら早乙女の話を出せば承諾するだろう」
「大臣早乙女の話は禁句では?」
「早乙女程の女優はどの様な演技でも拒否しないと話せば良い!スターに成るにはもう最後の年齢だ!と話せ!」
「判りました!村木は必ず承諾させます」
「後の二人をSM作品に推薦した理由は?」
「新鮮だからです!早乙女の様に意外性を狙いましたが、無謀だったでしょうか?」
「今井は二十五歳、吉永は二十三歳か?一度品川病院で健康診断をしたらどうだ?SMの才能が有るかを調べる必要が有るだろう?」
「は、はい判りました!早速段取りを考えます」
国分大臣は早速二人に興味を持ち始めた。
泉田としては国分大臣の機嫌を取りながら、二人の女優がSM作品で大成出来るか?それが一番の心配だった。
もう一つ大事な事はSM調教、雪子の様に時間をかけて調教を行わなければ、中々難しいのも事実だ。
その為には二人を今から調教して、二年後以降にスターにしたい思惑だった。
「姑役は決まったのか?」
「はい!新宿でSMクラブを経営しているサド女、輝にお願いしようと交渉しましたら、相手次第だと言うので早乙女雪子だと話しました。するとあの女が相手なら是非責めたいと言いました」
「口止めはしただろうな!」
「口外は決してしないので、仲間を二人一緒に出演させて欲しいと条件を出されました」
「泉と一緒に責める女性が必要だったから、適任だな!」
「洋子と真理と呼ばれるサド女だそうです!いつもショーでマゾ女に責めを行っているので、飽きたらしいです」
「役者は揃って来た様だな!脚本ではエロ医師がもう一人必要だな!宛ては有るのか?」
「本物の医師経験者を今交渉しています。医師法違反で逮捕された婦人科医です」
「それは良い事ですね、リアルな映像に成るでしょう」
四人は酒を飲みながら、雪子の縛り上げられた画像に満足していた。

結梨の部屋に歯科医の室田がやって来て「今聞いたのですが、抜歯の歯を間違えたとか?」
「そうですよ!八重歯を抜くとは言いませんでした!」
「申し訳無い!看護婦が抜歯を希望されていましたと、言ったので親知らずと八重歯だと思って抜きました!本当に申し訳無い!どの様な事でも致しますのでお許し下さい」
「元に戻して下さい!と言っても無理ですよね!今の歯余りにも美しいので、自分の歯に合いません何とか成らないのですか?」強い口調で言う結梨。
「そうですよ!この様な歯では八木結梨のイメージが変な感じです!前は八重歯が可愛い感じだったのに、今では八重歯が本当に変です!」星野が決められた台詞を言う。
「方法は有りますが?ご納得頂けるか?」
「どの様な方法ですか?」
「女優の酒田順子さんの様な歯並びにするのです。審美歯科整形と言います」
「あの歯の綺麗な女優さん?ここで入れ歯に成ったって聞きましたよ!それは嫌です!」
「でもあの歯並びに成るのなら、八木さん!良いかも知れませんよ!素晴らしく美しいですよ」星野が言う。
「でも、前歯を全て義歯にするのでしょう?そんな恐ろしい事出来ません!」
「今の八重歯の様に、三本程度抜いて新しい歯を入れて最後に全てを新しく入れますと、酒田さんの様な綺麗な歯に成ります。虫歯にも成りませんので楽ですよ!将来歯茎が衰えれば新しくやり直せますから、それも当院にて無料で施術致します」
「えっ、無料で?本当は幾ら程必要なのですか?」星野が口を挟む。
「この施術は三百万程度必要です」
「三百万!」声が裏返る星野、驚きの表情の結梨。
「でも歯を抜くのは困るわ!」
「綺麗な歯並びに成るのなら、思い切ってお願いしたら?私は賛成ですよ」
「星野さんは痛く無いでしょう?貴女の歯並びも相当悪いわよ!一度診て貰いなさいよ!」
急に自分の事では無いので、怒り始める結梨。
「本当ですね!星野さん歯並び悪いですね!」室田医師が急に星野の顔を見て言った。
「私も気にしていますよ!八木さんより私の歯を治して欲しいわ」
「判りました!星野さんの歯も治療してあげましょう!女優さんの大事な歯を間違って抜いてしまったお詫びです」
「えーー本当に私の歯を無料で治して頂けるのですか?」
「良かったわね!先生星野さんの場合は何本抜けば良く成るのですか?」
「診てみましょう!口を開いて下さい」
病室の中の椅子に座ると星野の口を大きく開いて診る室田医師。
予定通りの話に進めて、結梨の不安を一掃する作戦だが、星野には試練の抜歯が待っていた。

抜歯

喜三郎は八木結梨と国分大臣の関係を一度も聞かされる事は無かった。
国分大臣は早乙女雪子との関係が有るだけだと思っていた。
国分大臣も喜三郎には、八木結梨の後援会長としての部分しか見せる事は生涯無かったのだ。
その為結梨と国分大臣が性奴隷の関係だった話は、品川総合病院から漏れ聞こえなければ誰も知らない。
一緒に住んでいた小林瑠璃子は、国分大臣との関係を別居する前から不審に思っていた。
雑誌記者に成れたら真っ先にこのスキャンダルを自分が書くと決めていたので、誰にも見つからない様に付き合って欲しいと願っていた。
農林水産大臣国分哲三と清純派女優八木結梨の交際は、大きなスキャンダルに成る事は確実だからだ。
真実は国分大臣の性奴隷に成っているのだが、そこまでは把握していない瑠璃子。
来年の春には週刊文化の編集記者に成る事は決まっている。

翌日から星野は歯を毎日抜かれて、前歯が四本無く成って結梨の病室に毎日やって来て見せた。
「凄いわ!勇気が有るのね!驚いたわ!」結梨は四本の歯が無く成った星野の顔を見て驚くが、勇気にもっと驚いていた。
「来週には綺麗な歯が入るのよ!驚くわよ!」そう言って笑う顔はとても凝視出来ない結梨。
だが翌週見違える様な美しい歯で現われて、結梨が驚いたのは当然の成り行きだった。
全く今までの歯と違和感が無く見事に歯並びと光沢が有る。
「どう?素晴らしいでしょう?見違えた?」
「本当ね!先週の星野さんとは別人だわ!」そう言いながら手鏡で自分の歯を見て「このままだとテレビも映画も出演出来ないわ!」と悩む。
星野は前の上の歯を四本抜いたが、結梨は上下八本抜かれるとはこの時未だ知らない。
「九月の下旬からテレビ番組の収録でしょう?どうするの?」
その言葉と星野の現実に背中を押されて、遂に承諾をしてしまう結梨。
毎日の点滴の為に二週間の入院だが、その間に強姦したい国分大臣にはぎりぎりの日程に成っていた。
処女の八木結梨を強姦するのと、生尺をさせる夢を実現させたい。
最後の日曜日の夜、別荘に呼びつけて強姦する段取りにしていた。
勿論点滴で媚薬を投与して、充分身体を作らせてから呼びつける。

早速翌日から、抜歯が始まるので見学に来る国分大臣。
可愛い顔が痛みで歪むのを見たいサド気質の表れだ。
数日連続の抜歯で八本抜いてしまうとは考えてもいない結梨。
パジャマ姿で美容歯科の部屋に入る結梨は、微妙に震える程緊張をしていた。
八重歯は知らない間に抜かれて全く痛みも、緊張もしなかったが今日は半端で無い緊張をしている。
隣の部屋には国分大臣が既に陣取り、恐怖に怯える結梨の顔を見ていた。
「歯の一本や二本は私も抜いた!私は奥歯だった!」と自慢の様に言うが、それは虫歯で抜かなければ駄目な歯で、結梨はまだ二十歳過ぎで綺麗な歯だ。
緊張しながら診察台に座ると、首に涎掛けの大きな物を巻付ける看護婦。
室田医師が入って来て「今日は二本抜歯しますね!」
「診察台を倒しますよ!」看護婦が言うと同時に診察台が倒れて、頭上の無影灯の光が結梨の顔を照らす。
「これで口を開いて固定します」開口器を持って見せると、奥歯でも無いのに口を開いて閉じるのを出来ない様にする道具を準備している。
SMの責めでもこの道具を使う事が有るので、国分大臣用の見せる為の道具だ。
「口を大きく開いて!」開口器が左右入れられると、閉じる事が出来ない様に止めた。
歯の治療はこの道具で開けば医師の自由にする事が出来る。
「麻酔準備して下さい!」室田医師が看護婦に指示した。
先の長い針が付いた注射器が二本、銀色の皿に載せられて看護婦が持って来た。
尚更怯える顔に成っている結梨、星野はこの状況でも平気だったのか?と益々恐怖の表情に成る結梨。
そこに同じく室田医師の前のテーブルには、両頭スケーラーを初めとして種類の異なるスケーラーが並ぶ。
横には抜歯用の鉗子、プライヤー、ピンセット数種類、歯鏡、残痕鉗子等が所狭しと並んでいる。
「直ぐに終りますよ!緊張しないで下さい!最初は麻酔の注射がちくっとしますが、直ぐに痛みは無く成りますよ!」悪くも無い歯を抜かれてしまいそうな結梨。
確かに素晴らしく美しい歯とは言えないが、自然な光沢の歯を室田医師が調べながら「今日は八重歯の反対側から始めましょう」
直ぐに麻酔の注射器を持つと「はい、動かないで下さい!」そう言いながら長い注射針が結梨の前歯の歯茎に突き刺さる。
「うぅ、い、い、あ」声を出して手を口に移動させ様とするのを、看護婦が両脇から押えて「直ぐに終りますよ!我慢して下さい!」
「あ、い、いたー」と声が小刻みに出るが、室田医師は容赦なく歯茎に次々と注射針を突き刺す。
痛みで結梨の目に光る物が見えるが、直ぐに痛みが少なく成って歯茎に注射針が何度も突き刺さった。
「もう一本は八重歯の一本開けて、隣です!」言うのと注射針が突き刺さるのが同時で「あ、い、いたーい、たー」再び注射針が突き刺さって、痛みを訴える結梨。
同じくして、痛みを感じない様に成っても注射針は突き刺さって、結梨は唇も上の前歯全体に感覚が無く成っていた。
最初の麻酔の歯をスケーラーで叩くが、全く反応が無く成ったのを確かめると、プライヤーでいきなり歯を掴む様に動かす室田医師。
「う、ううぅ」道具が目に入って恐怖に顔を歪める結梨。
歪む結梨の顔を見ながら興奮している国分大臣。
結梨は国分大臣に卵管を切断されて、今度は歯を抜かれるこれ以上無い様な責めを受けていたが本人は全く知らない。

憂鬱

「あっ、うぅ、うぅ」声が出せない状態の結梨。
手を持たれているので動かせないが、恐怖が倍増して歯が抜き取られる瞬間が近づく。
抜歯用鉗子で一気に抜き取ると同時に、血が吹き出るのを脱脂綿とガーゼで止血する、
いつの間にか看護婦が四人に成っているが、結梨はそれも気に成らない。
「抜けましたよ!」室田医師は国分大臣に見せる様に鉗子で摘まんだ歯を見せた。
放心状態の結梨は、止血に必死の看護婦達の成すがままの状態だった。
星野の身を捨てた行動に、完全に罠に填まってしまった結梨。
放心状態の結梨のもう一本の歯の抜歯に室田が着手したのはその時だった。
痛みで麻痺している間に、二本目を抗う間も無く抜かれてしまった結梨。
この様にされてしまえば、もう完全入れ歯にするしか綺麗に治す手立ては既に無い。
しばらくして、放心状態で漸く止血されて病室に戻る結梨は、自分では手鏡で見る事が出来ない程のショックに落ちていた。
麻酔が切れると痛みが歯と心に残り、憂鬱な気持ちに苛まれる結梨。

翌日看護婦が迎えに来ると「もう耐えられません!」渋る様に言って病室から出ない。
「でも今の状態では、ご飯も食べるのが困難ですよ!勿論芸能人としては何も出来ないでしょう?」
「判らない間に全てを終らせて下さいませんか?注射が痛いのと抜かれる様子は見る事が出来ないのです」
「判りました!先生に相談して参ります」

しばらくして「余りこの様な事は行わないのですが、全身麻酔で一気に抜歯して気分的に楽に致しますと室田先生が言われました!それで宜しいでしょうか?」
「痛いのと、恐いのが耐えられないので、それなら何とか耐えます」
この日も国分大臣は見学に来て、麻酔をして抜歯するなら近くで見る事が出来ると逆に喜んだ。
憂鬱な表情で歯科の椅子に座ると「今日で抜歯は終りますので、数日間隔を開けて入れ歯を装着しますので、しばらくの辛抱ですよ」
「、、、、、、」無言で椅子に座ると、昨日と異なっていきなり「それでは麻酔の注射を腕にしますので、眠っている間に全て終りますよ」
看護婦が麻酔の注射器を準備して、消毒綿で腕を拭き取り直ぐに注射針が突き刺さる。
少し太い注射器の液体が腕に注入されると、結梨の目が焦点を失って来るのが手に取る様に判った。
その時国分大臣が部屋に入って来たが、意識が遠くに去ってしまった。
「開口器!」室田医師が言うと、国分大臣が早速結梨のパジャマの胸を開こうとボタンを外し始める。
「この子の乳房は最高に綺麗だ!」
「血が付きますから、何か着けませんと、、、、、」
「よい!パジャマを脱がせて、汚れたら身体を洗えば良い!」そう言ってパジャマの前を開くだけでは無く、上着を脱がそうとする。
開口器を付ける前に既に上半身を抱き抱えて、裸にしてしまった国分大臣。
そのまま横たえると「始めなさい!私はこの美乳をマッサージしてやろう!」
全く意識が無いのに意味も無く乳房を揉みながら、開口器で広げられた口を見ている国分大臣。
全く意識が無いので、その後次々と無造作に抜歯を始める室田医師。
上の歯を二本抜くと、前歯が完全に無く成り結梨の美貌が一気に損なわれて、血が白い肌に飛び散って無惨な状態に成った。
それを指に付けて白い乳房の廻りに円を描く様に動かす姿は、完全に狂った老人の姿だ。
「大臣!下の歯も一気に抜きますが、宜しいでしょうか?」
「八木結梨は交通事故で歯を失って義歯にしたと思えば良いのだ!」
自分に言い聞かせる様に言いながら、不気味な笑みを浮かべる国分大臣。
一時間以上時間を要して下の歯も四本が抜き取られて、上下昨日から八本の抜歯が行われた事に成った。
止血作業に時間を要して、結局三時間以上の時間が過ぎ去った。
病室まで一緒に行った国分大臣は、血で汚れた結梨の身体を丁寧にタオルで拭いて満足をして帰って行った。
翌朝発狂した様に騒いだのは言うまでも無い。
「大丈夫です!歯茎が安定すれば美しい歯が入って、酒田順子さんの様に成りますから安心して下さい!」と慰められたが涙が止らない結梨だった。
結梨の想像では星野の様に、前歯四本を抜かれると考えていたのに下の歯まで抜かれて、お婆さんの様な口元に成ってしまい涙に暮れた。
三日程して歯茎が安定した頃、国分大臣から呼び出しが有る予定だった。

国分大臣は室田医師に様子を聞いて、数日後大崎の別荘に結梨を呼びつける為に大泉婦長に連絡をした。
憔悴の結梨の病室に大泉婦長が訪れて、国分大臣が今夜別荘に来る様に連絡が入ったと伝えた。
「この様な顔では食事も出来ませんし、大臣に会いたく有りません」
「大臣は八木さんを心配されて、元気付け様と呼ばれたのですよ!お断りする事は契約違反と言われますよ!」
「でも、この顔では?」
「室田医師が仮歯を準備したと話していましたよ、それなら大丈夫なのでは?」
「えっ、仮歯が?」
大泉婦長が内線で尋ねると、完成しているので歯科の方に来て下さいと言われて、直ぐに向った結梨。
仮歯でも無いより有る方が数段良いと、急いで美容歯科の診察室に向った。
しばらくして、治療から帰って来ると意外と上機嫌に変わっていた結梨。
見計らった様に大泉婦長が再び病室を訪れると「婦長さん!綺麗でしょう?これでも仮歯なのよ!」素晴らしい光沢の有る白い歯を見せる結梨。
「綺麗に成ったね!それなら充分大臣の別荘に行けますね!」
「は、はい」明るい返事が返って来た。
昨日から媚薬を飲まされて、本当はSEXがしたい気分に成っていたが、歯が気に成ってその気に成らなかったのだ。

尾行

「仮歯なので、堅い物とか前歯で噛み切る事は出来ないのですが、感じは良いでしょう?」
「直ぐ取り外しが出来るのでしょう?」
「はい、でも外す事は無いですよ!」
「でも前より白くて美しい歯に成ったわね!大臣の別荘に六時に行きましょう」
強引に誘われて結梨は仕方無く行く事にした。
病院で点滴の毎日と抜歯で気分が滅入っていたので、気晴らしの気分も手伝った。

夕方着替えると久々の病院外に、大泉婦長と一緒に国分大臣の別荘に向う二人。
この様子を見ていたのが、タクシーで品川総合病院に見舞いに来た小林瑠璃子だった。
「あの車を尾行して下さい!」
久々に連絡をして食事でもしたいと思って、連絡すると品川総合病院に入院していると言われて、見舞いを兼ねてやって来た瑠璃子。
しばらくして国分大臣の別荘に到着した二人を追って車を降りた瑠璃子。
既に以前から怪しいと思っていたので、絶好の機会が訪れたと早速近所で聞き込みをする。
「国分大臣とお手伝いさんの二人だけですよ!それも時々しか大臣は帰られません!普段はお手伝いさんが掃除に来られるだけですね!今日は帰られている様ですよ」と少ない家数の中で情報を仕入れた瑠璃子。
早くも週刊文化の記者に成った気分だ。
別荘の周りの数軒の家に聞き込むが、殆どが知らないか先程と同じ答えだ。
去年体調を崩されて品川総合病院に入院されたと教えてくれた人が居て、瑠璃子は病院と大臣は知り合いだと判った。
だが屋敷の中の事は全く判らないので、強引に庭に入り込んで中を調べたいと広い庭に門から入り込む。
自分の予測していた国分大臣との交際!妻の居ない大臣とは不倫には成らないが、六十を過ぎた現職大臣と清純女優の交際は大きな芸能ニュースに成る。
応接間に座った二人の前に国分大臣が笑みを浮かべてソファに座った。
直ぐにお手伝いの女性がコーヒーを運んで来る。
夏の六時は明るいので、部屋の明かりがよく判らないし、外は未だ良く見えるので動けない瑠璃子。

応接間では秘書の泉と大泉婦長、そして結梨の四人がコーヒーを飲んで結梨の歯の話に成っていた。
「大人の女に成ったな!八重歯が有る時は可愛い感じだったが、大人の美人女優には成れなかった。今は完全に一皮剥けた感じがするぞ!」
「大臣、この歯はまだ仮で本当の歯は一週間程先に成るのです」大泉婦長が答えた。
「そうなのか?仮でも本物に見えるぞ!それでは今は取り外しが出来るのか?」
「は、はい」困った様な顔をする結梨。
上下九本も抜かれたとは言い出し難い状況。
「今夜は久しぶりに楽しみたいと思って呼んだのだ!泉君!食事の後二人で風呂に入るぞ!準備をしてくれ!」
「はい!判りました」
「今夜は面白い物を見せてやろう?ビデオテープレコーダーと云う物だ!」
「ビデオテープレコーダー?」不思議そうに尋ねる結梨。
「そうだ!八ミリフィルムの様に映るのだが、テープ自体には映像が無いのだ!」
「は、はい!」
「まあ、驚く様な映像を見ながら今夜は楽しもう!」上機嫌の国分大臣。
瑠璃子は蚊に刺されながら庭を移動して、暗く成るのを待つ。
明かりの灯った部屋に近づくと中を垣間見る。
向こうに国分大臣と見た事の無い女性が並んで座ると、手前に結梨が座るのが見える。
食事に招待されているのが判るが、知らない中年女性二人が一緒に居るのでこの別荘で情事は無いと思った。
窓は網戸で中の話し声が時折瑠璃子の耳に飛込む。
映画の話をしている様で四人の関係が判らなかったが、国分大臣が一人を泉君と呼び、もう一人に婦長と呼んだので瑠璃子に二人の身元が直ぐに判明した。

しばらくして食事が終ると「さあ、お風呂に行こうか?」の声が瑠璃子の耳に届いた。
蚊に刺されながら張り込んだ甲斐が有った!小躍りする様に次の言葉で二人の仲が確信に変わった。
「先に行くぞ!直ぐに来なさい!」
「は、はい!」答えた声は確かに結梨の声だと確信をしたが、その後風呂場が何処に在るのか判らない。
明かりが消えて、他の部屋には明かりが点かないので四人が何処に行ったか不明に成った。
防音装置の有る責め部屋に隣接した湯船に、国分大臣の姿が有った。
少し遅れて入って来た結梨は、髪が少し伸びてボブに変わっている。
「身体も大人の女性に変わったな!洗ってやろう!そこに座りなさい」
椅子に座らせると早速タオルに石けんを付けて、結梨の背中を洗い始める大臣。
勿論直ぐに胸にタオルは移動して、乳房を丁寧に石けんのタオルで泡立てる。
「いつ見ても美しい乳房だ!」背中から洗っているが、結梨の前に在る大きな鏡にその姿は映っていた。
「お前の唯一の欠点だった歯並びと歯の色を治したので、日本一の美人女優に成ったと自信を持てば良いぞ!」
「大臣!歯を抜くのは大変でした!今までおっしゃいませんでしたが、私の歯は真っ白では無かった様ですが、それ程悪かったのですか?」
「前にも言ったが、八重歯は幼い時は可愛いがこれから色々な役を演じる上で、八重歯が大きなハンディに成る事は間違い無い!それと色は真っ白が必然に成る。芸能人は歯が命だからな。テレビでのアップに耐えるには、今治した事は絶好の時期だったと思う。少し苦労をした様だが、近い将来良かったと思うだろう」
「、、、、、、、ああーーああーー」急に国分大臣のタオルが股間を洗う様に入って、クリトリスに電気が走った。

諦めて庭から外へ出ると、同時に国分大臣の別荘の裏口からお手伝いの叔母さんが出て来た。
もう一瞬遅ければ警察に突き出される寸前に抜け出して、叔母さんの後を尾行し始めた瑠璃子。

最高の生尺

「叔母さん!国分大臣の別荘で働いているの?」
自宅のアパートに入ろうとした家政婦の大谷明子に尋ねた瑠璃子。
「あんた!誰?」
「週刊文化の者ですが、今女優の八木結梨さんが大臣の別荘にいらっしゃいますよね!」
急に話し掛けられて驚く大谷は「私は何も知りません!」そう言って振り切る様にアパートの階段を駆け上がる。
小林瑠璃子は大スクープを掴んだ心境に成っていた。
だが、まだ就職前で来年の春までにもう少し真相を探って確実な物にしたい。
友人八木結梨には申し訳無いが、世の中では清純派女優として絶大な人気を誇るが、裏では老人との恋愛に走る。
これは大きなスキャンダルだ!相手は農林水産大臣で、与党の重鎮でその手腕は高く評価されている。
八木結梨の後援会長で有りながら、密会をしている事は多分自分しか知らない大スクープだと身震いしながらアパートを後にした。

その頃別荘では後ろ手に縛られて、乳房の上下に縄が食い込み美乳は一層飛び出している結梨。
「さあ、大臣の物を舐めるのよ!」
躊躇する結梨に「そうだったわね、仮歯が邪魔で大臣の物を舐められないわね!取り敢えず外してあげるわ!口を開きなさい!」
「で、、も、、、」
「仮歯が壊れたら困るでしょう?終れば直ぐに付ければ良いのよ!大きく口を開きなさい!」
ゆっくりと口を開く結梨、こじ開ける様に押し広げる大泉婦長。
横でお盆を持って待っている泉秘書。
「あ、あっ、ああーうぅ」無理矢理外してしまう大泉婦長。
上下九本の仮歯が取り外されて、口の中が空洞の様に成ってしまった結梨。
ベッドの上に仁王立ちして、下半身を曝け出した国分大臣は既にペニスが勃起している。
「さあ、口を大きく開きなさい!」
「は、は、うぅ、うぅ、ぐぅ」いきなり大きなペニスをねじ込む様に口に放り込まれて驚く結梨。
今夜の国分大臣のペニスは特別堅くて大きい様に感じる。
口にねじ込むと結梨のボブの髪を持って、自分で動かし始める国分大臣。
「おおーおおー格別に良いぞ!」
「うぅ、うぅーーー」思い切り大きく成ったペニスは、喉の奥まで伸びるので、嘔吐きそうに成る結梨。
「最高だ!これはいいーいいぞー」結梨は苦しそうに大きく鼻で息をしながら、自分の意志ではどうする事も出来ない程頭を動かされる。
しばらく動かすと「だめだー、もう限界だ!」国分大臣がしばらくして、結梨の口から自分のペニスを抜き取る。
「マラが破裂しそうだった!横に成れ!大きく股を広げろ!
今夜の目的は生尺をさせる事と処女を奪う事なので、結梨を辱めて責める事は次回に持ち越しに成っている。
自分が処女に戻っている事を知らないので、驚くぞ!楽しみだ!そう思いながら大きく開かせた両足を抱える様にして、右手で結梨の陰毛を掻き分ける。
「あっ、あっ」充分媚薬の効果で濡れているのが判る。
育毛剤の影響で最近は大陰唇の陰毛も多く成って長く成っている。
次回はゆっくり剃り上げて、虐めて辱めてやるからな!今夜は驚くだけで充分だ。
心でその様な事を考えながら、小陰唇を指で広げると「ああーああーだめーーだめー」急に声が大きく成って、愛液が国分大臣の指に絡みつく。
先程生尺で逝きそうに成っていたのを我慢したので、国分大臣は直ぐにでも入れたい。
今度は自分でペニスを持ち、小陰唇に擦りつけて「ああーああーだめーーだめーはやくーーーいれてーーー」結梨は久々のSEXに飢えている。
ゆっくりと挿入すると「ああー、いいーーあっ、いたーい、いた」の声が聞こえて国分大臣は一気に腰に力を入れて押し込む。
「ああーーああーーだめーーーだめーーかんじちゃうーー」痛みの反応から一転声がうわずる結梨。
「痛みは無いのか?」

尋ねるが反応は無く「ああーああーああーーーだめーーかんじるーーー」と腰を自分から動かす様な仕草に変わる結梨。
糸で皮膚を留めて有るだけだから、一瞬の痛みの後はいつもの結梨の動きに皮って「ああーああーいきそうーーーーだめーーだめーーいくーいくーー」膣が急速に締まって、国分大臣の顔が歪み「おおーーしまるーーーいいぞーーー」の声と同時に腰の動きを早くするが、限界に成り結梨の腹に顔を埋めて倒れ込む。
生出しが遠慮無く出せるので、大いに満足の国分大臣。
「絞り穫られた!」と言ってぐったりとして身体を結梨に委ねた。
「いつもの様に大臣が中出しをされた様だわ」
「そうね、今夜は私達の仕事は殆ど無いわね!」
そう言って顔を見合わせて微笑む二人。
ベッドには小さく血液が付いて、国分大臣が結梨から離れて確認して微笑んだ。
男の気持ちに戸惑いながら笑みを見せる大泉婦長。
そのまま国分大臣はシャワールームに消えて、戻って来ると「良かった!」「良かった!」と上機嫌でビールを飲み干した。
結梨は縄を解かれて同じ様にシャワールームに一人で向った。
「良かったですね!大臣!」
「あの生尺は最高だった!逝きそうに成って我慢するのが大変だった!」
「仮歯から、入れ歯にしますと中々簡単には抜いたり、入れたりが困難な様ですが?」
「そうなのか?それは少し残念な気分だな!」
「でも再び新しいのを作れば、何度でも出来ますよ!」
「それなら、やりたい時に新にするのか?少し高く成るな!もう一度、、、、、」残念そうに言ったが、翌日国分大臣が仰天する報告を聞く事に成って結梨とのSEXが困難に成る。

映画の中

「何!週刊文化の女性記者がお前のアパートに来たのか?」
「はい、大臣と八木結梨さんの関係に付いて聞かれました!」大西明子は朝食を作る為に別荘を訪れて国分大臣に話した。
「変な誤解を招いたな!私は彼女の後援会の会長だ!それで時々ここで話を聞いている!そうだな!」
「はい、そうでございます!大臣と八木さまは全く何も怪しい関係では御座いません!」
「当然だ!孫程歳が離れているので、可愛いだけだ!」
大西明子は薄々国分大臣の行動は知っていたが、知らないと言わなければ追出されるだけでは済まないと思っていた。
「今度聞かれても、後援会の打ち合わせだと言い切れ!週刊文化は五月蠅い週刊誌だ!八木君も私も窮地に立つからな!」
党三役も目の前の国分大臣には、この様なスキャンダルは今危険だった。
深夜に二人は帰って、秘書の泉だけが一緒に朝食を食べる為に入って来て話を聞いてしまった。
昨夜結梨を泊めずに帰した事が幸いしたと思い出した国分大臣。
雪子の緊縛花嫁姿をビデオで見せて、泊まらせると今朝もう一度、、、、とも考えていた。

しばらくして泉と国分大臣は迎えの車に乗り込み「別荘で会うのは危険ですね!」
秘書兼運転手の喜三郎は、雪子と昨夜別荘で国分大臣が楽しんだと解釈した。
「当分、会えないな!」と口走るとその後一切喋らない国分大臣だった。
週刊文化は政治、芸能記事に強く、過去にはこの週刊誌の記事で失脚した議員も数多く居た。
その日の夕方品川院長から、八木結梨の退院の時期と前歯の事で電話が有ると、当分八木結梨とは距離を置かざるを得ないと経緯を説明した。
この日から国分大臣は身辺に警戒する事を強化した。
マスコミには自分の力を持ってしても太刀打ち出来ない事を悟っていた。
その後マスコミの力はどんどん強く成り、世の中を自由自在にコントロールして、テレビで売れれば時代の寵児に成る事を示す様に成る。

その後八木結梨はいつの間にか美しく成った歯を武器に、テレビのCMで歯磨きのタレントに成る程。
雪子も精力的に仕事を熟し、益々知名度と清純なイメージが広く定着して昭和四十一年を迎えた。
国分大臣は結梨とのSEXの機会を夢見ながらも、警戒感を緩めず雪子に続くSM女優に目が向いていた。
伸び伸びに成っていた二人の健康診断を品川総合病院で行う事に成った。
昨秋の予定が国分大臣の警戒感で遅れた事と、京映の成人映画路線の製作が遅れていたのが原因だった。
この年日本の人口が一億人を突破して、一時の低迷株価も四月の頭に戻り高値を付けた。

結梨も初の海外ロケにハワイを訪れ、雪子は再びアメリカでの撮影と忙しく働き、雪子の頭に借り換えの二文字は完全に消えていた。
アメリカに発つ前に泉田に、今年中の成人映画の撮影は難しく成ったと聞いたからだった。
社内に時期尚早の意見が有るのと、当局が厳しく取り調べをする姿勢を示していたのも原因の一端だ。
泉田と国分大臣は撮影後お蔵入りでも撮影を今年進める様に言ったが、小南社長は早乙女雪子の人気に衰えが見える兆しも無いので、反対派の意見に従った。
雪子のスケジュールの空きが有る夏の時期は、着物のシーンが多い為スタッフ達が敬遠したので、結局来年早々で落ち着いた。

四月に成って、小林瑠璃子は週刊文化の編集部に予定通り就職した。
早速人気女優八木結梨のスキャンダルの情報を編集長に進言して、絶賛を浴びていた。
チームを作って数班に分れて、八木結梨の素行に貼り付く事に成る。
国分大臣にもチームが貼り付き、お互いが聯絡を取り合う可能性を調査し始めた。
「少なくとも何か有るので、その真意を確かめて下さい!」
八木結梨のスキャンダルは間違い無く、空前のヒットに成ると編集長は張り切った。
小林瑠璃子が宮崎での同級生で、東京の東央大学時も同居生活をしていた事実は大きな武器に間違い無かった。
勿論家政婦の大谷明子の所にも取材班が向う。
大谷明子からの報告で、国分大臣は身を引き締めて身辺に八木結梨とのスキャンダルを隠す様に注意をした。

一流の女優と認められて健康診断を定期的に受ける事に成った二人。
吉永祐子と今井聡、年齢も近いので比較的話をする機会も多かった。
だが成人映画に誘われた事はお互いに喋らないのと、最近その映画の話題も消えていたので完全に忘れていた。
「どちらか一人は今度の映画に出演させるのはどうだろう?」
「役柄はどの様な?」
「エロ坊主に強姦される役だ!」国分大臣が品川院長に言った。
「もう脚本も出来上がっているのでしょう?」
「新妻地獄、天の巻と女の巻の二本だが、続き作品に成る予定で天の巻は殆ど決まっているが地の巻はまだ可能性が有る」
「時代劇の様な題名ですね!」
「院長はまだ詳しいストーリーを知らないのだったね!」そう言って話し始める。
昭和初期だから、時代劇の様な物だよ!中国と日本が戦争をした時代の話だ!
旧家の男が恋をしたのが黒髪の綺麗な女性(雪子)。
招集令状が届き、結婚をさせて欲しいと頼み込み(向田)と(雪子)は結婚するが(向田)は戦地に向いしばらくして戦死の報が届く。
狂った母親は(雪子)に恨みの矛先を向ける。
だが、もしかして(向田)の子供を妊娠しているのでは?との疑心に狂い。
(雪子)を婦人科に連れて行きエロ医者に診せる。
だがその様な事は無く、数日後遺骨の無い葬儀が行われる。
初七日の日に母親は想像もしていなかった行動に出る。
それは未亡人(雪子)を見初めた坊主に売り飛ばしてしまう迄が天の巻。

選ばれた二人

「女の巻はエロ坊主に売られた(雪子)が陵辱の限りに犯されてしまう話で、最後に戦死した筈の(向田)が戻って来るが、爆弾で失明してしまい盲目の旦那と再会するが変わり果てた姿の(雪子)を抱くシーンで終るのです」
「後編の方が責めのシーンが多いのですね!」
「そうだ!前半はSEXのシーンが多いのと、エロ医師の診察程度だが後半は強烈な設定が多い」
「二人の内のどちらかをどの設定で使われますか?」
「雪子と同じ様にエロ坊主に捕まる女が良いでしょう!」
その様な話をしている最中、間島看護婦が「吉永祐子さんが来院されました!」と知らせた。
「写真しか見てないのだが、清楚な感じの女優だったが実物はどうかな?」
久々の女優の解剖を見る為に態々足を運んだ国分大臣。
だが週刊文化の取材班が病院内にも忍び込んで、国分大臣の様子を伺っていた。
それは結梨が先日ハワイのロケから帰り、何処かで二人が会うのではとの憶測だった。

午後二時にもう一人の今井聡が同じ様に検査に訪れる予定に成っている。
一日品川総合病院で遊ぶ予定に成っている国分大臣。
公式には以前入院した病気の定期的な検査で、一日だけの日帰りの検査に成っている。
週刊文化の取材班はその事が怪しいと考えて張り込みをしている。
「八木結梨は東京の自宅に居るのね!引き続き見張って下さい!」
病院張り込みのスタッフと連絡を絶えず行いながら様子を見るが、国分大臣の姿は特別階に成っているので、取材班はその実体は掴んでいない。
「綺麗な女性が十分程前に特別階に上がった様ですが、女優さんでしょうか?まだ若い人でしたが、名前は知らない人でした」
「ここの病院は京映が利用している事は調べて有るが、主役級の俳優の定期健診等をこの病院で行っている様です」
「勿論、八木結梨もこの病院で健康診断と定期健診も行っている様ですね」
「この病院が逢い引きの場所でしょうか?」
「少なくとも接点に成っている様な気がしています!」瑠璃子が答えた。
「八木結梨のこの病院での治療履歴を見ますと、歯を治療しているのと同時期に三週間程度入院しています」
「病名は?」
「女性の病気の様ですが詳しい内容はわかりません!」
「子供を堕ろしたのかも?」
「でも三週間は長いでしょう?二三日なら判りますがね」
待合室で色々と話をしている週刊文化の調査隊。
「国分大臣が特別階に消えて半時間程ですね!」
「先程の綺麗な女性と関係有るのでしょうか?」
「八木結梨と関係が有るのなら、彼女は関係無いでしょう?美人でも有名人だけが特別階に行く訳ではありませんので、お金持ちの娘さんとかも、、、、、」瑠璃子は二人の関係で押し通す。

「中々良い感じの女優じゃないか?」医師の白衣に大きなマスクで、品川院長に祐子を見て言った。
「大臣がゆっくり観察してお決め下さい!共演者を決める事が先決でしょう?」
「そうだった!先ずは京映の成人映画の第一作を成功させなければいかん!」

向こうの部屋に連れて行かれた祐子に、大泉婦長が今日の健康診断の手順を説明し始めた。
「京映の俳優さんで主役クラスの方は、定期的な健康診断を受ける事に成っていますが、最初は初めてですので詳しい検査データを作成しますので、少し時間が必要です」
「は、はい」
「トップクラスの方は別に人間ドックを年に一度受けられていますが、普通の方の場合は日帰りで一時間程度の簡単な検査に成ります」
「今日は長いのでしょうか?」
「女性としての病気まで検査しますので、午後までかかると思われます」
「女性の病気?乳癌とか子宮癌の事ですか?この病院ではその様な技術が有るのですか?」
「はい、当病院では最新の技術で癌を発見していますので、本社からはその様に指示を受けています。最近この健診で過去に二人程子宮癌の初期で発見され、速やかな処置で回復手術をしなくて完治された方がいらっしゃいます」
「えっ、若い女優さんですか?」驚いて大きな黒い瞳を一層大きく見開いて尋ねた。
「はい、そうですよ!一人は二十五歳、もう一人は貴女よりも若い方で有名ですよ!」
「そ、それって八木結梨さん?」
「その質問にはお答え出来ません!守秘義務ですから!」
「そ、そうですよね!答えられませんよね!でも八木さん入院されていましたよね!」
「、、、、、、、、、」
「それ程詳しい健康診断は考えていませんでしたけれど、今の話を聞いて恐く成りました」
「吉永さんは過去にどの様な検査をされましたか?この用紙を記入下さい」
用紙に記入されるのを横目で見ながら、大泉婦長は聞いていた事とは少し異なる初心な女優だと思った。
泉田の話では成人映画の次のスター候補の二人だから、結構遊んでいる女優だと思っていたからだ。
しばらくして記入が終った用紙を見て、大泉婦長は驚いていた。
先ず婦人科の受診を受けた事が過去に無い事、大病は皆無で過去にはレントゲン、血液検査程度で意外な回答に驚く。
「不躾な質問でごめんなさい!」
「は、はい」セミロングの黒髪を掻上げながら答える祐子。
「男性経験は多いですか?」
「は、三人程です」恥ずかしそうに答える祐子。
何故この様な女性をSM作品に起用する事を決めたのか?真意がよく判らない大泉婦長。
泉田は国分大臣好みの女性を選んだだけで、それ程深く考えていなかった。
大臣の好みの女性を選べば、必ず調教を行ってマゾ女なら使える女優に成ると思っている。
吉永祐子と今井聡は二人共、服の上からだが胸も有り縄が似合いそうな雰囲気を持っている。
祐子の方は特に腰の括れも有るので、スタイルは上級だと確信して選んでいた。

触診

癌と云う病気が世の中に浸透し始めた時で、まだ中々検査で判明させる事は困難だった。
でも癌と云う病に冒されると死を覚悟する必要が有る事も事実で、早期発見と言う言葉と実際に身近にその様な女優が居た事実は祐子には強烈な事だった。
亡く成る人の死因が癌だと判明しだしたのは、五~七年程前からなので実体は闇の中だった。
その検査がどの様な事をするのか?それも判らない祐子。
「この検査着に着替えて下さい」手渡す大西看護婦。
「検査の手順は採尿、採血、体重等の測定、血圧、レントゲン、心電図、内診、その後婦人科検診に成ります」
「は、はい」
「検査着の以外は何も身に着けないで下さいね」
「はい」
「それから、最新の癌検診の為の検査薬を注射しますから、上肢台に腕を載せて下さい」
「は、はい!その様な検査薬が出来たのですね!」不思議そうに尋ねる祐子。
「アメリカでは一部の病院で使われていますが、日本では未だ少数の病院でしか使われていませんね!」
椅子に座ると左腕を上肢台に載せながら、袖を捲り白い前腕を伸ばした。
大西看護婦が注射器を持って「薬の影響で多少身体が火照る場合が有りますが、個人差で少しその度合いが異なる様です!ご安心下さい!二時間程度で収まります」
そう言いながら白い腕に注射針が突き刺さると顔を歪める祐子。
特製の媚薬が祐子の体内に流れ込んで行く、大泉婦長がこれで雌豚に仲間入りだわと心で叫んでいる。
「それでは着替えて来て下さい!間島さん案内してあげて」
立ち上がる祐子が、目眩の様に成ってよろける。
「どうされましたか?」
「目眩が、、、、」
「時々、薬が効きすぎる方がいらっしゃいますが、大丈夫ですよ!」
間島看護婦に腕を支える様にされて、着替えの部屋に連れて行かれた。
「大丈夫ですか?」
「はい、もう大丈夫です!ありがとうございます」着替えの部屋に検査着を受け取って入る祐子。
しばらくして検査着に着替えて更衣室を出て来た祐子は、髪を後ろで留めていた。
「便所の中に置く場所が在りますので、半分程度の尿を入れて下さい」紙コップを手渡されて便所に向う祐子。
形式だけの採尿に採血、血圧が終ると、体重、身長等を簡単に測定、レントゲン室向う頃には身体が火照り始めていた。
「内診の後、先生に触診で乳癌を調べて頂き、心電図の後最新式の機械で乳癌の検査を行いますね!」
「は、はい」
「京映のプロデュサーさんが、吉永さんにもう少し黒髪で伸ばす様に伝えて下さいと連絡有りました。日本髪を地毛で結いたいそうですよ!次の作品では重要な役をお願いするので、健康診断を無事通過して欲しいとおっしゃられました」
「泉田さんがその様に、、、、」笑顔に変わる祐子。
主役級の俳優さんだけが個別の健康診断を受ける事は有名な話だから、自分もいよいよ主役級だと思っていた。

「内科医で乳癌の権威、山田先生です!」大泉婦長が大きなマスクをして、眼鏡で変装している国分大臣を紹介した。
軽くお辞儀をして国分大臣の前に在る診察用の丸椅子に座る祐子。
「中々美人さんですね、京映には次々と美人女優が育ちますね!」
「、、、、、、、」何も言わずに緊張の祐子。
「腰紐を緩めて、上半身を診察出来る様にして下さい」大西看護婦が検査着の襟に手を添えて言った。
腰紐を解くのを待っていた大西看護婦が、祐子の隙を見計らった様に肩から一気に検査着を下に降ろして広げた。
「あっ!」の言葉を残したが祐子の手は上に上げられない様に、検査着の袖が引っかかる。
剝き出しに成った乳房を見て、目が笑みを見せる国分大臣。
聴診器を持つと早速祐子の白い胸に聴診器を這わせる。
仕方無く横を向いて耐える祐子に「息を吸って下さい!」大泉婦長が指示をする。
大きく動く乳房の動きに嬉しそうに、膨らみに聴診器を押しつける国分大臣。
しばらく聴診器を這わせて楽しむと「背中を向いて下さい!」大泉婦長が祐子に言う。
白い背中を再び聴診器を這わせる国分大臣は、大泉婦長に目で合図をしてSEXを要求していた。
軽く頷く大泉婦長が「次は乳癌の触診をお願いします!」国分大臣に言った。
「前を向いて下さい!」
祐子が正面を向き直ると、両手を差し出して乳房の下から揉み上げる様に触り始める国分大臣。
絶えず横を向いて顔を見ない様にする祐子。
国分大臣には至福の時、ゆっくり揉み上げて次第に上に手が向う。
「山田先生は乳癌の触診では日本で一二の名医なのですよ!機械よりも正確なのですよ!少し強く触られるかも知れませんが我慢して下さい!」
そう言った時、人差し指が右の乳房の乳首に触れる。
既に勃起している乳首は敏感に反応して「あっ」と小さく口走っている祐子。
「乳首、乳輪にも癌は出来るのですよ!我慢して下さい!」横から解説の様に言う大泉婦長。
今度はDカップの乳房を一気に強く揉み始める国分大臣。
顔を横に向け歪めて耐える祐子の表情に喜びながら、大きく揉んでは小さく乳輪から乳首を責める。
「あっ、あっ」再び声が出てしまう祐子は、自分の身体が媚薬の影響で感じ易く成っている事を知らない。
「あっ、あっ」声が何度も出て、横を見ている目が少し虚ろに成って焦点を失い始めていた。
「はい、終りです!次は心電図と最新の機械による乳癌検診です」
「は、はい」急に我に返る祐子は、胸を晒した状態で立ち上がり、思い出した様に検査着で前を隠した。

お椀の乳房カップ

「同じ日に二人も、先程の女優は好みに近い!昼からの女優はまだ見てないが適当に病名を作って後日、、、、」そう言いながら手帳を出して「来月の連休明けにしてくれないか?」
品川院長に頼み込む様に言う国分大臣。
「午後の女優は血液検査で再び呼び出しましょう!」
「そうして貰えるか、身体だけ見てから帰るか!」嬉しそうに言う国分大臣。

心電図の計測が終ると「これが最新式の乳癌測定器で、半時間程度の計測に成りますが、手で動かすと測定が出来ませんので、身体を固定しますので我慢して下さい!寝ている間に終ります」
上半身は剥き出しの状態が続いても気に成らない祐子。
心電図のパットを取り外すと、お椀の様な道具を見せて「これで乳房全体を覆って検査をしますが、収縮したり伸びたりして細部を検査しますので気持ちが良く成るかも知れませんね」微笑みながらお椀を乳房に被せる大泉婦長。
先程の心電図も薄暗い明かりで眠ってしまいそうに成っていた祐子。
「手首を上に上げてパイプを握って下さい!」
両手を差上げてパイプを持つと、上から木枠が被せられて動かせない様に成った。
「半時間程眠られると検査が終っていますよ!タオルを顔に掛けますので眠れますよ!私達は時間が来るまでこの部屋には入りませんので、ゆっくりして下さい」
それがどの様な意味を持つのか?それが判らなかった祐子。
目の上に分厚いバスタオルを被せられて視界が遮られると「時間が来たら参りますので、お休み下さい」
物音が聞こえなく成ると、直ぐに胸に被されたお椀の様な物が乳房を締め付け始める。
「うぅ」思わず声が出る祐子。

別の部屋では「次々と新しい器具を開発するのだな?」
「はい、国分大臣のお気に召す道具を大人の玩具メーカーが試作品として持って参ります」
「だが、結梨には当分使えないぞ!週刊文化の記者共が私と結梨の見張りをしている様だ!」
「それは既に私にも連絡が届いています!今も待合室に数人待機している様ですよ」
「何、私を見張っているのか?」
「その様ですね!この特別階には入れませんが、玄関には行けませんな!」
「裏口か、職員通用口から逃げるか?」
「八木結梨さんがここに来なければ大丈夫でしょう?」
「折角歯を抜いて楽しもうと思ったのに、一度でお預け状態だ!非常に断念だ!」
「次の幹事長候補と言われている大臣が、この様なスキャンダルで失脚は出来ないでしょう?」
「勿論だ!今日はあの女優を犯して我慢する!」
「それではそろそろ悶えているのを見に行きましょうか?」

「うぅ、うぅ」
「あっ、あっ、ああーー」大きな声が聞こえて頭を大きく動かしているが、バスタオルは顔から外れる事は無い。
少し両足が開き気味に成って、足を伸ばしたり動かしたりしている祐子。
「あっ、あっ」再び声が出て乳房を揉まれて、自動で乳首を吸い上げられる様に成っているのがよく判る。
この後、婦人科の検診を受ける事に成れば既に燃えている身体は直ぐに国分大臣の逸物を欲しがる。
勿論麻薬のガスを吸わせてSEXをさせる事に成るが、その前に開発されたローターの実験を婦人科検査で行う予定だ。
小さなローターは女陰、膣の中に入れてどの様な反応に成るか確かめて欲しいと置いて帰ったのだ。
五個のローターを使って狂わせてから、国分大臣がトドメを刺すのが今日の段取り。
祐子は眠る場合では無い程の刺激に、一人で悶える様子に二人は笑みを浮かべて見ている。
品川院長が指示をすると、お椀の中の動きが急に強く成って「ああーああー」大きな声を出して悶える祐子。
しばらく見ていたが二人は部屋を出て診察室の方に向う。
「次も大臣にお願いしますよ!」
「えっ、私が診るのですか?」
「クスコの使い方は判るでしょう?それ以外はローターを使うだけですよ!直ぐにガスを使いますから大臣の自由にして下さい」
「そうか?判らないか?」
「既に身体が燃えていますから、判らないですよ!」
「この様な小さな物が女性に、、、、」ローターを触って、そう言いながら診察台の横に置いて在るクスコを手に持って「カチャ、カチャ」と音を立てて笑みを漏らす国分大臣。
触診でDカップの乳房を触って、雪子の映画に使える感触を持って居た。
雪子の目の前で坊主に陵辱される町娘の役に最適で抜擢する事を決めていた。

しばらくして「吉永さん!終りましたよ!検査では健康な乳房でしたよ!」
バスタオルと手の束縛を外されて、眩しそうに目を開けている。
「最後の子宮癌の検査に行きましょうか?」
顔を紅潮させて寝台から降りながら、ゆっくり胸を整えるがお椀の跡が赤く残って乳首が隆起しているのがよく判る。
「身体が凄く火照るのですが?」
「癌の検査薬の影響ですね!内診を受けると全ての検査が終りますよ!もう少しですね!」
質問には答えずに婦人科内診室に連れて行く大泉婦長。
部屋に入ると祐子の目が緊張と恐怖に変わる。
大きな手術台が中央に位置して、自分を待ち構えている様に見えて足が前に出ない。
「そのままで大丈夫ですよ!スリッパを脱いで仰向けに寝て下さい」
躊躇する祐子を見て「早くして下さい!直ぐに終りますからね」
「手伝ってあげなさい!」大泉婦長が言うと、いつの間にか部屋には五人の看護婦が揃って、祐子の身体を押す様に診察台の横に寄せると「お手伝いしますね!」後ろから身体を抱え上げる様に二人で持たれた。
「や、やめてー」の言葉を残して今度は足も床を離れてしまった。

ローターの感触

「暴れたら拘束しますよ!危険ですからね!」大泉婦長の強い口調に急に大人しく成る祐子。
動きが止ると直ぐに仰向けに寝かせて「落ち着いて下さい!恐く有りませんよ!女性は全ての人がこの様にして子供を産むのですからね!」
「恥ずかしいの?大丈夫よ!カーテンをして下さい!」
胸の付近にカーテンで遮断されると、左足を持って二人が固定する金具に膝を載せると直ぐにベルトを巻付けてしまう。
同じ様に右足も持ち上げると膝を金具に載せられてベルトを巻付ける。
「動かないで下さい!台が動きますからね」大泉婦長が診察台の下に在る丸い輪を廻し始める。
徐々に台が上昇して、同時に膝を置いている金具も左右に広がる。
「あっ、恥ずかしい!」と口走ると同時に検査着の裾が捲り上げられて、陰部が無影灯の光に照らされ始めた。
白い太股の付け根が照らされ始めると、黒い陰毛が国分大臣の目に飛込んで興奮している。
「動くと診察出来ませんからね!直ぐに終りますから辛抱して下さい!先生診察をお願いします」
しばらくして完全に診察台が上昇して止ると、一杯に両足が開かれて陰部を曝け出していた。
いつの間にか祐子の両手は動かせない様に、診察台の横を持たされている。
国分大臣がクスコを手に持って、左手で祐子の陰毛を指で広げる様にすると「あっ、あっ」直ぐに声が出て、国分大臣の指が愛液で濡れる程だ。
先程のお椀の責めで完全に陰部を濡らしていた祐子は「恥ずかしい!」と言葉を小さく発した。
「力を抜いて下さいよ!器具を入れますから力を入れると痛いですよ!」
充分潤っているのですんなりと入るのだが、態と恥ずかしい気分を味あわせる大泉婦長。
サドの婦長にはこの様な初めての患者には恥ずかしさを与えて楽しむ癖が有るのだ。
国分大臣も「カチャ、カチャ」と音を聞かせる様に動かして、膣口にクスコの先を押し当てて刺激を与える。
直ぐ横の台の上には五個のローターが並んで、いつでも使える状態に成っている。
祐子の頭の後ろにガスの器具が運び込まれて、北村医師が準備しているが祐子には全く見る余裕は無い。
クスコの先をねじ込む様に挿入する国分大臣。
「あっ、い、いたー」と声を発して痛みを訴える祐子。
「痛いですか?軽く麻酔をしましょうか?初めての内診で緊張も有るのでしょう?」
「い、いたーいたーお願いします!」乱暴な国分大臣の動かし方に痛みを訴える祐子。
「北村医師!軽くガスをお願いします!」
「今から少し麻酔のガスを吸って頂きます!直ぐに効果が出て痛みを感じなく成りますよ!完全麻酔では無いので意識は残りますので、ご安心を!」
酸素マスクの様な物を祐子の顔の近くに伸ばして「一気に吸込んで下さい!」そう言うと祐子の鼻と口をマスクが覆う。
一気に吸込む祐子は、直ぐに雲の中に浮かび上がった様に意識が飛んでしまう。
「吉永さん!聞こえますか?」
「は、はーーーい」の声が途切れながら口から出る。
「大丈夫ですよ!」大泉婦長の声と同時にクスコを膣口に押し込んで、一気に広げる国分大臣。
「この中にこれを入れてやろうな!狂う程感じるぞ!」
広げたクスコを固定すると、ローターを手に持ってクスコの中に挿入して行く。
「この様な物で感じるのか?変な物を作るのだな!」独り言の様に言いながら一個を挿入した。
「その赤いスイッチを入れて下さい!」
すると金属に当たる音が聞こえて「ああーああーーだめーーだめーー」大きな声がカーテンの向こうから聞こえ始めて驚いたのは国分大臣で「どうしたのだ?」とカーテンを取除く様に言う。
大きく頭を動かして「ああーああーだめーーだめー」と声が連続で出て、足を大きく動かして反応をしている祐子。
「これは面白い物だな!この長い線から電気が流れて動くのか?」
バイブレーターは俗に「電動こけし」と呼ばれるが、最初の製品は「ニューハニーペット」と言い、マッサージ器として昭和30年代半ばに発売されている。
電動こけしの代名詞となったのは1972年(昭和47年)発売の「熊ん子」である。
アイヌ民俗を彷彿とさせるこけし状の外観を持ったこの商品は、その後もマイナーチェンジを重ねつつ、1990年の時点で100万本を売る大ヒット商品となった。
その後、様々なメーカーが類似品を発売し多くの商品が開発された。
国分大臣は初めて体験したローターに驚きながら、目を白黒させて祐子の身体の動きに興奮していた。
電動こけしは一二度使った経験は有ったが、この様な小型の物は初めて使ったのだ。
「大臣、陰核を別のローターで責めて下さい!面白いですよ!」
「これで責めるのか?」コーターを手に持って祐子の陰毛を掻き分けて、クリトリスを剥き出しにする国分大臣。
「ああーああーだめーーだめー」と声を連発している祐子。
「看護婦さんは、身体を押えて下さい!」
国分大臣がローターを祐子のクリトリスにあてると「ああーーああーーーいくーーーいっちゃうーーーだめーー」の声が急に大きく出て、仰け反り大きく身体を動かす。
一斉に看護婦が祐子の身体を押えて動くのを止める。
自由に成る膝からつま先だけを大きく動かして「ああーああーーーいっち、ち、ち」そう言いながら身体を小刻みに動かすと、つま先が伸びきって堕ちた様に力が抜けた祐子。
「逝きましたね!」
「これは面白い!包茎の女陰でこの反応なら、結梨ならどの様に成るのだろう?楽しみだ!」この言葉が結梨に聞こえたのか?
自宅マンションから変装をして、八木結梨が品川総合病院に向って出たのだ。
入れ歯の調子が急に悪く成って、堅い物を前歯で噛んだ時に支えている隙間に異物が入ったのが原因だった。
「今、タクシーに乗りましたので、尾行します!方向はそちらに向っている様です!」八木結梨を監視している女性が病院に電話をしてきた。

会見

「これは間違い無く品川総合病院に向かって居るわ!」
二回目の電話に病院で待機する瑠璃子達は、臨戦態勢に入り八木結梨の到着を待った。
その頃、国分大臣は祐子の膣に自分のペニスを沈めて、腰を動かし「ああーああーああー」の声を聞いている。
祐子は二度目に成るので、中々逝かないで声だけが診察室に響く。
「結梨とは相当違うぞ、締まりが悪い」疲れの見え始めた国分大臣が言うと、横から品川院長がローターを手渡し「女陰に!」と囁いた。
国分大臣は躊躇無くローターを自分と祐子の腹の間に落して行く。
「ああーああーああーーーい、いくーーいっちゃうーーー」急に声が大きく変わって、クリトリスにローターの振動が伝わって叫ぶ。
「おおー締まったぞ!おおー、いいぞ!」腰の動きを早くして、国分大臣の額に汗が滲み出て「ああーああーーいくーーーーだめーー」の言葉を残して、祐子は二度目の絶頂を迎えた様だ。
国分大臣はゆっくりとペニスを抜き取ると「面白い道具だった!」満足そうに言うとシャワーを浴びる為に白衣を脱ぎ捨てて向った。

しばらくして一階の受付に結梨が到着して、瑠璃子が今度は自分が顔を隠す。
結梨は受付で室田医師を指名して、待合室の隅で顔を伏せて待つ。
大きなサングラスに地味な服装だが、誰が見てもオーラが漂う。
受付から室田医師に連絡が入ると、直ぐに看護婦が結梨を特別室のエレベーターに案内をした。
品川院長に八木結梨が来院した事は伝えられないので、国分大臣も全く知らない。
シャワーを浴びて「午後の女優は段取り通り頼むよ!」笑顔で品川院長に話した。
祐子は意識が正常に戻るまで寝台で横に成っていた。
「この女優は雪子の作品に使おう!一作で駄目に成っても良いだろう」その様に勝手に決めてしまった。
しばらく品川院長とコーヒーを飲みながら雑談をして「私は帰るよ!喜三郎を呼んで欲しい!別荘に居るだろう」一緒に居た大泉婦長に指示をする。
しばらくして迎えの車が来たとの知らせに、エレベーターで一階に降りる国分大臣。
週刊文化の記者達が、八木結梨と国分大臣のツーショットを撮影する為に待ち構えていた。
扉が開くとフラッシュを浴びて驚く国分大臣。
「君達は何者だ!」怒ると「週刊文化の者ですが、今特別階で八木結梨さんと合われていましたね!」
「お二人のご関係は、後援会の会長職と言うよりは男女の関係だと聞いているのですが?」
「何を根拠に!私は彼女の後援会の会長をしているだけだ!ここには彼女は来ていない!」
「一時間以上前に八木さんは特別階に行かれました!」
「えーー!」国分大臣はその様な知らせは聞いていないので、驚きの表情に成った。
「この病院で密会との情報が入っているのですが?」
「馬鹿な事を、、、、、、」十人程の記者に囲まれ、近くに患者も野次馬で集まり前に歩けない国分大臣。
「彼女がこの病院に来たのも知らないのに、変な勘ぐりは止めて貰いたい!」
人を掻き分けようとしたその時、後方のエレベーターが開いて結梨が出て来た。
「八木結梨さんだ!」
「八木さん!国分大臣と密会ですか?」
騒ぎに驚き横に逃げ様とするが、直ぐに記者に囲まれてしまって「、、、、、、」言葉を失ってしまった。
「少し前にも国分大臣の別荘で二人は会われていましたね!」大きな声で瑠璃子が叫んだ。
「あっ、瑠璃子!」結梨は驚いて瑠璃子を見る。
「二人一緒だから、聞かせて貰いましょうか?現職大臣の国分さんと京映の青春スターで人気絶頂の八木結梨さんのご関係を!」と迫られる二人。
追い詰められた国分大臣、先日の別荘での出来事の弁解には限界が有ると思う。
大西家政婦の話では、庭に入り込んでいた可能性が有るので、下手な弁解は窮地に落ちる。
国分大臣の頭で色々な事が次々と計算されている。
「正直に言おう!少し場所を移動して貰えないか?」
エレベーター前から待合室の隅の方に移動を始める二人。
同じ様に野次馬も二重にも三重にも円を作って移動する。
中には病院の職員も混在して成り行きを見守っていた。
「まだ正式には決まっていないので、発表は出来ないのだが、、、」
「お二人共独身ですから、不思議な事では有りませんよ!」何処からか聞こえる声。
「それは嬉しい話だが、私も既に六十歳を過ぎたお爺さんだ!実は私の一番下の息子の嫁に八木結梨さんを頂きたいと先日から話していたのです!」
「えーー」
「そんなーー」
「ほんとうか?」
「息子さんって?」口々に話す記者達。
「息子は和紀と申しまして、カメラマンをして世界各地を飛び回っています!今は万博の仕事でヨーロッパを廻っています。万博が終って落ち着いたら二人を結婚させ様と八木さんを口説いていました!」
その言葉に一番戸惑ったのは結梨で、次の質問が結梨に飛んだ。
「息子さんとは会われたのですか?」
「はい、オリンピックの時にお会いしました。とても良い方です!」
その言葉を聞くと直ぐに二人の記者がその場を離れて、本社に連絡に走った。
人気の青春スター八木結梨と国分大臣の息子の結婚と云う、大スクープにその場に居た人達から拍手が巻き起こった。
「ありがとう!騒がせてすまなかった!詳しい日取りは未だ決まっていないが、また決まれば発表する!」
国分大臣は結梨を連れて、人垣の中を玄関に向って少しずつ歩き始める。
玄関には喜三郎が待っていて、その様子を全て見ていた。
「大臣!おめでとうございます」
「彼女を先に車に載せてくれ!私も直ぐに向う」
「皆さん!お騒がせをして申し訳無かった!」そう言ってお辞儀をすると「大臣!頑張って!」
「素晴らしい!」
「お幸せに!」
「息子さんに連絡を!」次々野次馬から声が飛んだ。
国分大臣はお辞儀をしながら、もう結梨とSEXは難しいと悟っていた。

翌日のスポーツ紙には国分大臣のご子息、国分和紀と八木結梨の婚約との記事が踊った。
勿論翌週の週刊文化は特集記事で埋め尽くされた。
国分和紀も自分が父の計らいで見合いをした事を、電話インタビューで答えて上機嫌に成った。

時期到来

瑠璃子は大臣と青春スターの密会では無かったが、八木結梨の結婚と云う特ダネで社長賞を獲得した。
だが瑠璃子は納得していなかった。
あの二人は必ず男女の関係だと、チャンスが有る限り取材だと追い掛けた。
和紀は週刊誌の報道に気を良くして、秋に日本に一時的に戻って来て堂々と京映に挨拶に訪れた。
小南社長は国分大臣の息子が挨拶に来たので、会うが複雑な心境に成っていた。
当の国分大臣は心労で、再び品川総合病院に入院する事に成った。
肝臓の病気が再発したのだが、前回より少し悪く成っているとの品川院長の見立てだった。
「もう、女遊びは限界ですね!」
「そうか!もう薬でも効かないか?」
「随分遊んだので充分でしょう?」
「雪子の映画を作らなければ、私の夢が実現しない!」と映画作りに執念を見せた。
「和紀と結梨は結婚させる事に成ってしまったが、和紀が多少私と結梨の仲を怪しんでいるので、結婚前に例の手術をして貰えないか?」
「えー結婚式までに二人が関係を持ったら?」
「それは大丈夫だ!和紀は直ぐに今度アメリカに行く!結婚式は万博の年の春に成る!結梨は仕事が一杯で遊ぶ暇は無い!」

品川院長は国分大臣の冷酷な正確が理解出来ない。
自分の遊んだ女性を息子の嫁にする事も恐いが、処女にして与える恐ろしさに背中が冷たく成った。
危機一髪でピンチを脱出した国分大臣は、病院で静養しながら次の事を考えていた。
映画を製作してからの販売方法に苦慮している。
国分和紀は結梨とのデートを少しだけ楽しんで、アメリカへと仕事に向った。
結梨の宮崎の実家では国分大臣の息子との結婚なら誰も反対はしない。
与党の重鎮の御曹司で、もしかしたら次の次位に選挙に出るのかも知れないまで囁いて盛り上がっていた。

昭和四十二年が開けて、十五日に京映に挨拶に行った雪子に「今月末から映画の撮影を行うので、スケジュールは三月一杯入っていません」と言われて、遂に成人映画の撮影が行われるのか?と覚悟を決めた。
誰かに債務を引き受けて貰う事も考えた事も有ったが、金額が大きすぎて結局話に成らなかった。
もしも引き受けて貰えても、延々と払い続けるのなら綺麗さっぱり裸一環からやり直そうと覚悟を決めたのだ。
「撮影期間は短いですね!」泉田プロデュサーに尋ねる。
「それが成人映画の利点だよ!制作費に比べて興行収入が良いから、大手も次々参入する様だ!編集には神経を尖らせないと映倫と警察が五月蠅いので、実際公開は早くても秋に成ると思う」
「この前の様に、、、、」言葉を濁す雪子。
「前貼りの事ですか?必要無いです!カメラの角度で調整します。これが第一作の台本ですので、勝田監督は二十五日から本読みを始めたいと言われていました」
雪子は貰った台本「新妻地獄上編」と書かれた台本を開いて目を通し始めた。
「際どいシーンの部分には赤で付箋をしていますので、判りやすいと思います」
「上編と書いて有りますが、下編も有ると云う事でしょうか?」
「二本を殆ど同時に撮影する事に成りますと前にも話しましたよね」
本当は一本の作品だが、雪子に悟られない為に上下に分けているのだ。
何処から漏れるか判らないので上下に成っていた。
「向田さんとの新婚初夜のシーンと婦人科医に妊娠の診断をされるシーンの二カ所が、際どいシーンですね」
赤の付箋の部分を読みながら「初夜のシーンで夫が妻の口にハンカチを押しあてると有りますが?」不思議そうに尋ねた。
「それはこの時代、新婚初夜の出来事を聞く女性が居て、式の参列者に報告をするのです。その為新妻が声を出さない様に口を塞ぐシーンですね」
「昔はその様な事をしていたのですね!」
「特に今回の様に華族とか旧の貴族の場合この様な事が有った様です」
「私の役柄は小学校の教師ですね」
「実は小南社長からの提案なのですが、この作品を境に早乙女さんには芸の幅を広げて頂き、色々な作品に出演して頂きたいと申しておりました」
「私も実は同じ事を考えていたのです」
「それは良かった!この作品を境にイメージチェンジをされるのが宜しいでしょう」
「はい!その様にしたいと思っていました。私のイメージはロングの黒髪で清楚ですが、この作品に出ると清楚のイメージは消えますので、髪を切ろうかと考えています」
「それも全く小南社長の考えと同じですね!良かった!」
「良かったとは?」
「映画の中で息子がロングの黒髪に憧れて結婚した事で、姑は恨みを持っていまして姑に切り取られるシーンを撮りたいのです」
「この台本には有りませんが?下編の方ですか?」
「早乙女さんの承諾を得なければ出来ませんので、お願いする様に言われました!承諾を頂いてから代品の執筆に入ります」
「、、、、、、、」しばらく考えて「私のイメージが変わる映画で、その様に成るのも宿命の様な気がします。宜しいです!お受けしますわ、私も変身したいので!」心の中の自分に言い聞かせる様に言った雪子。
「ありがとうございます!これで大変良い作品が出来るのは間違い無いと思います」
「腰までは長くて重いので、肩まで位の方が楽ですわ!今は長すぎて夏にはとても暑いですから」そう言って微笑む。
国分大臣に伸ばす様に言われたが、既に関係が無く成って数年が経過しているので、もう約束は時効だと自分に言い聞かせた。
「この台本ですと、一時間程度の上映時間でしょうか?」
「予定では、七十分程度を考えています。通常作品に比べて台詞も少ないので簡単でしょう?」
「本読みは第一スタジオの分室で、その後のリハーサルは運動服の上下着用で行いますと、勝田監督から聞きました」
約一時間弱の泉田プロデュサーとの話が終って、京映を出る雪子は久々の休暇を楽しむ為に秋田の実家に翌日から向った。

リハーサル

両親に嫌味の一言も言いたかったが、結局言えずに帰京した雪子。
二十五日、京映の第一スタジオに向い勝田監督がスタッフと出演者の紹介を始めた。
その中で「糀谷元司さんは、元の職業は婦人科医ですので、リアルな演技で定評が有ります。既に他社の成人映画でも婦人科医で出演されていますので、芸の技量も実績が有ります」と紹介した。
そして全員に守秘義務の誓約書を書いて頂いて、本日からの撮影に成った事を説明した。
理由はこの映画がいつ公開されるかが未定なので、他の作品、テレビ等の出演に支障が出る可能性が有るので他言無用の誓約書だった。
罰金が一千万と破格なので、誰もこの映画の存在すら公開まで喋る事は無い。
全ては早乙女雪子に対する処置で有る事は明白だが、逆に雪子に映画の内容を知らせない為でも有った。
それ程この映画が本物志向の作品で、雪子のイメージを壊してしまう事の証しでも有った。
この作品が後の裏ビデオ界の名作として残ると、自信を持っているスタッフ達。
勿論公開される映画の興行収入でも破格のヒット作に成ると思っている。

本読みが終ると勝田監督が「明日から、リハーサルを行いますが、関係者のみの参加と成ります。その後一日より通常撮影を行い、リハーサル部分の撮影は最後に行いますので宜しくお願いします」
「リハーサルとは絡みのシーンの事ですよね!」向田が質問した。
「はい、この撮影は密室で行いますので、最小限のスタッフと出演者のみです」
「後半の台本はいつ頂けるのでしょう?」雪子が質問した。
「一応二月の中旬を予定しています」とは説明したが、雪子以外の主要な役者には既に配られていた。
この様にして京映初の成人映画の撮影が始まった。
この日から、じっくり効果の有る媚薬を毎日飲まされる事に成る雪子。
付き人の音羽が品川院長に貰った薬を、飲み物食べ物に混入させて身体を作る。

翌日運動服の上下でスタジオ入りした雪子。
既に向田と糀谷は来て勝田監督と打ち合わせの最中だった。
態と時間を変えて有ったのだが、雪子は知る筈も無かった。
「おはようございます、早乙女さんは花嫁衣装と鬘の準備をして下さい!初夜のリハーサルを行います。今回初めてですが本番までに三回のリハーサルを行います。この様な撮影が初めての方が多いので、慣れて頂く意味も有ります」
しばらくして雪子は簡単な花嫁衣装に鬘を着けて、向田は運動服の上に着物を着て寝具の敷かれたスタジオに入る。
カメラが二台、照明と集音のスタッフが定位置に付く。
「カメラは廻っていませんが、位置の確定角度等をテスト致します」
照明が灯ると「部屋に女中に連れられて入って来る花嫁からスタート!」
文金高島田に打ち掛けを脱いだ姿で部屋に入って来る。
部屋には大きな布団が敷かれて、婿の鈴木庄一郎が待っている。
枕が二つ並んで白い布団が照明に輝いていた。
「台詞は要りませんので、女中が帯を解く所から!」
連れて来た女中が花嫁幸枝の掛け下の帯を解き、直ぐに帯が畳に落ちた。
本物の帯では無いので、簡単に解けて落ちる様に成っている。
掛け下の純白の着物を脱がせると、女中は部屋を出て行く。
隣の部屋に入って、二人の様子を結婚式の客に報告する役目だ。
長襦袢姿に文金高島田の幸枝を庄一郎が、肩を抱き寄せて布団の上に倒れる二人。
「そこで長襦袢の前を大きく広げて下さい!」
カメラが上からもう一台アングルを狙っている。
「胸を広げられて、はっとした表情を作って下さい!」勝田監督が要求する。
長襦袢の襟が押し広げられると紺の運動着が目に飛込む。
それでも雪子の胸の膨らみは充分向田には感じ取られて、勃起する気分に成っていた。
本番では雪子の胸の膨らみを、鷲掴みにして揉み上げて吸うと書かれて有った。
「長襦袢の前を広げて、幸枝は膝を立ててカメラに映る様にして下さい!」勝田監督が指示をする。
雪子は言われた様に膝を立てると足を少し広げる。
股間に向田の身体が滑り込み、受け入れる様に更に足を広げる雪子。
「その感じならカメラには全く映りませんから、良い感じに成ります。男性の背中にカメラ!」と指示をする。
三台のカメラかと思っていたら、もう一台のカメラが異なる位置から二人を狙う。
「ここで接吻をして、終ると同時に傍らに有るハンカチで幸枝の口を塞いで嗚咽を消して下さい」
向田が横に置いて在るハンカチを手に取って、雪子の口を押えるが同時に鼻まで押えるオーバーな表現に成った。
「良い感じですよ!向田さん!そのオーバーな表現が良いのです!そのまま挿入シーンに行きますよ!幸枝は大きく仰け反る!」
同じシーンの練習を数回すると、枕から頭がずれ落ちて鬘が外れてしまい二人が大笑いで一つ目のリハーサルが終った。
「本番では文金高島田が崩れる程に成りますから、大変良かったと思います」
「監督!少しハンカチが大きくて、私の顔が目だけしか映りませんが?」
「そのシーンは一瞬ですから、オーバーな方が良いと思います」
次のリハーサルの現場に向うスタッフ達、雪子は着替えの為に衣装の係と一緒に別の部屋に消えた。
姑役の新宿でSMクラブを経営しているサド女、輝(本名後藤田輝)が高級な着物姿で待っている。
婦人科のセットが組まれて、中央には金属が剝き出ている寒々とした婦人科の診察台。
横には問診用の診察室のセットが準備されて居る。
夫の戦死に気が動転している母親輝子が、嫁に僅かな希を持って診察に無理矢理連れて来るシーン。
だが変態婦人科医の糀谷に、卑猥な妊娠検査をされてしまうシーン。
しばらくして「診察台での陵辱シーンのリハーサルです」と伝える。
雪子が着物姿で、丸髷の鬘を着けて入って来た。
「四十五日程度なのですが、妊娠は判るのですか?」の輝子の言葉から始まる陵辱シーンのリハーサルが始まった。

撮影開始

「先ずは胸を開いて乳房の膨らみを調べるシーンからです」
看護婦役の女性が二人で、雪子の着物の帯を緩めて広げると聴診器と触診を始める。
乳房を揉まれて顔を歪めるシーンは、触らずに終了した。
内診台に載る様に言われるが戸惑うと、輝子を呼んで三人で無理矢理載せてしまうシーン。
長襦袢姿の幸枝が内診台に載せられて、妊娠を調べる為だと薬を注射されてしまうシーン。
その後眠った幸枝を犯すエロ医師糀谷の姿。
「雪子さんは麻酔で眠らされるので、全く何もする必要は有りませんよ!身を任せれば良いのですよ!」
運動服を着ているのが素肌の部分だと考えたら、乳房は丸出しでエロ医師に揉まれて吸われる。
下半身は僅かに裾よけが邪魔をして要る状態だが、共演者には股間が丸見えに成ると思う雪子。
「このシーンは肌色のバタフライを準備していますので、安心して下さい!」
「これです!」と小物担当者が見せる。
これで雪子の剛毛が隠れるのか?と思う様な前だけに布が有り、他は紐の様なパンティだった。
「これは大きく伸びますから、着物の中に履いても大丈夫です!ここの婦人科のシーンだけ使います」その様に着付けの吉行が説明して、安心顔に成った雪子。
前貼りを使わない訳が漸く理解出来て、撮影に危惧が無く成っていた。
数回婦人科のシーンを練習したが、共演の輝と云う女性が本当に恐い感じに思える雪子。
「あの子は完璧なマゾに成れるわね、映画の中だけでは無く現実の世界でも責めて見たい!それにしても綺麗な髪の毛だわね!私の髪ってもの凄く汚く見えるわ!嫌だわ!嫉妬しちゃうわ!」
「その気持ちのまま演じて頂ければ良いのです!楽しみにしています」
勝田監督と輝は自分の手下の洋子と真理を連れて密談をしていた。
「貴女達も京映の女優デビューするのだから、覚悟は出来ているわよね!」
「はい!覚悟は出来ています!」
「元国分大臣の秘書だった泉さんが役者さんで、エロ坊主役の兼田昌義さんの別院を仕切る尼層で参加されます。貴女達二人も泉さんの配下と云う設定です」
「苞林寺の中に別院が在るのですね!」
「そうです!エロ坊主兼田が造った尼寺の設定です。葬儀の時に美しい喪服姿に兼田坊主が恋をしてしまい、義理母の輝子に話を持ちかけるのです」
「子供を妊っていない幸枝に未練も何も無い輝子は、エロ坊主に売り飛ばしてしまうのですね」
「後半の台本は今制作中です!輝さんの満足の出来る内容ですよ!」
四人は楽しそうに話し、撮影を心待ちにしていた。

その頃秋田でも雪子の兄が両親に、小豆相場を仲介していた吉田商会が無く成っていると話していた。
両親の自殺騒ぎの後、完全に自粛して何もしていなかった兄の恭介も最近は落ち着いたので、またギャンブル好きの性格が鎌首を持ち上げたのだ。
「本社には連絡したのか?」
「本社も存在していない!吉田商会って会社は無い!」
「どう成っているのだ?」
「私達が損害を被ったヤマト投資顧問はその後どう成っているの?」母親の良子が急に思い出した様に言った。
「吉田商会って会社自体が存在していなかったら?」
「明日ヤマト投資顧問に電話をしてみよう!」
「雪子に迷惑を掛けて、あの子も必至で返済していると思うわ!大金だから雪子の人気でも返済は大変だと思うわ」
「でもはっきりするまでは絶対に雪子の言っては駄目だ!また迷惑が掛るからな!」
「親父、俺は吉田商会をもう少し調べて見る!既に二年以上経過しているから、名前が変わった可能性も有るから!」
その後良子がヤマト投資顧問に電話をしたが、繋がる事は無かった。
三人はもう少し詳しく調べる為に、近日中に兄と父が上京して本社を捜す事に成った。

一日から撮影が本格的に始まり、本間幸枝を鈴木庄一郎が見初めるシーンの撮影。
旧華族の家柄で鈴木庄一郎の父は一昨年急な病で他界、祖父の鈴木清治郎が健在だが高齢。
莫大な土地を所有し田畑を小作人に貸し与えて収入を得、町の中心にも沢山の家屋を持ち家賃収入で生活には全く困らない。
最近元貴族議員、佐竹家から縁談が持ち上がり母親の輝子は乗り気だったが、当人の庄一郎は気が進まない。
その様な時、小学校の教師本間幸枝に出会ってしまう。
幸枝は父も教師の家庭で、必然的に教師の道に進んだ。
それは貸し与えている商店街でトラブルが発生して、鈴木家が任せている家賃の取り立て業者が商店主達と警察問題を起こした事で、地主に事情を聞きたいと向った庄一郎。
庄一郎も父と同じく、仕事は自分の財産の管理と投資で人の下で働いた事は無い。
母輝子の子供は庄一郎以外女の子が二人居るが、既に嫁いでいて孫もいる。
商店街の一角に美容室が存在して、そこに飛び込み昨日の騒動の実体を聞こうとした。
そこに客で来ていた幸枝の綺麗な黒髪に目が止り、店主にトラブルの話を聞いている間中目が幸枝に向いていた。
結髪が終り振り返った顔を見て、庄一郎は恋に落ちてしまった。
幸枝が店を出ると慌てて後を追い掛ける庄一郎。
直ぐに見失ってしまい再び店に戻り、あの人は誰かと尋ねると「美しい先生でしょう?でも若旦那様とはご身分が違いますから、奥様がお許しには成りませんよ!」早々に釘を刺された。
その後も夢に出て来る幸枝の姿、庄一郎の片思いが始まる。
「次!庄一郎が母の輝子に頼み込むシーン!この時代女性の意志は殆ど無視で、家同士の決定で縁談が決まっていたので、この様に成ります」
大地主の息子と小学校の教師釣り合わない恋。
母輝子が本妻は自分の勧める佐竹の娘にして、妾なら許しても良いと提案する。
結局佐竹の娘と見合いをすれば、本間の幸枝の事を考えると決着した。
「次、佐竹の娘と庄一郎の見合いのシーン!」次々と撮影が進んで行った。

段取り通り

翌日の撮影で、見合いをした代わりに本間家に鈴木輝子に頼まれた仲人が向うシーンの撮影が行われた。
その中で幸枝の両親は半ば妾を強要する様な話をされて立腹する。
妾で庄一郎と一緒に成れと詰め寄るが、両親が断り話は決裂してしまう。
撮影は庄一郎が幸枝の学校に乗り込んで、初めて二人が対面するシーンの撮影が三日に行われた。
翌日には再び際どいシーンのリハーサルが行われて、一般撮影は寺の撮影等で兼田坊主関係の撮影が行われた。
この時驚いたのは、兼田を初めとして坊主役の女性が全員剃髪をして登場した事だった。
兼田の並々ならぬ決意、そして輝の手下の真理、洋子。
そして元秘書の泉翔子も美しい坊主頭に成っていた。
この日は雪子との対面は無いので、この強烈な姿は見る事は無かった。
苞林寺の別院尼寺、苞香院の院主が泉の役所で、真理と洋子は配下の様な存在。
翌日は休養日で、撮影は順調に進み!鈴木庄一郎は幸枝の両親が妾を断ったので、自身の見合い話も承諾しなかった。
数回庄一郎が幸枝の学校に押し掛けて、会うが殆ど会話が無くて「父が許してくれないので、諦めて下さい!私も妾に成るつもりは有りません!」と断る。
数週間後、だが庄一郎に召集令状が届いて、事態は一変する。
輝子は跡取り息子が戦地に取られたと泣き叫ぶが、逆に庄一郎からは戦死したらもう結婚も出来ないので、本間幸枝と結婚させて欲しいと泣いて頼まれる。
二週間で入隊地に向わねば成らず、時間的余裕は全く無い状態だ。
輝子はあらゆる知り合い等に話して、入隊の取り消しを画作したが、二週間後が一ヶ月後に成り戦地に向う隊に合流する事に成る。
庄一郎の頼みに折れた輝子は再び仲人を準備して、破格の結納金を持参して事情を話す。
破格の結納金と本妻との条件、幸枝の両親は大きく態度を軟化させて、事情を考慮して縁談を受け入れる。
既に年齢が三十歳に成っている娘の縁談が、大金持ちだと急に喜び始める。
十六日までに色々な撮影が終了して、庄一郎の出兵シーン等も撮り終った時、後半の台本が雪子に手渡されて、息子庄一郎の葬儀から初七日にエロ坊主に雪子が売られる台本を目にした。
「私が苞林寺の別院、苞香院に無理矢理押し込められるのですか?これって尼寺に成っていますね、先日の髪を切られるシーンってこれですか?」
「でも安心して下さい、途中まで切られますが、その後は鬘で対応して頭巾を被りますので、先日聞いている程度ですよ!」
「はい、その後主人が戻って来るのですね」
「最後は涙の抱擁シーンと、その後の庄一郎と共に鈴木家を盛り上げ、子供も二人生まれるのですね!」全く無い筋書きを見せられて安心する雪子。
「後半の際どいシーンはエロ坊主に強姦されるのと、奥様の嫉妬で尼寺に連れて行かれて虐められるシーンと断髪、夫との再会のSEXなのですね」
「先にこの様なシーンの撮影は行わないのですか?」
「無理でしょう?今の髪では長すぎて、短く成ってから撮影を始めます」
「じゃあ、三月に入りますね」
「勿論です!二月中で終るのは上編だけです。明日から葬儀のシーンと初七日のシーンの撮影を行います。その後はリハーサルを挟んで、月末間近の三~五日間で際どいシーンの撮影に成ります。体調は大丈夫ですか?」
「その頃なら大丈夫です。今は少し悪いですが?」と生理だと言った雪子。
「結婚式のシーンはそのまま初夜のシーンに成りますので、月末に一緒に撮影します」
毎日飲まされている媚薬の効果が既に出て、もやもやとして身体が火照る時が増えていた。

雪子を除いたスタッフと出演者達の最終打ち合わせが行われたのは、雪子の休みの日だった。
「初夜のシーンは向田さんには本番を行って頂きますので、体調管理と品川院長の薬で万全に整えて下さい」
「判りました!例の薬で本当に記憶が無く成るのですか?」
「これは実験済みですから、クロロホルムのハンカチで確実に眠らせて下さい!その後直ぐにガスを吸わせますから、その後は自由です」
「私の場合は本当に麻酔注射をするので、意識は無いのでしょう?」糀谷が質問した。
「はい、半時間から一時間程度意識は有りませんので、段取り通り行って下さい」
「前半の役者は辛いですな!」
「早乙女さんと最初にSEX出来るので良いでしょう?」
お互いが冷やかし合戦に成って楽しそうだ。

二十日に際どいシーンを残す全ての撮影が終了して、翌日最後のリハーサルを行う事に成った日に、父と兄は東京で三日間の調査を始め様としていた。
雪子には内緒で調査を行って事実を掴めば、その足で雪子に報告に行く予定にしていたが、生憎の大雪で秋田から東京に来る日が二日遅れる。
二十三日、東京に向けて出発した二人。
その日は結婚式のシーンと初夜の撮影が行われる為、雪子は早朝から着付け化粧と大忙しに成っていた。
初夜の枕元には小物が準備されて、麻薬ガスのボンベを北村医師が準備をしていた。
クロロホルムは直ぐに気化してしまうので、撮影が始まった時に交換する予定に成っている。

約二時間を要して、文金高島田の髪を結い打ち掛けを着て「はい!スタート!」の掛け声が響き渡った。
親戚縁者を集めての結婚式のシーンの撮影に約二時間を要し、昼食休憩に成る。
昼は過ぎて既に二時前、雪子は音羽の準備したサンドイッチをジュースで流し込む様に食べる。
帯が苦しくて食欲が無いと言ったが、薬を飲ませる為に無理に食べさせる音羽。
これから良い演技、悦技をして貰わねば今までの苦労が水の泡に成る。
国分大臣が見たいシーンがもう直ぐ演じられようとしていた。
「次の撮影は関係者のみでの撮影に成ります、スタジオ八に集まって下さい」
着物姿に褌の向田はいち早くセットに入って、段取りを念仏の様に唱えていた。

抱き地蔵

日本映画史上初の有名女優による本番映画の撮影が行なわれ様としていた。
勝田監督を初めとして興奮のスタッフ、向田敦も興奮気味で褌の股間を左手で押えて既に少し勃起している様子が見える。
「スタート!」の勝田監督の声に緊張が走り、女中役の女性が襖を開ける前に「花嫁をお連れしました。旦那様宜しいでしょうか?」と告げた。
角隠しと打ち掛けを脱いで、掛け下姿に文金高島田の幸枝を連れて入って来る女中。
リハーサルと異なり二人の女中に成っていて、入ると「お床入りの準備を致します」そう言って、幸枝の帯を解き始める二人。
幸枝はその場に立って身を任せているが、照明が白い着物に反射して美しい姿だ。
向田はこの早乙女雪子を犯せる喜びに、一層興奮気味に成っている。
しばらくして帯が解かれて、掛け下の紐が緩めて取り払われると、着物を肩から一気に取り払い長襦袢姿に成った幸枝。
明日の撮影ではバタフライと云う下着を着ける事に成っているが、今日は長襦袢に裾よけのみなので気には成っている雪子。
だがそれを示すとNGに成って何度も撮影に成るので、多少の事は我慢する気持ちで一杯だ。
「それでは失礼致します」と言って二人の女中が部屋から出ると「こちらへ座りなさい」と布団の上に上がって座る様に言う庄一郎。
幸枝が座ると庄一郎が同じ様に布団に上がって、唇を求める庄一郎。
そのまま幸枝の肩を抱き抱える様にして仰向けに倒れる。
この場の人全員が緊張の一瞬だ。
雪子以外は全員上手にハンカチで眠らせる事が出来るか?を一番心配している。
枕元にハンカチが置いて在るが、屏風の陰には北村医師がクロロホルムを染み込ませるタイミングを測っている。
「カット!」勝田監督が堪らず撮影を止めた。
「文金高島田の位置の調整をします!」白い枕の上に雪子の後頭部が当たる様に角度を変える監督。
結髪の小柳が髪を直して、簪の位置も多少変更する。
これでハンカチが雪子の口と鼻を被うと角度を計算して「それでは、スタート!」
庄一郎が横に成った幸枝の長襦袢の前を大きく広げるシーン。
両手で襟を持って勢い良く左右に広げる庄一郎。
幸枝の乳房が白い長襦袢の間から、光に晒されて綺麗に光り、恥ずかしそうに「あっ、あっ」幸枝が声を出した。
長襦袢の裾を開きながら弄る庄一郎の手。
ここまではリハーサル通りに進むが、次の行動に進む庄一郎の顔が幸枝の乳房に被さり乳首を舐め始めて「あっ、あっ」と声を出した幸枝。
リハーサルに無い行動に驚くが、我慢をしていると自然と声が出た。
右手に北村医師がハンカチを握らせる様に持たせたのはその時だった。
変な臭いがして「うぅ、うぅーーー」幸枝の表情が変わって口と鼻に大きくハンカチが被せられて、吸込んでしまい気を失った。
「カット!」の声が遅れたが、既に北村医師が屏風の陰から出て来て、麻薬成分のガスボンベとマスクを持って雪子の頭の近くまで来た。
「うぅ、うぅ」と意識を取り戻す寸前、マスクが鼻と口を覆う。
「うぅ、うぅーー」一気にガスを吸込んでしまう雪子。
「はい!これで大丈夫です!」
マスクを顔から外しても焦点が定まっていない雪子が誕生した。
「撮影再開!スタート!」
一斉にカメラが廻り初めて、庄一郎が着物を脱ぎながら後ろに放り投げた。
褌姿で幸枝の長襦袢の紐を解き、両足の間に入って長襦袢の前を大きく開き、裾よけの紐に手を持って行く。
紐を素早く解くと、腰を浮かせる様に持ち上げて裾よけを身体から抜き取る。
黒々とした陰毛を露出させると、大きく足を開かせてカメラに映る様に右足を持ち上げる。
庄一郎が今度は自分の褌を解き始めて「カット!」の声が出る。
「ここは割愛した方が良いですね!」上手に褌が外せないので止めた監督。
「幸枝の口にハンカチをねじ込んで下さい!先程の絵と整合性が無い!そのまま挿入して自然と声が出て口からハンカチが溢れ落ちる様にしましょう!兎に角仰け反らして文金高島田を揺らして下さい!挿入すると抱き起こして抱き地蔵の体位にして下さい、そうすれば文金高島田の花嫁が犯されている感じが良く出ます」
「何分程度この状態が続くのですか?」
「このガスの量でしたら一時間は無理ですね、通常病院ではその後眠らせてしまいますが、ここでは無理ですからね」
「さあ、このハンカチを咥えて下さい!」
雪子の口を開いてハンカチをねじ込む北村医師「この感じで良いでしょうか?」少し咥えた感じで焦点を失っている雪子。
褌を取り払うと既に大きく勃起して、薬の効果と日頃の鍛錬だと自分でも驚いている向田。
「はい!充分ですね!スタート!」勝田監督が向田のペニスを見て、安心した様に言った。
雪子の両足を大きく開き、右手で濃い陰毛を弄ると「あっ、あっ」ハンカチの隙間から声が漏れて完全に淫乱状態に変わり始めた雪子。
左手でペニスを握り締めて、指で分けた陰毛の間に見えるピンクの肉片に先を擦りつけた。
「あっ、あっ」最近完全にSEXをしていない雪子には、完全に雌に戻る機会に成っている。
ハンカチを口に咥えたまま両手は長襦袢が邪魔をして、自由に動かせないので布団を掴んでいる。
「うぅーーー」目を白黒させて、久々のペニスを銜え込む。
何度も夢に描いていたのか、練習をしていたのか?スムーズに挿入すると、腰に力を入れて押し込む庄一郎に成り切った。
「あっ、ああーー」布団を握る指先に力が入る幸枝。
四台のカメラが二人をあらゆる角度から撮影している。
日本で初めての本格的なSEX本番映画として、歴史に残るであろう撮影に気合いが入る。
カメラマンも、監督もその場の関係者全員の股間が熱く成っていた。
雪子は完全に演技では無い本当のSEXをしている気分だから、向田も本当に早乙女雪子を抱いている気分だ。
しばらく腰を動かすと直ぐに、幸枝の身体を抱き寄せて抱き地蔵の体位に変化させ様とするが「カット!」の声で補助の人が雪子の身体を腰から背中を持って抱き上げて、抱き地蔵の体位にして「スタート!」の声で直ぐに始まった撮影。

日本初本番の映画

幸枝の肩から長襦袢が脱がされて右手が自由に成り、その乳房を揉む庄一郎。
下から突き上げる様に腰を動かすと、幸枝が腰を浮かせて自分で動かし初めて、簪が揺れて
文金高島田の髪から畳に飛んで行く。
口に咥えていたハンカチが同じく嗚咽で布団に落ちて「ああーーああーーーいくーーーいっちゃうーーーだめーー」の声が大きくスタジオ内に響き渡り、撮影のスタッフも興奮の坩堝と化した。
「ああーああーああーーーいくーーいくーーーいっちゃうーーー」
腰を激しく動かしているのは幸枝に方で、庄一郎は我慢の限界に近づいていた。
「カット!」
「まだ行けますか?体位を変えましょう!」
「助かりました!逝きそうに成っていましたから」そう言って微笑む向田の額に汗が滲む。
「鵯越えにしましょう、これも文金高島田が映える体位です」
オーソドックスなバックスタイルの体位で、四つん這いになった女性に男性が背後から挿入するので、低い姿勢で安定して行える体位だ。
女性は手のひらを床につけたり、肘から先をつけたりして尻の角度を調整することができる。
男性は女性の腰に両側から手を添えて挿入しますが、両側から腰をつかんで引き寄せながら、激しく突き入れることもできる。
お互いの顔が見えないのと体が密着できないのが難点ですが、動物が行う体位なので、野性的な雰囲気が味わえる体位でもあります。
「長襦袢を全て脱がせて下さい!」スタッフが雪子の長襦袢を脱がせると、全裸で文金高島田と何とも奇妙なスタイルに成るが、四つん這いにさせるのも簡単に行う雪子は全く抵抗感が無い。
「後ろから入れて貰えるのよ!」の囁きで直ぐにその体位に成ったのだ。
完全に雌に成っているのがよく判って、理性が無く成り媚薬の影響だけで行動しているのがよく判る。
「スタート!」の掛け声に背面から緩んだ雪子の膣口を捜すと、直ぐに挿入する庄一郎。
腰に力を入れて動かし始めると「いいーいいーいいわーーもっと、もっとついてーー」頭が大きく動いて再び簪が飛んで、屏風に当たる程だ。
「ああーああーーああーーああーーーーいきそうーーーー」の声に一生懸命腰を動かす庄一郎。
「ああーああーいいわーーいいわーー」必至で腰を支えながら口走る幸枝。
「ああーああーーいくーーいっちゃうーーーーーああーーー」大きな声を発した。
しばらくして、幸枝が支えていた肘が崩れて布団に顔が、、、、、
「カット!ご苦労さん!至急元に戻して下さい!目が覚めますよ!」
部屋にスタッフが入って来ると、全く同じ長襦袢に裾よけを持って来る。
洗面器にタオルを数枚入れて有り、全裸の雪子の身体を拭き始める。
特に股間の陰毛に付着した愛液等を綺麗に拭き取るスタッフ「あっ、あっ」陰部を拭き取られて再び声を発する雪子。
向田もタオルで汗を拭き取り、新しい褌と着物を着る。
雪子は髪も整えられて、裾よけを着けて長襦袢を着せられる。
しばらくして、何事も無かった様に戻すのだが、雪子の体内に残ったSEXの後の脱力感は戻す事が出来ない。

しばらくして全てが終ると「早乙女さん!大丈夫ですか?」の声が遠くに聞こえて、雪子の目が徐々に焦点が合い始める。
「おお!気が付きましたね!」勝田監督が近づいて雪子に言った。
「ごめんなさい!ハンカチが強く押えてしまい早乙女さんが酸欠に成られて、失神されてしまったのです」
「あっ、すみません!ハンカチが少し臭った様な、、、」
「スタッフが気を使って香水を振っていた様です!申し訳無い事をしましたね」
「そうでしたか?急に気分が悪く成った様ですみません!酸欠に成ったのですか?」
「いいえ、五分程の遅れですから、始めましょう!」
その後は打ち合わせ通りの艶演技で、乳房を揉まれて吸われて仰け反って撮影が進んだ。
撮影の前から、陰部はむず痒く性的欲求は多く、向田に乳房を弄ばれて再び濡れていたのでSEXをした感覚は中途半端に成っていた。
最後のお疲れ様が、もの凄く疲れた気分に成っていたが、付き人を始め誰も事実を伝えないので、雪子には判る筈も無いし確かめる事も無かった。
「良い絵が撮影出来ましたよ!明日も宜しくお願いします!明後日は休養日にしていますので頑張って下さい」
勝田監督の優しい言葉に、初めての成人映画出演が癒やされた気分でスタジオを後にした。

その後監督を中心に明日の予定を話し合う出演の糀谷とスタッフ達。
「今日の薬はもう使えないので、麻酔薬を使う予定にしていますが、早乙女さんがどの様に思うか?それが問題です」
「今日は上手に誤魔化せましたが、明日は難しいでしょう?」
「変態医師が患者に悪戯するシーンは判っているのですから、今日と同じで気が付いた時錯覚をさせる予定です」
「眠った時間は僅か五分で、実際は一時間程度眠って頂きます。妊娠の検査の為に覗かれるシーンなので、リアルに撮影をしようと思っています」
「早乙女さんにはリアルな演技を要求するために、栄養剤を本当に注射すると話しています」
「本人が納得なら、その方法が成功するかも知れませんね」
「明後日からの責めの撮影にもお手伝い願うかも知れませんので宜しくお願いします」
「そちらの方が楽しみです!輝さんも張り切っていましたからね!」
二人の細かい打ち合わせは楽しい会話で終った。

翌朝、雪子の兄と父は東京に寝台特急で到着した。
吉田商会とヤマト投資顧問の実体を調べる為に、朝から本社を中心に聞き込みを始める事にしていた。
電話は両社とも通じないので、不信感は募るばかりだが、自分達を騙して何をしているのか?それが二人には判らない。
雪子が借金の肩代わりをした事は知っていたが、まさか成人映画の主役で、日本初の本番映画の撮影をしているとは考えてもいなかった。
雪子は両親に心配させない為に一切話していなかったからだ。
そして、その映画は考えられないSM作品に仕上がる予定に成っているのだ。
二人の女優、吉永祐子、早乙女雪子がその残酷な映画に自分の意志を無視されて、撮影される時が近づいていた。

揉まれた乳房

日本映画史上初の本番SEX映画、主演女優はかつてオリンピック映画の主役で国民的スターの早乙女雪子。
魅力は抜群のスタイルに清楚なキャラクター、奥さんにしたい女優のナンバーワンの呼び声が高い。
美しく艶やかな黒髪を腰近くまで伸ばすイメージが定着、映画での主役も既に十数本。
最近ではテレビにも進出、初の連続ドラマの収録も年末で終了した合間に、国分大臣の策謀と京映の小南社長を筆頭に、泉田プロデュサーの企みで罠に填められ京映初の成人映画の主役として撮影に臨んでいる。
雪子の考えていた成人映画は乳房を見せる程度で、艶演技で誤魔化す従来の成人映画だと思っていたが、事実は日本映画史上初の本番SEX映画で、しかも前代未聞のハードSM作品で海外と裏ビデオ用に編集される予定だ。
昨日本番SEXを本人が知らぬ間に撮影されて、今日は次の破廉恥婦人科シーンの撮影に成っている。
品川総合病院の院長の協力の元、趣味で集めた世界国中の薬を使い時には狂わせ、時には記憶を消して撮影をする。
男優にも同じ様に薬を調合して、普通では考えられない勃起力を与えて本番行為をスムーズにさせていた。
昨日も向田敦は寸前の所で、射精を思い留まり撮影は成功した。
明日からの寺での撮影は再び薬を駆使して、二人の女優を責めるシーンが撮影される。
明日は吉永祐子の撮影が行われて、明後日早乙女祐子の撮影が行われると合成される予定に成っている。
吉永祐子は早乙女雪子との共演だと騙されているが台本は無く、明日はスチール撮影をする事に成っている。
契約書も詳しく読まずに早乙女雪子との共演だとの思いだけでサインをしていた。

糀谷婦人科に義理母の輝子に連れて行かれる幸枝。
和服が多いので急遽雰囲気を変える為に、洋服に変更されての撮影に成った。
朝からコートの下はブラウスにスカート姿の幸枝と、着物の輝子が病院の前で幸枝の躊躇を叱るシーンから撮影が始まった。
幸枝は、妊娠は有り得ないと思っているが、輝子は息子庄一郎の忘れ形見が幸枝のお中に宿って居ると勝手に思い込んで病院に連れて来たのだ。
確かに生理は遅れているのだが、元々幸枝は生理が規則正しく無いので、二ヶ月程度遅れる事も度々有るのだ。
だが糀谷医師は幸枝を一目見る成り好色の性格を丸出しにして、卑猥な診察を行うのだ。
長い髪を後ろで纏めてリボンで結んでいる幸枝が、輝子に連れられて婦人科に入って来る。
「カット!」
「次は内診の部屋で糀谷医師が幸枝を見て、好色の顔に変わり診察をします!」
二人が診察室に入った場面から「スタート!」の掛け声が監督から発せられた。
「既に月の物が四十五日に成るので、妊娠しているのではと思っているのですが、息子が戦死してこの嫁のお腹に孫が宿って居ると生きる糧が出来るのです」
輝子が悲痛な旨の内を糀谷医師に話した。
「それは名誉の戦死で、お悔やみ申上げます!四十五日なら中々判別が難しいですが、調べて診ましょう」
「葬儀は終りましたが、初七日までに判明すれば有り難いと思っていました」
昨日輝子は糀谷産婦人科を訪れて、葬儀の時に苞林寺の住職に未亡人に成られたのなら当寺で若奥様をお預かりしたいと申し出られていた。
それは自分の好色の生け贄にする為で、未亡人を抱えて輝子が困っているので引き取ると云う意味が込められていた。
輝子も息子が戦死したのなら、この様な身分違いの嫁を家に置く事に困っていたのも事実だ。
離婚も世間体が悪く、対面を気にする輝子には渡りに船で、亡き夫の霊を弔う為に別院の尼寺苞香院入りの話は好都合だった。
だが、もしも子供を宿しているのなら、自分の孫に成るので鈴木家の嫡男として大事に育てる予定だった。

「それでは奥様は待合室でお待ち下さい!」
「時間はどの程度かかりますか?」
「まだ妊娠初期で簡単には判らないので、精密検査を致しますので全て終るまで約一時間程度に成りますね」
「はい、宜しくお願いします」輝子は幸枝に「確実な事が判れば良いわね」と肩を軽く叩く様にして診察室を出て行った。
「総合的に判断をしなければ中々判明しません!先ずは検尿を致しますので便所で尿を採取してきて下さい」
便所に向う所で「カット!」の声が出た。
「次は内診で乳房の張りを調べるシーンに成ります!卑猥な触り方に顔を歪める幸枝です!」
丸い椅子に座って、前に聴診器を首にかけて糀谷医師が座って準備をした。
「準備宜しいですか?看護婦役の方は後ろに立って、幸枝が脱ぐのを手伝って下さい!」
「はい、スタート!」の掛け声で一斉にカメラが廻る。
「乳房の張りを触診して見ましょう」
「はい、ここで脱いで下さい!」看護婦がブラウスのボタンを外そうとする。
コートの下はブラウスのみで、白いブラウスに下着が透けて見える設定だ。
ノーブラでシュミーズのみをブラウスの下に着ている。
勿論下はお約束のバタフライの上にズロースを履いてスカートだ。
幸枝がブラウスのボタンを外し始めると、同じ様に看護婦が異なるボタンを一緒に外して、直ぐに脱がせてしまう。
恥ずかしそうに胸を押さえ様とすると、シュミーズの肩紐を左右外す看護婦。
「手を胸から降ろして下さい」糀谷医師が言うと、ゆっくりと胸から手を下に降ろした幸枝。
自然と乳房はシュミーズから溢れ出て、糀谷医師の目の前に乳首を立てて露出した。
この女は媚薬を飲まされている事を知らないが、身体は既に反応していると見ていた。
「楽にして下さい!」下から両手で揉み上げる様に触り始める糀谷医師。
台本通り、幸枝は顔を横に背けて耐えているが、次第に揉み方が卑猥に変わる。
指が勃起した乳首を弾く様に触るので、思わず「あっ」と声が出てしまう幸枝。
台本なのか、本当に出て居るのか判らない雪子の演技の喜ぶ糀谷。

婦人科

しばらく揉んで「乳房でははっきりと判りませんね!内診をして見ましょう。準備して向こうの部屋へ!」
「カット!良かったです!」勝田監督が嬉しそうに言った。
「上は着て頂いて、スカートとズロースを脱ぐ場面から始めます。麻酔薬を注射される場面はアップで撮影しますので、栄養剤を実際に注射しますので、糀谷医師が数を数えますのでその様に五つまで数えて眠って下さい。その後は糀谷さんが段取り通り上手にされます」
「はい、判りました」何度もリハーサルをしているが、肌を見せるのは初めてで、いつもは運動着を着けているのでそれ程気に成らなかったが、本番は緊張してしまう雪子。
注射のシーンは糀谷が本物の元医者なので安心だと聞いていた。
実際最後のリハーサルでは栄養剤を打って練習したのだ。
「それでは、幸枝が恥ずかしそうにスカートを脱ぐ場面から、スタート!」
「そこの脱衣駕籠に入れて下さい!下には何も付けないで下さいね!」
看護婦に言われて恥ずかしそうにスカートを脱いで、ズロースを脱ぐがバタフライの紐の映らない角度からカメラが映している。
診察台の上にカメラ、糀谷の後ろにカメラが左右に一台、幸枝の横に成った横に一台と計四台のカメラが狙っている。
当初の三人で抱え上げるのは中止に成って、幸枝が自ら診察台に上がる事に成った。
股間を押さえて診察台に上がると横に成る幸枝、その間も絶えず股間を手で押さえている。
「ここに頭を置いて仰向けに寝て下さい」
幸枝が横に成ると同時に「検査で少し痛いかも知れませんので、軽い麻酔を打ちますね」
「は、麻酔ですか?」
「直ぐに覚めますよ!十分程度の軽いものです!準備して!」看護婦が注射器を持って戻って来ると「腕を横に出して下さい!」
幸枝は言われるまま横に腕を差し出す。
袖を看護婦が捲り上げる時、右の上の時計に目を移す幸枝。
消毒綿が腕をヒャっとさせると、注射針は突き刺さり薬が流れ込む。
「数を数えて下さい!」
「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつ、、、、、、、、、、」で自然と数えられなく成る。
台本通りに意識が無く成る幸枝。
「カット!」
スタッフが横から出て来て雪子の両膝を金具に載せて両足を大きく広げる。
ハサミを持って糀谷がバタフライの紐を腰の部分で切り裂き、抜き取って黒々とした陰部をライトに晒した。
「準備出来た様ですね!それでは幸枝の解剖を糀谷さんにして貰いましょう!スタート!」
「黒々とした陰毛で肝心の部分が見えない程だな!大陰唇の陰毛が長いので多く感じるね!」
恥丘の下の部分を左右に分けて「これが女陰、別名陰核ですがこの患者は綺麗に剥けてピンクの豆を露出していますね!」そう言いながら指で触るが、全く反応は無いと思っていると「大きく成りましたよ!敏感で意識が無くても反応するのですね!」
左右に開いて「小陰唇ですが、それ程使われていないので綺麗ですね」そう言うと洗濯バサミの様な物で大陰唇と陰毛を一緒に引っ張って右の太股に巻付けて、同じ様に左側も引っ張って太股に結び付けた。
大きく小陰唇が開いて「これが尿道、その下が膣口」と橋の様な物で示して教科書の様に教える。
画面に大きく幸枝の陰部が映し出されて、これは日本映画史上初めての女性の性器の大写しの映画に成っていた。
元産婦人科の糀谷は、次に膣口を広げる道具をねじ込む様に広げて、大写しに膣内を映したがグロテスクで勝田監督が「カット!」と言って止めてしまった。
「糀谷医師が強姦するシーンの撮影に進みます」
残念そうに、開いた膣を閉じて大きく引っ張った物も外して元に戻すと、急いでズボンを脱ぎ捨てて白衣の下半身を露出させた。
「準備宜しいですか?スタート!」
診察台で大股開きの幸枝を強姦する糀谷医師、全く反応の無い女性の膣にペニスを挿入して腰を動かす様は、自分が逮捕された絵柄その物だった。
しばらくして、幸枝の下腹部に射精をして満足そうに終った。
「カット!」勝田監督は期待程の絵では無かったと思ったが「良かったです!明後日もまた宜しくお願いします」と笑顔で言って撮影を終った。
しばらくして、全てを元に戻して新しいバタフライを履かせて、診察台で「大丈夫ですか?もう演技は必要無いですよ!」と看護婦役の女性が雪子に大きな声で言った。
「えっ、私寝ていたの?」目を開いて時計を見ると十分しか過ぎていない。
夢を見ていたのか?何も判らず撮影の終了だけを告げられて「明日は休養日で、明後日宜しくお願いします。上編の最後ですから頑張って下さい!と激励されてスタジオを後にした。

「一応騙して撮影する部分は全て無事終了しました!」夜に成って国分大臣に報告した勝田監督。
「そうか!上手く撮影が終ったか、明後日の撮影が終って編集したら直ぐに届けてくれ!満足が出来る作品に成ったか、一番に見せて欲しい!」
「判っています!大臣にはビデオに録画して編集前の状態で送りますので、アドバイスを頂きたいです」
「監督は私の考えを判っているので間違いは無いと信じているが、一応は見て感想を言おう!明後日の出来次第で作品の良し悪しが決まるので、気を抜かない様に頑張ってくれ!早乙女雪子の今後を考えるな!法律に引っかかる事は無いからな!あの若い女は気を付ける様にな!過激な事は良いが訴えられる様な事は駄目だ!」
「はい、心得ていますのでご安心下さい!」
「日本初の本格本番SM作品を期待しているぞ!」
勝田監督は国分大臣への報告で、作品に自信を持って話していた。
この様な素晴らしい作品が自分の手で撮影出来たのは、国分大臣の協力無くして考えられなかった。
明日からの撮影は本人も承知での事に成るので、有る程度の覚悟も出来ている。
先程の忠告に有った吉永祐子に対する撮影は、多少手心を加えなければ訴えられる可能性が残っていた。
早乙女雪子はどの様な撮影をしても訴えられる心配は皆無だと信じていた。
契約書では、一切の撮影に文句は言えない条文が入っていたからだ。
元々が成人映画の撮影を了承しているので、自由に撮影出来るのだ。

狂った撮影

「何か変だな?二つ共本社が消えているのだろうか!」
「秋田の田舎に事務所を持っていた事も不思議だな!」
「兎に角、吉田商会の本社は無いのは事実だ!」
丸一日歩き回って吉田商会本社の住所に行ったが、その場所は公園で以前から公園が在ったと思うと近所の人が教えてくれた。
「明日、ヤマト投資顧問を調べてみよう!」
雪子の兄と父は益々自分達が騙されたのでは?と思い始めていた。
だが、何故自分達を騙したのか?詐欺だけでは無い様な気がしていたが実体は判らない。
ホテルに帰って一杯飲むと疲れでそのまま眠ってしまった。

翌日、スタジオに吉永祐子がスチール写真の撮影にやって来た。
早乙女雪子主演の映画(仏門の女)に出演する事に成って、張り切ってスタジオにやって来た祐子。
「私だけですか?」
「早乙女さんは明日の予定です!」
「スチール写真は何名撮られるのですか?」
「女性は吉永さんと早乙女さんで、男優人は兼田昌義さんと、向田敦さんですよ!男優さんは終りました!これが兼田さんの写真ですよ!」
「えー坊主に成られたのですか?」
「そうですよ!住職の役ですから当然ですよ!」
「勇気が有りますね!」
「この写真をご覧下さい!」真理と洋子、そして泉の写真を見せる勝田監督。
「えー女性でしょう?尼さんの役ですからね!仕方が無いでしょう?」
「は、はい!私は尼さんの役では無いですよね!」
「違いますよ!早乙女さんと同じ役所ですよ!」
「早乙女さんはどの様な役ですか?戦場で亡く成った夫の御霊を弔う為に仏門に頼る女性の役です」
「ロマンチックな役ですね!私も夫が戦死ですか?」
「吉永さんは若いので、失恋の痛手を仏門に頼る設定です!」
「はい、判りました!」嬉しそうに返事をすると、衣装係が呼びに来て一緒にメイクと、衣装を着る為にスタジオの横に行った。

「髪を伸ばす様に言われて、長くしたのですがどの様な髪型に成るのですか?」
鏡の前に座って小柳に尋ねる祐子。
「少しパーマをかけたのですか?」
「は、はい正月に少し、最近流行でしょう?問題有りましたか?」
「早乙女雪子さんの髪を知っているでしょう?今回の様な戦前の映画の場合あの様な髪が良いのです!しばらくお待ち下さい!監督に尋ねてきます!」そう言って出て行くと、しばらくして戻って来て「仕方無いので、誤魔化します!」そう言って結い始める。
「女学生の姿をするのですね!」整いつつ有る髪を見て言う。
三つ編みの様な髪型にして、パーマの雰囲気を消し去ってしまった小柳。
三つ編みにしても祐子の乳房の上まで伸びて居るので、結構長く伸ばしたのだと微笑む小柳。
「袴姿の着物を着て頂きますので、着付けの方に行って下さい!」
部屋には着物と長襦袢、袴が並べられて着付けの吉行と近藤が待っている。
「下着は脱いで下さい!」
「えっ、ショーツもですか?困るのですが?」
「勿論です!バスタオルを使うか、バスローブを使って今着ている物は全て脱いで下さい!何が困るのですか?映画でアップに成るとラインが映るのでね」
「袴で見えないでしょう?」
「何言っているの?映画では袴を脱ぐシーンが有るのですよ!」
「えっ、それって恋人、、、、、」勝手な想像をしている祐子。
「でも、、、、、」
着替えの為にバスローブを持って、カーテンの向こうに入った祐子が直ぐに出て来て「実はまだ生理が、、、、、」と小さな声で言った。
着付けの小柳が驚いて「いつまでなの?」
「もう終りですが、今日はまだショーツを履かない事は無理だと思うのです!」
小柳は驚いて部屋を出て勝田監督にその事を告げた。
「何!生理!それは無理だ!撮影は出来ない!困った!しばらく考える!」怒ってスタッフと相談を始めた。
早乙女雪子の場合は細かい生理まで把握して、撮影に入ったが吉永祐子の事まで考えていなかったスタッフだった。

その頃雪子は昨日までの撮影の疲れで昼前に目覚めた。
実家に電話を久しぶりにかけると、父と兄が今東京に行っているので、もしかしたら連絡が有るかも知れないので食事でも一緒してあげてと言われた。
何の用事で東京にと聞いた雪子に「何か新しい事をするのかも?」そう言って誤魔化した。
はっきり判ったら雪子に連絡するが、判らない場合は心配するので何も言わずに帰ると言って東京に行った二人。
母の良子もこの時は何も話す事が出来なかったのだ。
午後に成って、明日長い髪を切られるシーンの撮影が有るので、最後の黒髪ロングを綺麗に見せ様と、行きつけの美容室にシャンプーに行こうと思い立っていた。

結局撮影は延期で、明日雪子と同時に撮影をして合成をするので中止する事に成った。
「明日なら大丈夫なのですね!」
「はい!今日でも大丈夫なのですが、少し恐いので、、、、すみません!」平謝りの祐子。
祐子の出演場面の変更を余儀なくされた勝田監督は、本来はエロ坊主に犯されて、尼寺に連れ込まれるストーリーを変更して、幸枝に見せつけるだけの役で、台詞は皆無で気絶している事にしてしまった。
「睡眠薬で眠らせて、縄で吊り下げて置く事としましょう」
「仕方無いですね!本命の早乙女雪子のスケジュールを変更出来ませんからね!」
「生理でも構わないでしょう?折檻を受けて下血した様にすれば大丈夫だ!」
泉田と勝田監督の話は纏まり明日を待つ事に成った。

興奮の坩堝

その日父達三と兄恭介は、ヤマト投資顧問の入った大手町のビルを探し当てたが、そのビルにはヤマト投資顧問と書いた会社は存在しなかった。
そのビルには十以上の会社が入居していて、名刺の三階には最近衣料服のメーカーが本社を構えて、約一年位だと教えてくれたが、以前の会社がどの様な会社なのかは知らないと言った。
東京の大手町のビルは一夜にして店子が変わる程、目まぐるしく代わるので二年以上前なら全く判らないと色々尋ねても知らないと言われた。
一番古い店子の従業員が「そう言えば証券会社の様な会社も居ましたね!」と言ったので、二人はそれがヤマト投資顧問なのか?と思う。
近所のビルとか商店を聞いて廻り、この地区の自治会長ならリストを持って居る事を聞き出した。
だが自治会長は明日の昼まで大阪に行って留守だと言われて、結局明日昼に伺う事に成って二人は疲れ果ててホテルに戻った。
「自治会長なら、五年前からのリストを持って居るから確実に判る!折角調べに来たのだから、明日まで頑張ろう!」
「でも偽の投資顧問と、偽の穀物相場の会社を使って大金を損させたが何の為だ!」
二人にはそれが全く判らないが、全ては明日だ!最後の東京の夜を楽しみ為に新橋の飲食店街に向っていた。

翌日早朝から雪子のマンションに音羽が迎えに来て「今朝は一段と綺麗な髪ですね!」と褒め称えた。
「昨日美容室に行って来たのよ!今日の撮影で三十センチ以上切るでしょう?だから綺麗に見せようと思ってね!」
「でも今日は台詞が少ないのでしょう?」
「その様だわ、貰った台本では姑に苞林寺の和尚が併設している尼寺の苞香院に、戦死した夫の供養をする為に放り込まれるのよ!」
「尼さんに成るのですね!」
「そう成っているけれど鬘使用よ、和尚に犯されるのよ!戦死した夫が私の黒髪に惚れた事が姑は憎いのね!でも世間体が悪いので里に帰せないので、寺に入れてしまうのよ!」
車の中で説明をする雪子。
「頑張って下さい!今日の撮影が終ると後編の撮影まで、少し休養に成るのですね!」
「一週間の休みの様だわ!昨日も休んだのにまた一週間休み!成人映画はロケも少ないし安あがりだわね」
「今日中に撮影終るのですか?」
「今から喪服の着付けでしょう?時間かかるわね!」
その様に話しながら、音羽が持参したコーヒーを飲みながらスタジオに入る。
勿論媚薬入りのコーヒーで今朝の物は特別製に成っている。
今日で早乙女雪子の女優人生は終るのよ!明日から当分泣いて暮らす事に成るだろうと不気味な笑みを浮かべる音羽。
第一スタジオには尼寺のセット、そして第二スタジオには折檻部屋が造られている。
緊縛の坂田清吉が何人かの弟子を連れて来て、昨日から綿密な調整を行っていた。
八時から、メイクと結髪、着付けが始まり雪子はスタジオを見る事は無かった。
吉永祐子も雪子とは別の部屋で化粧と、昨日と同じ様に三つ編みをして準備をしていたが、バスローブを着てからが昨日とは異なる事に成る。
「バスローブを着て、準備が終ったら眠らせて出番を待って下さい!着物は着せる必要は有りません!」本人は袴姿で出演だと思っているが、全く異なる事に成る。

約九十分で雪子の準備が終り、第一スタジオに向う喪服姿が色っぽい雪子。
長い髪をアップに纏めて、スタジオに入るとスタッフ全員の目が雪子に注がれた。
それはこれからどの様に変わるのか?それとも凄いシーンに興奮しているのか?それぞれの思いが視線に成って表われている。
「おはよう!」輝子が笑顔で挨拶をして来る。
坊主役の兼田、そして向田敦も来ているが、出演は最後だと聞いている。
戦死の筈が盲目で帰って来て、幸枝と抱き合うシーンが上編のラストに成っていた。
「みなさん!おはようございます!今夜は遅く成っても最後まで撮りきる予定ですので、宜しくお願いします」勝田監督が挨拶をした。
登場人物は少ない!初七日の後輝子に無理矢理尼寺に連れて来られるシーンから撮影が始まる。
しばらくして「スタート!」で撮影が始まった。
初七日の客が全て帰ってから、輝子が「もう一カ所お参りする場所が在るので行きましょう」
「お母様!ここは?」
「苞香院と云って、苞林寺の中に在る尼寺よ!」
「この様な寺の中に尼寺が在ったのですね!」二人は土間から入って来た。
「ようこそ!お越しに成られました!」二人が入ると同時に奥から尼姿の泉が出て来た。
「お上がり下さい!誰か!お茶をお持ちしなさい!」奥に向って声をかけた。
「さあ、上がりましょう」輝子が草履を脱いで先に三段程の段差を上がって行く。
遅れて幸枝が綺麗に草履を並べてから、後に付いて上がって行く。
「カット!」
その頃祐子は飲み物に入った薬で意識が無く成った後、麻酔の注射を打たれ完全に眠りに入っていた。
バスローブの状態で第二スタジオに運ばれて、坂田清吉達によって縄で縛られる予定に成っていた。
洋子と真理が運ばれて来た祐子のバスローブを脱がせて「少し生えているわね!」
「剃って置きましょう」直ぐに洗面器、剃刀と刷毛にシャボンを持って来た。
「足を開いてね!綺麗にしましょうね!」右足を持って大きく広げる。
真理がシャボンを泡立てて準備をしていると、清吉が近づいて来て「先に剃ってしまうのか?」と尋ねた。
「初めの予定と変わったので、この子は意識が無いのよ!終りまで!」
そう言いながら、それ程濃く無い陰部に刷毛で塗り始めた。
「ジョリ、ジョリ」と直ぐに剃り始める洋子。
「剃り残しが有ると、映るから注意して下さいって監督が言っていましたよ!」
「右足を少し持ち上げてよ!」そう言われて、祐子の右足を持ち上げる真理。
顔を股間に近づけて細部を細い剃刀に代えて剃り上げて、しばらくしてタオルで拭き取ると「完成!後は頼みます!」部屋は暖房が凄く暑い状態に成っているので、坂田は汗が出ている。
裸の演技が多いので、このスタジオは暖房が強く成っている。

裕子無惨

お茶が並べられた応接用の部屋で「ここまでは殿方も入られるのですが、この奥には殿方は厳禁なのですよ!」微笑みながら言うシーンから始まった。
「私の息子がお国の為に名誉の戦死をしまして、今日は初七日の法要を済ませて来ました」
「お国の為とは言え、ご愁傷様でございました」
「この子は先日息子と結婚した嫁の幸枝なのですが、新婚僅か一週間で戦地に、、、、」涙ぐむ輝子。
「その言葉だけで、お母様がこの尼寺にお越しに成った理由が判ります!」
「判って頂けましたか?この子も夫を亡くし身の置き所もございません!ここで息子の御霊をお祈りさせ様と思っています!お願い出来ますでしょうか?」
「まだお若いので、煩悩を消し去る事は困難でしょうが、私達にお任せ頂ければ立派な尼層にして差上げます!息子様もお喜びに成られるでしょう?」
「ありがとうございます!受け入れて下さいまして感謝の言葉もございません!」お辞儀をする輝子に「お母様!急に何をお願いされたのですか?私は何も聞いていません!」驚く幸枝。
「嫁が夫の供養をするのは常識です!お国の為の名誉の戦死ですよ!妻が何もせずに暮すのですか!」
「でも私は何も聞いていませんし、尼層に成る事も心構えが出来ていません!とてもお受け出来ません!」
「大丈夫ですよ!実は昨日尼層に成りたいと言って来られた女学生がいらっしゃって、今朝俗世の垢を落し男性を断つ儀式を行い、これから得度式を行う所ですからご覧に成られますか?」
「その様な事が行われたのですか?これから得度式ですか?是非見学させて下さい!嫁を入信させるのに多少の心配は有ったのですが、見学させて頂けるのなら助かるわ!」
「そうですか?普段は決して見学は許されないのですが、ご心配はごもっともです。ご一緒に参りましょう」
立ち上がる輝子だが、幸枝は立ち上がろうとしない。
「どうしたのですか?一度見せて頂けば貴女も安心でしょう?行きましょう!」
「はい!カット!良く出来ました!OKです」
「次は第二スタジオに移動ですが、女優さんが代わりまして、全裸で登場されますので驚かれない様にして下さい!それ以外は台本通りに進みます」助監督の大北が移動中の俳優達に告げた。
知らないのは雪子だけで、他の全員には今朝通達している。

その頃第二スタジオでは、祐子が両手両足を天井から吊り下げられて、特に両足は大きく広げられて、無毛の陰部を晒していた。
首は下に垂れて完全に意識が無い状態で、三つ編みの髪が垂れ下がって、もう少し下がると床に着きそうだ。
その祐子の近くに台が置かれて、その上には手動のバリカン、剃刀数本にハサミ、そしてタオルが数枚、シャボンの容器と刷毛が並べられている。
既に真理と洋子が撮影の為に準備に入っている。
その祐子の吊り下げられている場所の横の部屋には既に糀谷が待機して、注射のケースを準備して待ち構えている。
この注射は品川院長が準備した物で、これから行われる責めに不可欠な物だった。
充分特製媚薬で雪子の身体は疼いているのだが、それを大きく増幅させて面白さを出す薬だった。
それ以外にも色々な道具が所狭しで並べられている。
その中には大きな浣腸用の注射器の二本が一際目を引く。
新宿でSMクラブを経営しているとは聞いてはいたが、見た事も無い様な責め具も有って、糀谷には興味深い。

雪子は第二スタジオに移動しながらこれからの段取りを考える。
縛られて無理矢理髪を切られ、尼層にさせられてエロ坊主に犯される事は台本に有る。
勿論髪は肩よりも長目で切り裂かれて、そこで鬘に変わりエロ坊主の兼田に犯される段取りは台本で知っている。

先に監督とスタッフが入って来て、雪子達はスタジオの入り口にて待機で、スタートで三人が泉を先頭に入って来る事に成っている。
「では、祐子の得度式を行う場面に驚く幸枝と輝子!そして尼達に捕らえられてしまう場面のスタート!」
泉住職が入って来て「準備は出来たの?」大きな声で尋ねた。
「はい、準備は出来ましたが、午前中の俗世を断つ儀式で気絶したままですが?どう致しましょう?」
「こ、これは!」部屋に入って来た幸枝が目を丸くして祐子の吊り下げられた姿を見た。
「この女の子はこれから男を断つのだから、それなりの覚悟が必要なのです!その為の儀式を行いました!気が付きませんが得度式を行います!」
「わ、私には耐えられません!」帰ろうとする幸枝の袖を掴んで「見るのよ!この様にして尼に入信するのよ!貴女もそれ位の覚悟を持ちなさい!」
「私には無理です!」そう言った時、ハサミを受け取った泉院主が、左手で祐子の三つ編みの髪の一つを手に持ってハサミを入れる。
「ジョキ、ジョキ」「ジョキ、ジョキ」
何の反応も無いのは完全に眠っているからで、雪子はこの役者さんは勇気が有ると驚いて見ていた。
乳房もそこそこ大きく色は白くて、顔も美人だと落ち着いて見ていた。
演技では驚いているが、これは事前に話が出来ていて寝ている演技をしているのだと感心していた。
二つの三つ編みの一つが切り裂かれて、泉が左手で持って輝子に手渡した。
戻ると直ぐにもう一つの三つ編みの髪を同じ様に切り始める。
「ジョキ、ジョキ」「ジョキ、ジョキ」と音が聞こえる。
手渡された三つ編みの髪を幸枝に渡して「あの様な若い娘でも入信するのよ!夫を亡くした貴女が何故躊躇するの?」
「でも、私、、、、、少し考えさせて下さい!」と答えると、既に切り取られて短く成った髪に、手動のバリカンが入り「ギーギー」と音を立てて祐子の髪を額から刈り取り始めた。
「もっと近くに行って見せて貰いなさい!」輝子が言うと「いいえ!結構です!」と後に下がる幸枝。
「もっと近くでご覧下さい!」いつの間にか尼層の姿をした坂田清吉の弟子の女性が二人横に来ていた。

陰部に注射

丁度昼前、雪子の父達三と恭介は自治会長の自宅を訪れて、数年前の名簿を見せて貰おうとしていた。
「ヤマト投資顧問?うさん臭い名前だな!」
「私達もその様に思うのですが、数年前そのヤマト投資顧問に騙されまして、大きな借財を造ってしまいました」
「東京に本社を構えて、地方で悪い事をする連中は沢山居るからな、でもあのビルは安くは無いから偽会社が少しだけ入る様な事は出来ないだろう?」
そう言いながら調べ始めてくれた。

幸枝の両脇に二人の尼層が寄り添い、腕を持って無理矢理祐子に近づける。
もう床には沢山の髪が散乱して、額には二筋、三筋と青白い筋が出来て頭頂部まで続いていた。
「もう、結構です!」
この様な台詞も無いが、即興で出てしまった雪子。
二人に引きずられる様に足の方に廻った雪子が「あっ、何!」祐子の無毛の割れ目が目に入って声を詰まらせた。
「カット!」勝田監督が大きな声で撮影を止めた。
「驚かれた様ですが、この部分は映りませんので気にしないで下さい」
「でも、映さないのに何故?この女優さん本当に演技なのですか?」
一度も抵抗を見せない祐子を不審に思っていたが、股間の剃り跡を見て雪子は一気に不安が吹き出した。
「判りましたか?この女優は眠って貰って居ます!早乙女さんには眠られては困るのですよ!」
「何をおっしゃっているの?この映画は京映の初めての成人映画でしょう?」
「その通りですが、普通の成人映画では有りませんよ!本物のSM作品を撮影するのですよ!」
「意味が判りません!帰らせて頂きます!」と言った時、雪子の口にハンカチが押しつけられて「うぅ、うぅーーーー」意識が遠ざかる。
「このマスクをしばらく着けて下さいね!準備をしますからね!」
三人の尼層に抱き抱えられて、隣の部屋に連れ込まれた。
「注射を打つから裾を捲り上げてくれ!」
糀谷が注射器をケースから取り出して準備をしている。
この注射は陰部を極端に敏感にさせる物で、以前雪子は品川総合病院で打たれていたので、意識が有る状態で使うと直ぐに品川総合病院の事が、雪子に判明してしまうからだった。
三人は雪子の喪服の裾を素早く捲り上げて、長襦袢も左右に大きく広げ裾よけも無造作に捲り上げる。
「綺麗に着付けしているから、捲り上げるのに苦労するわ!」
そう言いながら、雪子の白い太股を剥き出しにして、足を少し広げると黒い陰毛の部分が漸く注射が打てる状況に成った。
「大丈夫だ!何とか打てる!」糀谷が注射器を持って、雪子の股に入り込む様にして陰毛を掻き分ける。
注射針が大陰唇に突き刺さると、雪子の眉が少し歪むが目覚める気配は無い。
続けて「ブス」「ブス」「ブス」数カ所に薬を分散して注射が終る。
「よし!終ったぞ!元に戻して連れて行け!」四人がかりの作業を終えると、綺麗に着物の前を直して雪子のマスクを外した。
「これを咥えさせて!」木の棒に布を巻付けた物を持って来た輝。
マスクを外した口をこじ開ける様に開くと、棒を咥えさせて「これなら声が出せるかもです?」尼僧の一人が言う。
「じゃあ、小さなハンカチを奥に入れたら、殆ど嗚咽しか聞こえないでしょう?」
「うぅ」雪子は気が付く兆しが見えて、直ぐに作業を進める三人。
手枷を手首に巻付けて元の場所に運び込むと「良い感じに成ったな!早く縄に結び付けて!」勝田監督が指示をした。
既に祐子の頭は白くシャボンが塗られて、剃刀で擦り始める場面に成っていた。
両手を上に万歳の状態で固定されて、漸く雪子が目覚め始める。
「お待たせしました!撮影を再開します!」
雪子の様子を見ながら「はい!スタート!」
「ジョリ、ジョリ」と大きな音で、祐子の頭の白い部分が剃り上げられて、青白い地肌に変わっている。
「うぅ、うぅーー」目覚めた幸枝がそれを目の前に見て驚きながら、自分が束縛されて猿轡がされている事に気付いた。
「幸枝さん!よく見ておきなさい!貴女も今からあの娘の様に入信の儀式を行って頂くのよ!」
「お母様!あの子の場合は今朝の間に俗世の垢を落して、綺麗な身体に成れたので得度式に成ったのですよ!若奥様はまだまだ俗世の垢を一杯お持ちです!そして奥様ですので大変なのですよ!」
「人妻は大変なのですか?」
「その通りです!特に旦那様に対する心と身体を無にしなければ、尼層の身は耐えられません!その為子宮を清める必要がございます!」
「子宮を清める?人妻が尼層に成るのは難しいのですね!私も同じですか?」
「はい、奥様も同じでございます」
「私も近い将来、この子と同じ様に尼層に成るかも知れないから、見学させて貰ってもよいかしら?」
「尼層に成れない方もいらっしゃるので、ご覧頂くのも宜しいかも知れませんね!」
「えっ、尼層に成れない?」
「そうでございます!俗世の煩悩が抜けない方は難しいのでございます」
「その様な事が有るのですか?この子がその様な色情が多いと困りますね!」
「それでは私が少し調べて進ぜましょう」
「宜しくお願いします」笑みを浮かべて軽く会釈をする輝子。
泉院主が幸枝の前に行って、いきなり纏めて綺麗に結った髪を右手で触って「多いわね、得度をすればすっきりするわね!夫を忘れて菩提を弔う事が出来るかしら?」
幸枝の下腹部に右手を持って行くと、着物の前に手を差し入れて着物、長襦袢を弄られて「うぅ、うぅーーー」大きく首を振って腰を引く幸枝。
裾よけの中に手が入ると「ひぃーーーーーーーーー」の声を発した幸枝。
茂みを指で軽く引っ張られて、異常に感じてしまった幸枝。
先程の注射の影響だとは思いもしない。

切られた美髪

「どうしたの?」手を抜き取りながら尋ねると「うぅ」と睨み付ける幸枝。
「得度式は女の不浄な毛を全て剃り落すのです!今調べましたが、非常に不浄な物が多くて堅い様ですね!この様な女性は俗世の煩悩を抜くのに苦労をする様です!」
「それは困りますわ!お願い出来ないのでしょうか?庄一郎の霊が彷徨います」輝子が頼み込む。
「出来る限り努力してみましょう」
「ご覧なさい!綺麗な尼層に成りましたよ!」祐子の側に近づいて剃り上がった頭を撫でる泉院主。
「カット!良い感じですよ!」
「うぅ、うぅうぅーーー」首を振って勝田監督を見る雪子。
「次は、幸枝を責める輝子の場面です!」
「剃刀が駄目に成りました!髪は硬いので三本、研ぎ直します」
「沢山準備しているだろう?奥の部屋から持って来て準備をして下さい!」助監督が指示をする。
日本剃刀を研ぐ砥石をスタッフが持ち込んで、雪子の目の前祐子との間で研ぎ始める。
それは雪子に恐怖を与える事を目的としたパフォーマンスだった。
陰毛を剃られる事には慣れていて、今もムズムズしているので、気持ち的には剃られても良いと思うが、髪を目の前の女の子の様に剃られてしまうと仕事が出来なく成ると思うのと、これまで伸ばして居たので逆に恐怖が有った。
まさか京映のスターの私を坊主にする事は無いだろうの気持ちも有る。
言葉を失った状態なので、何も確かめる術は無い。
「うぅ、うぅーーー」首を振って訴える雪子を見て、輝子が「便所に行きたいの?」と尋ねる。
「うぅ、うぅうーーー」首を振って違うと訴える雪子。
雪子の横には祐子に使っていた物とは別の道具がワゴンに載せられて運ばれて来て、日本剃刀二本、同じく先の細い日本剃刀、ハサミ二本、タオルが数枚、シャボンの容器が二つ、刷毛が三本、真鍮の洗面器にお湯が入れられた物が載せられていた。
「準備が出来ましたね!撮影を始めます!輝子の台詞からお願いします!」
「スタート!」
「この子の髪に庄一郎は惚れてしまったのよ!本当に馬鹿な息子よ!」輝子が嘆く様に言う。
「そうでしたの?その自慢の髪を剃って尼に成るのも運命を感じるわね」泉院主が側に有ったハサミを輝子に手渡す。
「得度式は未だでしょう?」
「奥様の怨念が静まるのなら、先に切られては如何でしょう?剃髪はまだ出来ませんが切るのはお好きにして頂いて結構ですよ!」
「そうなの?」そう言いながら恐い顔に成って幸枝に近づく輝子。
「うぅ、うぅーー」怯えながら首を振る幸枝。
迫真の演技に見える幸枝の怯え方、纏めて有る髪を左手で引っ張り「この髪が息子を狂わせたのよ!元貴族議員のお嬢様との結婚が無く成ったのも、この髪が原因なのよ!」引っ張りながら纏めていた部分を引っ張って外すと、大きく幸枝の髪が乱れて背中に流れた。
その髪を左手で掴むと「ジョキ、ジョキ」と切り始める輝子。
「見て!こんなに切れたわ!ははは!綺麗な髪も切り刻まれたらお終いだわ」
「うぅぅーーーうぅ」怯える幸枝の髪を再び掴むと「ジョキ、ジョキ」と切り裂く輝子。
床に切られた幸枝の長い髪が散乱している。
三台のカメラが様々な角度から撮影して、再び幸枝の髪を持って「ジョキジョキ」と切り裂き散乱させて「庄一郎!見ているかい?お前の好きな髪を切ってしまったよ!」
「はい!カット!良かった!良かった!早乙女さんの猿轡も外して下さい!食事休憩に入ります」
スタッフが雪子の手枷を外して、猿轡も外すと「ふうーー」大きく息を吐いて勝田監督の方に行こうとした時「早乙女さんの演技を迫真の演技にする為に、内緒で撮りましたすみません!」笑顔で謝る勝田監督。
「良かったわ!早乙女さんの怯えた表情は素晴らしかったわ!」輝子が言うと「予定より長く残ったわね!もう少し切った方が良かったと思うわ」泉が早乙女の髪を触って言った。
「監督の独断で?私本当に坊主にされるかと思いましたわ!」漸く雪子に笑みが戻った。
「悪い、悪い!この様にしなければ恐怖感が出ないからね!苦肉の策ですよ!食事休憩は半時間です!急いで食事をお願いします!」
切られた髪を調べ様と頭に手を持って行って、背中までまだ残っている部分と、少し短い部分が有るが相対的に最初の切る長さより長いと思った。
「髪は触らないで下さいね!そのまま撮影を始めますから」
「鬘に成るのでは?」
「未だ未だですよ!もう少し撮影をしてからに成ります」
雪子は音羽に呼ばれて控え室の方に向い、雑談をしながら昼食を始める。
恐怖から一転和やかな表情に成っている雪子。

「これで安心させたので、午後は自由に成りますよ!昼を食べさせなければ、夜まで持ちませんからね!」勝田監督が輝子達に笑顔で話した。
「監督は天才ですね、今後も上手に女優を脱がせる天才監督に成れますね!」
「私はこの日本初の本物のSM映画に全エネルギーを注いでいるのですよ!明日簡単に編集して国分大臣に届け無ければ成りませんからね!」
「お忙しいのですね!私達に見せて頂けるのは?」
「色々アドバイスを頂いて編集したいので、国分大臣に届けた後皆さんには私のスタジオKATに来て頂いて、作品を見て頂いて意見をお聞きしたいと思っています。日時は三月二日の昼過ぎに来て頂きたいと考えています」
「そんなに早く見る事が出来るのですね!楽しみだわ!」弁当を食べながら話が弾む。

休憩で便所に行った雪子は、異常に陰部が感じる事を知って驚く。
そして、自然と濡れている事に驚いて、自分が手枷で束縛された事が原因だったと決めつけていた。
それでも下腹部が疼いている事は気に成っている。
これからヌードシーンが有るのと、エロ坊主との絡みも有るが大丈夫だろうか?急に自分の性欲に不安を感じていた。

剥きだされた股間

先程の撮影で雪子は完全に素直に監督の指示に従う様に成ってしまう。
監督の指示は撮影の為だと思うので、午後の撮影の開始時も「早乙女さん!午前の所から再開しますので少し苦しいでしょうが、猿轡に手枷でお願いします!」
「はい判りました!」と何の迷いも無くスタッフの手で万歳の姿に成った。
「口を開いて下さい!布を入れますから!」
「大丈夫ですよ!喋りませんから、布が入ると苦しいのですが?」
「その苦しさが良い演技に成るのですよ!我慢して下さい」
渋々口を開くと小さなハンカチをねじ込まれる雪子。
布を巻付けた新しい猿轡を咥えさせると勝田監督が「午後の撮影を始めます!これから幸枝の煩悩を取除く為に、責めが始まる場面からです!」
「尼層が足首に足枷を付ける場面から、スタート!」の掛け声と同時に坂田の弟子達二人が足枷を持って、幸枝の足首に巻付けに行った。
「うぅ、うぅうぅーーー」幸枝が嫌がる様に足を動かすが、直ぐに捕まえられて白い足袋の上に巻付けられてしまった。
雪子はこれも演技だと思って、抵抗する仕草を見せていた。
その様子に笑みを浮かべていたのは勝田監督で、自分の思惑通りに撮影が進んでいると喜んでいた。
「帯を解きましょうか?」泉院主が言うと、足枷を終った二人が幸枝の喪服の帯を解き始める。
帯締めを外すと大袈裟に放り投げる様に、紐を緩めて同じく向こうに放り投げた。
黒い帯を緩めると素早く幸枝の身体から外して床に滑り落す。
その時横に台が運び込まれて、幸枝を乗せる為の物だと直ぐに判る。
段取りは聞いていない雪子だが、一連の流れで台に載せられてしまうのは判った。
でも午前中の撮影の事が有るので安心している雪子。
「喪服を脱ぎましょうか?若奥様!俗世の煩悩を消し去りましょう!」
二人の尼層が幸枝の着物の紐を次々と解いてしまうと、着物の前を大きく開いた。
「カット!良いですよ!喪服を脱ぎましょうか?」
直ぐに手枷を右手から外して、着物の袖から雪子の腕を抜き取る尼層の女。
でも両方の手首から手枷を外さず、着物を片袖ずつ脱がせては手枷を元に戻していた。
「すみません!続けて撮影を始めます!スタート!」
長襦袢姿で同じ万歳の姿に成った幸枝。
泉院主が幸枝に近づくと、長襦袢の胸元を両手で持って一気に左右に開いて、白い幸枝の乳房が照明に光った。
「これは煩悩を抜くのに時間が掛りますね!」
「どうされたのですか?この子に何か御座いますか?」
「この乳房をご覧下さい!男を求める様に乳首が立っているでしょう?この様な女人は煩悩を抜くのに荒療治が必要に成るのです」
薬の影響で当然の勃起に成っているのだ。
「そうなのですか?」近づいて覗き込む様に右の乳房に手を伸ばす輝子。
そのまま乳首を持って引っ張ると「うぅーー」顔が歪む幸枝。
「本当だわ!乳首が立っていますわ!夫の初七日に乳首を立てる何て、不謹慎な子だわ!早く煩悩を抜いて仏の道に進ませて下さい!」
「不浄の毛を剃り落して、儀式を始めましょう!みなさん若奥様を台に載せて下さい!」
台とワゴンが運ばれて、幸枝の目に数々の剃刀等を見て驚きの表情に成った。
「気が散って、煩悩を落とせませんので、これで目隠しをしてしまいなさい!」泉院主が黒い鉢巻きの様な布を真理に手渡す。
「奥様!儀式を始めますからこれを付けましょうね」
「うぅ、うぅーー」大きく首を振る幸枝、演技か本当に怯えているか判らないが、良い絵が撮影出来ていた。
真理が幸枝の視界を完全に遮ると「さあ!台に載りましょうね」二人が足と腰を左右から持って、真理が背中を持ち上げると軽々幸枝の身体の下に台が滑り込むと、台の上に載せられて手枷は台の左右の上に有る金具に結び付けられてしまった。
「カット!良い感じですね!このまま剃毛シーンに進みましょう?カメラの方は手の動きだけを撮影して下さい!陰毛も性器も撮影禁止ですよ!」
「判りました!」「はい!」と各場所から返事が聞こえるが、カメラは雪子の寝かされている上に一台、正面に一台、左右に一台とあらゆる角度から狙っている。
足を閉じて、胸は剥き出しで乳房がはみ出している雪子。
両足の足枷に縄のフックが取り付けられた。
言葉と視界を遮られた雪子は、先程までの安心感が消えて不安な気分が大きく台頭していた。
「それでは、撮影を始めましょう?早乙女さんは感じるままに自然にお願いします」
意味不明の勝田監督の言葉が耳に異常に残って「スタート!」の声がスタジオに響いた。
いきなり長襦袢の前を捲り上げる様に広げられて、白い裾よけを幸枝の足が絡ませて、必至で閉じ様としていた。
上からカメラがアップで撮影をしている。
「無駄な抵抗をしているのね!」真理がそう言いながら裾よけに絡めた足を動かす。
そして捲り上げる様に左右に広げると、白い幸枝の足が見えてもう少しで太股まで覗ける。
「いつまでも閉じていたら、不浄の物を処理出来ませんよ!」泉院主が命じる様に指示をすると、縄が巻き上げられて直ぐに足に力が加わる。
必至で足を閉じ様としている幸枝の姿をアップで捉えるカメラ。
容赦なく巻き上げられる縄が徐々に、幸枝の足を左右に引っ張りながら上に上がり始めた。
雪子は今の状態で引っ張られて、何処で止るのだろう?今は必至の様子を演じる時なのだろうか?と考えていたが止らない縄。
「うぅ、うぅうーー」不安が声に成っている。
足が開かれて腰が浮き上がって慌て始める雪子。
足に絡みついている裾よけと長襦袢を一気に捲り上げられると、縄が一気に巻き上げられて、完全に白い太股が剥き出しに成り股間の黒々とした陰毛も覗き始めている。
「腰の物を取り払いなさい!」
尼層が幸枝の長襦袢の腰紐を解き始める。
前が広がって、裾よけが腰に巻き付いているだけの状態に成ると「腰巻きも外しなさい!」
抵抗も出来ずに腰巻きの紐を解いてしまうと、横から真理が抜き取る様に引っ張って腰から剥ぎ取ってしまった。
「そこの枕を腰に彫り込みなさい!そうすれば全てが晒されて剃り易い!」
「うぅ、うぅーーー」大きく声を出しているが、枕を腰に入れられて足は大きく開いて縄は固定されると、幸枝の陰部が全て曝け出されて、黒々とした陰毛も呼吸をしている様な肛門もライトの光に照らされて、身体が固定されて動かせない状態に成った。

女優

この作品は二部構成ですが、どちらから読まれても殆ど違和感は無いと思います。
ーー落日の夢

女優

国分大臣と弟子真柴代議士の二人が、昭和から平成の芸能界で美人女優から歌手までをSM地獄に陥れる作品。 これは昭和三十年代の女優の華やかで、哀しい人生を描いた作品です!

  • 小説
  • 長編
  • 成人向け
  • 強い性的表現
更新日
登録日
2019-04-25

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

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  1. 美少女コンテスト
  2. 強姦
  3. 随喜責め
  4. 剃毛
  5. 大臣の策謀
  6. 策謀
  7. 再びの調教へ
  8. 別荘へ
  9. 媚薬
  10. 感じる剃毛
  11. むず痒い陰部
  12. 恐怖の浣腸
  13. 雪子無惨
  14. 刺激の無いSEX
  15. 淫乱病棟
  16. 検査
  17. 淫乱検査
  18. 始まる治療
  19. 切られた陰毛
  20. 熱い陰部
  21. 長芋責め
  22. 剝かれた陰核
  23. 人気急上昇
  24. 対面
  25. 健康診断へ
  26. 美乳
  27. 弄くる
  28. 箱根にて
  29. 快楽を
  30. 舌技
  31. 医療責め
  32. 三点責め
  33. 接吻
  34. 二人の気持ち
  35. 二人は恋人
  36. 結梨はマゾ
  37. 処女喪失
  38. 断髪式
  39. 無理心中
  40. 妊娠発覚
  41. 手術の準備
  42. M女の資質
  43. 名器?
  44. 間違い
  45. 不妊手術
  46. 急性盲腸炎?
  47. バリカンで逝かされる!
  48. 雲の中へ
  49. 電気治療
  50. 別荘へ
  51. 調教の館
  52. SM好き
  53. 鏡に映る美乳
  54. 剃られた陰毛
  55. 舐める!
  56. 惚れた!
  57. 激動
  58. 誤解
  59. 週末の告発
  60. 恐怖の寝台
  61. 芋茎責め
  62. 性奴隷の始まり
  63. 八重歯
  64. 暴落の罠
  65. 借財
  66. 仕組まれた契約
  67. メイキング写真集
  68. 撮影準備
  69. 文金高島田
  70. 美しい花嫁
  71. M字開脚
  72. 前貼り
  73. 処女膜再生手術
  74. 抜かれた八重歯
  75. 着々と
  76. 抜歯
  77. 憂鬱
  78. 尾行
  79. 最高の生尺
  80. 映画の中
  81. 選ばれた二人
  82. 触診
  83. お椀の乳房カップ
  84. ローターの感触
  85. 会見
  86. 時期到来
  87. リハーサル
  88. 撮影開始
  89. 段取り通り
  90. 抱き地蔵
  91. 日本初本番の映画
  92. 揉まれた乳房
  93. 婦人科
  94. 狂った撮影
  95. 興奮の坩堝
  96. 裕子無惨
  97. 陰部に注射
  98. 切られた美髪
  99. 剥きだされた股間