みんなが聴いてる曲が嫌い
ろっく
寝起き 灯りが点いてる部屋はキツい
遠くの空に光があるとか何かキモい
語彙力が無くたって何とでも言える
さっさと何らかの枠に当てはめればいい
そうやってさあ何とでも言えよ
みんなと生きてる奴が嫌い
住んでる世界が違うとかじゃない
みんなが聴いてる曲が嫌い
満開の桜より折れた麦のが好きなんだ
天邪鬼とか痛い奴で終わってもいい
まともな奴より変な奴になりたいんだ
ずっと尖った鉛筆じゃ使いづらい
確かにさあ言ってる事はごもっともだ
だけど丸くなってちゃ描きづらい
周りを気にしていちゃ生きづらい
こんな世界になってしまったからこそ
「みんなの聴いてる曲が嫌い」
そうやってそっぽを向き続けよう
真夏日 暑いのに爽やかな奴はダルい
今だけの刹那主義とか何かダサい
証拠がなくなってどうとでもなる
さっさと何らかの罪を着せればいい
そうやってほら証言も無しに
みんなと手を繋ぐ奴が嫌い
何処で誰が馬鹿だと笑ったっていい
みんなが聴いてる歌が嫌い
自慢できる過去より何も無い今のが好きなんだ
黒歴史とか君の脳にNOと刻まれてもいい
美味しい味より癖のある味のがクセになるんだ
ずっとブレない人生じゃつまらない
どうせさあ言ってる事はすぐ変わるんだ
手首を裂いてちゃ咲きづらい
常識のレールに居てちゃ走りづらい
どうせ競っても敵わないんだからこそ
「みんなの聴いてる曲が嫌い」
そうやって自分らしく生き続けよう
みんなが聴いてる曲が嫌い