伊波の過去と。
伊波の過去についてです。
中1~中3についてなんですが伊波のトラウマの大部分となっているので、番外編ではなく第三話として見ていただけたらと思います。
今私はラブホテルというところにいる。
腕は拘束され、目隠しをされている。
足は動ける状態ではあるが、密室で動くのはリスクが大きすぎる。
そして服は着ていない。これは任意だ。自分から脱いだ。
というのも、私は今セフレと一緒にいる。
「薫ちゃんかわいいからこの状態を眺めていたいなぁ」
「すごく怖いんですから止めてくださいよ」
伊波薫は中1から狂っていた。
いじめを中1からずっと受けていたのだ。
相談できる友達はみんな離れて、たまに学校も休んでいた。
クラスの笑いものにされて幸せになれなくても、病気でしか休まなかった。
それが普通だと思えるようになったのだ。
しかし中3になってそれは違うということがわかった。
とある女子のグループに入れてもらえたのだ。
とても幸せだった。同時に不幸だったということを実感した。
派閥争いや、私をめぐっての争いが起きたこともあったが、中1のアレに比べたら大したことではない。
みんなが大好きだった。
中1のころのいじめグループの要のアイツを除いてのみんな。
「伊波ってやつ、いじめられてたくせに調子乗ってるよな」
私は裏で蹴られた。罵倒もされた。相手は男だから力ではかなわない。
数日後に私は中学校に入って初めてみんなの前で泣いた。屈辱だった。
しかし、私のグループの連中はみんなアイツが好きだった。
裏でみんながひどいことを言われているのにも関わらずアイツにみんな告白した。
とてもじゃないが言えなかった。折角できたお友達がいなくなってしまう。
私は本当のことをセフレに話すようになり、さらに打ち解けていってしまった。
何回かレイプもされたが、脅されて離れられなくなってしまった。
今となってはどうでもいい話であるが、その中の一人がアイツと付き合えた。
それは体目的だった。しかも可愛い女の子に告白されたからと言って付き合って1ヶ月でいなくなったそうだ。
伊波の過去と。
伊波ちゃん、独りよがりです。
でも本当はいじめに耐えられるほど芯の強い子で、優しい子なんです。
過去を話したことのある人は現時点では雛森、佐藤、榎本(先輩)の三人です。
そろそろちゃんとしたタイトル考えないとなぁ