レベル3からの帰還

レベル3からの帰還

   








頭を垂れる下民は

潰せ殺せのシュプレヒコールに焼かれながら

軽い命の質量で

監獄の炎上環状線に収容されていく

「あれは本当に俺の魂だったのだろうか」

躁鬱ポリティックは

今日も惨殺する爆笑のリストを数え上げる

俺は

敢えて

発つのだ

草の葉に眠る

絶望の彩色を

虚無の杯に映して




  

レベル3からの帰還

作者ツイッター https://twitter.com/2_vich

レベル3からの帰還

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-04-19

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted