僕たちの朗読

愛したり愛されなかったり
人生って 複雑だけど
だからって それが不幸の算定にされるのは
間違っている気がする

いろんな人が 僕たちのことを
知ったように口を揃えるけど
きっと そんなこと 神様のようなこと
誰だって わかっちゃいない

僕たちが歩んできた道は
想像より ちょっぴり辛かっただけで
誰かの幸せの基準に役に立つようだ
それならそれで 滑稽な話

だって
僕たちが幸せだと思う基準は 人よりも簡単なことで
比べるようなことじゃないんだよ
僕たちが判っていれば それで良い

今日は泣いたね 昨日は苦しかったね
明日は笑えるかな 笑えないね
だけどね そんなことが 人に役に立っても 僕たちには役に立たない

現在(いま) 生きていること 笑いたいと思うこと
それが出来なくても 苦しくて 泣き出したこと
涙 流せなくても 心に感じた 痛みが
僕たちの思いを 受け止めてくれているから

僕たちの朗読

僕たちの朗読

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-04-17

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