ボンヤリ

音澤 煙管 作

ボンヤリ

やぁ!こんばんは…



毎日セカセカ動いていると
ふと、ゼンマイが緩んだ様な
気が抜けて頭ん中が真っ白になる、

たまには静養しなければと
無理をしている体を労わり
忘れ欠けていた景色を思い出す、

遠くの景色は彩り深く
使い過ぎた眼に語りかける
それも夕刻時では尚更に、

薄明るい遠い景色ほど
心も体も吸い込まれ力も抜け
血流も感じる不思議な色、

ぼんやりし過ぎて辺りも暗く
眺めるものも街の灯りに
文明のものには興味が無いと、

ふと、見上げ空を見てみる
今日の夜空は半月で
暗いのに眩しく無く見つめてる、

ここにも休んでいる者が居た
半分起きて半分寝てる
この時は湿気た空気に染まり、

ぼんやり見えるお月さん
お前も一日ご苦労様と
月を労わる言葉をかける、

お互い様だよ、がんばれよ!

たぶん聞こえたその言葉
いい大人が暗い夜
ぼんやり同士の会話が響く…

ボンヤリ

ボンヤリ

体を休める時は、空を見上げる…

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • ミステリー
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-04-16

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