前略、半平太様…

音澤 煙管 作

前略、半平太様…

ほろ酔い気分で…


桜舞い降り夕べの頃、

寒々肩を窄めて外に出る、

煙管を持ち火を点け様と、

窄めた肩に冷たさが刺す、

音せずしとしと降る春雨の中、

大正劇の主人公を思う時、

地の桜の明るさと夕べの薄暗さ、

煙草に点けた炎眩しく、

今も昔も濡れたくなる雨となる…

前略、半平太様…

前略、半平太様…

春雨じゃあ、濡れて参ろう…

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 時代・歴史
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-04-14

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