二百年後の休日

マチミサキ 作

今日はとても良い休日でした。

【 THE 真っ当 】

人間らしい素晴らしい休日。

朝から炬燵を撤去し
春支度へ

あれですね、布団圧縮袋というのは
とても素晴らしい

限られたスペースへ
ピッタリと収まる機能性に惚れ惚れ。

そして
空いた空間を徹底清掃

それから
散髪へ

なぜ
私はこんなにも
髪が伸びるのが早いのか

獣の槍とまでは
行かないものの
かなり
伸びるのが早くて難儀しています。

昔は
親族に理容師が居る人を
羨望の眼差しで見ていました。

予約とか
並ぶしかない場所に
職を持つ親族が居ると
本当に楽ですよね。

歯科医なんかも。

ウチの場合で言うなら

同居していた叔母が銀行員でしたので
朝に通帳を預けると
夕飯には用件を終え戻ってくるので
これが楽だと
家族がよく言っておりました。

とにかく
わたしは散髪が苦手で
一時期は
腰どころか
膝より長くなってしまい

凄いコダワリを持つかの如く見られましたが
真実はむしろ逆です。

面倒で行かないウチに
ぎゃんぎゃんと伸びてしまっただけ、
自分で切る、とかも
私にはとても出来ないし。

グータラプンツェル

・・・

良い風に言ってはみたものの
その実態は桃白白に近い。

さらに強い
純血のサイヤ人は
髪型が一生変わらないそうで
とても羨ましい。

床屋ジプシーの異名を取る私は
ひとつ所に美容院を絞りません。

正直
コダワリが無いので
何処でも良いのですが

それでも
やっぱり
良ければ良い方が良いですからね。

よよいのよい。

今日も初めての所でしたが
なかなか綺麗にまとめてくれました。

それから
お昼は
春野菜のサラダにポテトサラダ

ごく簡単なものですが
これも久しぶりの手作り

こちらに
先日お届けしたタケノコが調理されて
戻ってきたので

定番の土佐煮&タケノコご飯
流石の味付け
かなり美味しい!

丁寧な仕事で仕上げられ
味はもとより
お重に入れられ見た目も美しい…。

なんといいますか
色味が薄いのに
味はシッカリとしていて
輪郭がクッキリとしている。

ぼやけていないのですよ。

この料理はこうあるべき!

という強い姿勢と信念を感じて
完全に
私が調理するものより
遥か上をいきます。


綺麗なお部屋で美味しいご飯

お酒は春鹿をチョイス

いや、素晴らしい。

本当のところは解りませんが
私のご先祖様は
いわゆる
御庭番をしていたのでは?

という噂を
聞いた事があります。

まあ、これはウチの田舎では
誰しもがよく言うことなのですが。

結界とは云わぬまでも
地元の道とかわざと
迷うように造られているのですよ?

これは本当なのです。

ちょっと凄いでしょう?

隠密として命のやり取りを重ね
一度命を受ければ
何年もの遠国御用に努め…

それが今や
こうして
気楽に酒を飲み春を謳歌している。


勿論、今でもキツく
甘くはない世の中ですが

それでも

かなり
マシにはなったのではないでしょうか。

二百年後の休日

二百年後の休日

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-04-14

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