夜

私は時々夜頭の中で星空の下徘徊する。


私は布団の中で毎日に拘束されている。


時々眠れない夜が訪れると、頭に星空が訪れる。


もっとうまくいくと私の頭の中の星は瞬き始め、私はいつの間にか星空の下の地球だか月だかわからない地面を裸足で歩いて徘徊している。


夜が更け空が白んでくるだろう。


私は毎日を忘れ休日の昼下がり以上に自由だ。


徘徊なので興奮はなく静かな足取りでごつごつした地面を歩く。


すっかり自由を手にした私は睡魔にバトンを渡そうとしている。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-04-13

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