水辺

モノ カキコ 作

水辺

カフェオレの如き濁流の際から呑まれて我は眠れり

どんなにかせいせいとするかしら
どんなに自由を手にするかしら
おおくの水の集まる場所はどこか怖ろしさを湛えている
背の高い草に撫ぜられる
虫に食われてもかまわぬ
知らないことを知れるのならば

履き物は要らない すでに放った
見上げたら陽の光

カフェオレの如き濁流の際から呑まれて我は眠れり
髪はうまく馴染むだろう 流れる曲線をかたち作って

カフェオレの如き濁流の際から呑まれて我は眠れり
どこから個体か分からぬほどに融合して 乳化してしまえばいい

そんなことを考えている この橋のたもとから

水辺

水辺

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-04-12

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