我
赤く濡れた夕焼け空。黄昏時に1人丘の上に座って。
僕は天涯孤独であり、ひたすらに自惚れている。心の中にある感情は爆発していて、全ての物事において斜に構えた考察をし、しかしそれを口に出すことは無く空気を読む。
そう、僕は空気を読みすぎているのだ。良くも悪くもない、ただ1人の人間としてこの地球に居座っているが果たしてそれは正しいのか?
人間の三大欲求、食欲性欲睡眠欲。どれも僕には欠如していて生きている心地がしない。
また、人に愛され人を愛する事も嫌っており、ピンと張られた糸の上をスキップして渡るような感覚で生きている。
死を意識すればする程感情は荒ぶり、ただただ希死念慮を抱く。僕にとっての死は美しく神秘的な物であるが意地汚く苦しい物である。
虚しさに浸り、あわよくばこのまま死んでしまいたいと思う。
何かが違う。
僕に優しくしないでくれ、と思う。好きにならないで欲しい関わらないでほしい
母親に貰えなかった愛情、そこにいるようでいなかった地面に足のつかない感覚、自然と比べてしまったいた妹、何かを取り繕うと必死の努力で得た物、上辺だけ仲良かった友達、ひたすらに魅力が足りてない自分。
浴びせられる暴言、嫌がらせや束縛全部消えちゃったらいいのになあ。
私は僕であり、僕は君でもある。
軽いからすぐに無くしちゃうんだよ、色々とね。
我
死