夕病みシチュエーション

何で生きてるんだろつって
夕日に黄昏れてた僕をあいつは
なんて顔してるんだつって
寄り付きたくないななんて思ってた

いくら今を笑えてたってさ
あの時の涙を受け止めれやしない
僕が何人を幸せにさせたってさ
君一人の不幸さえ救えやしないのさ

誰か苦しんで居ないかなつって
二階から探してた僕を君は
誰が見つかるもんかつって
ずっと隠れてようかななんて思ってた

いくら今を逃げてたってさ
あの頃の現実を変えれやしない
僕が何年かけて駆けたってさ
唯一つの石ころで転んでしまうのさ

どうしよう なんて口癖じゃ
まるでこの先どうしようもなくて
あいたいよ なんて奴は
周りからの視線がああ痛いよ
かわらない なんて固まってちゃ
目の前の景色はあいも変わらずに
おかしいよ なんて世界だ
僕からしたら何も可笑しくないんだ

最近何をしてんだろうつって
うわの空を見上げてた僕はあの事を
今だって引きずってまあ
今頃元気にしてるかななんて思ってた

いくら生に怯えてたってさ
いつの日かの死を避けれやしない
もう別に良いかなあなんてさ
ああ悩んではまた病んでしまうのさ

夕病みシチュエーション

夕病みシチュエーション

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-03-29

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