キミのサイン

微かに響くキミの声

周りの音に掻き消されてしまうほど

小さく弱った細い声

乾いた空気の無情さに苛立った

気づけなかったキミのサイン

冷たい雨の中で抱きしめて

同じフレーズで溢れる言葉が

ナイフのように鋭く刺さる

それでも強く抱きしめて

震えるキミに口付けた

キミのサイン

数年前、別名で運営してたブログで載せていたもの

キミのサイン

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-03-19

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