色なんて知らなくていい

はなれ 作

僕が彼の部屋に通いつめていた頃、その部屋の地下室には、キャクタス・グリーンのソファが置いてあった。初めてそのソファを目にしたとき、僕はキャクタス・グリーンという色の名前を知らなかったので「青と緑の中間みたいな色だね」と言った。
彼の手の動きが、一瞬止まった気がした。

色なんて知らなくていい

色なんて知らなくていい

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2019-03-16

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